説明

インクジェット用インクならびにインクセット

【課題】画像の保存安定性に優れ、さらにインク液の長期間の経時後においても吐出安定性に優れたインクジェット記録用インク組成物を提供する。
【解決手段】λmaxが500nmから700nmにあり、λmaxでの吸光度を1.0に規格化した希薄溶液の吸収スペクトルにおける半値幅が100nm以上であって、下記一般式で表される染料を少なくとも2種以上、水性媒体中に溶解または分散してなるインクジェット用ブラックインクであり、該染料のうち、少なくとも1つの染料の酸化電位が、1.0V(vs SCE)よりも貴であるインクジェット用ブラックインク。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
λmaxが500nmから700nmにあり、λmaxでの吸光度を1.0に規格化した希薄溶液の吸収スペクトルにおける半値幅が100nm以上であって、下記一般式(B1−B1)で表される染料を少なくとも2種以上、水性媒体中に溶解または分散してなるインクジェット用ブラックインクであり、該染料のうち、少なくとも1つの染料の酸化電位が、1.0V(vs SCE)よりも貴であることを特徴とするインクジェット用ブラックインク。
一般式(B1−B1):
【化101】



式中、A41は置換されていてもよいフェニル基、ナフチル基、2−ピリジル基、2−チエニル基、2−チアゾリル基、2−ベンゾチアゾリル基、2−ベンゾオキサゾリル基または2−フリル基を表し、B41およびB42は、各々=CR41−または−CR42−を表すか、あるいはいずれか一方が窒素原子、他方が=CR41−または−CR42=を表し、R41、R42、R47、R48およびG4は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してもよい脂肪族基、芳香族基、複素環基、シアノ基、カルボキシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカルボニル基、アシル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、アミノ基、アシルアミノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、アルキルもしくはアリールスルホニルアミノ基、複素環スルホニルアミノ基、ニトロ基、アルキルもしくはアリールチオ基、複素環チオ基、アルキルもしくはアリールスルホニル基、複素環スルホニル基、アルキルもしくはアリールスルフィニル基、複素環スルフィニル基、スルファモイル基、またはスルホ基を表し、R45およびR46は、それぞれ独立して、水素原子、置換基を有してもよい脂肪族基、芳香族基、複素環基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルまたはアリールスルホニル基、またはスルファモイル基を表す。
【請求項2】
上記一般式(B1−B1)中、A41が置換されていてもよいナフチル基であることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェット用ブラックインク。
【請求項3】
上記一般式(B1−B1)で表される染料の含有量が0.2〜20質量%であることを特徴とする、請求項1または2に記載のインクジェット用ブラックインク。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のブラックインクを少なくとも1つ含有するインクジェット用インクセット。

【公開番号】特開2012−214806(P2012−214806A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−117660(P2012−117660)
【出願日】平成24年5月23日(2012.5.23)
【分割の表示】特願2006−517867(P2006−517867)の分割
【原出願日】平成16年10月22日(2004.10.22)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】