説明

アンプル収納容器

【課題】アンプルの首が折れたり、アンプルの方向が転換することなく、アンプルをスムーズに払い出すことができるアンプル収納容器を提供する。
【解決手段】ベルトコンベア13上に複数本のアンプル12を払出方向に対して横向きに積み重ねて収容し、該アンプル12を1本ずつ払出可能としたアンプル収納容器1において、ベルトコンベア13上を払出方向に転がって移動可能な台車27と、ベルトコンベア上に積み重ねられたアンプル12の最後端側のアンプル12に接触する保持部28とからなるアンプル保持部材26を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はアンプル収納容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、所定数量のアンプルを自動供給するために使用されるアンプル収納容器として、特許文献1には、アンプル収納体に垂直方向に積み重ねたアンプルを最下段に設けた断面C字形のロータを回転させて払い出すものが提案されている。
【0003】
また、特許文献2には、多数のアンプルをカセット内に積み重ねて収容し、傾斜した可動底板を摺動させることにより、該可動底板に設けた排出孔からアンプルを1本ずつ払い出すようにしたものが提案されている。
【0004】
さらに、特許文献3には、収納容器の底に設けたベルトコンベア上にアンプルを積み重ねて収容し、該ベルトコンベアを駆動することで、払出方向前方側の収納容器に設けたアンプル通路からアンプルを1本ずつ払い出すようにしたものが提案されている。
【特許文献1】特開平7−285674号公報(特許第3170579号)
【特許文献2】特開平10−192369号公報
【特許文献3】特開2003―230619号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の装置では、アンプルが垂直方向に1列に積み重ねられているため、アンプルは払い出されるにつれ、整列したまま1つずつ降下する。また、特許文献2の装置では、可動底板が傾斜しているため、アンプルは払い出されるにつれ、この傾斜に沿って移動してゆく。特許文献3の装置では、コンベアが移動してアンプルが払い出されると、上層のアンプルが下層にくずれ落ちる。このとき、アンプルの首が折れることがあった。また、特に、アンプルの残量が少なくなると、コンベアでアンプルを払い出すときにアンプルの方向が転換する虞があった。
【0006】
そこで、本発明はアンプルの首が折れたり、アンプルの方向が転換することなく、アンプルをスムーズに払い出すことができるアンプル収納容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、第1の手段は、アンプルの後端が崩れないように規制するものである。すなわち、ベルトコンベア上に複数本のアンプルを払出方向に対して横向きに積み重ねて収容し、該アンプルを1本ずつ払出可能としたアンプル収納容器において、
前記ベルトコンベア上を払出方向に転がって移動可能な台車と、前記ベルトコンベア上に積み重ねられたアンプルの最後端側のアンプルを保持する保持部とからなるアンプル保持部材を設けたものである。
【0008】
前記保持部は、前記台車から払出方向に向かって上方に60°に傾斜していることが好ましい。また、前記台車から垂直に立ち上がっていてもよいし、前記台車から払出方向の後方に向かって上方に60°に傾斜していてもよい。
【0009】
前記保持部は、前記台車に対して払出方向前方側と後方側に対称に設けられていることが好ましい。
【0010】
また、第2の手段は、アンプルの胴側が常に下方に位置するようにするものである。すなわち、ベルトコンベア上に複数本のアンプルを払出方向に対して横向きに積み重ねて収容し、該アンプルを1本ずつ払出可能としたアンプル収納容器において、
前記ベルトコンベアの上行ベルトを払出方向に直角な水平方向に対して傾斜させたものである。
【0011】
前記ベルトコンベアは、アンプルの胴部側が低く、首部側が高くなるように傾斜していることが好ましい。
【0012】
前記ベルトコンベアの上行ベルトの下方に前記上行ベルトを傾斜させる傾斜部材を設けることが好ましい。
【0013】
前記ベルトコンベアの両側にアンプルの両端をガイドするガイド部材を設けることが好ましい。
【0014】
第3の手段は、前記第1の手段と前記第2の手段を備えものである。すなわち、ベルトコンベア上に複数本のアンプルを払出方向に対して横向きに積み重ねて収容し、該アンプルを1本ずつ払出可能としたアンプル収納容器において、
前記ベルトコンベア上を払出方向に転がって移動可能な台車と、前記ベルトコンベア上に積み重ねられたアンプルの最後端側のアンプルを保持する保持部とからなるアンプル保持部材を設けるとともに、
前記ベルトコンベアの上行ベルトを払出方向に直角な水平方向に対して傾斜させたものである。
【発明の効果】
【0015】
第1の手段による発明によれば、ベルトコンベアが駆動するとアンプル保持部材が移動してアンプルの払出方向後端側のアンプルに接触するので、アンプルの後端側が崩れ落ちることがなく、アンプルの首部が折れたり、方向が転換するのを防止することができる。特に、アンプルの残量が少ないときや減少してゆく過程においても、アンプル同士が適度な密着力をもって整列している状態が保持されるので、ベルトコンベアが駆動したときにアンプルの方向が転換するのを防止することができ、アンプルをスムーズに払い出すことができる。
【0016】
第2の手段による発明によれば、ベルトコンベアが払出方向に直角な水平方向に対して傾斜しているので、アンプルが上層から下層に必ず胴部から落下し、アンプルの首部が折れたり、方向が転換するのを防止することができ、アンプルをスムーズに払い出すことができる。
【0017】
第3の手段による発明によれば、第1の手段と第2の手段を備えているので、より一層、アンプルの首部が折れたり、方向が転換するのを防止することができ、アンプルをスムーズに払い出すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
【0019】
まず、図1を参照して、本発明に係るアンプル収納容器1を備えた薬剤払出装置2について説明する。薬剤払出装置2は、装置の正面に水平方向及び垂直方向に配置された着脱可能な本発明に係る多数のアンプル収納容器1と、各アンプル収納容器1の背後に設けられた薬剤供給部3(図9参照)と、前記薬剤供給部3の背後に位置し前記薬剤供給部3から供給されるアンプルを受け取って下方に降ろす図示しないリフターと、前記薬剤供給部3の下方に位置し前記リフターからアンプルを受け入れたトレイ4を搬送するベルトコンベア5と、薬袋・用紙供給部6とを備えている。薬剤払出装置3の横にはバケット7を収納し薬剤払出装置3に供給するバケットストッカ8が配置されている。薬袋・用紙供給部6は、薬袋ロール9と、用紙ロール10と、薬袋ロール9から供給される薬袋に患者名等を印刷するとともに、用紙ロール10から供給される用紙に処方情報を印刷するプリンタ11と備え、印刷された薬袋と用紙をバケット7内に供給する。
【0020】
図2は、本実施形態に係るアンプル収納容器1を示す。アンプル収納容器1は、上面が開口する略箱状で、払出方向Aに対してアンプル12が横向きで収容される。
【0021】
アンプル収納容器1は、図3に示すように、底面中央部にベルトコンベア13を備えている。図4に示すように、ベルトコンベア13の上行ベルト13aと下行ベルト13bの間には、払出方向に直角な水平方向に対して傾斜する傾斜板14が設けられている。傾斜板14は、図5,6に示すように、ベルトコンベア13の払出方向に延びるように支持板15の上に設置され、上行ベルト13aをこの傾斜板14に沿って傾斜させるようになっている。ベルトコンベア13の両側には、傾斜した上行ベルト13aに垂直なガイド板16a,16bが設けられている。アンプル12は、図4に示すように上行ベルト13aの傾斜の上方に首部、下方に胴部が位置するように収容される。
【0022】
アンプル収納容器1のアンプル払出方向の前方側の壁面に内方に突出する棚状のアンプル規制部材17が設けられている。アンプル規制部材17は、ベルトコンベア13の上行ベルト13aとの間にアンプル12を1本だけ通過可能な隙間を有するアンプル通路18を形成する。アンプル通路18はアンプル収納容器1の排出口19に通じている。アンプル規制部材17には圧接部材20が設けられ、排出口19の近傍にはストッパ21(図2参照)が設けられている。
【0023】
圧接部材20は板状で、アンプル規制部材17の下面に、アンプル12の払出方向後方側の端部においてピン22により回動可能に取り付けられている。圧接部材20は、ばねからなる弾性部材23によってアンプル12に圧接する方向に付勢されている。圧接部材20の下面にはウレタンゴム(ポリウレタン)、ニトリルゴム(ブタジエンアクリロニトリル共重合体)、シリコーンゴム(有機ポリシロキサン)、コルク、フエルト等からなる摩擦形成部材24が取り付けられている。圧接部材20は、アンプル12の外周面に圧接することにより、ベルトコンベア13の停止時には、アンプル通路18からの不用意なアンプル12の払出しを防止し、また、払出し時においても不用意に連続的にアンプル12が払い出されるのを防止する。
【0024】
ストッパ21は、図2に示すように、排出口19の片側に設けられる板状体で、アンプル12の頭部に当接することによりベルトコンベア13で払い出されるアンプル12を縦方向に回転させる。
【0025】
アンプル収納容器1のアンプル払出方向前方側の端面には、アンプル12の排出口19を覆うドア25がヒンジ軸25aを中心として回動可能に設けられ、図示しないスプリングによって閉鎖方向に付勢されている。
【0026】
図7に示すように、アンプル収納容器1のベルトコンベア13上には、アンプル12を整列させるアンプル保持部材26が載置されている。このアンプル保持部材26は、図8に示すように、台車27と保持部28とからなっている。台車27は、ベルトコンベア13上を払出方向に転がって移動可能なローラ29を備えている。保持部28は、板状で、台車27の前端から払出方向前方側に向かって上方に60°傾斜し、ベルトコンベア13上に積み重ねられたアンプル12の最後端側のアンプル12に接触するように形成されている。保持部28は、台車27に対して払出方向前方側と後方側に対称に設けられている
【0027】
図9は、アンプル収納容器1の背後に設けられた薬剤供給部3を示す。薬剤供給部3は、薬剤案内容器30と、その内部に配設されるロータ31とを備える。
【0028】
薬剤案内容器30は、上面が開口する略箱状で、前記アンプル収納容器1の払出方向Aに沿って斜め下方に傾斜している。薬剤案内容器30に払い出されたアンプル2は、側壁に設けたアンプル検出センサ32によって検出される。ロータ31は、略円筒状で、外周面には所定ピッチで複数の保持凹部(図示せず)が形成されている。
【0029】
次に、前記薬剤払出装置2の動作について説明する。
【0030】
アンプル12の供給動作では、まず、図示しないセンサにより定位置に停止したロータ31の保持凹部にアンプル12があるか否かを検出する。保持凹部のアンプル12が検出されれば、ロータ31を回転させ、このアンプル12を供給し、検出されなければ、アンプル検出センサ32での検出信号に基づいて薬剤案内容器30にアンプル12があるか否かを検出する。
【0031】
薬剤案内容器30にアンプル12が検出されれば、ロータ31を回転させることにより、その保持凹部にアンプル12を保持して供給する。
【0032】
一方、アンプル12が検出されなければ、アンプル収納容器1のベルトコンベア13を駆動する。ベルトコンベア13は5秒間正転、1秒間逆転させ、これを繰り返す。ベルトコンベア13の駆動により、アンプル収納容器1内のアンプル12はアンプル通路18に向かって払い出される。
【0033】
これを具体的に説明すると、図10(a)に示すように、1段目のアンプル12がベルトコンベア13によりアンプル払出方向(同図において左側方向)に移動すると、2段目のアンプル12も同方向に移動する。そして、図10(b)に示すように、2段目の先頭に位置する5番のアンプル12がアンプル規制部材17の下端の突片17aに当接すると、当該5番のアンプル12は下向き押圧されて1段目の3番と4番のアンプル12の間に押し込まれる。このとき、図10(c)に示すように、5番のアンプル12が、突片17aと1段面のアンプル12の間に挟まったとしても、前述のように、ベルトコンベア13は5秒正転と1秒逆転を繰り返しているので、ベルトコンベア13の逆転時に5番のアンプル12は図10(d)に示すように、ベルトコンベア13上に落下する。そして、この2段目の空いたところには、アンプル規制板の傾斜面17bから転動してきたアンプル12や3段目のアンプル12が入り込む。このようにして、アンプル12は詰まることなく確実に払い出される。
【0034】
アンプル収納容器1のアンプル保持部材26の動作について説明する。まずアンプル保持部材26が無い場合、図11に示すように、俵積みされずにアンプル収納容器1の壁と2段目の最後端のアンプル12n−1との間に挟まれたアンプル12nは、ベルトコンベア13が移動するにつれて下方のアンプル12n−2に降りて最下段に至る。このときの衝撃で、アンプル12nの首部が折損することがあった。また、アンプル12の首部から先端までの径小の部分が下段のアンプル12の列の隙間に進入して整列状態を乱してしまうことがあった。さらに、アンプル12が残量が少なくなると、ベルトコンベア13の移動に伴ってアンプル12が払出方向に直角な横向き状態から、斜めに移動したり、縦向きに代わったり、首部が逆方向に移動したりして、払出が困難になることがあった。
【0035】
しかし、本実施形態では、ベルトコンベア13の上にアンプル保持部材26が載置されているのでこのようなアンプル12の折損や方向変換が防止される。
【0036】
すなわち、図12に示すように、アンプル保持部材26の保持部28は60°の角度をなしているので、アンプル収納容器1にアンプル12を収納する際に正しく俵積みすることができる。図12(a)に示すようにアンプル収納容器1に積み重ねて収容されているアンプル12とアンプル保持部材26の保持部28との間に空間Sがあっても、ベルトコンベア13が矢印方向に移動するに伴ってベルトコンベア13の上に載置されたアンプル保持部材26も移動し、図12(b)に示すように、保持部28がアンプル12に接触した時点で停止する。このとき、ベルトコンベア13がさらに移動しても、アンプル保持部材26は停止したままで、ローラ29のみが空回りした状態となる。このように、アンプル12とアンプル保持部材26の保持部28との間の空間がなくなり、アンプル12の俵積み状態が維持されるので、上段部のアンプル12が下方にくずれ落ちることがなく、首部の折損が防止される。
【0037】
また、図13(a)に示すように、アンプル収納容器1内のアンプル12の残量が少なくなり、アンプル12同士の間に隙間が発生する前に、ベルトコンベア13が矢印方向に移動するにともなってベルトコンベア13の上に載置されたアンプル保持部材26も移動し、図13(b)に示すように、保持部28がアンプル12を整列させて停止する。このため、アンプル12の方向変換が防止される。
【0038】
さらに、本実施形態では、図4に示すように、ベルトコンベア13の上行ベルト13aが払出方向に直角な水平方向に対して傾斜し、胴部が傾斜の下に位置している。このため、上段部のアンプル12が下方に落ちるときには、必ず胴部が先に落ちるのでアンプル12の首部の折損が防止される。
【0039】
以上のようにして、アンプル規制部材17によりベルトコンベア13に直接載置されたアンプル12のみがアンプル通路18を通過する。図2に示すように、アンプル通路18の先の排出口19では、アンプル12の頭部にストッパ21が当接し、アンプル12は回動しながら移動を続け、約90度回転して胴部が進行方向を向いて縦向きとなって、図9に示す薬剤案内容器30へと払い出される。
【0040】
薬剤案内容器30に払い出されたアンプル12は、前記アンプル検出センサ32に検出される。センサ32がアンプル12を検出するとベルトコンベア13を停止する。ロータ31内のアンプル12が払い出されると、再び同様の周期でベルトコンベア13を駆動する。
【0041】
以下同様にして、所定数量のアンプル12を供給するまで、前述の動作を繰り返す。所定数量のアンプル12が供給されれば、ベルトコンベア13を停止する。アンプル通路18のアンプル12は、圧接部材20によって不用意な払出を阻止されているため、前記ベルトコンベア13の停止によって必要以上のアンプル12が払い出されることはない。
【0042】
薬剤案内容器30のロータ31から供給されるアンプル12は、薬剤供給部3の背後に位置する図示しないリフターにより、図1に示す薬剤払出装置2の底部に位置するベルトコンベア5上のトレイ4に降下される。トレイ4は、各薬剤供給部3から他の薬剤を同様に受け取りながらベルトコンベア5上を搬送される。トレイ4内の薬剤はバケットストッカ8から供給されるバケット7に収容される。バケット7には、薬袋・用紙供給部6から供給される薬袋と用紙とが収容される。薬剤、薬袋および用紙が収容されたバケット7は、薬剤払出装置2の外部に払い出される。
【0043】
前記実施形態では、アンプル保持部材26の保持部28を払出方向前方側と後方側の2つ設けて、どちらを向けて載置しても使用可能にしているが、図14に示すように、保持部28を前方側のみに設けてもよい。このようすると、後方側に保持部28がないだけ、アンプル収納容器1の容量を増大することができる。
【0044】
以下、アンプル保持部材の他の実施形態を説明するが、便宜上、同一の作用を奏する部分には同一符号を附す。
【0045】
アンプル保持部材26の保持部28は、前述のような平坦な板状に限らず、図15(a)に示すように、アンプル12と接触する面に、アンプル12同士の間に進入する三角形状の突起28aを設けてもよい。この三角形状の突起28aは、保持部28と一体であってもよいし、2点鎖線で示すように着脱可能としてアンプル12の径に合わせて大きさを変更できるようにしてもよい。また、保持部28は、図15(b)に示すように、アンプル12を垂直面と水平面で保持する階段状に形成してもよい。
【0046】
また、アンプル保持部材26の保持部28は、払出方向前方に60°傾斜させるものに限らず、図16(a)に示すように垂直に設けてもよいし、図16(b)に示すように払出方向後方側に60°傾斜させてもよい。図16(b)の場合、保持部28にアンプル12の重量がかかるので、図16(b)に示すように、保持部28と対称にもう一つの保持部28を設けて三角形状にしてもよい。
【0047】
さらに、アンプル保持部材26の保持部28は、板状に限らず、図17に示すように、ワイヤフレーム状にしたり、図18に示すように棒状にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明に係るアンプル収納容器を備えた薬剤払出装置の正面図。
【図2】アンプル収納容器の斜視図。
【図3】アンプル収納容器の一部破断斜視図。
【図4】アンプル収納容器の断面図。
【図5】アンプル収納容器のベルトコンベアを外した平面図。
【図6】図5のアンプル収納容器の断面図。
【図7】アンプル収納容器の縦断面図。
【図8】アンプル保持部材の平面図(a)、側面図(b)、正面図(c)。
【図9】アンプル収納容器と薬剤供給部の側面図。
【図10】アンプル収納容器のアンプル払出状況を順次に示す断面図。
【図11】アンプル保持部材が無い場合のアンプルの動作を説明する断面図。
【図12】アンプル保持部材の動作を順次に示す断面図。
【図13】アンプル保持部材の動作を順次に示す断面図。
【図14】他の形態のアンプル保持部材を備えたアンプル収納容器の断面図。
【図15】アンプル保持部材の他の形態を示す側面図。
【図16】アンプル保持部材のさらに他の形態を示す側面図。
【図17】アンプル保持部材のさらに他の形態を示す側面図。
【図18】アンプル保持部材のさらに他の形態を示す側面図。
【符号の説明】
【0049】
1…アンプル収納容器
12…アンプル
13…ベルトコンベア
14…傾斜板
16a,16b…ガイド板
26…アンプル保持部材
27…台車
28…整列板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベルトコンベア上に複数本のアンプルを払出方向に対して横向きに積み重ねて収容し、該アンプルを1本ずつ払出可能としたアンプル収納容器において、
前記ベルトコンベア上を払出方向に転がって移動可能な台車と、前記ベルトコンベア上に積み重ねられたアンプルの最後端側のアンプルを保持する保持部とからなるアンプル保持部材を設けたことを特徴とするアンプル収納容器。
【請求項2】
前記保持部は、前記台車から払出方向の前方に向かって上方に60°に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のアンプル収納容器。
【請求項3】
前記保持部は、前記台車から垂直に立ち上がっていることを特徴とする請求項1に記載のアンプル収納容器。
【請求項4】
前記保持部は、前記台車から払出方向の後方に向かって上方に60°に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のアンプル収納容器。
【請求項5】
前記保持部は、前記台車に対して払出方向前方側と後方側に対称に設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のアンプル収納容器。
【請求項6】
ベルトコンベア上に複数本のアンプルを払出方向に対して横向きに積み重ねて収容し、該アンプルを1本ずつ払出可能としたアンプル収納容器において、
前記ベルトコンベアの上行ベルトを払出方向に直角な水平方向に対して傾斜させたことを特徴とするアンプル収納容器。
【請求項7】
前記ベルトコンベアは、アンプルの胴部側が低く、首部側が高くなるように傾斜していることを特徴とする請求項6に記載のアンプル収納容器。
【請求項8】
前記ベルトコンベアの上行ベルトの下方に前記上行ベルトを傾斜させる傾斜部材を設けたことを特徴とする請求項4又は5に記載のアンプル収納容器。
【請求項9】
前記前記ベルトコンベアの両側にアンプルの両端をガイドするガイド部材を設けたことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のアンプル収納容器。
【請求項10】
ベルトコンベア上に複数本のアンプルを払出方向に対して横向きに積み重ねて収容し、該アンプルを1本ずつ払出可能としたアンプル収納容器において、
前記ベルトコンベア上を払出方向に転がって移動可能な台車と、前記ベルトコンベア上に積み重ねられたアンプルの最後端側のアンプルを保持する保持部とからなるアンプル保持部材を設けるとともに、
前記ベルトコンベアの上行ベルトを払出方向に直角な水平方向に対して傾斜させたことを特徴とするアンプル収納容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2009−11457(P2009−11457A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−174463(P2007−174463)
【出願日】平成19年7月2日(2007.7.2)
【出願人】(592246705)株式会社湯山製作所 (202)
【Fターム(参考)】