説明

エレベータの主ロープ検査装置

【課題】パルス信号を用いてエレベータの主ロープの損傷を検査することができるエレベータの主ロープ検査装置の提供。
【解決手段】本発明は、機械室レスエレベータに装備され、主ロープ1の端部1aの上面を露出させるようにして、この主ロープ1をビーム部材2に上下方向に延設された状態で固定するロッド14、ばね部材12、ばね受け部材11、ナット10、及びロープ固定部材9等を含むロープ端部固定手段と、露出した主ロープ1の端部1aの上面に当接し、主ロープ1の露出した端部1aの上面にパルス信号である入射波22を入射させる送信部20と、入射波22に応じて発生する反射波21を受信する受信部19と、この受信部19で受信した反射波21に基づいて主ロープ1の損傷を判定する判定部17とを備えた構成にしてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗かごとつり合いおもりを釣瓶式に昇降させる主ロープの損傷を検査するエレベータの主ロープ検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なエレベータでは、乗かごとつり合いおもりが主ロープを介して昇降路内を釣瓶式に昇降している。このようなエレベータに備えられる主ロープはワイヤロープから成り、疲労や磨耗により、ワイヤロープを構成する鋼線(素線)が少しずつ破断していき、その素線破断は経年的に増加し、素線破断数が基準値を超えると、主ロープは寿命に至ったと判断されて交換が行われる。
【0003】
従来、使用中の主ロープすなわちワイヤロープの破断数を検査するために、電磁気探傷法を実施する探傷装置(ワイヤロープテスタ)を用いて、主ロープの破断数を定量的に計測する装置が提案されている(特許文献1参照)。しかし、前述した従来のロープ探傷装置では、主ロープの全行程を探傷する必要があり、主ロープが長くなる機種では、その作業時間が増大してエレベータ保守員の負担を大きくする問題があった。
【0004】
一方、長尺物の破断などの異常を判定する従来の技術としては、鉄道のレールにパルス信号を入射して、その反射波の波形を分析することで、鉄道のレールの破断異常を判定するものが提案されていた(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−122074号公報
【特許文献2】特開2010−059688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献2に開示される異常判定技術を、エレベータの主ロープに適用しようとした場合には、エレベータの主ロープのロープ端部の構成上、測定器を主ロープに取り付けることが困難であり、適用することができない。
【0007】
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、パルス信号を用いてエレベータの主ロープの損傷を検査することができるエレベータの主ロープ検査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明に係るエレベータの主ロープ検査装置は、乗かごと、つり合いおもりとの間に張設され、これらの乗かごとつり合いおもりを釣瓶式に昇降させる主ロープの損傷を検査するエレベータの主ロープ検査装置において、前記主ロープの端部の上面を露出させるようにして、この主ロープをビーム部材に上下方向に延設された状態で固定するロープ端部固定手段と、露出した前記主ロープの前記端部の上面にそれぞれ当接し、前記主ロープの露出した前記端部の上面にパルス信号である入射波を入射させる送信部及び前記入射波に応じて発生する反射波を受信する受信部と、前記受信部で受信した前記反射波に基づいて前記主ロープの損傷を判定する判定部とを備えたことを特徴としている。
【0009】
このように構成した本発明は、主ロープの損傷の検査に際しては予め、ロープ端部固定手段により、主ロープの端部の上面を露出させるようにして、主ロープをビーム部材に上下方向に延設された状態で固定することが行われる。また、この状態において、送信部及び受信部を露出した主ロープの端部の上面に当接させるようにして配置することが行われる。このような状態で自動操作により、あるいは手動操作により、送信部からパルス信号である入射波を送信することが実施される。このように入射波を送信した後に受信部に反射波が受信されなければ、判定部によって主ロープに損傷を生じておらず正常と判定される。また、受信部に反射波が受信されたときは、判定部によって、主ロープに損傷を生じていると判定される。すなわち本発明は、パルス信号を用いてエレベータの主ロープの損傷を検査することができる。これにより、主ロープの損傷検査作業を短時間で実施することができる。
【0010】
また本発明は、前記発明において、前記ロープ端部固定手段は、前記ビーム部材に形成した貫通穴であるビーム孔と、前記ビーム部材の前記ビーム孔に挿通し、前記主ロープの前記端部に設けられ、前記主ロープを挿通させる貫通穴を有するロッドと、前記ロッドに巻装され、前記ビーム部材に載置されるばね部材と、このばね部材の上端に当接し、前記ロッドが挿通する穴を有するばね受け部材と、前記ばね受け部材に載置され、前記ロッドの外周に形成されたおねじ部に螺合するめねじ部を有するナットと、上面を露出させるようにして前記主ロープの前記端部が固定され、前記ロッドの上端に当接するロープ固定部材とを含むことを特徴としている。
【0011】
このように構成した本発明は、主ロープの端部の固定に際しては、ビーム部材のビーム孔にロッドを挿通させ、このロッドにばね部材を巻装させ、ばね部材の上端にばね受け部材を配置し、このばね受け部材の穴にロッドを挿通させる。この状態においてナットのめねじ部とロッドのおねじ部を螺合させてナットをロッドに締結する。このようにしてから、上面を露出させるようにして主ロープの端部をロープ固定部材で固定し、このロープ固定部材をロッドの上端に当接させる。すなわち、ばね部材のばね力によってばね受け部材が押し上げられ、このばね受け部材によって一体化されたナットとロッドが押し上げられ、これによりロッドの上端がロープ固定部材の底部に当接する。このようにして主ロープの端部を、上面を露出させるようにしてビーム部材に上下方向に延設された状態で安定に固定することができる。
【0012】
また本発明は、前記発明において、前記判定部は、前記送信部によって前記入射波が前記主ロープに入射されてから、前記受信部で前記反射波が受信されるまでの時間に基づいて、前記主ロープの損傷の箇所を特定する処理を行うことを特徴としている。このように構成した本発明は、判定部によって主ロープの損傷箇所を特定できるので、主ロープの損傷検査作業が容易となる。
【0013】
また本発明は、前記発明において、前記エレベータは、機械室レスエレベータから成ることを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、主ロープの端部の上面を露出させるようにして、この主ロープをビーム部材に固定するロープ端部固定手段と、露出した主ロープの端部の上面にそれぞれ当接し、主ロープにパルス信号である入射波を入射させる送信部及び入射波に応じて発生する反射波を受信する受信部と、受信部で受信した反射波に基づいて主ロープの損傷を判定する判定部とを備えた構成にしてある。このように構成した本発明は、パルス信号を用いてエレベータの主ロープの損傷を検査することができる。これにより本発明は、主ロープの損傷検査作業を短時間で実施することができ、この主ロープの損傷検査作業を従来に比べて能率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る主ロープ検査装置の一実施形態が装備されるエレベータの縦断面図である。
【図2】本実施形態に係る主ロープ検査装置に備えられるロープ端部固定手段の構成を示す正面図である。
【図3】本実施形態に備えられる検査部の構成を示す正面図である。
【図4】本実施形態に備えられる検査部における処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係るエレベータの主ロープ検査装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る主ロープ検査装置の一実施形態が装備されるエレベータの縦断面図である。
【0018】
本発明に係る主ロープ検査装置の一実施形態の測定対象である主ロープ1は、図1に示すように、例えば機械室レスエレベータの乗かご4と、つり合いおもり7との間を、巻上機6、転向プーリ3を経由して張設され、それぞれの端部1a,1bを昇降路5の上部のビーム部材2に固定される。そして、巻上機6を駆動させることにより、主ロープ1の駆動を介して乗かご4とつり合いおもり7とが釣瓶式に昇降するようになっている。
【0019】
図2は、本実施形態に係る主ロープ検査装置に備えられるロープ端部固定手段の構成を示す正面図、図3は、本実施形態に備えられる検査部の構成を示す正面図である。
【0020】
図1に示す機械室レスエレベータに装備される本実施形態に係る主ロープ検査装置は、主ロープ1の例えば端部1aの上面に露出させるようにして、この主ロープ1をビーム部材2に上下方向に延設された状態で固定するロープ端部固定手段を備えている。
【0021】
このロープ端部固定手段は、例えば図2に示すように、ビーム部材2に形成した貫通穴であるビーム孔2aと、ビーム部材2のビーム孔2aに挿通し、主ロープ1の端部1aに設けられ、主ロープ1を挿通させる貫通穴14aを有するロッド14とを含んでいる。また、ロープ端部固定手段は、ロッド14に巻装され、ビーム部材2に載置されるばね部材12と、このばね部材12の上端に当接し、ロッド14が挿通する穴11aを有するばね受け部材11とを含んでいる。また、このロープ端部固定手段は、ばね受け部材11に載置され、ロッド14の外周に形成されたおねじ部14bに螺合するめねじ部10aを有するナット10と、上面を露出させるようにして主ロープ1の端部1aが固定され、ロッド14の上端に当接するロープ固定部材9とを含んでいる。ロープ固定部材9には主ロープ1の端部1aが挿通する穴9aを設けてある。また、ロープ固定部材9の上面と、主ロープ1の端部1aの上面とが同一面を形成するように、主ロープ1の端部1aをロープ固定部材9に固定してある。
【0022】
また本実施形態は、主ロープ1の損傷に対する検査処理を実行する検査部8を備えている。この検査部8は、図3に示すように、パルス信号生成部18と、露出した主ロープ1の端部1aの上面にそれぞれ当接し、主ロープ1の端部1aの上面にパルス信号生成部18で生成されたパルス信号である入射波22を入射させる送信部20と、入射波22に応じて発生する反射波21を受信する受信部19と、この受信部19で受信された反射波21に基づいて主ロープ1の損傷を判定する判定部17と、この判定部17の判定結果を表示する表示部16とを含んでいる。なお、例えば前述の判定部17は、送信部20によって入射波22が主ロープ1に入射されてから、受信部19で反射波21が受信されるまでの時間に基づいて、主ロープ1の損傷箇所を特定する処理を行うものから成っている。また、この検査部8は、パルス信号生成部18、送信部20、受信部19、判定部17、及び表示部16のそれぞれが接続される制御部15を含んでいる。
【0023】
前述した構成の本実施形態に係る主ロープ検査装置を用いて行われる主ロープ1の損傷検査の開始時期は、例えばエレベータの走行時間が主ロープ1の交換時期を迎えたときであり、この時期に至ると主ロープ1は磨耗の劣化が進行していると見做される。例えば標準的な機械室レスエレベータの場合、昇降路5が4〜6階床であるならば、走行時間が8200h(時間)以上が交換時期となっている。この走行時間は、例えば当該機械室エレベータに備えられる図示しないエレベータ制御装置で演算され、検査部8の制御部15に出力されるようになっている。
【0024】
すなわち、例えば乗かご4及びつり合いおもり7に新しい主ロープ1が取り付けられ、その新しい主ロープ1による乗かご4の走行が開始される前に、予め本実施形態に備えられるロープ端部固定手段により、主ロープ1の端部1aの上面を露出させるようにして、主ロープ1をビーム部材2に上下方向に延設された状態で固定することが行われる。また、この状態において、送信部20及び受信部19を露出した主ロープ1の端部1aの上面に当接させるようにして配置することが行われる。
【0025】
前述したロープ端部固定手段による主ロープ1の端部1aの固定に際しては、図2に示すように、ビーム部材2のビーム孔2aにロッド14を挿通させ、このロッド14にばね部材12を巻装させ、ばね部材12の上端にばね受け部材11を配置し、このばね受け部材11の穴11aにロッド14を挿通させることが行われる。この状態においてナット10のめねじ部10aとロッド14のおねじ部14aを螺合させてナット10をロッド14に締結させる。このようにしてから、上端を露出させるようにして主ロープ1の端部1aをロープ固定部材9で固定し、このロープ固定部材9をロッド14の上端に当接させる。
【0026】
すなわち、ばね部材12のばね力によってばね受け部材11が押し上げられ、このばね受け部材11によって一体化されたナット10とロッド14が押し上げられ、これによりロッド14の上端がロープ固定部材9の底部に当接する。このようにして主ロープ1の端部1aを、上面を露出させるようにしてビーム部材2に上下方向に延設された状態で安定して固定することができる。
【0027】
このように主ロープ1の端部1aがビーム部材2に固定された状態において、送信部20及び受信部19を露出した主ロープ1の端部1aの上面に当接させるようにして検査部8を配置する。この状態で、新しく取り付けられた主ロープ1の駆動による乗かご4の走行が開始される。例えば、この乗かご4の走行時間は、前述したように図示しないエレベータ制御装置で計測され、例えば所定時間毎に検査部8の制御部15に入力される。
【0028】
図4は、本実施形態に備えられる検査部における処理を示すフローチャートである。
【0029】
この図4の手順S1に示すように、検査部8の制御部15において、走行時間が交換周期を迎えたかどうか判断され、交換周期を迎えたと判断されたとき、手順S2に示すように、制御部15からの指令によりパルス信号生成部18でパルス信号が生成され、制御部15の制御により、パルス信号生成部18で生成されたパルス信号を主ロープ1に対する入射波22として送信部20から主ロープ1の端部1aに入射させる処理がなされる。その後、手順S3に示すように、受信部19に反射波21が受信されたかどうかの観測処理が判定部17で行われる。
【0030】
受信部19に反射波21が受信されないときには、手順S4に示すように、判定部17は主ロープ1に損傷が生じておらず、正常と判定と判定する。この場合には、手順S7に示すように、判定部17の判定結果が制御部15に送信され、さらに制御部15から表示部16に送信され、表示部16に検査結果は正常の旨が表示される。
【0031】
また、手順S3において、受信部19に反射波21が受信されたときには、判定部17は主ロープ1に損傷が生じていると判定する。この場合には、判定部17はさらに手順S5に示すように、送信部20によってパルス信号である入射波22を主ロープ1の端部1aに入射させてから、受信部19で反射波21を受信するまでの時間である反射時間Tを演算する処理を行う。次に制御部17は、手順S6に示すように、損傷箇所を特定する演算処理を行う。
【0032】
この演算処理は、次式により行われる。
L=(T/2)×Vp
ここで、
Lは、検出部8の送信部20及び受信部19から主ロープ1の損傷箇所までの距離
Tは、前述した反射時間
Vpは、主ロープ1中の電磁波の伝播速度
をそれぞれ示している。
【0033】
このときの判定部17の判定結果、すなわち主ロープ1に損傷が生じていて異常である旨の判定結果と、主ロープ1の端部1aの上面から損傷箇所までの距離Lとが、制御部15に送信され、さらにこの制御部15から表示部16に送信される。したがって、表示部16に、検査結果が異常である旨と、主ロープ1の端部1aの上面から損傷箇所までの距離Lとが表示される。
【0034】
このように構成した本実施形態に係る主ロープ検査装置によれば、前述のようにパルス信号を用いて主ロープ1の損傷を検査することができる。これにより、主ロープ1の損傷検査作業を短時間で実施することができ、この主ロープ1の損傷検査作業を能率良く行うことができる。
【0035】
また、本実施形態によれば、制御部15によって、主ロープ1の損傷箇所を特定できるので、主ロープ1の損傷検査作業が容易となり、この主ロープ1の損傷検査作業の能率向上に貢献する。
【0036】
なお、前述の実施形態は、主ロープ1の損傷検査作業を図示しないエレベータ制御装置から出力される信号に応じて自動操作で行う構成にしてあるが、手動操作によって損傷検査の開始指示信号を制御部15に出力させ、この手動操作による開始指示信号によって主ロープ1の損傷検査を実施するように構成してもよい。
【0037】
また、前述の実施形態は、機械室レスエレベータに装備させたが、本発明は、このように機械室レスエレベータに装備させることには限られず、主ロープ1を駆動させて乗かご4を走行させる機械室を有するエレベータにおいて装備させるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0038】
1 主ロープ
1a 端部
1b 端部
2 ビーム部材
2a ビーム孔
4 乗かご
7 つり合いおもり
8 検査部
9 ロープ固定部材
9a 穴
10 ナット
10a めねじ部
11 ばね受け部材
11a 穴
12 ばね部材
14 ロッド
14a 貫通穴
14b おねじ部
15 制御部
16 表示部
17 判定部
18 パルス信号発生部
19 受信部
20 送信部
21 反射波
22 入射波

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗かごと、つり合いおもりとの間に張設され、これらの乗かごとつり合いおもりを釣瓶式に昇降させる主ロープの損傷を検査するエレベータの主ロープ検査装置において、
前記主ロープの端部の上面を露出させるようにして、この主ロープをビーム部材に上下方向に延設された状態で固定するロープ端部固定手段と、
露出した前記主ロープの前記端部の上面にそれぞれ当接し、前記主ロープの露出した前記端部の上面にパルス信号である入射波を入射させる送信部及び前記入射波に応じて発生する反射波を受信する受信部と、
前記受信部で受信した前記反射波に基づいて前記主ロープの損傷を判定する判定部とを備えたことを特徴とするエレベータの主ロープ検査装置。
【請求項2】
請求項1に記載のエレベータの主ロープ検査装置において、
前記ロープ端部固定手段は、
前記ビーム部材に形成した貫通穴であるビーム孔と、
前記ビーム部材の前記ビーム孔に挿通し、前記主ロープの前記端部に設けられ、前記主ロープを挿通させる貫通穴を有するロッドと、
前記ロッドに巻装され、前記ビーム部材に載置されるばね部材と、
このばね部材の上端に当接し、前記ロッドが挿通する穴を有するばね受け部材と、
前記ばね受け部材に載置され、前記ロッドの外周に形成されたおねじ部に螺合するめねじ部を有するナットと、
上面を露出させるようにして前記主ロープの前記端部が固定され、前記ロッドの上端に当接するロープ固定部材とを含むことを特徴とするエレベータの主ロープ検査装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のエレベータの主ロープ検査装置において、
前記判定部は、前記送信部によって前記入射波が前記主ロープに入射されてから、前記受信部で前記反射波が受信されるまでの時間に基づいて、前記主ロープの損傷の箇所を特定する処理を行うことを特徴とするエレベータの主ロープ検査装置。
【請求項4】
請求項3に記載のエレベータの主ロープ検査装置において、
前記エレベータは、機械室レスエレベータから成ることを特徴とするエレベータの主ロープ検査装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−1523(P2013−1523A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−135473(P2011−135473)
【出願日】平成23年6月17日(2011.6.17)
【出願人】(000232955)株式会社日立ビルシステム (895)
【Fターム(参考)】