説明

うでを前に伸ばしてひざを曲げた姿勢の人形

【課題】 従来の人形は生産工程が複雑な割りに楽しみ方の幅のせまいものであった。
【解決手段】 うでを前に伸ばしてひざを曲げた姿勢をとらせる事によ立体的な量感と豊かな表情を持たせる事が可能になり設置する向きを変えても破綻なく成立する人形となる。
頭や両手両足に加えひざやお尻など様々な接地の仕方により多くの姿勢をとらせる事が可能となりパズルゲームのコマやサイコロとして幅広い楽しみ方を実現する。
生産性も高い上印刷や塗装により更にキャラクター性を付加する事も可能であり高い商品価値を持つ人形である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は各部位の比率を調整し姿勢を変えても違和感なく成立する人形に関するものである。
【背景技術】
従来の人形では使用する際に設置する向きは一つであり楽しみ方は置く場所を選ぶのみに限られていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
【0003】
動物を模した玩具と比較して人間の形状を再現するには複雑で多くの工程を必要としコストがかかる割りに遊びの幅のせまいものとなっていた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
人形の姿勢を工夫し向きを変えても違和感なく成立する形状とする。更に各部位の比率を調整する事で組み合わせ方による遊びの幅を広げる事を可能とした。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
人形の姿勢を直立した平面的なものではなく図1の様にうでを前に伸ばしひざを曲げた姿勢をとらせる事により立体的な量感と情報量を持たせる事が出来る。図2は同じ人形を向きを変えて設置したものであるがこちらはよつん這いの人形となる。図3は本発明の人形を積み上げて遊ぶパズルゲームのコマとして使用した例である。
【発明の効果】
【0006】
従来の直立した人形と異なり本発明の人形では設置する向きにより座った姿勢とよつん這いの姿勢を違和感なくとらせる事が出来る。正位置や横位置に加えて裏向きや足先お尻を接地させた車を運転中の様な姿勢や両手と頭で接地した3点頭立など様々な設置方法があり人の姿をしている事から幅広い物語性を感じさせる事が出きる。
本発明の人形をサイコロの様に用いて遊ぶ事も出来る。一つあるいは複数個の人形をサイコロの様に放り出して止まった向きにより異なる意味を持たせて競う遊び方もある。
また本発明の人形を組み体操の要領で積み上げてインテリアとして飾る事や色々な積み上げ方によりパズルゲームとして楽しむ事が出来る。崩さずにどれだけ積めるかやどの様に積み上げるかなど重力を利用した高度なパズルゲームのコマとして使用出来る。
コマとして人形を使用するため支えあっていたり頑張っていたりと様々な物語を感じさせるため楽しく遊べる上に高い芸術性を有したパズルゲームとなる。
本発明の人形は一つの型から全体を生産可能であり生産性は非常に高い上に成形色を変えたり印刷塗装によりキャラクター性を付加価値を持たせる事で近年のキャラクタービジネス上において高い商品価値を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をななめから見た外観
【図2】図1と同じものを異なる向きに置いた際の外観
【図3】本発明を積み上げて遊ぶパズルゲームとして使用した例

【特許請求の範囲】
【請求項1】
うでを前に伸ばしてひざを曲げた姿勢の人形
【請求項2】
請求項1を用いてゲームのコマやサイコロとして使用したもの
【請求項3】
請求項2をコンピューター上で表現したもの

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate