説明

β型サイアロン蛍光体、その用途及びβ型サイアロン蛍光体の製造方法

【課題】白色発光ダイオードの更なる高輝度化のために、β型サイアロン蛍光体の発光効率(外部量子効率)を向上させた発光部材、その発光装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】一般式:Si6−zAl8−z(0<z<4.2)で示されるβ型サイアロンが母体材料であり、発光中心としてEu2+を固溶し、青色光で励起した場合、波長520〜560nmの範囲にピークを持つβ型サイアロン蛍光体。波長700〜800nmの平均拡散反射率が90%以上であり、蛍光ピーク波長における拡散反射率が85%以上であるβ型サイアロン蛍光体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、β型サイアロン蛍光体、β型サイアロン蛍光体を用いた発光部材、この発光部材を用いた発光装置、及び、β型サイアロン蛍光体の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
β型サイアロン蛍光体としては、特許文献1乃至4がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3921545号公報
【特許文献2】国際公開第2006/121083号パンフレット
【特許文献3】国際公開第2007/142289号パンフレット
【特許文献4】国際公開第2008/062781号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
白色発光ダイオードの更なる高輝度化のために、β型サイアロン蛍光体の発光効率(外部量子効率)の向上が望まれている。本発明は、発光効率を高めたβ型サイアロン蛍光体、β型サイアロン蛍光体を用いた発光部材、この発光部材を用いた発光装置、及び、β型サイアロン蛍光体の製造方法である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、一般式:Si6−zAl8−z(0<z<4.2)で示されるβ型サイアロンが母体材料であり、発光中心としてEu2+を固溶し、青色光で励起した場合、波長520〜560nmの範囲にピークを持つβ型サイアロン蛍光体であって、波長700〜800nmの平均拡散反射率が90%以上であり、蛍光ピーク波長における拡散反射率が85%以上であるβ型サイアロン蛍光体である。
【0006】
β型サイアロン蛍光体におけるEu含有量は、0.1〜2mass%であるのが好ましい。
【0007】
他の発明の発光部材は、発光素子と、発光素子から発せられる光を吸収するとともに発光素子から発せられる光よりも長波長の光を発する1種以上のβ型サイアロン蛍光体と、β型サイアロン蛍光体を含有した封止材を有する発光部材であって、β型サイアロン蛍光体が上述のβ型サイアロン蛍光体である発光部材である。
【0008】
他の発明は、この発光部材を用いた発光装置である。
【0009】
他の発明は、β型サイアロン蛍光体の製造方法である。具体的な他の発明は、上述のβ型サイアロン蛍光体の製造方法であって、Si、Al、Euを含有する原料混合粉末を窒素雰囲気中、1850〜2050℃の温度範囲で焼成する焼成工程と、焼成工程後に、希ガス雰囲気中、1300〜1550℃の範囲で加熱する熱処理工程と、熱処理工程後、1200〜1000℃の範囲で20分以上冷却する冷却工程と、酸処理工程を有するβ型サイアロン蛍光体の製造方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、上述の構成により、蛍光発光波長域の非発光吸収が低減され、内部量子効率が向上し、発光効率が増大したβ型サイアロン蛍光体を得ることができた。
【0011】
他の発明である発光部材、発光装置にあっては、係るβ型サイアロン蛍光体を用いているので、高い発光性を有するβ型サイアロン蛍光体を製造できた。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】実施例及び比較例の波長500〜850nmの拡散反射スペクトルを示す図
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。
【0014】
本発明は、一般式:Si6−zAl8−z(0<z<4.2)で示されるβ型サイアロンが母体材料であり、発光中心としてEu2+を固溶し、青色光で励起した場合、波長520〜560nmの範囲にピークを持つβ型サイアロン蛍光体であって、波長700〜800nmの平均拡散反射率が90%以上であり、蛍光ピーク波長における拡散反射率が85%以上であるβ型サイアロン蛍光体である。
【0015】
本発明において波長700〜800nmの平均拡散反射率を90%以上としたのは、母体材料の透明性を高めることによって内部量子効率を向上させるためである。Eu2+付活β型サイアロン蛍光体のEu2+の蛍光発光は、500〜700nmの範囲で起こる。つまり、波長700nmより大きい拡散反射率はβ型サイアロン中のEu2+以外の吸収、つまり母体材料の発光を伴わない吸収を示す値である。波長700〜800nmの範囲で平均化することによりこの拡散反射率を再現性良く評価することができる。β型サイアロン蛍光体をこの範囲に制御するにはβ型サイアロンの結晶性を高めたり、可視光を吸収する不純物や第二相を低減したりすればよい。
【0016】
本発明において蛍光ピーク波長における拡散反射率を85%以上としたのは、β型サイアロン結晶内のEu2+近傍の結晶欠陥を除去するためである。この結晶欠陥は、Eu2+の励起した電子をトラップし発光を抑制してしまう。この挙動は発光波長域の反射率に反映する。特に、蛍光ピーク波長における拡散反射率が蛍光特性と密接な関係を示す。β型サイアロン蛍光体をこの範囲に制御するにはEu2+の励起した電子をトラップする結晶欠陥を低減すればよい。
【0017】
β型サイアロン蛍光体におけるEu含有量は、0.1〜2mass%であるのが好ましい。Eu含有量があまりに少ないと十分な蛍光発光が得られなくなる蛍光にあり、あまりに多いと濃度消光による蛍光発光の低下が起こる傾向にあるためである。
【0018】
他の発明の発光部材は、発光素子と、発光素子から発せられる光を吸収するとともに発光素子から発せられる光よりも長波長の光を発する1種以上のβ型サイアロン蛍光体と、β型サイアロン蛍光体を含有した封止材を有する発光部材であって、β型サイアロン蛍光体が上述のβ型サイアロン蛍光体である発光部材である。
【0019】
本発明にかかる発光部材は、上述のβ型サイアロン蛍光体を用いているので、高温で使用しても輝度低下が小さく、長寿命であり、高輝度なものである。
【0020】
他の発明は、この発光部材を用いた発光装置である。
【0021】
上述のβ型サイアロン蛍光体を用いた発光装置であるため、輝度低下及び色ズレが小さく、更に長寿命である。
【0022】
他の発明は、β型サイアロン蛍光体の製造方法である。具体的な他の発明は、上述の発明に係るβ型サイアロン蛍光体の製造方法であって、Si、Al、Euを含有する原料混合粉末を窒素雰囲気中、1850〜2050℃の温度範囲で焼成する焼成工程と、焼成工程後に、希ガス雰囲気中、1300〜1550℃の範囲で加熱する熱処理工程と、熱処理工程後、1200〜1000℃の範囲で20分以上冷却する冷却工程と、酸処理工程を有するβ型サイアロン蛍光体の製造方法である。
【0023】
本発明にあっては、熱処理工程での冷却を1200〜1000℃の範囲で20分以上冷却することにより、β型サイアロン結晶内のEu2+近傍の結晶欠陥を除去し、励起した電子のトラップによる非輻射遷移が低減される。
【0024】
熱処理工程での冷却時の温度に関しては、1200〜1000℃の範囲のみを制御することが肝要であり、1200℃を越える温度範囲及び1000℃未満の温度範囲いずれも制限されるものではなく、焼成炉に応じて生産性を考慮して適宜選択すれば良い。
【0025】
熱処理工程での冷却時の1200〜1000℃の範囲の冷却時間は、あまりに短いと目的とする結晶欠陥が除去されない傾向にあるので、20分以上であり、好ましくは60分以上、さらに好ましくは90分から130分である。余り長く冷却しても蛍光特性の向上は頭打ちとなる。
【実施例】
【0026】
次に、実施例、比較例に基づいて、本発明を更に詳細に説明する。
【0027】
(比較例1)
宇部興産社製α型窒化ケイ素粉末(「SN−E10」グレード、酸素含有量1.2質量%)95.64質量%、トクヤマ社製窒化アルミニウム(「F」グレード、酸素含有量0.8質量%)3.35質量%、住友化学社製酸化アルミニウム粉末(「AKP−30」グレード)0.18質量%、信越化学工業社製酸化ユーロピウム粉末(「RU」グレード)0.84質量%を配合し、原料混合物を得た。
【0028】
比較例1における配合比は、酸化ユーロピウムを除く原料において、β型サイアロンの一般式Si6−zAl8−zで窒化ケイ素粉末と窒化アルミニウム粉末の不純物酸素がそれぞれ二酸化ケイ素及び酸化アルミニウムと仮定して、z=0.24となるものである。
【0029】
上述の原料混合物を、V型混合機(筒井理化学器械社製「S−3」)を用い混合し、更に目開き250μmの篩を全通させ凝集を取り除き、原料混合粉末を得た。
【0030】
この原料混合粉末を蓋付きの円筒型窒化ホウ素製容器(電気化学工業社製「N−1」グレード)に充填し、カーボンヒーターの電気炉で0.9MPaの加圧窒素雰囲気中、2000℃で10時間の加熱処理を行った。得られた合成物は、緑色の塊状物であった。この塊状物を、アルミナ乳鉢を用いて、目開き150μmの篩を全通するまで粗砕し、更に目開き45μmの篩で分級を行い、篩を通過した粉末を比較例1のEu2+付活β型サイアロン粉末とした。
【0031】
比較例1の合成粉末に対して、CuのKα線を用いた粉末X線回折測定(XRD)を行った結果、β型サイアロンが主結晶相であり、2θ=33〜38°付近に複数の回折線が観察された。これら複数の回折線はβ型サイアロンの(101)面の回折線強度に対して、1%以下と微量であった。ICP発光分光分析法により求めたEu含有量は0.62質量%であった。
【0032】
β型サイアロン蛍光体の発光スペクトルは次の様に評価した。
β型サイアロン蛍光体粉末を凹型のセルを表面が平滑になる様に充填し、積分球を取り付けた。この積分球に、発光光源(Xeランプ)から455nmの波長に分光した単色光を、光ファイバーを用いて導入した。この単色光を励起源として、β型サイアロン蛍光体試料に照射し、分光光度計(大塚電子社製、MCPD−7000)を用いて、試料の蛍光スペクトル測定を行い、蛍光ピーク波長を求めた。蛍光ピーク波長は541nmであった。
【0033】
β型サイアロン蛍光体の発光効率は、同じ測定機を用い、次の様にして行った。
試料部に反射率が99%の標準反射板(Labsphere社製、スペクトラロン)をセットし、波長455nmの励起光のスペクトルを測定した。その際、450〜465nmの波長範囲のスペクトルから励起光フォトン数(Qex)を算出した。次いで、試料部にβ型サイアロン蛍光体をセットし、得られたスペクトルデータから励起反射光フォトン数(Qref)及び蛍光フォトン数(Qem)を算出した。励起反射光フォトン数は、励起光フォトン数と同じ波長範囲で、蛍光フォトン数は、465〜800nmの範囲で算出した。得られた三種類のフォトン数から外部量子効率(=Qem/Qex×100)、吸収率(=(Qex−Qref)×100)、内部量子効率(=Qem/(Qex−Qref)×100)を求めた。波長455nmの青色光で励起した場合は、それぞれ30.9%、69.5%、44.5%であった。
【0034】
β型サイアロン蛍光体粉末の拡散反射率は、日本分光社製紫外可視分光光度計(V−550)に積分球装置(ISV−469)を取り付けた装置で測定した。標準反射板(スペクトラロン)でベースライン補正を行い、β型サイアロン蛍光体粉末試料を充填した固体試料ホルダーをセットし、500〜850nmの波長範囲で拡散反射率の測定を行った。蛍光ピーク波長における拡散反射率及び波長700〜800nmの平均拡散反射率はそれぞれ79.1%、89.5%であった。
【0035】
(実施例1)
比較例1のβ型サイアロン蛍光体を蓋付きの円筒型窒化ホウ素製容器(電気化学工業社製「N−1」グレード)に充填し、カーボンヒーターの電気炉で大気圧のアルゴン雰囲気中、1500℃で7時間保持し、熱処理を行い、次の条件で冷却した。冷却速度1450℃→1200℃が10℃/分、1200℃→500℃が1℃/分、500℃以下は炉冷(室温まで約1時間)とした。冷却過程での1200〜1000℃の冷却時間は2時間であった。更に、得られた熱処理粉末を50%フッ化水素酸と70%硝酸の1:1混酸中、75℃で加熱処理し、冷却後、静置し、上澄液を除去し、更に蒸留水を加え、撹拌、静置し、上澄液を除去するデカンテーションを懸濁液のpHが中性になるまで繰り返し行った。その後、ろ過、乾燥してβ型サイアロン蛍光体粉末を得た。
【0036】
実施例1のβ型サイアロン蛍光体粉末は、XRD測定の結果、比較例1で見られた微量の第二相ピークが消失し、βサイアロン単相であった。また、Eu含有量は0.43質量%であり、比較例1に比較し、減少した。
【0037】
波長455nmの青色光で励起した場合の蛍光ピーク波長、外部量子効率、吸収率、内部量子効率は、それぞれ544nm、54.3%、67.3%、80.8%であった。蛍光ピーク波長における拡散反射率及び波長700〜800nmの平均拡散反射率はそれぞれ89.1、92.7%であった。
【0038】
図1に、実施例1及び比較例1の波長500〜850nmの拡散反射スペクトルを示す。
比較例1のβ型サイアロン蛍光体粉末をアルゴン雰囲気中で熱処理し、その後酸処理を行うことにより、赤色〜近赤外領域の平坦な拡散反射率が若干増加するとともに、蛍光発光波長域の拡散反射率が増加した。これに伴いβ型サイアロン蛍光体の特に内部量子効率が増大することにより発光効率が向上した。
【0039】
(実施例2〜3、比較例2〜3)
比較例1のβ型サイアロン蛍光体粉末を使用し、冷却条件のみ変更して、実施例1と同様の熱処理を行った。冷却条件は、実施例2にあっては、冷却過程での1200〜1000℃の冷却時間は2時間とし、室温まで約1時間半かかるように、1450℃→1200℃で10℃/分、1200℃→1000℃で1℃/分で行った。1000℃以下は炉冷とした。
【0040】
実施例3の冷却条件は、冷却過程での1200〜1000℃の冷却時間は40分とし、1450℃→1200℃で10℃/分、1200℃→1000℃で5℃/分、1000℃以下は炉冷とした。室温まで約1時間半かかった。
【0041】
比較例2の冷却条件は、冷却過程での1200〜1000℃の冷却時間は10分とし、1450℃→1200℃で10℃/分、1200℃→1000℃で20℃/分、1000℃以下は炉冷とした。
【0042】
比較例3の冷却条件は、冷却過程での1200〜1000℃の冷却時間は10分とし、1450℃→1200℃で1℃/分、1200℃→1000℃で20℃/分、1000℃以下は炉冷とした。
【0043】
表1に、熱処理工程における1200〜1000℃の冷却時間、ICP発光分析により測定したEu含有量及び蛍光特性、拡散反射率を示す。実施例2、比較例2の波長500〜850nmの拡散反射スペクトルを図1に合わせて示す。
【0044】
【表1】



【0045】
本実施例、比較例より、熱処理の冷却速度が最終的に得られるβ型サイアロン蛍光体の拡散反射率に影響し、波長700〜800nm及び蛍光ピーク波長での拡散反射率を高めることにより、内部量子効率が著しく向上した。熱処理の冷却速度に関しては、1200〜1000℃の冷却時間を20分以上とすることにより、拡散反射率が向上した。
【0046】
表には記載しなかったが、実施例1の冷却工程の冷却時間を3時間した実施例4にあっては、内部量子効率、拡散反射率は実施例1と同様な値であった。
【0047】
発光部材に係る実施例について説明する。
本実施例は、発光素子としての発光ダイオードと、発光素子から発せられる光を吸収するとともに発光素子から発せられる光よりも長波長の光を発する実施例1のβ型サイアロン蛍光体と、β型サイアロン蛍光体を含有した封止材を有する発光部材である。
【0048】
この発光部材は、比較例1乃至3のβ型サイアロン蛍光体を用いた発光部材に比べ、高い拡散反射率を有するβ型サイアロン蛍光体を用いたので、高い拡散反射率を有する発光部材であった。
【0049】
発光装置に係る実施例について説明する。
本実施例は、上述の発光部材を用いた発光装置である。
【0050】
この発光装置は、比較例1乃至3のβ型サイアロン蛍光体を用いた発光装置に比べ、高い拡散反射率を有するβ型サイアロン蛍光体を用いたので、高い拡散反射率を有する発光装置であった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式:Si6−zAl8−z(0<z<4.2)で示されるβ型サイアロンが母体材料であり、発光中心としてEu2+を固溶し、青色光で励起した場合、波長520〜560nmの範囲にピークを持つβ型サイアロン蛍光体であって、波長700〜800nmの平均拡散反射率が90%以上であり、蛍光ピーク波長における拡散反射率が85%以上であるβ型サイアロン蛍光体。
【請求項2】
Eu含有量が0.1〜2mass%である請求項1記載のβ型サイアロン蛍光体。
【請求項3】
発光素子と、発光素子から発せられる光を吸収するとともに発光素子から発せられる光よりも長波長の光を発する1種以上のβ型サイアロン蛍光体と、β型サイアロン蛍光体を含有した封止材を有する発光部材であって、β型サイアロン蛍光体が請求項1又は2記載のβ型サイアロン蛍光体である発光部材。
【請求項4】
請求項3記載の発光部材を用いた発光装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のβ型サイアロン蛍光体の製造方法であって、
Si、Al、Euを含有する原料混合粉末を窒素雰囲気中、1850〜2050℃の温度範囲で焼成する焼成工程と、
焼成工程後に、希ガス雰囲気中、1300〜1550℃の範囲で加熱する熱処理工程と、
熱処理工程後、1200〜1000℃の範囲で20分以上冷却する冷却工程と、
酸処理工程を有するβ型サイアロン蛍光体の製造方法。

【図1】
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【公開番号】特開2011−174015(P2011−174015A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−40525(P2010−40525)
【出願日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【特許番号】特許第4740379号(P4740379)
【特許公報発行日】平成23年8月3日(2011.8.3)
【出願人】(000003296)電気化学工業株式会社 (1,539)
【Fターム(参考)】