説明

アナログ・デジタル対応記録再生装置及び表示装置

【課題】
デジタル回路ブロックとアナログ回路ブロックとの相互間のノイズや輻射の影響を可及的低減したアナログ・デジタル対応記録再生装置及び表示装置を提供する。
【解決手段】
記録再生装置1の筐体2内に、アナログ放送を受信したアナログ信号を制御するアナログ回路ブロックを構成するメイン基板10と、デジタル放送を受信したデジタル信号を制御するデジタル回路ブロックとを構成するIP変換回路基板11とを備え、メイン基板10とIP変換回路基板11とを平行に配置すると共にこれらの端部側同士を一体的に取り付ける。この取り付けた接続部12の近傍にメイン基板10とIP変換回路基板11との間を間仕切りするシールド付き基板13を設ける。これにより、メイン基板10とIP変換回路基板11同士のノイズ干渉及び輻射の影響を抑える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、従来から利用されているアナログ放送に加え、デジタル放送の信号入力可能なアナログ・デジタル対応記録再生装置及びアナログ・デジタル対応表示装置に関し、特に、こうした装置に備えたアナログ回路ブロックを構成するメイン基板とこのメイン基板に取り付けられるデジタル回路ブロックを構成するサブ基板とが、互いにノイズ干渉の影響を受けないよう配置したアナログ・デジタル対応記録再生装置及び表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、基板の共通化や小型化を実現するために、単独の装置内にデジタル回路ブロックやアナログ回路ブロックを混在して配置する場合、デジタル回路ブロックとアナログ回路ブロックとのそれぞれを別々の基板に配置したり、或いは水平に配置したアナログ回路ブロックを構成するメイン基板に対し、メイン基板上に垂直に立設してデジタル回路ブロックを構成する立ち基板を組み付け、同一の向きにこれらの基板が平行に重なった状態で配置されないようにすることにより、各基板が相互にノイズ干渉の影響を受けないようにした構造のものが用いられている。
【0003】
ところで、近年の記録再生装置などは、購買者の要望により益々その筐体が小型化されてきており、小型化を図ることで筐体内の余裕スペースが小さくなってしまうことから、仮にデジタル回路ブロックとアナログ回路ブロックを1枚の基板上に配置するとなると、これらデジタル回路ブロックとアナログ回路ブロックは、小型化された装置内に近接した状態で配置しなければならず、近接して配置するとなると相互にノイズ干渉を起こす懸念がある。また、構造上デジタル回路ブロックの基板の占有スペースを大きく採らざるを得ない際には、デジタル回路ブロックの基板上方の空間を利用して、この基板上に別基板を配置する対策が採られているが、これらの基板が平行に重なるように配置された際には、相互間でノイズ干渉の影響を受けることから、デジタル回路ブロックの基板とアナログ回路ブロックの基板とを近接させた状態で配置するには限界があった。
【0004】
また、こうした従来技術に関連するものとして、特許文献1にはメイン基板上に複数のサブ基板を上下方向に平行に配列した複数のサブ基板を実装した多重実装装置が開示されており、また、特許文献2には平行に配置したメイン基板に対し垂直にサブ基板を取り付けた構造のものが開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開平5−13134号公報
【特許文献2】特開2001−266977号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記特許文献1は、メイン基板上に複数のサブ基板を平行に配列実装し、メイン基板の部品実装率を向上したに過ぎず、各基板が平行に重なるように複数配列されているので、これらの基板がノイズ干渉する虞がある。また、特許文献2においては、メイン基板に固定具によりサブ基板を挟み込んで保持する構造が開示されているが、デジタル回路ブロックとアナログ回路ブロックとの混在する複数の基板を装置内に配置し、ブロック同士の相互のノイズ干渉を防止する構造については開示も示唆もされているものではない。
【0007】
本発明は、前述した背景技術の実状を鑑みてなされたものであり、デジタル回路ブロックとアナログ回路ブロックとの相互間のノイズや輻射の影響を可及的低減したアナログ・デジタル対応記録再生装置及び表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の請求項1のアナログ・デジタル対応記録再生装置は、アナログ放送及びデジタル放送からの信号を受信可能なアナログ・デジタル対応記録再生装置において、この記録再生装置の筐体内に、アナログ放送を受信したアナログ信号を制御するアナログ回路ブロックを構成するメイン基板と、デジタル放送を受信したデジタル信号を制御するデジタル回路ブロックとを構成するサブ基板とを備え、前記メイン基板とサブ基板とを平行して配置すると共にこれらメイン基板とサブ基板との端部側同士を一体的に取り付け、この取り付けた接続部の近傍に前記アナログ回路ブロックとデジタル回路ブロックとの間を間仕切りするシールド付き基板を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項1により、アナログ回路ブロックとデジタル回路ブロックとの相互間ノイズ干渉及び輻射をシールド付き基板で軽減することが可能となる。
【0010】
本発明の請求項2のアナログ・デジタル対応記録再生装置は、請求項1記載のアナログ・デジタル対応記録再生装置において、前記メイン基板とサブ基板を水平に配置し、前記シールド付き基板を垂直に配置したことを特徴とする。
【0011】
請求項2により、水平に配置されたメイン基板のアナログ回路ブロックとサブ基板のデジタル回路ブロック同士のノイズ干渉及び輻射をシールド付き基板で垂直に間仕切りすることで軽減することが可能となる。
【0012】
本発明の請求項3のアナログ・デジタル対応記録再生装置は、請求項1又2記載のアナログ・デジタル対応記録再生装置において、前記メイン基板に一体的に設けた接続ピン又はコネクタに、前記シールド付き基板に一体的に設けたコネクタ又は接続ピンを差し込んで取り付けたことを特徴とする。
【0013】
請求項3により、コネクタと接続ピンとを差し込んで取り付けることができるから、一般的に用いられているネジ止めなどのように時間をかけることなく、メイン基板から簡単にシールド付き基板を着脱できる。
【0014】
本発明の請求項4のアナログ・デジタル対応表示装置は、アナログ放送及びデジタル放送からの信号を受信可能なアナログ・デジタル対応表示装置において、この表示装置の筐体内に、アナログ放送を受信したアナログ信号を制御するアナログ回路ブロックを構成するメイン基板と、デジタル放送を受信したデジタル信号を制御するデジタル回路ブロックとを構成するサブ基板とを備え、前記メイン基板とサブ基板とを平行して配置すると共にこれらメイン基板とサブ基板との端部側同士を一体的に取り付け、この取り付けた接続部の近傍に前記アナログ回路ブロックとデジタル回路ブロックとの間を間仕切りするシールド付き基板を設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項4により、アナログ回路ブロックとデジタル回路ブロックとの相互間のノイズ干渉及び輻射をシールド付き基板で軽減することが可能となる。
【0016】
本発明の請求項5のアナログ・デジタル対応表示装置は、請求項4記載のアナログ・デジタル対応表示装置において、前記メイン基板とサブ基板を水平に配置し、前記シールド付き基板を垂直に配置したことを特徴とする。
【0017】
請求項5により、水平に配置されたメイン基板のアナログ回路ブロックとサブ基板のデジタル回路ブロック同士のノイズ干渉及び輻射をシールド付き基板で垂直に間仕切りすることで軽減することが可能となる。
【0018】
本発明の請求項6のアナログ・デジタル対応表示装置は、請求項4又は5記載のアナログ・デジタル対応表示装置において、前記メイン基板に一体的に設けた接続ピン又はコネクタに、前記シールド付き基板に一体的に設けたコネクタ又は接続ピンを差し込んで取り付けたことを特徴とする。
【0019】
請求項6により、コネクタと接続ピンとを差し込んで取り付けることができるから、一般的に用いられているネジ止めなどのように時間をかけることなく、メイン基板から簡単にシールド付き基板を着脱できる。
【発明の効果】
【0020】
本発明の請求項1のアナログ・デジタル対応記録再生装置によれば、アナログ放送及びデジタル放送からの信号を受信可能なアナログ・デジタル対応記録再生装置において、この記録再生装置の筐体内に、アナログ放送を受信したアナログ信号を制御するアナログ回路ブロックを構成するメイン基板と、デジタル放送を受信したデジタル信号を制御するデジタル回路ブロックとを構成するサブ基板とを備え、前記メイン基板とサブ基板とを平行して配置すると共にこれらメイン基板とサブ基板との端部側同士を一体的に取り付け、この取り付けた接続部の近傍にアナログ回路ブロックとデジタル回路ブロックとの間を間仕切りするシールド付き基板を設けたので、デジタル回路ブロックとアナログ回路ブロックとの相互間のノイズや輻射の影響を可及的低減することができる。
【0021】
本発明の請求項2のアナログ・デジタル対応記録再生装置によれば、請求項1記載の記載において、前記メイン基板とサブ基板を水平に配置し、前記シールド付き基板を垂直に配置したものであり、ノイズ干渉と輻射の影響を抑えることができる。
【0022】
本発明の請求項3のアナログ・デジタル対応記録再生装置によれば、請求項1又は2の記載において、前記メイン基板に一体的に設けた接続ピン又はコネクタに、前記シールド付き基板に一体的に設けたコネクタ又は接続ピンを差し込んで取り付けたものであり、ノイズや輻射を抑えるシールド付き基板を、メイン基板に差し込んで簡単に取り付けることが可能となる。
【0023】
本発明の請求項4のアナログ・デジタル対応表示装置によれば、アナログ放送及びデジタル放送からの信号を受信可能なアナログ・デジタル対応表示装置において、この表示装置の筐体内に、アナログ放送を受信したアナログ信号を制御するアナログ回路ブロックを構成するメイン基板と、デジタル放送を受信したデジタル信号を制御するデジタル回路ブロックとを構成するサブ基板とを備え、前記メイン基板とサブ基板とを平行して配置すると共にこれらメイン基板とサブ基板との端部側同士を一体的に取り付け、この取り付けた接続部の近傍にアナログ回路ブロックとデジタル回路ブロックとの間を間仕切りするシールド付き基板を設けたので、デジタル回路ブロックとアナログ回路ブロックとの相互間のノイズや輻射の影響を可及的低減することができる。
【0024】
本発明の請求項5のアナログ・デジタル対応表示装置によれば、請求項4の記載において、前記メイン基板とサブ基板を水平に配置し、前記シールド付き基板を垂直に配置したものであり、ノイズ干渉と輻射の影響を抑えることができる。
【0025】
本発明の請求項6のアナログ・デジタル対応表示装置によれば、請求項4又は5の記載において、前記メイン基板に一体的に設けた接続ピン又はコネクタに、前記シールド付き基板に一体的に設けたコネクタ又は接続ピンを差し込んで取り付けたものであり、ノイズや輻射を抑えるシールド付き基板をメイン基板に差し込んで簡単に取り付けることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図1〜図2に基づき以下に説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反しない範囲で、実施例において説明した以外の構成のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
【0027】
図1は光ディスクを記録再生可能な記録再生装置を上方から視た状態を示す説明図、図2は記録再生装置の要部を示す分解斜視図である。
【0028】
記録再生装置1はアナログ放送及びデジタル放送からの信号を表示装置への表示制御、及び、記録し再生などを行う制御をするものであり、その全体はほぼ箱型の筐体2により構成されているもので、筐体2内のその一方側(図1に示す右側)の前側には光ディスクを記録再生可能な光ディスク装置3がネジ止めなどにより装着されており、その後方には後述するIP変換回路基板が配置されている。
【0029】
また、前記一方側の反対に位置する他方側(図1に示す左側)には、アナログ放送から受信した信号を制御するアナログ回路ブロックを構成するメイン基板10が水平に配置されていて、このメイン基板10の側方には、アナログ放送から受信した信号を制御するデジタル回路ブロックを構成するサブ基板としてのIP変換回路基板11が水平に配置され、メイン基板10とIP変換回路基板11とは平行関係を有しているが、これらの全体が相互に対向して配置されるのではなく、IP変換回路基板11がメイン基板10の横方向の外側に飛び出すように取り付けられており、このIP変換回路基板11の飛び出した部分はデジタル回路ブロックを構成する部分となっていて、メイン基板10とIP変換回路基板11との概ね全体同士を区分けして配置することにより、デジタル信号を記録、再生、表示の制御を行う場合、筐体2内に配置されたメイン基板10とIP変換回路基板11との相互のノイズ干渉や輻射を、デジタル回路ブロックとアナログ回路ブロックの距離を離して、筐体2においてブロック毎に区切りを設けることで、アナログ回路ブロックのメインマイコン、アナログ映像音声処理回路、VTRとの複合機の場合、VTR再生ヘッドなどへの干渉を軽減できるようになっている。なお、本実施例においては、デジタル回路ブロックを構成するIP変換回路基板11を水平にして、アナログ回路ブロックを構成するメイン基板10に装着したことにより、筐体2内の左右でアナログ回路ブロックとデジタル回路ブロックに分離ができ、例えば、これらの間である中央にシールド付き基板13で仕切りを入れれば、ほぼ完全に左右で分離できることでもノイズ除去が行なえる。
【0030】
また、本実施例においては、図2に示すように、メイン基板10の上面に突出した接続ピン10a,10bが設けられており、接続ピン10a,10bと、IP変換回路基板11とシールド付き基板13のそれぞれに一体的に設けられたコネクタ14a,14bとを差し込んで、メイン基板10にIP変換回路基板11及びシールド付き基板13を容易に固定できるようになっており、接続ピン10aとコネクタ14aにより固定接続されるメイン基板10とIP変換回路基板11との接続部12の近傍に、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)のシールド付き基板13を垂直に立設し、アナログ回路ブロックとデジタル回路ブロックとをシールド付き基板13で区切って配置することで、アナログ回路ブロックとデジタル回路ブロックとの相互間のノイズ干渉や輻射の影響を防止することが可能となっている。なお、前記接続部12の近傍に立設されたシールド付き基板13は、図2に示すように、メイン基板10の上面の接続ピン10bとコネクタ14bを差し込んで固定することができるので、つまり、メイン基板10に、IP変換回路基板11とシールド付き基板13内の基板16とをいわゆるピンコンパチで簡単に一体的に固定できる。なお、コネクタ14a,14bには接続ピン10a,10bと抜き差し可能な図示しない接続孔が形成されているので、メイン基板10に対して、IP変換回路基板11とシールド付き基板13とを容易に着脱することが可能である。なお、シールド付き基板13だけでなく、例えば、デジタル回路ブロックのIP変換回路基板(サブ基板)11も、図示しないデジタルチューナー専用の基板やデジタル入出力専用基板などの他のデジタル基板と自由にピンコンパチで交換することも可能であり、他機種との基板の共通化を図ることで、コストダウンを図ることが可能となる。
【0031】
また、前記シールド付き基板13に構成されるノイズ干渉や輻射を防止するシールド15は、図2に示すように、ノイズや輻射を防止するシールド15が基板16の全体を覆った状態で組み付けたものである。
【0032】
なお、本実施例においては、メイン基板10に一体的に設けた接続ピン10a,10bと、IP変換回路基板11とシールド付き基板13のコネクタ14a,14bとを差し込むことで、各基板10,11,13同士の取り付けを行っているが、これに限定するものではなく、IP変換回路基板11及びシールド付き基板13のそれぞれに接続ピン10a,10bを一体的に設けると共に、これらに対応するコネクタ14a,14bをメイン基板10に一体的に設けることで、メイン基板10にIP変換回路基板11及びシールド付き基板13を一体的に取り付け可能としてもよい。
【0033】
また、記録再生装置1は、例えばDVD装置、HDD装置、D−VIDEO装置などであり、同様の構造のものであれば、映像を表示可能なテレビジョン、液晶テレビ、PDP装置、及びプロジェクションテレビなどの映像を表示するアナログ・デジタル対応表示装置に適用可能なことは言うまでもなく、また、これらを組み合わせた複合機に適用するなど、種々の変形実施も可能である。
【0034】
以上のように本発明に係るアナログ・デジタル対応記録再生装置又アナログ・デジタル対応表示装置は、記録再生装置1や表示装置の筐体2内に、アナログ放送を受信したアナログ信号を制御するアナログ回路ブロックを構成するメイン基板10と、デジタル放送を受信したデジタル信号を制御するデジタル回路ブロックを構成するサブ基板たるIP変換回路基板11とを備え、メイン基板10とIP変換回路基板11とを平行して配置すると共にこれらメイン基板10とIP変換回路基板11との端部側同士を一体的に取り付け、この取り付けた接続部12の近傍にメイン基板10のアナログ回路ブロックとIP変換回路基板11のデジタル回路ブロックとの間を間仕切りする基板16にノイズ干渉や輻射を防止するシールド15を覆ったシールド付き基板13を設けたので、このシールド付き基板13で、アナログ回路ブロックとデジタル回路ブロック同士の相互間のノイズ干渉及び輻射を軽減することが可能となる。
【0035】
さらに、メイン基板10とIP変換回路基板を筐体2内に水平に配置し、シールド付き基板13を垂直に配置したので、水平に配置されたメイン基板10のアナログ回路ブロックとIP変換回路基板11のデジタル回路ブロック同士をシールド付き基板13で垂直に間仕切りすることで、従来のように複数の基板を対向して配置せずに済むので、ノイズ干渉及び輻射を軽減することが可能となり、ノイズ干渉と輻射の影響を抑えることができる。
【0036】
さらに、メイン基板10に一体的に設けた接続ピン10a,10b又はコネクタ14a,14bに、シールド付き基板13に一体的に設けたコネクタ14a,14b又は接続ピン10a,10bを差し込んで取り付けたので、一般的に用いられているネジ止めなどのように時間をかけることなく簡単に抜き差しして着脱でき、ノイズや輻射を抑えるシールド付き基板13をメイン基板10に取り付ける作業を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本実施例における記録再生装置を上方から視た状態を示す説明図である。
【図2】同上、記録再生装置の要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
1 記録再生装置
2 筐体
10 メイン基板
10b 接続ピン
11 IP変換回路基板(サブ基板)
12 接続部
13 シールド付き基板
14b コネクタ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
アナログ放送及びデジタル放送からの信号を受信可能なアナログ・デジタル対応記録再生装置において、この記録再生装置の筐体内に、アナログ放送を受信したアナログ信号を制御するアナログ回路ブロックを構成するメイン基板と、デジタル放送を受信したデジタル信号を制御するデジタル回路ブロックとを構成するサブ基板とを備え、前記メイン基板とサブ基板とを平行して配置すると共にこれらメイン基板とサブ基板との端部側同士を一体的に取り付け、この取り付けた接続部の近傍に前記アナログ回路ブロックとデジタル回路ブロックとの間を間仕切りするシールド付き基板を設けたことを特徴とするアナログ・デジタル対応記録再生装置。
【請求項2】
前記メイン基板とサブ基板を水平に配置し、前記シールド付き基板を垂直に配置したことを特徴とする請求項1記載のアナログ・デジタル対応記録再生装置。
【請求項3】
前記メイン基板に一体的に設けた接続ピン又はコネクタに、前記シールド付き基板に一体的に設けたコネクタ又は接続ピンを差し込んで取り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載のアナログ・デジタル対応記録再生装置。
【請求項4】
アナログ放送及びデジタル放送からの信号を受信可能なアナログ・デジタル対応表示装置において、この表示装置の筐体内に、アナログ放送を受信したアナログ信号を制御するアナログ回路ブロックを構成するメイン基板と、デジタル放送を受信したデジタル信号を制御するデジタル回路ブロックとを構成するサブ基板とを備え、前記メイン基板とサブ基板とを平行して配置すると共にこれらメイン基板とサブ基板との端部側同士を一体的に取り付け、この取り付けた接続部の近傍に前記アナログ回路ブロックとデジタル回路ブロックとの間を間仕切りするシールド付き基板を設けたことを特徴とするアナログ・デジタル対応表示装置。
【請求項5】
前記メイン基板とサブ基板を水平に配置し、前記シールド付き基板を垂直に配置したことを特徴とする請求項4記載のアナログ・デジタル対応表示装置。
【請求項6】
前記メイン基板に一体的に設けた接続ピン又はコネクタに、前記シールド付き基板に一体的に設けたコネクタ又は接続ピンを差し込んで取り付けたことを特徴とする請求項4又は5記載のアナログ・デジタル対応表示装置。



【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−210849(P2006−210849A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−24346(P2005−24346)
【出願日】平成17年1月31日(2005.1.31)
【出願人】(390001959)オリオン電機株式会社 (427)
【Fターム(参考)】