説明

インクジェット記録装置

【課題】繰り返しインクを補給する際の、吸収能力の低下を防止したインクジェット記録装置を得る。
【解決手段】インクを吸収する吸収体14を収納室10に収納したサブタンク4と、サブタンク4が取り付けられ、吸収体14に吸収されたインクを吐出する記録ヘッド1と、サブタンク4の上部に形成され収納室10に連通した供給口18にメインタンク8からインクを供給する補給機構6とを備えている。補給機構6により供給されたインクを吸収体14の下部14aに導く空隙16をサブタンク4内に設けた。空隙16は吸収体14とサブタンク4の内壁との間に形成した。供給口18からのインクを収納室10の上部に開口した複数の分割口22に導くと共に、分割口22の下に空隙16を形成し、分割口22は供給口18から遠ざかる程、断面積が大きくなるように形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メインタンクから記録ヘッドに取り付けられたサブタンクにインクを補給するステーション供給システムを用いたインクジェット記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、特許文献1にあるように、本体側に設けられたメインタンクから記録ヘッドに取り付けられたサブタンクにインクを補給するステーション供給システムを用いたインクジェット記録装置が知られている。
【0003】
このようなステーション供給システムでは、記録ヘッドを搭載したキャリッジを所定の補給位置に移動させて、キャリッジ上のサブタンクとメインタンクとを連結部材を介して連結し、連結した状態で、メインタンクからサブタンクにインクを補給するように構成されている。
【0004】
また、サブタンク内には吸収体が収納されており、サブタンクの上面に開口された供給口を介して補給されるインクが吸収体に吸収されて、サブタンク内にインクが保持される。吸収体に吸収されたインクがノズルから吐出されると共に、吸収体により背圧(負圧)を発生させて、ノズルにメニスカスを生成させるようにしている。
【特許文献1】特開2001−334687号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、こうした従来のものでは、インクの補充を繰り返すと、供給口の近辺の吸収体の上部にインクが偏ってしまったり、繰り返しインクを吸収する際に、吸収体内の空気が排出されず、吸収体内に気泡として残ったり、あるいは、インク層と空気層とが積層された状態となってしまう場合がある。吸収体の上部にインクが偏ると、ノズルにインクが供給されず、吸収体内に気泡や空気層ができると、インクの補給時に吸収体に吸収できるインク量が減り、吸収体の吸収能力が低下して、一度の補給での記録量が減少してしまうという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、繰り返しインクを補給する際の、吸収能力の低下を防止したインクジェット記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、インクを吸収して負圧を発生させる吸収体を収納室に収納したサブタンクと、該サブタンクが取り付けられ、前記吸収体に吸収されたインクをノズルから吐出する記録ヘッドと、前記サブタンクの上部に形成され前記収納室に連通した供給口にメインタンクから前記インクを供給する補給手段とを備え、前記記録ヘッドが被記録媒体上を往復動しながら記録を行うインクジェット記録装置において、前記補給手段により供給された前記インクを前記吸収体の下部に導く空隙を前記サブタンク内に設けたことを特徴とするインクジェット記録装置がそれである。
【0008】
前記空隙は前記吸収体と前記サブタンクの内壁との間に形成した構成としてもよい。また、前記供給口からのインクを前記収納室の上部に開口した複数の分割口に導くと共に、前記分割口の下に前記空隙を形成した構成としてもよい。更に、前記分割口は前記供給口から遠ざかる程、断面積が大きくなる構成とするのが好ましい。
【0009】
前記吸収体に傾斜面を形成して下方に向かって断面積が小さくなる前記空隙を設けた構成としてもよい。前記サブタンクの中央上部に前記供給口を設けると共に、前記供給口の下の前記吸収体に前記空隙を設けた構成としてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明のインクジェット記録装置は、サブタンク内にインクを吸収体の下部に導く空隙を設けたので、補給されたインクが吸収体の下部から吸収体に吸収されるので、繰り返しインクを補給しても、吸収体の上部にインクが偏ったり、吸収体に気泡や空気層ができるのを防ぎ、吸収能力の低下を防止できるという効果を奏する。
【0011】
空隙を吸収体とサブタンクの内壁との間に形成すると、吸収体の周囲に広い範囲にわたって空隙を形成でき、インクの吸収を速やかに行うことができると共に、インクの偏りや気泡等ができるのを更に防止できる。複数の分割口を設けると、吸収体に吸収されるインクの偏りを防止できる。また、分割口の断面積を供給口から遠ざかる程、大きくすることにより、複数の分割口から均等にインクを供給でき、ムラ無く吸収体にインクを吸収させることができる。
【0012】
吸収体に傾斜面を形成することにより、傾斜面によってもインクが吸収体の下部に導かれ、インクの偏りや気泡等ができるのを更に防止できる。また、サブタンクの中央上部に供給口を設けると共に、供給口の下の吸収体に空隙を設けることにより、簡単な構成でインクの偏りや気泡等ができるのを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態としてのインクジェット記録装置の記録ヘッドの周辺の概略構成を示す正面図である。尚、インクジェット記録装置の構造等については、よく知られているので、ここでは詳述しない。図1に示すように、記録ヘッド1は圧電素子や電気熱変換体等を駆動してインクをノズル2から吐出するもので、本実施形態では、記録ヘッド1はBk(ブラック)、C(シアン)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)の4色に対応したインクを各ノズル2Bk,2C,2Y,2Mから吐出する。記録ヘッド1は図示しない本体に往復動可能に支持されており、図示しない被記録媒体上を往復動しながら記録を行う構成のものである。被記録媒体としては、記録用紙、樹脂シート、はがき、封筒、CD−R(Compact Disk-Recordable)やDVD−R(Digital Versatile Disk-Recordable)等の光ディスクが挙げられる。
【0014】
記録ヘッド1には、各色毎のサブタンク4Bk,4C,4Y,4Mが取り付けられている。図示しない本体側にはBk(ブラック)、C(シアン)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)の4色に対応した補給手段としての補給機構6Bk,6C,6Y,6Mが設けられている。補給機構6Bk,6C,6Y,6Mは、記録ヘッド1が所定の補給位置に移動した際に、インクを補給ができるように、記録ヘッド1の補給位置に対応して配置されている。
【0015】
また、Bk(ブラック)、C(シアン)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)の4色に対応したメインタンク8Bk,8C,8Y,8Mが図示しない本体側に設けられており、各補給機構6Bk,6C,6Y,6Mは各メインタンク8Bk,8C,8Y,8M内のインクをそれぞれ個別に加圧して供給できるように構成されている。
【0016】
各色ごとの各サブタンク4Bk,4C,4Y,4M、各補給機構6Bk,6C,6Y,6M、各メインタンク8Bk,8C,8Y,8Mはそれぞれ構成が同一であるので、以下、1つのサブタンク4、補給機構6、メインタンク8について、詳細に説明する。
【0017】
図2は本実施形態としてのインクジェット記録装置の概略構成を示す側面図である。図2に示すように、サブタンク4は直方体状の容器9と、蓋部材12とを備え、容器9には直方体状の収納室10が成形されると共に、収納室10は上方が開口されて、この開口に蓋部材12が被せられて閉塞されている。
【0018】
収納室10内には、吸収体14が収納されており、吸収体14はインクを吸収する、例えば、ウレタン系の多孔質材料で形成されている。また、吸収体14は記録ヘッド1に背圧(負圧)を付与して、ノズル2にメニスカスを生成させると共に、吸収したインクを圧電素子や電気熱変換体等の駆動に応じて記録ヘッド1に供給する。
【0019】
本実施形態では、サブタンク4の容器9の内壁と吸収体14との間に空隙16が形成されている。収納室10の下部には、吸収体14の下部14aが隙間なく充填されて、収納室10の底は吸収体14の下部14aにより隙間なく覆われている。空隙16は収納室10の底から所定の高さより上方に設けられ、メニスカスを生成するためのノズル2への背圧の付与に支障がないように形成されている。
【0020】
吸収体14の上部14bは、収納室10の上方の開口に向かって、先端が小さな断面積となるように、台形状に形成されており、容器9の内壁と対向する4面が傾斜面14cとして形成されている(図1及び図2を参照)。これにより、本実施形態では、空隙16が容器9の内壁の全周にわたって、吸収体14の上部14bの周囲を囲むように形成されると共に、空隙16は、鉛直線に対して対称に形成されている。吸収体14の下部14aと、吸収体14の上部14bとの間には、段部14dが形成されている。
【0021】
吸収体14は、下部14aと上部14bとを別々に形成して積層するのではなく、一体のものから、空隙16に相当する箇所を切り取って形成するのが好ましい。別々に形成して積層すると、下部14aと上部14bとに境界ができ、下部14aと上部14bとの間のインクの流通が阻害されるおそれがある。
【0022】
図3は本実施形態の蓋部材12の説明図であり、図3(a)は蓋部材12の中央拡大断面図、図3(b)は蓋部材12の拡大底面図である。図3(a)に示すように、蓋部材12には、供給口18が上方に向かって開口して形成されており、更に、蓋部材12には供給口18に連通した中空部20が形成されている。中空部20は収納室10の開口とほぼ同じ大きさに形成されており、蓋部材12には中空部20に連通した複数の分割口22が収納室10に開口して形成されている。
【0023】
複数の分割口22は、図3(b)に示すように、容器9の内壁に沿って、長方形状に並べて形成されており、複数の分割口22は、空隙16の上に開口されている。複数の分割口22の断面積は、全て均等に形成してもよいが、供給口18から遠ざかる程、断面積を大きく形成して、供給口18から中空部20に供給されたインクが、複数の分割口22から均等に落下するように形成するとよい。尚、分割口22は容器9の内壁の近傍に形成して、分割口22から落下したインクが容器9の内壁を伝って流れ落ちるようにしてもよい。
【0024】
図4は本実施形態としてのインクジェット記録装置のインク補給状態の概略構成を示す側面図である。図4に示すように、補給機構6は、メインタンク8内のインクを加圧して、接続筒24から吐出する加圧ポンプ26を備えている。
【0025】
記録ヘッド1が補給位置に移動した際に、接続筒24は記録ヘッド1に対して相対的に移動して、接続筒24がサブタンク4の供給口18に接続されて、メインタンク8からサブタンク4にインクを供給できるように構成されている。尚、サブタンク4側が移動して、接続筒24と供給口18とを接続してもよく、あるいは、補給機構6の接続筒24が移動して、接続筒24と供給口18とを接続してもよい。
【0026】
次に、前述した本実施形態のインクジェット記録装置の作動について説明する。図5は本実施形態のインクジェット記録装置のインク補給動作時の処理手順を示すフローチャートである。
【0027】
まず、記録ヘッド1が図示しない被記録媒体上を往復動しながら、サブタンク4内のインクを圧電素子や電気熱変換体等を駆動してノズル2から吐出し、被記録媒体に記録を行なう。サブタンク4の吸収体14に吸収されているインクが消費されると、図5に示すように、所定のタイミングで記録ヘッド1が補給位置に移動される(ステップ100。以下、S100という。以下同様。)。
【0028】
補給位置に移動された記録ヘッド1と補給機構6の接続筒24との間の相対的な移動により、例えば、サブタンク4を上昇作動させて(S110)、図4に示すように、接続筒24がサブタンク4の供給口18に接続される(S120)。
【0029】
次に、図示しない弁が開放され(S130)、加圧ポンプ26の駆動により、メインタンク8のインクが接続筒24、供給口18を介して中空部20に補給される(S140)。中空部20に補給されたインクは、複数の分割口22から落下して、空隙16内に入り込む。
【0030】
空隙16内に入り込んだインクは、空隙16内を落下、あるいは、容器9の内壁に沿って流れ落ちる。落下、あるいは、流れ落ちたインクは、空隙16に導かれて吸収体14の下部14aに達する。空隙16の下にある容器9の内壁の周囲に沿った吸収体14の下部14aから吸収体14内にインクが吸収される。インクは空隙16の下にある吸収体14の下部14aの周囲から、吸収体14の中心に向かって、更に、下部14aから上部14bに向かってインクが浸透する。
【0031】
よって、インクの消費に伴って吸収体14内に空気が吸収されるが、インクの浸透により、この空気が吸収体14の下部14aの外周から中心に、また、下側から上側に押し出されるので、吸収体14内に気泡や空気層が残ってしまうのを防止できる。従って、吸収体14には吸収体14の体積に応じたインクを吸収でき、気泡や空気層が残留することによる吸収インク量の低下を防止できる。繰り返しインクを補給しても、気泡や空気層が残ることがなく、吸収体14の容積に応じた分のインクを吸収できる。
【0032】
インクは空隙16により吸収体14の下部14aに導かれるので、まず、空隙16の下の吸収体14の下部14aの周囲からインクが吸収される。吸収体14のインクは、下部14aのインクから記録ヘッド1に供給されるので、吸収体14の下部14aに偏ってインクが吸収されても、インクは記録ヘッド1に支障なく供給される。
【0033】
また、インクは複数の分割口22から空隙16内に入り込むが、複数の分割口22を供給口18から遠ざかる程、断面積を大きく形成すると、各分割口22から均等にインクが空隙16内に入り込む。よって、空隙16の下から吸収体14の下部14aの各箇所に均等にインクが供給され、吸収体14の下部14aの周囲から均等にインクが浸透し、吸収体14にムラ無くインクが吸収される。
【0034】
更に、吸収体14の上部14bの外周には、傾斜面14cが形成されており、各分割口22から空隙16内に落下したインクが、傾斜面14cに当たると、一部のインクは傾斜面14cから吸収体14に吸収され、残りのインクは傾斜面14cに沿って、空隙16の下に流下する。よって、多くのインクが空隙16の下に集まり、空隙16の下から吸収体14の下部14aに吸収され、繰り返しインクを補給しても、吸収体14に気泡や空気層が残ってしまうのを防止できる。
【0035】
図6は前述した実施形態と分割口22の配置が異なる蓋部材12の拡大底面図である。図6(a)に示すように、複数の分割口22を長方形の長辺に沿って2列に設けても実施可能である。その際、空隙16も吸収体14の四囲に設けるのではなく、長方形の長辺に沿って、分割口22の下に2列に設けてもよい。
【0036】
また、図6(b)に示すように、複数の分割口22を長方形の短辺に沿って2列に設けても実施可能である。その際、空隙16も吸収体14の四囲に設けるのではなく、長方形の短辺に沿って、分割口22の下に2列に設けてもよい。このように、空隙16や複数の分割口22は、鉛直線に対して対称に設けるのが好ましい。
【0037】
図7は前述した実施形態と空隙の形状が異なるインクジェット記録装置の概略構成を示す側面図である。図7に示すように、吸収体14の中央に、収納室10の開口側から底に向かって、空隙51が形成されている。空隙51の断面形状は、台形を上下逆にした形状に形成されている。空隙51の底から下には吸収体14の下部14aが収納室10の底に、収納室10の底の全面にわたって設けられている。
【0038】
蓋部材12には、中央に供給口52が形成されると共に、供給口52は空隙51の上方で、収納室10に開口形成されている。前述したと同様、供給口52に接続筒24が接続されて、メインタンク8からインクが補給されると、供給口52から落下したインクは、空隙51内を落下して、空隙51の下に達する。そして、インクは空隙51の下から吸収体14の下部14aに吸収され、中央から外周に向かって、しかも、下側から上に向かってインクが吸収体14に浸透する。
【0039】
よって、この場合も、インクの消費に伴って吸収体14に吸収された空気が中心から外周に、しかも、下側から上側に押し出されるので、吸収体14内に気泡や空気層が残ってしまうのを防止できる。従って、吸収体14には吸収体14の体積に応じたインクを吸収でき、気泡や空気層が残留することによる吸収インク量の低下を防止できる。インクは空隙51により吸収体14の下部14aに導かれるので、吸収体14の下部14aに偏ってインクが吸収されても、インクは記録ヘッド1に支障なく供給される。尚、図7に二点鎖線で示すように、供給口18に連通した導入管54を空隙51の下に向かって設けることにより、確実にインクを空隙51の下に導くことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の一実施形態としてのインクジェット記録装置の概略構成を示す正面図である。
【図2】本実施形態としてのインクジェット記録装置の概略構成を示す側面図である。
【図3】本実施形態の蓋部材の説明図である。
【図4】本実施形態としてのインクジェット記録装置のインク補給状態の概略構成を示す側面図である。
【図5】本実施形態のインクジェット記録装置のインク補給動作時の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】他の実施形態としての分割口の配置が異なる蓋部材の拡大底面図である。
【図7】別の実施形態のインクジェット記録装置の概略構成を示す側面図である。
【符号の説明】
【0041】
1…記録ヘッド
2,2Bk,2C,2Y,2M…ノズル
4,4Bk,4C,4Y,4M…サブタンク
6,6Bk,6C,6Y,6M…補給機構
8,8Bk,8C,8Y,8M…メインタンク
9…容器 10…収納室
12…蓋部材 14…吸収体
14a…下部 14b…上部
14c…傾斜面 14d…段部
16,51…空隙 18,52…供給口
20…中空部 22…分割口
24…接続筒 26…加圧ポンプ
54…導入管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクを吸収する吸収体を収納室に収納したサブタンクと、
該サブタンクが取り付けられ、前記吸収体に吸収されたインクをノズルから吐出する記録ヘッドと、
前記サブタンクの上部に形成され前記収納室に連通した供給口にメインタンクから前記インクを供給する補給手段とを備え、
前記記録ヘッドが被記録媒体上を往復動しながら記録を行うインクジェット記録装置において、
前記補給手段により供給された前記インクを前記吸収体の下部に導く空隙を前記サブタンク内に設けたことを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項2】
前記空隙は前記吸収体と前記サブタンクの内壁との間に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項3】
前記供給口からのインクを前記収納室の上部に開口した複数の分割口に導くと共に、前記分割口の下に前記空隙を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
【請求項4】
前記分割口は前記供給口から遠ざかる程、断面積が大きくなることを特徴とする請求項3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
【請求項5】
前記吸収体に傾斜面を形成して下方に向かって断面積が小さくなる前記空隙を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
【請求項6】
前記サブタンクの中央上部に前記供給口を設けると共に、前記供給口の下の前記吸収体に前記空隙を設けたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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