説明

エレベータの安全装置

【課題】画像処理による異物の検知を確実に行うことが出来る簡易な構成のエレベータの安全装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るエレベータの安全装置は、乗降口を開閉する一対のかごドア11,12に、発光によってかごドア11,12が閉じることを報知する発光部31,32が配備されている安全装置であって、乗降口の下方に配備されている敷居42の上方空間を撮影領域Aとする撮像装置2と、かごドア11,12が閉じる過程で撮像装置2から出力される撮影画像に基づいて敷居42上に異物が存在するか否かを判断し、異物が存在すると判断した場合に異物検知信号を生成する異物検知手段とを具え、発光部31,32は、かごドア11,12が閉じる過程で撮影領域Aを照明する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はエレベータの安全装置に関し、より具体的には、かごドアが閉じる過程で異物が挟み込まれたときの安全を図るエレベータの安全装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
エレベータのかごドアには、その閉方向端面から突出してかごドアに対して相対移動するセーフティシューフレームが取り付けられており、かごドアが閉じる過程で該セーフティシューフレームが人や異物と衝突し、該セーフティシューフレームに力が作用すると、かごドア及び乗り場ドアを閉じ動作から開き動作に反転させることが行なわれている。
又、乗りかごの乗降口を水平方向に横切る光ビームを生成して、該光ビームを人や異物が遮ると、かごドア及び乗り場ドアを閉じ動作から開き動作に反転させることが行なわれている。
【0003】
しかし、上述のセーフティシューフレームや水平の光ビームを用いた従来の異物検知方式では、紐やロープの如く細長い紐状の異物を確実に検知することが出来ない。このため、ペットを紐に繋いで連れている人が乗りかごに乗り込んだ場合、乗り場フロアにペットが残ったままとなって紐が乗りかごの乗降口を通過して延びた状態になった場合でも、紐が検知されずにかごドアと乗り場ドアの閉じ動作が完了し、乗りかごの上昇又は下降が開始する虞があった。
【0004】
そこで、乗降口の下方に配備されている敷居を撮像装置で撮影し、撮影画像に画像処理を施すことによって紐状の異物を検知することが従来から提案されている(例えば特許文献1参照)。画像処理による異物検知方式によれば、セーフティシューフレームや光ビームを用いた異物検知方式に比べて、紐状の異物の検知精度が向上することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−89190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の画像処理による異物検知方式においては、撮影領域の照度が低い場合、撮影画像において紐状の異物と背景との濃淡の差が小さくなり、紐状の異物を検知することが困難であった。このため、撮影領域の照度が低い場合には、紐状の異物が乗りかごの乗降口を通過して延びているにも拘わらず、該異物が検知されずにかごドアと乗り場ドアの閉じ動作が完了する虞があった。
【0007】
そこで本発明の目的は、画像処理による異物の検知を確実に行うことが出来る簡易な構成のエレベータの安全装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るエレベータの安全装置は、乗降口を開閉するかごドアに、発光によって前記かごドアが閉じることを報知する発光手段が配備されているエレベータの安全装置であって、
乗降口の下方に配備されている敷居の上方空間を撮影領域とする撮像手段と、前記かごドアが閉じる過程で前記撮像手段から出力される撮影画像に基づいて前記敷居上に異物が存在するか否かを判断し、異物が存在すると判断した場合に異物検知信号を生成する異物検知手段とを具え、前記発光手段は、前記かごドアが閉じる過程で前記撮影領域を照明する。
【0009】
上記エレベータの安全装置によれば、発光手段によって撮影領域を照明することにより、撮像手段からは、濃淡が明確な撮影画像が出力されることになる。従って、その撮影画像を用いることにより、異物検知手段によって敷居上に異物が存在するか否かを容易に判断することが出来、その結果、かごドアを閉じる過程で敷居上に異物が存在する場合には、確実に異物検知手段によって異物検出信号が生成されることになる。
又、かごドアが閉じることを報知する発光手段を、撮影領域の照明手段としても用いることにより、エレベータの安全装置は簡易な構成となる。
【0010】
上記エレベータの安全装置の具体的構成において、前記異物検知手段は、前記撮像手段から出力される撮影画像に少なくとも2値化処理と膨張処理とを施し、その処理結果に基づいて前記敷居上に異物が存在するか否かを判断する。
【0011】
上記エレベータの安全装置の他の具体的構成において、前記撮像手段は、前記乗降口の上方に配備されているフレームに前記敷居に向けて取り付けられ、前記発光手段は、前記かごドアの端面の内、前記かごドアと対を成す別のかごドア又は戸当たりフレームに当接すべき閉方向端面に、閉方向又は該閉方向に対して斜め下方に向けて配備されている。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係るエレベータの安全装置によれば、画像処理による異物の検知を確実に行うことが出来、しかも該安全装置は構成が簡易である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態に係るエレベータ及びその制御装置を示す図である。
【図2】該エレベータにおいて発光部が点灯した状態を示した図である。
【図3】安全制御の流れを示したフローチャートである。
【図4】画像処理の流れを示したフローチャートである。
【図5】異物が写っていない撮影画像に2値化処理を施して得られる画像を示した図である。
【図6】紐状の異物が写った撮影画像に2値化処理を施して得られる画像を示した図である。
【図7】紐状の異物と敷居との濃淡の差が小さい撮影画像に2値化処理を施して得られる画像を示した図である。
【図8】図7に示す画像に膨張処理を施して得られる画像を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエレベータ及びその制御装置を示した図である。図1に示す様に、エレベータは、乗降口を開閉する左右一対のかごドア11,12を具えたセンターオープンタイプのエレベータであって、かごの内壁には、該かごに乗り込んだ人が行先階を指定するための操作部51が配備されている。
又、上記エレベータには、かごドア11、12を駆動するためのドアモータ(図示せず)を具えたドア駆動装置52と、ドア駆動装置52のドアモータの回転を制御するためのドアモータ制御装置53とが搭載されている。
【0015】
上記エレベータにおいて、乗降口の上方に配備されているフレーム41には撮像装置2が配備され、該撮像装置2は、乗降口の下方に配備されている敷居42の上方空間が撮影領域Aとなるように、敷居42に向けて配置されている。
【0016】
一対のかごドア11,12にはそれぞれ、全閉位置にて互いに当接すべき閉方向端面11a,12aに、発光によってかごドア11,12が閉じることを報知する発光部31,32が配備されている。発光部31,32は複数のLED(Light Emitting Diode)によって構成されており、該LEDは、閉方向又は該閉方向に対して斜め下方に向けて配置されている。従って、図2において矢印で示す如く、一対のかごドア11,12が閉じる過程で発光部31,32を点灯することにより、撮影領域Aが、発光部31,32から発せられる光によって照明されることになる。
【0017】
図1に示す様に、上記エレベータの制御装置は、昇降制御手段61と、表示案内制御手段62と、発光部制御手段63と、画像処理手段64と、異物判定手段65と、ドア開閉指令手段66とから構成されており、これらの手段61〜66は、バス68を介して入出力回路67に接続されている。
入出力回路67は、エレベータに配備されている撮像装置2、発光部31,32、操作部51、及びドアモータ制御手段53に、信号線7を介して接続されている。
【0018】
昇降制御手段61は、かごの昇降を制御するためのものである。操作部51にて行先階が指定された場合、指定された行先階の情報が昇降制御手段61に与えられ、昇降制御手段61は、指定された行先階までかごが移動するように、前記情報に基づいてかごの昇降を制御する。
表示案内制御手段62は、かご内に配備されている表示部54に、かごが停止している階数や、かごの昇降時にかごが通過している階数等を表示するためのものである。
【0019】
発光部制御手段63は、発光部31,32の点灯を制御するためものであり、かごドア11,12の閉じ動作が開始する直前に発光部31,32の点灯を開始し、かごドア11,12が閉じる過程で発光部31,32の点灯を維持する。これにより、一対のかごドア11,12が閉じる過程では、発光部31,32から発せられる光によって、かごドア11,12の閉じ動作の開始が報知されると共に、撮像装置2による撮影領域Aが照明されることになる。
【0020】
画像処理手段64は、撮像装置2から出力される撮影画像に2値化処理や膨張処理を施すためのものである。撮影画像に2値化処理を施すことにより、撮影画像の内、濃度が所定値よりも高い領域が黒色に変換され、濃度が所定値より低い領域が白色に変換される。
尚、撮影画像に2値化処理を施す前に、画像処理手段64によって撮影画像にリサイズとトリミングを施すことにより、撮影画像から不要な領域を削除した画像を所定の解像度で抽出してもよい。
【0021】
異物判定手段65は、2値化処理後の画像に基づいて敷居42上に紐状の異物が存在するか否かを判断し、異物が存在すると判断した場合に異物検知信号を生成するものである。具体的には、異物判定手段65は、2値化処理後の画像に写っている黒色領域のエッジに、水平方向に対する傾き角度θが所定の角度θ0より大きい縦エッジが存在するか否かを判断し、縦エッジが存在すると判断した場合、敷居42上に乗降口を通過して延びた紐状の異物が存在するものとして、異物検知信号を生成する。
【0022】
従って、本実施形態においては、画像処理手段64と異物判定手段65とによって、かごドア11,12が閉じる過程で撮像装置2から出力される撮影画像に基づいて敷居42上に紐状の異物が存在するか否かを判断し、異物が存在すると判断した場合に異物検知信号を生成する異物検知手段が構成されることになる。
【0023】
ドア開閉指令手段66は、かごドア11,12の開閉を制御するためのものであり、ドアモータ制御手段53に指令を与えることによりかごドア11,12の開閉を制御する。そして、かごドア11,12が閉じる過程で異物判定手段65によって異物検知信号が生成された場合、ドア開閉指令手段66は、ドアモータ制御手段53に指令を与えて、かごドア11,12を閉じ動作から開き動作に反転させる。
【0024】
次に、上記エレベータの安全制御につき、図3に示すフローチャートに沿って具体的に説明する。安全制御は、かごドア11,12が全開位置まで移動した時点から開始される。
安全制御が開始されると、まずステップS1において、ドア開閉指令手段66が、かごドア11,12が全開位置にて待機している時間(開放時間)が所定の時間を経過したか否かを判断する。
【0025】
ステップS1においてノー(NO)と判断された場合には、ステップS2において、かごドア11,12は全開位置にて待機した状態(全開状態)で維持される。そして、再びステップS1に戻り、ステップS1にてイエス(YES)と判断されるまで、ステップS1とステップS2が繰り返し実行される。
【0026】
ステップS1においてイエスと判断された場合、安全制御はステップS3に移行する。ステップS3では、発光部制御手段63の制御によって発光部31,32が点灯される。
その後、安全制御はステップS4に移行する。ステップS4では、ドア開閉指令手段66の制御によってかごドア11,12の閉じ動作が開始される。閉じ動作が開始された後も、発光部31,33は点灯した状態で維持される。従って、かごドア11,12が閉じる過程では、撮像装置2の撮影領域Aが発光部31,32によって照明されることになる。
【0027】
かごドア11,12が閉じる過程では、撮像装置2によって撮影領域Aの撮影が実行され、撮影画像が撮像装置2から画像処理手段64に向けて出力される。かごドア11,12が閉じる過程では、上述の如く撮影領域Aが発光部31,32によって照明されているので、撮像装置2からは、濃淡が明確な撮影画像が出力されることになる。
【0028】
撮影装置2からの撮影画像の出力に伴って、安全制御のステップS5では、画像処理手段64によって撮影画像に画像処理が施される。
図4は、ステップS5の画像処理の流れを示したフローチャートである。図4に示す様に画像処理では、まずステップS51において、撮像装置2から出力された撮影画像が画像処理手段64に取り込まれる。その後、画像処理手段64は、ステップS52にて撮影画像にリサイズを施し、そしてステップS53にてリサイズ後の撮影画像にトリミングを施す。これにより、撮影画像から不要な領域を削除した画像が所定の解像度で抽出されることになる。
【0029】
ステップS53の実行後、画像処理はステップS54に移行する。ステップS54では、画像処理手段64は、ステップS53において抽出された抽出画像に2値化処理を施す。これにより、抽出画像の内、濃度が所定値よりも高い領域が黒色に変換され、濃度が所定値より低い領域が白色に変換されることになる。
【0030】
上述の如く発光部31,32の照明によって撮影画像の濃淡が明確になっているので、該撮影画像において敷居42上に紐状の異物が写っている場合、該異物と敷居42との濃淡の差は大きくなる。従って、2値化処理により、図6に示す如く異物の部分が確実に黒色に変換されることとなり、その結果、2値化処理後の画像において異物が確実に写り込むこととなる。
尚、図5に示す画像は、敷居42上に紐状の異物が写っていない撮影画像に2値化処理を施すことにより得られたものである。
【0031】
撮影画像において敷居42上に紐状の異物が写っている場合でも、異物への光の当たり方によっては、異物と敷居42との濃淡の差が部分的に小さくなる場合がある。このような撮影画像に2値化処理を施した場合、図7に示す如く異物の部分が断片的に黒色に変換されるので、2値化処理直後の画像からでは、異物判定手段65によって黒色領域に縦エッジが存在するか否かを判断することは困難である。
【0032】
そこで、2値化処理(ステップS54)の実行後、ステップS55において2値化処理後の画像に膨張処理を施す。これにより、図8に示す如く黒色領域が膨張され、その結果、黒色領域に縦エッジが存在する場合には、該縦エッジが強調されることになる。
【0033】
ステップS5での画像処理の実行後、安全制御はステップS6に移行する。ステップS6では、異物判定手段65が、画像処理後の画像に写っている黒色領域のエッジに、図6又は図8に示す如く水平方向に対する傾き角度θが所定の角度θ0より大きい縦エッジが存在するか否かを判断する。
【0034】
異物判定手段65は、ステップS6においてイエスと判断した場合、敷居42上に乗降口を通過して延びた紐状の異物が存在するものとして、ステップS7にて異物検知信号を生成する。ステップS7にて異物検知信号が生成されると、ドア開閉指令手段66は、ステップS8において、かごドア11,12を閉じ動作から開き動作に反転させる。開き動作に反転したかごドア11,12は、全開位置まで移動し(ステップS2)、そして再びステップS1に戻ることになる。
【0035】
一方、ステップS6においてノーと判断された場合には、安全制御はステップS9に移行する。ステップS9では、かごドア11,12の閉じ動作が完了したか否かが判断される。ステップS9においてノーと判断された場合には、安全制御はステップS5に戻り、ステップS9にてイエスと判断されるまで上述した安全制御が繰り返し実行される。
ステップS9においてイエスと判断された場合には、ステップS10にて発光部制御手段63の制御によって発光部31,32が消灯され、安全制御が終了する。
【0036】
上述したエレベータ及びその制御装置によれば、発光部31,32によって撮影領域Aを照明することにより、撮像装置2からは、濃淡が明確な撮影画像が出力されることになる。従って、撮影画像に異物が写っている場合には、該撮影画像への画像処理(主に2値化処理や膨張処理)の実行により、画像処理後の画像において異物が確実に写り込むこととなる。このような画像を用いることにより、異物判定手段65によって敷居43上に異物が存在するか否かを容易に判断することが出来、その結果、かごドア11,12を閉じる過程で敷居43上に異物が存在する場合には、確実に異物判定手段65によって異物検出信号が生成されることになる。即ち、異物が確実に検知されることとなる。
【0037】
又、かごドア11,12が閉じることを報知する発光部31,32を、撮影領域Aの照明手段としても用いることにより、上述した安全制御は、簡易な構成によって実現されている。
【0038】
尚、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、センターオープンタイプのエレベータの安全装置として採用した上述の各種構成は、サイドオープンタイプのエレベータの安全装置としても採用することが可能である。サイドオープンタイプのエレベータにおいては、発光部は、かごドアの端面の内、戸当たりフレームと当接すべき閉方向端面に、閉方向又は閉方向に対して斜め下方に向けて配備されることになる。
【0039】
又、上記実施形態においては、画像処理後の画像に縦エッジが存在する否かを判断することにより、敷居43上に存在する紐状の異物を検知したが、本発明はこれに限定されるものでない。例えば、撮像装置2から出力される撮影画像を、敷居43上に異物が写っていない撮影画像と比較することにより、敷居43上に異物が存在するか否かを判断してもよい。この場合、異物が紐状のものでなくても、該異物を検知することが可能である。
【0040】
更に、撮影装置2と発光部31,32の配置は、上記実施形態に限定されるものではなく、撮影装置2は、敷居43の上方空間が撮影領域Aとなるような種々の配置が可能であり、発光部31,32は、報知と撮影領域Aの照明の両方が実行できる種々の配置が可能である。
【符号の説明】
【0041】
11,12 かごドア
2 撮像装置(撮像手段)
31,32 発光部(発光手段)
41 フレーム
42 敷居
64 画像処理手段
65 異物判定手段
A 撮影領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗降口を開閉するかごドアに、発光によって前記かごドアが閉じることを報知する発光手段が配備されているエレベータの安全装置において、
乗降口の下方に配備されている敷居の上方空間を撮影領域とする撮像手段と、前記かごドアが閉じる過程で前記撮像手段から出力される撮影画像に基づいて前記敷居上に異物が存在するか否かを判断し、異物が存在すると判断した場合に異物検知信号を生成する異物検知手段とを具え、前記発光手段は、前記かごドアが閉じる過程で前記撮影領域を照明することを特徴とするエレベータの安全装置。
【請求項2】
前記異物検知手段は、前記撮像手段から出力される撮影画像に少なくとも2値化処理と膨張処理とを施し、その処理結果に基づいて前記敷居上に異物が存在するか否かを判断する請求項1に記載のエレベータの安全装置。
【請求項3】
前記撮像手段は、前記乗降口の上方に配備されているフレームに前記敷居に向けて取り付けられ、前記発光手段は、前記かごドアの端面の内、前記かごドアと対を成す別のかごドア又は戸当たりフレームに当接すべき閉方向端面に、閉方向又は該閉方向に対して斜め下方に向けて配備されている請求項1又は請求項2に記載のエレベータの安全装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2010−228829(P2010−228829A)
【公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−75445(P2009−75445)
【出願日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【出願人】(000112705)フジテック株式会社 (138)
【Fターム(参考)】