説明

あみ込み変化

【課題】 ノート式学習ドリルは、解答を記入するだけなので、集中力の少ない学習者にも、手で操作することにより、気分転嫁をして学習時間を持続させる。
【解決手段】 従来のノート式でなく、タテ軸に切れ目を入れヨコ軸を交互にあみ込み、文字、記号、色彩等をずらして学習する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は折り紙などで作る、切り込みを利用したあみ込みに、文字、記号、色などを記載し、それらを操作しながら学習ドリルやゲーム遊びに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の学習ドリルは、ノート形式のものが多かった。
【特許文献1】 特願2006−251959
うろこ状で差し込み式になっていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の学習ドリルは、教科書形式で表されている計算反復練習形式が多く、学習者は、次の段階へ進むためにはページをめくると云う動作しかなく、集中力が短く、理解度の低い学習者には苦痛であった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は意識的に気分を変えるだけでなく、あみ込みのヨコ軸をあみ変えるだけで、気分も一新しあみ込み面も変化するので、学習面においても〈やりたい〉と云う気分も増す。
また、あみ込み面は、表面、裏面と両面使用でき、手で操作するだけなので、幼年者から高齢者まで、幅広い層の人々が利用できる。
図1について説明すると、基台1の表面には、丸が表れている。
基台1の裏面には、正方形が並んでいる。図3、4は、ヨコ軸を少し操作してずらした状態である。ヨコ軸一本を取り出したものが、図1、2の下図にある3′のようになっている。
又、ヨコ軸の両端はあみ込みの操作がしやすいように丸みをつけてカットしてあり、基台よりも両端を長くし、あみ込み面が安定して保持するためと、ずれ防止をかねている。
【発明の効果】
【0005】
本発明の例として、作文のドリルを考えるとき、図5の表面は、作文の基礎になる、誰が、いつ、どこで、何を、した、を一コマずつに入れてどんな風に組み合わせたら分かりやすく、自分なりの考えを表せるかを考えられるようにする。上から、一コマ、一段ずつ拾って、それをつなぎ文にする。
あみ込みを変えることにより、文が変になったり、すっきりした文になるので、あきずに取り組める。ヨコ軸を基台1とのバランスのとれた色彩配色にすることにより、あみ込みの色彩も変化するので、気分転嫁にもよい。図6は5の裏面である。
算数の基礎である掛け算を想定し、2の段から順にあみ込みをしている。一コマに表れている数から、隠れている数字を考える。分からなければ、少しずらせばすぐに分かる。又、表れている数を見て2+6 6+10とか、10−6 6−2とかも考えられる。2÷6 2×6とも考えられ、親子で問題作りを考えてもよい。
ヨコ軸の両端は、あみ込み操作がしやすくなるように、丸みをつけてカットしてあるので、タテ軸に通しやすい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明は、切り込みのある基台1にタテ軸があり、主に、ヨコ軸を操作して表面を変える。
【実施例】
【0007】
文例図5で説明すれば上から順に下へ好きな一コマを拾う
“夕方、友達が、花畠に、ボールを、手伝った”となり、最後の形が変な具合になり、少しずらして他の文例を探す。そこで“落とした”の文例をみつけ、“夕方、友達が、花畠に、ボールを、落とした”と完成する。
ヨコ軸を全部抜いて、段を入れ替えると、又、違った文例とな理、起承転結の大切さが理解できる。
図1の図形で説明すれば、ヨコ軸は、全部同じパターンであるので、2段ごとにヨコ軸を裏返しであみ込むと。丸が2段、四角が2段、又、丸が2段と変えて行くとパターンの表情を変えることができ新しいイメージとなる。
漢字などで、一コマに一文字、又は、二文字を入れて、熟語づくりをしてもよく、色彩を一コマずつ違えて並べ変えて色遊び等にも利用できるので、幼児から高齢者まで簡単に手で操作ができることを特徴とするあみ込み変化。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係る図形パターンの表面である
【図2】本発明に係る図形パターンの裏面である
【図3】本発明に係る図形パターンの表面のヨコ軸をずらした図である
【図4】本発明に係る図形パターンの裏面のヨコ軸をずらした図である
【図5】文例の表面の図である
【図6】数例の掛け算の一部パターンである
【符号の説明】
【0009】
1 あみ込みの基台
2 タテ軸
3 ヨコ軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
切り込みが複数あるタテ軸に対し、ヨコ軸の切り込みに対して、上、下と交互に移動することにより、格子状の模様が表れ、その格子状の面に、文字や、記号、色彩などを入れ変化を楽しめるあみ込み変化。
【請求項2】
請求項1に記載したヨコ軸は、タテ軸のある基台面積よりも、左、右が長くなっていることを特徴とする、あみ込み変化

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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