説明

アデノ随伴ウイルス(AAV)配列の検出および/もしくは同定方法ならびにそれにより同定される新規配列の単離方法

【課題】組織もしくは細胞から得られたDNAのサンプル中のAAV配列の検出および単離方法、及び、本方法により同定されるAAV配列およびこれらの方法を使用して構築されるベクターを提供する。
【解決手段】核に侵入しならびにヘルパーウイルスの共感染の非存在下で細胞DNA中に組込み、そして潜在性感染を確立するアデノ随伴ウイルス(AAV)の能力を利用する方法。ヒトおよび非ヒト霊長類起源の組織ならびに他の供給源からのDNAからのAAVの配列の検出、同定および/もしくは単離のためのポリメラーゼ連鎖反応(PCR)に基づく戦略。有利には、他の組込まれたウイルスおよび非ウイルス配列の検出、同定および/もしくは単離。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
AAVcy.5、配列番号103のアミノ酸1から728のアミノ酸配列またはそれと95%同一である配列を有するAAVキャプシド、およびAAV逆方向末端反復配列(ITR)並びに宿主細胞中での発現を導く調節配列に操作可能に連結されたヘテロロガスな遺伝子を有するミニ遺伝子、を含んでなるアデノ随伴ウイルス(AAV)。
【請求項2】
ITRがAAV2からのものである、請求項1に記載のAAV。
【請求項3】
vp1キャプシドタンパク質、配列番号103のアミノ酸(aa)1から728;
vp2キャプシドタンパク質、配列番号103のaa138から728;および
vp3キャプシドタンパク質、配列番号103のaa197から728;
から成る群から選択されるAAVcy.5タンパク質を含んでなる、単離されたキャプシドタンパク質。
【請求項4】
配列番号103の197から728のaa配列またはそれと95%同一である配列を有するAAVcy.5を少なくとも含んでなるAAVキャプシド、およびAAV逆方向末端反復配列(ITR)並びに宿主細胞中での発現を導く調節配列に操作可能に連結されたヘテロロガスな遺伝子を有するミニ遺伝子、を含んでなるアデノ随伴ウイルス(AAV)。
【請求項5】
請求項3に記載のタンパク質をコードする単離された核酸分子。
【請求項6】
前記分子がプラスミドである、請求項5に記載の分子。
【請求項7】
前記分子が機能的AAV rep遺伝子をさらに含んでなる、請求項5または6に記載の分子。
【請求項8】
AAV血清型キャプシドを含んでなる組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)の生成方法であって、(a)アデノ随伴ウイルスキャプシドをコードする請求項5に記載の分子;(b)機能的rep遺伝子;(c)AAV逆方向末端反復配列(ITR)およびトランスジーンを含んでなるミニ遺伝子;ならびに(d)AAVキャプシドタンパク質中へのミニ遺伝子のパッケージングを可能にするのに十分なヘルパー機能、を含有する宿主細胞を培養する工程を含んでなる、上記方法。
【請求項9】
請求項1、2または4のいずれかに記載のアデノ随伴ウイルスまたは請求項5から7のいずれかに記載の分子でトランスフェクトされた宿主細胞。
【請求項10】
請求項1、2または4のいずれかに記載のAAVおよび生理学的に適合性の担体を含んでなる組成物。
【請求項11】
請求項5から7のいずれかに記載の分子および生理学的に適合性の担体を含んでなる組成物。

【公開番号】特開2013−13414(P2013−13414A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−200500(P2012−200500)
【出願日】平成24年9月12日(2012.9.12)
【分割の表示】特願2009−102988(P2009−102988)の分割
【原出願日】平成14年11月12日(2002.11.12)
【出願人】(502409813)ザ・トラステイーズ・オブ・ザ・ユニバーシテイ・オブ・ペンシルベニア (37)
【Fターム(参考)】