アイコン指示装置
【課題】 操作者用表示装置と閲覧者用表示装置に同じ画面を表示する情報処理装置において画面切り替えなどの操作を安価な構成で実現すること。
【解決手段】 表示装置の画面上におけるペン操作による座標位置を検出する座標検出手段と、複数の異なる絵柄のアイコンが異なる並びで印刷されたツールバー印刷物を前記表示装置の画面上に固定する固定部材と、固定されたツールバー印刷物に印刷された第１の指定点と第２の指定点及び第３の指定点がペン操作された場合の位置座標を前記座標検出手段から取得し、前記第１の指定点、第２の指定点及び第３の指定点の位置座標に基づき前記ツールバー印刷物に印刷された個々のアイコンのサイズと並び、前記ツールバー印刷物のサイズを識別し、第１のテーブルに登録する第１の手段と、前記ペン操作によって指示された前記ツールバー印刷物上のアイコンがいずれのアイコンであるかを識別する第２の手段を備える。
【解決手段】 表示装置の画面上におけるペン操作による座標位置を検出する座標検出手段と、複数の異なる絵柄のアイコンが異なる並びで印刷されたツールバー印刷物を前記表示装置の画面上に固定する固定部材と、固定されたツールバー印刷物に印刷された第１の指定点と第２の指定点及び第３の指定点がペン操作された場合の位置座標を前記座標検出手段から取得し、前記第１の指定点、第２の指定点及び第３の指定点の位置座標に基づき前記ツールバー印刷物に印刷された個々のアイコンのサイズと並び、前記ツールバー印刷物のサイズを識別し、第１のテーブルに登録する第１の手段と、前記ペン操作によって指示された前記ツールバー印刷物上のアイコンがいずれのアイコンであるかを識別する第２の手段を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置におけるアイコン指示装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、情報処理装置の映像出力を用いてプレゼンテーションなどを行う場合、情報処理装置の映像出力２系統に分岐し、操作用表示装置と閲覧者用表示装置の双方に出力し、操作者（プレゼンター）が操作用表示装置に表示された画面切り替えアイコンなどの操作指示用インタフェースで画面切り替え等を行うプレゼンテーション方法が多用されている。
しかし、映像出力を単に２系統に分岐して操作用表示装置と閲覧者用表示装置の双方に出力した場合、閲覧者用表示装置にも画面切り替えアイコンなどの操作指示用インタフェースが表示されてしまい、閲覧者にとって目障りとなってしまい好ましくない。
そこで、操作者が操作用表示装置にのみに画面切り替え等を行うファンクションボタンなどハード的なボタンを設け、このボタンの操作により画面切り替え等を行うように構成することが考えられる。
なお、従来において、アイコンを表示する方法として、下記の特許文献１に開示されているように、アイコンの切り替えにより少ない領域に大きなサイズのアイコンを表示するようにした技術がある。
【０００３】
【特許文献１】特開平５−１１９６９号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、操作用表示装置にのみに画面切り替え等を行うファンクションボタンなどハード的なボタンを設け、このボタンの操作により画面切り替え等を行うように構成した場合、コストが嵩むという問題がある。
【０００５】
本発明の目的は、操作者用表示装置と閲覧者用表示装置に同じ画面を表示する情報処理装置において画面切り替えなどの操作を安価な構成で実現できるアイコン指示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明は、操作者用表示装置と閲覧者用表示装置に同じ画面を表示する情報処理装置に使用するアイコン指示装置であって、
前記操作者用表示装置の画面上におけるペン操作による座標位置を検出する座標検出手段と、複数の異なる絵柄のアイコンが異なる並びで印刷されたツールバー印刷物を前記操作者用表示装置の画面上に固定する固定部材と、固定されたツールバー印刷物に印刷された第１の指定点と第２の指定点がペン操作された場合の位置座標及び第３の指定点がペン操作された場合の位置座標を前記座標検出手段から取得し、前記第１の指定点、第２の指定点及び第３の指定点の位置座標に基づき前記ツールバー印刷物に印刷された個々のアイコンのサイズと並び、前記ツールバー印刷物のサイズを識別し、第１のテーブルに登録する第１の手段と、前記ペン操作によって指示された前記ツールバー印刷物上のアイコンの位置座標と前記第１のテーブルに登録された情報に基づき、前記ツールバー印刷物上のいずれのアイコンが指示されたかを識別する第２の手段を備えることを特徴とする。
また、前記第２の手段によって識別されるアイコンと当該アイコンに割り当てた処理を登録した第２のテーブルを備え、前記第２の手段が識別したアイコンに割り当てられた処理を前記第２のテーブルから取得し、その取得した処理を実行する第３の手段をさらに備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、操作者用表示装置にファンクションボタンなど特別な装置を追加することなく、操作者用表示装置と閲覧者用表示装置に同じ画面を表示しながら、操作者にのみが操作するアイコン指示装置を安価に実現することができる。
更に、ツールバーのアイコンとその並びをツールバー印刷物を交換するのみで変更することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
以下、本発明を実施する場合の一形態を図面を参照して具体的に説明する。
図１は、本発明を適用した情報処理装置の一実施の形態を示すハードウェア構成図である。
本実施形態の情報処理装置は、電子ペン１０４と、その電子ペン１０４の座標を読み取る座標読取装置と操作用画像表示装置が一体となったタッチパネル１０３、それぞれ異なる絵柄のアイコンの並びからなるツールバー印刷物１０６、そのツールバー１０６をタッチパネル１０３の表面に固定する透明軟質パネル１０５（軟質パネルは両面テープなどでタッチパネルに貼り付ける）、タッチパネル１０５に固定されたツールバー印刷物１０６上のいずれかのアイコンを電子ペン１０４でタッチした場合に、タッチパネル１０３が検出した座標を中央演算装置１０８に入力する座標データ入力ケーブル１１１、中央演算装置１０８、中央演算装置１０８の映像を２系統に分配する映像分配装置１０２、分配した映像を出力する映像ケーブル１１０ａ，１１０ｂ、分配した映像を閲覧側に表示する閲覧者用表示装置１０１、中央演算装置１０９の生成したツールバーの描画内容をツールバー印刷物１０６として印刷する印刷装置１０７、印刷装置１０７と中央演算装置１０７を接続するプリンタケーブル１０９からなっている。
【０００９】
図２は、タッチパネル１０３とツールバー印刷物１０６の固定用透明軟質パネル１０５の関係を示した概略構成図であり、タッチパネル１０３は操作者用の表示装置画面１１２の表面に固定され、表示装置画面１１２に表示された映像を操作者が確認可能なような透明材質で構成され、電子ペン１０４でタッチパネル表面を接触または押圧することにより、電子ペン１０４の接触または押圧位置の座標を出力するようになっている。
このタッチパネル１０３の表面には、透明軟質材で形成された透明軟質パネル１０５が固定され、この透明軟質パネル１０５にツールバー印刷物１０６を差し込んで固定できるようになっている。
なお、タッチパネル１０３は、映像を透過表示可能な材質であれば、感圧式あるいは電磁誘導方式など、既知の検出方式のものを用いることができる。以下では、感圧式のものを用いた場合について説明する。
【００１０】
ツールバー印刷物１０６には、後述する図４に示すように、閲覧者用表示装置１０１およびタッチパネル１０３に表示する映像の切り替え等を中央処理装置１０８に指示するための複数のアイコンが印刷されている。
このツールバー印刷物１０６は、アイコンの絵柄及びその並びが異なるものが複数種類用意され、必要に応じて、いずれかの絵柄及び並びのものを操作者が選択し、透明軟質パネル１０５に差し込んで固定できるようになっている。
透明軟質パネル１０５にツールバー印刷物１０６を固定した状態で、ツールバー印刷物１０６のアイコンの並びのうちひとつが、操作者により電子ペン１０４で押圧されると、タッチパネル１０３はそのときの座標位置を検出し、座標データ入力ケーブル１１１により中央演算装置１０８に入力する。
中央演算装置１０８は、電子ペン１０４の座標位置と、後述するツールバー配置情報を使って、操作者が選択したアイコンを識別する。
【００１１】
図３は、中央演算装置１０８内の機能を示したブロック図である。
中央演算装置１０８内には、タッチパネル１０３から入力された座標データによって、操作者が電子ペン１０４によって押圧されたツールバー１０６上のアイコンを識別するためのアイコン対応テーブル３１３が設けられている。
アイコン対応テーブル３１３は、アイコンＩＤ、アイコン画像、アイコンＩＤが選択されたときに実行される機能のセットからなる。
また、定義済みツールバー情報テーブル３１２が設けられている。この定義済みツールバー情報テーブル３１２は、後述する第３入力点がどの値のときにどのアイコン並びのツールバーであるかを識別するためのアイコンＩＤの並びで定義したセットからなる。
また、ツールバー配置情報テーブル３１４が設けられている。このツールバー配置情報テーブル３１４は、現在使用しているツールバー印刷物１０６上のアイコンの並び、ツールバー印刷物の位置とアイコンサイズからなる。
【００１２】
また、ツールバー描画部３１５が設けられている。このツールバー描画部３１５は、アイコン対応テーブル３１３のアイコン画像をアイコン並びに指定された順番で描画することで、ツールバーを描画する。
また、ツールバー印刷処理部３１０が設けられている。このツールバー印刷処理部３１０は、定義済みツールバーのうちユーザが選択したツールバーをツールバー描画部３１５を使って、印刷装置３０８に出力することでツールバー印刷物１０６を作成する。
また、ツールバー配置処理部３１１が設けられている。このツールバー配置処理部３１１は、操作者がツールバー印刷物１０６を透明軟質パネル１０５にセットし、電子ペン１０４でツールバー印刷物１０６上の指定された位置を指定された順番で押したとき、その押された第１入力点、第２入力点、第３入力点から、定義済みツールバー情報テーブル３１２を使って、現在セットされているツールバー印刷物１０６上のアイコンの並び、ツールバー印刷物１０６の位置とアイコンサイズをツールバー配置情報テーブル３１４に設定する。
また、アイコン押下処理部３０６が設けられている。このアイコン押下処理部３０６は、操作者が電子ペン１０４でツールバー印刷物１０６のアイコンの１つを押圧したとき、ツールバー配置情報テーブル３１４から、押圧されたアイコンＩＤを取得し、アイコン対応テーブル３１３からアイコンＩＤに対応した機能を実行する。
電子ペン１０４の押圧位置情報は、入力処理部３０４を介してツールバー配置処理部３１１及びアイコン押下処理部３０６に入力される。
【００１３】
図４は、アイコンの絵柄及び並びが異なる複数種類のツールバー印刷物１０６のうち、操作者が選択して透明軟質パネル１０５にセットしたツールバー印刷物１０６を、操作者が指定する方法を説明する図である。
図４（ａ），（ｂ）のツールバー印刷物１０６ａ，１０６ｂは、それぞれ異なる定義済みツールバーの印刷物であり、絵柄及び並びが異なるアイコンが定義済みツールバー情報テーブル３１２に指定されたアイコン並びの順番で印刷されている。そして、第１入力点が左上に、第２入力点が左上からアイコンひとつ分右に、第３入力点が定義済みツールバー情報テーブル３１２に指定された第３入力点のアイコン位置に印刷されている。
【００１４】
本発明では、ツールバー印刷物１０６の第３入力点が押圧されたとき、それが定義済みツールバー情報テーブル３１２のどの座標に対応するかを計算することにより、セットされたツールバー印刷物１０６が定義済みツールバー情報テーブル３１２に定義された複数種類のツールバーのうちどれであるか識別する。
例えば、図４（ｂ）のツールバー印刷物１０６ｂは、第３入力点の座標が「４，０」であるため、図３の定義済みツールバー情報テーブル３１２に定義された情報により、アイコンＩＤが２，５，６，７の並びのツールバー印刷物であるものと識別される。このうち、アイコンＩＤ＝２のアイコンは、図４（ｃ）のアイコン対応テーブル３１３により、手書きペンの絵柄に該当するアイコンであることが判明する。
【００１５】
図５は、ツールバー印刷物１０６をセットしたときに実行する配置処理のフローチャートである。なお、この場合の配置処理プログラムは中央演算装置１０８のメモリに予め記憶されている。
操作者が、ツールバー印刷物１０６のうちひとつを透明軟質パネル１０５にセットし、タッチパネル１０３上に固定した後、配置処理プログラムを起動し、ツールバー印刷物１０６上に印刷された第１、第２、第３入力点を電子ペン１０４で順番に押圧すると、配置処理プログラムは位置合わせを開始する（ステップ５０１）。
まず、ステップ５０２で第1入力点座標を(x0、y0)に格納し、ステップ５０３でこの第1入力点座標(x0,y0)をツールバー配置情報テーブル３１４のツールバー位置に設定する。
【００１６】
続く、ステップ５０４では第２入力位置座標を(x1,y1)に格納し、ステップ５０５で(x1-x0)を計算し、その計算結果をアイコンサイズとしてツールバー配置情報テーブル３１４に設定する。
すなわち、本発明では、第１、第２入力点のｘ座標の差により、アイコンサイズを識別する。
次に、ステップ５０６では３入力点座標を(x2, y2)に格納し、a=(x2-x0)/(x1-x0)、b=(y2-y0)/(y1-y0)を計算する（ステップ５０７）。そして、ステップ５０８、５０９で定義済みツールバー情報テーブル３１２の中から、その第３入力位置がこの(a,b)であるものを検索する。
すなわち、ステップ５０６〜５０９では、１つのアイコンサイズを基準とて、第３入力点が１アイコンサイズの何倍だけ離れた位置にあるかを判定し、第３入力点がその位置にある定義済みツールバーを検索するものである。
この処理によって、絵柄と並びが同じであるが、サイズが異なる場合であっても、同一種類のツールバー印刷物として認識されることになる。
【００１７】
次に、ステップ５１０、５１１、５１２では見つかったツールバーを(x0, y0-2*width)の位置にプレビュー画像として描画し、アイコンの並びがセットしたツールバー印刷物１０６と正しいか、アイコンの位置がツールバー印刷物１０６の位置と合ってかをダイアログ表示し、操作者に確認させる。
確認がＯＫの場合は、ツールバー配置情報テーブル３１４のアイコン並びに定義済みツールバーTiのアイコン並びを設定する。
【００１８】
図６は、ツールバー印刷物１０６上のいずれかのアイコンが電子ペン１０４によって選択されたときのアイコン押下処理を示すフローチャートである。なお、この場合のアイコン押下処理プログラムは中央演算装置１０８のメモリに予め記憶されている。
まず、ステップ６０１で、電子ペン１０４でツールバー印刷物１０６が押圧された位置を(x,y)に格納する。
次に、ステップ６０２で、ツールバー配置情報テーブル３１４からツールバー印刷物１０６の左上座標を取得し、(x0,y0)に格納する。続く、ステップ６０３で、ツールバー配置情報テーブル３１４からツールバー印刷物のアイコンサイズ取得し、widthに設定する。
ステップ６０４で、a=(x-x0)/width、b=(y-y0)/widthを計算する。続いて、ステップ６０５で、i=a*(ツールバー印刷物の横のアイコンの数)+bを計算し、アイコン並びの何番目のアイコンが押圧されたかを求める。
ステップ６０６で、ツールバー配置情報テーブル３１４のアイコン並びの情報から、押圧されたアイコンのアイコンＩＤが分かるので、そのアイコンＩＤに対応した機能をアイコン対応テーブル３１３から取得し、ステップ６０７でそのアイコンＩＤに対応した処理を実行する。
【００１９】
図７は、ツールバー印刷物１０６を印刷装置１０７で印刷して出力する場合のツールバー描画処理を示すフローチャートである。なお、この場合のツールバー描画処理プログラムは中央演算装置１０８のメモリに予め記憶されている。
まず、ステップ７０１で描画しようとする定義済みツールバーのアイコン並びを、定義済みツールバー情報テーブル３１２から取得する。
続く、ステップ７０２〜７０４で、アイコン対応テーブル３１３からアイコン並び中の各アイコンＩＤに対応する各アイコン画像を取得し、アイコン並びの順番で描画する。
すなわち、アイコン並び中のアイコンID Ij (j=0,1,...)について、アイコンID Ijに対応するアイコンをアイコン対応テーブル３１３から取得し、アイコン画像をツールバー上に描画する処理を繰り返す。このとき、ツールバーの横方向のアイコンの個数（固定値）を超える場合は、次の段に描画する。
【００２０】
図８は、ツールバー印刷処理のフローチャートである。なお、この場合のツールバー印刷処理プログラムは中央演算装置１０８のメモリに予め記憶されている。
まず、ステップ８０１〜８０６で定義済みツールバーの一覧を作成し、ステップ８０７でどのツールバーの印刷を行うのか操作者の選択を待ち、ステップ８０８、８０９で選択されたツールバーの描画内容を印刷装置１０７に出力する。
すなわち、定義済みツールバーTi(i=0,1,...)について、Tiのツールバーを画面(x0,y0)に描画し（ステップ８０２）、第１入力点をツールバーの左上(x0,y0)に描画し（ステップ８０３）、第２入力点をツールバーの左上からアイコン幅一つ分(w)右に描画し（ステップ８０４）、Tiの定義済みツールバー情報テーブル３１４の第３入力点(a,b)に取得し（ステップ８０５）、第３入力点を(x0+a*w,y0+b*w)に描画する（ステップ８０６）処理を繰り返し、定義済みツールバーの一覧から操作者の選択を待ち（ステップ８０７）、操作者の選択したツールバーの番号をsに取得し（ステップ８０８）、定義済みツールバーTsの描画内容を印刷装置１０７に出力する（ステップ８０９）。
【００２１】
なお、上記説明において、図５〜図８のプログラムが動作するウインドウシステムがツールバーインタフェースを非表示にしながらも、インタフェースへの入力を表示しているときと同様に扱う機能（ダイアログ透明属性）を持っている場合は、透明属性をつけたツールバーインタフェースをタッチパネル１０３の表示画面上にツールバー印刷物１０６と同じ位置に、同じサイズで作成することで、より単純な処理（座標入力位置をウインドウシステムに入力するだけ）で、選択したアイコンを識別することが可能である。
また、中央演算装置の映像出力を２系統に分離して表示する場合を説明したが、本発明は、操作者用の表示装置のみが存在する場合においても適用することができることは言うまでない。
また、ツールバー印刷物を取り付ける部材については、ツールバー印刷物自体の裏面に粘着力の弱い透明粘着剤を塗布し、この透明粘着剤によってツールバー印刷物をタッチパネル表面に取り付ける方法を採用することができる。粘着力の弱い透明粘着剤を使用することにより、ツールバー印刷物をさらに簡単に取り替えることが可能になる。また、透明粘着剤の粘着力が劣化するまで繰り返しの使用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【００２２】
【図１】本発明を適用した情報処理装置の一実施の形態を示すハードウェア構成図である。
【図２】タッチパネルとツールバー印刷物の固定用透明軟質パネルの関係及び選択されたアイコンを識別する方法を説明する図である。
【図３】中央処理装置内に設けた機能を示す機能構成図である。
【図４】アイコンの絵柄及び並びが異なる複数種類のツールバー印刷物のうち、操作者が選択して透明軟質パネルにセットしたツールバー印刷物を、操作者が指定する方法を説明する図である。
【図５】ツールバー印刷物をセットしたときに実行する配置処理のフローチャートである。
【図６】ツールバー印刷物上のいずれかのアイコンが電子ペンによって選択されたときのアイコン押下処理を示すフローチャートである。
【図７】ツールバー印刷物を印刷装置で印刷して出力する場合のツールバー描画処理を示すフローチャートである。
【図８】ツールバー印刷処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【００２３】
１０１閲覧者用表示装置
１０３ タッチパネル
１０４ 電子ペン
１０５ 印刷物固定用透明軟質パネル
１０６ ツールバー印刷物
１０８ 中央演算装置
３０６ アイコン押下処理部
３１１ ツールバー配置処理部
３１４ ツールバー配置情報テーブル
３１３ アイコン対応テーブル
【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置におけるアイコン指示装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、情報処理装置の映像出力を用いてプレゼンテーションなどを行う場合、情報処理装置の映像出力２系統に分岐し、操作用表示装置と閲覧者用表示装置の双方に出力し、操作者（プレゼンター）が操作用表示装置に表示された画面切り替えアイコンなどの操作指示用インタフェースで画面切り替え等を行うプレゼンテーション方法が多用されている。
しかし、映像出力を単に２系統に分岐して操作用表示装置と閲覧者用表示装置の双方に出力した場合、閲覧者用表示装置にも画面切り替えアイコンなどの操作指示用インタフェースが表示されてしまい、閲覧者にとって目障りとなってしまい好ましくない。
そこで、操作者が操作用表示装置にのみに画面切り替え等を行うファンクションボタンなどハード的なボタンを設け、このボタンの操作により画面切り替え等を行うように構成することが考えられる。
なお、従来において、アイコンを表示する方法として、下記の特許文献１に開示されているように、アイコンの切り替えにより少ない領域に大きなサイズのアイコンを表示するようにした技術がある。
【０００３】
【特許文献１】特開平５−１１９６９号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、操作用表示装置にのみに画面切り替え等を行うファンクションボタンなどハード的なボタンを設け、このボタンの操作により画面切り替え等を行うように構成した場合、コストが嵩むという問題がある。
【０００５】
本発明の目的は、操作者用表示装置と閲覧者用表示装置に同じ画面を表示する情報処理装置において画面切り替えなどの操作を安価な構成で実現できるアイコン指示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明は、操作者用表示装置と閲覧者用表示装置に同じ画面を表示する情報処理装置に使用するアイコン指示装置であって、
前記操作者用表示装置の画面上におけるペン操作による座標位置を検出する座標検出手段と、複数の異なる絵柄のアイコンが異なる並びで印刷されたツールバー印刷物を前記操作者用表示装置の画面上に固定する固定部材と、固定されたツールバー印刷物に印刷された第１の指定点と第２の指定点がペン操作された場合の位置座標及び第３の指定点がペン操作された場合の位置座標を前記座標検出手段から取得し、前記第１の指定点、第２の指定点及び第３の指定点の位置座標に基づき前記ツールバー印刷物に印刷された個々のアイコンのサイズと並び、前記ツールバー印刷物のサイズを識別し、第１のテーブルに登録する第１の手段と、前記ペン操作によって指示された前記ツールバー印刷物上のアイコンの位置座標と前記第１のテーブルに登録された情報に基づき、前記ツールバー印刷物上のいずれのアイコンが指示されたかを識別する第２の手段を備えることを特徴とする。
また、前記第２の手段によって識別されるアイコンと当該アイコンに割り当てた処理を登録した第２のテーブルを備え、前記第２の手段が識別したアイコンに割り当てられた処理を前記第２のテーブルから取得し、その取得した処理を実行する第３の手段をさらに備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、操作者用表示装置にファンクションボタンなど特別な装置を追加することなく、操作者用表示装置と閲覧者用表示装置に同じ画面を表示しながら、操作者にのみが操作するアイコン指示装置を安価に実現することができる。
更に、ツールバーのアイコンとその並びをツールバー印刷物を交換するのみで変更することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
以下、本発明を実施する場合の一形態を図面を参照して具体的に説明する。
図１は、本発明を適用した情報処理装置の一実施の形態を示すハードウェア構成図である。
本実施形態の情報処理装置は、電子ペン１０４と、その電子ペン１０４の座標を読み取る座標読取装置と操作用画像表示装置が一体となったタッチパネル１０３、それぞれ異なる絵柄のアイコンの並びからなるツールバー印刷物１０６、そのツールバー１０６をタッチパネル１０３の表面に固定する透明軟質パネル１０５（軟質パネルは両面テープなどでタッチパネルに貼り付ける）、タッチパネル１０５に固定されたツールバー印刷物１０６上のいずれかのアイコンを電子ペン１０４でタッチした場合に、タッチパネル１０３が検出した座標を中央演算装置１０８に入力する座標データ入力ケーブル１１１、中央演算装置１０８、中央演算装置１０８の映像を２系統に分配する映像分配装置１０２、分配した映像を出力する映像ケーブル１１０ａ，１１０ｂ、分配した映像を閲覧側に表示する閲覧者用表示装置１０１、中央演算装置１０９の生成したツールバーの描画内容をツールバー印刷物１０６として印刷する印刷装置１０７、印刷装置１０７と中央演算装置１０７を接続するプリンタケーブル１０９からなっている。
【０００９】
図２は、タッチパネル１０３とツールバー印刷物１０６の固定用透明軟質パネル１０５の関係を示した概略構成図であり、タッチパネル１０３は操作者用の表示装置画面１１２の表面に固定され、表示装置画面１１２に表示された映像を操作者が確認可能なような透明材質で構成され、電子ペン１０４でタッチパネル表面を接触または押圧することにより、電子ペン１０４の接触または押圧位置の座標を出力するようになっている。
このタッチパネル１０３の表面には、透明軟質材で形成された透明軟質パネル１０５が固定され、この透明軟質パネル１０５にツールバー印刷物１０６を差し込んで固定できるようになっている。
なお、タッチパネル１０３は、映像を透過表示可能な材質であれば、感圧式あるいは電磁誘導方式など、既知の検出方式のものを用いることができる。以下では、感圧式のものを用いた場合について説明する。
【００１０】
ツールバー印刷物１０６には、後述する図４に示すように、閲覧者用表示装置１０１およびタッチパネル１０３に表示する映像の切り替え等を中央処理装置１０８に指示するための複数のアイコンが印刷されている。
このツールバー印刷物１０６は、アイコンの絵柄及びその並びが異なるものが複数種類用意され、必要に応じて、いずれかの絵柄及び並びのものを操作者が選択し、透明軟質パネル１０５に差し込んで固定できるようになっている。
透明軟質パネル１０５にツールバー印刷物１０６を固定した状態で、ツールバー印刷物１０６のアイコンの並びのうちひとつが、操作者により電子ペン１０４で押圧されると、タッチパネル１０３はそのときの座標位置を検出し、座標データ入力ケーブル１１１により中央演算装置１０８に入力する。
中央演算装置１０８は、電子ペン１０４の座標位置と、後述するツールバー配置情報を使って、操作者が選択したアイコンを識別する。
【００１１】
図３は、中央演算装置１０８内の機能を示したブロック図である。
中央演算装置１０８内には、タッチパネル１０３から入力された座標データによって、操作者が電子ペン１０４によって押圧されたツールバー１０６上のアイコンを識別するためのアイコン対応テーブル３１３が設けられている。
アイコン対応テーブル３１３は、アイコンＩＤ、アイコン画像、アイコンＩＤが選択されたときに実行される機能のセットからなる。
また、定義済みツールバー情報テーブル３１２が設けられている。この定義済みツールバー情報テーブル３１２は、後述する第３入力点がどの値のときにどのアイコン並びのツールバーであるかを識別するためのアイコンＩＤの並びで定義したセットからなる。
また、ツールバー配置情報テーブル３１４が設けられている。このツールバー配置情報テーブル３１４は、現在使用しているツールバー印刷物１０６上のアイコンの並び、ツールバー印刷物の位置とアイコンサイズからなる。
【００１２】
また、ツールバー描画部３１５が設けられている。このツールバー描画部３１５は、アイコン対応テーブル３１３のアイコン画像をアイコン並びに指定された順番で描画することで、ツールバーを描画する。
また、ツールバー印刷処理部３１０が設けられている。このツールバー印刷処理部３１０は、定義済みツールバーのうちユーザが選択したツールバーをツールバー描画部３１５を使って、印刷装置３０８に出力することでツールバー印刷物１０６を作成する。
また、ツールバー配置処理部３１１が設けられている。このツールバー配置処理部３１１は、操作者がツールバー印刷物１０６を透明軟質パネル１０５にセットし、電子ペン１０４でツールバー印刷物１０６上の指定された位置を指定された順番で押したとき、その押された第１入力点、第２入力点、第３入力点から、定義済みツールバー情報テーブル３１２を使って、現在セットされているツールバー印刷物１０６上のアイコンの並び、ツールバー印刷物１０６の位置とアイコンサイズをツールバー配置情報テーブル３１４に設定する。
また、アイコン押下処理部３０６が設けられている。このアイコン押下処理部３０６は、操作者が電子ペン１０４でツールバー印刷物１０６のアイコンの１つを押圧したとき、ツールバー配置情報テーブル３１４から、押圧されたアイコンＩＤを取得し、アイコン対応テーブル３１３からアイコンＩＤに対応した機能を実行する。
電子ペン１０４の押圧位置情報は、入力処理部３０４を介してツールバー配置処理部３１１及びアイコン押下処理部３０６に入力される。
【００１３】
図４は、アイコンの絵柄及び並びが異なる複数種類のツールバー印刷物１０６のうち、操作者が選択して透明軟質パネル１０５にセットしたツールバー印刷物１０６を、操作者が指定する方法を説明する図である。
図４（ａ），（ｂ）のツールバー印刷物１０６ａ，１０６ｂは、それぞれ異なる定義済みツールバーの印刷物であり、絵柄及び並びが異なるアイコンが定義済みツールバー情報テーブル３１２に指定されたアイコン並びの順番で印刷されている。そして、第１入力点が左上に、第２入力点が左上からアイコンひとつ分右に、第３入力点が定義済みツールバー情報テーブル３１２に指定された第３入力点のアイコン位置に印刷されている。
【００１４】
本発明では、ツールバー印刷物１０６の第３入力点が押圧されたとき、それが定義済みツールバー情報テーブル３１２のどの座標に対応するかを計算することにより、セットされたツールバー印刷物１０６が定義済みツールバー情報テーブル３１２に定義された複数種類のツールバーのうちどれであるか識別する。
例えば、図４（ｂ）のツールバー印刷物１０６ｂは、第３入力点の座標が「４，０」であるため、図３の定義済みツールバー情報テーブル３１２に定義された情報により、アイコンＩＤが２，５，６，７の並びのツールバー印刷物であるものと識別される。このうち、アイコンＩＤ＝２のアイコンは、図４（ｃ）のアイコン対応テーブル３１３により、手書きペンの絵柄に該当するアイコンであることが判明する。
【００１５】
図５は、ツールバー印刷物１０６をセットしたときに実行する配置処理のフローチャートである。なお、この場合の配置処理プログラムは中央演算装置１０８のメモリに予め記憶されている。
操作者が、ツールバー印刷物１０６のうちひとつを透明軟質パネル１０５にセットし、タッチパネル１０３上に固定した後、配置処理プログラムを起動し、ツールバー印刷物１０６上に印刷された第１、第２、第３入力点を電子ペン１０４で順番に押圧すると、配置処理プログラムは位置合わせを開始する（ステップ５０１）。
まず、ステップ５０２で第1入力点座標を(x0、y0)に格納し、ステップ５０３でこの第1入力点座標(x0,y0)をツールバー配置情報テーブル３１４のツールバー位置に設定する。
【００１６】
続く、ステップ５０４では第２入力位置座標を(x1,y1)に格納し、ステップ５０５で(x1-x0)を計算し、その計算結果をアイコンサイズとしてツールバー配置情報テーブル３１４に設定する。
すなわち、本発明では、第１、第２入力点のｘ座標の差により、アイコンサイズを識別する。
次に、ステップ５０６では３入力点座標を(x2, y2)に格納し、a=(x2-x0)/(x1-x0)、b=(y2-y0)/(y1-y0)を計算する（ステップ５０７）。そして、ステップ５０８、５０９で定義済みツールバー情報テーブル３１２の中から、その第３入力位置がこの(a,b)であるものを検索する。
すなわち、ステップ５０６〜５０９では、１つのアイコンサイズを基準とて、第３入力点が１アイコンサイズの何倍だけ離れた位置にあるかを判定し、第３入力点がその位置にある定義済みツールバーを検索するものである。
この処理によって、絵柄と並びが同じであるが、サイズが異なる場合であっても、同一種類のツールバー印刷物として認識されることになる。
【００１７】
次に、ステップ５１０、５１１、５１２では見つかったツールバーを(x0, y0-2*width)の位置にプレビュー画像として描画し、アイコンの並びがセットしたツールバー印刷物１０６と正しいか、アイコンの位置がツールバー印刷物１０６の位置と合ってかをダイアログ表示し、操作者に確認させる。
確認がＯＫの場合は、ツールバー配置情報テーブル３１４のアイコン並びに定義済みツールバーTiのアイコン並びを設定する。
【００１８】
図６は、ツールバー印刷物１０６上のいずれかのアイコンが電子ペン１０４によって選択されたときのアイコン押下処理を示すフローチャートである。なお、この場合のアイコン押下処理プログラムは中央演算装置１０８のメモリに予め記憶されている。
まず、ステップ６０１で、電子ペン１０４でツールバー印刷物１０６が押圧された位置を(x,y)に格納する。
次に、ステップ６０２で、ツールバー配置情報テーブル３１４からツールバー印刷物１０６の左上座標を取得し、(x0,y0)に格納する。続く、ステップ６０３で、ツールバー配置情報テーブル３１４からツールバー印刷物のアイコンサイズ取得し、widthに設定する。
ステップ６０４で、a=(x-x0)/width、b=(y-y0)/widthを計算する。続いて、ステップ６０５で、i=a*(ツールバー印刷物の横のアイコンの数)+bを計算し、アイコン並びの何番目のアイコンが押圧されたかを求める。
ステップ６０６で、ツールバー配置情報テーブル３１４のアイコン並びの情報から、押圧されたアイコンのアイコンＩＤが分かるので、そのアイコンＩＤに対応した機能をアイコン対応テーブル３１３から取得し、ステップ６０７でそのアイコンＩＤに対応した処理を実行する。
【００１９】
図７は、ツールバー印刷物１０６を印刷装置１０７で印刷して出力する場合のツールバー描画処理を示すフローチャートである。なお、この場合のツールバー描画処理プログラムは中央演算装置１０８のメモリに予め記憶されている。
まず、ステップ７０１で描画しようとする定義済みツールバーのアイコン並びを、定義済みツールバー情報テーブル３１２から取得する。
続く、ステップ７０２〜７０４で、アイコン対応テーブル３１３からアイコン並び中の各アイコンＩＤに対応する各アイコン画像を取得し、アイコン並びの順番で描画する。
すなわち、アイコン並び中のアイコンID Ij (j=0,1,...)について、アイコンID Ijに対応するアイコンをアイコン対応テーブル３１３から取得し、アイコン画像をツールバー上に描画する処理を繰り返す。このとき、ツールバーの横方向のアイコンの個数（固定値）を超える場合は、次の段に描画する。
【００２０】
図８は、ツールバー印刷処理のフローチャートである。なお、この場合のツールバー印刷処理プログラムは中央演算装置１０８のメモリに予め記憶されている。
まず、ステップ８０１〜８０６で定義済みツールバーの一覧を作成し、ステップ８０７でどのツールバーの印刷を行うのか操作者の選択を待ち、ステップ８０８、８０９で選択されたツールバーの描画内容を印刷装置１０７に出力する。
すなわち、定義済みツールバーTi(i=0,1,...)について、Tiのツールバーを画面(x0,y0)に描画し（ステップ８０２）、第１入力点をツールバーの左上(x0,y0)に描画し（ステップ８０３）、第２入力点をツールバーの左上からアイコン幅一つ分(w)右に描画し（ステップ８０４）、Tiの定義済みツールバー情報テーブル３１４の第３入力点(a,b)に取得し（ステップ８０５）、第３入力点を(x0+a*w,y0+b*w)に描画する（ステップ８０６）処理を繰り返し、定義済みツールバーの一覧から操作者の選択を待ち（ステップ８０７）、操作者の選択したツールバーの番号をsに取得し（ステップ８０８）、定義済みツールバーTsの描画内容を印刷装置１０７に出力する（ステップ８０９）。
【００２１】
なお、上記説明において、図５〜図８のプログラムが動作するウインドウシステムがツールバーインタフェースを非表示にしながらも、インタフェースへの入力を表示しているときと同様に扱う機能（ダイアログ透明属性）を持っている場合は、透明属性をつけたツールバーインタフェースをタッチパネル１０３の表示画面上にツールバー印刷物１０６と同じ位置に、同じサイズで作成することで、より単純な処理（座標入力位置をウインドウシステムに入力するだけ）で、選択したアイコンを識別することが可能である。
また、中央演算装置の映像出力を２系統に分離して表示する場合を説明したが、本発明は、操作者用の表示装置のみが存在する場合においても適用することができることは言うまでない。
また、ツールバー印刷物を取り付ける部材については、ツールバー印刷物自体の裏面に粘着力の弱い透明粘着剤を塗布し、この透明粘着剤によってツールバー印刷物をタッチパネル表面に取り付ける方法を採用することができる。粘着力の弱い透明粘着剤を使用することにより、ツールバー印刷物をさらに簡単に取り替えることが可能になる。また、透明粘着剤の粘着力が劣化するまで繰り返しの使用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【００２２】
【図１】本発明を適用した情報処理装置の一実施の形態を示すハードウェア構成図である。
【図２】タッチパネルとツールバー印刷物の固定用透明軟質パネルの関係及び選択されたアイコンを識別する方法を説明する図である。
【図３】中央処理装置内に設けた機能を示す機能構成図である。
【図４】アイコンの絵柄及び並びが異なる複数種類のツールバー印刷物のうち、操作者が選択して透明軟質パネルにセットしたツールバー印刷物を、操作者が指定する方法を説明する図である。
【図５】ツールバー印刷物をセットしたときに実行する配置処理のフローチャートである。
【図６】ツールバー印刷物上のいずれかのアイコンが電子ペンによって選択されたときのアイコン押下処理を示すフローチャートである。
【図７】ツールバー印刷物を印刷装置で印刷して出力する場合のツールバー描画処理を示すフローチャートである。
【図８】ツールバー印刷処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【００２３】
１０１閲覧者用表示装置
１０３ タッチパネル
１０４ 電子ペン
１０５ 印刷物固定用透明軟質パネル
１０６ ツールバー印刷物
１０８ 中央演算装置
３０６ アイコン押下処理部
３１１ ツールバー配置処理部
３１４ ツールバー配置情報テーブル
３１３ アイコン対応テーブル
【特許請求の範囲】
【請求項１】
操作者用表示装置と閲覧者用表示装置に同じ画面を表示する情報処理装置に使用するアイコン指示装置であって、
前記操作者用表示装置の画面上におけるペン操作による座標位置を検出する座標検出手段と、複数の異なる絵柄のアイコンが異なる並びで印刷されたツールバー印刷物を前記操作者用表示装置の画面上に固定する固定部材と、固定されたツールバー印刷物に印刷された第１の指定点と第２の指定点がペン操作された場合の位置座標及び第３の指定点がペン操作された場合の位置座標を前記座標検出手段から取得し、前記第１の指定点、第２の指定点及び第３の指定点の位置座標に基づき前記ツールバー印刷物に印刷された個々のアイコンのサイズと並び、前記ツールバー印刷物のサイズを識別し、第１のテーブルに登録する第１の手段と、前記ペン操作によって指示された前記ツールバー印刷物上のアイコンの位置座標と前記第１のテーブルに登録された情報に基づき、前記ツールバー印刷物上のいずれのアイコンが指示されたかを識別する第２の手段を備えることを特徴とするアイコン指示装置。
【請求項２】
前記第２の手段によって識別されるアイコンと当該アイコンに割り当てた処理を登録した第２のテーブルを備え、前記第２の手段が識別したアイコンに割り当てられた処理を前記第２のテーブルから取得し、その取得した処理を実行する第３の手段をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のアイコン指示装置。
【請求項１】
操作者用表示装置と閲覧者用表示装置に同じ画面を表示する情報処理装置に使用するアイコン指示装置であって、
前記操作者用表示装置の画面上におけるペン操作による座標位置を検出する座標検出手段と、複数の異なる絵柄のアイコンが異なる並びで印刷されたツールバー印刷物を前記操作者用表示装置の画面上に固定する固定部材と、固定されたツールバー印刷物に印刷された第１の指定点と第２の指定点がペン操作された場合の位置座標及び第３の指定点がペン操作された場合の位置座標を前記座標検出手段から取得し、前記第１の指定点、第２の指定点及び第３の指定点の位置座標に基づき前記ツールバー印刷物に印刷された個々のアイコンのサイズと並び、前記ツールバー印刷物のサイズを識別し、第１のテーブルに登録する第１の手段と、前記ペン操作によって指示された前記ツールバー印刷物上のアイコンの位置座標と前記第１のテーブルに登録された情報に基づき、前記ツールバー印刷物上のいずれのアイコンが指示されたかを識別する第２の手段を備えることを特徴とするアイコン指示装置。
【請求項２】
前記第２の手段によって識別されるアイコンと当該アイコンに割り当てた処理を登録した第２のテーブルを備え、前記第２の手段が識別したアイコンに割り当てられた処理を前記第２のテーブルから取得し、その取得した処理を実行する第３の手段をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のアイコン指示装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【公開番号】特開２００７−２４１４０１（Ｐ２００７−２４１４０１Ａ）
【公開日】平成１９年９月２０日（２００７．９．２０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−５９４０２（Ｐ２００６−５９４０２）
【出願日】平成１８年３月６日（２００６．３．６）
【出願人】（０００２３３０５５）日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社 (1,610)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年９月２０日（２００７．９．２０）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年３月６日（２００６．３．６）
【出願人】（０００２３３０５５）日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社 (1,610)
【Ｆターム（参考）】
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