ウェブシステムおよびウェブシステムにおける情報処理方法
【課題】2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、高い能力をもつデータベースサーバが不要なウェブシステムを提供する。
【解決手段】S165:ウェブサーバ1Bは、受信したログイン情報内のアドレスを有するウェブサーバ1Aに対し、受信したログイン情報内のセッションID「ABCD」を含むセッション削除要求を送信する。S167:ウェブサーバ1Aは、セッション削除要求を受信し、受信したセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をDBサーバ3に送信する。なお、DBサーバ3は、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除する。S169:DBサーバ3は、削除した旨の応答をウェブサーバ1Aに送信する。S171:ウェブサーバ1Aは、セッションIDとこれに対応づけられたセッション情報を削除する。
【解決手段】S165:ウェブサーバ1Bは、受信したログイン情報内のアドレスを有するウェブサーバ1Aに対し、受信したログイン情報内のセッションID「ABCD」を含むセッション削除要求を送信する。S167:ウェブサーバ1Aは、セッション削除要求を受信し、受信したセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をDBサーバ3に送信する。なお、DBサーバ3は、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除する。S169:DBサーバ3は、削除した旨の応答をウェブサーバ1Aに送信する。S171:ウェブサーバ1Aは、セッションIDとこれに対応づけられたセッション情報を削除する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブシステムおよびウェブシステムにおける情報処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来において、HTTP(HyperText Transfer Protocol)とHTTPS(HyperText Transfer Protocol Security)をサポートするウェブブラウザから所定のログインIDおよびパスワードが送信されたときに限って情報を操作できるウェブシステムがある。
【0003】
ウェブシステムのウェブサーバは、ログインしてからログアウトするまでの間にだけ使用されるセッション情報とセッションIDを対応づけて記憶する。ウェブブラウザは、セッションIDを含むクッキー情報を記憶する。ウェブブラウザは、クッキー情報内のセッションIDと操作内容を含むセッション情報操作要求をウェブブラウザに送信する。ウェブブラウザは、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答をウェブブラウザに送信する。
【0004】
また、複数のウェブサーバを備えるウェブシステムでは、各ウェブサーバが、セッション情報とセッションIDを記憶する。このウェブシステムでは、ウェブブラウザからログインIDなどを含むログイン要求を受信したウェブブラウザが、前述のようにセッション情報を操作する。ウェブブラウザは、操作によりセッション情報を変更したなら、変更後のセッション情報を他のウェブブラウザに送信する。他の各ウェブブラウザは、送信されたセッション情報で古いセッション情報を更新する。
【0005】
また、このウェブシステムでは、他のウェブサーバが同じログインIDおよび同じパスワードを含むログイン要求を他のウェブブラウザから後に受信したなら、そのウェブブラウザからのセッション情報操作要求によりそのウェブサーバがセッション情報を操作する。ウェブサーバは、操作によりセッション情報を変更したなら、変更後のセッション情報を他のウェブサーバに送信する。他の各ウェブサーバは、送信されたセッション情報で古いセッション情報を更新する。
【0006】
また、このウェブシステムでは、他のウェブサーバが同じログインIDおよび同じパスワードを含むログイン要求を他のウェブブラウザから後に受信した場合であっても、先にログイン要求を送信したウェブブラウザからのセッション情報操作要求により先にログイン要求を受信したウェブサーバがセッション情報を操作し、他のウェブサーバはセッション情報を更新する。
【0007】
また、複数のウェブサーバを備える他のウェブシステムでは、データベースサーバがセッション情報とセッションIDを記憶する。このウェブシステムでは、データベースサーバは、ログイン要求を受信したウェブサーバから要求されたときに限り、セッション情報を操作する。
【0008】
また、このウェブシステムでは、他のウェブサーバが同じログインIDおよび同じパスワードを含むログイン要求を他のウェブブラウザから後に受信したなら、データベースサーバは、そのウェブブラウザからのセッション情報操作要求によりそのウェブサーバから要求されたときに限り、セッション情報を操作する。
【0009】
また、このウェブシステムでは、他のウェブサーバが同じログインIDを含むログイン要求を他のウェブブラウザから後に受信した場合であっても、データベースサーバは、先にログイン要求を送信したウェブブラウザからのセッション情報操作要求により先にログイン要求を受信したウェブサーバから要求されたときに限り、セッション情報を操作する。
【0010】
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【特許文献1】特開2002−140294号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記のように、複数のウェブサーバを備えるウェブシステムにあっては、同じログインIDおよび同じパスワードを含むログイン要求が前後して送信された場合、一方のログイン要求を送信したウェブブラウザからのセッション情報操作要求によってのみ、セッション情報を操作できるようになっている。つまり、2重のログインを防止することができる。
【0012】
しかし、複数のウェブサーバを備えるウェブシステムにあっては、各ウェブサーバがセッション情報を記憶しなければならず、必要な記憶容量が増大する。また、変更されたセッション情報をウェブサーバ間で送受信し、いわゆる同期させなければならず、各ウェブサーバの負荷が増大する。その結果、ウェブブラウザへ操作結果を送信するレスポンスが遅くなる。逆に、レスポンスを速くするには、ウェブサーバの台数を少なくしなければならない。しかし、そうすると、多数のウェブブラウザからのセッション情報操作要求に応じることができなくなってしまう。したがい、レスポンスを保ち、多数のウェブブラウザからのセッション情報操作要求に応じるには、増大する負荷に耐えうる高い能力がウェブサーバに必要となる。
【0013】
また、複数のウェブサーバを備える他のウェブシステムにあっては、データベースサーバがセッション情報を記憶し、変更されたセッション情報をデータベースサーバと各ウェブサーバ間で送受信しなければならない。そのため、データベースサーバの負荷が増大する。その結果、同様にレスポンスが遅くなり、レスポンスを速くするには、ウェブサーバの台数を少なくしなければならない。しかし、そうすると、多数のウェブブラウザからのセッション情報操作要求に応じることができなくなってしまう。したがい、レスポンスを保ち、多数のウェブブラウザからのセッション情報操作要求に応じるには、増大する負荷に耐えうる高い能力がデータベースサーバに必要となる。
【0014】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、高い能力をもつデータベースサーバが不要なウェブシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の課題を解決するために、請求項1の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDとセッション情報を削除し、第2ウェブサーバは、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信することを特徴とするウェブシステムをもって解決手段とする。
【0016】
請求項2の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッションIDを記憶している旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたなら、負荷分散装置を介して、第2ウェブブラウザにエラー応答を送信することを特徴とするウェブシステムをもって解決手段とする。
【0017】
請求項3の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の判定結果を含む応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信することを特徴とするウェブシステムをもって解決手段とする。
【0018】
請求項4の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信することを特徴とするウェブシステムをもって解決手段とする。 請求項5の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDとセッション情報を削除し、第2ウェブサーバは、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信することを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法をもって解決手段とする。
【0019】
請求項6の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッションIDを記憶している旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたなら、負荷分散装置を介して、第2ウェブブラウザにエラー応答を送信することを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法をもって解決手段とする。
【0020】
請求項7の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の判定結果を含む応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信することを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法をもって解決手段とする。
【0021】
請求項8の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信することを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法をもって解決手段とする。
【発明の効果】
【0022】
請求項1、5の本発明によれば、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDとセッション情報を削除し、第2ウェブサーバは、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信するので、後発のログイン要求を優先することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバはセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバが不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0023】
請求項2、6の本発明によれば、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッションIDを記憶している旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたなら、負荷分散装置を介して、第2ウェブブラウザにエラー応答を送信するので、先発のログイン要求を優先することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバはセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバが不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0024】
請求項3、7の本発明は、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の判定結果を含む応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信するので、後発のログイン要求を優先することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバはセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバが不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0025】
請求項4、8の本発明によれば、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信するので、先発のログイン要求を優先するにしても、そのログイン要求を受信したウェブサーバに記憶されたセッションIDおよびセッション情報などがウェブサーバの障害などで消滅した場合には、後発のログイン要求を許可することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバはセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバが不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0027】
図1は、本実施の形態に係るウェブシステム(以下、「本システム」という)の全体構成を示す図である。
【0028】
本システムは、サーバ側部分とウェブブラウザ側部分とからなる。ウェブブラウザ側部分は、複数のウェブブラウザ(以下、単に「ブラウザ」という)を含む。ブラウザは、家庭やオフィスにあるパーソナルコンピュータなどの構成部分である。サーバ側部分は、各ブラウザとそのユーザによってログインされて使用される。ブラウザB1、B2は、互いに別のパーソナルコンピュータに構成されたものである。ウェブブラウザ側部分は、図示しないブラウザを含むが、動作は2つのブラウザで理解できるので、説明はブラウザB1、B2で行う。各ブラウザは区別しないときはブラウザBという。ブラウザB1、B2は、それぞれ本発明の第1ウェブブラウザ、第2ウェブブラウザに相当するものである。
【0029】
サーバ側部分は、複数のウェブサーバ1A、1B、…を含む。本システムの動作は2つのウェブサーバで理解できるので、説明はウェブサーバ1A、1Bで行う。各ウェブサーバは区別しないときはウェブサーバ1という。ウェブサーバ1A、1Bは、それぞれ本発明の第1ウェブサーバ、第2ウェブサーバに相当するものである
サーバ側部分は、さらに、各ブラウザが接続される通信網N、通信網Nと各ウェブサーバに接続された負荷分散装置2、各ウェブサーバに接続されたデータベースサーバ(以下、「DBサーバ」という)3を含む。通信網Nは、例えばインターネットである。
【0030】
本システムでは、ログインおよびこれによるサーバ側部分の使用を許可された各ユーザごとに異なるログインIDが使用される。本システムは、サーバ側部分に対し、同一のログインIDを含むログイン要求がブラウザB1、B2から前後して送信された場合、サーバ側部分が一方のブラウザによってのみ使用されるようになっている。つまり、本システムは、2重のログイン(2重ログイン)を防止するようになっている。本システムでは、先に送信されたログイン要求を先発のログイン要求、後に送信されたログイン要求を後発のログイン要求という。本システムでは、先発のログイン要求を優先し、これにより、先発のログイン要求を送信したブラウザによってのみサーバ側部分を使用させることと、後発のログイン要求を優先し、これにより、後発のログイン要求を送信したブラウザによってのみサーバ側部分を使用させることのいずれか一方がなされるようになっている。
【0031】
図2(a)は、DBサーバ3が備えた認証情報記憶部31を示す図である。
【0032】
DBサーバ3は、同図の認証情報記憶部31を有する。認証情報記憶部31には、各ログインIDにつき、そのログインIDおよびパスワードからなる認証情報が記憶されている。
【0033】
図2(b)は、DBサーバ3が備えたログイン情報記憶部32を示す図である。
【0034】
DBサーバ3は、同図のログイン情報記憶部32を有する。ログイン情報記憶部32には、順次なされる各回のログインにつき、そのログインに関するログイン情報が記憶される。ログイン情報は、ログインのときに記憶され、これによるサーバ側部分の使用を終了する(「ログアウトする」という)ときに削除される。ログイン情報は、ログインに使用されたログインID、ログインしてからログアウトするまでの間にだけ使用されるセッション情報を示すセッションID、ならびに、そのログイン要求が送信されたウェブサーバのアドレスを含む。
【0035】
図3は、負荷分散装置2から送信されたログイン要求を受信したウェブサーバ1の動作を示すフローチャートである。ウェブサーバ1A、1Bは共に同図のとおり動作する。ログイン要求は、ログインIDおよびパスワードを含む。負荷分散装置2はブラウザBから同様のログイン要求が送信されたときにログイン要求を送信する。
【0036】
S1:ウェブサーバ1は、受信したログイン要求内のログインIDをDBサーバ3に送信し、これに対してDBサーバ3から送信されたパスワードを受信する。パスワードは、送信されたログインIDを含む認証情報内のパスワードである。
【0037】
S3:ウェブサーバ1は、ログイン要求内のパスワードと受信したパスワードとが一致するか否かを判定する。
【0038】
S5:ウェブサーバ1は、パスワード同士が一致しなかったなら、負荷分散装置2にエラー応答を送信する。エラー応答はブラウザBに転送される。
【0039】
S7:ウェブサーバ1は、パスワード同士が一致したなら、ログインIDを含むログイン情報要求を生成し、DBサーバ3に送信し、処理が終わる。
【0040】
なお、DBサーバ3は、ログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を検索し、ログイン情報がないならログイン情報を含まない応答をウェブサーバ1に送信する一方、ログイン情報があったならログイン情報を含む応答をウェブサーバ1に送信する。
【0041】
S9:ウェブサーバ1は、応答を受信し、応答内にてログイン情報の有無を判定する。
【0042】
S11:ウェブサーバ1は、ログイン情報がないと判定したなら、新たなセッションIDとセッション情報を生成する。セッション情報は、ログインしてからログアウトするまでの間にだけ使用される情報であり、ウェブサーバ1は、これをセッションIDに対応づけて記憶しておく。セッション情報に対しては、全体的または部分的な読み出し、変更、削除などの操作がなされる。
【0043】
S13:次に、ウェブサーバ1は、ログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、これをDBサーバ3に送信する。
【0044】
なお、DBサーバ3は、送信されたログイン情報をログイン情報記憶部32に記憶させ、その旨の応答をウェブサーバ1に送信する。
【0045】
S15:次に、ウェブサーバ1は、生成したセッションIDを含むクッキー情報を生成し、これを含む正常応答を負荷分散装置2に送信し、処理が終わる。なお、正常応答は、ブラウザBに転送される。
【0046】
S21:ウェブサーバ1は、ステップS9でログイン情報があると判定したなら、先発、後発どちらのログイン要求を優先させるかを判定する。予め各ウェブサーバ1はどちらを優先させるかを示す情報を記憶しており、判定はその情報にしたがってなされる。
【0047】
S23:ウェブサーバ1は、後発のログイン要求を優先させると判定したなら、受信したログイン情報内のアドレスを有するウェブサーバ1に対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、制御はステップS11に遷移する。セッション削除要求は、セッションの削除を要求するものである。
【0048】
S31:ウェブサーバ1は、先発のログイン要求を優先させると判定したなら、受信したログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を生成し、受信したログイン情報内のアドレスを有するウェブサーバ1に送信する。
【0049】
なお、このセッション有無通知要求を送信されたウェブサーバ1は、セッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、その判定結果を含む応答を送信する。
【0050】
S33:ウェブサーバ1は、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたか否かを判定する。
【0051】
S35:セッションIDを記憶している旨の応答でない(NO)なら、制御はステップS11に遷移し、一方、セッションIDを記憶している旨の応答である(YES)なら、ウェブサーバ1は、負荷分散装置2にエラー応答を送信し、処理が終わる。エラー応答はブラウザBに転送される。
【0052】
図4、図5は、それぞれ本システムにおいて後発のログイン要求を優先するときの動作例を示すシーケンス図の前半部、後半部である。
【0053】
本システムでは、ウェブサーバで障害が発生しないときは正常処理が行われ、一方、障害が発生したときは異常処理が行われる。
【0054】
これらの図は、ウェブサーバで障害が発生せず、正常処理が行われたときのものである。
【0055】
まず、図4を参照して、シーケンスの前半部を説明する。
【0056】
S101:ブラウザB1は、ログインID「0111111111」およびパスワード「nnnnn」を含むログイン要求を負荷分散装置2に送信する。
【0057】
なお、本実施の形態では、ブラウザと負荷分散装置2間、負荷分散装置2とウェブサーバ間では、HTTPやHTTPSによる通信がなされる。一方、ウェブサーバとDBサーバ3間では、SQLなどによる通信がなされる。
【0058】
S103:負荷分散装置2は、ログイン要求を受信し、ログイン要求内のログインIDおよびパスワードを含むログイン要求を生成し、例えばウェブサーバ1Aに送信する。送信先は、例えば、ラウンドロビン選択により選択される。
【0059】
S105:ウェブサーバ1Aは、ログイン要求を受信し、受信したログイン要求内のログインIDをDBサーバ3に送信する。
【0060】
S107:ウェブサーバ1Aは、これに対してDBサーバ3から送信されたパスワード「nnnnn」を受信する。
【0061】
S109:ウェブサーバ1Aは、ログイン要求内のパスワードと受信したパスワードとが一致するか否かを判定する。
【0062】
S111:ウェブサーバ1Aは、パスワード同士が一致したなら、ログインIDを含むログイン情報要求を生成し、DBサーバ3に送信する。
【0063】
このとき、ログインID「0111111111」を含むログイン情報は未登録でログイン情報記憶部32に記憶されていない。
【0064】
S113:ウェブサーバ1Aは、この場合、未登録の旨のつまりログイン情報を含まない応答を受信する。
【0065】
S115:ウェブサーバ1Aは、新たなセッションID「ABCD」とセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶する。生成されるセッションIDは、後述するように、ウェブサーバ1Bにより生成されるセッションIDとは異なるように生成される。
【0066】
S117:ウェブサーバ1Aは、ログインID、セッションIDおよび自身のアドレス(便宜的に「AD1」とする)とを含むログイン情報を生成し、これをDBサーバ3に送信する。
【0067】
なお、DBサーバ3は、送信されたログイン情報をログイン情報記憶部32に記憶させる。
【0068】
S119:DBサーバ3は、記憶させた旨の応答をウェブサーバ1Aに送信する。
【0069】
S121:ウェブサーバ1Aは、応答を受信し、生成したセッションID「ABCD」を含むクッキー情報を生成し、これを含む正常応答を負荷分散装置2に送信する。
【0070】
S123:負荷分散装置2は、正常応答を受信し、受信した正常応答内のクッキー情報を含む正常応答を生成し、ブラウザB1に送信する。このとき負荷分散装置2は、クッキー情報内のセッションIDと送信元のウェブサーバ1Aのアドレスを対応づけて記憶する。また、ブラウザB1は、正常応答内のクッキー情報を記憶する。
【0071】
これにより、ブラウザB1とそのユーザは、本システムのサーバ側部分にログインしたこととなる。
【0072】
S131:ブラウザB1は、ユーザにより、セッション情報に対する操作を目的とした入力を受ける。
【0073】
S133:ブラウザB1は、クッキー情報内のセッションID「ABCD」および操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、負荷分散装置2に送信する。
【0074】
S135:負荷分散装置2は、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDおよび操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、セッションIDに対応づけて記憶したアドレスを有するウェブサーバ1Aに送信する。
【0075】
S137:ウェブサーバ1Aは、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。
【0076】
S139:ウェブサーバ1Aは、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作する。
【0077】
S141:ウェブサーバ1Aは、操作結果を含む応答を負荷分散装置2に送信する。
【0078】
S143:負荷分散装置2は、応答を受信し、同様の応答をブラウザB1に送信する。 S151:ブラウザB2は、ログインID「0111111111」およびパスワード「nnnnn」を含むログイン要求を負荷分散装置2に送信する。
【0079】
S153:負荷分散装置2は、ログイン要求を受信し、ログイン要求内のログインIDおよびパスワードを含むログイン要求を生成し、この場合、ウェブサーバ1Bに送信する。送信先は、例えば、ラウンドロビン選択により選択される。
【0080】
S155:ウェブサーバ1Bは、ログイン要求を受信し、受信したログイン要求内のログインIDをDBサーバ3に送信する。
【0081】
S157:ウェブサーバ1Bは、これに対してDBサーバ3から送信されたパスワードを受信する。
【0082】
S159:ウェブサーバ1Bは、ログイン要求内のパスワードと受信したパスワードとが一致するか否かを判定する。
【0083】
S161:ウェブサーバ1Bは、パスワード同士が一致したなら、ログインIDを含むログイン情報要求を生成し、DBサーバ3に送信する。
【0084】
S163:ウェブサーバ1Bは、この場合、ログイン情報を含む応答を受信する。
【0085】
S165:ウェブサーバ1Bは、受信したログイン情報内のアドレスを有するウェブサーバ1Aに対し、受信したログイン情報内のセッションID「ABCD」を含むセッション削除要求を送信する。
【0086】
S167:ウェブサーバ1Aは、セッション削除要求を受信し、受信したセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をDBサーバ3に送信する。
【0087】
なお、DBサーバ3は、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除する。
【0088】
S169:DBサーバ3は、削除した旨の応答をウェブサーバ1Aに送信する。
【0089】
S171:ウェブサーバ1Aは、セッションIDとこれに対応づけられたセッション情報を削除する。
【0090】
S173:ウェブサーバ1Aは、削除した旨の応答をウェブサーバ1Bに送信する。
【0091】
これにより、ブラウザB1とそのユーザは、本システムのサーバ側部分からログアウトしたこととなる。
【0092】
S175:ウェブサーバ1Bは、新たなセッションID「WXYZ」とセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶する。生成されるセッションIDは、ウェブサーバ1Aにより生成されたセッションIDとは異なるように生成される。
【0093】
S177:ウェブサーバ1Bは、ログインID、セッションIDおよび自身のアドレス(便宜的に「AD2」とする)とを含むログイン情報を生成し、これをDBサーバ3に送信する。
【0094】
なお、DBサーバ3は、送信されたログイン情報をログイン情報記憶部32に記憶させる。
【0095】
S179:DBサーバ3は、記憶させた旨の応答をウェブサーバ1Bに送信する。
【0096】
S181:ウェブサーバ1Bは、応答を受信し、生成したセッションID「WXYZ」を含むクッキー情報を生成し、これを含む正常応答を負荷分散装置2に送信する。
【0097】
S183:負荷分散装置2は、正常応答を受信し、受信した正常応答内のクッキー情報を含む正常応答を生成し、ブラウザB2に送信する。このとき負荷分散装置2は、クッキー情報内のセッションIDと送信元のウェブサーバ1Bのアドレスを対応づけて記憶する。また、ブラウザB2は、正常応答内のクッキー情報を記憶する。
【0098】
これにより、ブラウザB1とそのユーザは、ログインしたこととなる。このとき、ブラウザB1とそのユーザは、既にログアウトしているので、2重ログインが防止されたこととなる。
【0099】
次に、図5を参照して、シーケンスの後半部を説明する。
【0100】
S191:S131と同様に、ブラウザB1は、ユーザにより、セッション情報に対する操作を目的とした入力を受ける。
【0101】
S193:ブラウザB1は、クッキー情報内のセッションID「ABCD」および操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、負荷分散装置2に送信する。
【0102】
S195:負荷分散装置2は、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDおよび操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、セッションIDに対応づけて記憶したアドレスを有するウェブサーバ1Aに送信する。
【0103】
S197:ウェブサーバ1Aは、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。
【0104】
S199:ウェブサーバ1Aは、この場合、セッションID「ABCD」は削除されているので、負荷分散装置2にエラー応答を送信する。
【0105】
S201:負荷分散装置2は、エラー応答を受信し、同様のエラー応答をブラウザB1に送信する。
【0106】
S211:ブラウザB2は、ユーザにより、セッション情報に対する操作を目的とした入力を受ける。
【0107】
S213:ブラウザB2は、クッキー情報内のセッションID「WXYZ」および操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、負荷分散装置2に送信する。
【0108】
S215:負荷分散装置2は、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDおよび操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、セッションIDに対応づけて記憶したアドレスを有するウェブサーバ1Bに送信する。
【0109】
S217:ウェブサーバ1Bは、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。
【0110】
S219:ウェブサーバ1Bは、この場合、セッションIDを記憶していると判定し、そうしたなら、セッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作する。
【0111】
S221:ウェブサーバ1Bは、操作結果を含む応答を負荷分散装置2に送信する。
【0112】
S223:負荷分散装置2は、応答を受信し、同様の応答をブラウザB2に送信する。 S231:ブラウザB2は、ユーザにより、ログアウトを目的とした入力を受ける。
【0113】
S233:ブラウザB2は、クッキー情報内のセッションID「WXYZ」および操作内容を含むログアウト要求を生成し、負荷分散装置2に送信する。
【0114】
S235:負荷分散装置2は、ログアウト要求を受信し、ログアウト要求内のセッションIDを含むログアウト要求を生成し、セッションIDに対応づけて記憶したアドレスを有するウェブサーバ1Bに送信する。
【0115】
S237:ウェブサーバ1Bは、ログアウト要求を受信し、受信したログアウト要求内のセッションIDを含むログイン情報内のログインID「0111111111」を含むログイン情報削除要求をDBサーバ3に送信する。
【0116】
なお、DBサーバ3は、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、未登録とする。
【0117】
S239:DBサーバ3は、削除した旨の応答をウェブサーバ1Aに送信する。
【0118】
S241:ウェブサーバ1Bは、セッションIDとこれに対応づけられたセッション情報を削除する。
【0119】
S243:ウェブサーバ1Bは、ログアウトした旨の応答を負荷分散装置2に送信する。
【0120】
S245:負荷分散装置2は、応答を受信し、同様の応答をブラウザB2に送信する。 これにより、ブラウザB2とそのユーザは、本システムのサーバ側部分からログアウトしたこととなる。
【0121】
このように、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザ(B1)がログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第1ウェブブラウザ(B1)に送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザ(B2)がログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバ(1A)に対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバ(1A)は、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、第1ウェブサーバ(1A)は、送信されたセッション削除要求内のセッションIDとセッション情報を削除し、第2ウェブサーバは、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第2ウェブブラウザ(B2)に送信するので、後発のログイン要求を優先することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバ(3)はセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバ(3)が不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0122】
図6、図7は、それぞれ本システムにおいて先発のログイン要求を優先するときの動作例を示すシーケンス図の前半部、後半部である。
【0123】
これらの図は、ウェブサーバで障害が発生せず、正常処理が行われたときのものである。
【0124】
まず、図6を参照して、シーケンスの前半部を説明する。
【0125】
まず、図4に示したステップS163までのシーケンスが実行される。
【0126】
S301:ウェブサーバ1Bは、受信したログイン情報内のアドレスを有するウェブサーバ1Aに対し、受信したログイン情報内のセッションID「ABCD」を含むセッション有無通知要求を送信する。
【0127】
S303:ウェブサーバ1Aは、セッション有無通知要求を受信し、受信したセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。
【0128】
S305:ウェブサーバ1Aは、この場合、セッションIDを記憶していると判定し、そうしたなら、セッションIDを記憶している旨の応答をウェブサーバ1Bに送信する。
【0129】
S307:ウェブサーバ1Bは、応答を受信し、セッションIDを記憶している旨の応答か否かを判定する。
【0130】
S309:ウェブサーバ1Bは、セッションIDを記憶している旨の応答であったなら、負荷分散装置2にエラー応答を送信する。
【0131】
S311:負荷分散装置2は、エラー応答を受信し、同様のエラー応答をブラウザB2に送信する。
【0132】
これにより、ブラウザB2とそのユーザは、本システムのサーバ側部分にログインすることができない。すなわち、2重ログインが防止されたこととなる。
【0133】
次に、図7を参照して、シーケンスの後半部を説明する。
【0134】
例えば、図5に示したステップS191〜S201までのシーケンスが実行される。
【0135】
ステップS331〜S345:次に、ブラウザB1、負荷分散装置2、ウェブサーバ1AおよびDBサーバ3が、図5のステップS231〜S245で、ブラウザB2、負荷分散装置2、ウェブサーバ1BおよびDBサーバ3が実行したようなシーケンスを実行する。
【0136】
これにより、ブラウザB1とそのユーザは、本システムのサーバ側部分からログアウトしたこととなる。
【0137】
このように、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザ(B1)がログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第1ウェブブラウザ(B1)に送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザ(B2)がログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバ(1A)に対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバ(1A)は、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッションIDを記憶している旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたなら、負荷分散装置(2)を介して、第2ウェブブラウザ(B2)にエラー応答を送信するので、先発のログイン要求を優先することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバ(3)はセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバ(3)が不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0138】
図8、図9は、それぞれ本システムにおいて後発のログイン要求を優先するときの動作例を示すシーケンス図の前半部、後半部である。
【0139】
これらの図は、ウェブサーバで障害が発生し、異常処理が行われたときのものである。 まず、図8を参照して、シーケンスの前半部を説明する。
【0140】
まず、図4、図6に示したステップS143までのシーケンスが実行される。
【0141】
S401:ウェブサーバ1Aで障害は発生し、ウェブサーバ1Aに記憶されたセッションIDとこれに対応づけられたセッション情報が消滅する。
【0142】
これにより、ブラウザB1とそのユーザは、本システムのサーバ側部分からログアウトしたこととなる。
【0143】
S411:ブラウザB1は、ユーザにより、セッション情報に対する操作を目的とした入力を受ける。
【0144】
S413:ブラウザB1は、クッキー情報内のセッションID「ABCD」および操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、負荷分散装置2に送信する。
【0145】
S415:負荷分散装置2は、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDおよび操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、セッションIDに対応づけて記憶したアドレスを有するウェブサーバ1Aに送信する。
【0146】
S417:ウェブサーバ1Aは、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。
【0147】
S419:ウェブサーバ1Aは、この場合、セッションIDは消滅しているので、負荷分散装置2にエラー応答を送信する。
【0148】
S421:負荷分散装置2は、エラー応答を受信し、同様のエラー応答をブラウザB1に送信する。
【0149】
次に、図4、図6に示したステップS151〜S165までのシーケンスが実行される。
【0150】
S431:ウェブサーバ1Aは、セッション削除要求を受信し、受信したセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。この場合、セッションIDは消滅しているので、セッションIDを記憶していないと判定する。
【0151】
S433:ウェブサーバ1Aは、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答をウェブサーバ1Bに送信する。
【0152】
次に、図9を参照して、シーケンスの後半部を説明する。
【0153】
まず、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたので、図4に示したステップS175〜S183までのシーケンスが実行される。なお、DBサーバ3は、ステップS177で送信されたログイン情報をログイン情報記憶部32に記憶させる前に、ログイン情報内のセッションID「ABCD」を含むログイン情報を削除する。
【0154】
次に、図5に示したステップS211〜S245までのシーケンスが実行される。
【0155】
このように、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザ(B1)がログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第1ウェブブラウザ(B1)に送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザ(B2)がログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバ(1A)に対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバ(1A)は、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の判定結果を含む応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第2ウェブブラウザ(B2)に送信するので、後発のログイン要求を優先することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバ(3)はセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバ(3)が不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0156】
図10、図11は、それぞれ本システムにおいて先発のログイン要求を優先するときの動作例を示すシーケンス図の前半部、後半部である。
【0157】
これらの図は、ウェブサーバで障害が発生し、異常処理が行われたときのものである。 まず、図10を参照して、シーケンスの前半部を説明する。
【0158】
まず、図8に示したステップS163までのシーケンスが実行される。
【0159】
S301:ウェブサーバ1Bは、受信したログイン情報内のアドレスを有するウェブサーバ1Aに対し、受信したログイン情報内のセッションID「ABCD」を含むセッション有無通知要求を送信する。
【0160】
S303:ウェブサーバ1Aは、セッション有無通知要求を受信し、受信したセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。
【0161】
S304:ウェブサーバ1Aは、この場合、セッションIDは消滅しているので、セッションIDを記憶していない旨の応答をウェブサーバ1Bに送信する。
【0162】
次に、図11を参照して、シーケンスの後半部を説明する。
【0163】
まず、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたので、図4に示したステップS175〜S183までのシーケンスが実行される。なお、DBサーバ3は、ステップS177で送信されたログイン情報をログイン情報記憶部32に記憶させる前に、ログイン情報内のセッションID「ABCD」を含むログイン情報を削除する。
【0164】
次に、図5、図9に示したステップS211〜S245までのシーケンスが実行される。
【0165】
このように、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザ(B1)がログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第1ウェブブラウザ(B1)に送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザ(B2)がログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバ(1A)に対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバ(1A)は、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第2ウェブブラウザ(B2)に送信するので、先発のログイン要求を優先するにしても、そのログイン要求を受信したウェブサーバに記憶されたセッションIDおよびセッション情報などがウェブサーバの障害などで消滅した場合には、後発のログイン要求を許可することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバ(3)はセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバ(3)が不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0166】
なお、本システムやその構成要素である各装置をコンピュータにより構成するためのコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納し、陳列などして流通させたり、当該コンピュータプログラムをインターネットなどの通信網を介して伝送させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0167】
【図1】本実施の形態に係るウェブシステムの全体構成を示す図である。
【図2】図2(a)は、DBサーバ3が備えた認証情報記憶部31を示す図であり、図2(b)は、DBサーバ3が備えたログイン情報記憶部32を示す図である。
【図3】負荷分散装置2から送信されたログイン要求を受信したウェブサーバ1の動作を示すフローチャートである。
【図4】後発のログイン要求を優先し、正常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の前半部である。
【図5】後発のログイン要求を優先し、正常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の後半部である。
【図6】先発のログイン要求を優先し、正常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の前半部である。
【図7】先発のログイン要求を優先し、正常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の後半部である。
【図8】後発のログイン要求を優先し、異常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の前半部である。
【図9】後発のログイン要求を優先し、異常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の後半部である。
【図10】先発のログイン要求を優先し、異常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の前半部である。
【図11】先発のログイン要求を優先し、異常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の後半部である。
【符号の説明】
【0168】
1A、1B…ウェブサーバ
2…負荷分散装置
3…DBサーバ
31…認証情報記憶部
32…ログイン情報記憶部
B1、B2…ブラウザ
N…通信網
AD1…ウェブサーバ1Aのアドレス
AD2…ウェブサーバ1Bのアドレス
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブシステムおよびウェブシステムにおける情報処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来において、HTTP(HyperText Transfer Protocol)とHTTPS(HyperText Transfer Protocol Security)をサポートするウェブブラウザから所定のログインIDおよびパスワードが送信されたときに限って情報を操作できるウェブシステムがある。
【0003】
ウェブシステムのウェブサーバは、ログインしてからログアウトするまでの間にだけ使用されるセッション情報とセッションIDを対応づけて記憶する。ウェブブラウザは、セッションIDを含むクッキー情報を記憶する。ウェブブラウザは、クッキー情報内のセッションIDと操作内容を含むセッション情報操作要求をウェブブラウザに送信する。ウェブブラウザは、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答をウェブブラウザに送信する。
【0004】
また、複数のウェブサーバを備えるウェブシステムでは、各ウェブサーバが、セッション情報とセッションIDを記憶する。このウェブシステムでは、ウェブブラウザからログインIDなどを含むログイン要求を受信したウェブブラウザが、前述のようにセッション情報を操作する。ウェブブラウザは、操作によりセッション情報を変更したなら、変更後のセッション情報を他のウェブブラウザに送信する。他の各ウェブブラウザは、送信されたセッション情報で古いセッション情報を更新する。
【0005】
また、このウェブシステムでは、他のウェブサーバが同じログインIDおよび同じパスワードを含むログイン要求を他のウェブブラウザから後に受信したなら、そのウェブブラウザからのセッション情報操作要求によりそのウェブサーバがセッション情報を操作する。ウェブサーバは、操作によりセッション情報を変更したなら、変更後のセッション情報を他のウェブサーバに送信する。他の各ウェブサーバは、送信されたセッション情報で古いセッション情報を更新する。
【0006】
また、このウェブシステムでは、他のウェブサーバが同じログインIDおよび同じパスワードを含むログイン要求を他のウェブブラウザから後に受信した場合であっても、先にログイン要求を送信したウェブブラウザからのセッション情報操作要求により先にログイン要求を受信したウェブサーバがセッション情報を操作し、他のウェブサーバはセッション情報を更新する。
【0007】
また、複数のウェブサーバを備える他のウェブシステムでは、データベースサーバがセッション情報とセッションIDを記憶する。このウェブシステムでは、データベースサーバは、ログイン要求を受信したウェブサーバから要求されたときに限り、セッション情報を操作する。
【0008】
また、このウェブシステムでは、他のウェブサーバが同じログインIDおよび同じパスワードを含むログイン要求を他のウェブブラウザから後に受信したなら、データベースサーバは、そのウェブブラウザからのセッション情報操作要求によりそのウェブサーバから要求されたときに限り、セッション情報を操作する。
【0009】
また、このウェブシステムでは、他のウェブサーバが同じログインIDを含むログイン要求を他のウェブブラウザから後に受信した場合であっても、データベースサーバは、先にログイン要求を送信したウェブブラウザからのセッション情報操作要求により先にログイン要求を受信したウェブサーバから要求されたときに限り、セッション情報を操作する。
【0010】
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【特許文献1】特開2002−140294号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記のように、複数のウェブサーバを備えるウェブシステムにあっては、同じログインIDおよび同じパスワードを含むログイン要求が前後して送信された場合、一方のログイン要求を送信したウェブブラウザからのセッション情報操作要求によってのみ、セッション情報を操作できるようになっている。つまり、2重のログインを防止することができる。
【0012】
しかし、複数のウェブサーバを備えるウェブシステムにあっては、各ウェブサーバがセッション情報を記憶しなければならず、必要な記憶容量が増大する。また、変更されたセッション情報をウェブサーバ間で送受信し、いわゆる同期させなければならず、各ウェブサーバの負荷が増大する。その結果、ウェブブラウザへ操作結果を送信するレスポンスが遅くなる。逆に、レスポンスを速くするには、ウェブサーバの台数を少なくしなければならない。しかし、そうすると、多数のウェブブラウザからのセッション情報操作要求に応じることができなくなってしまう。したがい、レスポンスを保ち、多数のウェブブラウザからのセッション情報操作要求に応じるには、増大する負荷に耐えうる高い能力がウェブサーバに必要となる。
【0013】
また、複数のウェブサーバを備える他のウェブシステムにあっては、データベースサーバがセッション情報を記憶し、変更されたセッション情報をデータベースサーバと各ウェブサーバ間で送受信しなければならない。そのため、データベースサーバの負荷が増大する。その結果、同様にレスポンスが遅くなり、レスポンスを速くするには、ウェブサーバの台数を少なくしなければならない。しかし、そうすると、多数のウェブブラウザからのセッション情報操作要求に応じることができなくなってしまう。したがい、レスポンスを保ち、多数のウェブブラウザからのセッション情報操作要求に応じるには、増大する負荷に耐えうる高い能力がデータベースサーバに必要となる。
【0014】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、高い能力をもつデータベースサーバが不要なウェブシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の課題を解決するために、請求項1の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDとセッション情報を削除し、第2ウェブサーバは、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信することを特徴とするウェブシステムをもって解決手段とする。
【0016】
請求項2の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッションIDを記憶している旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたなら、負荷分散装置を介して、第2ウェブブラウザにエラー応答を送信することを特徴とするウェブシステムをもって解決手段とする。
【0017】
請求項3の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の判定結果を含む応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信することを特徴とするウェブシステムをもって解決手段とする。
【0018】
請求項4の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信することを特徴とするウェブシステムをもって解決手段とする。 請求項5の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDとセッション情報を削除し、第2ウェブサーバは、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信することを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法をもって解決手段とする。
【0019】
請求項6の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッションIDを記憶している旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたなら、負荷分散装置を介して、第2ウェブブラウザにエラー応答を送信することを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法をもって解決手段とする。
【0020】
請求項7の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の判定結果を含む応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信することを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法をもって解決手段とする。
【0021】
請求項8の本発明は、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信することを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法をもって解決手段とする。
【発明の効果】
【0022】
請求項1、5の本発明によれば、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDとセッション情報を削除し、第2ウェブサーバは、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信するので、後発のログイン要求を優先することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバはセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバが不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0023】
請求項2、6の本発明によれば、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッションIDを記憶している旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたなら、負荷分散装置を介して、第2ウェブブラウザにエラー応答を送信するので、先発のログイン要求を優先することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバはセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバが不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0024】
請求項3、7の本発明は、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の判定結果を含む応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信するので、後発のログイン要求を優先することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバはセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバが不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0025】
請求項4、8の本発明によれば、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信するので、先発のログイン要求を優先するにしても、そのログイン要求を受信したウェブサーバに記憶されたセッションIDおよびセッション情報などがウェブサーバの障害などで消滅した場合には、後発のログイン要求を許可することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバはセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバが不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0027】
図1は、本実施の形態に係るウェブシステム(以下、「本システム」という)の全体構成を示す図である。
【0028】
本システムは、サーバ側部分とウェブブラウザ側部分とからなる。ウェブブラウザ側部分は、複数のウェブブラウザ(以下、単に「ブラウザ」という)を含む。ブラウザは、家庭やオフィスにあるパーソナルコンピュータなどの構成部分である。サーバ側部分は、各ブラウザとそのユーザによってログインされて使用される。ブラウザB1、B2は、互いに別のパーソナルコンピュータに構成されたものである。ウェブブラウザ側部分は、図示しないブラウザを含むが、動作は2つのブラウザで理解できるので、説明はブラウザB1、B2で行う。各ブラウザは区別しないときはブラウザBという。ブラウザB1、B2は、それぞれ本発明の第1ウェブブラウザ、第2ウェブブラウザに相当するものである。
【0029】
サーバ側部分は、複数のウェブサーバ1A、1B、…を含む。本システムの動作は2つのウェブサーバで理解できるので、説明はウェブサーバ1A、1Bで行う。各ウェブサーバは区別しないときはウェブサーバ1という。ウェブサーバ1A、1Bは、それぞれ本発明の第1ウェブサーバ、第2ウェブサーバに相当するものである
サーバ側部分は、さらに、各ブラウザが接続される通信網N、通信網Nと各ウェブサーバに接続された負荷分散装置2、各ウェブサーバに接続されたデータベースサーバ(以下、「DBサーバ」という)3を含む。通信網Nは、例えばインターネットである。
【0030】
本システムでは、ログインおよびこれによるサーバ側部分の使用を許可された各ユーザごとに異なるログインIDが使用される。本システムは、サーバ側部分に対し、同一のログインIDを含むログイン要求がブラウザB1、B2から前後して送信された場合、サーバ側部分が一方のブラウザによってのみ使用されるようになっている。つまり、本システムは、2重のログイン(2重ログイン)を防止するようになっている。本システムでは、先に送信されたログイン要求を先発のログイン要求、後に送信されたログイン要求を後発のログイン要求という。本システムでは、先発のログイン要求を優先し、これにより、先発のログイン要求を送信したブラウザによってのみサーバ側部分を使用させることと、後発のログイン要求を優先し、これにより、後発のログイン要求を送信したブラウザによってのみサーバ側部分を使用させることのいずれか一方がなされるようになっている。
【0031】
図2(a)は、DBサーバ3が備えた認証情報記憶部31を示す図である。
【0032】
DBサーバ3は、同図の認証情報記憶部31を有する。認証情報記憶部31には、各ログインIDにつき、そのログインIDおよびパスワードからなる認証情報が記憶されている。
【0033】
図2(b)は、DBサーバ3が備えたログイン情報記憶部32を示す図である。
【0034】
DBサーバ3は、同図のログイン情報記憶部32を有する。ログイン情報記憶部32には、順次なされる各回のログインにつき、そのログインに関するログイン情報が記憶される。ログイン情報は、ログインのときに記憶され、これによるサーバ側部分の使用を終了する(「ログアウトする」という)ときに削除される。ログイン情報は、ログインに使用されたログインID、ログインしてからログアウトするまでの間にだけ使用されるセッション情報を示すセッションID、ならびに、そのログイン要求が送信されたウェブサーバのアドレスを含む。
【0035】
図3は、負荷分散装置2から送信されたログイン要求を受信したウェブサーバ1の動作を示すフローチャートである。ウェブサーバ1A、1Bは共に同図のとおり動作する。ログイン要求は、ログインIDおよびパスワードを含む。負荷分散装置2はブラウザBから同様のログイン要求が送信されたときにログイン要求を送信する。
【0036】
S1:ウェブサーバ1は、受信したログイン要求内のログインIDをDBサーバ3に送信し、これに対してDBサーバ3から送信されたパスワードを受信する。パスワードは、送信されたログインIDを含む認証情報内のパスワードである。
【0037】
S3:ウェブサーバ1は、ログイン要求内のパスワードと受信したパスワードとが一致するか否かを判定する。
【0038】
S5:ウェブサーバ1は、パスワード同士が一致しなかったなら、負荷分散装置2にエラー応答を送信する。エラー応答はブラウザBに転送される。
【0039】
S7:ウェブサーバ1は、パスワード同士が一致したなら、ログインIDを含むログイン情報要求を生成し、DBサーバ3に送信し、処理が終わる。
【0040】
なお、DBサーバ3は、ログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を検索し、ログイン情報がないならログイン情報を含まない応答をウェブサーバ1に送信する一方、ログイン情報があったならログイン情報を含む応答をウェブサーバ1に送信する。
【0041】
S9:ウェブサーバ1は、応答を受信し、応答内にてログイン情報の有無を判定する。
【0042】
S11:ウェブサーバ1は、ログイン情報がないと判定したなら、新たなセッションIDとセッション情報を生成する。セッション情報は、ログインしてからログアウトするまでの間にだけ使用される情報であり、ウェブサーバ1は、これをセッションIDに対応づけて記憶しておく。セッション情報に対しては、全体的または部分的な読み出し、変更、削除などの操作がなされる。
【0043】
S13:次に、ウェブサーバ1は、ログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、これをDBサーバ3に送信する。
【0044】
なお、DBサーバ3は、送信されたログイン情報をログイン情報記憶部32に記憶させ、その旨の応答をウェブサーバ1に送信する。
【0045】
S15:次に、ウェブサーバ1は、生成したセッションIDを含むクッキー情報を生成し、これを含む正常応答を負荷分散装置2に送信し、処理が終わる。なお、正常応答は、ブラウザBに転送される。
【0046】
S21:ウェブサーバ1は、ステップS9でログイン情報があると判定したなら、先発、後発どちらのログイン要求を優先させるかを判定する。予め各ウェブサーバ1はどちらを優先させるかを示す情報を記憶しており、判定はその情報にしたがってなされる。
【0047】
S23:ウェブサーバ1は、後発のログイン要求を優先させると判定したなら、受信したログイン情報内のアドレスを有するウェブサーバ1に対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、制御はステップS11に遷移する。セッション削除要求は、セッションの削除を要求するものである。
【0048】
S31:ウェブサーバ1は、先発のログイン要求を優先させると判定したなら、受信したログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を生成し、受信したログイン情報内のアドレスを有するウェブサーバ1に送信する。
【0049】
なお、このセッション有無通知要求を送信されたウェブサーバ1は、セッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、その判定結果を含む応答を送信する。
【0050】
S33:ウェブサーバ1は、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたか否かを判定する。
【0051】
S35:セッションIDを記憶している旨の応答でない(NO)なら、制御はステップS11に遷移し、一方、セッションIDを記憶している旨の応答である(YES)なら、ウェブサーバ1は、負荷分散装置2にエラー応答を送信し、処理が終わる。エラー応答はブラウザBに転送される。
【0052】
図4、図5は、それぞれ本システムにおいて後発のログイン要求を優先するときの動作例を示すシーケンス図の前半部、後半部である。
【0053】
本システムでは、ウェブサーバで障害が発生しないときは正常処理が行われ、一方、障害が発生したときは異常処理が行われる。
【0054】
これらの図は、ウェブサーバで障害が発生せず、正常処理が行われたときのものである。
【0055】
まず、図4を参照して、シーケンスの前半部を説明する。
【0056】
S101:ブラウザB1は、ログインID「0111111111」およびパスワード「nnnnn」を含むログイン要求を負荷分散装置2に送信する。
【0057】
なお、本実施の形態では、ブラウザと負荷分散装置2間、負荷分散装置2とウェブサーバ間では、HTTPやHTTPSによる通信がなされる。一方、ウェブサーバとDBサーバ3間では、SQLなどによる通信がなされる。
【0058】
S103:負荷分散装置2は、ログイン要求を受信し、ログイン要求内のログインIDおよびパスワードを含むログイン要求を生成し、例えばウェブサーバ1Aに送信する。送信先は、例えば、ラウンドロビン選択により選択される。
【0059】
S105:ウェブサーバ1Aは、ログイン要求を受信し、受信したログイン要求内のログインIDをDBサーバ3に送信する。
【0060】
S107:ウェブサーバ1Aは、これに対してDBサーバ3から送信されたパスワード「nnnnn」を受信する。
【0061】
S109:ウェブサーバ1Aは、ログイン要求内のパスワードと受信したパスワードとが一致するか否かを判定する。
【0062】
S111:ウェブサーバ1Aは、パスワード同士が一致したなら、ログインIDを含むログイン情報要求を生成し、DBサーバ3に送信する。
【0063】
このとき、ログインID「0111111111」を含むログイン情報は未登録でログイン情報記憶部32に記憶されていない。
【0064】
S113:ウェブサーバ1Aは、この場合、未登録の旨のつまりログイン情報を含まない応答を受信する。
【0065】
S115:ウェブサーバ1Aは、新たなセッションID「ABCD」とセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶する。生成されるセッションIDは、後述するように、ウェブサーバ1Bにより生成されるセッションIDとは異なるように生成される。
【0066】
S117:ウェブサーバ1Aは、ログインID、セッションIDおよび自身のアドレス(便宜的に「AD1」とする)とを含むログイン情報を生成し、これをDBサーバ3に送信する。
【0067】
なお、DBサーバ3は、送信されたログイン情報をログイン情報記憶部32に記憶させる。
【0068】
S119:DBサーバ3は、記憶させた旨の応答をウェブサーバ1Aに送信する。
【0069】
S121:ウェブサーバ1Aは、応答を受信し、生成したセッションID「ABCD」を含むクッキー情報を生成し、これを含む正常応答を負荷分散装置2に送信する。
【0070】
S123:負荷分散装置2は、正常応答を受信し、受信した正常応答内のクッキー情報を含む正常応答を生成し、ブラウザB1に送信する。このとき負荷分散装置2は、クッキー情報内のセッションIDと送信元のウェブサーバ1Aのアドレスを対応づけて記憶する。また、ブラウザB1は、正常応答内のクッキー情報を記憶する。
【0071】
これにより、ブラウザB1とそのユーザは、本システムのサーバ側部分にログインしたこととなる。
【0072】
S131:ブラウザB1は、ユーザにより、セッション情報に対する操作を目的とした入力を受ける。
【0073】
S133:ブラウザB1は、クッキー情報内のセッションID「ABCD」および操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、負荷分散装置2に送信する。
【0074】
S135:負荷分散装置2は、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDおよび操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、セッションIDに対応づけて記憶したアドレスを有するウェブサーバ1Aに送信する。
【0075】
S137:ウェブサーバ1Aは、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。
【0076】
S139:ウェブサーバ1Aは、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作する。
【0077】
S141:ウェブサーバ1Aは、操作結果を含む応答を負荷分散装置2に送信する。
【0078】
S143:負荷分散装置2は、応答を受信し、同様の応答をブラウザB1に送信する。 S151:ブラウザB2は、ログインID「0111111111」およびパスワード「nnnnn」を含むログイン要求を負荷分散装置2に送信する。
【0079】
S153:負荷分散装置2は、ログイン要求を受信し、ログイン要求内のログインIDおよびパスワードを含むログイン要求を生成し、この場合、ウェブサーバ1Bに送信する。送信先は、例えば、ラウンドロビン選択により選択される。
【0080】
S155:ウェブサーバ1Bは、ログイン要求を受信し、受信したログイン要求内のログインIDをDBサーバ3に送信する。
【0081】
S157:ウェブサーバ1Bは、これに対してDBサーバ3から送信されたパスワードを受信する。
【0082】
S159:ウェブサーバ1Bは、ログイン要求内のパスワードと受信したパスワードとが一致するか否かを判定する。
【0083】
S161:ウェブサーバ1Bは、パスワード同士が一致したなら、ログインIDを含むログイン情報要求を生成し、DBサーバ3に送信する。
【0084】
S163:ウェブサーバ1Bは、この場合、ログイン情報を含む応答を受信する。
【0085】
S165:ウェブサーバ1Bは、受信したログイン情報内のアドレスを有するウェブサーバ1Aに対し、受信したログイン情報内のセッションID「ABCD」を含むセッション削除要求を送信する。
【0086】
S167:ウェブサーバ1Aは、セッション削除要求を受信し、受信したセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をDBサーバ3に送信する。
【0087】
なお、DBサーバ3は、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除する。
【0088】
S169:DBサーバ3は、削除した旨の応答をウェブサーバ1Aに送信する。
【0089】
S171:ウェブサーバ1Aは、セッションIDとこれに対応づけられたセッション情報を削除する。
【0090】
S173:ウェブサーバ1Aは、削除した旨の応答をウェブサーバ1Bに送信する。
【0091】
これにより、ブラウザB1とそのユーザは、本システムのサーバ側部分からログアウトしたこととなる。
【0092】
S175:ウェブサーバ1Bは、新たなセッションID「WXYZ」とセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶する。生成されるセッションIDは、ウェブサーバ1Aにより生成されたセッションIDとは異なるように生成される。
【0093】
S177:ウェブサーバ1Bは、ログインID、セッションIDおよび自身のアドレス(便宜的に「AD2」とする)とを含むログイン情報を生成し、これをDBサーバ3に送信する。
【0094】
なお、DBサーバ3は、送信されたログイン情報をログイン情報記憶部32に記憶させる。
【0095】
S179:DBサーバ3は、記憶させた旨の応答をウェブサーバ1Bに送信する。
【0096】
S181:ウェブサーバ1Bは、応答を受信し、生成したセッションID「WXYZ」を含むクッキー情報を生成し、これを含む正常応答を負荷分散装置2に送信する。
【0097】
S183:負荷分散装置2は、正常応答を受信し、受信した正常応答内のクッキー情報を含む正常応答を生成し、ブラウザB2に送信する。このとき負荷分散装置2は、クッキー情報内のセッションIDと送信元のウェブサーバ1Bのアドレスを対応づけて記憶する。また、ブラウザB2は、正常応答内のクッキー情報を記憶する。
【0098】
これにより、ブラウザB1とそのユーザは、ログインしたこととなる。このとき、ブラウザB1とそのユーザは、既にログアウトしているので、2重ログインが防止されたこととなる。
【0099】
次に、図5を参照して、シーケンスの後半部を説明する。
【0100】
S191:S131と同様に、ブラウザB1は、ユーザにより、セッション情報に対する操作を目的とした入力を受ける。
【0101】
S193:ブラウザB1は、クッキー情報内のセッションID「ABCD」および操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、負荷分散装置2に送信する。
【0102】
S195:負荷分散装置2は、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDおよび操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、セッションIDに対応づけて記憶したアドレスを有するウェブサーバ1Aに送信する。
【0103】
S197:ウェブサーバ1Aは、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。
【0104】
S199:ウェブサーバ1Aは、この場合、セッションID「ABCD」は削除されているので、負荷分散装置2にエラー応答を送信する。
【0105】
S201:負荷分散装置2は、エラー応答を受信し、同様のエラー応答をブラウザB1に送信する。
【0106】
S211:ブラウザB2は、ユーザにより、セッション情報に対する操作を目的とした入力を受ける。
【0107】
S213:ブラウザB2は、クッキー情報内のセッションID「WXYZ」および操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、負荷分散装置2に送信する。
【0108】
S215:負荷分散装置2は、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDおよび操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、セッションIDに対応づけて記憶したアドレスを有するウェブサーバ1Bに送信する。
【0109】
S217:ウェブサーバ1Bは、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。
【0110】
S219:ウェブサーバ1Bは、この場合、セッションIDを記憶していると判定し、そうしたなら、セッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作する。
【0111】
S221:ウェブサーバ1Bは、操作結果を含む応答を負荷分散装置2に送信する。
【0112】
S223:負荷分散装置2は、応答を受信し、同様の応答をブラウザB2に送信する。 S231:ブラウザB2は、ユーザにより、ログアウトを目的とした入力を受ける。
【0113】
S233:ブラウザB2は、クッキー情報内のセッションID「WXYZ」および操作内容を含むログアウト要求を生成し、負荷分散装置2に送信する。
【0114】
S235:負荷分散装置2は、ログアウト要求を受信し、ログアウト要求内のセッションIDを含むログアウト要求を生成し、セッションIDに対応づけて記憶したアドレスを有するウェブサーバ1Bに送信する。
【0115】
S237:ウェブサーバ1Bは、ログアウト要求を受信し、受信したログアウト要求内のセッションIDを含むログイン情報内のログインID「0111111111」を含むログイン情報削除要求をDBサーバ3に送信する。
【0116】
なお、DBサーバ3は、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、未登録とする。
【0117】
S239:DBサーバ3は、削除した旨の応答をウェブサーバ1Aに送信する。
【0118】
S241:ウェブサーバ1Bは、セッションIDとこれに対応づけられたセッション情報を削除する。
【0119】
S243:ウェブサーバ1Bは、ログアウトした旨の応答を負荷分散装置2に送信する。
【0120】
S245:負荷分散装置2は、応答を受信し、同様の応答をブラウザB2に送信する。 これにより、ブラウザB2とそのユーザは、本システムのサーバ側部分からログアウトしたこととなる。
【0121】
このように、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザ(B1)がログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第1ウェブブラウザ(B1)に送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザ(B2)がログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバ(1A)に対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバ(1A)は、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、第1ウェブサーバ(1A)は、送信されたセッション削除要求内のセッションIDとセッション情報を削除し、第2ウェブサーバは、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第2ウェブブラウザ(B2)に送信するので、後発のログイン要求を優先することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバ(3)はセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバ(3)が不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0122】
図6、図7は、それぞれ本システムにおいて先発のログイン要求を優先するときの動作例を示すシーケンス図の前半部、後半部である。
【0123】
これらの図は、ウェブサーバで障害が発生せず、正常処理が行われたときのものである。
【0124】
まず、図6を参照して、シーケンスの前半部を説明する。
【0125】
まず、図4に示したステップS163までのシーケンスが実行される。
【0126】
S301:ウェブサーバ1Bは、受信したログイン情報内のアドレスを有するウェブサーバ1Aに対し、受信したログイン情報内のセッションID「ABCD」を含むセッション有無通知要求を送信する。
【0127】
S303:ウェブサーバ1Aは、セッション有無通知要求を受信し、受信したセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。
【0128】
S305:ウェブサーバ1Aは、この場合、セッションIDを記憶していると判定し、そうしたなら、セッションIDを記憶している旨の応答をウェブサーバ1Bに送信する。
【0129】
S307:ウェブサーバ1Bは、応答を受信し、セッションIDを記憶している旨の応答か否かを判定する。
【0130】
S309:ウェブサーバ1Bは、セッションIDを記憶している旨の応答であったなら、負荷分散装置2にエラー応答を送信する。
【0131】
S311:負荷分散装置2は、エラー応答を受信し、同様のエラー応答をブラウザB2に送信する。
【0132】
これにより、ブラウザB2とそのユーザは、本システムのサーバ側部分にログインすることができない。すなわち、2重ログインが防止されたこととなる。
【0133】
次に、図7を参照して、シーケンスの後半部を説明する。
【0134】
例えば、図5に示したステップS191〜S201までのシーケンスが実行される。
【0135】
ステップS331〜S345:次に、ブラウザB1、負荷分散装置2、ウェブサーバ1AおよびDBサーバ3が、図5のステップS231〜S245で、ブラウザB2、負荷分散装置2、ウェブサーバ1BおよびDBサーバ3が実行したようなシーケンスを実行する。
【0136】
これにより、ブラウザB1とそのユーザは、本システムのサーバ側部分からログアウトしたこととなる。
【0137】
このように、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザ(B1)がログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第1ウェブブラウザ(B1)に送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザ(B2)がログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバ(1A)に対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバ(1A)は、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッションIDを記憶している旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたなら、負荷分散装置(2)を介して、第2ウェブブラウザ(B2)にエラー応答を送信するので、先発のログイン要求を優先することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバ(3)はセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバ(3)が不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0138】
図8、図9は、それぞれ本システムにおいて後発のログイン要求を優先するときの動作例を示すシーケンス図の前半部、後半部である。
【0139】
これらの図は、ウェブサーバで障害が発生し、異常処理が行われたときのものである。 まず、図8を参照して、シーケンスの前半部を説明する。
【0140】
まず、図4、図6に示したステップS143までのシーケンスが実行される。
【0141】
S401:ウェブサーバ1Aで障害は発生し、ウェブサーバ1Aに記憶されたセッションIDとこれに対応づけられたセッション情報が消滅する。
【0142】
これにより、ブラウザB1とそのユーザは、本システムのサーバ側部分からログアウトしたこととなる。
【0143】
S411:ブラウザB1は、ユーザにより、セッション情報に対する操作を目的とした入力を受ける。
【0144】
S413:ブラウザB1は、クッキー情報内のセッションID「ABCD」および操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、負荷分散装置2に送信する。
【0145】
S415:負荷分散装置2は、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDおよび操作内容を含むセッション情報操作要求を生成し、セッションIDに対応づけて記憶したアドレスを有するウェブサーバ1Aに送信する。
【0146】
S417:ウェブサーバ1Aは、セッション情報操作要求を受信し、セッション情報操作要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。
【0147】
S419:ウェブサーバ1Aは、この場合、セッションIDは消滅しているので、負荷分散装置2にエラー応答を送信する。
【0148】
S421:負荷分散装置2は、エラー応答を受信し、同様のエラー応答をブラウザB1に送信する。
【0149】
次に、図4、図6に示したステップS151〜S165までのシーケンスが実行される。
【0150】
S431:ウェブサーバ1Aは、セッション削除要求を受信し、受信したセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。この場合、セッションIDは消滅しているので、セッションIDを記憶していないと判定する。
【0151】
S433:ウェブサーバ1Aは、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答をウェブサーバ1Bに送信する。
【0152】
次に、図9を参照して、シーケンスの後半部を説明する。
【0153】
まず、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたので、図4に示したステップS175〜S183までのシーケンスが実行される。なお、DBサーバ3は、ステップS177で送信されたログイン情報をログイン情報記憶部32に記憶させる前に、ログイン情報内のセッションID「ABCD」を含むログイン情報を削除する。
【0154】
次に、図5に示したステップS211〜S245までのシーケンスが実行される。
【0155】
このように、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザ(B1)がログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第1ウェブブラウザ(B1)に送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザ(B2)がログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバ(1A)に対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、第1ウェブサーバ(1A)は、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の判定結果を含む応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第2ウェブブラウザ(B2)に送信するので、後発のログイン要求を優先することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバ(3)はセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバ(3)が不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0156】
図10、図11は、それぞれ本システムにおいて先発のログイン要求を優先するときの動作例を示すシーケンス図の前半部、後半部である。
【0157】
これらの図は、ウェブサーバで障害が発生し、異常処理が行われたときのものである。 まず、図10を参照して、シーケンスの前半部を説明する。
【0158】
まず、図8に示したステップS163までのシーケンスが実行される。
【0159】
S301:ウェブサーバ1Bは、受信したログイン情報内のアドレスを有するウェブサーバ1Aに対し、受信したログイン情報内のセッションID「ABCD」を含むセッション有無通知要求を送信する。
【0160】
S303:ウェブサーバ1Aは、セッション有無通知要求を受信し、受信したセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定する。
【0161】
S304:ウェブサーバ1Aは、この場合、セッションIDは消滅しているので、セッションIDを記憶していない旨の応答をウェブサーバ1Bに送信する。
【0162】
次に、図11を参照して、シーケンスの後半部を説明する。
【0163】
まず、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたので、図4に示したステップS175〜S183までのシーケンスが実行される。なお、DBサーバ3は、ステップS177で送信されたログイン情報をログイン情報記憶部32に記憶させる前に、ログイン情報内のセッションID「ABCD」を含むログイン情報を削除する。
【0164】
次に、図5、図9に示したステップS211〜S245までのシーケンスが実行される。
【0165】
このように、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザ(B1)がログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報を記憶し、第1ウェブサーバ(1A)は、第1ウェブブラウザ(B1)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第1ウェブブラウザ(B1)に送信し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザ(B2)がログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバ(1A)に対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、第1ウェブサーバ(1A)は、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバ(3)に送信し、データベースサーバ(3)は、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザ(B2)から負荷分散装置(2)を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置(2)を介して第2ウェブブラウザ(B2)に送信するので、先発のログイン要求を優先するにしても、そのログイン要求を受信したウェブサーバに記憶されたセッションIDおよびセッション情報などがウェブサーバの障害などで消滅した場合には、後発のログイン要求を許可することで、2重のログインを防止しつつ、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がなく、また、データベースサーバ(3)はセッション情報を操作しないので、高い能力をもつデータベースサーバ(3)が不要である。また、各ウェブサーバでセッション情報を記憶し同期する必要がないので、レスポンスを保ちつつ、ウェブサーバを増設でき、よって、セッション情報操作要求の増加に応じることができる。
【0166】
なお、本システムやその構成要素である各装置をコンピュータにより構成するためのコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納し、陳列などして流通させたり、当該コンピュータプログラムをインターネットなどの通信網を介して伝送させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0167】
【図1】本実施の形態に係るウェブシステムの全体構成を示す図である。
【図2】図2(a)は、DBサーバ3が備えた認証情報記憶部31を示す図であり、図2(b)は、DBサーバ3が備えたログイン情報記憶部32を示す図である。
【図3】負荷分散装置2から送信されたログイン要求を受信したウェブサーバ1の動作を示すフローチャートである。
【図4】後発のログイン要求を優先し、正常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の前半部である。
【図5】後発のログイン要求を優先し、正常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の後半部である。
【図6】先発のログイン要求を優先し、正常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の前半部である。
【図7】先発のログイン要求を優先し、正常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の後半部である。
【図8】後発のログイン要求を優先し、異常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の前半部である。
【図9】後発のログイン要求を優先し、異常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の後半部である。
【図10】先発のログイン要求を優先し、異常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の前半部である。
【図11】先発のログイン要求を優先し、異常処理が行われたときの動作例を示すシーケンス図の後半部である。
【符号の説明】
【0168】
1A、1B…ウェブサーバ
2…負荷分散装置
3…DBサーバ
31…認証情報記憶部
32…ログイン情報記憶部
B1、B2…ブラウザ
N…通信網
AD1…ウェブサーバ1Aのアドレス
AD2…ウェブサーバ1Bのアドレス
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDとセッション情報を削除し、
第2ウェブサーバは、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信する
ことを特徴とするウェブシステム。
【請求項2】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッションIDを記憶している旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたなら、負荷分散装置を介して、第2ウェブブラウザにエラー応答を送信する
ことを特徴とするウェブシステム。
【請求項3】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、 第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の判定結果を含む応答を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信する
ことを特徴とするウェブシステム。
【請求項4】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信する
ことを特徴とするウェブシステム。
【請求項5】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDとセッション情報を削除し、
第2ウェブサーバは、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信する
ことを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法。
【請求項6】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッションIDを記憶している旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたなら、負荷分散装置を介して、第2ウェブブラウザにエラー応答を送信する
ことを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法。
【請求項7】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、 第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の判定結果を含む応答を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信する
ことを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法。
【請求項8】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信する
ことを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法。
【請求項1】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDとセッション情報を削除し、
第2ウェブサーバは、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信する
ことを特徴とするウェブシステム。
【請求項2】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッションIDを記憶している旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたなら、負荷分散装置を介して、第2ウェブブラウザにエラー応答を送信する
ことを特徴とするウェブシステム。
【請求項3】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、 第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の判定結果を含む応答を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信する
ことを特徴とするウェブシステム。
【請求項4】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムであって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信する
ことを特徴とするウェブシステム。
【請求項5】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを含むログイン情報削除要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報削除要求内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDとセッション情報を削除し、
第2ウェブサーバは、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信する
ことを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法。
【請求項6】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していると判定したなら、セッションIDを記憶している旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶している旨の応答が送信されたなら、負荷分散装置を介して、第2ウェブブラウザにエラー応答を送信する
ことを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法。
【請求項7】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション削除要求を送信し、 第1ウェブサーバは、送信されたセッション削除要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の判定結果を含む応答を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信する
ことを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法。
【請求項8】
第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザ、第1ウェブブラウザおよび第2ウェブブラウザに接続された負荷分散装置、負荷分散装置に接続された第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバ、第1ウェブサーバおよび第2ウェブサーバに接続されたデータベースサーバを含むウェブシステムにおける情報処理方法であって、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信されたログイン要求により第1ウェブブラウザがログインしたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、セッションIDおよび自身のアドレスとを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報を記憶し、
第1ウェブサーバは、第1ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第1ウェブブラウザに送信し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して送信された、前記ログインIDを含むログイン要求により第2ウェブブラウザがログインしたなら、ログイン要求内のログインIDを含むログイン情報要求をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報要求内のログインIDを含むログイン情報を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、送信されたログイン情報内のアドレスを有する第1ウェブサーバに対し、当該ログイン情報内のセッションIDを含むセッション有無通知要求を送信し、
第1ウェブサーバは、送信されたセッション有無通知要求内のセッションIDを記憶しているか否かを判定し、セッションIDを記憶していないと判定したなら、セッションIDを記憶していない旨の応答を第2ウェブサーバに送信し、
第2ウェブサーバは、セッションIDを記憶していない旨の応答が送信されたなら、セッションIDとセッション情報を生成するとともに互いに対応づけて記憶し、ログイン要求内のログインID、当該セッションIDおよび自身のアドレスを含むログイン情報を生成し、当該ログイン情報をデータベースサーバに送信し、
データベースサーバは、送信されたログイン情報内のセッションIDを含むログイン情報を削除し、送信されたログイン情報を記憶し、
第2ウェブサーバは、第2ウェブブラウザから負荷分散装置を介して受信したセッション情報操作要求内の操作内容に応じて、セッション情報操作要求内のセッションIDに対応づけて記憶したセッション情報を操作し、操作結果を含む応答を負荷分散装置を介して第2ウェブブラウザに送信する
ことを特徴とするウェブシステムにおける情報処理方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−223674(P2009−223674A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−68170(P2008−68170)
【出願日】平成20年3月17日(2008.3.17)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年3月17日(2008.3.17)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】
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