アルコールの製造方法
【課題】 地球温暖化対策、化石燃料のエネルギー転換の対策、食糧対策。
【解決手段】
野菜類及び／又は果実類の発酵工程において、酵母に加えてクロロフィルと二酸化炭素を添加して、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を当てる。発酵工程と、発光ダイオードの光とクロロフィルと二酸化炭素による光合成工程を同時におこない糖を作る。発光ダイオードの光とクロロフィルと二酸化炭素との光合成工程で作られた糖もアルコールの原料とし発酵する。
【解決手段】
野菜類及び／又は果実類の発酵工程において、酵母に加えてクロロフィルと二酸化炭素を添加して、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を当てる。発酵工程と、発光ダイオードの光とクロロフィルと二酸化炭素による光合成工程を同時におこない糖を作る。発光ダイオードの光とクロロフィルと二酸化炭素との光合成工程で作られた糖もアルコールの原料とし発酵する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、野菜類及び／又は果実類を用いた、果汁などに酵母を添加して発酵させる直接醸造法による、アルコールの製造方法に関する技術分野である。
【背景技術】
【０００２】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる１種又は２種以上の濃縮法で固液混合物を濃縮し、固液混合物に赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光りを当てて固液混合物を熟成し、固液混合物熟成と同時に固液混合物に酵母を加え、固液混合物の熟成工程と固液混合物の発酵工程を一緒に行い、酵母が固液混合物の糖類を無酸素的に分解してエチル・アルコールと炭酸ガスを生じ発酵し、完熟した野菜類及び／又は果実類の風味や香りを持つアルコール飲料を製造することを特徴とするアルコール飲料の製造方法（例えば、特許文献１参照。）。がある。
【０００３】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物に赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光りを当てて固液混合物を熟成し、固液混合物熟成と同時に固液混合物に酵母を加え、固液混合物の熟成工程と固液混合物の発酵工程を一緒に行い、酵母が固液混合物の糖類を無酸素的に分解してエチル・アルコールと炭酸ガスを生じ発酵し、完熟した野菜類及び／又は果実類の風味や香りを持つアルコール飲料を製造することを特徴とするアルコール飲料の製造方法（例えば、特許文献１参照。）。がある。
【０００４】
【特許文献１】 特許第３９８１９３２号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
化石燃料から脱却して他のエネルギーに転化する必要があるエネルギー問題において、アルコール発酵において、より多くのアルコールを得る事。二酸化炭素を減少する事による地球温暖化を解決する事。および、穀物をアルコールに変える事による食糧の問題を解決する必要がある。
【０００６】
特許第３９８１９３２号公報（特許文献１）は、果汁に酵母を添加して発酵させる直接醸造法である。別に、多糖類を一度糖化させて発酵する糖化醸造法がある。本願は直接醸造法において、得る事ができるアルコール量を多くする事である。得る事ができるアルコールが増える事で、トウモロコシや小麦などの穀物のデンプンを糖化して、アルコールに変える量を減らす事ができる。
【０００７】
特許第３９８１９３２号公報（特許文献１）の発生する二酸化炭素を減らす事。または、二酸化炭素の発生を全く無くす事。更に、別の二酸化炭素、例えば大気中の二酸化炭素を減らす事である。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
クロロフィルは光合成の明反応で光エネルギーを吸収する化学物質である。クロロフィルは葉緑素とも言う。
【０００９】
クロロフィルのうち、酸素発生型の光合成をおこなう植物及びシアノバクテリアが持つクロロフィルであり、酸素非発生型の光合成をおこなう光合成細菌が持つバクテリオクロロフィルである。
【００１０】
酸素発生型光合成をおこなう生物としては、緑色植物、紅色植物、灰色植物、クリプト植物、ハプト植物、不等毛植物、渦鞭毛植物、ユーグレナ植物、クロララクニオン植物、藍色植物がある。
【００１１】
酸素非発生型光合成をおこなう光合成細菌としては、緑色硫黄細菌、緑色非硫黄細菌、紅色硫黄細菌、紅色非硫黄細菌、好気性光合成細菌、ヘリオバクテリアがある。
【００１２】
クロロフィル類は、クロロフィルａ、クロロフィルｂ、クロロフィルｃ１、クロロフィルｃ２、クロロフィルｃ３、クロロフィルｄがある。
【００１３】
バクテリオクロロフィル類は、バクテリオクロロフィルａ、バクテリオクロロフィルｂ、バクテリオクロロフィルｃ、バクテリオクロロフィルｄ、バクテリオクロロフィルｅ、バクテリオクロロフィルｆ、バクテリオクロロフィルｇがある。
【００１４】
クロロフィルとバクテリオクロロフィルは、構造的な特徴で区別される物でなく、単に陸上植物や藻類やシアノバクテリアなどが持つクロロフィルをクロロフィルと言い、光合成細菌が持つクロロフィルをバクテリオクロロフィルと言う。よって、本願ではクロロフィルとバクテリオクロロフィルの両者をクロロフィルと言う。
【００１５】
特許第３９８１９３２号公報のアルコ−ル生産量を増やし、安定してより多くのアルコールを得るため、二酸化炭素の発生を無くすため、発酵を司る酵母と、光合成を司るクロロフィル（クロロフィル及び／又はバクテリオクロロフィル）と二酸化炭素を加え、アルコール発酵工程と発光ダイオードの光の照射による光合成工程を同時におこなう。
【００１６】
アルコール発酵工程と発光ダイオードの光による光合成工程を同時におこなう時に、アルコール発酵工程で作られる二酸化炭素には限界がある。光合成工程において、アルコール発酵工程で作られる二酸化炭素より多くの二酸化炭素を供給することで、より多くの糖を得ることができる。
【００１７】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、生野菜汁及び／又は果汁の液状を呈する固液混合物（固体と液体との混合物）を得る。
【００１８】
固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる１種又は２種以上の濃縮法で加工して、固液混合物を濃縮する。
【００１９】
又は、固液混合物の濃縮法を用いず、固液混合物の濃縮はしない。
【００２０】
固液混合物に酵母と、光合成をおこなうクロロフィル（クロロフィル及び／又はバクテリオクロロフィル）と二酸化炭素を加え、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を当て、固液混合物を同時に発酵と光合成をする。
【００２１】
固液混合物の種類によって、当てる発光ダイオードの光の色の組み合わせ（例えば、白色発光ダイオード３５％、赤色発光ダイオード３５％及び緑色発光ダイオード３０％。）とクロロフィルの種類が適合すると、固液混合物からのアルコ−ル生産量が増える。
【００２２】
アルコール生産量を増やす方法として、固液混合物に含まれる糖（第一の糖）に酵母を加えて発酵するとアルコール（第一のアルコール）と二酸化炭素（第一の二酸化炭素）が発生する。この時に発生する二酸化炭素（第一の二酸化炭素）を再利用する。つまり、発酵の時に発生した二酸化炭素（第一の二酸化炭素）と、水と、加えたクロロフィル（クロロフィル及び／又はバクテリオクロロフィル）に発光ダイオードの光を当て光合成をさせて糖（第二の糖）を作る。ここで得た糖（第二の糖）を再びアルコールの原料とする。光合成で得た糖（第二の糖）を酵母で発酵するとアルコール（第二のアルコール）と二酸化炭素（第二の二酸化炭素）が発生する。この時に発生する二酸化炭素（第二の二酸化炭素）を再利用する。発酵の時に発生した二酸化炭素（第二の二酸化炭素）と、水と、加えたクロロフィルに発光ダイオードの光を当て光合成をさせて糖（第三の糖）を作る。ここで得た糖（第三の糖）を再びアルコールの原料とする。光合成で得た糖（第三の糖）を酵母で発酵するとアルコール（第三のアルコール）と二酸化炭素（第三の二酸化炭素）が発生する。この時に発生する二酸化炭素（第三の二酸化炭素）を再利用する。以上のように、糖と二酸化炭素を再利用する。発生する全ての二酸化炭素を利用してより多くの糖を得る。より多く得た糖からより多くのアルコールを生産する。
【００２３】
発酵で作られた二酸化炭素の他に、別の二酸化炭素を加える事で、光合成工程において、より多くの糖を得ることができる。よって、そこで得た糖を発酵することで、より多くのアルコールを得ることができる。
【００２４】
酸素発生型光合成をおこなうクロロフィルの場合は、生野菜汁及び／又は果汁の液状を呈する固液混合物に酵母とクロロフィルを加え発光ダイオードの光を当てる。酵母による糖の発酵で、糖からアルコールと二酸化炭素が発生する。またクロロフィルによる光合成により、発酵の時に発生した二酸化炭素と水から糖と酸素と水が生産される。よって、これを繰り返す事で、アルコールの発酵工程ではより多くのアルコールと酸素が発生する。発酵で発生する二酸化炭素を光合成で全て糖と酸素に変える事ができる。地球温暖化問題の最大の悪役の二酸化酸素の発生を全く無くす事も可能である。よって、アルコールと酸素だけを作ることもできる。アルコールと酸素は共に重要な資源となる。
【００２５】
太陽光や白熱球の光や蛍光灯の光などの発光ダイオード以外の光は、熱の副産物として光を得ている。つまり、太陽光や白熱球の光や蛍光灯の光などは、高温にしてその副産物として光を得るため、その光には熱線（紫外線）が含まれる。
【００２６】
紫外線（熱線）を含む光を大量に照射すると、酵母は活動が鈍り死滅する事があるのは周知の事である。
【００２７】
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光には紫外線が含まれない。よって、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光の照射で酵母が死んでしまう事はない。ゆえに、固液混合物への発光ダイオードの光の照射による熟成工程と固液混合物の発酵工程とを同時に一緒に行うことができる。
【００２８】
加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる１種又は２種以上の濃縮法で上手に加工すると、野菜類及び／又は果実類が発酵するシステムは壊れない。
【００２９】
藍色及び紫色の発光ダイオードの光は赤色発光ダイオードと青色発光ダイオードを組み合わせても作る事ができる。
【００３０】
白色発光ダイオードについて、人が光を見るときの白色光は、光の三原色の組み合わせ、又は補色関係にある色の組み合わせで作る事ができる。よって、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードを組み合わせて白色発光ダイオードを作る事ができる。また補色関係の一例として、青色発光ダイオードと黄色発光ダイオードを組み合わせて白色発光ダイオードを作る事ができる。
【００３１】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる１種又は２種以上の濃縮法で固液混合物を濃縮し、固液混合物に酵母とクロロフィルと二酸化炭素を加え、固液混合物の糖を発酵させてアルコールと二酸化炭素を作り、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を固液混合物に照射し、加えられた二酸化炭素と発酵で作られた二酸化炭素とクロロフィルと発光ダイオードの光の照射で光合成をして糖を作り、発光ダイオードの照射による光合成で作られた糖をアルコールの原料にして、糖の発酵工程と発光ダイオードの光の照射による光合成工程を一緒にする、以上のことを特徴とするアルコールの製造方法である。
【００３２】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物に酵母とクロロフィルと二酸化炭素を加え、固液混合物の糖を発酵させてアルコールと二酸化炭素を作り、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を固液混合物に照射し、加えられた二酸化炭素と発酵で作られた二酸化炭素とクロロフィルと発光ダイオードの光の照射で光合成をして糖を作り、発光ダイオードの照射による光合成で作られた糖をアルコールの原料にして、糖の発酵工程と発光ダイオードの光の照射による光合成工程を一緒にする、以上のことを特徴とするアルコールの製造方法である。
【発明の効果】
【００３３】
固液混合物に含まれる糖の発酵工程で発生した二酸化炭素を再利用して、発生した二酸化炭素を発光ダイオードの光による光合成の原料にするので、二酸化炭素の発生は無くして、現在用いられているアルコールの製造方法よりアルコールが多く生産する事ができる。
【００３４】
発酵工程で発生した二酸化炭素以外の二酸化炭素も発光ダイオードの光による光合成の原料とする事で、二酸化炭素を減少する事ができる。
【００３５】
現在用いられているアルコールの製造方法よりアルコールが多く生産し、二酸化炭素を排出しないので、地球温暖化対策に非常に効果がある。
【００３６】
現在用いられているアルコールの製造方法よりアルコールが多く生産する事で、食糧の問題解決手段に非常に有効である。
【発明の実施するための最良の形態】
【００３７】
発明の実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図１において、野菜類及び／又は果実類を洗浄する、洗浄工程。
【００３８】
図１において、野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物（固体と液体との混合物）を得る、破砕工程。
【００３９】
図１において、液状を呈する固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる１種又は２種以上の濃縮法で固液混合物を濃縮する、濃縮工程。
【００４０】
図１において、液状を呈する固液混合物を滅菌する、滅菌工程。ただし、滅菌工程が必要で無いときは、滅菌工程をしない。
【００４１】
図１において、液状を呈する固液混合物に酵母とクロロフィルと二酸化炭素を入れ、液状を呈する固液混合物に酵母を加えて発酵する、発酵工程。
【００４２】
図１において、発酵工程と同時に、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を当てて、加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素と、クロロフィルとを用いて光合成をする、光合成工程。
【００４３】
図１において、アルコールの完成。以上のことを特徴とするアルコールの製造方法である。
【００４４】
また、液状を呈する固液混合物を濃縮する、濃縮工程が無い製造方法では、
図２において、野菜類及び／又は果実類を洗浄する、洗浄工程。
【００４５】
図２において、野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物（固体と液体との混合物）を得る、破砕工程。
【００４６】
図２において、液状を呈する固液混合物を滅菌する、滅菌工程。ただし、滅菌工程が必要で無いときは、滅菌工程をしない。
【００４７】
図２において、液状を呈する固液混合物に酵母とクロロフィルと二酸化炭素を入れ、液状を呈する固液混合物に酵母を加えて発酵する、発酵工程。
【００４８】
図２において、発酵工程と同時に、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を当てて、加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素と、クロロフィルとを用いて光合成をする、光合成工程。
【００４９】
図２において、アルコールの完成。以上のことを特徴とするアルコールの製造方法である。
【実施例１】
【００５０】
ここで、酵母とクロロフィルと二酸化炭素をもちいた発酵と、酵母とクロロフィルをもちいた発酵の実施例を示します。
▲１▼、場所；栃木県小山市小薬５３０番地。
▲２▼、期間；２００７年９月５日から２００７年９月２０日。
▲３▼、食料品店より白桃を購入し洗浄した。洗浄工程。
▲４▼、白桃の果皮と果核を取り除き、粉砕して２０００グラムの固液混合物を作った。その固液混合物６６０グラムと酵母３０グラムと８５０グラムの水とでミキサーを用いて撹拌し酵母入り固液混合物を作った。その固液混合物を１１等分して、容量３００ｃｃのビーカーに１４０グラムの酵母入り固液混合物を入れ、その１１個の透明ガラス製ビーカーをＡ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１，Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２，Ｆ３とした。
▲５▼、クロロフィルを持つ植物を用意した。
ａ；イチョウの葉１０グラムを３組、ｂ；ソテツの葉１０グラムを３組、ｃ；稲の葉 １０グラムを３組、ｄ；カワモズク１０グラムを３組、ｅ；生ワカメ１０グラムを３組 、夫れ夫れを用意し、洗浄した。
▲６▼、容量３００ｃｃビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合物とクロロフィルを撹拌し、た。
ａ；イチョウの葉１０グラムを粉砕し、Ａ１ビーカーの１４０グラムの酵母入り固液 混合物と粉砕したイチョウの葉５グラムを撹拌した。同じく、Ａ２ビーカーの１４０グ ラムの酵母入り固液混合物と粉砕したイチョウの葉５グラムを撹拌した。
ｂ；ソテツの葉１０グラムを粉砕し、Ｂ１ビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混 合物と粉砕したソテツの葉５グラムを撹拌した。同じく、Ｂ２ビーカーの１４０グラム の酵母入り固液混合物と粉砕したソテツの葉５グラムを撹拌した。
ｃ；稲の葉１０グラムを粉砕し、Ｃ１ビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合物 と粉砕した稲の葉５グラムを撹拌した。同じく、Ｃ２ビーカーの１４０グラムの酵母入 り固液混合物と粉砕した稲の葉５グラムを撹拌した。
ｄ；カワモズク１０グラムを粉砕し、Ｄ１ビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混 合物と粉砕したカワモズク５グラムを撹拌した。同じく、Ｄ２ビーカーの１４０グラム の酵母入り固液混合物と粉砕したカワモズク５グラムを撹拌した。
ｅ；生ワカメ１０グラムを粉砕し、Ｅ１ビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合 物と粉砕した生ワカメ５グラムを撹拌した。同じく、Ｅ２ビーカーの１４０グラムの酵 母入り固液混合物と粉砕した生ワカメ５グラムを撹拌した。
Ｆ３ビーカーに１４０グラムの酵母入り固液混合物を入れた。Ｆ３ビーカーの１４０ グラムの酵母入り固液混合物にはクロロフィルを加えなかった。
▲７▼、透明ガラス製ビーカーのＡ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１，Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２，Ｆ３の各々に２００個の白色発光ダイオードと１００個の赤色発光ダイオードと１００個の黄色発光ダイオードと１００個の緑色発光ダイオードと１００個の青色発光ダイオードの合計で６００個の発光ダイオード（合計で３６ワット／時）を２４時間照射し、発光ダイオードの光による光合成工程をした。発酵工程と光合成工程が同時に進行した。
▲８▼、Ａ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１のビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合物に二酸化炭素を供給するため、別の糖の発酵実験で発生した二酸化炭素を流用した。本発酵実験と別の二酸化炭素を発生する発酵実験を同じケースの中でした。つまり、発光ダイオードの光を当てて、加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素と、クロロフィルとを用いて光合成をする、光合成工程である。
▲９▼、Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２のビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合物には二酸化炭素を供給はしなかった。発光ダイオードの光を当てて、発酵工程で作られた二酸化炭素と、クロロフィルとを用いて光合成をする、光合成工程である。
▲１０▼、Ｆ３のビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合物にはクロロフィルも二酸化炭素も添加しなかった。
▲１１▼、Ａ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１，Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２，Ｆ３ビーカーの中の溶液を蒸留し、アルコールを回収し測定した。回収したアルコール量は表１の通りである。
【００５１】
【表１】
【００５２】
Ａ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１の平均値は３．０７である。Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２の平均値は２．５１である。Ｆ３の平均値は１．７６である。
【００５３】
加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素とクロロフィルとを用いて光合成をする光合成工程は、発酵工程で作られた二酸化炭素とクロロフィルとを用いて光合成をする光合成工程と比べて、３．０７÷２．５１＝１．２２（１２２％）と、２２％のアルコールを多く得る事ができたのである。つまり、あらたに二酸化炭素を加える事で２２％のアルコールを多く得る事ができた。
【実施例２】
【００５４】
また別の、酵母とクロロフィルと二酸化炭素をもちいた発酵と、酵母とクロロフィルをもちいた発酵の実施例を示します。
▲１▼、場所；栃木県小山市小薬５３０番地。
▲２▼、期間；２００７年９月２２日から２００７年１０月７日。
▲３▼、敷地内で収穫したブドウのナイアガラを洗浄した。洗浄工程。
▲４▼、ナイアガラを粉砕して３３００グラムの固液混合物を作った。その固液混合物１１００グラムと酵母３０グラムをミキサーを用いて撹拌し酵母入り固液混合物を作った。その固液混合物を分割して、容量３００ｃｃのビーカーに１００グラムの酵母入り固液混合物を入れ、その１１個の透明ガラス製ビーカーをＡ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１，Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２，Ｆ３とした。
▲５▼、クロロフィルを持つ植物を用意した。
ａ；菊の葉１０グラムを３組、ｂ；カーネーションの葉１０グラムを３組、ｃ；ソテ ツの葉１０グラムを３組、ｄ；カワモズク１０グラムを３組、ｅ；生ワカメ１０グラム を３組、夫れ夫れを用意し、洗浄した。
▲６▼、容量３００ｃｃビーカーの１００グラムの酵母入り固液混合物とクロロフィルを撹拌し、た。
ａ；菊の葉１０グラムを粉砕し、Ａ１ビーカーの１００グラムの酵母入り固液混合物 と粉砕した菊の葉５グラムを撹拌した。同じく、Ａ２ビーカーの１００グラムの酵母入 り固液混合物と粉砕した菊の葉５グラムを撹拌した。
ｂ；カーネーションの葉１０グラムを粉砕し、Ｂ１ビーカーの１００グラムの酵母入 り固液混合物と粉砕したカーネーションの葉５グラムを撹拌した。同じく、Ｂ２ビーカ ーの１００グラムの酵母入り固液混合物と粉砕したカーネーションの葉５グラムを撹拌 した。
ｃ；ソテツの葉１０グラムを粉砕し、Ｃ１ビーカーの１００グラムの酵母入り固液混 合物と粉砕したソテツの葉５グラムを撹拌した。同じく、Ｃ２ビーカーの１００グラム の酵母入り固液混合物と粉砕したソテツの葉５グラムを撹拌した。
ｄ；カワモズク１０グラムを粉砕し、Ｄ１ビーカーの１００グラムの酵母入り固液混 合物と粉砕したカワモズク５グラムを撹拌した。同じく、Ｄ２ビーカーの１００グラム の酵母入り固液混合物と粉砕したカワモズク５グラムを撹拌した。
ｅ；生ワカメ１０グラムを粉砕し、Ｅ１ビーカーの１００グラムの酵母入り固液混合 物と粉砕した生ワカメ５グラムを撹拌した。同じく、Ｅ２ビーカーの１００グラムの酵 母入り固液混合物と粉砕した生ワカメ５グラムを撹拌した。
Ｆ３ビーカーに１００グラムの酵母入り固液混合物を入れた。Ｆ３ビーカーの１００ グラムの酵母入り固液混合物にはクロロフィルを加えなかった。
▲７▼、透明ガラス製ビーカーのＡ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１，Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２，Ｆ３の各々に２００個の白色発光ダイオードと１００個の赤色発光ダイオードと１００個の橙色発光ダイオードと１００個の緑色発光ダイオードと１００個の紫色発光ダイオードの合計で６００個の発光ダイオード（合計で３６ワット／時）を２４時間照射し、発光ダイオードの光による光合成工程をした。発酵工程と光合成工程が同時に進行した。
▲８▼、Ａ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１のビーカーの１００グラムの酵母入り固液混合物に二酸化炭素を供給するため、別の糖の発酵実験で発生した二酸化炭素を流用した。本発酵実験と別の二酸化炭素を発生する実験を同じケースの中でした。つまり、発光ダイオードの光を当てて、加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素と、クロロフィルとを用いて発光ダイオードの光による光合成をする光合成工程である。
▲９▼、Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２のビーカーの１００グラムの酵母入り固液混合物には二酸化炭素を供給はしなかった。発光ダイオードの光を当てて、発酵工程で作られた二酸化炭素と、クロロフィルとを用いて発光ダイオードの光による光合成をする、光合成工程である。
▲１０▼、Ｆ３のビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合物にはクロロフィルも二酸化炭素も添加しなかった。
▲１１▼、Ａ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１，Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２，Ｆ３ビーカーの中の溶液を蒸留し、アルコールを回収し測定した。回収したアルコール量は表２の通りである。
【００５５】
【表２】
【００５６】
Ａ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１の平均値は９．１７である。Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２の平均値は７．０７である。Ｆ３の平均値は５．０７である。
【００５７】
加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素とクロロフィルとを用いて光合成をする光合成工程は、発酵工程で作られた二酸化炭素とクロロフィルとを用いて光合成をする光合成工程と比べて、９．１７÷７．０７＝１．３０（１３０％）と、３０％のアルコールを多く得る事ができたのである。つまり、あらたに二酸化炭素を加える事で３０％のアルコールを多く得る事ができた。
【００５８】
実施例１および実施例２において、加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素とクロロフィルとを用いて光合成をする光合成工程は、発酵工程で作られた二酸化炭素とクロロフィルとを用いて光合成をする光合成工程と比べて、２２％から３０％のアルコールを多く得る事ができたのである。つまり、あらたに二酸化炭素を加える事で２２％から３０％のアルコールを多く得る事ができた。
【産業上の利用可能性】
【００５９】
本願の発酵工程では、二酸化炭素を削減する事ができる。これは、地球温暖化対策に有効な手段である。また、本願の発酵工程で酸素を得る事もできる。酸素は有効な資源である。
【００６０】
本願の発酵工程で二酸化炭素を添加して原料とする事で、回収できたアルコール量は２２％から３０％多くなる。よって、非常に有効な発酵手段であり、地球温暖化対策、化石燃料のエネルギー転換の対策、食糧対策に非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【００６１】
【図１】本発明のアルコールの製造方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図２】本発明のアルコールの製造方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、野菜類及び／又は果実類を用いた、果汁などに酵母を添加して発酵させる直接醸造法による、アルコールの製造方法に関する技術分野である。
【背景技術】
【０００２】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる１種又は２種以上の濃縮法で固液混合物を濃縮し、固液混合物に赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光りを当てて固液混合物を熟成し、固液混合物熟成と同時に固液混合物に酵母を加え、固液混合物の熟成工程と固液混合物の発酵工程を一緒に行い、酵母が固液混合物の糖類を無酸素的に分解してエチル・アルコールと炭酸ガスを生じ発酵し、完熟した野菜類及び／又は果実類の風味や香りを持つアルコール飲料を製造することを特徴とするアルコール飲料の製造方法（例えば、特許文献１参照。）。がある。
【０００３】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物に赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光りを当てて固液混合物を熟成し、固液混合物熟成と同時に固液混合物に酵母を加え、固液混合物の熟成工程と固液混合物の発酵工程を一緒に行い、酵母が固液混合物の糖類を無酸素的に分解してエチル・アルコールと炭酸ガスを生じ発酵し、完熟した野菜類及び／又は果実類の風味や香りを持つアルコール飲料を製造することを特徴とするアルコール飲料の製造方法（例えば、特許文献１参照。）。がある。
【０００４】
【特許文献１】 特許第３９８１９３２号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
化石燃料から脱却して他のエネルギーに転化する必要があるエネルギー問題において、アルコール発酵において、より多くのアルコールを得る事。二酸化炭素を減少する事による地球温暖化を解決する事。および、穀物をアルコールに変える事による食糧の問題を解決する必要がある。
【０００６】
特許第３９８１９３２号公報（特許文献１）は、果汁に酵母を添加して発酵させる直接醸造法である。別に、多糖類を一度糖化させて発酵する糖化醸造法がある。本願は直接醸造法において、得る事ができるアルコール量を多くする事である。得る事ができるアルコールが増える事で、トウモロコシや小麦などの穀物のデンプンを糖化して、アルコールに変える量を減らす事ができる。
【０００７】
特許第３９８１９３２号公報（特許文献１）の発生する二酸化炭素を減らす事。または、二酸化炭素の発生を全く無くす事。更に、別の二酸化炭素、例えば大気中の二酸化炭素を減らす事である。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
クロロフィルは光合成の明反応で光エネルギーを吸収する化学物質である。クロロフィルは葉緑素とも言う。
【０００９】
クロロフィルのうち、酸素発生型の光合成をおこなう植物及びシアノバクテリアが持つクロロフィルであり、酸素非発生型の光合成をおこなう光合成細菌が持つバクテリオクロロフィルである。
【００１０】
酸素発生型光合成をおこなう生物としては、緑色植物、紅色植物、灰色植物、クリプト植物、ハプト植物、不等毛植物、渦鞭毛植物、ユーグレナ植物、クロララクニオン植物、藍色植物がある。
【００１１】
酸素非発生型光合成をおこなう光合成細菌としては、緑色硫黄細菌、緑色非硫黄細菌、紅色硫黄細菌、紅色非硫黄細菌、好気性光合成細菌、ヘリオバクテリアがある。
【００１２】
クロロフィル類は、クロロフィルａ、クロロフィルｂ、クロロフィルｃ１、クロロフィルｃ２、クロロフィルｃ３、クロロフィルｄがある。
【００１３】
バクテリオクロロフィル類は、バクテリオクロロフィルａ、バクテリオクロロフィルｂ、バクテリオクロロフィルｃ、バクテリオクロロフィルｄ、バクテリオクロロフィルｅ、バクテリオクロロフィルｆ、バクテリオクロロフィルｇがある。
【００１４】
クロロフィルとバクテリオクロロフィルは、構造的な特徴で区別される物でなく、単に陸上植物や藻類やシアノバクテリアなどが持つクロロフィルをクロロフィルと言い、光合成細菌が持つクロロフィルをバクテリオクロロフィルと言う。よって、本願ではクロロフィルとバクテリオクロロフィルの両者をクロロフィルと言う。
【００１５】
特許第３９８１９３２号公報のアルコ−ル生産量を増やし、安定してより多くのアルコールを得るため、二酸化炭素の発生を無くすため、発酵を司る酵母と、光合成を司るクロロフィル（クロロフィル及び／又はバクテリオクロロフィル）と二酸化炭素を加え、アルコール発酵工程と発光ダイオードの光の照射による光合成工程を同時におこなう。
【００１６】
アルコール発酵工程と発光ダイオードの光による光合成工程を同時におこなう時に、アルコール発酵工程で作られる二酸化炭素には限界がある。光合成工程において、アルコール発酵工程で作られる二酸化炭素より多くの二酸化炭素を供給することで、より多くの糖を得ることができる。
【００１７】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、生野菜汁及び／又は果汁の液状を呈する固液混合物（固体と液体との混合物）を得る。
【００１８】
固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる１種又は２種以上の濃縮法で加工して、固液混合物を濃縮する。
【００１９】
又は、固液混合物の濃縮法を用いず、固液混合物の濃縮はしない。
【００２０】
固液混合物に酵母と、光合成をおこなうクロロフィル（クロロフィル及び／又はバクテリオクロロフィル）と二酸化炭素を加え、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を当て、固液混合物を同時に発酵と光合成をする。
【００２１】
固液混合物の種類によって、当てる発光ダイオードの光の色の組み合わせ（例えば、白色発光ダイオード３５％、赤色発光ダイオード３５％及び緑色発光ダイオード３０％。）とクロロフィルの種類が適合すると、固液混合物からのアルコ−ル生産量が増える。
【００２２】
アルコール生産量を増やす方法として、固液混合物に含まれる糖（第一の糖）に酵母を加えて発酵するとアルコール（第一のアルコール）と二酸化炭素（第一の二酸化炭素）が発生する。この時に発生する二酸化炭素（第一の二酸化炭素）を再利用する。つまり、発酵の時に発生した二酸化炭素（第一の二酸化炭素）と、水と、加えたクロロフィル（クロロフィル及び／又はバクテリオクロロフィル）に発光ダイオードの光を当て光合成をさせて糖（第二の糖）を作る。ここで得た糖（第二の糖）を再びアルコールの原料とする。光合成で得た糖（第二の糖）を酵母で発酵するとアルコール（第二のアルコール）と二酸化炭素（第二の二酸化炭素）が発生する。この時に発生する二酸化炭素（第二の二酸化炭素）を再利用する。発酵の時に発生した二酸化炭素（第二の二酸化炭素）と、水と、加えたクロロフィルに発光ダイオードの光を当て光合成をさせて糖（第三の糖）を作る。ここで得た糖（第三の糖）を再びアルコールの原料とする。光合成で得た糖（第三の糖）を酵母で発酵するとアルコール（第三のアルコール）と二酸化炭素（第三の二酸化炭素）が発生する。この時に発生する二酸化炭素（第三の二酸化炭素）を再利用する。以上のように、糖と二酸化炭素を再利用する。発生する全ての二酸化炭素を利用してより多くの糖を得る。より多く得た糖からより多くのアルコールを生産する。
【００２３】
発酵で作られた二酸化炭素の他に、別の二酸化炭素を加える事で、光合成工程において、より多くの糖を得ることができる。よって、そこで得た糖を発酵することで、より多くのアルコールを得ることができる。
【００２４】
酸素発生型光合成をおこなうクロロフィルの場合は、生野菜汁及び／又は果汁の液状を呈する固液混合物に酵母とクロロフィルを加え発光ダイオードの光を当てる。酵母による糖の発酵で、糖からアルコールと二酸化炭素が発生する。またクロロフィルによる光合成により、発酵の時に発生した二酸化炭素と水から糖と酸素と水が生産される。よって、これを繰り返す事で、アルコールの発酵工程ではより多くのアルコールと酸素が発生する。発酵で発生する二酸化炭素を光合成で全て糖と酸素に変える事ができる。地球温暖化問題の最大の悪役の二酸化酸素の発生を全く無くす事も可能である。よって、アルコールと酸素だけを作ることもできる。アルコールと酸素は共に重要な資源となる。
【００２５】
太陽光や白熱球の光や蛍光灯の光などの発光ダイオード以外の光は、熱の副産物として光を得ている。つまり、太陽光や白熱球の光や蛍光灯の光などは、高温にしてその副産物として光を得るため、その光には熱線（紫外線）が含まれる。
【００２６】
紫外線（熱線）を含む光を大量に照射すると、酵母は活動が鈍り死滅する事があるのは周知の事である。
【００２７】
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光には紫外線が含まれない。よって、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光の照射で酵母が死んでしまう事はない。ゆえに、固液混合物への発光ダイオードの光の照射による熟成工程と固液混合物の発酵工程とを同時に一緒に行うことができる。
【００２８】
加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる１種又は２種以上の濃縮法で上手に加工すると、野菜類及び／又は果実類が発酵するシステムは壊れない。
【００２９】
藍色及び紫色の発光ダイオードの光は赤色発光ダイオードと青色発光ダイオードを組み合わせても作る事ができる。
【００３０】
白色発光ダイオードについて、人が光を見るときの白色光は、光の三原色の組み合わせ、又は補色関係にある色の組み合わせで作る事ができる。よって、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードを組み合わせて白色発光ダイオードを作る事ができる。また補色関係の一例として、青色発光ダイオードと黄色発光ダイオードを組み合わせて白色発光ダイオードを作る事ができる。
【００３１】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる１種又は２種以上の濃縮法で固液混合物を濃縮し、固液混合物に酵母とクロロフィルと二酸化炭素を加え、固液混合物の糖を発酵させてアルコールと二酸化炭素を作り、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を固液混合物に照射し、加えられた二酸化炭素と発酵で作られた二酸化炭素とクロロフィルと発光ダイオードの光の照射で光合成をして糖を作り、発光ダイオードの照射による光合成で作られた糖をアルコールの原料にして、糖の発酵工程と発光ダイオードの光の照射による光合成工程を一緒にする、以上のことを特徴とするアルコールの製造方法である。
【００３２】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物に酵母とクロロフィルと二酸化炭素を加え、固液混合物の糖を発酵させてアルコールと二酸化炭素を作り、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を固液混合物に照射し、加えられた二酸化炭素と発酵で作られた二酸化炭素とクロロフィルと発光ダイオードの光の照射で光合成をして糖を作り、発光ダイオードの照射による光合成で作られた糖をアルコールの原料にして、糖の発酵工程と発光ダイオードの光の照射による光合成工程を一緒にする、以上のことを特徴とするアルコールの製造方法である。
【発明の効果】
【００３３】
固液混合物に含まれる糖の発酵工程で発生した二酸化炭素を再利用して、発生した二酸化炭素を発光ダイオードの光による光合成の原料にするので、二酸化炭素の発生は無くして、現在用いられているアルコールの製造方法よりアルコールが多く生産する事ができる。
【００３４】
発酵工程で発生した二酸化炭素以外の二酸化炭素も発光ダイオードの光による光合成の原料とする事で、二酸化炭素を減少する事ができる。
【００３５】
現在用いられているアルコールの製造方法よりアルコールが多く生産し、二酸化炭素を排出しないので、地球温暖化対策に非常に効果がある。
【００３６】
現在用いられているアルコールの製造方法よりアルコールが多く生産する事で、食糧の問題解決手段に非常に有効である。
【発明の実施するための最良の形態】
【００３７】
発明の実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図１において、野菜類及び／又は果実類を洗浄する、洗浄工程。
【００３８】
図１において、野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物（固体と液体との混合物）を得る、破砕工程。
【００３９】
図１において、液状を呈する固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる１種又は２種以上の濃縮法で固液混合物を濃縮する、濃縮工程。
【００４０】
図１において、液状を呈する固液混合物を滅菌する、滅菌工程。ただし、滅菌工程が必要で無いときは、滅菌工程をしない。
【００４１】
図１において、液状を呈する固液混合物に酵母とクロロフィルと二酸化炭素を入れ、液状を呈する固液混合物に酵母を加えて発酵する、発酵工程。
【００４２】
図１において、発酵工程と同時に、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を当てて、加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素と、クロロフィルとを用いて光合成をする、光合成工程。
【００４３】
図１において、アルコールの完成。以上のことを特徴とするアルコールの製造方法である。
【００４４】
また、液状を呈する固液混合物を濃縮する、濃縮工程が無い製造方法では、
図２において、野菜類及び／又は果実類を洗浄する、洗浄工程。
【００４５】
図２において、野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物（固体と液体との混合物）を得る、破砕工程。
【００４６】
図２において、液状を呈する固液混合物を滅菌する、滅菌工程。ただし、滅菌工程が必要で無いときは、滅菌工程をしない。
【００４７】
図２において、液状を呈する固液混合物に酵母とクロロフィルと二酸化炭素を入れ、液状を呈する固液混合物に酵母を加えて発酵する、発酵工程。
【００４８】
図２において、発酵工程と同時に、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を当てて、加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素と、クロロフィルとを用いて光合成をする、光合成工程。
【００４９】
図２において、アルコールの完成。以上のことを特徴とするアルコールの製造方法である。
【実施例１】
【００５０】
ここで、酵母とクロロフィルと二酸化炭素をもちいた発酵と、酵母とクロロフィルをもちいた発酵の実施例を示します。
▲１▼、場所；栃木県小山市小薬５３０番地。
▲２▼、期間；２００７年９月５日から２００７年９月２０日。
▲３▼、食料品店より白桃を購入し洗浄した。洗浄工程。
▲４▼、白桃の果皮と果核を取り除き、粉砕して２０００グラムの固液混合物を作った。その固液混合物６６０グラムと酵母３０グラムと８５０グラムの水とでミキサーを用いて撹拌し酵母入り固液混合物を作った。その固液混合物を１１等分して、容量３００ｃｃのビーカーに１４０グラムの酵母入り固液混合物を入れ、その１１個の透明ガラス製ビーカーをＡ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１，Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２，Ｆ３とした。
▲５▼、クロロフィルを持つ植物を用意した。
ａ；イチョウの葉１０グラムを３組、ｂ；ソテツの葉１０グラムを３組、ｃ；稲の葉 １０グラムを３組、ｄ；カワモズク１０グラムを３組、ｅ；生ワカメ１０グラムを３組 、夫れ夫れを用意し、洗浄した。
▲６▼、容量３００ｃｃビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合物とクロロフィルを撹拌し、た。
ａ；イチョウの葉１０グラムを粉砕し、Ａ１ビーカーの１４０グラムの酵母入り固液 混合物と粉砕したイチョウの葉５グラムを撹拌した。同じく、Ａ２ビーカーの１４０グ ラムの酵母入り固液混合物と粉砕したイチョウの葉５グラムを撹拌した。
ｂ；ソテツの葉１０グラムを粉砕し、Ｂ１ビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混 合物と粉砕したソテツの葉５グラムを撹拌した。同じく、Ｂ２ビーカーの１４０グラム の酵母入り固液混合物と粉砕したソテツの葉５グラムを撹拌した。
ｃ；稲の葉１０グラムを粉砕し、Ｃ１ビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合物 と粉砕した稲の葉５グラムを撹拌した。同じく、Ｃ２ビーカーの１４０グラムの酵母入 り固液混合物と粉砕した稲の葉５グラムを撹拌した。
ｄ；カワモズク１０グラムを粉砕し、Ｄ１ビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混 合物と粉砕したカワモズク５グラムを撹拌した。同じく、Ｄ２ビーカーの１４０グラム の酵母入り固液混合物と粉砕したカワモズク５グラムを撹拌した。
ｅ；生ワカメ１０グラムを粉砕し、Ｅ１ビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合 物と粉砕した生ワカメ５グラムを撹拌した。同じく、Ｅ２ビーカーの１４０グラムの酵 母入り固液混合物と粉砕した生ワカメ５グラムを撹拌した。
Ｆ３ビーカーに１４０グラムの酵母入り固液混合物を入れた。Ｆ３ビーカーの１４０ グラムの酵母入り固液混合物にはクロロフィルを加えなかった。
▲７▼、透明ガラス製ビーカーのＡ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１，Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２，Ｆ３の各々に２００個の白色発光ダイオードと１００個の赤色発光ダイオードと１００個の黄色発光ダイオードと１００個の緑色発光ダイオードと１００個の青色発光ダイオードの合計で６００個の発光ダイオード（合計で３６ワット／時）を２４時間照射し、発光ダイオードの光による光合成工程をした。発酵工程と光合成工程が同時に進行した。
▲８▼、Ａ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１のビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合物に二酸化炭素を供給するため、別の糖の発酵実験で発生した二酸化炭素を流用した。本発酵実験と別の二酸化炭素を発生する発酵実験を同じケースの中でした。つまり、発光ダイオードの光を当てて、加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素と、クロロフィルとを用いて光合成をする、光合成工程である。
▲９▼、Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２のビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合物には二酸化炭素を供給はしなかった。発光ダイオードの光を当てて、発酵工程で作られた二酸化炭素と、クロロフィルとを用いて光合成をする、光合成工程である。
▲１０▼、Ｆ３のビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合物にはクロロフィルも二酸化炭素も添加しなかった。
▲１１▼、Ａ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１，Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２，Ｆ３ビーカーの中の溶液を蒸留し、アルコールを回収し測定した。回収したアルコール量は表１の通りである。
【００５１】
【表１】
【００５２】
Ａ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１の平均値は３．０７である。Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２の平均値は２．５１である。Ｆ３の平均値は１．７６である。
【００５３】
加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素とクロロフィルとを用いて光合成をする光合成工程は、発酵工程で作られた二酸化炭素とクロロフィルとを用いて光合成をする光合成工程と比べて、３．０７÷２．５１＝１．２２（１２２％）と、２２％のアルコールを多く得る事ができたのである。つまり、あらたに二酸化炭素を加える事で２２％のアルコールを多く得る事ができた。
【実施例２】
【００５４】
また別の、酵母とクロロフィルと二酸化炭素をもちいた発酵と、酵母とクロロフィルをもちいた発酵の実施例を示します。
▲１▼、場所；栃木県小山市小薬５３０番地。
▲２▼、期間；２００７年９月２２日から２００７年１０月７日。
▲３▼、敷地内で収穫したブドウのナイアガラを洗浄した。洗浄工程。
▲４▼、ナイアガラを粉砕して３３００グラムの固液混合物を作った。その固液混合物１１００グラムと酵母３０グラムをミキサーを用いて撹拌し酵母入り固液混合物を作った。その固液混合物を分割して、容量３００ｃｃのビーカーに１００グラムの酵母入り固液混合物を入れ、その１１個の透明ガラス製ビーカーをＡ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１，Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２，Ｆ３とした。
▲５▼、クロロフィルを持つ植物を用意した。
ａ；菊の葉１０グラムを３組、ｂ；カーネーションの葉１０グラムを３組、ｃ；ソテ ツの葉１０グラムを３組、ｄ；カワモズク１０グラムを３組、ｅ；生ワカメ１０グラム を３組、夫れ夫れを用意し、洗浄した。
▲６▼、容量３００ｃｃビーカーの１００グラムの酵母入り固液混合物とクロロフィルを撹拌し、た。
ａ；菊の葉１０グラムを粉砕し、Ａ１ビーカーの１００グラムの酵母入り固液混合物 と粉砕した菊の葉５グラムを撹拌した。同じく、Ａ２ビーカーの１００グラムの酵母入 り固液混合物と粉砕した菊の葉５グラムを撹拌した。
ｂ；カーネーションの葉１０グラムを粉砕し、Ｂ１ビーカーの１００グラムの酵母入 り固液混合物と粉砕したカーネーションの葉５グラムを撹拌した。同じく、Ｂ２ビーカ ーの１００グラムの酵母入り固液混合物と粉砕したカーネーションの葉５グラムを撹拌 した。
ｃ；ソテツの葉１０グラムを粉砕し、Ｃ１ビーカーの１００グラムの酵母入り固液混 合物と粉砕したソテツの葉５グラムを撹拌した。同じく、Ｃ２ビーカーの１００グラム の酵母入り固液混合物と粉砕したソテツの葉５グラムを撹拌した。
ｄ；カワモズク１０グラムを粉砕し、Ｄ１ビーカーの１００グラムの酵母入り固液混 合物と粉砕したカワモズク５グラムを撹拌した。同じく、Ｄ２ビーカーの１００グラム の酵母入り固液混合物と粉砕したカワモズク５グラムを撹拌した。
ｅ；生ワカメ１０グラムを粉砕し、Ｅ１ビーカーの１００グラムの酵母入り固液混合 物と粉砕した生ワカメ５グラムを撹拌した。同じく、Ｅ２ビーカーの１００グラムの酵 母入り固液混合物と粉砕した生ワカメ５グラムを撹拌した。
Ｆ３ビーカーに１００グラムの酵母入り固液混合物を入れた。Ｆ３ビーカーの１００ グラムの酵母入り固液混合物にはクロロフィルを加えなかった。
▲７▼、透明ガラス製ビーカーのＡ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１，Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２，Ｆ３の各々に２００個の白色発光ダイオードと１００個の赤色発光ダイオードと１００個の橙色発光ダイオードと１００個の緑色発光ダイオードと１００個の紫色発光ダイオードの合計で６００個の発光ダイオード（合計で３６ワット／時）を２４時間照射し、発光ダイオードの光による光合成工程をした。発酵工程と光合成工程が同時に進行した。
▲８▼、Ａ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１のビーカーの１００グラムの酵母入り固液混合物に二酸化炭素を供給するため、別の糖の発酵実験で発生した二酸化炭素を流用した。本発酵実験と別の二酸化炭素を発生する実験を同じケースの中でした。つまり、発光ダイオードの光を当てて、加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素と、クロロフィルとを用いて発光ダイオードの光による光合成をする光合成工程である。
▲９▼、Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２のビーカーの１００グラムの酵母入り固液混合物には二酸化炭素を供給はしなかった。発光ダイオードの光を当てて、発酵工程で作られた二酸化炭素と、クロロフィルとを用いて発光ダイオードの光による光合成をする、光合成工程である。
▲１０▼、Ｆ３のビーカーの１４０グラムの酵母入り固液混合物にはクロロフィルも二酸化炭素も添加しなかった。
▲１１▼、Ａ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１，Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２，Ｆ３ビーカーの中の溶液を蒸留し、アルコールを回収し測定した。回収したアルコール量は表２の通りである。
【００５５】
【表２】
【００５６】
Ａ１，Ｂ１，Ｃ１，Ｄ１，Ｅ１の平均値は９．１７である。Ａ２，Ｂ２，Ｃ２，Ｄ２，Ｅ２の平均値は７．０７である。Ｆ３の平均値は５．０７である。
【００５７】
加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素とクロロフィルとを用いて光合成をする光合成工程は、発酵工程で作られた二酸化炭素とクロロフィルとを用いて光合成をする光合成工程と比べて、９．１７÷７．０７＝１．３０（１３０％）と、３０％のアルコールを多く得る事ができたのである。つまり、あらたに二酸化炭素を加える事で３０％のアルコールを多く得る事ができた。
【００５８】
実施例１および実施例２において、加えられた二酸化炭素と発酵工程で作られた二酸化炭素とクロロフィルとを用いて光合成をする光合成工程は、発酵工程で作られた二酸化炭素とクロロフィルとを用いて光合成をする光合成工程と比べて、２２％から３０％のアルコールを多く得る事ができたのである。つまり、あらたに二酸化炭素を加える事で２２％から３０％のアルコールを多く得る事ができた。
【産業上の利用可能性】
【００５９】
本願の発酵工程では、二酸化炭素を削減する事ができる。これは、地球温暖化対策に有効な手段である。また、本願の発酵工程で酸素を得る事もできる。酸素は有効な資源である。
【００６０】
本願の発酵工程で二酸化炭素を添加して原料とする事で、回収できたアルコール量は２２％から３０％多くなる。よって、非常に有効な発酵手段であり、地球温暖化対策、化石燃料のエネルギー転換の対策、食糧対策に非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【００６１】
【図１】本発明のアルコールの製造方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図２】本発明のアルコールの製造方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる１種又は２種以上の濃縮法で固液混合物を濃縮し、固液混合物に酵母とクロロフィルと二酸化炭素を加え、固液混合物の糖を発酵させてアルコールと二酸化炭素を作り、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を固液混合物に照射し、加えられた二酸化炭素と発酵で作られた二酸化炭素とクロロフィルと発光ダイオードの光の照射で光合成をして糖を作り、発光ダイオードの照射による光合成で作られた糖をアルコールの原料にして、糖の発酵工程と発光ダイオードの光の照射による光合成工程を一緒にする、以上のことを特徴とするアルコールの製造方法。
【請求項２】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物に酵母とクロロフィルと二酸化炭素を加え、固液混合物の糖を発酵させてアルコールと二酸化炭素を作り、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を固液混合物に照射し、加えられた二酸化炭素と発酵で作られた二酸化炭素とクロロフィルと発光ダイオードの光の照射で光合成をして糖を作り、発光ダイオードの照射による光合成で作られた糖をアルコールの原料にして、糖の発酵工程と発光ダイオードの光の照射による光合成工程を一緒にする、以上のことを特徴とするアルコールの製造方法。
【請求項１】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる１種又は２種以上の濃縮法で固液混合物を濃縮し、固液混合物に酵母とクロロフィルと二酸化炭素を加え、固液混合物の糖を発酵させてアルコールと二酸化炭素を作り、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を固液混合物に照射し、加えられた二酸化炭素と発酵で作られた二酸化炭素とクロロフィルと発光ダイオードの光の照射で光合成をして糖を作り、発光ダイオードの照射による光合成で作られた糖をアルコールの原料にして、糖の発酵工程と発光ダイオードの光の照射による光合成工程を一緒にする、以上のことを特徴とするアルコールの製造方法。
【請求項２】
野菜類及び／又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物に酵母とクロロフィルと二酸化炭素を加え、固液混合物の糖を発酵させてアルコールと二酸化炭素を作り、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる１種又は２種以上の発光ダイオードの光を固液混合物に照射し、加えられた二酸化炭素と発酵で作られた二酸化炭素とクロロフィルと発光ダイオードの光の照射で光合成をして糖を作り、発光ダイオードの照射による光合成で作られた糖をアルコールの原料にして、糖の発酵工程と発光ダイオードの光の照射による光合成工程を一緒にする、以上のことを特徴とするアルコールの製造方法。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２００９−１８３２６９（Ｐ２００９−１８３２６９Ａ）
【公開日】平成２１年８月２０日（２００９．８．２０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−５６９８４（Ｐ２００８−５６９８４）
【出願日】平成２０年２月７日（２００８．２．７）
【出願人】（５９９０１５６４１）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年８月２０日（２００９．８．２０）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年２月７日（２００８．２．７）
【出願人】（５９９０１５６４１）
【Ｆターム（参考）】
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