説明

アラーム及びスケジュール機能付き端末、その目覚まし時刻変更方法及びそのプログラム

【課題】スケジュール登録機能と連動した目覚まし時刻変更を可能にする。
【解決手段】記憶装置2にスケジュール開始時刻、実施場所への移動時間及び準備時間を登録し、処理装置3はスケジュール開始時刻から実施場所への移動時間及び準備時間を差し引いて必要アラーム時刻を算出し、この必要アラーム時刻と日常的にアラームを鳴動させる時刻であるデフォルトアラーム時刻との先後を比較し、必要アラーム時刻がデフォルトアラーム時刻よりも前の場合は必要アラーム時刻に、必要アラーム時刻がデフォルトアラーム時刻よりも後の場合はデフォルトアラーム時刻にアラームを鳴動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話などのスケジュール登録機能と目覚まし時計機能の両方を持つ機器におけるアラーム及びスケジュール機能付き端末、その目覚まし時刻変更方法及びそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話などの機器に、近年は目覚まし時計の機能が組み込まれるようになってきている。
【0003】
しかしながら、こうした目覚まし時計の機能は、作動する時刻の設定は手動である。そのため、通常の出社時刻に合わせて目覚まし時計の時刻設定を行っていて、早い時間の会議や他地域への出張などで、通常よりも早出が必要な場合の時刻設定を怠りやすいという問題点があった。
【0004】
会議時間に合わせて時刻を変更することは可能だが、変更後の時刻を計算するのは面倒であるし、変更自体を忘れる危険もある。また、目覚まし時刻を変更したままにしておくと、翌日は必要以上に早く起こされてしまう問題もある。
【0005】
そこで、特許文献1には、ユーザがスケジューラを用いてスケジュールの登録及び予定通知時刻を設定すると、スケジューラは予定通知時刻が訪れると制御部を通して通常の着信時と同様にスピーカなどで予定通知アラームを開始する発明が開示されている。
【0006】
特許文献2には、CPUが現在時刻を含むスケジュールの次のスケジュールをアラーム対象とし、該当するスケジュールがあればそのスケジュールの開始時間から所要時間を引いた時間をアラーム発生時刻とし、アラーム音を鳴らす発明が開示されている。
【0007】
特許文献3には、ユーザが一度スケジュールデータを入力すると、同じキーワードとなるスケジュールを入力した時に、報知時刻を都度入力、修正しなくても自動的に設定する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2008−148205号公報
【特許文献2】特開平08−249288号公報
【特許文献3】特開平11−344584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1乃至3に開示されている発明は、登録されているスケジュールの時刻になると、例外なくアラームが作動するという問題がある。
【0010】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、携帯電話などのスケジュール登録機能と目覚まし時計機能の両方を持つ機器におけるアラーム及びスケジュール機能付き端末、その目覚まし時刻変更方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述の問題を解決するため、本発明に係るアラーム及びスケジュール機能付き端末は、設定用の入力装置と、情報を記憶する記憶装置と、アラーム用の出力装置と、前記入力装置、前記記憶装置及び前記出力装置を制御する処理装置とを有するアラーム及びスケジュール機能付き端末であって、前記記憶装置は、タイトル、スケジュール開始時刻、スケジュール終了時刻及び実施場所を含む情報を保存するスケジュールデータベースと、前記実施場所への移動時間が登録されている移動時間データベースと、日常的にアラームを鳴動させる時刻であるデフォルトアラーム時刻、アラームを鳴らす日付または曜日であるアラーム鳴動日、目覚まし時刻を自動更新する時刻である自動更新実施時刻及びアラーム鳴動から出発するまでに要する時間である準備時間を含む目覚まし設定データと、を備え、前記処理装置は、前記自動更新実施時刻に、前記スケジュール開始時刻から前記実施場所への移動時間及び前記準備時間を差し引いて必要アラーム時刻を算出し、かつ前記必要アラーム時刻と前記デフォルトアラーム時刻との先後を比較し、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも前の場合は前記必要アラーム時刻に、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも後の場合は前記デフォルトアラーム時刻に、それぞれアラームを鳴動させることを特徴とする。
【0012】
上述の問題を解決するため、本発明に係るアラーム及びスケジュール機能付き端末における目覚まし時刻変更方法は、設定用の入力装置と、情報を記憶する記憶装置と、アラーム用の出力装置と、前記入力装置、前記記憶装置及び前記出力装置を制御する処理装置とを有するアラーム及びスケジュール機能付き端末における目覚まし時刻変更方法であって、前記記憶装置の目覚まし設定データに、日常的にアラームを鳴動させる時刻であるデフォルトアラーム時刻、アラームを鳴らす日付または曜日であるアラーム鳴動日、目覚まし時刻を自動更新する時刻である自動更新実施時刻及びアラーム鳴動から出発するまでに要する時間である準備時間を設定する手順と、前記記憶装置のスケジュールデータベースに、タイトル、スケジュール開始時刻、スケジュール終了時刻及び実施場所を含む情報を保存する手順と、前記記憶装置の移動時間データベースに前記実施場所への移動時間を登録する手順と、前記処理装置が、前記自動更新実施時刻に、前記スケジュール開始時刻から前記実施場所への移動時間及び前記準備時間を差し引いて必要アラーム時刻を算出する手順と、前記処理装置が、前記必要アラーム時刻と前記デフォルトアラーム時刻との先後を比較する手順と、前記処理装置が、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも前の場合は前記必要アラーム時刻に、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも後の場合は前記デフォルトアラーム時刻にそれぞれアラームを鳴動させる手順と、を備えることを特徴とする。
【0013】
上述の問題を解決するため、本発明に係るアラーム及びスケジュール機能付き端末における目覚まし時刻変更プログラムは、設定用の入力装置と、情報を記憶する記憶装置と、アラーム用の出力装置と、前記入力装置、前記記憶装置及び前記出力装置を制御する処理装置とを有するアラーム及びスケジュール機能付き端末における目覚まし時刻変更プログラムであって、前記記憶装置の目覚まし設定データに、日常的にアラームを鳴動させる時刻であるデフォルトアラーム時刻、アラームを鳴らす日付または曜日であるアラーム鳴動日、目覚まし時刻を自動更新する時刻である自動更新実施時刻及びアラーム鳴動から出発するまでに要する時間である準備時間を設定する処理と、前記記憶装置のスケジュールデータベースに、タイトル、スケジュール開始時刻、スケジュール終了時刻及び実施場所を含む情報を保存する処理と、前記記憶装置の移動時間データベースに前記実施場所への移動時間を登録する処理と、前記処理装置が、前記自動更新実施時刻に、前記スケジュール開始時刻から前記実施場所への移動時間及び前記準備時間を差し引いて必要アラーム時刻を算出する処理と、前記処理装置が、前記必要アラーム時刻と前記デフォルトアラーム時刻との先後を比較する処理と、前記処理装置が、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも前の場合は前記必要アラーム時刻に、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも後の場合は前記デフォルトアラーム時刻にそれぞれアラームを鳴動させる処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、携帯電話などのスケジュール登録機能と目覚まし時計機能の両方を持つ機器におけるアラーム及びスケジュール機能付き端末、その目覚まし時刻変更方法及びそのプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態によるスケジュール登録機能及び目覚まし時計機能に係る端末の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。ここで、図1は、本発明の実施の形態によるスケジュール登録機能及び目覚まし時計機能に係る端末の構成図である。
【0017】
図1を参照すると、本実施の形態は、設定用の入力装置1と、情報を記憶する記憶装置2と、アラーム用の出力装置4と、プログラム制御により動作し、入力装置1、記憶装置2及び出力装置4を制御する処理装置3とを有する。
【0018】
入力装置1は、ボタン、キーボード、タッチペンなどによる入力機能を備えている。
【0019】
記憶装置2は、スケジュールデータベース21、移動時間データベース22、目覚まし設定データ23を備えている。
【0020】
スケジュールデータベース21には、ユーザのスケジュールが保存されている。スケジュールデータには、タイトル、スケジュール開始時刻、スケジュール終了時刻、実施場所の情報が含まれる。
【0021】
移動時間データベース22には、スケジュールデータで利用される実施場所への移動時間が登録されている。出発地点は様々に設定可能だが、本実施の形態では自宅からの移動時間に限定して説明する。
【0022】
目覚まし設定データ23には、日常的にアラームを鳴動させる時刻であるデフォルトアラーム時刻、アラーム鳴動日、自動更新実施時刻、準備時間、本日アラーム時刻、本日アラームメッセージのデータが含まれる。
【0023】
デフォルトアラーム時刻には、特に予定が無い場合のアラーム鳴動時刻を設定する。アラーム鳴動日には、アラームを鳴らす日付または曜日(例えば月曜日〜金曜日など)を設定する。自動更新実施時刻には、目覚まし時刻を自動更新する時刻を設定する。準備時間には、アラーム鳴動から自宅を出るまでに要する時間を設定する。本日アラーム時刻には、スケジュールに連動したアラーム時刻が自動設定される。本日アラームメッセージには、アラーム対象となるスケジュールのタイトル、スケジュール開始時刻、スケジュール終了時刻、実施場所が自動設定される。
【0024】
処理装置3は、スケジュール設定部31と、目覚まし設定部32と、目覚まし時刻変更部33と、目覚ましアラーム部34を備えている。
【0025】
スケジュール設定部31は、ユーザの操作によって、スケジュールデータベース21、移動時間データベース22にデータを登録/更新する機能を持つ。
【0026】
目覚まし設定部32は、ユーザの操作によって、目覚まし設定データ23を更新する機能を持つ。
【0027】
目覚まし時刻変更部33は、所定の時刻に目覚まし設定データ23の本日アラーム時刻を更新する機能を持つ。
【0028】
目覚ましアラーム部34は、所定の時刻に出力装置4にアラーム鳴動指示を出す機能を持つ。
【0029】
出力装置4は、音声またはバイブレータによりユーザにアラーム通知する機能およびディスプレイにアラーム情報を表示する機能を持つ。
【0030】
[本実施の形態の動作]
次に、図1を参照して本実施例の動作について詳細に説明する。
【0031】
まずユーザは、目覚まし設定部32を利用し、目覚まし設定データに値を設定する。例えば、デフォルトアラーム時刻に「8:00」、アラーム鳴動日に「月曜日〜金曜日」、自動更新実施時刻に「5:00」、準備時間に「0:45」を設定しておく。この操作は1回行っておけばよい。
【0032】
次に、ユーザはスケジュール設定部31を利用し、スケジュールデータベース21および移動時間データベース22にデータを随時登録する。
【0033】
この例の場合、自動更新実施時刻である「5:00」になると、目覚まし時刻変更部33が起動し、スケジュールデータベース21、移動時間データベース22、目覚まし設定データ23を参照して以下の処理を実施する。
【0034】
(1)本日がアラーム鳴動日に該当しない場合は、実際にアラームが作動する時刻である本日アラーム時刻、本日アラームメッセージをクリアして終了。本日がアラーム鳴動日に該当する場合は、(2)以降に進む。
【0035】
(2)本日の各スケジュールデータについて以下の計算を実施し、必要アラーム時刻を算出。但し、実施場所への移動時間はスケジュールデータ記載の実施場所で移動時間データベース22を検索することで求める。
【0036】
必要アラーム時刻=スケジュール開始時刻−実施場所への移動時間−準備時間
例えば、スケジュール開始が「9:00」、実施場所への移動時間が「0:30」、準備時間が「0:45」の場合、必要アラーム時刻は「7:45」となる。
【0037】
(3)必要アラーム時刻のうち最も早い時刻がデフォルトアラーム時刻よりも遅い場合は、目覚まし設定データ23の本日アラーム時刻にデフォルトアラーム時刻を設定し、本日アラームメッセージをクリアする。
【0038】
必要アラーム時刻のうち最も早い時刻がデフォルトアラーム時刻よりも早い場合は、目覚まし設定データ23の本日アラーム時刻にその必要アラーム時刻を設定し、本日アラームメッセージに該当するスケジュールのタイトル、スケジュール開始終了時刻、実施場所を設定する。
【0039】
次に、本日アラーム時刻になると、目覚ましアラーム部34が起動し、出力装置4にアラーム鳴動の指示を出し、ディスプレイに本日アラームメッセージを表示させる。
【0040】
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、ユーザが直接設定しなくとも最も早いスケジュールに合わせてアラームを鳴動させることができる。
【0041】
また、ユーザがアラーム時刻を元に戻さなくても、早い時間のスケジュールの無い日にはデフォルトアラーム時刻にアラームが鳴動することができる。
【0042】
本発明の上記の実施の形態によるアラーム及びスケジュール機能付き端末は、ハードウェアによっても実現することもできるが、コンピュータをその携帯機器として機能させるためのプログラムをコンピュータがコンピュータで読み取り可能な記録媒体から読み込んで実行することによっても実現することが出来る。
【0043】
また、本発明の上記の実施の形態によるアラーム及びスケジュール機能付き端末における目覚まし時刻設定方法は、ハードウェアによっても実現することもできるが、コンピュータにその方法を実行させるためのプログラムをコンピュータがコンピュータで読み取り可能な記録媒体から読み込んで実行することによっても実現することが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、携帯電話などのスケジュール登録機能と目覚まし時計機能の両方を持つ機器におけるアラーム及びスケジュール機能付き端末の目覚まし時刻変更に用いることができる。
【符号の説明】
【0045】
1 入力装置
2 記憶装置
3 処理装置
4 出力装置
21 スケジュールデータベース
22 移動時間データベース
23 目覚まし設定データ
31 スケジュール設定部
32 目覚まし設定部
33 目覚まし時刻変更部
34 目覚ましアラーム部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
設定用の入力装置と、情報を記憶する記憶装置と、アラーム用の出力装置と、前記入力装置、前記記憶装置及び前記出力装置を制御する処理装置とを有するアラーム及びスケジュール機能付き端末であって、
前記記憶装置は、
タイトル、スケジュール開始時刻、スケジュール終了時刻及び実施場所を含む情報を保存するスケジュールデータベースと、
前記実施場所への移動時間が登録されている移動時間データベースと、
日常的にアラームを鳴動させる時刻であるデフォルトアラーム時刻、アラームを鳴らす日付または曜日であるアラーム鳴動日、目覚まし時刻を自動更新する時刻である自動更新実施時刻及びアラーム鳴動から出発するまでに要する時間である準備時間を含む目覚まし設定データと、
を備え、
前記処理装置は、前記自動更新実施時刻に、前記スケジュール開始時刻から前記実施場所への移動時間及び前記準備時間を差し引いて必要アラーム時刻を算出し、かつ前記必要アラーム時刻と前記デフォルトアラーム時刻との先後を比較し、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも前の場合は前記必要アラーム時刻に、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも後の場合は前記デフォルトアラーム時刻に、それぞれアラームを鳴動させることを特徴とするアラーム及びスケジュール機能付き端末。
【請求項2】
前記処理装置は、
前記スケジュールデータベース及び前記移動時間データベースにデータを登録し更新するスケジュール設定部と、
前記目覚まし設定データを更新する目覚まし設定部と、
前記スケジュール開始時刻から前記実施場所への移動時間及び前記準備時間を差し引いて必要アラーム時刻を算出し、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも前の場合は前記必要アラーム時刻を、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも後の場合は前記デフォルトアラーム時刻を、それぞれ実際にアラームが作動する時刻である本日アラーム時刻として前記目覚まし設定データに登録する目覚まし時刻変更部と、
前記本日アラーム時刻に前記出力装置へアラーム鳴動の指示を出す目覚ましアラーム部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のアラーム及びスケジュール機能付き端末。
【請求項3】
設定用の入力装置と、情報を記憶する記憶装置と、アラーム用の出力装置と、前記入力装置、前記記憶装置及び前記出力装置を制御する処理装置とを有するアラーム及びスケジュール機能付き端末における目覚まし時刻変更方法であって、
前記記憶装置の目覚まし設定データに、日常的にアラームを鳴動させる時刻であるデフォルトアラーム時刻、アラームを鳴らす日付または曜日であるアラーム鳴動日、目覚まし時刻を自動更新する時刻である自動更新実施時刻及びアラーム鳴動から出発するまでに要する時間である準備時間を設定する手順と、
前記記憶装置のスケジュールデータベースに、タイトル、スケジュール開始時刻、スケジュール終了時刻及び実施場所を含む情報を保存する手順と、
前記記憶装置の移動時間データベースに前記実施場所への移動時間を登録する手順と、
前記処理装置が、前記自動更新実施時刻に、前記スケジュール開始時刻から前記実施場所への移動時間及び前記準備時間を差し引いて必要アラーム時刻を算出する手順と、
前記処理装置が、前記必要アラーム時刻と前記デフォルトアラーム時刻との先後を比較する手順と、
前記処理装置が、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも前の場合は前記必要アラーム時刻に、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも後の場合は前記デフォルトアラーム時刻にそれぞれアラームを鳴動させる手順と、
を備えることを特徴とするアラーム及びスケジュール機能付き端末の目覚まし時刻変更方法。
【請求項4】
設定用の入力装置と、情報を記憶する記憶装置と、アラーム用の出力装置と、前記入力装置、前記記憶装置及び前記出力装置を制御する処理装置とを有するアラーム及びスケジュール機能付き端末における目覚まし時刻変更プログラムであって、
前記記憶装置の目覚まし設定データに、日常的にアラームを鳴動させる時刻であるデフォルトアラーム時刻、アラームを鳴らす日付または曜日であるアラーム鳴動日、目覚まし時刻を自動更新する時刻である自動更新実施時刻及びアラーム鳴動から出発するまでに要する時間である準備時間を設定する処理と、
前記記憶装置のスケジュールデータベースに、タイトル、スケジュール開始時刻、スケジュール終了時刻及び実施場所を含む情報を保存する処理と、
前記記憶装置の移動時間データベースに前記実施場所への移動時間を登録する処理と、
前記処理装置が、前記自動更新実施時刻に、前記スケジュール開始時刻から前記実施場所への移動時間及び前記準備時間を差し引いて必要アラーム時刻を算出する処理と、
前記処理装置が、前記必要アラーム時刻と前記デフォルトアラーム時刻との先後を比較する処理と、
前記処理装置が、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも前の場合は前記必要アラーム時刻に、前記必要アラーム時刻が前記デフォルトアラーム時刻よりも後の場合は前記デフォルトアラーム時刻にそれぞれアラームを鳴動させる処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするアラーム及びスケジュール機能付き端末の目覚まし時刻変更プログラム。

【図1】
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