説明

エネルギ検知装置

【課題】被験者の身体に接触することなく、被験者の病気に関する情報を迅速且つ正確に把握することのできるエネルギ検知装置を提供する。
【解決手段】エネルギ検知装置10は、生体が発する微弱な電磁気的エネルギを検知するプローブ5と、プローブ5とケーブル5eを介して電気的に接続された本体部8と、を備えている。プローブ5は、クロス積層状態に配列された複数のブリッジダイオードの端子をそれぞれ並列に接続して形成された積層ダイオードと、積層ダイオードの端子と接続されたフェライトコアと、前記積層ダイオードの端子からそれぞれ延設された接続コードと、を有している。本体部8は、格子状のグリッドフェライトの複数箇所に付設された複数の導電部材と、それぞれの導電部材上にクロス積層状態にして配置された複数のブリッジダイオードの端子同士を接続して、コンデンサと組み合わせた回路などを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人間や動物の身体から発せられる微弱な電磁気的エネルギを検知し、病気の発見、治療に有効な情報を得ることのできるエネルギ検知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に医者が患者を診察する場合、従来、問診、触診、聴診あるいはX線検査、MRI検査などの様々な検査方法が採用されている。一方、東洋医学においては、怪我や火傷のようなものを除き、病気は何れかの内臓に異常が発生することによって起こると考えられ、各内臓は「経絡」を通して「経穴(ツボ)」と繋がっていると考えられている。また、「経穴(ツボ)」とは「気」を発するポイントであり、「気」というエネルギの流れる道筋を総称したものが「経絡」であると考えられている。
【0003】
人体は神経細胞内を流れる微弱な電流の信号によって各細胞や臓器へ命令が伝えられ、生命を維持している。しかし、近年では、ストレスなどによる身体の変調や、電磁波などの影響により、身体内を流れる電流に乱れが生じ、様々な疾病を引き起こしているという意見もある。内臓あるいはその他の身体の一部分に不調が生じると、その場所と関係のある経穴上に異常が現れる。つまり、経穴とは、内臓などの不調や異常が身体の表面に現れてくる場所とも考えられている。
【0004】
人間の身体が、病気に罹ると、それに対応した「経絡」の「気」の流れに異常が生じ、それによって「経穴」にも変化が現れるので、その「経穴」を刺激すると病気の治療ができると考えられている。このように、病気に対応する部位にある「経穴」を刺激することにより、内臓の不調を整えていくのが、従来の鍼灸治療法と呼ばれるものである。
【0005】
「気」というものは、本来、東洋医学的な考えから発しているが、西洋医学においても「波動」として捉えられ、研究も行われている。人間の身体は極小の細胞の集まりであると考え、更に、そのミクロの細胞を追求していくと、全ては「波動」であるとする考え方である。そして、「波動調整器」などと呼ばれる装置を用いて「経穴」にレーザによる刺激を加えることにより、快感物質であるエンドルフィンやドーパミンを放出させ、さらには、波動を調整して、経絡の中の気の異常を正常に戻し、本来のバランスの良い状態にする療法(例えば、「波動調整療法」など)が提案されている。
【0006】
このように、人間の身体の皮膚上に存在する「経穴」に対し、熱、圧力、電位、磁力線等の適正な刺激を与えると、経絡を介して諸器官や内臓に作用し、生体の免疫機能、防御機能、自律神経系の恒常性維持機能が活性化し、異常な生体機能が正常化されてくることが知られている。しかしながら、「経穴」や「経絡」の位置を正確に検出するのは困難であるため、従来、これらの位置を正確に検出することのできる装置(例えば、特許文献1〜4参照。)や、「経穴」の位置を検出した後、電位治療を行うことができる装置(例えば、特許文献5参照。)などが提案されている。
【0007】
【特許文献1】特開平10−33631号公報
【特許文献2】特開平11−192210号公報
【特許文献3】特開2003−126055号公報
【特許文献4】特開2003−159306号公報
【特許文献5】特開2005−204774号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1〜4に記載された「ツボ検出器」などを用いれば、経穴や経絡の位置を検出することができるが、病気が起きている臓器や病状を知ることは困難である。また、特許文献1〜3に記載された機材の場合、その一部を被験者の身体に接触させなければならないので、皮膚との接触状態や発汗の有無などにより、検出精度が悪化することがある。
【0009】
一方、特許文献5に記載された「ツボ検知式電位治療器」は、被験者の身体に接触させる方式ではあるが、ツボを検知した後、経穴に電圧を印加して電位治療を行うことができる。しかしながら、この「ツボ検知式電位治療器」も、特許文献1〜4に記載された装置と同様、病気が起きている臓器や病状を知ることは困難である。
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、被験者の身体に接触することなく、被験者の病気に関する情報を迅速且つ正確に把握することのできるエネルギ検知装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明のエネルギ検知装置は、生体が発する微弱な電磁気的エネルギを検知するプローブと、前記プローブと電気的に接続された本体部と、を備え、
前記プローブが、クロス積層状態に配列された複数のブリッジダイオードの端子をそれぞれ並列に接続して形成された積層ダイオードと、前記積層ダイオードの端子と接続されたフェライトコアと、前記積層ダイオードの端子からそれぞれ延設された接続コードと、を有し、
前記本体部が、格子状のグリッドフェライトの複数箇所に付設された複数の導電部材と、それぞれの前記導電部材上にクロス積層状態にして配置された複数のブリッジダイオードと、複数の前記ブリッジダイオードの端子同士を並列接続して形成された回路に導通する接続端子と、を有することを特徴とする。
【0012】
このような構成とすれば、プローブの積層ダイオードは、人体が局部的に発している微弱な電磁気的エネルギ(電磁波など)をキャッチして、それに共鳴するアンテナ的な機能を発揮する。従って、本体部に接続されたプローブを験者が手で持って、そのフェライトコア側を被験者の身体に近づけ、非接触の状態を保ちながら、経絡に沿って移動させると、当該経絡に繋がる経穴に異常が無いとき、プローブは経絡に沿ってスムーズに移動するが、経穴に異常があるとプローブは微弱な反発力を受け、プローブが移動中に経絡から外れ、スムーズな移動ができなくなる。このような現象が生じるのは、経穴に異常がある場合、これに繋がる経絡を流れる微弱な電磁気的エネルギに乱れが生じ、これをキャッチしたプローブが微弱な反発力を受けるためではないかと推測される。
【0013】
従って、経絡に沿ってプローブをスムーズに移動できない場合、当該経絡に繋がる経穴と関連する内臓や身体部位に異常が生じていると判断することができる。このように、身体にある各種経絡に沿ってプローブを移動させることにより、身体の異常を発見することができるため、被験者の身体に接触することなく、被験者の病気に関する情報を迅速且つ正確に把握することができる。
【0014】
ここで、前記プローブに、前記フェライトコアに開設された貫通孔を通過して外部に向かってレーザ光を出射可能なレーザ発振手段を設けることが望ましい。このような構成とすれば、レーザ光を身体に照射しながらプローブを移動させることにより、プローブの移動経路を目視確認することができるため、当該プローブを経絡に沿って正確に移動させることができる。また、プローブの動きのブレや乱れは、身体上のレーザ光の照射点の動きとなって現れるため、経絡や経穴の異常を正確に把握することができる。
【0015】
一方、前記本体部に、前記プローブの前記フェライトコアにパルス電流を供給する発振回路を設けることもできる。このような構成とすれば、フェライトコアを通過して出射されるレーザ光にパルス電圧を印加することができるため、このようなレーザ光を経穴に照射することにより、当該経穴と関連する部位や臓器の治療を行うこともできる。
【0016】
この場合、前記発振手段に、周波数1Hz〜17kHzの範囲で連続的に周波数が変化するパルス電流を発振可能なオートスウィープ発振回路を設ければ、広範囲にわたる周波数を有するパルス電圧をレーザ光に印加することが可能となるため、優れた治療効果が得られる。
【0017】
一方、前記本体部に、周波数1Hz〜17kHzの範囲内の何れかの周波数のパルス電流を選択的に発振可能な発振回路を設ければ、特定の周波数のパルス電圧をレーザ光に印加することが可能となるため、病状に適した周波数を選択することにより、的確な治療効果を得ることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明により、被験者の身体に接触することなく、被験者の病気に関する情報を迅速且つ正確に把握することのできるエネルギ検知装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態であるエネルギ検知装置を示す斜視図、図2は図1に示すプローブの概略構成図、図3は図1に示すプローブの一部分解斜視図、図4は図1に示すプローブの回路図である。また、図5は図1に示す本体部の概略構成図、図6は図1に示す本体部の回路図、図7は図1に示す本体部に内蔵されたグリッドフェライトコアの回路図、図8は図7に示すグリッドフェライトコア部の回路図、図9(a)は図8に示すグリッドフェライトコア部の一部切欠斜視図、図9(b)は図9(a)中のY−Y線における断面図である。
【0020】
図1に示すように、本実施形態のエネルギ検知装置10は、生体が発する微弱な電磁気気的エネルギを検知するプローブ5と、プローブ5とケーブル5eを介して電気的に接続された本体部8と、を備えている。プローブ5は、略円筒状の把持部5bと、その基端部から延設されたコネクタ5c付きのケーブル5eと、有し、把持部5bの外周面の基端寄りの部分には、後述するレーザ光を出射、停止するためのスイッチ6が設けられ、把持部5bの先端にはフェライトコア5dが取り付けられ、その中心にはレーザ光を通過させるための貫通孔5aが開設されている。
【0021】
略直方体形状の本体部8の正面パネル8aには、回転式のPOWERスイッチ1,SCHUMANNスイッチ2,LASERスイッチ3,周波数切替ツマミ4及びコネクタ接続部7が設けられ、POWERスイッチ1及びLASERスイッチ3の上方には、それぞれパイロットランプ1p,3pが設けられている。プローブ5から延設されたケーブル5eのコネクタ5cは、本体部8の正面パネル8aのコネクタ接続部7に着脱可能に接続されている。
【0022】
POWERスイッチ1を回転操作することにより、当該エネルギ検知装置10の電源のON・OFFと、その作動モード切替(LASERモード、NORMALモードまたはAUTOモード)と、を行うことができる。SCHUMANNスイッチ2を操作すると、本体部8からプローブ5へSCHUMANN波(地球の大地と電離層との間の空間における共振周波数7.8Hzの電磁波)と同じ周波数のパルス電流を供給したり、停止したりすることができる。LASERスイッチ3を操作することにより、プローブ5からのレーザ光の出射、停止をスイッチ6の手動操作で行うか、プローブ5から連続的にレーザ光を出射するかの切り替えを行うことができる。周波数切替ツマミ4は、本体部8からプローブ5へ供給されるパルス電流の周波数を選択的に切り替えるためのものである。
【0023】
図2〜図4に示すように、プローブ5は、4個のダイオード(図4参照)で形成された複数のブリッジダイオード11を互いにクロス積層状態に配列し、各ブリッジダイオード11の4本の端子11aをそれぞれ並列に接続して形成された積層ダイオード12と、積層ダイオード12の4本の端子11aと4本の電線13を介して接続されたフェライトコア5dと、積層ダイオード12の4本の端子11aからそれぞれ延設された4本の接続コード14と、を有している。
【0024】
また、プローブ5には、フェライトコア5dに開設された貫通孔5aを通過して外部に向かってレーザ光を出射可能なレーザ発振手段15と、レーザ発振手段15に給電するための電線16と、レーザ発振手段15をON・OFFするためのスイッチ6と、が設けられている。レーザ発振手段15は、積層ダイオード12とフェライトコア5dとの間に配置されている。
【0025】
図5〜図9に示すように、本体部8は、グリッドフェライト部18、手動調整発振回路19、オートスイープ発振回路20、位相反転回路21及び複数の出力回路22などを備えている。グリッドフェライト部18は、格子状のグリッドフェライト本体18aと、その複数箇所に付設された導電部材24と、それぞれの導電部材24上にクロス積層状態にして配置された二つのブリッジダイオード23と、複数のブリッジダイオード24の端子同士を接続するとともに、コンデンサC1〜C20と組み合わせて形成された回路に導通する4個の接続端子25と、を有している。そして、プローブ5の4本の接続コード14と、本体部8の4個の接続端25と、が着脱可能に接続されている。
【0026】
グリッドフェライト部18においては、図9に示すように、グリッドフェライト本体18aの格子部分に銅板製の導電部材24を巻き付け、その外面にクロス積層された二つのブリッジダイオード24を貼着し、ブリッジダイオード24の端子を導電部材23に半田付けしている。
【0027】
本体部8内に設けられた手動調整発振回路19、オートスイープ発振回路20により、プローブ5のフェライトコア5dへパルス電流を供給することができる。この場合、オートスイープ発振回路20は、周波数1Hz〜17kHzの範囲で連続的に周波数が変化するパルス電流を発生する機能を有し、手動調整発振回路19は、周波数1Hz〜17kHzの範囲内の何れかの周波数のパルス電流を選択的に発生する機能を有する。
【0028】
本体部8の正面パネル8aにあるPOWERスイッチ1をNORMALモードにセットすると、手動調整発振回路19が作動するので、周波数切替ツマミ4を回転調節することにより、周波数1Hz〜17kHzの範囲内の何れかの周波数のパルス電流がプローブ5へ供給される。一方、POWERスイッチ1をAUTOモードにセットすると、オートスイープ発振回路20が作動するので、周波数1Hz〜17kHzの範囲内で連続的に周波数が変化するパルス電流がプローブ5へ供給される。
【0029】
次に、図1及び図10,図11に基づいて、エネルギ検知装置10の使い方について説明する。図10,図11はエネルギ検知装置10の使用状態を示す図である。
【0030】
エネルギ検知装置10のプローブ5に内蔵された積層ダイオード12(図3参照)は、被験者の身体Mが局部的に発している微弱な電磁気的エネルギ(電磁波など)をキャッチして、それに共鳴するアンテナ機能などを兼備えている。従って、本体部8に接続されたプローブ5を験者が手で持って、そのフェライトコア5d側を被験者の身体Mに近づけ、経絡(図示せず)に沿って移動させると、当該経絡に繋がる経穴(図示せず)に異常が無いとき、プローブ5は経絡に沿ってスムーズに移動する。
【0031】
一方、経穴に異常がある場合、それに繋がる経絡に沿ってプローブ5を動かすと、プローブ5は微弱な力を受け、移動中のプローブ5にブレが生じるため、経絡に沿ってスムーズに移動することができない。このような現象が生じる理由は、一部不明な部分もあるが、経穴に異常があると、これに繋がる経絡を流れる微弱な電磁気的エネルギに乱れが生じ、これをキャッチしたプローブ5が微弱な反発力を受けるためではないかと推測される。
【0032】
従って、経絡に沿ってプローブ5をスムーズに移動できない場合、当該経絡に繋がる経穴と関連する内臓や身体部位に異常が生じていると判断することができる。このように、身体Mに存在する各種経絡に沿ってプローブ5を移動させることにより、身体Mの異常を発見することができるため、被験者の身体Mに接触することなく、被験者の病気に関する情報を迅速且つ正確に把握することができる。
【0033】
また、プローブ5はレーザ発振手段15を有するので、フェライトコア5dの貫通孔5aから出射するレーザ光Lを身体Mに照射しながらプローブ5を移動させれば、プローブ5の移動経路を目視確認することができるため、プローブ5を経絡に沿って正確に移動させることができる。また、移動中に生じるプローブ5の動きのブレや乱れは、身体M上のレーザ光の照射点Pの動きとなって現れるため、経絡や経穴の異常を正確に把握することができる。
【0034】
一方、プローブ5のフェライトコア5dにパルス電流を供給する発振回路(手動調整発振回路19、オートスイープ発振回路20)が本体部8に設けられているため、前記発振回路を作動させ、フェライトコア5dを通過して出射されるレーザ光Lにパルス電圧を印加することができる。このようなレーザ光Lを経穴に照射し、所定の刺激を与えることにより、当該経穴と関連する部位の治療を行うこともできる。即ち、エネルギ検知装置10は治療装置としての機能も有している。
【0035】
この場合、POWERスイッチ1をAUTOモードにセットして、オートスイープ発振回路20を作動させれば、周波数1Hz〜17kHzの範囲で連続的に周波数が変化するパルス電流に基づくパルス電圧をレーザ光Lに印加することができるため、優れた治療効果が得られる。一方、POWERスイッチ1をNORMALモードにセットし、周波数切替ツマミ4を操作すれば、手動調整発振回路19が作動し、特定周波数のパルス電圧をレーザ光Lに印加することが可能となるため、病状に適した周波数を選択することにより、特的疾患に対する治療効果を高めることができる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、患者の病気の診察、治療などが行われる医院、病院などの各種医療機関において広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施の形態であるエネルギ検知装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示すプローブの概略構成図である。
【図3】図1に示すプローブの一部分解斜視図である。
【図4】図1に示すプローブの回路図である。
【図5】図1に示す本体部の概略構成図である。
【図6】図1に示す本体部の回路図である。
【図7】図1に示す本体部に内蔵されたグリッドフェライトコアの回路図である。
【図8】図7に示すグリッドフェライトコア部の回路図である。
【図9】(a)は図8に示すグリッドフェライトコア部の一部切欠斜視図であり、(b)は前記(a)中のY−Y線における断面図である。
【図10】図1に示すエネルギ検知装置の使用状態を示す図である。
【図11】図1に示すエネルギ検知装置の使用状態を示す図である。
【符号の説明】
【0038】
1 POWERスイッチ
1p,3p パイロットスイッチ
2 SCHUMANNスイッチ
3 LASERスイッチ
4 周波数切替ツマミ
5 プローブ
5a 貫通孔
5b 把持部
5c コネクタ
5d フェライトコア
5e ケーブル
6 スイッチ
7 コネクタ接続部
8 本体部
8a 正面パネル
10 エネルギ検知装置
11,24 ブリッジダイオード
11a 端子
12 積層ダイオード
13,16 電線
14 接続コード
15 レーザ発振手段
18 グリッドフェライト部
18a グリッドフェライト本体
19 手動調整発振回路
20 オートスイープ発振回路
21 位相反転回路
22 出力回路
23 導電部材
25 接続端
C1〜C20 コンデンサ
L レーザ光
M 身体
P 照射点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体が発する微弱な電磁気的エネルギを検知するプローブと、前記プローブと電気的に接続された本体部と、を備え、
前記プローブが、クロス積層状態に配列された複数のブリッジダイオードの端子をそれぞれ並列に接続して形成された積層ダイオードと、前記積層ダイオードの端子と接続されたフェライトコアと、前記積層ダイオードの端子からそれぞれ延設された接続コードと、を有し、
前記本体部が、格子状のグリッドフェライトの複数箇所に付設された複数の導電部材と、それぞれの前記導電部材上にクロス積層状態にして配置された複数のブリッジダイオードと、複数の前記ブリッジダイオードの端子同士を並列接続して形成された回路に導通する接続端子と、を有することを特徴とするエネルギ検知装置。
【請求項2】
前記プローブに、前記フェライトコアに開設された貫通孔を通過して外部に向かってレーザ光を出射可能なレーザ発振手段を設けた請求項1記載のエネルギ検知装置。
【請求項3】
前記本体部に、前記プローブの前記フェライトコアにパルス電流を供給する発振回路を設けた請求項1または2記載のエネルギ検知装置。
【請求項4】
前記発振手段に、周波数1Hz〜17kHzの範囲で連続的に周波数が変化するパルス電流を発振可能なオートスウィープ発振回路を設けた請求項3記載のエネルギ検知装置。
【請求項5】
前記本体部に、周波数1Hz〜17kHzの範囲内の何れかの周波数のパルス電流を選択的に発振可能な発振回路を設けた請求項3または4記載のエネルギ検知装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−279149(P2009−279149A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−133526(P2008−133526)
【出願日】平成20年5月21日(2008.5.21)
【出願人】(592104025)
【出願人】(508152010)
【Fターム(参考)】