説明

α−フェトタンパク質Immu31抗体および融合タンパク質ならびにその使用方法

【課題】ヒト化、キメラおよびヒト抗α−フェトタンパク質抗体、融合タンパク質、およびそれらのフラグメントを提供する。
【解決手段】特定の配列を含んでなる、α-フェトタンパク質(AFP)抗原と結合する単離された抗体またはそのフラグメントであって、この抗体、融合タンパク質、およびそれらのフラグメント、ならびに他の好適な抗体との組み合わせは、肝細胞癌腫、肝芽細胞腫、生殖系細胞腫瘍および他のAFP産生腫瘍の治療および診断に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
α−フェトタンパク質(AFP)抗原と結合する単離された抗体またはそのフラグメントであって、Immu31抗体の重鎖CDR1配列(SYVIH)、重鎖CDR2配列(YIHPYNGGTKYNEKFKG)、および重鎖CDR3配列(SGGGDPFAY)、ならびに軽鎖CDR1配列(KASQDINKYIG)、軽鎖CDR2配列(YTSALLP)、および軽鎖CDR3配列(LQYDDLWT)を含んでなる、抗体またはそのフラグメント。
【請求項2】
ヒト化されている、請求項1に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項3】
キメラ抗体またはそのフラグメントである、請求項1に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項4】
ヒト抗体の軽鎖および重鎖可変領域の枠組み構造領域(FR)、ならびにヒト抗体の軽鎖および重鎖定常領域を含んでなる、請求項2に記載のヒト化抗体またはそのフラグメント。
【請求項5】
前記抗体またはそのフラグメントの軽鎖および重鎖可変領域のFRが、対応するマウスImmu31抗AFP抗体のFRからの少なくとも一つの置換アミノ酸を含むものである、請求項4に記載のヒト化抗体またはそのフラグメント。
【請求項6】
前記マウスImmu31抗体からの前記アミノ酸が、配列番号10のマウスImmu31重鎖可変領域のアミノ酸残基4、26、27、29、45、47、66、67および97からなる群から選択される少なくとも一つのアミノ酸である、請求項5に記載のヒト化抗体またはそのフラグメント。
【請求項7】
前記マウスImmu31抗体からの前記アミノ酸が、配列番号13のマウスImmu31軽鎖可変領域のアミノ酸残基4、39、48、49、58、69、100および106からなる群から選択される少なくとも一つのアミノ酸である、請求項5に記載のヒト化抗体またはそのフラグメント。
【請求項8】
配列番号8のcImmu31 Vアミノ酸配列を含んでなる、請求項3に記載のキメラ抗体またはそのフラグメント。
【請求項9】
配列番号6のcImmu31 Vアミノ酸配列を含んでなる、請求項3に記載のキメラ抗体またはそのフラグメント。
【請求項10】
配列番号21のhImmu31 Vアミノ酸配列を含んでなる、請求項2に記載のヒト化抗体またはそのフラグメント。
【請求項11】
配列番号19のhImmu31 Vアミノ酸配列を含んでなる、請求項2に記載のヒト化抗体またはそのフラグメント。
【請求項12】
前記フラグメントが、Fv、F(ab’)、Fab’およびFabからなる群から選択されるものである、請求項1に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項13】
裸の抗体またはそのフラグメントである、請求項1に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項14】
少なくとも一種の診断/検出薬または少なくとも一種の治療薬と結合している、請求項1に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項15】
前記診断/検出薬が、光活性診断/検出薬、色素原、色素、放射性核種、造影剤、常磁性イオン、超音波増強剤、リポソームおよび放射線不透過性化合物からなる群から選択されるものである、請求項14に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項16】
前記治療薬が、放射性核種、ホウ素、ガドリニウムもしくはウラン原子、免疫調節剤、サイトカイン、ホルモン、ホルモンアンタゴニスト、酵素、酵素阻害剤、光活性治療薬、薬物、細胞傷害剤、毒素、脈管形成阻害剤および異なる抗体からなる群から選択されるものである、請求項14に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項17】
前記薬物が、抗有糸分裂剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、脈管形成阻害剤、アポトーシス剤、アルカロイド、COX−2阻害剤、抗生物質、ナイトロジェンマスタード、エチレンイミン誘導体、スルホン酸アルキル、ニトロソウレア、トリアゼン、葉酸類似体、アントラサイクリン、タキサン、COX−2阻害剤、ピリミジン類似体、プリン類似体、抗生物質、酵素、エピポドフィロトキシン、プラチナ錯体、ビンカアルカロイド、置換尿素、メチルヒドラジン誘導体、副腎皮質抑制剤、ホルモンアンタゴニスト、酵素阻害剤、エンドスタチン、タキソールおよびその他のタキサン、カンプトテシン、ならびにドキソルビシンからなる群から選択されるものである、請求項16に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項18】
前記毒素が、リシン、アブリン、アルファトキシン、サポリン、リボヌクレアーゼ(RNアーゼ)、DNアーゼI、ブドウ球菌内毒素−A、ブタクサ抗ウイルスタンパク質、ゲロニン、ジフテリア毒、シュードモナス外毒素、およびシュードモナス内毒素からなる群から選択されるものである、請求項16に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項19】
前記治療薬がリボヌクレアーゼである、請求項18に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項20】
前記免疫調節剤が、サイトカイン、幹細胞増殖因子、リンホトキシン、造血因子、コロニー刺激因子(CSF)、インターフェロン(IFN)、幹細胞増殖因子、エリスロポエチンおよびトロンボポエチンからなる群から選択されるものである、請求項16に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項21】
前記リンホトキシンが腫瘍壊死因子(TNF)であり、前記造血因子がインターロイキン(IL)であり、前記コロニー刺激因子が顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)または顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)であり、前記インターフェロンがインターフェロン−α、−β、または−γであり、かつ、前記幹細胞増殖因子が「S1因子」と呼ばれるものである、請求項20に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項22】
前記サイトカインが、IL−1、IL−2、IL−3、IL−6、IL−10、IL−12、IL−18、インターフェロン−γおよびTNF−αからなる群から選択されるものである、請求項20に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項23】
前記放射性核種が、P−32、P−33、Sc−47、Fe−59、Cu−64、Cu−67、Se−75、As−77、Sr−89、Y−90、Mo−99、Rh−105、Pd−109、Ag−111、I−125、I−131、Pr−142、Pr−143、Pm−149、Sm−153、Tb−161、Ho−166、Er−169、Lu−177、Re−186、Re−188、Re−189、Ir−194、Au−198、Au−199、Pb−211、Pb−212、Bi−213、Co−58、Ga−67、Br−80m、Tc−99m、Rh−103m、Pt−109、In−111、Sb−119、Ho−161、Os−189m、Ir−192、Dy−152、At−211、Bi−212、Ra−223、Rn−219、Po−215、Bi−211、Ac−225、Fr−221、At−217、およびFm−255からなる群から選択されるものである、請求項16に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項24】
前記診断/検出薬または治療薬が、炭水化物部分により前記抗体またはそのフラグメントに結合している、請求項14に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項25】
請求項1に記載の少なくとも一つの抗AFP抗体またはそのフラグメントを含んでなる、抗体融合タンパク質。
【請求項26】
マウス抗体またはそのフラグメントである、請求項1に記載の抗体またはそのフラグメント。
【請求項27】
請求項1に記載の抗体またはそのフラグメントを含んでなる、癌を治療するための医薬組成物。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−215626(P2010−215626A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−73011(P2010−73011)
【出願日】平成22年3月26日(2010.3.26)
【分割の表示】特願2004−525545(P2004−525545)の分割
【原出願日】平成15年8月1日(2003.8.1)
【出願人】(504149971)イミューノメディクス、インコーポレイテッド (48)
【氏名又は名称原語表記】IMMUNOMEDICS, INC.
【Fターム(参考)】