説明

じゃが芋を練り込んだ中華麺

【課題】 じゃが芋が低カロリーで、ビタミンCやカリウム等を豊富に含んだ野菜であるため、従来の小麦粉だけで作ったものより、健康保持、促進に貢献できると考え、中華麺の原料の小麦粉にじゃが芋を練り込んだ中華麺を提供する。
【解決手段】 中華麺製造時に作る材料に、原材料の小麦粉と共に顆粒状のじゃが芋を混合したミックス粉を使用することを特徴とするじゃが芋を練り込んだ中華麺。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、じゃが芋が低カロリーで、ビタミンCやカリウム等を豊富に含んだ野菜であるため、従来の小麦粉だけで作ったものより、健康保持、促進に貢献できる中華そばを提供できるじゃが芋を練り込んだ中華麺に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、中華麺は小麦粉に種々の添加物を用いたものが主流であり、じゃが芋そのものを主原料としたものが無く、カロリーの高さが気になり、日常的に中華そばを食するには抵抗感のある人が多かった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
それには、次のような問題点があった。
(イ)小麦粉だけで作った麺を使用した中華そばは、カロリーが高く、食品栄養学の視点からも塩分のとりすぎやカロリー過多が言われ続けている。(成分比較表1)
(ロ)そのため、従来の中華そばでヘルシー感を出すことは困難であった。
本発明は、以上の問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
じゃが芋を原料に混合することにより、従来の小麦粉だけで作った麺には無かったビタミンCや、小麦粉だけで作った麺には少なかったカリウム等を中華そばを食することで自然に摂取できるし、ヘルシー感を感じる中華そばを提供できる。以上を特徴とするじゃが芋を練り込んだ中華麺である。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、中華麺の原料の小麦粉にじゃが芋を加えることで、じゃが芋の澱粉質の作用が影響して以下のような、小麦粉だけで作った麺には無かった特性が発現できた。
(イ)麺の食感が小麦粉だけで作ったものよりソフトになった。
(ロ)麺のコシが小麦粉だけで作ったものより強くなった。
(ハ)麺のつるみ感が小麦粉だけで作ったものより増した。
(ニ)麺のゆで上がりが小麦粉だけで作ったものより早くなった。
(ホ)麺を食したとき、小麦粉だけで作ったものより腹持ちがよくなった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)中華麺の材料となる小麦粉は粉体で、じゃが芋は顆粒状であるため、全体をバランスよく混合するために、小麦粉とじゃが芋のミックス粉を作る
(ロ)ミックスの方法は、両原料をミキサーに投入し、30秒の混合回転をさせることでミックス粉状態となる。
(ハ)ミックス粉状態になった原料に加水し中華麺に製麺する。
本発明は、以上の構成よりなるので本発明を使用するときは以下のようにする。
【0007】
【使用例1】
中華そば屋での使用例
(イ)中華そば屋等の専門店での設備では小麦粉だけで作った麺を茹でる時間より、本発明の麺を茹でる時間は大幅に短縮され、30秒でゆで上がる。
【使用例2】
家庭での使用例
(ロ)家庭では専門店の設備とは違い、鍋は小さく浅型のものが使用されるため、茹で時間は、60秒でよい。
(ハ)麺の茹で時間は、好みによって、ある程度自由に選択できます。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
麺製造時に作る材料に、原材料の小麦粉と共に顆粒状のじゃが芋を混合したものを使用することを特徴とするじゃが芋を練り込んだ中華麺。
【請求項2】
中華麺用の原材料の小麦粉に顆粒状のじゃが芋を混ぜ合わせたじゃが芋を練り込んだ中華麺用のミックス粉。