説明

インターホン装置

【課題】 訪問者に応じて呼出先を限定或いは拡張して、受け付け等を介することなくスムーズな呼び出しができるインターホン装置を提供する。
【解決手段】 インターホン子機1を、複数のインターホン親機3の何れかを選択して呼び出すための複数の呼出ボタンと訪問者のID情報を入力する操作部11を備えた子機ディスプレイ12、RFID読み取り部14、訪問者のIDと複数のインターホン親機3の少なくとも1台とを関連付けを記憶する呼出先記憶部13を有する呼出子機1aと、マイク18/スピーカ19を備えて、呼出子機1aが呼出操作を受けたら呼出先のインターホン親機3に呼出信号を送信する通話子機1bとで構成し、呼出子機1aの呼出子機CPU12は、取得したID情報と呼出先記憶部13の情報を基に、訪問者のID情報に関連付けられている呼出ボタンのみ子機ディスプレイ12に表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、居住者等を呼び出して通話するインターホン装置に関し、特に呼出先が複数設定されており、何れかを選択して呼び出しできるインターホン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複数の呼出先を備えて訪問者が何れかを選択して呼び出しできる従来のインターホン装置として、非特許文献1に示すようなインターホン装置がある。これは、インターホン子機に呼出先の異なる複数の呼出ボタンが設けられ、訪問者は訪問先に関連付けられた呼出ボタンを押下することで選択したインターホン親機に呼び出しが掛かり、通話を行うことができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】アイホン株式会社発行 「2010−2012総合カタログ」p.476−477
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記非特許文献1のインターホン装置は、1台のインターホン子機で複数の呼出先を選択して呼び出しできるため、複数の会社が入居しているようなテナントビルや、部署別に呼び出しできるオフィスビルに好ましい構成となっている。
しかしながら、どのような訪問者であっても全ての呼出先に対して呼出操作が可能であるため、例えば社長室といった一般の訪問者には呼び出しをして欲しくない呼出先を設定することができず、このような場合は別途受け付けを設ける等して呼び出しを可能としていた。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、訪問者に応じて呼出先を限定或いは拡張する機能を設けて、受け付け等を介することなく訪問者が直接訪問先を呼び出しできるインターホン装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、訪問先を呼び出す呼出操作部及び通話のためのマイク/スピーカを備えたインターホン子機と、呼び出しに応答するためのマイク/スピーカを備えた複数のインターホン親機とを有するインターホン装置であって、インターホン子機は、呼出操作部が複数のインターホン親機の何れかを選択して呼び出す複数の呼出ボタンで構成されると共に、訪問者のID情報を取得するID情報取得部と、ID情報と複数のインターホン親機の少なくとも1台を関連付けて記憶する呼出先記憶部と、呼出操作部の操作を受けて、呼出先のインターホン親機に呼出信号を送信する呼出制御部とを有し、呼出制御部は、取得したID情報と呼出先記憶部の情報を基に、訪問者のID情報に関連付けられている呼出ボタンのみ呼出操作可とすることを特徴とする。
この構成によれば、インターホン子機から呼び出しできるインターホン親機を複数備えていても、インターホン子機の個人認証結果によって訪問者が呼び出しできるインターホン親機の絞り込みを実施できる。そのため、例えば一般の訪問者と認識した場合は特定のインターホン親機を呼び出しできないよう設定できるし、特別な訪問者と認識した場合は例えば社長室を直接呼び出しできるよう設定できる。よって、別途受け付けが必要なくなり、来訪者と応答者の双方にとって便利であり、都合が良い。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、インターホン子機の呼出操作部が、映像を表示可能なディスプレイ上に設けたタッチパネルであり、タッチパネルに設けた複数の呼出ボタンが設けられ、訪問者のID情報の取得を受けて、呼出不可となった呼出ボタンをタッチパネル上で非表示とする表示制御部を有することを特徴とする。
この構成によれば、呼出不可とする呼出先はタッチパネル上で表示されないため、訪問者に対して呼出不可となった呼出先の存在を知られることがない。
また、呼出先フロアのレイアウトの変更等で、インターホン親機の数や呼出先名称が変更になっても、ディスプレイの表示を変更することで容易に対応でき、インターホン子機自体を変更する必要がないため、インターホン親機の数の変更等に対して柔軟に対応できる。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載の構成において、インターホン子機は、ディスプレイを備えたケースとマイク/スピーカを備えたケースとが別体で形成され、隣接して配置されてなることを特徴とする。
この構成によれば、ディスプレイとマイク/スピーカとが別体に構成されるため、マイク/スピーカは呼出ボタンを備えた従来のインターホン子機が使用可能となるし、ディスプレイは通話機能を必要としないため、汎用のディスプレイを使用することが可能となりインターホン子機を安価に構成できる。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の構成において、インターホン親機は、応答する人物を撮像するための親機カメラと、親機カメラの撮像映像をインターホン子機に送信する映像制御部とを有し、インターホン子機の表示制御部は、ディスプレイに親機カメラの撮像映像を表示することを特徴とする。
この構成によれば、呼出先のインターホン親機から応答する人物の映像がインターホン子機に表示されるため、訪問者は通話し易いし安心できる。また、呼出操作部を利用して映像を表示するので、別途表示手段を設ける必要がない。
【0010】
請求項5の発明は、請求項2乃至4の何れかに記載の構成において、インターホン親機は、訪問者に対して呼出状況を通知するための文字情報から成るガイダンス画像を記憶する画像記憶部と、呼出信号を受けてインターホン子機にガイダンス画像を送信するガイダンス制御部とを有し、インターホン子機の表示制御部は、受信したガイダンス画像をディスプレイに表示することを特徴とする。
この構成によれば、呼出操作後にガイダンス画像がインターホン子機に表示されるので、訪問者は呼出状況を画像で認識でき、呼出状況を把握でき安心できる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、インターホン子機から呼び出しできるインターホン親機を複数備えていても、インターホン子機の個人認証結果によって訪問者が呼び出しできるインターホン親機が絞り込まれるため、例えば一般の訪問者と認識した場合は特定のインターホン親機を呼び出しできないよう設定できるし、特別な訪問者と認識した場合には例えば社長室を直接呼び出しできるよう設定でき、来訪者と受付担当者の双方にとって便利である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係るインターホン装置の一例を示す構成図である。
【図2】図1のブロック図である。
【図3】呼出動作の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るインターホン装置の一例を示す構成図であり、1aは訪問先を呼び出すための呼出子機、1bは呼び出しに応答した相手と通話するための通話子機、3は呼び出しに応答するために複数設置されたインターホン親機(以下、単に「親機」と称する)、4は呼出子機1a、通話子機1b、親機3の各信号線を集線するHUBである。
呼出子機1aと通話子機1bとでインターホン子機(以下、単に「子機」と称する)1が構成され、両者は隣接して設置されている。また、呼出子機1a、通話子機1b、親機3はそれぞれ固有のIPアドレスを有し、IPプロトコルによりデータ信号、デジタル音声信号、デジタル映像信号の送受を行うよう構成されている。
【0014】
図2は子機1及び親機3をそれぞれブロック図で示している。呼出子機1aは、親機3を選択して呼出操作したり、訪問者がIDを入力するためのタッチパネルから成る操作部11、呼出先の一覧画面や、映像や画像を表示する子機ディスプレイ12、IDと呼出先の関連づけを記憶する呼出先記憶部13、来訪者が携行するICカード等からID情報を読み取って訪問者を認証するRFID読み取り部14、入力されたID情報から呼出先の絞り込みをはじめ呼出子機1aの各部を制御する呼出子機CPU15等を備えている。
尚、訪問者の認証は、訪問者により操作部11から入力されるID情報か、RFID読み取り部14による読み取りのいずれかで実施される。また、操作部11を構成するタッチパネルは子機ディスプレイ12上に一体に設けられ、子機ディスプレイ12には、複数の呼出ボタンやID入力のためのテンキー(何れも図示せず)等が表示される。
【0015】
通話子機1bは、訪問者を撮像するための子機カメラ17、呼出先と通話するためのマイク18及びスピーカ19、特定の親機3を呼び出す呼出ボタン20、訪問者の接近を感知する人感センサ21、通話子機1bの各回路を制御する通話子機CPU22等を備えている。
【0016】
親機3は、呼び出しに対する応答操作等を行うための操作部31、通話するためのマイク32及びスピーカ33、子機カメラ17の撮像映像の表示や各種設定画面を表示するための親機ディスプレイ34、応答者を撮像するための親機カメラ35、子機1からの呼び出しを受けたら呼び出し状況を子機ディスプレイ12に表示するためのガイダンス画像を記憶する画像記憶部36、親機3を制御する親機CPU37等を備えている。
【0017】
以下、子機1に訪問者が近づいて呼出操作を行った場合の動作を説明する。図3は、呼出操作を受けたインターホン装置の動作の流れを示すフローチャートであり、機器別に動作を分けて示している。このフローに基づいて説明する。
訪問者が子機1に接近すると通話子機1bの人感センサ21がそれを感知(S1)して、通話子機CPU22が起動信号を呼出子機1aに対して送信する(S2)。この起動信号を受信した呼出子機1aは、呼出子機CPU15が子機ディスプレイ12に「IDを入力してください」等の案内画面を表示する。
【0018】
この案内画面の表示を受けて、訪問者が図示しないICカードを呼出子機1aの所定部位に翳すか、子機ディスプレイ12上に表示されているテンキー等を操作してIDを入力することで訪問者の個人認証が行われる(S3)。
尚、このとき翳されるICカードは、登録済みのICカードを予め訪問者に渡しておいても良いし、訪問者が他の目的で携行しているICカードのIDを読み取って登録しておいても良い。また、テンキー等で入力する場合は、例えば4桁の暗証番号が事前に通知される。
【0019】
訪問者のID情報は予め呼出先情報と関連づけられて呼出先記憶部13に登録されており、入力されたID或いはICカード等から読み取ったID(RFID)が登録されているIDである場合は、呼出子機CPU15がそれを認識(S4)し、関連づけられている呼出先の一覧が子機ディスプレイ12に表示される(S6)。例えば、ID情報から訪問者が社長に関連付けられた特別な人物と認証された場合には、「社長室」を含む複数の呼出ボタンが子機ディスプレイ12にタッチボタンとして表示される。
【0020】
一方、入力されたID情報や読み取ったIDが登録されていない場合、或いは一般訪問者IDとして登録されている場合は、一般の来訪者に対する呼出先の一覧、例えば「受付」「総務部」等の限定された特定の呼出先が子機ディスプレイ12に表示される(S5)。この場合、「社長室」等特別な呼出先は表示されない。
このように、呼出不可とする呼出先はタッチパネル上で表示されないため、訪問者に対して呼出不可となっている呼出先は見えず、その存在を知られることがない。そして、一般の訪問者に対しては表示される呼出ボタンが限定されるため、呼出先の選択で悩むような事態を防止できる。
【0021】
また、IDを入力しなくても呼び出しは可能になっている。最初の案内画面に「IDなし」の選択ボタンが表示され、このボタンを選択することで次画面に移行し、上記一般来訪者の場合と同様に設定された特定の親機3のみ呼び出しを可能とする一覧が表示される(S5)。また、通話子機1bの呼出ボタン20からでもIDを入力せずに呼び出しでき、予め設定された特定の1台の親機3に呼び出しが掛かる。この呼び出しを受けた親機3からの応答操作及び通話動作は従来のインターホン装置と同様であるため、説明を省略する。
【0022】
訪問者はこうして子機ディスプレイ12に表示された呼出先一覧から、訪問先を選択してタッチ操作(呼出操作)すると(S7)、呼出子機CPU15は選択された親機3の情報を添付した呼出信号を通話子機1bに送信する(S8)。
呼出信号は通話子機1bのIPアドレスにより送信先に設定され、HUB4を介して通話子機1bに送信される。
【0023】
この呼出信号を受信(S9)した通話子機1bは、通話子機CPU22が呼出信号に添付されている親機3の情報を読み取り、この親機3のIPアドレスを送信先に設定して更に呼出信号を送信する。
また、通話子機CPU22は、スピーカ19から呼出確認音を鳴動させるともに、マイク18を能動として親機3へ音声信号の送信を可能とする(S10)。更に、子機カメラ17を起動し、子機カメラ17の映像信号を選択された親機3のIPアドレスに対して送信する(S11)。
【0024】
通話子機1bから呼出信号を受信した親機3は、親機CPU37の制御によりスピーカ33から呼出音が鳴動する。また、ほぼ同時に通話子機1bから子機カメラ17の撮像映像が送信され、この映像が親機ディスプレイ34に表示される(S12)。このとき、音声信号があればスピーカ33から音声の報音も実施される。
尚、親機3へ送信する呼出信号は、呼出子機1aから直接送信しても良く、その場合は、通話子機1bへの呼出信号の送信と同時に、親機3へも呼出信号を送信すれば良い。選択された親機3のIPアドレスを送信先に設定することで容易に送信できる。
【0025】
親機CPU37は、引き続き画像記憶部36から所定の画像を読み出して呼出子機1aに送信(S13)し、この画像信号を受信した呼出子機1aは、子機ディスプレイ12に受信し画像を表示(S14)する。こうして、呼出操作した子機ディスプレイ12には、例えば「ただいま、総務部を呼び出しています」の文字情報なら成るガイダンス画像が表示される。また、例えば呼出先の親機3が他の親機3に転送される場合は、「しばらくお待ちください」等のガイダンス画像が表示される。
【0026】
その後、呼出音と来訪者映像により来訪者を確認した呼出先の人物が、親機3の操作部31を応答操作すると、マイク32及びスピーカ33が能動となり、親機CPU37が通話路形成信号を通話子機1bに送信する。同時に親機カメラ35が撮像を開始し、その撮像映像が呼出子機1aに送信される。
この通話路形成信号を受信した通話子機CPU22は、スピーカ19を能動として親機3との通話路が形成され、通話が可能となる。また、映像信号を受信した呼出子機1aは子機ディスプレイ12に親機カメラ35の撮像映像を表示する。
【0027】
このように、インターホン子機1から呼び出しできるインターホン親機3を複数備えていても、インターホン子機1の個人認証結果によって訪問者が呼び出しできるインターホン親機3の絞り込みができるため、一般の訪問者と認識した場合は特定のインターホン親機3を呼び出しできないよう設定できるし、特別な訪問者と認識した場合は例えば社長室を直接呼び出しできるよう設定できる。よって、別途受け付けが必要無くなり、来訪者と応答する担当者の双方にとって便利であり都合がよい。
また、呼出先フロアのレイアウトの変更等で、インターホン親機3の数や呼出先名称が変更になっても、子機ディスプレイ12の表示を変更することで容易に対応でき、インターホン子機1自体を変更する必要がないため、インターホン親機3の数の変更等に対して柔軟に対応できる。
更に、子機ディスプレイ12とマイク18/スピーカ19とが別体に構成されるため、マイク18/スピーカ19は呼出ボタン20を備えた従来のインターホン子機が使用可能となるし、子機ディスプレイ12は通話機能を必要としないため、汎用のディスプレイを使用することが可能となりインターホン子機1全体を安価に構成できる。
また、親機カメラ35によりインターホン親機3から応答する人物の映像がインターホン子機1に表示されるため、訪問者は通話し易いし安心できるし、子機ディスプレイ12を使用して映像を表示するため別途表示手段を設ける必要がない。
また、呼出操作後にガイダンス画像がインターホン子機1に表示されるので、訪問者は呼出状況を画像で認識でき、呼出状況を把握でき安心できる。
【0028】
尚、上記実施形態では、インターホン子機1を呼出子機1aと通話子機1bと2つの機器で構成しているが、呼出子機1aと通話子機1bは一体であっても良い。また、通話子機1bに呼出ボタン20が設けられているが無くても良いし、人感センサ21に関しても無くとも良い。人感センサ21が無い場合は、待受状態の子機ディスプレイ12に「御用の方は画面をタッチしてください」等の案内画面を表示させることで対応できる。
更に、人感センサ21を通話子機1bに設けているが、呼出子機1aに設けても良い。 また、子機1及び親機3の双方向の映像の伝送を実施しているが、映像信号については子機1から親機3へ伝送する片方向のみであっても良い。
【符号の説明】
【0029】
1・・インターホン子機、1a・・呼出子機、1b・・通話子機、3・・インターホン親機、11・・操作部(呼出操作部、ID情報取得部)、12・・子機ディスプレイ(ディスプレイ)、13・・呼出先記憶部、14・・RFID読み取り部(ID情報取得部)、15・・呼出子機CPU(呼出制御部、表示制御部)、18・・マイク、19・・スピーカ、21・・人感センサ、22・・通話機CPU、31・・操作部、32・・マイク、33・・スピーカ、34・・親機ディスプレイ、35・・親機カメラ、36・・画像記憶部、37・・親機CPU(ガイダンス制御部、映像制御部)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
訪問先を呼び出す呼出操作部及び通話のためのマイク/スピーカを備えたインターホン子機と、呼び出しに応答するためのマイク/スピーカを備えた複数のインターホン親機とを有するインターホン装置であって、
前記インターホン子機は、呼出操作部が前記複数のインターホン親機の何れかを選択して呼び出す複数の呼出ボタンを備えると共に、訪問者のID情報を取得するID情報取得部と、ID情報と前記複数のインターホン親機の少なくとも1台を関連付けて記憶する呼出先記憶部と、前記呼出操作部の操作を受けて、呼出先の前記インターホン親機に呼出信号を送信する呼出制御部とを有し、
前記呼出制御部は、取得した前記ID情報と前記呼出先記憶部の情報を基に、訪問者のID情報に関連付けられている呼出ボタンのみ呼出操作可とすることを特徴とするインターホン装置。
【請求項2】
前記インターホン子機の呼出操作部が、映像を表示可能なディスプレイ上に設けたタッチパネルであり、
前記タッチパネルに前記複数の呼出ボタンが設けられ、訪問者のID情報の取得を受けて、呼出不可となった前記呼出ボタンを前記タッチパネル上で非表示とする表示制御部を有することを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
【請求項3】
前記インターホン子機は、前記ディスプレイを備えたケースとマイク/スピーカを備えたケースとが別体で形成され、隣接して配置されてなることを特徴とする請求項2記載のインターホン装置。
【請求項4】
前記インターホン親機は、応答する人物を撮像するための親機カメラと、前記親機カメラの撮像映像を前記インターホン子機に送信する映像制御部とを有し、
前記インターホン子機の表示制御部は、前記ディスプレイに前記親機カメラの撮像映像を表示することを特徴とする請求項2又は3記載のインターホン装置。
【請求項5】
前記インターホン親機は、訪問者に対して呼出状況を通知するための文字情報から成るガイダンス画像を記憶する画像記憶部と、前記呼出信号を受けて前記インターホン子機にガイダンス画像を送信するガイダンス制御部とを有し、
前記インターホン子機の表示制御部は、受信した前記ガイダンス画像を前記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載のインターホン装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2013−38648(P2013−38648A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−174123(P2011−174123)
【出願日】平成23年8月9日(2011.8.9)
【出願人】(000100908)アイホン株式会社 (777)
【Fターム(参考)】