説明

オピオイド徐放性経口投与製剤に対するアルコール誘発の用量ダンピングの軽減方法

アルコール水溶液との同時投与に対して改善された特性を示す、限定せずにヒドロモルホン及びオキシドコンを包含するオピオイドの徐放性投与法が開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも時折アルコール飲料とともにヒドロモルホン徐放性剤を同時摂取することが予期され得る個体を包含する患者集団に該製剤を提供することを含んでなる、該製剤の使用方法であって、
被験者の集団にインビボ試験される時に、該製剤が:
(a)約1.9以下:1の、
(i)該製剤と、約20%容量/容量のアルコール濃度を有する約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果として単回投与の最大血漿ヒドロモルホン濃度の、
(ii)該製剤と、アルコールに水を置き換えた約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての単回投与の最大血漿ヒドロモルホン濃度に対する
平均算術比、及び/又は
(b)約5以下:1の、
(i)該製剤と、約20%容量/容量のアルコール濃度を有する約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての個人被験者の単回投与の最大血漿ヒドロモルホン濃度の、
(ii)該製剤と、アルコールに水を置換された約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての同一被験者の単回投与の最大血漿ヒドロモルホン濃度に対する比率、及び/又は
(c)約0.5〜約1.0の範囲内の、
(i)該製剤と、約20%容量/容量のアルコール濃度を有する約240ミリットルの水溶液の、約30分以内の同時摂取の結果としての、中間の、単回投与の、最大血漿ヒドロモルホン濃度までの時間の、
(ii)該製剤と、アルコールに水を置換された約240ミリットルの水溶液の、約30分以内の同時摂取の結果としての、中間の、単回投与の、最大血漿ヒドロモルホン濃度までの時間に対する比率を有する、上記方法。
【請求項2】
ヒドロモルホンを含んでなる徐放性製剤を提供し、そして
患者に該製剤を投与することを含んでなる、
徐放性ヒドロモルホンを経口摂取している患者におけるアルコール−誘発用量ダンピングに伴う副作用の軽減方法であって、
被験者の集団に対してインビボ試験される時に、該製剤が、
(a)約1.9以下:1の、
(i)該製剤と、約20%容量/容量のアルコール濃度を有する約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての、単回投与の最大血漿ヒドロモルホン濃度の、
(ii)該製剤と、アルコールに水を置き換えた約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての、単回投与の最大血漿ヒドロモルホン濃度に対する平均算術比、及び/又は
(b)約5以下:1の、
(i)該製剤と、約20%容量/容量のアルコール濃度を有する約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての、個人被験者の単回投与の最大血漿ヒドロモルホン濃度の、
(ii)該製剤と、アルコールに水を置換された約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての同一被験者の単回投与の最大血漿ヒドロモルホン濃度に対する比率、及び/又は
(c)約0.5〜約1.0の範囲内の、
(i)該製剤と、約20%容量/容量のアルコール濃度を有する約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての中間の、単回投与の最大血漿ヒドロモルホン濃度までの時間の、
(ii)該製剤と、アルコールに水を置換された約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての中間の、単回投与の最大血漿ヒドロモルホン濃度までの時間に対する比率を有する、上記方法。
【請求項3】
該製剤がインビボ試験(a)、(b)及び(c)すべてを満たす、請求項1又は2の方法。
【請求項4】
(a)(i)、(b)(i)及び/又は(c)(i)の水溶液中のアルコール濃度が約40%容量/容量である時に、該製剤がインビボ試験(a)、(b)及び(c)の少なくとも1種を満たす、請求項1又は2の方法。
【請求項5】
該製剤がインビボ試験(a)、(b)及び(c)のすべてを満たす、請求項4の方法。
【請求項6】
少なくとも時折アルコール飲料とともに該製剤を同時摂取することが予期できる個体を包含する患者集団に該製剤を提供することを含んでなる、
ヒドロモルホンの用量及び徐放性投与構造物を含んでなるヒドロモルホン徐放性製剤の使用方法であって、
約20%容量/容量の濃度のアルコール水溶液を含んでなる試験媒質を使用するインビトロ試験法を使用して試験する時に、該製剤がインビトロ試験の開始後約2時間の期間内に約50重量パーセント以下のヒドロモルホンの用量を放出する、上記方法。
【請求項7】
ヒドロモルホンの用量を含んでなる徐放性製剤を提供し、そして
患者に該製剤を投与することを含んでなる、
徐放性ヒドロモルホンを経口摂取している患者におけるアルコール誘発用量ダンピングに伴う副作用の軽減方法であって、
約20%容量/容量の濃度のアルコール水溶液を含んでなる試験媒質を使用するインビトロ試験法を使用して試験する時に、該製剤がインビトロ試験の開始後約2時間の期間内に約50重量パーセント以下のヒドロモルホンの用量を放出する、上記方法。
【請求項8】
試験媒質中のアルコール濃度が約40%容量/容量である時に、該製剤がインビトロ試験を満たす、請求項6又は7の方法。
【請求項9】
該製剤がヒドロモルホンの即時放出用の即時放出成分を含んでなる、請求項1、2、6又は7の方法。
【請求項10】
少なくとも時折アルコール飲料とともにオピオイド徐放性製剤を同時投与することが予期できる個体を包含する患者集団に該製剤を提供することを含んでなる、該徐放性製剤の使用方法であって、
被験者の集団にインビボ試験される時に、該製剤が:
(a)約1.9以下:1の、
(i)該製剤と、約20%容量/容量のアルコール濃度を有する約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての単回投与の最大血漿オピオイド濃度の、
(ii)該製剤と、アルコールに水を置き換えた約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての単回投与の最大血漿オピオイド濃度に対する平均算術比、及び/又は
(b)約5以下:1の、
(i)該製剤と、約20%容量/容量のアルコール濃度を有する約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての個人被験者の単回投与の最大血漿オピオイド濃度の、
(ii)該製剤と、アルコールに水を置換された約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての同一被験者の単回投与の最大血漿オピオイド濃度に対する比率、及び/又は
(c)約0.5〜約1.0の範囲内の、
(i)該製剤と、約20%容量/容量のアルコール濃度を有する約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての中間の、単回投与の、最大血漿ヒドロモルホン濃度までの時間の、
(ii)該製剤と、アルコールに水を置換された約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての中間の、単回投与の、最大血漿ヒドロモルホン濃度までの時間に対する比率を有する、上記方法。
【請求項11】
オピオイドを含んでなる徐放性製剤を提供し、そして
患者に該製剤を投与すること:
を含んでなる、徐放性オピオイドを経口摂取している患者におけるアルコール−誘発用量ダンピングに伴う副作用の軽減方法であって、
被験者の集団に対するインビボ試験される時に、該製剤が、
(a)約1.9以下:1の、
(i)該製剤と、約20%容量/容量のアルコール濃度を有する約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての単回投与の最大血漿オピオイド濃度の、
(ii)該製剤と、アルコールに水を置き換えた約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての単回投与の最大血漿オピオイド濃度に対する平均算術比、及び/又は
(b)約5以下:1の、
(i)該製剤と、約20%容量/容量のアルコール濃度を有する約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての個人被験者の単回投与の最大血漿オピオイド濃度の、
(ii)該製剤と、アルコールに水を置換された約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての同一被験者の単回投与の最大血漿オピオイド濃度に対する比率、及び/又は
(c)約0.5〜約1.0の範囲内の、
(i)該製剤と、約20%容量/容量のアルコール濃度を有する約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての中間の、単回投与の、最大血漿オピオイド濃度までの時間の、
(ii)該製剤と、アルコールに水を置換された約240ミリットルの水溶液の約30分以内の同時摂取の結果としての中間の、単回投与の、最大血漿ヒドロモルホン濃度までの時間に対する比率を有する、上記方法。
【請求項12】
該製剤がインビボ試験(a)、(b)及び(c)すべてを満たす、請求項10又は11の方法。
【請求項13】
(a)(i)、(b)(i)及び/又は(c)(i)の水溶液中のアルコール濃度が約40%容量/容量である時に、該製剤がインビボ試験(a)、(b)及び(c)の少なくとも1種を満たす、請求項10又は11の方法。
【請求項14】
該製剤がインビボ試験(a)、(b)及び(c)のすべてを満たす、請求項13の方法。
【請求項15】
オピオイドの用量及び徐放性投与構造物を含んでなるオピオイド徐放性製剤の使用方法であって、
少なくとも時折アルコール飲料とともに該製剤を同時摂取することが予期できる個体を包含する患者集団に該製剤を提供することを含んでなり、約20%容量/容量の濃度のアルコール水溶液を含んでなる試験媒質を使用するインビトロ試験法を使用して試験する時に、該製剤がインビトロ試験の開始後約2時間の期間内に約50重量パーセント以下のオピオイド用量を放出する、上記方法。
【請求項16】
オピオイドの用量を含んでなる徐放性製剤を提供し、そして
患者に該製剤を投与すること、を含んでなる、
徐放性オピオイドを経口摂取している患者におけるアルコール誘発の用量ダンピングに伴う副作用の軽減方法であって、
約20%容量/容量の濃度のアルコール水溶液を含んでなる試験媒質を使用するインビトロ試験法を使用して試験する時に、該製剤がインビトロ試験の開始後約2時間の期間内に約50重量パーセント以下のオピオイドの用量を放出する、上記方法。
【請求項17】
試験媒質中のアルコール濃度が約40%容量/容量である時に、該製剤がインビトロ試験を満たす、請求項15又は16の方法。
【請求項18】
該製剤がオピオイドの即時放出用の即時放出成分を含んでなる、請求項10、11、15又は16の方法。
【請求項19】
該製剤がオピオイドアナタゴニストを含んでなる、請求項1、2、6、7、10、11、15又は16の方法。
【請求項20】
該製剤が1日1回投与用該製剤である、請求項1、2、6、7、10、11、15又は16の方法。
【請求項21】
該製剤が1日2回投与用該製剤である、請求項1、2、6、7、10、11、15又は16の方法。
【請求項22】
該製剤が浸透性徐放性製剤である、請求項1、2、6、7、10、11、15又は16の方法。
【請求項23】
該製剤が、アルコールとともに該製剤を摂取する方法からの可能性のある致死的効果に関する医師及び/又は患者に対する特別の表示警告を伴わずに、患者に提供される、請求項1、2、6、7、10、11、15又は16の方法。
【請求項24】
(a)、(b)及び(c)の比率が空腹時条件下で決定される請求項1、2、10又は11の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2009−513717(P2009−513717A)
【公表日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−539006(P2008−539006)
【出願日】平成18年10月31日(2006.10.31)
【国際出願番号】PCT/US2006/042687
【国際公開番号】WO2007/053698
【国際公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【出願人】(503073787)アルザ・コーポレーシヨン (113)
【Fターム(参考)】