説明

ウォッシャ装置

【課題】洗車時に高圧で洗浄水が噴き付けられても、呼吸パイプに水が溜まるのを防止することができるウォッシャ装置を得る。
【解決手段】ポンプ装置20のモータ部内に連通する呼吸パイプ38に防水キャップ50が取り付けられ、防水キャップ50には、呼吸パイプ38と連通してモータ部内の空気を外部に導く連通路52が設けられ、さらに、連通路52の開放口54は、タンク12の壁面12Aに対向するように形成されている。開放口54を壁面12Aに対向するように設けることで、車両の洗車時に高圧で噴き付けられた洗浄水が開放口54に設けられた防水シート58に直接噴き付けられるのが防止される。これにより、洗浄水が防水シート58を通過するのが抑制され、呼吸パイプ38に水が浸入するのを防止することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体が貯留されるタンクにポンプ装置が取り付けられるウォッシャ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、車両用のウォッシャ装置に設けられたポンプ装置のモータ室内の空気はモータ駆動時と停止時の温度差により膨張と収縮を繰り返す。そして、モータ室を密閉していると、収縮時(減圧時)にポンプ装置のポンプ室の液体が出力軸の貫通部に設けられたシール部分を通してモータ室に浸入するおそれがある。
【0003】
このようにモータ室内に液体が浸入するのを防止するために、モータ室の内部と外部とを連通させて気圧差を無くすように呼吸孔がポンプ装置に設けられている。
【0004】
一方、車両用のウォッシャ装置は、車両のタイヤ近傍のエンジンルーム内又はフェンダー等のボディ内であって下部に配置されることが多く、雨天走行時の水の巻き上げや水没により被水することがある。
【0005】
特許文献1には、ポンプ装置が被水してもモータ室内に水が浸入しないよういに、呼吸孔に防水シート(空気を通すが水は通さないフィルム)を貼付する技術が記載されている。
【特許文献1】特開平2008−2407号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、車両の洗車時に高圧で噴き付けられた洗浄液が、この車両用ポンプ装置の呼吸孔に直接当たると、その水圧によって洗浄液が防水シートを通過して、呼吸パイプ内に水が浸入して溜まり、前述した気圧差によって呼吸パイプ内の水がモータ室内に浸入する虞がある。
【0007】
本発明は、上記事実を考慮して、洗車時に高圧で洗浄液が噴き付けられても、呼吸パイプに洗浄液などの液体が浸入するのを防止することが課題である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の請求項1に係るウォッシャ装置は、液体を貯留するタンクに取り付けられ、モータ部と前記モータ部によって駆動するポンプ部を備えるポンプ装置と、前記ポンプ装置に設けられ、前記モータ部内に連通する呼吸パイプと、前記呼吸パイプに取り付けられ、前記呼吸パイプと連通して前記モータ部内の空気が外部と流通可能に連通路が設けられる防水キャップと、を備え、前記防水キャップは、前記タンクの壁面に対向するように形成された前記連通路の開放口と、前記開放口から前記防水キャップ内の液体の浸入を遮断すると共に空気の通過を可能とする防水シートを有することを特徴とする。
【0009】
上記構成によると、モータ部とモータ部によって駆動するポンプ部を備えるポンプ装置が、液体を貯留するタンクに取り付けられている。さらに、モータ部内に連通する呼吸パイプに防水キャップが取り付けられ、防水キャップには、呼吸パイプと連通してモータ部内の空気が外部と流通可能に連通路が設けられ、さらに、連通路の開放口は、防水キャップの呼吸パイプへの取付け状態において、タンクの壁面に対向するように形成されている。
【0010】
また、開放口から呼吸パイプへの液体の浸入を遮断すると共に、空気の通過を可能とする防水シートが設けられている。
【0011】
このように、防水キャップの開放口をタンクの壁面に対向するように設けることで、車両の洗車時に高圧で噴き付けられた洗浄液が直接防水シートに噴き付けられるのが防止される。これにより、洗浄液が防水シートを通過するのが抑制され、防水キャップ内への洗浄液の浸入を防止することで、洗浄液などの液体が浸入するのを防止することができる。
【0012】
本発明の請求項2に係るウォッシャ装置は、請求項1に記載の構成において、前記連通路は、L字状に形成され、前記開放口の周縁から前記タンクの壁面に向けて延設すると共に、前記開放口を部分的に囲繞する側壁が前記防水キャップに形成されることを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、呼吸パイプと開口部を連通させる連通路は、L字状に形成され、開放口の周縁からタンクの壁面に向けて延設すると共に、開放口を部分的に囲繞する側壁が形成されている。
【0014】
このように、開口部の周縁から部分的に側壁を設けることで、側壁の先端部をタンクの壁面に接触させても通気が妨げられることはない。そして、側壁の先端部をタンクの側面に接触させることにより、洗浄液の直接噴き付け及び小石の衝突や泥の付着を効果的に防止することができる。
【0015】
本発明の請求項3に係るウォッシャ装置は、請求項2に記載の構成において、前記側壁には、鉛直方向上下に切欠部が設けられることを特徴とする。
【0016】
上記構成によれば、側壁には、鉛直方向上下に切欠部が設けられているため、側壁内に仮に洗浄液などの液体が浸入しても溜まることなく切欠部を通して水を排水することができる。
【0017】
本発明の請求項4に係るウォッシャ装置は、請求項2又は3に記載の構成において、前記防水キャップには、前記開放口の鉛直方向下側に前記側壁から離間して、前記タンクの壁面に向けて延設する底壁が形成されることを特徴とする。
【0018】
上記構成によれば、開放口の鉛直方向下側に側壁から離間して、タンクの壁面に向けて延設する底壁が防水キャップに形成されている。このように底壁を設けることで、車両走行時の泥水の巻き上げによる開放口への泥水の付着や小石の衝突をより確実に防止することができる。
【0019】
本発明の請求項5に係るウォッシャ装置は、請求項1〜4何れか1項に記載の構成において、前記ポンプ装置には、前記呼吸パイプに取り付けられた前記防水キャップと隣接して収容するように、鉛直方向下方に向けて延設される板状のスカート部が形成されることを特徴とする。
【0020】
上記構成によれば、防水キャップに隣接して収容するように鉛直方向下方に向けて延設された板状のスカート部は、ポンプ装置に付着した水滴がポンプ装置の外表面を伝って呼吸パイプに至る前に、水滴をポンプ装置の外表面から切り落とす。このように、スカート部が水滴を切り落とすことで、水滴が呼吸パイプに至るのを防止することができる。
【0021】
また、車両走行時に巻き上げられた小石などが防水キャップに当たって防水キャップの姿勢が変化しそうになると防水キャップはスカート部と当接する。このため、防水キャップの姿勢が変化するのが抑制され、呼吸パイプから防水キャップが不用意に外れるのを確実に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明の実施形態に係るウォッシャ装置の一例について図1〜図7に従って説明する。
【0023】
(全体構成)
図7に示されるように、ウォッシャ装置10は、ウォッシャ液(洗浄液)Wを貯留するタンク12と、タンク12の取付孔14(図1参照)に装着されたグロメット16と、このグロメット16を介して取付孔14に液密的に取付けられたポンプ装置20を主要構成要素としている。そして、取付孔14は、円形状とされており、タンク12の底部近傍の側壁面12Aに形成されている。
【0024】
図1に示されるように、このポンプ装置20は、タンク12内のウォッシャ液Wをウォッシャノズル(不図示)へ圧送するものであり、略円柱形状のハウジング22と、ハウジング22の一端側(図1紙面右側)に配設されたコネクタ部24を備えている。
【0025】
さらに、ハウジング22の他端側(図1紙面左側)には吸入口26が設けられ、前述したコネクタ部24と同じ一端側にはウォッシャ液Wを吐出する吐出口28が設けられている。
【0026】
また、ハウジング22内の図示せぬモータ部には、電動モータが収容されており、電動モータはコネクタ部24から電源供給されることによって作動するように構成されている。そして、電動モータが作動すると電動モータの回転軸に固定されたインペラ(不図示)が回転され、モータ室と液密に区画された図示せぬポンプ部に吸入口26からウォッシャ液Wが吸い込まれ、吸い込まれたウォッシャ液Wは、昇圧された状態で吐出口28から送出される。送出されるウォッシャ液Wは、吐出口28に接続された不図示のホースを経由してウォッシャノズルへ圧送されるようになっている。
【0027】
さらに、ポンプ装置20には、モータ部の内部を外部(大気)に連通する呼吸パイプ38が設けられている。これにより、電動モータ自身の発熱や雰囲気温度に変化があっても、モータ部の内部圧力は大気圧と同じになり(内外で相対的な気圧差が無くなり)、水などの液体や塵をモータ部内に吸い込むことを防止するようになっている。なお、呼吸パイプ38については詳細を後述する。
【0028】
また、ハウジング22には、軸線方向の中間部位にグロメット16を取付けるための略円筒状のグロメット取付部30が形成されている。そして、このグロメット取付部30の吸入口26側には、グロメット取付部30よりも拡径されたフランジ状の第1規制部32が形成され、吐出口28側には、同様にグロメット取付部30よりも拡径されたフランジ状の第2規制部34が形成されている。
【0029】
このグロメット取付部30には、第1規制部32と第2規制部34の軸方向中間点よりもやや第1規制部32寄り、すなわち、タンク12の側壁面12Aのタンク内部側に位置するように、2重のシール突起36が並列してグロメット取付部30の外周面30Aの全周にわたって形成されている。
【0030】
このシール突起36は、グロメット16の内周面40と液密状態で当接するシール部である。本例のシール突起36は、外周面30Aから断面略三角形状に突出するように形成されている。
【0031】
そして、ポンプ装置20は、ハウジング22の軸線方向(図1に示すG方向)に沿って吸入口26側から取付孔14に挿入され、ハウジング22の一部がタンク12内に配置されるよう取付孔14に取り付けられている。
【0032】
(要部構成)
次に、呼吸パイプ38等について説明する。
【0033】
図1に示されるように、ハウジング22の一端側(ポンプ装置20のタンク取付状態においてタンク外部に位置する部位)には、鉛直方向上下方向に延び、下端部が開放される呼吸パイプ38が一体に形成され、この呼吸パイプ38には液密に装着されるゴム製又は樹脂製の防水キャップ50が取り付けられている。
【0034】
詳細には、図5、図6に示されるように、防水キャップ50を鉛直方向下方から呼吸パイプ38へアプローチすることで、防水キャップ50は呼吸パイプ38に液密に装着されるようになっている。
【0035】
なお、図1及び図5乃至図7においては、防水キャップ50と呼吸パイプ38の位置関係を容易に理解できるようにするため、後述するスカート部70の一方(紙面手前側のスカート部70)を省略して記載する。
【0036】
図1に示されるように、この防水キャップ50には、呼吸パイプ38を通してモータ部内の空気を外部に開放させる開放口54が、タンク12の側壁面12Aに対向するように形成されている。
【0037】
詳細には、防水キャップ50に設けられた呼吸パイプ38と開放口54を連通させる連通路52をL字状(図3(A)(B)参照)に形成することで、開放口54をタンク12の側壁面12Aに対向させるようになっている。
【0038】
さらに、防水キャップ50の開放口54には、開放口54から呼吸パイプ38への液体の浸入を遮断すると共に空気の通過を可能とする例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から成形されるシート状の防水シート58が防水キャップ50と一体成形にて接合されている。
【0039】
図2(A)(B)(C)に示されるように、防水キャップ50には、開放口54の周縁からタンク12の側壁面12A(図1参照)に向けて延設する開放口54に沿った円孔状の側壁62が、開放口54を水平方向両側から部分的に囲繞するように形成されている。また、側壁62の先端部は、側壁面12Aと当接するようになっている。さらに、この側壁62には、鉛直方向上下に切欠部64が設けられている。
【0040】
また、開放口54の鉛直方向下側には、側壁62から離間して、タンク12の側壁面12A(図1参照)に向けて延設する平板状の底壁66が形成され、底壁66の先端部は、側壁面12Aと当接するようになっている。
【0041】
さらに、図1、図4に示されるように、ポンプ装置20には、防水キャップ50が呼吸パイプ38に液密に装着された状態で、防水キャップ50の一部を囲繞するように、滴切壁としてのスカート部70が設けられている。詳細には、2枚の板状のスカート部70が、防水キャップ50を挟むように、鉛直方向下方に向けて延設されている。
【0042】
これにより、ポンプ装置20が水溜りの巻き上げによる被水や一時的に水没することでポンプ装置20の外表面に水滴が付着した場合に、付着した水滴はポンプ装置外表面を伝って鉛直方向下方(重力方向下方)に流れるが、外表面を伝って鉛直方向下方に流れる水滴は、スカート部70によってポンプ装置20の外表面から落下し、防水キャップ50と呼吸パイプ38に至らないようにすると共に防水キャップ50と呼吸パイプ38の合わせ目にも浸入しないようになっている。
【0043】
(作用・効果)
以上説明した構成によれば、図5、図6に示されるように、鉛直方向下方から防水キャップ50を呼吸パイプ38へアプローチし、防水キャップ50が呼吸パイプ38に液密に装着される。
【0044】
そして、図1に示されるように、呼吸パイプ38は、防水キャップ50に設けられたL字状の連通路52に収容される。
【0045】
このように防水キャップ50が呼吸パイプ38に取り付けられた状態で、連通路52の開放口54は、タンク12の側壁面12Aに対向する。さらに、開放口54の周囲に基端部が設けられ、タンク12の側壁面12Aに向け延設される側壁62及び底壁66の先端部は、タンク12の側壁面12Aと当接している。
【0046】
このように、開放口54をタンク12の側壁面12Aに対向するように設けることで、車両の洗車時に高圧で噴き付けられた洗浄液が直接防水シート58に噴き付けられることがなくなる。これにより、洗浄液が防水シートを通過するのが抑制され、連通路52及び呼吸パイプ38に洗浄液などの液体が浸入するのを防止することができる。
【0047】
また、開放口54を水平方向両側(鉛直方向と直交し側壁面12Aに平行な方向の両側)から挟むように側壁62が部分的に設けられ、側壁62の先端はタンク12の側壁面12Aと当接するように設けられている。このように側壁62は部分的に設けられているため、側壁62の先端部がタンク12の側壁面12Aに接触しても開放口54の通気が妨げられることはない。そして、側壁62の先端部をタンク12の側壁面12Aに接触させることにより、高圧洗浄液の直接噴き付けおよび小石の衝突や泥の付着を効果的に防止することができる。
【0048】
また、側壁62には、鉛直方向上下に切欠部64(図2(A)参照)が設けられており、さらに、側壁62と底壁66は離間している。このため、側壁62内に仮に洗浄液などの液体が浸入したとしても側壁62内に溜まることなく切欠部64を通して浸入した洗浄液などの液体を排水することができる。
【0049】
また、開放口54の鉛直方向下側には、側壁62から離間して底壁66が設けられているため、車両走行時の泥水の巻き上げによる開放口54への泥水の付着や小石の衝突をより確実に防止することができる。
【0050】
また、防水キャップ50を挟むように、2枚の板状のスカート部70(図4参照)を鉛直方向下方に向けて延設させることで、ポンプ装置20に付着した水滴がポンプ装置の外表面を伝って呼吸パイプ38に至る前に、水滴をポンプ装置20の外表面から切り落とすことができる。
【0051】
また、防水キャップ50を挟むように、2枚の板状のスカート部70を防水キャップ50と隣接して設けることで、車両走行時に巻き上げられた小石などが防水キャップ50に当たって防水キャップ50の姿勢が変化しそうになっても、防水キャップ50はスカート部70と当接する。このため、防水キャップ50の姿勢が変化するのが抑制され、呼吸パイプ38から防水キャップ50が不用意に外れるのを確実に防止することができる。
【0052】
また、防水キャップ50に設けられた呼吸パイプ38と開放口54を連通させる連通路52は、L字状に屈曲して形成されている。例えば、防水シート58が損傷してしまい開放口54から水滴が浸入した場合でも、連通路52がL字状に屈曲しているため、開放口54から浸入してきた水滴が呼吸パイプ38を通して直接内部に侵入することを防止することができる。
【0053】
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、側壁62及び底壁66の先端部とタンク12の側壁面12Aを当接させたが、側壁62及び底壁66の先端部と側壁面12Aとの間にデザインクリアランス(例えば0.5〜1mm程度)を設け、防水キャップの呼吸パイプへの挿入作業性を向上させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の実施形態に係るウォッシャ装置を示した拡大断面図である。
【図2】(A)(B)(C)本発明の実施形態に係るウォッシャ装置に採用された防水キャップを示した正面図、平面図、及び側面図である。
【図3】(A)(B)本発明の実施形態に係るウォッシャ装置に採用された防水キャップを示し、図2(B)におけるA−A線断面図及びA−A線拡大断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るウォッシャ装置を示し、防水キャップ取付部近傍の背面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るウォッシャ装置を示した拡大側面図である。
【図6】本発明の実施形態に係るウォッシャ装置を示した拡大側面図である。
【図7】本発明の実施形態に係るウォッシャ装置を示した側面図である。
【符号の説明】
【0055】
10・・・ウォッシャ装置、12・・・タンク、12A・・・側壁面、20・・・ポンプ装置、38・・・呼吸パイプ、50・・・防水キャップ、52・・・連通路、54・・・開放口、58・・・防水シート、62・・・側壁、64・・・切欠部、66・・・底壁、70・・・スカート部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を貯留するタンクに取り付けられ、モータ部と前記モータ部によって駆動するポンプ部を備えるポンプ装置と、
前記ポンプ装置に設けられ、前記モータ部内に連通する呼吸パイプと、
前記呼吸パイプに取り付けられ、前記呼吸パイプと連通して前記モータ部内の空気が外部と流通可能に連通路が設けられる防水キャップと、を備え、
前記防水キャップは、前記タンクの壁面に対向するように形成された前記連通路の開放口と、前記開放口から前記防水キャップ内の液体の浸入を遮断すると共に空気の通過を可能とする防水シートを有することを特徴とするウォッシャ装置。
【請求項2】
前記連通路は、L字状に形成され、
前記開放口の周縁から前記タンクの壁面に向けて延設すると共に、前記開放口を部分的に囲繞する側壁が前記防水キャップに形成される請求項1に記載のウォッシャ装置。
【請求項3】
前記側壁には、鉛直方向上下に切欠部が設けられる請求項2に記載のウォッシャ装置。
【請求項4】
前記防水キャップには、前記開放口の鉛直方向下側に前記側壁から離間して、前記タンクの壁面に向けて延設する底壁が形成される請求項2又は3に記載のウォッシャ装置。
【請求項5】
前記ポンプ装置には、前記呼吸パイプに取り付けられた前記防水キャップと隣接して収容するように、鉛直方向下方に向けて延設される板状のスカート部が形成される請求項1〜4何れか1項に記載されたウォッシャ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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