説明

エレベータ制御装置

【課題】大雨の恐れがあるときにかご上制御機器が水を被らないようにしながら利用できるようにエレベータを制御するエレベータ制御装置を提供する
【解決手段】エレベータ制御装置は、エレベータが利用されていないときにはかごをパーク階に停車しておくように運行制御するエレベータ制御装置において、天候が悪くなって大雨の可能性が高いときには上記かごの上に水が被る危険性の小さな階にパーク階を変更して上記エレベータを運行制御する。また、上記エレベータの付近の気圧を計測する気圧計を備え、気圧が予め定めた第1の閾値未満に達したとき大雨の可能性が高いと判断する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、エレベータの運行を制御するエレベータ制御装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、エレベータの昇降路は雨天時に冠水しない場所に設けられているとともに、昇降路底部には防水処理を施してかごおよびつり合いおもりが冠水しないように構成されている。しかし、予期せぬ集中豪雨や台風により、排水溝や河川が増水して道路上に雨水があふれ、建物内に雨水が流れ込むことがある。そして、更に増水すると、エレベータの乗場のドアと敷居の溝との隙間より浸水し、エレベータのかごは冠水して機器の損傷や絶縁劣化を生じ、重大事故につながる恐れがある。
そこで、集中豪雨が発生すると、エレベータを保守する保守員は冠水しそうな建物に出向き、乗かごを安全な階へ退避させ、その後、エレベータが運行しないように休止スイッチを投入し、エレベータ機器への損傷を防止するようになっている。
【0003】
また、エレベータの昇降への浸水を検知する冠水センサを設け、この冠水センサの検知時にエレベータの乗かごが浸水個所へ走行しないようにしたエレベータの非常運転装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ところが、保守員が冠水しそうな建物に出向くのは、多大な労力と時間を要するので、冠水の恐れがあるすべての建物に出向いて退避措置を行なうためにはかなり早い段階から作業を開始しなければならず、そのためエレベータの停止時間が長くなるので、エレベータの利用者に不便を強いることになる。さらには、急な集中豪雨などの場合には対応が困難である。
【0005】
そこで、それぞれエレベータが備えられる複数の建物と、これらの建物を電話回線を介して遠隔的に監視する監視センタとに備えられ、建物への浸水によりエレベータのかごおよびつり合いおもりが冠水することを防止するエレベータの冠水防止装置が提案されている。この冠水防止装置は、監視センタに、複数の建物の内の少なくとも1つ建物に冠水が発生する恐れのあることが確認されたとき、退避指令および退避運転開始時刻を出力する指令出力手段を設けるとともに、複数の建物のそれぞれに、退避指令および退避運転開始
時刻を記憶する記憶部と、退避運転時刻になるとエレベータのかごおよびつり合いおもりが冠水しない位置まで運転させるとともに、かごおよびつり合いおもりが冠水する位置への運行を禁止する避難信号を出力する信号出力手段とを備える(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】実開昭58−154265号公報
【特許文献2】特開平9−40315号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、建物から冠水が発生しそうであるという連絡を監視センタで受けたときには既にその建物の付近に実際にかなりの大雨が降っており、エレベータの乗場のドアと敷居との間の隙間から雨水が流れ込んでしまい、かごの上に配備されたかご上制御機器に水が被り機器の損傷や絶縁劣化を生じ、重大事故を引き起こす可能性がある。
また、冠水の恐れがあるときにエレベータのかごおよびつり合いおもりが冠水しない位置まで退避運転をするとともに、かごおよびつり合いおもりが冠水する位置への運行を禁止すると必要以上に利用者の利用が制限されて利便性が悪化するという問題がある。
【0008】
この発明の目的は、大雨の恐れがあるときかご上制御機器に水が被らないようにしながら利用できるようにエレベータを運行制御するエレベータ制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明に係るエレベータ制御装置は、エレベータが利用されていないときにはかごをパーク階に停車しておくように運行制御するエレベータ制御装置において、天候が悪くなって大雨の可能性が高いときには上記かごの上に水が被る危険性の小さな階にパーク階を変更して上記エレベータを運行制御する。
【発明の効果】
【0010】
この発明に係るエレベータ制御装置の効果は、大雨の可能性を気圧を計測することにより予測し、気圧が大雨の可能性が高い第1の閾値未満に達したらパーク階をかご上制御機器に水が被る危険性の小さい最上階に変更してエレベータの運行を行うので、かご上制御機器に水が被る危険性は下層階を運行するときだけであり、利用者の利便性を極端に悪化することなくかご上制御機器に水が被る危険性を低減できる。そのためかご上制御機器に水が被るために起こされる機器の損傷や絶縁劣化を防げるので閉じ込め故障などの発生を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置が配備されたエレベータの概略図である。
この発明に係るエレベータは、例えば10階建ての建物に設置された一般的なものであり、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置に関係する部分のみ説明する。この発明に係るエレベータは、昇降路2内を上下するかご3を吊り下げるワイヤロープ4、ワイヤロープ4の他端にかご3の重さと釣合を取るためにぶら下げられた釣合錘5、掛けられたワイヤロープ4を走行するシーブ6、シーブ6を回転する電動機7、および、エレベータ全体を制御するエレベータ制御盤8を備える。そして、このエレベータの運行制御では、例えば玄関階である1階を通常パーク階としてエレベータが利用されていないときにはかご3を1階に停車している。
【0012】
この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置は、建物内に設置された気圧計11、エレベータのピット9に設置された冠水センサ12、エレベータ制御盤8に内蔵されるとともに気圧計11および冠水センサ12からのデータに基づいてエレベータの運行を制御する運行制御手段13を備える。
気圧計11は、気圧を計測してエレベータ制御盤8に送信している。
冠水センサ12は、ピット9内に水が所定の深さを超えて貯まると冠水信号がONする。この冠水信号はエレベータ制御盤8に送信されている。
【0013】
運行制御手段13は、気圧と冠水信号のON・OFFとに基づいてエレベータの運行を制御する。
冠水信号がOFFであり且つ気圧が第1の閾値以上の場合には1階をパーク階とし、かご呼びに従ってエレベータを運行する。
冠水信号がOFFであり且つ気圧が第1の閾値未満および第1の閾値より低い第2の閾値以上の場合には最上階である10階をパーク階とし、かご呼びに従ってエレベータを運行する。
冠水信号がONのときには気圧に係わらず最上階である10階にかご3を停止しエレベータの運行を停止する。
【0014】
この発明の実施の形態1で用いる第1の閾値は、例えば950hPaである。気圧が950hPa未満まで下がる場合には付近に熱帯性低気圧があることが想定されるので、今後大雨が降り出してくる可能性が高い。そこで、気圧が950hPa未満に達したらパーク階を最上階の10階に設定し、エレベータが利用されていないときには最上階に停車しておく。このようにすることによりそれより下の階から水が昇降路2内に浸水してもかご3が最上階の乗場より上に停車しているのでかご上制御機器に水が被ることがない。なお、最上階の上に機械室がある場合でも機械室に設置された機器を防ぐため充分な防水対策が施されているので、機械室から浸水する危険性は非常に小さい。
【0015】
この発明の実施の形態1で用いる第2の閾値は、例えば930hPaである。気圧が930hPa未満まで下がる場合には強い熱帯性低気圧が到来していることが想定されるので、今は冠水していなくても冠水する可能性が高い。そこで、気圧が930hPa未満に達したらそのときパーク階である最上階の10階にかご3を停車し、エレベータの運行を停止する。このようにすることにより冠水の危険性が高い時間帯だけかご3を最上階に停車してエレベータの運行を停止するので、運行に伴ってかご上制御機器に水が被ることを防げる。また、気圧が930hPa未満の時間帯は通常短いので、利用者の利便性を極端に悪化することはない。
【0016】
この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置では、気圧が第2の閾値である930hPa以上であっても、冠水センサからの冠水信号がONのときはエレベータを運行するとかご3が冠水する可能性が非常に高いので、かご3を最上階である10階に停車してエレベータの運行を停止する。
【0017】
なお、この発明の実施の形態1では第1の閾値と第2の閾値とをそれぞれ950hPaと930hPaと設定したが、建物が建てられている場所の状況を考慮して設定すれば良い。
また、大雨の可能性が高いときにパーク階を最上階に設定することがかご上制御機器に水が被ることを防止するうえでは最適であるが、運行効率をより良くするために最下階の上のいずれかの階に設定しても良い。
【0018】
この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置は、大雨の可能性を気圧を計測することにより予測し、気圧が大雨の可能性が高い第1の閾値未満に達したらパーク階をかご上制御機器に水が被る危険性の小さい最上階に変更してエレベータの運行を行うので、かご上制御機器に水が被る危険性は下層階を運行するときだけであり、利用者の利便性を極端に悪化することなくかご上制御機器に水が被る危険性を低減できる。そのためかご上制御機器に水が被るために起こされる機器の損傷や絶縁劣化を防げるので閉じ込め故障などの発生を防止できる。
【0019】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るエレベータ制御装置は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置と運行制御手段が異なり、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
【0020】
この発明の実施の形態2に係る運行制御手段は、気圧計11から受信した気圧のデータから1分毎に変化率を算出する。例えば、前線が近づいてくると気圧が下がってくるので、現在の気圧から1分前の気圧を減算して得られた商を1分前の気圧で除算して得られた変化率は符号がマイナスの変化率となる。
そして、この発明の実施の形態2に係る運行制御手段は、気圧の変化率と冠水信号のON・OFFとに基づいてエレベータの運行を制御する。
冠水信号がOFFであり且つ気圧の変化率がプラスの場合には1階をパーク階とし、かご呼びに従ってエレベータを運行する。
冠水信号がOFFであり且つ気圧の変化率がマイナスおよび絶対値が所定の値以下の場合には1階をパーク階とし、かご呼びに従ってエレベータを運行する。
冠水信号がOFFであり且つ気圧の変化率がマイナスおよび絶対値が所定の値を超える場合には最上階である10階をパーク階とし、かご呼びに従ってエレベータを運行する。
冠水信号がONのときには気圧の変化率に係わらず最上階である10階にかご3を停止しれエレベータの運行を停止する。
【0021】
この発明の実施の形態2に係るエレベータ制御装置では、気圧が時間とともに下がり且つ変化率が所定の値を超えている場合には活動が活発な前線が近づいてくることが想定されるので、今後大雨が降り出してくる可能性が高い。そこで、パーク階を最上階の10階に設定し、エレベータが利用されていないときには最上階に停車しておく。このようにすることによりそれより下の階から水が昇降路2内に浸水してもかご3が最上階の乗場より上に停車しているのでかご上制御機器に水が被ることがない。なお、最上階の上に機械室がある場合でも機械室に設置された機器を防ぐため充分な防水対策が施されているので、機械室から浸水する危険性は非常に小さい。
【0022】
実施の形態3.
図2は、この発明の実施の形態3に係るエレベータ制御装置が配備されたエレベータの概略図である。
この発明の実施の形態3に係るエレベータ制御装置は、建物内に設置された湿度計21、エレベータのピット9に設置された冠水センサ12、エレベータ制御盤8に内蔵されるとともに湿度計21および冠水センサ12からのデータに基づいてエレベータの運行を制御する運行制御手段13Cを備える。
湿度計21は、湿度を計測してエレベータ制御盤8に送信している。
冠水センサ12は、ピット9内に水が所定の深さを超えて貯まると冠水信号がONする。この冠水信号はエレベータ制御盤8に送信されている。
【0023】
運行制御手段13Cは、湿度と冠水信号のON・OFFとに基づいてエレベータの運行を制御する。
冠水信号がOFFであり且つ湿度が第3の閾値以下の場合には1階をパーク階とし、かご呼びに従ってエレベータを運行する。
冠水信号がOFFであり且つ湿度が第3の閾値を超える場合には最上階である10階をパーク階とし、かご呼びに従ってエレベータを運行する。
冠水信号がONのときには湿度に係わらず最上階である10階にかご3を停止しれエレベータの運行を停止する。
【0024】
この発明の実施の形態3に係るエレベータ制御装置に設定した第3の閾値は、例えば95%RHである。湿度が95%RHを超えるまで大きくなる場合には付近に熱帯性低気圧があることが想定されるので、今後大雨が降り出してくる可能性が高い。そこで、湿度が95%RHを超えたらパーク階を最上階の10階に設定し、エレベータが利用されていないときには最上階に停車しておく。このようにすることによりそれより下の階から水が昇降路2内に浸水してもかご3が最上階の乗場より上に停車しているのでかご上制御機器に水が被ることがない。なお、最上階の上に機械室がある場合でも機械室に設置された機器を防ぐため充分な防水対策が施されているので、機械室から浸水する危険性は非常に小さい。
【0025】
この発明の実施の形態3に係るエレベータ制御装置では、湿度が第3の閾値である95%RH以下であっても、冠水センサからの冠水信号がONのときはエレベータを運行するとかご3が冠水する可能性が非常に高いので、かご3を最上階である10階に停車してエレベータの運行を停止する。
【0026】
この発明の実施の形態3に係るエレベータ制御装置は、大雨の可能性を湿度を計測することにより予測し、湿度が大雨の可能性が高い第3の閾値を超えたらパーク階をかご上制御機器に水が被る危険性の小さい最上階に変更してエレベータの運行を行うので、かご上制御機器に水が被る危険性は下層階を運行するときだけであり、利用者の利便性を極端に悪化することなくかご上制御機器に水が被る危険性を低減できる。そのためかご上制御機器に水が被るために起こされる機器の損傷や絶縁劣化を防げるので閉じ込め故障などの発生を防止できる。
【0027】
なお、この発明の実施の形態3では第3の閾値を95%RHと設定したが、建物が建てられている場所の状況を考慮して設定すれば良い。
【0028】
実施の形態4.
図3は、この発明の実施の形態4に係るエレベータ制御装置が配備されたエレベータの概略図である。
この発明の実施の形態4に係るエレベータ制御装置は、各階床の乗場扉の下方の昇降路の内壁に設置された漏水センサ22、エレベータのピット9に設置された冠水センサ12、エレベータ制御盤8に内蔵されるとともに漏水センサ22および冠水センサ12からのデータに基づいてエレベータの運行を制御する運行制御手段13Dを備える。
漏水センサ22は、乗場扉と敷居の間の隙間から浸水する水を検知すると漏水信号をONしてエレベータ制御盤8に送信している。
冠水センサ12は、ピット9内に水が所定の深さを超えて貯まると冠水信号がONする。この冠水信号はエレベータ制御盤8に送信されている。
【0029】
運行制御手段13Dは、漏水信号のON・OFFと冠水信号のON・OFFとに基づいてエレベータの運行を制御する。
冠水信号がOFFであり且つ漏水信号がOFFの場合には1階をパーク階とし、かご呼びに従ってエレベータを運行する。
冠水信号がOFFであり且つ漏水信号がONの場合には最上階である10階をパーク階とし、かご呼びに従ってエレベータを運行する。
冠水信号がONのときには漏水信号に係わらず最上階である10階にかご3を停止しれエレベータの運行を停止する。
【0030】
この発明の実施の形態4に係るエレベータ制御装置は、雨水がピット9に流れ込むまえに乗場扉と敷居との間の隙間から水が漏れることがあり、漏水センサでその漏れを検知したときには大雨の可能性が高いとしてパーク階をかご上制御機器に水が被る危険性の小さい最上階に変更してエレベータの運行を行うので、かご上制御機器に水が被る危険性は下層階を運行するときだけであり、利用者の利便性を極端に悪化することなくかご上制御機器に水が被る危険性を低減できる。そのためかご上制御機器に水が被るために起こされる機器の損傷や絶縁劣化を防げるので閉じ込め故障などの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置が配備されたエレベータの概略図である。
【図2】この発明の実施の形態3に係るエレベータ制御装置が配備されたエレベータの概略図である。
【図3】この発明の実施の形態4に係るエレベータ制御装置が配備されたエレベータの概略図である。
【符号の説明】
【0032】
2 昇降路、3 かご、4 ワイヤロープ、5 釣合錘、6 シーブ、7 電動機、8 エレベータ制御盤、9 ピット、11 気圧計、12 冠水センサ、13、13C、13D 運行制御手段、21 湿度計、22 漏水センサ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エレベータが利用されていないときにはかごをパーク階に停車しておくように運行制御するエレベータ制御装置において、
天候が悪くなって大雨の可能性が高いときには上記かごの上に水が被る危険性の小さな階にパーク階を変更して上記エレベータを運行制御することを特徴とするエレベータ制御装置。
【請求項2】
上記エレベータの付近の気圧を計測する気圧計を備え、
気圧が予め定めた第1の閾値未満に達したとき大雨の可能性が高いと判断することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。
【請求項3】
気圧が上記第1の閾値より小さい予め定めた第2の閾値未満に達したとき上記エレベータの運行を停止することを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御装置。
【請求項4】
上記エレベータの付近の湿度を計測する湿度計を備え、
湿度が予め定めた第3の閾値以上に達したとき大雨の可能性が高いと判断することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。
【請求項5】
上記エレベータの各階床から上記かごが昇降する昇降路内に水が漏水することを検知する漏水センサを備え、
上記漏水センサが漏水を検知したとき大雨の可能性が高いと判断することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−161288(P2009−161288A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−340633(P2007−340633)
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【出願人】(000236056)三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)
【Fターム(参考)】