説明

イオン化可能な塩の充填物を含むものであるメタルハライドランプ

当該発明は、セラミック放電ベッセル及び二個の電極を備えたメタルハライドランプを提供する。放電ベッセルは、イオン化可能な塩の充填物を含有するものである放電の容積を囲む。イオン化可能な塩の充填物は、3.5−82mol%のナトリウムのヨウ化物、0.5−8.5mol%のタリウムのヨウ化物、14−92mol%のカルシウムのヨウ化物、0.5−5.5mol%のセリウムのヨウ化物、及び0.5−3.5mol%のインジウムのヨウ化物、を含む。モルの百分率は、イオン化可能な塩の充填物の合計の量に相対的なものである。ランプは、それの光技術的な性質を維持するものである一方で、及び、黒体の所在地から実質的にはずれるのではないものである一方で、最も少ないときで公称の強度の50−100%の範囲において、薄暗くなることが可能なものである。さらに、ランプは、相対的に高い効力を有する。さらに、ランプは、水平に及び鉛直に動作させられたものであることができる、即ち、ランプは、ユニバーサルなバーニングについて適切なものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、イオン化可能な塩の充填物を含むものであるメタルハライドランプに関係すると共に、特別には、そのような塩の充填物を含むものである、セラミック放電ベッセル(容器)、特別には整形されたセラミック放電ベッセル、を備えたメタルハライドランプに関係する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
メタルハライドランプは、当技術において知られたものであると共に、実例については、EP0215524及びWO2006/046175に記載されたものである。そのようなランプは、高い圧力の下で動作すると共に、実例については、NaI(ナトリウムのヨウ化物)、TlI(タリウムのヨウ化物)、CaI(カルシウムのヨウ化物)、及び/又はREIのイオン化可能な気体の充填物を含むものであるバーナー(放電電球)又はセラミック放電ベッセルを有する。REIは、希土類のヨウ化物を指す。メタルハライドランプ用の特徴的な希土類のヨウ化物は、CeI、PrI、HoI、DyI、及びTmIである。
【0003】
WO2005/088673は、クリアランスを備えたより外側のエンベロープによって取り巻かれた及びキセノンというような、不活性な気体、及びイオン化可能な塩、を含むものである充填物で充填された放電空間を囲むところのセラミックの壁を有するものである放電ベッセルを含むものである、投射ランプとして、実例について乗り物のヘッドランプはとして、適切なメタルハライドランプを開示するが、それにおいて、放電空間においては、二個の電極は、配置されたものであるが、それらの先端は、それらの間における放電の経路を定義するようなもののために相互の間を空けるものであるものを有するが、イオン化可能な塩は、NaI、TlI、CaI、及びXIを含むという特殊な特徴を備えたものであり、そこではXは、希土類の金属を含むものである群より選択されたものである。
【0004】
WO2005/088675は、クリアランスを備えたより外側のエンベロープによって取り巻かれた及びキセノン(Xe)というような、不活性な気体、及びイオン化可能な塩、を含むものである充填物で充填された放電空間を囲むところのセラミックの壁を有するものである放電ベッセルを含むものであるメタルハライドランプを開示するが、それにおいて、上記された放電空間においては、二個の電極は、配置されたものであるが、それらの先端は、それらの間における放電の経路を定義するようなもののために相互の間を空けるものであるものを有するが、上記されたイオン化可能な塩は、NaI、TlI、CaI、及びX−ヨウ化物を含むという特殊な特徴を備えたものであり、そこではXは、希土類の金属を含むものである群より選択されたものである。イオン化可能な塩は、また、Mn及びInより選択されたハロゲン化物を含むことがある。
【0005】
メタルハライドランプ用の今日の放電ベッセルの大部分は、実例についてはDE20205707に記載されたものというような、球状の形状、実例についてはEP0215524若しくはWO2006/046175に記載されたものというような、円柱状の形状、又は、例についてはEP0841687(US5,936,351)に記載されたものというような、延ばされた球状の形状、を有する。より後者の文書は、円柱状の中央の部分及び二個の半球状の末端の部品で形成された高圧の放電ランプ用のセラミック放電ベッセルを記載するが、中央の部分の長さは、末端の部品の半径と比べてより小さい又はそれに等しいものである。これの方式では、放電ベッセルの恒温は、改善されたものである。
【0006】
発明の概要
それらの先行の技術のメタルハライドランプ又はセラミック放電メタルハライドランプ(CDMランプ)は、欠点として、そのようなランプが、CRI、色の点、などとしてもまたときどき知られた、一般的な演色評価数Ra、によって指し示されたもののような演色性というような光技術的な性質に実質的に影響を及ぼすものであること無しに薄暗くなることが可能なものではないものであるということを有する。さらに、たとえそのようなランプが、薄暗くなることが可能なものであったとしても、色の点が、白色光の印象を維持することの為においてBBLに相対的に近くに留まるということが、望まれたものであるのに対して、それは、色の点が、黒色体の所在地(BBL)から離れて過剰にはるかに多くシフトすることをみえるようなものであるであろう。特別に、TlIを含有するものである塩の充填物を備えたランプは、薄暗くなるものであるとき緑色のシフト及びCRIにおける実質的な低減を示すが、それらの態様は、望まれたのではないものである。まだ薄暗くなるものである範囲内に十分なCRIを有するものであると共に、好ましくは、色の点が変動するときBBLの近くに滞在するものである一方で、ランプを薄暗くするものであるとき可変な色の点を有することがあるところのメタルハライドランプを提供することは、さらに望ましいものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】欧州特許出願公開第0215524号明細書
【特許文献2】国際公開第2006/046175号パンフレット
【特許文献3】国際公開第2005/088673号パンフレット
【特許文献4】国際公開第2005/088675号パンフレット
【特許文献5】独国特許出願公開第20205707号明細書
【特許文献6】欧州特許出願公開題0841687号明細書
【特許文献7】米国特許第5,936,351号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
よって、当該発明の目的は、好ましくはさらにより上に記載された欠点の一個の又はより多いものを事前に除去する及び/又はより上に記載された望まれた特徴の一個の又はより多いものを提供するところの、代替のメタルハライドランプを提供することというものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
これの目的のために、当該発明は、セラミック放電ベッセル(容器)を含むものであるメタルハライドランプ(即ち、セラミック放電メタルハライド(CDM)ランプ)を提供するが、放電ベッセルは、イオン化可能な塩の充填物を含有するものである放電の容積を囲むものであると共に、イオン化可能な塩の充填物は、3.5−82mol%のナトリウムのヨウ化物、0.5−8.5mol%のタリウムのヨウ化物、14−92mol%のカルシウムのヨウ化物、0.5−5.5mol%のセリウムのヨウ化物、及び0.5−5mol%のインジウムのヨウ化物を含むものである(モルの百分率は、イオン化可能な塩の充填物の合計の量に相対的なものである)。個々のイオン化可能な塩の合計の量は、当技術において熟練した者に明りょうなものであることになるように、100mol%まで上へ加わる。
【0010】
当該発明に従ったメタルハライドランプは、“公称の動作の電力”としてもまた指し示された、公称の動作で最も少ないときで100lm/Wの効力及び公称の動作の50%で最も少ないときで80lm/Wの効力を有する。用語“公称の動作”又は“公称の動作の電力”は、ここに、ランプが、動作させられたものであるために設計されたものであることを有するところの最大の電力及び条件における動作を意味する。さらに、公称の動作の50−100%の範囲におけるCRIは、最も少ないときで85である。よって、良好な演色性は、薄暗くするものである範囲の実質的な部分にわたって得られたものである。それは、さらに、当該発明に従ったメタルハライドランプが、なおも良好な演色性を有するものである一方で、約2800−5000Kの(相関させられた色温度CCTとしてもまた知られた)色温度Tcの範囲において薄暗くなることが可能なものであることがみえるようなものであると共に、薄暗がりの百分率を増加させるものにおいては、実質的にBBLから外れるものではない。Raは、いっそう、公称の動作の約40−100%の薄暗いものである範囲において、及び、最も少ないときで50%の薄暗がりの百分率について約80又はより高いもので維持されたものであることができると共に、より多くこれの範囲におけるBBLからの偏差は、色のマッチングの標準偏差(Standard Deviation of Color Matching)SDCMの約15スケール部に等しい又はそれと比べてより少ないもの、より好ましくは10SDCM、である。SDCMは、色が、ヒトの知覚について少ない又は無い目立つ差異と共に外れることがあるところのユニットである。都合良くは、2800Kと同程度に低い色温度を有するものである動作の間に光を放出するところのランプは、提供されたものであることができる。
【0011】
当該発明のランプは、(イオン化可能な塩の充填物の合計の量に対する相対的な)0.5−5mol%、より好ましくは0.5−3mol%、のインジウムのヨウ化物を含むものであるイオン化可能な塩の充填物を有する。ここに指し示された濃度範囲と比べてより小さい及びより大きいインジウムの濃度では、それは光技術的な性質が劣化することがみえるようなものである。特別に、約5mol%と比べてより高い濃度で、あるものは、BBLのより下にまで色の点の相対的に強いシフトである。約0.5mol%と比べてより低い濃度で、望まれた光技術的な性質は、得られたものではないものであると共に、寿命にわたるInの可能性のある喪失は、ランプによって発生させられた光の結果として生じるものである色の性質に相対的に巨大な影響力を有することになる。
【0012】
別の実施形態において、イオン化可能な塩の充填物は、0.5−5.5mol%のセリウムのヨウ化物(好ましくは1.5−3.5mol%)及び0.5−5mol%のインジウムのヨウ化物(好ましくは0.5−3mol%)のみならず、4−30mol%のナトリウムのヨウ化物、0.5−3.5mol%のタリウムのヨウ化物、及び65−92mol%のカルシウムのヨウ化物を含む。このようなランプは、公称の動作で約85又はより高いもの(即ち、公称の動作の100%)のRaを備えた良好な演色性を有すると共に約2800−5000Kの範囲における公称の動作で色の点を有する。
【0013】
好適にされた実施形態において、当該発明のランプは、約20−30W/cmの外部の壁の負荷を有する(これは、公称の動作の電力における壁の負荷である)。より高い壁の負荷で、薄暗がりになることは、色の点における実質的なシフトに至ることがある。
【0014】
実例については別の色の点又は演色性又は他の望まれた光技術的な性質を有するものである代替のランプを提供することの為において、セリウムに対する追加において、また他の希土類は、塩のミックスに加えられたものであることができる。よって、実施形態において、当該発明は、また、メタルハライドランプを提供するが、それにおいてイオン化可能な塩の充填物は、さらに、スカンジウム、イットリウム、及びCe以外の希土類の金属のものからなるものである群より選択された一個の又はより多い元素を含むと共に、好ましくは、モルの百分率の比X−ヨウ化物/(NaI+TlI+CaI+InI+X−ヨウ化物)は、0%より上の並びに10%までの及びそれを包含するものである、特定したものにおいては0.5−7%の範囲にある、より多く特定したものにおいては1−6%の範囲にある、ものであると共に、そこでは、X−ヨウ化物は、Ce並びにスカンジウム、イットリウム、及びCe以外の希土類の金属のものからなるものである群より選択された自由選択で一個の又はより多い元素を指す。Xが、Ceを指すとき、好適にされた比Ce−ヨウ化物/(NaI+TlI+CaI+InI+X−ヨウ化物)は、0.5−5.5%である。Ceに対する追加において、また他の希土類の金属及び/又はSc及び/又はYが、有るものであるとき、これらの金属の合計のモルの百分率の比は、Ceが好ましくは0.5−5.5%の範囲にあるものである一方で、0%と比べてより大きいもの及び10%までである。
【0015】
さらに好適にされた実施形態においては、イオン化可能な塩の充填物は、さらに、Mnのヨウ化物、特別に0.5−10mol%のMnのヨウ化物、を含むことがある。好都合には、Mnの追加は、演色性を増加させることの効果を提供する。Mnが、塩の充填物に加えられたものであるとき、より上の式の分母においてまたMnのモルの量は、包含されたものである。
【0016】
放電ベッセルは、球状の形状、円筒状の形状、延ばされた球状の形状、などと同様の、より上に記載されたものというような、いずれの形状をも有することがあるが、しかし、約150Wより上の公称の動作の電力において特別に好都合な、具体的な実施形態において、当該発明は、具体的な実施形態において、セラミック放電ベッセルを含むものであるメタルハライドランプを提供するが、放電ベッセルが、イオン化可能な充填物を含有するものである放電空間を囲むものであるベッセルの壁を有するものであると共に、放電空間が、さらに、相互のものと向かい側に配置された及びランプの動作の間において電極の先端の間に放電アークを定義するために配置された、電極の先端を有するものである電極を囲むものであると共に、放電ベッセルが、主軸及び長さL1(より外側の長さ)を備えた回転楕円体様の形状を有するものであると共に、放電ベッセルが、最も大きい内部の直径d1及び最も大きいより外側の直径d2を有するものであると共に、放電ベッセルが、さらに、曲げられた端を有するものであるが、曲げられた端が、半径r3を備えた曲率を有するものであると共に、アスペクト比L1/d2が、1.1≦L1/d2≦2.2であるものであると共に、第一の形状パラメーターr3/d2が、0.7≦r3/d2≦1.1であるものである。
【0017】
これのランプの利点は、特別に、そのような放電ベッセルが、望まれた光技術的な性質を維持するものである一方で、薄暗くなることが可能なものであるところのランプが、というものである。さらに、ランプは、水平に及び鉛直に動作させられたものであることができる、即ち、ランプは、ユニバーサルなバーニングの位置でのバーニング(点灯させること)であるところの、ユニバーサルなバーニングについて適切なものである。さらに、それは、ランプが、当技術の状態のランプと比べて放電ベッセルにおいてクラックを形成することに対してより少なくなりがちであるものであることがみえるようなものである。実例については、ランプが、(これの好適にされた実施形態の範囲の外側にあるものであるところの)0.5の形状パラメーターで使用されたものであるとき、高い電力で、放電ベッセルの壁におけるしばしば小さいクラックは、観察されたものである。同様に、大きい形状パラメーターを備えたランプの放電ベッセルは、しばしば、クラックを示す。しかしながら、当該発明の具体的な実施形態のランプは、ランプの動作の間における高い電力を、並びにさらに高い効力及びユニバーサルなバーニングを許容するものである一方で、安定な放電ベッセルを提供するところの放電ベッセルの形状を有する。円筒形の形状を有するものであるベッセルに対する比較においてこれらの整形された放電ベッセルの別の利点は、相対的に大きいルーメン出力、より良好な薄暗くなる能力及び相対的に高い安定性である。
【0018】
好適にされた実施形態において、電極の先端は、相互のものの距離L3に配置されたものであると共に、第二の空間パラメーター、L3/L1、は、0.4≦L3/L1≦0.7の範囲にあるものである。これの範囲の外側でクラックの形成の現象が、強く増加するのに対して、これの範囲内において、安定な放電ベッセル(動作)は、見出されたものである。
【0019】
具体的な実施形態において、放電ベッセルは、さらに、突出するものである末端のプラグを含むが、それらの突出するものである末端のプラグが、最も少ないときで電極の部分を取り巻く。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、概略的に、放電ベッセルの詳細無しに、側面の立面図において当該発明に従ったランプの一般的な実施形態を描く。
【図2】図2は、概略的に、ここに記載されたような(一定のスケールにおけるものではない)整形された放電ベッセルを有するものである側面の立面図において当該発明に従ったランプの一般的な実施形態を描く。
【図3】図3は、概略的に、より詳細なものにおいて、(一定のスケールにおけるものではない)当該発明の実施形態に従ったランプの整形された放電ベッセルを示す。
【図4】図4は、概略的に、(一定のスケールにおけるものではない)アスペクト比及び形状パラメーターの関数としてある数の整形された放電ベッセルを描く。
【図5】図5は、数ある中で、Inを含むものである当該発明(b)に従ったランプ並びにInを含むものではないものである参照ランプ(c及びd)の、CIEのx、y−線図における薄暗くなることの挙動を描く。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図面の手短な記載
当該発明の実施形態は、それらにおいて対応するものである参照記号が対応するものである部分を指し示すところの付随するものである概略的な図面:
図1は、概略的に、放電ベッセルの詳細無しに、側面の立面図において当該発明に従ったランプの一般的な実施形態を描く;
図2は、概略的に、ここに記載されたような(一定のスケールにおけるものではない)整形された放電ベッセルを有するものである側面の立面図において当該発明に従ったランプの一般的な実施形態を描く;
図3は、概略的に、より詳細なものにおいて、(一定のスケールにおけるものではない)当該発明の実施形態に従ったランプの整形された放電ベッセルを示す;
図4は、概略的に、(一定のスケールにおけるものではない)アスペクト比及び形状パラメーターの関数としてある数の整形された放電ベッセルを描く;及び
図5は、数ある中で、Inを含むものである当該発明(b)に従ったランプ並びにInを含むものではないものである参照ランプ(c及びd)の、CIEのx、y−線図における薄暗くなることの挙動を描く
への参照と共に、例の方式によってのみ、今記載されたものであることになる。
【0022】
好適にされた実施形態の詳細な記載
ランプの一般的な記載
そのようなもののようなメタルハライドランプ又はセラミック放電メタル(CDM)ハライドランプは、一般的に知られたものである。そのようなメタルハライドランプの実施形態の概略的な図は、図1に描かれたものである。一般的なものにおいては、ここで参照番号25で指し示された、メタルハライドランプは、クリアランスと共により外側のエンベロープ105によって取り巻かれた及びキセノン(Xe)又はアルゴン(Ar)というような、不活性な気体、及びイオン化可能な塩、を含むものである充填物で充填された放電空間22を囲むところの、(内部の表面12及び外部の表面13を備えた)セラミックの壁又はベッセルの壁30を有するものである放電ベッセル1を含むと共に、上記された放電空間22において二個の電極4及び5は、配置されたものである。放電ベッセル1は、一方の末端にランプキャップ2が提供されたものであるところのより外側のバルブ又はより外側のエンベロープ105によって取り巻かれたものである。より外側のエンベロープ105は、真空における又は窒素というような不活性な基体で充填されたものであることがある。放電は、ランプが、動作するものであるとき、電極4及び5の間に延びることになる。電極4は、電流を導く導体8を介してランプキャップ2の第一の電気的な接触を形成するものである部分へ接続されたものである。電極5は、電流を導く導体9を介してランプキャップ2の第二の電気的な接触を形成するものである部分へ接続されたものである。
【0023】
概略的な図1−4において、放電ベッセル1は、さらに、各々が、一方の側における、及び、各々が、それぞれ、最も少ないときで電極4、5の部分を囲むために配置された、突出するものである末端のプラグ34、35を含む。しかしながら、当該発明は、また、そのような突出するものである末端のプラグ34、35を含むものではないところの放電ベッセル1へ向けられたものである(またより下をみること)。
【0024】
これの記載及びこれらの請求項において、セラミックの壁30は、例については、サファイア又は密に焼結させられた多結晶質のAlというような金属の酸化物、及び、金属の窒化物、例については、AlN、の壁の両方を意味することが理解されたものである。当技術の状態に従った、これらのセラミックは、半透明な放電ベッセルの壁30を形成するために良好に適合させられたものである。
【0025】
図2は、より詳細なものにおいてランプの好適にされた実施形態を示す。整形された放電ベッセル1は、概略的に描かれたものである。示されたランプは、一定のスケールで描かれたのではないものである。図2は、電極が、ランプの動作の間におけるそれらの間の放電の経路を定義するというようなもののために相互の間を空けるものを有するものである電極の先端4b、5bを有することを示す。実施形態において、各々の電極4、5は、放電ベッセル1に入るものである電流を導く導体20、21によって支持されたものである。電流を導く導体20、21は、好ましくは、実例については、Mo−Alのサーメット、というようなハロゲン化物に耐久性のある材料で作られた第一の部分、及び、実例については、ニオブ、で作られた第二の部分のものからなる。ニオブは、これの材料が、ランプ25の漏れを予防することの為において放電ベッセル1のものに対応するものである熱的な膨張の係数を有するという理由のために、選抜されたものである。他の可能性のある構築は、例については(ここに参照によって組み込まれた、それにおいてMoのコイルからロッドまでの構成は、記載されたものである)EP0587238から、知られたものである。電流を導く導体は、シール10で突出するものである末端のプラグ34,35の中へとシールされたものであることがある。
【0026】
イオン化可能な充填物の一般的な記載
イオン化可能な充填物は、一般的には、(塩の混合物を包含するものである)塩を含むが、それは、ここにおいて、3.5−82mol%のナトリウムのヨウ化物、0.5−8.5mol%のタリウムのヨウ化物、14−92mol%のカルシウムのヨウ化物、0.5−5.5mol%のセリウムのヨウ化物、及び0.5−5mol%のインジウムのヨウ化物を含むと共に、モルの百分率が、イオン化可能な塩の充填物の合計の量に相対的なものである。好適にされた実施形態において、イオン化可能な塩の充填物は、0.5−5.5mol%のセリウムのヨウ化物(好ましくは1.5−3.5mol%)及び0.5−5mol%のインジウムのヨウ化物(好ましくは0.5−3mol%)のみならず、4−30mol%のナトリウムのヨウ化物、0.5−3.5mol%のタリウムのヨウ化物、及び65−92mol%のカルシウムのヨウ化物を含む。変形において、イオン化可能な塩の充填物は、イオン化可能な塩の充填物の合計の量に相対的な、75mol%というような、最も少ないときで70mol%のカルシウムのヨウ化物を含む。別の変形において、イオン化可能な塩の充填物は、イオン化可能な塩の充填物の合計の量に相対的な、3.5−20mol%というような、3.5−25mol%のナトリウムのヨウ化物を含む。
【0027】
当該発明において使用されたイオン化可能な充填物は、さらに、Li、K、Rb、Cs、Mg、Sr、Ba、Sc、Y、La、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Sn、Mn、及びZnのヨウ化物のものからなるものである群より選択された一個の又はより多い構成成分、特別にLiI、KI、RbI、CsI、MgI、CaI、SrI、BaI、ScI、YI、LaI、PrI、NdI、SmI、EuI、GdI、TbI、DyI、HoI、ErI、TmI、YbI、LuI、SnI、MnI、及びZnIのものからなるものである群より選択された一個の又はより多い構成成分、を含むことがある。さらに、放電空間22は、一般的にはHg(水銀)を含有すると共に、さらに、当技術において知られたような、及びAr(アルゴン)又はXe(キセノン)というようなスターターガスを含有する。当該発明に従ったランプの好適にされた実施形態において、放電ベッセル1は、さらに、水銀(Hg)を含有する。代替の実施形態において、放電ベッセル1は、水銀の無いものである。ここにおいて、充填物の量は、有るものである水銀の量を計算に入れるものではない。水銀は、当技術において熟練した者に知られた量で放電ベッセル1へ投与されたものである。
【0028】
好ましくは、イオン化可能な充填物は、NaI、TlI、CaI、及びX−ヨウ化物を含むが、そこでは、Xは、希土類の金属、イットリウム、及びスカンジウムを含むものである群より選択された一個の又はより多い元素であると共に、Xは、最も少ないときでCeを含む。このように、Xは、単一の元素によって又は二個の又はより多い元素の混合物によって形成されたものであることができる。ここにおいて、単純さのために、用語“希土類”及び“X”は、Sc及びYを包含する。希土類の元素は、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、及びルテチウムを包含する。
【0029】
好ましくは、Ce以外の元素は、Sc、Y、La、Pr、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、及びNdを含むものである群より選択されたものである。元素Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Na、Tl、Ca、及びIは、それぞれ、スカンジウム、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム、ナトリウム、タリウム、カルシウム、及びヨウ素を表象する。よって、X−ヨウ化物は、また、複数の異なるヨウ化物を包含することがある。さらなる実施形態において、イオン化可能な充填物は、さらに、マンガンの、ハロゲン化物、特別にヨウ化物、を含む。
【0030】
当該発明に従ったランプ25の好適にされた実施形態において、Xは、合計の量の希土類、スカンジウム、及びイットリウムであると共に、モルの百分率の比X−ヨウ化物/(NaI+TlI+CaI+InI+X−ヨウ化物(+自由選択でMnI))は、0%より上に10%の最大までにある、特定しては0.5−7%の範囲における、より特定しては、1−6%の範囲における、ものである。Xが、Ceのみを指すとき、好適にされた比Ce−ヨウ化物/(NaI+TlI+CaI+InI+X−ヨウ化物(+自由選択でMnI))は、(より上に定義されたような)0.5−5.5%である。Ceに対する追加において、また他の希土類の金属及び/又はSc及び/又はYが、有るものであるとき、これらの金属の合計のモルの百分率の比は、Ceが0.5−5.5%の範囲にあるものである一方で、0%と比べてより大きいもの及び最大で10%である。Xの過剰に低い量では、実験は、電極が、満足に動作するために過剰に高い温度の値に到達することがあることを示してきたものである。指し示された最大より上のXの量で、それは、ランプの動作の間に放電ベッセル1の壁におけるタングステンの堆積を予防する又はそれを低減するところのW−ハロゲン化物サイクルを維持することがより多く困難なものになる。
【0031】
好ましくは、Xは、合計の量の(Sc及びYを包含するものである)希土類であるものであるが、モルの百分率の比CaI/(NaI+TlI+CaI+InI+X−ヨウ化物(+自由選択でMnI))は、14−92%の範囲にあるものである。当該発明に従ったランプの別の好適にされた実施形態において、NaI、TiI、CaI、InI、及びX−ヨウ化物(+自由選択でMnI)の量は、0.001−0.5g/cmの範囲にある、特定しては0.005−0.3g/cmの範囲にある、ものである。放電ベッセルの容積は、ランプの電力に依存するものであるが、特に、0.05−10.0cmの間の範囲にわたる。イオン化可能な気体の充填物の特徴的な量は、5−50mgというような、約5−70mgの塩の用量である。公称の動作、即ち、安定な公称の動作は、これの点において、ランプ25が、それが設計されたものであるところの電力及び電圧で動作させられたものであることを意味する。ランプ25の設計された電力は、公称の又は関係付けられた電力と呼ばれたものである。ここにおいて定義されたような壁の負荷は、自由選択の突出するものであるプラグ34、35を排除するものである外部の壁13の表面によって割られたランプの電力である。当該発明に従ったものであるランプ25の放電ベッセルの壁の表面13の特徴的な壁の負荷(即ち、公称の動作の電力における外部の壁の負荷)は、約20−30W/cmまでの範囲にある、特別に約20−28W/cmの範囲にある、ものである。内部の壁の表面12の負荷は、一般的に、約25−35W/cmの範囲にあるものである。
【0032】
薄暗がりになる能力
ここにおいて、用語“薄暗がりなるものである範囲”は、ランプが、(また公称の動作の100%として指し示されたものであるところの)100%であることのための公称の動作を仮定するものである、実質的に光技術的な性質を影響を及ぼすものであること無しに薄暗がりにされたものであることができるところの範囲を指す。当該発明のランプは、最も少ないときで80のRaを、又は最も少ないときで85のRaさえも、有するものである一方で、公称の動作の約50%までの範囲において薄暗がりにされたもの(即ち、公称の動作の50−100%)であることができる(またより下の表4をみること)。最も少ないときで80のRaは、公称の動作の約40−100%の薄暗がりになるものである範囲においてさえも得られたものであることができる。公称の動作の約40−100%の範囲において、全体の範囲にわたって、効力が、約75lm/Wを超えるものである一方で、これの薄暗がりになるものである範囲において、80lm/Wより上の効力は、又は85lm/Wより上のものさえも、得られたものであることができる。公称の動作の50−100%の薄暗がりになるものである範囲における色温度は、約2800−5000Kの範囲において、変形において最も少ないときで1500Kの範囲にわたって、変動することになる。当該発明のランプの大きい薄暗がりになるものである百分率についてのBBLからの偏差は、約15SDCMの範囲内にあるもの、より好ましくは10SDCM、である。当該発明のランプが、BBLに対して実質的に平行な薄暗がりになるものであることの関数として色のシフトを提供するので、あるものは、先行の技術のランプ(また図5をみること)とは違って、薄暗がりになることと共にBBLからの偏差における実質的な増加の無いものである。図5は、当該発明に従ったランプ(b)及び先行の技術のランプ(c及びd;InIを含有するものではない)について、公称の動作の100−30%の間の薄暗がりになるものである百分率の関数として色の点の位置についての曲線を示す。約30W/cmより上の外部の壁の負荷では、色の点は、薄暗がりになるものである範囲の色の点からのシャープな偏差を示す。その結果として、そのような高い壁の負荷を備えたランプの電力の関数として色の点の位置を表現するものである曲線は、BBLに対して実質的に平行なものではないものであることがある。
【0033】
整形された放電ベッセル
ランプ25及び気体の充填物の一般的な態様を記載してきたものであるが、今、当該発明のランプ25の放電ベッセルの好適にされた実施形態は、詳細に記載されたものである。突出するものである末端のプラグ34、35というような自由選択の特徴を包含するものである、好適にされた実施形態は、(一定のスケールにおけるものではない)図3に概略的に描かれたものである。図3は、イオン化可能な充填物を含有するものである放電空間22を囲むところのセラミックの壁30を有するものであるメタルハライドランプ25の放電ベッセル1の実施形態を示す。相互の距離L3における先端4b、5bを備えた、二個の、実例については、タングステンの電極4、5は、放電ベッセル1において位置させられたものである。これの概略的に描かれた実施形態において、放電ベッセル1は、小さいクリアランスで放電ベッセル1において位置決めされた電極4,5へ電流を導く導体20、21を囲むと共に、放電空間22から遠隔の末端における溶融するものであるセラミックのジョイント又はシーリング10の手段によって気密な様式においてこれらの導体20、21へ接続されたものであるところの、セラミックの突出するものである末端のプラグ34、35の手段によって閉じられたものである(またより上のものをみること)。しかしながら、当該発明は、図3に描かれた実施形態に制限されたものではないものである;実例については、また図4をみること。より下の放電ベッセル1の記載は、最初に、当該発明のランプ25の整形された放電ベッセル1の一般的な態様に集中すると共に、そして、いくつかの好適にされた実施形態を扱う。
【0034】
放電ベッセル1は、イオン化可能な充填物を含有するものである放電空間22を囲むものであるベッセルの壁30を有する。放電空間は、電極の先端4b、5bを備えた電極4、5を囲む。
【0035】
放電ベッセル1は、主軸60及びより外側の長さL1、最も大きい内部の直径d1及び最も大きいより外側の直径d2を備えた回転楕円体様の形状を有する。さらに、放電ベッセル1は、曲げられた端114、115及び曲げられた端114、115のところにおける(又はそれらの中における)開口部54、55を有する。これらの開口部54、55は、電極4、5を取り巻くために配置されたものである。これらの曲げられた端114、115は、半径r3を備えた曲率を有する。当該発明のランプの整形された放電ベッセル1は、アスペクト比AR=L1/d2及び第一の形状パラメーターSP=r3/d2によって定義されたものである。
【0036】
回転楕円体は、当技術において知られたものであると共にそれの主軸の一つのまわりに楕円を回転させることによって得られたものである。当該発明の好適にされた実施形態に従った放電ベッセル1は、回転楕円体様の形状、より特別には、扁長の回転楕円体様の形状(即ち、ラグビーボールと同様の形状)、を有する。扁長の回転楕円体は、ここでは参照番号60で指し示された、主軸、及び、ここでは参照番号61で指し示された、短軸を有する;主軸60は、短軸61と比べてより大きいものである。
【0037】
図4は、概略的に、ここに記載されたようなアスペクト比及び形状パラメーターの値の内のもの及びそれらの外側のものの両方の、ある数の可能性のある放電ベッセルの構築を描く。ここにおいては、用語“回転楕円体様の形状”は、当該発明のランプ25の放電ベッセル1が、低いアスペクト比ARにおいて及び第一の形状パラメーターSPの小さい値において球状のものに近い形状を有することがあるので、使用されたものである。中間のアスペクト比及び第一の形状パラメーターの値において、放電ベッセル1は、実質的に回転楕円体の形状を有する。アスペクト比ARが、特別に約1.5より上のところまで、さらに増加するとき、放電ベッセル1は、中央の円柱状の部分を有するものである回転楕円体によって特徴付けられたものであることができる。図4において、これは、低いアスペクト比及び低い形状パラメーターで(実質的に)不在のものであることがあるがしかし特別に相対的に高いアスペクト比で有るものであるところの円柱状の中間の部分116によって指し示されたものである。よって、当該発明のランプの好適にされた実施形態に従った放電ベッセルは、球状の形状に近いものから葉巻様のものまでの範囲における形状を有する。これらの形状は、ここにおいて“回転楕円体様の形状”として指し示されたものである。
【0038】
好適にされた実施形態に従った放電ベッセル1が、回転楕円体様の形状を有するので、これは、また、球状のものに近い形状を有するものである放電ベッセル1が、曲げられた端114、115にわたって実質的に一定のものであるところの半径r3を有することを暗示する。しかしながら、放電ベッセル1が、球状のものに近いものからはずれるものである形状を有すると共により多く回転楕円体と同様のものであるところの形状を有するとき、半径r3は、いくつかの実施形態において曲げられた端114、115にわたって変動することがある。従って、半径r3は、また、平均的な半径r3として指し示されたものであることがある。そして、当技術において熟練した者に明りょうなものであることになるように、平均的な曲率1/r3は、曲げられた部分の輪郭に沿った局所的な曲率の積分及び曲率が積分されたものであるところの輪郭の長さで割り算することによって導出されたものであることができる。
【0039】
当該発明の好適にされた実施形態に従ったランプ25の放電ベッセル1は、主軸60のまわりに実質的に対称的なものである。理解することのために、座標系は、描かれたものであるが、それにおいて、主軸60は、y軸に沿ったものであると共に、短軸61は、y軸に対して垂直な、z軸に沿ったものである。放電ベッセル1は、主軸60のまわりに本質的に回転的に対称的なものである。さらには、放電ベッセル1を通じた縦方向の軸100は、描かれたものである。主軸60は、これの縦方向の軸の部分と一致する。自由選択の突出するものである末端のプラグ34及び35(より上のもの及びより下のものを見ること)は、また、放電ベッセルの縦方向の軸100のまわりに(及びこのように事実において主軸60のまわりにもまた)回転的に対称的なものである。
【0040】
好適にされた実施形態に従った放電ベッセルは、最も大きい内部の半径r1、即ち、主軸60からベッセルの壁30の内部の表面12までの垂線の長さ、及び、最も大きい外部の半径r2、即ち、主軸60からベッセルの壁30の外部の表面13までの垂線の長さ、を有する。よって、放電ベッセル1は、r2−r1に等しいものであるところの壁の厚さw1を有する。好ましくは、壁の厚さw1は、放電ベッセルの壁30にわたる全てにおいて実質的に等しいものである。好ましくは、放電ベッセル1は、0.5−2mm、より好ましくは約0.8−1.2mm、の範囲における壁の厚さw1を有する。図3に指し示されたように、放電ベッセル1は、また、最も大きいより内部の直径d1、即ち、主軸60に対する垂線に沿って測定された、内部の表面12から向かい側の内部の表面までベッセルの最も大きい直径、を有する。これの内部の直径d1は、放電ベッセル1内に短軸61の長さに等しいものである。さらに、放電ベッセル1は、最大の外部の直径d2を有する。外部の直径d2は、短軸61の長さに等しいものである。当技術において熟練した者に明りょうなものであることになるように、(d1+d2)/2=w1である。
【0041】
最も大きい直径d2を備えた放電ベッセル1の部分又は領域は、中間の領域116として指し示されたものである。事実において、当該発明の放電ベッセル1は、二個の曲げられた部分又は、実例については、円柱状のものであることがあるところの中間の領域116が見出されたものであるところの曲げられた端114、115としてみられたものであることができる。これらの領域又は部分114、115、及び116は、単純さのために指し示されたものであるのみである。
【0042】
放電ベッセル1の端114及び115は、曲げられたものである。図において、ここでは、突出するものである末端のプラグ34及び35が、これらの端に接続されたものであることを留意すること。突出するものである末端のプラグは、自由選択ものであると共に、また、より下に議論されたものである。これらの曲げられた端は、半径r3を備えたある一定の曲率(又は平均的な曲率)を有する(より上のものを見ること)。放電ベッセルが、それの主軸60のまわりに回転的に対称的なもの、及び好ましくはまたそれの短軸61まわりに対称的なもの、であるので、これらの曲げられた端114、115の曲率は、主軸60及び短軸61の交点(頂点)からの各々の側で同じものである。ベッセル1は、1.1≦L1/d2≦2.2であるところのAR=L1/d2及び0.7≦r3/d2≦1.1であるところの第一の形状パラメーターSP=r3/d2によって特徴付けられたものである。
【0043】
曲げられた端114及び115は、最も少ないときで部分的に電極4及び5を囲む又はそれらを取り巻くために配置されたものであるところの開口部54及び55を有する。電極4、5又はより精密には電流を導く導体20、21が、放電ベッセルの壁30に対して直接的に焼結させられたものであることがあるが、しかしまた、突出するものである末端のプラグ34、35の中へと部分的に統合されたものであることがあることを留意すること。さらに、電流を導く導体20、21は、また、それぞれ、突出するものである末端のプラグ34、35の中へと直接的に焼結させられたものであることがある、又は、シール10で突出するものである末端のプラグ34、35の中へとシールされたものであることがある。いずれにしても、電流を導く導体20、21は、真空気密な様式で放電ベッセル1に配置されたものである。
【0044】
電極4、5は、開口部54及び55を介して放電ベッセル1に入るが、それら開口部54及び55は、最も少ないときで電極の部分を取り巻く。開口部54、55から各々他のものまでの距離、又は、主軸60の一方の側から主軸60の他方の側までの距離は、放電ベッセル1の長さL1(又はより外側の長さL1)として指し示されたものである。よって、長さL1は、主軸60の長さに等しいものであると共に、直径d2は、短軸61の長さに等しいものである。電極4、5は、各々他のものからの距離L3に配置されたものであるところの、電極の先端4b及び5bを有する。これの距離は、しばしば、またED又はまたEAとして指し示されたものである。電極4、5が、主軸60に沿って放電ベッセル1に位置させられたものであることを留意すること。
【0045】
よって、当該発明は、セラミック放電ベッセル1を含むものであるメタルハライドランプ25を提供するが、放電ベッセル1が、このように、イオン化可能な充填物を含有するものである放電空間22を囲むものであるベッセルの壁30を有するものであるが、放電空間22が、さらに、各々が他のものの向かい側に配置された電極の先端4b、5bを有するものであると共にランプ25の動作の間において電極の先端4b、5bの間における放電アークを定義するために配置された電極4、5を囲むものであるが、放電ベッセル1が、主軸60及びより外側の長さL1を備えた回転楕円体様の形状を有するものであるが、放電ベッセルが、最も大きい内部の直径d1及び最も大きいより外側の直径d2を有するものであるが、放電ベッセル1が、さらに、曲げられた端114、115及び曲げられた端114、115における開口部54、55を有するものであるが、開口部54、55が、電極4、5又は電流を導く導体20、21を取り囲むために配置されたものであると共に、曲げられた端114、115が、曲率r3を有するものであると共に、アスペクト比がAR=L1/d2であるものであるが、そこでは1.1≦L1/d2≦2.2であると共に、第一の形状パラメーターがSP=r3/d2であるものであるが、そこでは0.7≦r3/d2≦1.1である。
【0046】
それは、アスペクト比AR及び形状パラメーターSPの関連としてこれらの形状の条件の下で、及び、特別により上に記載されたような好適にされたイオン化可能な充填物(即ち、NaI、TlI、CaI、及びX−ヨウ化物、並びに自由選択でMnI及び/又はInI)を使用するものであるとき、ランプ25は、優れた光学的な性質、維持、効力、及びユニバーサルなバーニングが提供されたものであることがみえるようなものである。
【0047】
それは、第一の形状パラメーターSP及びアスペクト比ARのより大きい又はより小さい値では、特別には約150Wより上の電力で、ランプの破損に至るものである、クラックは、しばしば、見出されたものであることがみえるようなものである。いくつかの場合には、約1.0に近いアスペクト比ARで、相対的に低い効力は、見出されたものである。他の場合には、実例については0.5、の形状パラメーターSPが、使用されたものであるとき、放電ベッセルの壁におけるクラックは、しばしば、特別に高い電力の値で、観察されたものである。L1/d2のより低い値について効力は、低減されたものである。L1/d2のより高い値について、破損の危険度は、増加する。形状パラメーターr3/d2が、過剰に低い又は過剰に高いものであるとき、破損の危険度は、また増加する。よって、それは、特別により上に定義されたような放電ベッセル1の条件の下で、当該発明のランプ25が、高い効力、良好な維持、ユニバーサルなバーニングの位置、及び良好な光学的な性質、(Ra及び良好な色温度CCTについての相対的に高い値)、並びに長い寿命の利点を有することがみえるようなものである。動作(見積もられた電力における安定な動作)の間における最も少ないときで100lm/Wの効力は、到達させられたものであることができる、最も少ないときで105lm/Wの効力さえも、(見積もられた電力における安定な動作で)当該発明のランプ25について得られたものであることができる。
【0048】
特別に、第一の形状パラメーターが、0.75≦r3/d2≦0.9であるところの、及び/又は、アスペクト比が、1.3≦L1/d2≦1.7であるところの、ランプ25は、効力、演色性、及び長い寿命の見地から好都合なランプである。
【0049】
約20Wの公称の動作の電力及び約150Wの公称の動作の電力の間におけるもののような、いずれのワット数のランプもが、作られたものであることができる。
【0050】
さらには、100Wより上の、好ましくは、ユニバーサルなバーニングの位置について適切なものであるところの150Wより上の(1000Wまでの又はそれより上のものさえも)、ワット数を備えたランプは、作られたものであることができる。よって、より高い電力が、また可能性のあるものであるとはいえ、ランプ25の見積もられた電力は、100Wと比べてより大きいもの、好ましくは約150W又はより高いもののオーダーにおけるのもの、好ましくは150−1000Wの範囲におけるもの、であることがある。特徴的なワット数は、実例については、150W、210W、315W、400W、600W、及び1000Wである。これらの値は、公称の動作の電力を指す。よって、20及び1000Wの間における範囲における公称の動作における電力を備えたランプは、作られたものであることができる。
【0051】
追加において、それは、電極の先端4b、5bの間における距離L3並びに放電ベッセル1の長さL1の比が、都合良くは、0.4−0.7の範囲にあるものであることがみえるようなものである。これの方式では、電極(先端)から放電ベッセルの壁30、即ち、特別にはそれの内部の表面12までの距離は、クラックの形成が、予防された又は減らされたものであるというように、十分なものである。よって、第二の空間パラメーターSPPとして指し示された、比L3/L1は、好ましくは、0.4≦L3/L1≦0.7である。第二の空間パラメーターSPP=L3/L1が、約0.4と比べてより低いものであるとき、ランプの効力は、過剰に低いものになると共に、第二の空間パラメーターが、0.7より上にあるものであるとき、電極の先端4b、5bは、放電ベッセル1のクラッキングに至るところの、壁30に過剰に近いものまでくることがある。
【0052】
好ましくは適用されたものであるところの、具体的な変形において、放電ベッセル1は、さらに、図2−4に概略的に描かれたものというような、突出するものである末端のプラグ34,35を含む。これらの突出するものである末端のプラグ34、35は、放電ベッセルの壁30と共に一体のものであることがある。突出するものである末端のプラグ34,35は、縦方向の軸100のまわりに回転的に対称的なものであると共に、それぞれ、電流を導く導体20、21を囲むために配置されたものである。導体20、21は、シーリング10の手段によって突出するものである末端のプラグ34、35の中へとシールされたものであることがある、又は、シーリング10を形成するために別個のシーリング材料を使用すること無しにプラグ34、35の中へと直接的にシールされたものであることがある。突出するものである末端のプラグは、それぞれ、内部の直径d6、d7及び外部の直径d4、d5を有する。さらに、突出するものである末端のプラグ34、35は、好ましくは実質的にセラミック放電ベッセルの壁30の壁の幅w1に等しいものであるところの壁の幅w2を有する。プラグ34、35は、それぞれ、好ましくは実質的に等しいものであるところの、長さL4、L5を有する。よって、一個の実施形態において、曲げられた端114、115における開口部54、55は、(特別に、突出するものである末端のプラグ34、35の無いものが使用されたものであるとき)電極4、5を取り巻くために配置されたものであることがあると共に、別の実施形態において、電流を導く導体20、21を取り巻くために配置されたものであることがある。
【0053】
端114、115の末端で放電ベッセル1の壁30は、突出するものである末端のプラグ34、3の方向において、半径r3を備えた曲率と異なる、さらなる曲率を示すことがある。これの曲率は、半径r4として指し示されたものである。これの曲げられた部分は、一般的に、曲げられた端114、115のマイナーな部分のみである。曲率半径r4は、一般的に、約0.5−3.0mm、好ましくは1.0−2.0mm、のオーダーのものである。
【0054】
当該発明は、また、乗り物のヘッドランプにおいて使用されたものであるためのメタルハライドランプ25に及び当該発明に従ったランプ25を含むものであるヘッドランプに関係する。
【実施例1】
【0055】

大きい数の実験的なランプは、作られたものであった。一方において、ここに記載された放電ベッセル1を含むものである及びより上に記載された判定規準を充足するものである例及び比較的な例は、作られた及び測定されたものであったと共に、他方において、より上に記載された判定規準の外側のアスペクト比及び形状パラメーターを有するものである放電ベッセルは、作られた及び測定されたものであった。表1における放電ベッセルの寸法、表2における充填物、及び表3における結果を備えた、作られたランプの概観は、与えられたものである。
【0056】
表1: 実験的なランプの放電ベッセル(バーナー)の設計
【0057】
【表1】

表2: 実験的なランプの充填物
【0058】
【表2】

表3: 実験的なランプの結果
【0059】
【表3】

表4(及び図5、曲線“b”)は、光技術的なデータを包含するものである、当該発明に従ったランプ(2.7mol%のInIを備えたランプ)の薄暗い挙動を示す:
表4: 当該発明の実施形態に従った実験的なランプの結果(また図5における曲線(b)をみること:
【0060】
【表4】

1 公称の動作の電力の%
図5において及びより上の表においてみられたものであることができるように、(“b”で指し示された;これは、2.7molのInIを備えたランプである)当該発明に従ったランプは、公称の電力(即ち、公称の動作)の100%から公称の電力の約30%まで薄暗くなるものである一方で(“a”で指し示された)BBL“に従う”ものである。BBLまでの距離は、15SDCM、より好ましくは10SDCM(即ち、0−10SDCM)、の範囲にあるものである。しかしながら、参照“c”及び“d”(“d”は、より上の表に指し示された参照ランプに匹敵するものである;“c”は、InIを含むものではないものであるセラミック放電ランプの別のタイプ(マスターのカラーのCDM−T70W/830ランプ)である)と共に図5に示されたような、ここに規定されたInI無しのランプは、BBLから実質的にはずれるが、公称の動作より下の電力で望まれたものではない光技術的な性質を備えたランプに至るものである。図において、点AAに指し示されたものは、公称の値と比べてより多いものである、138Wの動作するものである電力を意味するところの、35.3W/cmの外側の表面における壁の負荷を備えたランプが、動作させられたものであるとき、2.7mol%のInを有するものである発明のランプの色の点である。可視のものであるように、色の点は、公称の電力の100%から30%までの電力の範囲における色の点からシャープにはずれる。色の点は、座標(x,y)(0.410;0.375)を有する。
【0061】
より上に述べられた実施形態が、当該発明を限定するよりもむしろそれを例証すること、及び、当技術において熟練した者が、添付された請求項の範囲から逸脱すること無しに多数の代替の実施形態を設計することができるものであることになることは、留意されたことであるべきである。請求項において、括弧の間に置かれたいずれの参照符号も、請求項を限定するものであるように解釈されたものではないものであるとする。動詞“を含むこと”の使用及びそれの語形変化は、請求項に陳述されたもの以外の要素又はステップの有ることを排除するものではない。要素に先行するものである冠詞“ある”は、複数のそのような要素の有ることを排除するものではない。当該発明は、数個の明確な要素を含むものであるハードウェアの手段によって、及び、適切にプログラムされたコンピューターの手段によって、実施されたものであることがある。数個の手段を数え上げるものであるデバイスの請求項において、これらの手段の数個は、ハードウェアの一個の及び同じアイテムによって具現化されたものであることがある。ある一定の尺度が、相互に異なる従属の請求項において具陳されたものであるという単なる事実は、これらの尺度の組み合わせが、有利に使用されたものであることができないことを指し示すものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セラミック放電ベッセルを含むものであるメタルハライドランプにおいて、
前記放電ベッセルは、イオン化可能な塩の充填物を含有するものである放電の容積を囲むものであると共に、
前記イオン化可能な塩の充填物は、3.5−82mol%のナトリウムのヨウ化物、0.5−8.5mol%のタリウムのヨウ化物、14−92mol%のカルシウムのヨウ化物、0.5−5.5mol%のセリウムのヨウ化物、及び0.5−5mol%のインジウムのヨウ化物を含むものであると共に、
モルの百分率は、イオン化可能な塩の充填物の合計の量に相対的なものである、
メタルハライドランプ。
【請求項2】
請求項1に従ったメタルハライドランプにおいて、
前記イオン化可能な塩の充填物は、0.5−3mol%のインジウムのヨウ化物を含む、メタルハライドランプ。
【請求項3】
先行するものである請求項のいずれかの一つに従ったメタルハライドランプにおいて、
前記ランプは、20−30W/cmの外部の壁の負荷を有する、メタルハライドランプ。
【請求項4】
先行するものである請求項のいずれかの一つに従ったメタルハライドランプにおいて、
前記イオン化可能な塩の充填物は、さらに、スカンジウム、イットリウム、及びCe以外の希土類の金属のものからなるものである群より選択された一個の又はより多い元素を含むと共に、
モルの百分率の比X−ヨウ化物/(NaI+TlI+CaI+InI+X−ヨウ化物)は、0%より上の及び10%の最大までに、特定したものにおいては0.5−7%の範囲に、より特定したものにおいては1−6%の範囲に、あるものであると共に、
X−ヨウ化物は、Ce並びにスカンジウム、イットリウム、及びCe以外の希土類の金属のものからなるものである群より選択された自由選択の一個の又はより多い元素を指す、メタルハライドランプ。
【請求項5】
先行するものである請求項のいずれかの一つに従ったメタルハライドランプにおいて、
前記イオン化可能な塩の充填物は、4−30mol%のナトリウムのヨウ化物、0.5−3.5mol%のタリウムのヨウ化物、65−92mol%のカルシウムのヨウ化物、0.5−5.5mol%のセリウムのヨウ化物、及び0.5−3.5mol%のインジウムのヨウ化物を含む、メタルハライドランプ。
【請求項6】
先行するものである請求項のいずれかの一つに従ったメタルハライドランプにおいて、
前記放電ベッセルにおけるNaI、TlI、CaI、InI、及びX−ヨウ化物の量は、0.001−0.5g/cmの範囲に、特定のものにおいては0.025−0.3g/cmまでの範囲に、あるものであると共に、
X−ヨウ化物は、Ce並びにスカンジウム、イットリウム、及びCe以外の希土類の金属のものからなるものである群より選択された自由選択の一個の又はより多い元素を指す、
メタルハライドランプ。
【請求項7】
先行するものである請求項のいずれかの一つに従ったメタルハライドランプであって、
公称の動作で最も少ないときで100lm/Wの効力及び公称の動作の50%で最も少ないときで80lm/Wの効力を有するものであると共に、
公称の動作の50−100%の範囲において最も少ないときで85のCRIを有するものである、
メタルハライドランプ。
【請求項8】
先行するものである請求項のいずれかの一つに従ったメタルハライドランプであって、
動作の間において、2800Kより上の色温度CCTを有するものである、光を放出するものである、メタルハライドランプ。
【請求項9】
先行するものである請求項のいずれかの一つに従ったメタルハライドランプにおいて、
前記イオン化可能な塩の充填物は、さらに、0.5−10mol%のMnのヨウ化物を含む、メタルハライドランプ。
【請求項10】
先行するものである請求項のいずれかの一つに従ったメタルハライドランプにおいて、
前記放電ベッセルは、イオン化可能な充填物を備えた放電空間を囲むものであるベッセルの壁を有すると共に、
前記放電空間は、さらに、相互のものと向かい側に配置された及び前記ランプの動作の間において前記電極の先端の間に放電アークを定義するために配置された、電極の先端を有するものである電極を囲むものであると共に、
前記放電ベッセルは、主軸及び長さL1を備えた回転楕円体様の形状を有すると共に、
前記放電ベッセルが、最も大きい内部の直径d1及び最も大きいより外側の直径d2を有するものであると共に、
前記放電ベッセルが、さらに、曲げられた端を有するものであると共に、
前記曲げられた端は、半径r3を備えた曲率を有すると共に、
アスペクト比L1/d2は、1.1≦L1/d2≦2.2であると共に、
形状パラメーターr3/d2は、0.7≦r3/d2≦1.1である、
メタルハライドランプ。
【請求項11】
請求項10に従ったメタルハライドランプにおいて、
前記電極の先端は、相互のものの距離L3に配置されたものであると共に、
0.4≦L3/L1≦0.7である、メタルハライドランプ。
【請求項12】
請求項10−11のいずれかの一つに従ったメタルハライドランプにおいて、
前記形状パラメーターは、0.75≦r3/d2≦0.9である、メタルハライドランプ。
【請求項13】
請求項10−12のいずれかの一つに従ったメタルハライドランプにおいて、
前記アスペクト比は、1.3≦L1/d2≦1.7である、メタルハライドランプ。
【請求項14】
請求項10から13までのいずれかの一つに従ったメタルハライドランプにおいて、
前記放電ベッセルは、0.5−2mmの範囲における壁の厚さ(w1)を有する、メタルハライドランプ。
【請求項15】
請求項10から14までのいずれかの一つに従ったメタルハライドランプにおいて、
前記放電ベッセルは、さらに、突出するものである末端のプラグを含むと共に、
前記突出するものである末端のプラグは、最も少ないときで前記電極の部分を取り巻く、
メタルハライドランプ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公表番号】特表2010−525521(P2010−525521A)
【公表日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−503656(P2010−503656)
【出願日】平成20年4月18日(2008.4.18)
【国際出願番号】PCT/IB2008/051492
【国際公開番号】WO2008/129486
【国際公開日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】