説明

アラーム付き掛け時計

【課題】本発明は家庭内における各員の行動予定時間を個別かつ容易に設定しながら、その設定時間が誰に関するものなのか等の意味合いをわかりやすく示して、家庭の実用に供することを目的とする。
【解決手段】複数の時間に個別のタイマー設定可能とし、上記個別のタイマー設定時間に、別途用意されたそれぞれ別個のアラーム音を割り当てることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の設定時間に設定可能なアラーム機能を搭載した掛け時計に関する
【背景技術】
【0002】
【発明の開示】
従来の技術には、複数の設定時間を告知可能なアラームに関するものがある。
(たとえば、特開2004−003984)
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特開2004−003984によれば、礼拝用の時計として時刻を複数設定可能であるが、礼拝は信者の了解事項であるので特にアラーム音の区別はされていない。また、定時刻でのアラームなので、個人使用でみられる設定時刻の頻繁な変更は考慮されていない。
本発明は家庭内における各員の行動予定時間を個別かつ容易に設定しながら、その設定時間が誰に関するものなのか等の意味合いをわかりやすく示して、家庭の実用に供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1により、設定した時間になると各自が予め決めておいたアラーム音を発する。
【0005】
請求項2では、アラーム設定時間を現在時刻の近傍に表示する。
【0006】
請求項3は掛け時計のアラームをを別置きのリモコンコントローラによって設定可能としたものである。
【0007】
請求項4により、携帯電話等の外部からアラーム音を取り込むことができる。
【発明の効果】
【0008】
請求項1によると、設定した時間になると各自が予め決めておいたアラーム音が鳴るので、掛け時計等共用の時計を使いながら誰の設定時間かが明確になる。
【0009】
請求項2では、アラーム設定時間を現在時刻の近傍に表示することにより、設定時間の間違いを防ぐことができる。
【0010】
請求項3は掛け時計の性格上高所に設置されることを考慮して、アラーム時刻設定時に安全上問題となる高所作業を不要にできる。また、設定時間を目で確認できるので設定時間の間違いもなくなる。
【0011】
請求項4によると、携帯電話等の外部からアラーム音を取り込むことにより生活にに変化が与えられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
請求項2においては、設定時間が複数になると従来目覚まし時計に用いられていたような時間指示針による方式では煩雑になるので、デジタル表示(図1)または現在時刻表示とは別窓による24時間指針表示(図2)が望ましい。
【実施例】
【0013】
図1は請求項2のアラーム設定時間をデジタル表示した実施例を示す。
【0014】
図2はアラーム設定時間を24時間制の指針表示するとともに請求項3のリモコン操作機を備えた実施例である。
【産業上の利用可能性】
【0015】
本発明は家庭用掛け時計として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】 請求項2のデジタル表示実施例を示した平面図である。
【図2】 請求項2の24時間表示指針を用いた実施例を示した正面図である。
【符号の説明】
【0017】
1:現在の時刻表示部
2:第1の設定時刻表示部
3:第2の設定時刻表示部
4:第3の設定時刻表示部
5:第4の設定時刻表示部
6:アラーム設定時刻表示部
7:第1の設定時刻表示指針
8:第2の設定時刻表示指針
9:第3の設定時刻表示指針
10:アラーム時刻設定用リモコン
11:リモコン受信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の時間に個別のタイマー設定が可能であるアラーム付き時計であり、上記個別のタイマー設定時間に、別途用意されたそれぞれ別個のアラーム音を割り当て可能であるところのアラーム付き掛け時計
【請求項2】
現在時刻表示部またはその近傍にタイマー設定時刻を表示する表示部を設けた上記請求項1のアラーム付き掛け時計
【請求項3】
時刻設定をリモコン操作で行える上記請求項1,2のアラーム付き掛け時計
【請求項4】
アラーム音を外部から取り込み可能にした上記請求項2のアラーム付き時計

【図1】
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【図2】
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