説明

イオン発生器

【課題】イオン及びオゾンの両方を同時に発生させることができる小型のイオン発生器を提供する。
【解決手段】放電針電極45は、絶縁基板41に取り付けられている。グランド電極42は、放電針電極45と対向し、放電針電極45との間でイオンを発生させる。グランド電極6は、放電針電極45と対向し、放電針電極45との間でオゾンを発生させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イオン発生器に関し、イオン及びオゾンを発生するイオン発生器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のイオン発生器として、特許文献1に記載のイオン発生器が提案されている。該イオン発生器では、イオンと共に微量のオゾンを発生させて、殺菌・消臭を行うことができる。
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載のイオン発生器では、装置が大型化するという問題がある。より詳細には、該イオン発生器では、イオンを発生させるための2つの電極からなるイオン発生電極と、オゾンを発生させるための2つの電極からなるオゾン発生電極とが別々に設けられている。そのため、該イオン発生電極では、イオン発生電極を設けるためのスペースとオゾン発生電極を設けるためのスペースとが必要になる。その結果、該イオン発生装置が大型化していた。
【0004】
また、その他の従来のイオン発生器としては、特許文献2に記載のマイナスイオン及びオゾン発生装置が提案されている。該マイナスイオン及びオゾン発生装置は、円筒型のグランド電極と該グランド電極内を貫通する針状のマイナス電極とを備えている。該マイナスイオン及びオゾン発生装置では、マイナス電極とグランド電極との距離を調整することにより、イオン又はオゾンを発生させることができる。すなわち、マイナスイオン及びオゾン発生装置では、2組の電極対を設けることなくイオン又はオゾンを発生させることができる。
【0005】
しかしながら、特許文献2に記載のマイナスイオン及びオゾン発生装置では、イオン又はオゾンのいずれか一方しか発生させることができない。
【特許文献1】特開2004−216037号公報
【特許文献2】特開2003−342005号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明の目的は、イオン及びオゾンの両方を同時に発生させることができる小型のイオン発生器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態に係るイオン発生器は、放電針電極と、前記放電針電極と対向し、該放電針電極との間でイオンを発生させる第1の電極と、前記放電針電極と対向し、該放電針電極との間でオゾンを発生させる第2の電極と、を備えること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一形態に係るイオン発生器によれば、イオン発生器の小型化を図ることができると共に、イオンとオゾンとを同時に発生させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、本発明の一実施形態に係るイオン発生器について添付の図面を参照して説明する。図1は該イオン発生器が適用されたイオン発生装置1の分解斜視図、図2はその外観斜視図である。図3は、イオン発生装置1に含まれているイオン発生器4及びグランド電極6を平面視した図である。図4は、イオン発生器4及びグランド電極6の側面図である。
【0010】
図1及び図2に示すように、イオン発生装置1は、下側樹脂ケース2と、上側樹脂ケース3と、イオン発生器4と、端子5aと、端子5bと、グランド電極6と、高圧用リード線7と、グランド用リード線8と、スイッチ10と、高圧電源(図示せず)とを備えている。
【0011】
下側樹脂ケース2は、一方の端部の側壁2aに空気の取入れ口21が形成され、他方の端部の側壁2bに空気の吐出口22が形成されている。更に、手前側の側壁2cには、係止腕部23が形成されている。
【0012】
上側樹脂ケース3は、一方の端部の側壁3aに空気の取入れ口(図示せず)が形成され、他方の端部の側壁3bに空気の吐出口32が形成されている。手前側の側壁3cには、爪部31が2個形成されている。これらの爪部31を下側樹脂ケース2の係止腕部23に嵌め込むことにより、図2に示すように、上側樹脂ケース3と下側樹脂ケース2は堅固に接合し、通気性のある樹脂ケースとされる。上側樹脂ケース3と下側樹脂ケース2が内部に形成する収容部には、イオン発生器4、端子5a,5b及びグランド電極6が配設されている。
【0013】
イオン発生器4は、図3に示すように、絶縁基板41、グランド電極42、高圧電極43、絶縁膜44及び放電針電極45を備える。絶縁基板41は、板状の部材であって、本体部41aと、一対の延在部41b,41cを含む。本体部41aには、高圧電極43が設けられる。放電針電極45は、その根元部分が高圧電極43にはんだ付けされることにより、本体部41aに取り付けられる。放電針電極45の先端部は本体部41aの主面方向に沿って該本体部41aから突出している。放電針電極45は線径が100μm以下の極細線であり、縦弾性係数が2500N/mm2以上であり、ピアノ線、タングステン線、ステンレス線、チタン線などが用いられる。
【0014】
延在部41b,41cは、放電針電極45の先端部の両側方において、該放電針電極45から離間した状態で、本体部41aから延在する。具体的には、延在部41b,41cは、上方から平面視したときに、放電針電極45を挟み、かつ放電針電極45と略平行に延びるように設けられる。放電針電極45の先端は、本体部41aと延在部41b,41cとに囲まれた領域に突出している。
【0015】
グランド電極42は、脚部42a,42bを含んでいる。脚部42a,42bは、放電針電極45と略平行となるように、延在部41b,41cの主面上に形成されている。これにより、グランド電極42と放電針電極45とは対向する。更に、端子5bが接触するコンタクト部42cを残して、グランド電極42の表面を覆うように、絶縁膜44が形成されている。絶縁膜44の材料としてはシリコン樹脂、ガラスグレーズなどが用いられる。グランド電極42は50MΩ程度の抵抗値を持っている。グランド電極42の材料としては、酸化ルテニウムペーストやカーボンペーストなどの抵抗材料が用いられる。特に、酸化ルテニウムは高電界がかかってもマイグレーションを起こさないので、最適な材料である。グランド電極42は、例えばこれらのペーストを絶縁基板41に塗布して焼き付けることにより形成される。
【0016】
端子5a,5bはそれぞれ係止部51と足部52にて構成されている。係止部51は、上側樹脂ケース3の上面3dに形成された保持部33,34に嵌め込まれる。端子5aの足部52は高圧電極43に接触することにより高圧電極43と電気的に接続され、端子5bの足部52はグランド電極42のコンタクト部42cに接触することによりコンタクト部42cと電気的に接続されている。
【0017】
高圧用リード線7の端部7aは上側樹脂ケース3の保持部33の正面に形成された開口部(図示せず)に嵌入され、芯線71が端子5aの係止部51に係合して電気的に接続される。同様に、グランド用リード線8の端部8aは保持部34の正面に形成された開口部(図示せず)に嵌入され、芯線81が端子5bの係止部51に係合して電気的に接続される。
【0018】
グランド電極6は、ステンレス、タングステン又はアルミニウムなどの金属からなるL字形状の電極であり、放電部6a及び延在部6bを含んでいる。放電部6aは、板状の電極であり、図4に示すように、放電針電極45に対して垂直に立てられた状態で該放電針電極45に対向している。また、放電部6aは、図4に示すように、放電針電極45が延在している方向から平面視したときに、放電針電極45と重ならないように設けられている。更に、図3に示すように、放電針電極45とグランド電極42との距離L1が放電針電極45とグランド電極6との距離L2よりも大きくなるように、グランド電極6が接地されている。
【0019】
延在部6bは、放電部6aに対して垂直にイオン発生装置1の後方に向かって延びている。該延在部6bの放電部6aと接続されている端部の反対側に位置する端部は、図2に示すように、下側樹脂ケース2及び上側樹脂ケース3から外部に露出している。
【0020】
高圧用リード線7は高圧電源のマイナス出力端子に接続され、グランド用リード線8は高圧電源のグランド出力端子に接続される。延在部6bは、スイッチ10を介して接地される。該スイッチ10は、グランド電極6と接地との導通と非導通とを切り替える切り替え手段として機能している。高圧電源はマイナスの直流電圧を供給するが、マイナスの直流バイアスを重畳した交流電圧を供給してもよい。そして、このイオン発生装置1は空気清浄機や空調機などに組み込まれる。つまり、高圧電源が空気清浄機の電源回路部にセットされ、イオン発生器が送風経路にセットされることにより、空気清浄機などはマイナスイオン及びオゾンを含んだ風を送風する。なお、高圧電源は、プラスイオンを発生させるために、プラスの直流電圧や、プラスの直流バイアスを重畳した交流電圧を供給してもよい。
【0021】
以上の構成からなるイオン発生装置1は、以下に説明するように、−2.5KV〜−3.5KVの電圧でマイナスイオン及びオゾンを発生させることができる。より詳細には、放電針電極45にマイナス電圧をかけると共にグランド電極42を接地すると、放電針電極45とグランド電極42との間で強電界が形成される。これにより、放電針電極45の先端部は絶縁破壊してコロナ放電状態になる。放電針電極45の先端部周辺では、空気中の分子がプラズマ化されて、分子がプラスイオンとマイナスイオンとに分かれ、空気中のプラスイオンは放電針電極45に吸収され、マイナスイオンが残ることになる。
【0022】
また、放電針電極45にマイナス電圧をかけると共にスイッチ10を導通させてグランド電極6を接地すると、放電針電極45とグランド電極6との間で強電界が形成される。ここで、図3に示すように、放電針電極45とグランド電極42との距離L1は、放電針電極45とグランド電極6との距離L2よりも大きい。そのため、放電針電極45とグランド電極6との間では、電界強度がより強くなる。この場合、放電針電極45とグランド電極6との間に大きな漏れ電流が流れる。この大きな漏れ電流により空気中の酸素が分解されて、オゾンが生成される。一方、スイッチ10を非導通状態とした場合には、漏れ電流が流れず、放電針電極45とグランド電極6との間では、オゾンは発生しない。
【0023】
イオン発生装置1によれば、放電針電極45は、イオンの発生及びオゾンの発生の両方に兼用されている。したがって、イオン発生装置1では、イオンの発生のための放電針電極とオゾンの発生のための放電針電極とを別々に設ける必要がない。その結果、イオン発生装置1の小型化を図ることが可能となる。
【0024】
更に、イオン発生装置1によれば、オゾンの発生のためのグランド電極6とイオンの発生のためのグランド電極42とが別々に設けられている。そのため、放電針電極45とグランド電極42との間でマイナスイオンを発生させつつ、同時に、放電針電極45とグランド電極6との間でオゾンを発生させることができる。すなわち、マイナスイオンとオゾンとを同時に発生させることが可能となる。
【0025】
また、イオン発生装置1によれば、放電部6aは、図4に示すように、放電針電極45が延在している方向から平面視したときに、放電針電極45と重ならないように設けられている。したがって、グランド電極6は、放電針電極45とグランド電極42との間でマイナスイオンが発生することを阻害しない。更に、グランド電極6は、マイナスイオンが吐出口32から放出されることを阻害しない。
【0026】
また、イオン発生装置1では、グランド電極42を覆うように絶縁膜44が形成されている。これにより、放電針電極45とグランド電極42との間で漏れ電流が発生することが抑制されるので、放電針電極45とグランド電極42との間でオゾンが発生することが抑制される。したがって、イオン発生装置1では、放電針電極45とグランド電極6との間においてのみオゾンが発生する。その結果、イオン発生装置1では、グランド電極6と接地との導通・非導通を制御することにより、オゾンの発生量を制御することができる。
【0027】
また、イオン発生装置1において、グランド電極6をステンレスにより作製すれば、グランド電極6の耐久性を向上させることができる。
【0028】
また、イオン発生装置1では、本体部41aの主面に沿って延びるように放電針電極45が本体部41aに取り付けられている。更に、延在部41b,41は、放電針電極45の先端部の両側方において、放電針電極45から離間した状態で本体部45aから延在し、グランド電極42は、該延在部41b,41cの主面上に形成されている。これにより、放電針電極45及びグランド電極42を絶縁基板41の主面に沿って配置することが可能となる。その結果、イオン発生器4を薄型化することが可能となる。
【0029】
また、イオン発生装置1によれば、グランド電極6と接地との間には、スイッチ10が設けられている。そのため、イオン発生装置1では、スイッチ10のオンとオフとを切り替えることによりオゾンの発生と停止とを切り替えることができる。
【0030】
また、グランド電極42が抵抗材料で形成されているので、グランド電極42の抵抗値を容易に変更することができる。これにより、放電針電極45とグランド電極42との間でオゾンを発生させないようにすることが可能である。
【0031】
なお、イオン発生装置1において、スイッチ10の構成は、図2に示したものに限らない。例えば、放電針電極45とグランド電極6との間の導通と非導通とを切り替えるスイッチの代わりに、放電針電極45とグランド電極42との間の抵抗値を切り替える回路(切り替え手段)が設けられていてもよい。このような回路としては、例えば、図5に示す変形例に係るイオン発生装置1'の斜視図のように、グランド電極6と接地との間に抵抗r1,r2及びスイッチ10を設けることが挙げられる。より詳細には、グランド電極6と接地との間に、抵抗r1と抵抗r2とが直列接続される。スイッチ10は、抵抗r2に対して並列接続される。これにより、スイッチ10が導通状態となれば、グランド電極6と接地との間の抵抗値が相対的に小さくなるので、放電針電極45とグランド電極6との間の電圧値は相対的に大きくなる。その結果、相対的に大量のオゾンが発生する。一方、スイッチ10が非導通状態となれば、グランド電極6と接地との間の抵抗値が相対的に大きくなるので、放電針電極45とグランド電極6との間の電圧値は相対的に小さくなる。その結果、相対的に少量のオゾンしか発生しない。
【0032】
また、イオン発生装置1において、オゾンの発生量の調整は、放電針電極45とグランド電極6との間の距離を調整することによって行われてもよい。具体的には、オゾンの発生量を増加させたい場合には、放電針電極45とグランド電極6との間の距離を小さくして、漏れ電流を増加させればよい。一方、オゾンの発生量を減少させたい場合には、放電針電極45とグランド電極6との間の距離を大きくして、漏れ電流を減少させればよい。
【0033】
前記のような調整を可能とするためには、放電針電極45とグランド電極6との間の距離を、可変とする必要がある。そこで、イオン発生装置1では、図1に示した分解された状態において、放電針電極45とグランド電極6との間の距離を、所望量のオゾンが発生する大きさに調整した後にイオン発生装置1を組み立てればよい。また、図2に示すように組み立てられた状態では、図1に示すようにイオン発生装置1を分解した後に、放電針電極45とグランド電極6との間の距離を、所望量のオゾンが発生する大きさに調整すればよい。また、イオン発生装置1を分解することなく放電針電極45とグランド電極6との距離を可変とするための機構がイオン発生装置1に設けられていてもよい。このような機構としては、例えば、グランド電極6を下側樹脂ケース2に板バネ等により押さえつける構成が挙げられる。
【0034】
また、縦弾性係数が2500N/mm2以上の放電針電極45を用いることにより、該放電針電極45が曲がりにくくなると共に、該放電針電極45に外力が作用しても復元しやすくなる。その結果、放電針電極45が本来の搭載位置からずれにくくなる。
【0035】
また、グランド電極6は、金属を成形することにより作製されてもよいが、樹脂などの土台に導電性の材料を塗布することにより作製されてもよい。
【0036】
また、イオン発生装置1の構成は、前記実施形態において説明したものに限らない。したがって、イオン発生装置1の構成は、その要旨の範囲内において適宜変更可能である。例えば、絶縁基板41は、図1及び図3に示すような延在部41a,41bを有していない形状であってもよい。また、放電針電極45とグランド電極42とが垂直な状態で対向していてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態に係るイオン発生装置の分解斜視図である。
【図2】図1に示すイオン発生装置の外観斜視図である。
【図3】前記イオン発生装置に含まれているイオン発生器及びグランド電極を平面視した図である。
【図4】イオン発生器及びグランド電極の側面図である。
【図5】変形例に係るイオン発生装置の外観斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
1,1' イオン発生装置
4 イオン発生器
6,42 グランド電極
6a 放電部
6b 延在部
10 スイッチ
41 絶縁基板
41a 本体部
41b,41c 延在部
44 絶縁膜
45 放電針電極

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放電針電極と、
前記放電針電極と対向し、該放電針電極との間でイオンを発生させる第1の電極と、
前記放電針電極と対向し、該放電針電極との間でオゾンを発生させる第2の電極と、
を備えること、
を特徴とするイオン発生器。
【請求項2】
前記第1の電極又は前記第2の電極は、接地されること、
を特徴とする請求項1に記載のイオン発生器。
【請求項3】
前記第2の電極と接地との間の抵抗値を切り替える切り替え手段を、
更に備えること、
を特徴とする請求項2に記載のイオン発生器。
【請求項4】
前記切り替え手段は、前記第2の電極と接地との間を、導通と非導通とに切り替えること、
を特徴とする請求項3に記載のイオン発生器。
【請求項5】
前記放電針電極が延在している方向から平面視したときに、前記第2の電極と該放電針電極とは重なっていないこと、
を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のイオン発生器。
【請求項6】
前記放電針電極と前記第1の電極との距離は、該放電針電極と前記第2の電極との距離よりも大きいこと、
を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のイオン発生器。
【請求項7】
前記第2の電極と前記放電針電極との距離は、可変であること、
を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のイオン発生器。
【請求項8】
前記第1の電極を覆う絶縁膜を、
更に備えること、
を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のイオン発生器。
【請求項9】
前記第1の電極は、抵抗材料で形成されていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のイオン発生器。
【請求項10】
前記第2の電極は、ステンレスで作製されていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のイオン発生器。
【請求項11】
絶縁基板を、
更に備え、
前記絶縁基板は、
前記放電針電極の先端部が突出するように該放電針電極が取り付けられている本体部と、
前記放電針電極の先端部の両側方において、該放電針電極から離間した状態で前記本体部から延在し、かつ、前記第1の電極が形成されている2本の延在部と、
を含んでいること、
を特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のイオン発生器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−238409(P2009−238409A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−79663(P2008−79663)
【出願日】平成20年3月26日(2008.3.26)
【出願人】(000006231)株式会社村田製作所 (3,635)
【Fターム(参考)】