説明

おとし穴鍵式ネズミ捕り器

【課題】 粘着シートと仕掛けを組み合わせることにより、確率のよい駆除ができ、ネズミ駆除器として提供する。
【解決手段】 ネズミの好む味の餌(7)を仕掛けの外に仕掛けて、粘着シート(6)がネズミの目に触れることなくネズミを誘き寄せ、餌(7)を食べると、粘着シート(6)の上に落ち、接着すると同時に蓋に鍵がかかり、二段構えで駆除することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
この発明は、仕掛けの外でネズミの好む餌で誘き寄せ、ネズミの目に触れない所に粘着シートがあり、餌を食べると、粘着シートの上に落ちると同時に蓋が閉まり鍵が掛かる、粘着シートと鍵の二段構えでネズミを駆除するネズミ捕り器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ネズミの通り道や部屋などの隅に設置する1枚物のネズミ捕り粘着シートや、金網を使って中に餌を仕掛け誘き寄せ、餌を食べると入口の網フタが閉じる仕組みのネズミ捕りがあった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは次のような欠点があった。
(イ)1枚物の粘着シートは直接ネズミの目に触れ、まだ知恵がついてない子ネズミは捕れますが、親ネズミはネズミ本来の警戒心が強く知恵のある生き物なので、親ネズミを駆除することが大変難しかった。
(ロ)カゴの形で入口があり、中に餌があってもネズミは警戒心が強いので中に入らないため、親ネズミを駆除することが難しかった。
(ハ)ネズミを駆除する毒物がありますが、ネズミの好む味ではないので駆除することが難しかった。
本発明は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前後板(1)には傾斜になっている溝と半円軸(5)に合わせたタテの溝がついている前後板(1)と左右板(2)を取り付け、底板(3)を差し込む。
天板L型(4)がL型になっている事で、ネズミが天板L型(4)の上に上がらないで横から餌(7)を取られないための衝立になり、ネズミが仕掛けにかかり落ちた時には蓋になる天板L型(4)2枚に半円軸(5)を4ヶ所に取り付け、その半円軸(5)を前後板(1)の溝にはめ込む、粘着シート(6)を底板(3)の上に置き、餌(7)を天板L型(4)2枚で軽く挟み、ネズミを誘き寄せる。
そして、ネズミが餌(7)を食べると、天板L型(4)が外れ、ネズミが粘着シートの上に落ちると同時に半円軸(5)が回転してタテ溝に入り、半円軸(5)が回転出来なくなり、天板L型(4)の衝立の部分が蓋になり、ネズミを閉じ込め、粘着シート(6)と鍵の二段構えでネズミを駆除する事ができる。
本発明は、以上のような構成よりなるおとし穴鍵式ネズミ捕り器である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ) 前後板(1)と左右板(2)を取り付け、底板(3)を差し込む。
(ロ) 天板L型(4)に半円軸(5)を取り付け、前後板(1)の溝にはめ込む。
(ハ) 粘着シート(6)を底板(3)の上に置く。
(ニ) 天板L型(4)2枚で餌(7)を軽く挟みネズミを誘き寄せる。
本発明のおとし穴鍵式ネズミ捕り器は、ネズミの好む餌(7)を天板L型(4)2枚で軽く挟み、ネズミがよく出る場所に設置する。
ネズミが餌(7)を食べると天板L型(4)が外れ、天板L型(4)に付いている半円軸(5)が回転して、ネズミが粘着シート(6)の上に落ちると同時に半円軸(5)が溝に入り蓋に鍵がかかり、粘着シート(6)と鍵の二段構えで駆除ができる。
【発明の効果】
【0006】
ネズミは習性、警戒心、知恵がある生き物なので、それを逆手にとり、好む味の餌、仕掛けが目に触れない事との二段構えで駆除が出来る極めて確率が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の一部を切り欠いた側面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 前後板 (軸用溝付)
2 左右板 (溝付)
3 底板 (差し込み式)
4 天板L型 (指抜き付)
5 半円軸
6 粘着シート(市販商品)
7 餌 (市販商品)
※ネズミの好むシガーフライ類

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後板(1)に付いている傾斜の溝に天板L型(4)に取り付けてある半円軸(5)を溝にはめ込み、タテ溝の上の部分に横向きに置き、回転すると半円軸(5)にあわせたタテ溝に入り回転が出来なくなる。
天板L型(4)が、天板と衝立と蓋の3つの機能を備えている。
粘着シート(6)で接着と鍵の二段構えを装着した、おとし穴鍵式ネズミ捕り器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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