イージーフィットベルト

【課題】ブーツの筒胴の内側にストレッチベルト（１）とナイロン素材のベルトループ（８）を螺旋状に設けた調整ベルト（イージーフィットベルト）付きブーツを提供する。
【解決手段】ブーツの筒胴の中に、ストレッチベルト（１）、ナイロン素材のベルトループ▲１▼（８）とベルトループ▲２▼（９）を設ける。
本発明は、以上の構成によりなる、調整ベルト付きブーツを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、革靴の筒胴の内側にストレッチベルト（１）とナイロン素材のベルトループ▲１▼（８）とベルトループ▲２▼（９）を螺旋状に設けた、イージーフィットベルトに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、ブーツとうものは、足の形にあった木型（ラスト）にたよったいわゆるスリップオンの状態でしか、履く事が出来なかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
これは、次のような欠点があった。
従来の製法では足をホールドする為の微調整が難しく、特に足首周りの調整が困難であった。
このため歩行の際に、靴が脱げたり、靴擦れができたりという欠点があった。
本発明は、以上のような欠点なくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
ブーツの筒胴の中に、ストレッチベルト（１）ナイロン素材のベルトループ▲１▼（８）とベルトループ▲２▼（９）を設ける。本発明は、以上の構成によりなる、調整ベルト付きブーツである。
【発明の効果】
【０００５】
ブーツのアッパー（表生地）（５）とライニング（内生地）（６）の間にストレッチベルト（１）を通すので、足首から脹脛（ふくらはぎ）にかけてフィット感を得ることができる。伸縮性のあるベルトの為、ブーツの脱着の際、バックル（３）を緩めるという手間が省け、スリップオンとして使用するのになんら差しつかえがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
ブーツの内側にストレッチベルト（１）を螺旋状に設ける。
ストレッチベルトを筒胴の履き口（上部）から足の甲（下部）まで螺旋状に通す。
その際、筒胴の内側は革または生地の為、ストレッチベルト（１）との摩擦が大きい。
上記を考慮して、摩擦係数の少ないナイロン素材のベルトループ▲１▼（８）を設置、使用し、締め込み動作をスムーズに行える構造である。
これを使用する際は、履き口に設置してある引き込みベルト（２）を引き込んでサイズの調整を行えば良い。
本発明は、以上のような構造である。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の断面図である。
【符号の説明】
【０００８】
１ストレッチベルト
２引き込み用ベルト
３ベルト用バックル
４ベルトを内側から外側に引き出すための窓
５アッパー（表生地）
６ライニング（内生地）
７アッパー（表生地）
８ベルトループ▲１▼（ナイロン素材）
９ベルトループ▲２▼
１０ストレッチベルトのエンドステッチ

【特許請求の範囲】
【請求項１】
革靴の筒胴の内側にストレッチベルト（１）とベルトループ▲１▼（８）とベルトループ▲２▼（９）を螺旋状に設けたイージーフィットベルト。

【図１】