説明

アンダートレイ構造

【課題】シートクッションの下方に設けたアンダートレイの構造において、アンダートレイ及び支持脚の効率的なレイアウトを実現する。
【解決手段】リヤシート10のシートクッション11の下方に設けたアンダートレイ30の構造において、前記アンダートレイ30に、前記シートクッション11を車体1のフロアに支持する支持脚22を避けつつ該支持脚22に嵌合する左右切り欠き部37及び左右短フランジ38を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両用シートのシートクッションの下方に設けたアンダートレイの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、上記アンダートレイ構造において、シートクッションの下面に設けた左右一対のレールにアンダートレイを前後スライド可能に支持したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平11−105609号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記従来の技術には、シートクッションの下方における該シートクッションを車体のフロアに支持する支持脚とアンダートレイとの相対的な関係については記載がないが、これらは互いにシート下方の空間に配置されることから、アンダートレイ及び支持脚の効率的なレイアウトが要望されている。
そこでこの発明は、シートクッションの下方に設けたアンダートレイの構造において、アンダートレイ及び支持脚の効率的なレイアウトを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車両用シート(例えば実施例のリヤシート10)のシートクッション(例えば実施例のシートクッション11)の下方に設けたアンダートレイ(例えば実施例のアンダートレイ30)の構造において、前記アンダートレイに、前記シートクッションを車体のフロア(例えば実施例のフロア部2)に支持する支持脚(例えば実施例の支持脚22)に嵌合する嵌合部(例えば実施例の左右切り欠き部37、左右短フランジ38)を設けたことを特徴とする。
【0005】
請求項2に記載した発明は、前記アンダートレイが、前記フロアに沿って配置される底壁(例えば実施例の底壁31)と、該底壁の後部を上方に起立させた後壁(例えば実施例の後壁33)とを有し、前記後壁に前記嵌合部の少なくとも一部(例えば実施例の左右切り欠き部37)を設けたことを特徴とする。
【0006】
請求項3に記載した発明は、前記アンダートレイが、前記フロアに沿って配置される底壁(例えば実施例の底壁31)と、該底壁の前部を上方に起立させた前壁(例えば実施例の前壁32)とを有することを特徴とする。
【0007】
請求項4に記載した発明は、前記アンダートレイが、前記フロアに沿って配置される底壁(例えば実施例の底壁31)と、該底壁の後部を上方に起立させた後壁(例えば実施例の後壁33)と、前記底壁の前部を上方に起立させた前壁(例えば実施例の前壁32)とを有し、前記後壁及び前壁の少なくとも一部(例えば実施例の前部後壁33a、前壁中央突出部32a)を互いに対向して設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載した発明によれば、シートクッションを支持する支持脚に対してアンダートレイを容易に位置決めすることが可能となり、シートクッションの下方におけるアンダートレイ及び支持脚の効率的なレイアウトを実現することができる。
【0009】
請求項2に記載した発明によれば、アンダートレイの後壁が支持脚に嵌合することとなり、該後壁の前方に物品収納スペースを確保することができる。
【0010】
請求項3に記載した発明によれば、アンダートレイに収納した物品がアンダートレイ前方の足元空間に飛び出してしまうことを防止し、物品を安定して収納することができる。
【0011】
請求項4に記載した発明によれば、アンダートレイに収納した物品がアンダートレイ後方の車体内部に入り込んだりアンダートレイ前方の足元スペースに飛び出したりすることを防止し、かつ前後壁間の空間を利用して傘等の長物を横向きにして収納することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。
図1は、パネル部品と骨格部品とを溶接等により一体に接合してなるモノコック構造の車体1を有する乗用車において、リヤシート10の右側を車内側(車室R内側)から見た斜視図である。
車体1のフロア部2は、リヤシート10の足元スペースを形成する略水平な低位フロア2aと、リヤシート10の下方において低位フロア2aの後縁部から略垂直に立ち上がる立壁部2bと、該立壁部2bの上縁部から略水平に後方へ延びる高位フロア2cとを有する。
【0013】
低位フロア2aは、リヤシート10のシートクッション11における略水平な下面よりも下方に離間し、前後方向ではシートクッション11の前方位置からシートクッション11の下方に入り込む位置まで設けられる。低位フロア2aの左右中央には、断面台形状のフロアトンネル部2dが前後に延設される。低位フロア2a上であってシートクッション11の前部の下方には、本発明に係るアンダートレイ30が配設される。
【0014】
高位フロア2cは、シートクッション11の下面と略同一高さにあり、前後方向ではシートクッション11の後部の下方位置からシートクッション11の後方まで延出して設けられる。高位フロア2cの後部はリヤシート10後方の荷室Tの床面を形成し、その略中央にはスペアタイヤ等収納用の凹部2eが形成される。
【0015】
なお、図中符号4はリヤシート10の車外側に位置するリヤドアを、符号5はリヤドア4により開閉されるリヤドア開口を、符号6はリヤドア開口5の前縁部を形成するセンターピラーの車内側を覆うセンターピラーライニングを、符号7はリヤドア開口5の下縁部を形成するサイドシルの車内側を覆うサイドシルライニングを、符号8はリヤドア開口5の後縁部下側を形成するボディサイドを車内側から覆うサイドライニングをそれぞれ示す。各ライニング6〜8はそれぞれポリプロピレン等の合成樹脂製とされる。
【0016】
リヤシート10は左右二人掛けのもので、乗員の臀部を支持するシートクッション11と、乗員の背中を支持するシートバック12とを有してなる。シートバック12の上端部には乗員の頭部を支持するヘッドレスト13が一体的に設けられる。シートクッション11は、やや前上がりに傾斜して設けられ、シートバック12は、その上部が後側となるように傾斜(後傾)して設けられる。
【0017】
シートクッション11はフロア部2に対して固定的に支持され、シートバック12はその下端部がフロア部2に不図示のヒンジ機構を介して傾動可能に支持される。
リヤシート10の後部(シートクッション11の後部)は、高位フロア2cの前部上に直接的に支持され、リヤシート10の前部(シートクッション11の前部)は、低位フロア2aの後部上に支持フレーム20(図2,5参照)を介して支持される。
【0018】
図2,5を参照し、支持フレーム20は、曲げ加工等を施した円鋼管を主とする複数の鋼材を溶接等により一体に接合してなり、前記シートクッション11の下面に沿うように一体的に取り付けられるシートフレーム21と、該シートフレーム21の前部から下方に延びる左右一対の支持脚22とを有してなる。
【0019】
シートフレーム21は、シートクッション11の前縁部及び左右側縁部に沿うように上面視コ字状に形成される外フレーム23と、該外フレーム23の左右側辺部23aの間に渡るクロスフレーム24と、外フレーム23の前辺部23bとクロスフレーム24との間に渡る鋼板製の複数(三つ)の支持プレート25と、外フレーム23の前辺部23bの上方に起立する前面視門形の左右一対のシートストッパ26とを有してなる。
【0020】
左右支持脚22は、それぞれ低位フロア2aの上面に沿って左右に延びる下辺部22aと、該下辺部22aの内外側端部(左右側端部)から上方に屈曲して延びる内外側辺部22b,22cとを有してなる。左右支持脚22の各内側辺部22bは、低位フロア2aのフロアトンネル部2dを避けるべく互いに左右に離間して設けられる。
【0021】
左右支持脚22の各外側辺部22cの上端部は、外フレーム23の前辺部23bの両側に車外側ほど後側となるように傾斜した傾斜部23cの中間部に下方から突き当たり一体に接合される。一方、左右支持脚22の各内側辺部22bの上端部は、前方に屈曲した後に外フレーム23の前辺部23bの左右中間部に後方から突き当たり一体に接合される。これにより、左右支持脚22は、シートフレーム21の前端部(外フレーム23の前辺部23b)よりも後方に下がった位置に設けられる。
【0022】
左右支持脚22の各下辺部22aの左右中間部には、当該部位を略水平な平板状に潰すと共にボルト挿通孔を形成してなるフロア締結部27が設けられ、該フロア締結部27が車体1の低位フロア2aにボルト締結により固定される。なお、外フレーム23の左右後端部にも同様のフロア締結部28が設けられ、該フロア締結部28が高位フロア2cにボルト締結により固定される。シートクッション11の下面には各支持プレート25が結合され、もってシートクッション11が支持フレーム20を介して車体1のフロア部2に支持、固定される。
【0023】
図2,3を参照し、アンダートレイ30はポリプロピレン等の合成樹脂製のもので、左右二人掛けのシートクッション11の下方において、該シートクッション11の左右全幅に渡るように横長に設けられる。アンダートレイ30の左右中央部は、前記フロアトンネル部2dを避けるべく前面視台形状をなして上方に突出して設けられる。
【0024】
アンダートレイ30は、低位フロア2aに沿うようにこれに近接して配置される底壁31と、該底壁31の前後左右の縁部からそれぞれ上方に起立して設けられる前壁32、後壁33及び左右側壁34とを一体形成してなる。
【0025】
底壁31は、その左右両側部が略水平な左右平坦部31aとされ、左右中央部が前記フロアトンネル部2dを避けるべく前面視台形状をなして上方に突出した中央突出部31bとされる。中央突出部31bにおける略水平な上面は、左右平坦部31aの上面よりもシートクッション11の下面に接近するが、該下面からは下方に離間することで、中央突出部31b上に物品収納スペースが確保される。中央突出部31bの後部は、後方に開放する上面視コ字状の縁部を形成するように切り欠かれている。
【0026】
前壁32は、底壁31の前縁部からその左右に渡って概ね均等な高さとなるように上方に起立してなる。前壁32の左右中央部は、底壁31の中央突出部31bと同様に前面視台形状をなして上方に突出する前壁中央突出部32aとされる。前壁中央突出部32aの上縁部は、前壁32の左右両側の上縁部(左右平坦部31a前方の上縁部)よりもシートクッション11の下面に接近するが、該下面からは下方に離間することで、底壁31の中央突出部31b上への前方からの物品の収納が可能である。
【0027】
図4を併せて参照し、前壁32は、その上部が前側となるように垂直方向に対してやや傾斜(前傾)して設けられる。前壁32の前方には、その上縁部からその左右に渡って概ね均等な長さとなるように下方に延びる略垂直な外壁35が設けられ、該外壁35と前壁32とで逆V字状の断面形状が形成される。外壁35は、前面視で前壁32と概ね重なるように設けられ、その左右中央部は前壁中央突出部32aと同様に前面視台形状をなして上方に突出する外壁中央突出部35aとされる。
【0028】
左右側壁34は、底壁31の左右側縁からシートクッション11の下面近傍に至るまで上方に起立して設けられる、左右側壁34の車外側には、該左右側壁34の前縁部から車外側かつ後方に湾曲しつつ延びる左右湾曲壁36がそれぞれ設けられる。左右湾曲壁36は、外壁35の左右側端部にこれと面一をなして連続するように設けられる。なお、前壁32の左右側端部は左右側壁34に突き当たり終端する。左右湾曲壁36の外側縁部は、前記サイドシルライニング7の車内側突出部に滑らかに連なる(図2参照)。
【0029】
後壁33は、この実施例では底壁31の中央突出部31bの後部切り欠き部における前縁部及び左右側縁部からそれぞれシートクッション11の下面近傍に至るまで上方に起立する前部後壁33a及び左右側部後壁33bのみからなり、前記後部切り欠き部の縁部と同様に上面視コ字状に連続して設けられる。すなわち、底壁31の左右平坦部31aの後方(左右側部後壁33bの後縁部と左右側壁34の後縁部との間)において、アンダートレイ30単体ではその物品収納スペースが後方に開放するが、当該開放部分はアンダートレイ30を車体1に取り付けその後面を車体1のフロア部2の立壁部2bに付き当てることで閉塞される。つまり、フロア部2の立壁部2bがアンダートレイ30の後壁33の一部となる。なお、アンダートレイ30自体が前記開放部分を閉塞する壁部を有する構成であってもよい。
【0030】
図3,5,6を参照し、支持フレーム20の左右支持脚22の各下辺部22aにおける例えばフロア締結部27の左側には、アンダートレイ30の底壁31を固定する下固定ブラケット29aが前方に突出するように設けられ、左右支持脚22の各内側辺部22bの上端部には、それぞれアンダートレイ30の側部後壁33bを固定する内固定ブラケット29bが車外側に張り出すように設けられ、左右支持脚22の各外側辺部22cの上下中間部には、それぞれアンダートレイ30の湾曲壁36を固定する外固定ブラケット29cが車外側かつ前方に斜めに張り出すように設けられる。
【0031】
このような支持フレーム20にアンダートレイ30を取り付けるには、まず、支持フレーム20に対してアンダートレイ30を前方から接近させ、左右側部後壁33bの車内側に左右支持脚22の各内側辺部22bをそれぞれ嵌め込むと共に、左右側壁34の車外側かつ左右湾曲壁36の車内側(側壁34及び湾曲壁36の間)に左右支持脚22の各外側辺部22cをそれぞれ嵌め込む。
【0032】
ここで、左右側部後壁33bの前縁上端部には、側部後壁33b及び前部後壁33aに渡ってその角部を切り欠く左右切り欠き部37が設けられ、該左右切り欠き部37に左右支持脚22の各内側辺部22b上端の屈曲部分がそれぞれ嵌合する。左右側部後壁33bにおける切り欠き部37の後方部位には、前記内固定ブラケット29bの固定面に対向する固定座面37aがそれぞれ設けられ、該固定座面37aに形成されたクリップ孔37bに樹脂クリップ等を差し込んで内固定ブラケット29bに係合させることで、左右側部後壁33b(後壁33)と左右支持脚22とが互いに結合される。
【0033】
図7を併せて参照し、左右側壁34の上縁部及び左右湾曲壁36の上縁部には、これらに挟まれた空間内に向けて略水平に起立する上面視V字状の左右短フランジ38がそれぞれ形成され、これら左右短フランジ38の前端部内側に、左右支持脚22の各外側辺部22cがそれぞれ嵌合する。この状態で、左右湾曲壁36における前記外固定ブラケット29cの固定面と対向する部位に形成されたクリップ孔38bに樹脂クリップ等を差し込んで外固定ブラケット29cに係合させることで、左右湾曲壁36と左右支持脚22とが互いに結合される。
【0034】
図8を併せて参照し、底壁31の左右平坦部31aの前側における前記下固定ブラケット29aの固定面と対向する部位にはクリップ孔39bが形成され、該クリップ孔39bに樹脂クリップを差し込んで下固定ブラケット29aに係合させることで、左右平坦部31a(底壁31)と左右支持脚22とが互いに結合される。
このように、アンダートレイ30の後壁33、左右湾曲壁36及び底壁31と左右支持脚22の内外側辺部22b,22c及び下辺部22aとを互いに結合することで、アンダートレイ30及び支持フレーム20が互いに一体的に組み付けられる。
【0035】
図8,9を参照し、底壁31の左右平坦部31aにおける左右支持脚22の各フロア締結部27と対向する部位には、上面視方形状の左右作業孔39がそれぞれ設けられ、支持フレーム20にアンダートレイ30を組み付けた状態であっても、各フロア締結部27に対してボルトを着脱可能である。このため、アンダートレイ30を支持フレーム20に組み付けた状態であっても、これらを車体1に対して着脱することが可能となり、車両組立時におけるアンダートレイ30の組み付け工順の設定自由度が高まり、かつ完成車両におけるメンテナンス性が高まる。なお、左右作業孔39には左右平坦部31aと面一をなすキャップが装着される。
【0036】
図2を参照し、アンダートレイ30の主たる物品収納スペースは、底壁31の左右平坦部31aの上方における比較的奥行き及び高さが確保された直方体状の空間K1であり、該空間K1にはそれぞれ乗員の靴等の嵩のある物品を収納可能である。一方、底壁31の中央突出部31bの上方における比較的奥行き及び高さが小さい空間K2においても、当該部位が前壁中央突出部32a及び前部後壁33aに挟まれることで小物品を収納可能であり、かつ該空間K2が前記左右の空間K1を連通することで、アンダートレイ30の左右幅に渡るような傘等の細長い物品をも収納可能である。
【0037】
以上説明したように、上記実施例におけるアンダートレイ構造は、リヤシート10のシートクッション11の下方に設けたアンダートレイ30の構造において、前記アンダートレイ30に、前記シートクッション11を車体1のフロア部2に支持する支持脚22を避けつつ該支持脚22に嵌合する左右切り欠き部37及び左右短フランジ38を設けたものである。
【0038】
この構成によれば、シートクッション11を支持する支持脚22を避けつつ該支持脚22に対してアンダートレイ30を容易に位置決めすることが可能となり、シートクッション11の下方におけるアンダートレイ30及び支持脚22の効率的なレイアウトを実現することができる。
【0039】
また、上記アンダートレイ構造は、前記アンダートレイ30が、前記フロア部2に沿って配置される底壁31と、該底壁31の後部を上方に起立させた後壁33とを有し、前記後壁33に前記左右切り欠き部37を設けることで、アンダートレイ30の後壁33が支持脚22を避けつつこれに嵌合することとなり、該後壁33の前方に物品収納スペースを確保することができる。
【0040】
さらに、上記アンダートレイ構造は、前記アンダートレイ30が、前記フロア部2に沿って配置される底壁31と、該底壁31の前部を上方に起立させた前壁32とを有することで、アンダートレイ30に収納した物品がアンダートレイ30前方の足元空間に飛び出してしまうことを防止し、物品を安定して収納することができる。
【0041】
上記アンダートレイ構造は、前記アンダートレイ30が、前記フロア部2に沿って配置される底壁31と、該底壁31の後部を上方に起立させた後壁33と、前記底壁31の前部を上方に起立させた前壁32とを有し、前記後壁33の前部後壁33aと前壁32の前壁中央突出部32aとを互いに対向して設けることで、アンダートレイ30に収納した物品がアンダートレイ30後方の車体内部に入り込んだりアンダートレイ30前方の足元スペースに飛び出したりすることを防止し、かつ前後壁32,33間の空間K2を利用して傘等の長物を横向きにして収納することができる。
【0042】
なお、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】この発明の実施例における車両のリヤシートの右側周辺を左前かつ上方から見た斜視図である。
【図2】上記リヤシート下方のアンダートレイ及び支持フレームを左前かつ上方から見た斜視図である。
【図3】上記アンダートレイを左前かつ上方から見た斜視図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】上記支持フレームを左前かつ上方から見た斜視図である。
【図6】上記アンダートレイ及び支持フレームの左右中央部を上方から見た矢視図である。
【図7】上記アンダートレイ及び支持フレームの左側部を後方から見た矢視図である。
【図8】上記アンダートレイ及び支持フレームの左半分を上方から見た矢視図である。
【図9】上記アンダートレイ及び支持フレームの左半分を下方から見た矢視図である。
【符号の説明】
【0044】
1 車体
2 フロア部(フロア)
10 リヤシート(車両用シート)
11 シートクッション
22 支持脚
30 アンダートレイ
31 底壁
32 前壁
32a 前壁中央突出部
33 後壁
33a 前部後壁
37 左右切り欠き部
38 左右短フランジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用シートのシートクッションの下方に設けたアンダートレイの構造において、
前記アンダートレイに、前記シートクッションを車体のフロアに支持する支持脚に嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とするアンダートレイ構造。
【請求項2】
前記アンダートレイが、前記フロアに沿って配置される底壁と、該底壁の後部を上方に起立させた後壁とを有し、前記後壁に前記嵌合部の少なくとも一部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のアンダートレイ構造。
【請求項3】
前記アンダートレイが、前記フロアに沿って配置される底壁と、該底壁の前部を上方に起立させた前壁とを有することを特徴とする請求項1に記載のアンダートレイ構造。
【請求項4】
前記アンダートレイが、前記フロアに沿って配置される底壁と、該底壁の後部を上方に起立させた後壁と、前記底壁の前部を上方に起立させた前壁とを有し、前記後壁及び前壁の少なくとも一部を互いに対向して設けたことを特徴とする請求項1に記載のアンダートレイ構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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