説明

ふれに対応したトイレシステム

【課題】 男子トイレの開放型の小用便器(1)密室型の大用洋式便器(2)女子トイレの洋式便器(2‘)のある共同トイレを設計する時、利用者のふれの為総個数やそれぞれの個数比を決めることが難しかった。
【解決手段】 回転切替式兼用便器を用いて個数比を変更可能としすなわち(1)と(2‘)の比率を変更しかつエリア間仕切りを可変として利用者の男女のふれに対応した、又(1)と(2)の比率を変更しかつ回転切替と連動してその便器に合った環境(開放、密室)や表示にすることで男子大小のふれに対応した。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は合理的トイレシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来洋式便器のある共同の大きなトイレでは、男子用は開放型の小用と密室型の大用女子用は男子大用と同じで、2種類で構成されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
1生理現象からくる大小のふれ、利用者の性別からくるふれにより設計者は便器個数をふれの最大値を念頭に多めにしなければならない。すなわち生理現象からくるふれとは学校やビルなどの男子トイレにおいて大小の利用比率が時間帯により変化するからである。大は朝通学出勤時と昼休みに混み小はその逆となる。又性別からのふれとは催物場や劇場等で催物の種類により利用者の性が一方に偏る場合一方は混んで順番待ちもう一方はガラガラとなる。
2男子トイレにおいて小が混んでくるとよく大の便座を撥ね上げて小用をたす人が多い。従来型洋式便器では構造上便座が汚れやすく後で便座を下ろして使う人は不快であった。この原因は構造上の他に密室化もある。密室内は照明がすこし暗くなることと密室による気の緩みもあり方向及び位置確認を怠りやすい。(大時は腰掛ける為位置決めは自動的に正しくなる。)従って男子トイレでは小便器は開放型が望ましいが男女エリア区別のないところでは密室化も求められる。そこで内の便器パターンを外に表示する必要が出てくる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
切換式便器を用いて2種(大小)の個数比を変化可能とし、又男女の個数比を変化可能にする為男女のエリア間仕切りを移動出来るようにする。又便器の切替(回転)と連動してドアの開放状態の維持や表示を行い便器のパターンにあった環境を整える.
【実施例】
【0005】
請求項Iのような間仕切を設けず境界付近に予想されるふれの数の切替便器のある調整エリアを配しその両端にロック可能なエリアドアをつけてもよい(図4)(8)。その内側に任意の同じドア(図4)(9)をつければより細かな調整が出来る(閉めるドアは1つで他は開放)。又別途に調整用室を設け入り口に切替と連動する表示をつけてもよい。
この切替と表示は電動が便利である。同じく請求項IIでも切替とドアストッパーや表示を電動で連動させるとよい。
【効果】
【0006】
仮に利用者の男女比が1:1とすると小の所要時間は平均1:3で当然便器の数も変えなければならない。単純計算でこのシステムを導入すれば便器個数は約3分の2で済む.従ってスペースの限られた新幹線や飛行機などの比較的小さなトイレでも総スペースの圧縮が可能となるので充分効果が発揮出来る.
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 請求項Iの実施例1
【図2】 間仕切りの正面図
【図3】 間仕切りの側面図
【図4】 請求項Iの実施例2
【図5】 請求項IIの実施例1(男女エリヤ区別あり)
【図6】 請求項IIの実施例2(エリヤ区別なし)
【図7】 表示器
【図8】 [図7]の側面図
【図9】 部品の正面図
【符号の説明】
【0008】
1 小便器 2洋式便器(男子) 2‘ 洋式便器(女子) 3 回転切替式兼用便器 4 間仕切り 5 車輪 6ガイドローラー 7 ストッパー 8 エリアドアー 9 ドアー 10 個室ドアー 11 ワイヤー 12 回転の中心c 13 回転の半径l(点線) 14 表示器 15 表示器の部品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の個室に回転切替式兼用便器を備えたトイレにおいて男女エリヤの間仕切りを可変としたトイレ。
【請求項2】
個室に回転切替式兼用便器を備えたトイレにおいて外側の便器パターンの表示又はドアーのオープンストオッパーが便器の切替と連動するトイレ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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