説明

インデックスシート

【課題】記録媒体のラベル面の露出度を高めることができ、積層された記録媒体の検索性を向上することができるインデックスシートを提供する。
【解決手段】スピンドルケース1のスピンドル3に中心孔を係合させることにより、厚み方向に重ねた状態で収容される複数枚のディスク状の記録媒体5に、インデックスを付すために使用されるインデックスシート10であって、スピンドル3に係合する孔13を有するへら状の内周部12と、内周部12に続いて記録媒体5の半径方向に延出する柄部11と、柄部11に続くへら状の外周部14であって、記録媒体5の外側に突出するインデックス片を有する外周部14と、を含んでいる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スピンドルケースに収容される複数枚のディスク状の記録媒体に、インデックスを付すために使用されるインデックスシートに関する。
【背景技術】
【0002】
スピンドルケースは、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc )などのディスク状の記録媒体を重ねた状態で収容するケースである。スピンドルケースには、記録媒体の中心に位置する中心孔をケース本体のスピンドル(軸部)に係合させることにより、複数枚の記録媒体を上下に重ねた状態で収容できるようになっている。スピンドルケースの一例として、25枚、50枚、100枚のディスク状記録媒体を収容するものが知られている。
【0003】
一般に、スピンドルケースは、円盤状のベースプレートを有するケース本体と、ケース本体を覆うカバーと、を備えている。ベースプレートの中央には、ベースプレートの上面から垂直に起立するスピンドルが垂設されている。記録媒体は、中心孔をスピンドルに係合させることにより、複数枚の記録媒体が同心状に上下方向に積み重なるようになっている。そして、ケース本体にカバーを被せることにより、積層された複数枚の記録媒体が保護されるようになっている。
【0004】
このようなスピンドルケースには、収納されている個々の記録媒体に索引を付すために、インデックスシートが用いられることがある。この種のインデックスシートの一例として、特許文献1及び2で開示されているものが知られている。特許文献1の段落番号[0016]及び[0017]には、ディスク状のインデックスシートについての記載があり、「・・・ディスク状インデックス1は、直径130mmで厚み0.6mmのポリカーボネート製で、収納体2の有するガイド軸3を挿入する孔が中心に設けられ、この孔にガイド軸3を通すことにより、直径120mmのディスク状記録媒体4と同様に収納体に保持される。この孔は、収納する光ディスクと同一の径で直径15mmに形成した。スピンドルケース等にディスク状記録媒体を厚み方向に重ねて保管する場合、このディスク状インデックス1をスピンドルケースに集積された記録媒体4の任意の位置に挟むことにより、A、B、Cそれぞれ区分けすることができ、購入時のスピンドルケースを用いて記録媒体を任意の枚数に区画し、管理、して収納することを可能にするものである」と記載されている。また、[0019]には、拡張部についての記載があり、「・・・ディスク状インデックス1は直径120mmで厚さ0.6mmのポリカーボネート製で、収納体2の有するガイド軸3を挿入する孔が中心に設けられ、外周部の一部のみを直径130mmに拡張して拡張部5を形成した。・・・」と記載されている。
【0005】
特許文献2の段落番号[0014]及び[0015]には、インデックスシートについての記載があり、「・・・第1実施形態のインデックスシート10は、光ディスクD(図3参照)とほぼ同じか若干大きい寸法の外径を有する円盤状部101と、円盤状部101に一体的に設けられ、円盤状部101から突出して形成された一対の突出部102とを備える。ここでは突出部102を一対としたが、少なくとも1つ設ければよい。突出部102は後述するようにタイトル等を記載するための情報記載部106となっている。このインデックスシート10は例えば紙またはプラスチックよりなる。筆記が容易であることから、紙を用いる方が好ましい。円盤状部101の中央には光ディスクDの中央に形成されている中心孔とほぼ同じ寸法(直径)の中心孔103が設けられている」と記載されている。
【0006】
【特許文献1】特開2006−341912号公報
【特許文献2】特開2007−297105号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
記録媒体は、記録面と反対側の面に、タイトルや日付などのメモを書いたり、印刷したりするためのラベル面を有している。特許文献1及び2に記載されているインデックスシートは、ディスク状の記録媒体と同程度の大きさを有しているため、記録媒体のラベル面がインデックスシートで隠されてしまい、個々の記録媒体に固有の情報であるタイトルや日付などのメモを読みとることができないという問題があった。また、複数枚のインデックスシートを使用した場合には、インデックスシートの厚みに相当にする分だけスピンドルケースが上下方向に崇高化するということがあった。
【0008】
また、特許文献1及び2に記載されているインデックスシートでは、記録媒体の半径方向外側に突出する部分、すなわち、特許文献1では拡張部、特許文献2では突出部が、インデックスを付すためのインデックス片に相当する部分として形成されているが、拡張部や突出部に付したインデックスを間違った場合に、その間違いを修正などできないときにはインデックスシートを破棄しなければならないことがあった。
【0009】
本発明は、記録媒体のラベル面の露出度を高めることができ、積層された記録媒体の検索性を向上することができるインデックスシートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様は、スピンドルケースの軸部に中心孔を係合させることにより、厚み方向に重ねた状態で収容される多数のディスク状の記録媒体に、インデックスを付すために使用されるインデックスシートであって、前記軸部に係合する係合部を有するへら状の第1の部分と、該第1の部分に続いて前記記録媒体の半径方向に延出する柄部と、該柄部の延出端に続くへら状の第2の部分であって、前記記録媒体の外側に突出するインデックス片を有する第2の部分と、を含んでいるインデックスシートを提供する。
【0011】
前記インデックスシートにおいて、前記第1の部分が前記インデックス片をさらに有し、前記第2の部分が前記係合部をさらに有することもできる。前記へら状を、円形状、矩形状、多角形状、長円形状、撥状、円弧状及び傘状の何れかの形状とすることができる。また、第1の部分と第2の部分の形状を異なる形状にすることもできる。また、前記係合部の形態は制限されるものではなく、貫通孔又は開口端を有する溝とすることができる。また、前記柄部を複数形成して、個々の柄部の端部に第2の部分を形成することもできる。また、インデックス片に、記録媒体の周縁に沿って折り曲げるための起点部を形成することもできる。また、インデックスシートのインデックス片などに着色を施すこともできる。
【発明の効果】
【0012】
本発明のインデックスシートによれば、軸部に係合する係合部を有する第1の部分がへら状であるから、インデックスシートで隠される記録媒体のラベル面のスペースを小さくすることができる。このため、記録媒体のラベル面の露出度を高めることができ、個々の記録媒体に固有の情報であるタイトルや日付などのメモを読みとることができる。また、インデックスシートを上下の記録媒体の間に挟んだときに、上下の記録媒体の間に隙間を存するものとなるが本発明のインデックスシートは、その形状から薄いシートとすることができるため、スピンドルケースの崇高化を抑制することができる。また、第1の部分と第2の部分に、係合部とインデックス片とをそれぞれ備え、第1の部分と第2の部分を相互に対称的な形状とすることで、インデックス片に付したメモなどを間違った場合に、第1の部分と第2の部分の向きを変えて使用することができ、インデックスシートの利用価値を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明のインデックスシートは、スピンドルケースのスピンドル(軸部)に係合する係合部を有するへら状の内周部(第1の部分)と、内周部に続いて記録媒体の半径方向に延出する柄部と、柄部の延出端に続く外周部(第2の部分)であって、記録媒体の外側に突出するインデックス片を有する外周部と、を含んでいる。インデックスシートの形態は、制限されるものでないが、図1〜4に例示されているものを挙げることができる。へら状の内周部及び外周部の形態は、図5に例示されている種々の形態を挙げることができるが、これに制限されるものではない。本明細書でいう「へら状」とは、細く長いが柄部より幅広で、かつ、平らな形状をいうものと定めることとし、図5に例示されている種々の形態を含むものとする。また、インデックスシートは、紙、プラスチックフィルム、布、金属などで作成することができるが、これに制限されるものではない。インデックスシートの厚みを薄くしたり、メモ書きできるようにしたりする場合は、紙やプラスチックフィルムなどが好ましい。インデックスシートの端部を折り曲げて使用する場合には、紙などが好適する。本発明のインデックスシートは、内周部がへら状をなし、ディスク状記録媒体のラベル面の隠されるスペースが小さくなるため、記録媒体のラベル面の露出度を高めることができ、これにより、ラベル面に記載されているメモを読みとることができようになり、積層された記録媒体の検索性を向上することができる。
【0014】
スピンドルケース1は、一例として図1などに示すように、円盤状のプレート2にスピンドル3が垂設されているケース本体4と、ケース本体4に着脱可能に装着される中空截頭円柱形状又は円錐形状のカバー6と、を備えているが、本実施の形態に制限されるものではない。
【0015】
ケース本体4のプレート2上面には、環状の段部(図示せず)が形成されていて、段部の半径方向外側にカバー6の下端部が上方から嵌入されるようになっている。段部の半径方向内側領域は、ディスク状の記録媒体5の収納スペースとして形成されると共に、中心部にはスピンドル3が上方に向けて延設されている。スピンドル3には記録媒体5の中心孔が係合し、複数枚の記録媒体5が同心で積み重なるようになっている。スピンドル3は、円柱形状を呈し、スピンドル3の高さは、カバー6の高さよりも僅かに低くなっている。
【0016】
図1(a)は、第1の実施形態のインデックスシートを示す。図1(b)には、本実施形態のインデックスシートがスピンドルケース1に使用された態様が示されている。本実施形態のインデックスシート10は、瓢箪型又はレンチ型をなし、柄部11の両端に大きさが略等しい円形部を有している。柄部11の幅は、記録媒体5のラベル面の露出度を高める観点から、両端の円形部より細く形成することが好ましい。孔13を有する一方の円形部は、使用状態で記録媒体5の内周側に位置し、スピンドルケース1のスピンドルに係合する側の内周部12として形成されている。孔のない他方の円形部は、使用状態で記録媒体5の外周側に位置する外周部14として形成されている。外周部14には、相対向する一対の切欠部(起点部)15を繋ぐ折り曲げ線16より外側領域に、記録媒体5の周縁に沿って折り曲げ可能なインデックス片17が形成されている。スピンドルケース1のカバー6と記録媒体5の側面との間にはスペースが僅かしかないため、インデックス片17は図1(b)に示すように、折り曲げた状態で使用される。なお、本実施形態では、起点部としてV字状の切り込みである切欠部15が形成されているが、切欠部15に代えて折り曲げ線16に沿うミシン目を形成することもできる。
【0017】
スピンドルケース1には、複数枚のインデックスシート10を使用することができる。着色されたインデックス片17を用いたり、インデックス片17にメモ書きを加えたりすることにより、記録媒体5の使用/未使用の区別、記録媒体5のグループ分けなどを行うことができる。メモ書きは、両側の円形部の間の柄部11にも記載することが可能である。特に、異なる色に着色されたインデックス片17を使用した場合には、デザイン性を高めることができると共に、記録媒体5の整理整頓に趣味性を加えることもでき、複数枚の記録媒体5を収容したパッケージの商品価値を高めることができる。
【0018】
図2(a)は、第2の実施形態のインデックスシートを示す。図2(b)には、本実施形態のインデックスシートがスピンドルケース1に使用された態様が示されている。なお、図2(b)においてスピンドルケース1のカバーは省略されている。本実施形態のインデックスシート20は、瓢箪型又はレンチ型をなしている点で、第1の実施形態のインデックスシート10と共通するが、内周部22として形成されている一方の円形部に開口端を有する溝23が形成されている点で、第1の実施形態のインデックスシート10と異なっている。このため、本実施形態のインデックスシート20をスピンドル3に装着する場合には、スピンドル3の軸直角方向からインデックスシート20を装着することが可能となる。すなわち、第1の実施形態のインデックスシート10は、記録媒体5をスピンドル3から外してスピンドル3にシート10の孔13を通す必要があるが、本実施形態のインデックスシート20は、記録媒体5をスピンドル3から外すことなく、スピンドル3の軸直角方向から装着することができるため、インデックスシート20の装着性を高めることができる。また、本実施形態のインデックスシート20がスピンドル3から外れないようにするために、溝幅の一部がスピンドル3の外径より幅狭になる部分を形成することも可能である。他方の円形部は、外周部24として形成され、折り曲げ線16より外側領域には、第1の実施形態と同様に、記録媒体5の周縁に沿って折り曲げ可能なインデックス片17が形成されている。その他の構成は第1の実施形態と同様であるため、重複する説明を省略することとする。
【0019】
図3(a)は、第3の実施形態のインデックスシートを示す。図3(b)には、本実施形態のインデックスシート30がスピンドルケース1に使用された態様が示されている。なお、図3(b)においてスピンドルケース1のカバーは省略されている。本実施形態のインデックスシート30は、瓢箪型又はレンチ型をなしていると共に、両方の円形部に孔13と一対の切欠部15が形成されている。すなわち、本実施形態のインデックスシート30は、内周部32と外周部34とが相互に対称的な形状をなしている。これにより、インデックス片17に付したメモなどを間違った場合に、内周部32と外周部34の向きを変えて使用することができ、インデックスシート30の利用価値を高めることができる。その他の構成は第1の実施形態と同様であるため、重複する説明を省略することとする。
【0020】
図4(a)は、第4の実施形態のインデックスシートを示す。図4(b)には、本実施形態のインデックスシートがスピンドルケース1に使用された態様が示されている。なお、図4(b)においてスピンドルケース1のカバーは省略されている。本実施形態のインデックスシート40は、図3に示す瓢箪型の2つのインデックスシート30が一体的に連結した形態となっており、内周部32として形成された円形部に一対の柄部11が連結され、一対の柄部11の延出端(先端)に外周部34としての円形部が形成されている。すなわち、本実施形態のインデックスシート40は、内周部32の両側に一対の外周部34を有する形態となっている。本実施形態において、一対の柄部11は互いに反対方向(180゜方向)に延出しているが、一対の柄部11を互いに交差する方向に延出させることもできる。なお、内周部32に連結する柄部11の数は制限されるものではなく、記録媒体5のラベル面5aの視認性を損なわない範囲で、3本又はそれ以上とすることも可能である。
【0021】
図5(a)には、直交する3本の柄部11を有するT字状のインデックスシート40Aが示されている。図5(b)には、直交する4本の柄部11を有する十字状のインデックスシート40Bが示されている。柄部11の先端には、インデックス片17を有する外周部34が形成されているため、柄部11の本数を多くすることにより、表示されるインデックス片17の数も多くなり、インデックス片17の認識が容易となる。
【0022】
本実施形態のインデックスシート40によれば、インデックスシート40の使用状態において、複数のインデックス片17が互いに異なる位置に表示されるから、スピンドルケース1を回転させずにインデックス片17を外部から認識することができ、インデックス片17の視認性を向上させることができる。また、本実施形態のインデックスシート40の材質は限定されるものではないが、紙よりは強度が高いプラスチックで作成することにより、インデックスシート40を持ち上げることで、記録媒体5を同時に持ち上げることができ、記録媒体5の取り扱い性を向上することもできる。本実施形態のその他の構成は、上述した実施形態と同様であるため、重複する構成部分の説明を省略することとする。
【0023】
以上のように、第1〜第4の実施形態の共通する構成によれば、ケース本体4のスピンドル3に係合する孔13又は溝23を有する内周部12,22,32と、インデックス片17を有する外周部14,24,34とがへら状であり、インデックスシート10、20,30,40,40A,40Bが瓢箪型又はスパナ型(T字、十字状を含む)をなしているから、ディスク状記録媒体5のラベル面5aの隠されるスペースが小さくなるため、記録媒体5のラベル面5aの露出度を高めることができる。このため、個々の記録媒体5のラベル面5aに記載されたメモを読みとることができ、積層された記録媒体5の検索性を向上することができる。
【0024】
以上、本発明をその好適な実施形態に関連して説明したが、請求の範囲の開示から逸脱することなく様々な修正及び変更を為し得ることは、当業者に理解されるであろう。例えば、インデックスシートの第1〜第4の実施形態では、へら状の内周部12,22,32及び外周部14,24,34が円形状をなしているが、本発明はへら状を円形状のみに制限するものではない。図6には、へら状に含まれる種々の形状が例示されている。図では、(a)は矩形のへら状、(b)は多角形のへら状、(c)は長円形のへら状、(d)は撥形のへら状、(e)は円弧形のへら状及び(f)は傘形のへら状をそれぞれ示しているが、他の形状とすることも可能である。また、本発明は、内周部と外周部とを同一形状とすることに制限するものではなく、内周部と外周部の形状を異なる形状、例えば、内周部を円形のへら状とし、外周部を矩形のへら状とすることも可能である。
【0025】
また、本実施形態のインデックスシートは無彩色として示されているが、インデックスシートに着色を施すこともできる。例えば、インデックス片などを青色、緑色、黄色、赤色、黒色、銀色、金色などの任意の色にカラーリングすることができる。着色する場合にも、内周部と外周部とを異なる色に着色することができる。
【0026】
このように、内周部と外周部の形状を工夫したり、任意の色に着色を施したりすることにより、インデックスシートの指標性やデザイン性を高めることでき、インデックスシートを有するスピンドルケースの商品価値を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】(a)はインデックスシートの第1の実施形態の平面図を示し、(b)は本実施形態のインデックスシートがスピンドルケースに使用された態様を示す斜視図である。
【図2】(a)はインデックスシートの第2の実施形態の平面図を示し、(b)は本実施形態のインデックスシートがスピンドルケースに使用された態様を示す斜視図である。
【図3】(a)はインデックスシートの第3の実施形態の平面図を示し、(b)は本実施形態のインデックスシートがスピンドルケースに使用された態様を示す斜視図である。
【図4】(a)はインデックスシートの第4の実施形態の平面図を示し、(b)は本実施形態のインデックスシートがスピンドルケースに使用された態様を示す斜視図である。
【図5】インデックスシートの第4の実施形態の変形例を示し、(a)は柄部が3本のインデックスシートを示し、(b)は柄部が4本のインデックスシートを示す図である。
【図6】インデックスシートの内周部及び外周部の形状の変形例であり、(a)は矩形のへら状、(b)は多角形のへら状、(c)は長円形のへら状、(d)は撥形のへら状、(e)は円弧形のへら状及び(f)は傘形のへら状を示す図である。
【符号の説明】
【0028】
1 スピンドルケース
3 スピンドル
4 ケース本体
5 記録媒体
10,20,30,40,40A,40B インデックスシート
11 柄部
12,22,32 内周部
14,24,34 外周部
15 切欠部
17 インデックス片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スピンドルケースの軸部に中心孔を係合させることにより、厚み方向に重ねた状態で収容される複数枚のディスク状の記録媒体に、インデックスを付すために使用されるインデックスシートであって、
前記軸部に係合する係合部を有するへら状の第1の部分と、
該第1の部分に続いて前記記録媒体の半径方向に延出する柄部と、
該柄部の延出端に続くへら状の第2の部分であって、前記記録媒体の外側に突出するインデックス片を有するへら状の第2の部分と、
を含んでいるインデックスシート。
【請求項2】
前記第1の部分がさらに前記インデックス片を有し、前記第2の部分がさらに前記係合部を有する、請求項1に記載のインデックスシート。
【請求項3】
前記へら状は、円形状、矩形状、多角形状、長円形状、撥状、円弧状及び傘状の何れか一つの形状である、請求項1又は2に記載のインデックスシート。
【請求項4】
前記第1の部分のへら状は、円形状、矩形状、多角形状、長円形状、撥状、円弧状及び傘状の何れか一つの形状であり、前記第2の部分のへら状は、円形状、矩形状、多角形状、長円形状、撥状、円弧状及び傘状の何れか一つの形状であって、かつ前記第1の部分のへら状と異なる形状である請求項1又は2に記載のインデックスシート。
【請求項5】
前記インデックス片には、該インデックス片を前記記録媒体の周縁に沿って折り曲げる際に起点となる起点部が形成されている、請求項1〜4の何れか1項に記載のインデックスシート。
【請求項6】
前記係合部が貫通孔である、請求項1〜5の何れか1項に記載のインデックスシート。
【請求項7】
前記係合部が前記貫通孔と前記端部の周囲とを連通する開口を有する、請求項6に記載のインデックスシート。
【請求項8】
前記第1の部分から延出する前記柄部が複数形成され、個々の柄部の先端に前記第2の部分が形成されている、請求項1〜7の何れか1項に記載のインデックスシート。
【請求項9】
少なくとも前記インデックス片には着色がなされている、請求項1〜8の何れか1項に記載のインデックスシート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−105686(P2010−105686A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−278740(P2008−278740)
【出願日】平成20年10月29日(2008.10.29)
【出願人】(598000378)イメーション株式会社 (2)
【Fターム(参考)】