オンラインゲーム方法及びオンラインゲームシステム
【課題】新たなチーム戦方式のオンラインゲームを提供する。
【解決手段】本発明はオンラインゲーム方法およびシステムに関するものであって、第1及び第2チーム員を含む複数のチーム員に複数のゲームマップをそれぞれ提供する段階と、ゲームマップに含まれているゲーム牌を選択することによって所定のゲーム牌除去規則に基づいてゲーム牌を除去する段階と、第1チーム員からのマップ移動要請に応じて複数のゲームマップのうち第1チーム員が現在位置しているゲームマップと異なるゲームマップを第1チーム員に提供する段階と、複数のチーム員が除去したゲーム牌の数に基づいてゲーム順位を決定する段階と、を含む。
【解決手段】本発明はオンラインゲーム方法およびシステムに関するものであって、第1及び第2チーム員を含む複数のチーム員に複数のゲームマップをそれぞれ提供する段階と、ゲームマップに含まれているゲーム牌を選択することによって所定のゲーム牌除去規則に基づいてゲーム牌を除去する段階と、第1チーム員からのマップ移動要請に応じて複数のゲームマップのうち第1チーム員が現在位置しているゲームマップと異なるゲームマップを第1チーム員に提供する段階と、複数のチーム員が除去したゲーム牌の数に基づいてゲーム順位を決定する段階と、を含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンラインゲーム方法及びオンラインゲームシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、コンピュータ関連の情報通信技術が発展することに伴い、ゲーム産業も急速に発展している。従来のコンピュータゲームは、単純なあらすじのアーケードゲームやビデオゲームが主流をなしていたが、マルチメディア技術とネットワーク技術の発展に伴い、現在は以前とは全く異なる次元のゲームが次々と開発されている。特に、超高速インターネットの普及は多重使用者(MULTI-USER)オンラインゲームという新たなゲーム分野を誕生させることによってゲーム産業を画期的に発展させるきっかけとなった。
【0003】
オンラインゲームは遠隔地にある不特定の人々が空間的な制約なしにゲームを楽しむことができ、大衆的に多大な人気を得ている。そのうち「四川省」、「パズルマージャン」、「上海マージャン」等のような組み合わせパズルゲームは、簡単なゲーム方式により使用者が簡単にゲームをプレイでき、多くの人々が楽しむオンラインゲームである。
【0004】
組み合わせパズルゲームは、ゲームマップに含まれている複数のゲーム牌のうち同一な2牌を選択して除去するゲームであって、ゲームに参加した使用者のうち全ての牌を最も先に除去する使用者が勝つゲームである。このようなゲームを提供するゲームサービスシステムは、使用者がゲーム参加要請を行うと、ゲームチャンネルリストを提供し、使用者はゲームチャンネルリストに含まれているゲーム室(ゲームルーム)のうちの一つを選択してゲームを行ったり、新たなゲーム室を生成してゲームを行うことができる。ゲーム室に2以上の使用者が参加してゲームを開始すると、ゲームサービスシステムは使用者に同一なゲームマップ(ゲーム画面)を提供し、ゲームマップの提供を受けた使用者はゲームマップでゲーム牌を除去しながらゲームを進行する。この時、各使用者のゲームマップにあるゲーム牌を誰が先に全て除去するかによってゲームの勝敗が決定される。
【0005】
しかしながら、使用者は長い間持続的に同じ方式でゲームを行うようになると、ゲームに飽きたり、ゲームに興味を失うおそれがあり、それは組み合わせパズルゲームの場合も例外ではない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明が目的とする技術的課題は、新たなゲーム方式を導入することによって使用者に新たな関心と興味を起こすことができるオンラインゲーム方法及びオンラインシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するための本発明の一態様によるオンラインゲーム方法は、第1チーム員及び第2チーム員を含む複数のチーム員に複数のゲームマップを提供する段階と、前記ゲームマップに含まれているゲーム牌を選択することによって所定のゲーム牌除去規則に基づいて前記ゲーム牌を前記ゲームマップから除去する段階と、前記第1チーム員からのマップ移動要請に応答して前記複数のゲームマップのうち前記第1チーム員が現在位置しているゲームマップと異なるゲームマップを前記第1チーム員に提供する段階と、前記複数のチーム員が除去したゲーム牌の数に基づいてゲーム順位を決定する段階とを含むことを特徴とする。
【0008】
また、前記複数のゲームマップのうちのいずれか一つのゲームマップで前記第1及び第2チーム員が共にゲームを遂行する場合、前記第1チーム員が前記ゲーム牌を選択又は除去する場合、前記第1チーム員によって選択又は除去された前記ゲーム牌を前記第2チーム員のゲーム画面に表示された前記ゲームマップにおいて選択又は除去するように構成することができる。
【0009】
また、前記第1チーム員により前記ゲーム牌が選択又は除去される際に前記ゲーム画面上表現される効果と、前記第2チーム員により前記ゲーム牌が選択又は除去される際に前記ゲーム画面上に表現される効果とが互いに異なるように構成することができる。
【0010】
また、前記複数のチーム員が現在位置しているゲームマップを表示するチーム員位置情報窓を提供する段階を更に含み、前記第1チーム員が前記複数のゲームマップ間で移動する場合、前記第1チーム員を示す標識を各ゲームマップの前記チーム員位置情報窓間で移動されるように構成することができる。
【0011】
また、連続して選択された一対のゲーム牌が同一な絵柄を有し、他のゲーム牌を避けて互いに連結され得る経路が存在し、かつ前記経路をつなぐ直線が2回以下に折られている場合に、前記選択された一対のゲーム牌は除去されるように構成することができる。
【0012】
また、前記ゲーム牌を最も多く除去した前記チーム員(使用者)にチームの順位と関係なく最高点数ボーナスを付与することができる。
【0013】
なお、本発明の他の態様によるコンピュータ読取可能な記録媒体は、上記オンラインゲーム方法のうちのいずれか一つをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録する。
【0014】
また、本発明の他の態様によるオンラインゲームシステムは、オンラインゲームのウェブページを提供し、第1使用者及び第2使用者からの要請に応じて使用者認証を処理するウェブサーバーと、前記第1及び第2使用者を含む複数のチーム員に複数のゲームマップを提供し、前記第1及び第2使用者が前記ゲームマップに含まれているゲーム牌を選択することによって所定のゲーム牌除去規則に基づいて前記ゲーム牌を除去し、前記第1使用者からのマップ移動要請に応じて前記複数のゲームマップのうち前記第1使用者が現在位置しているゲームマップと異なるゲームマップを前記第1使用者に提供し、前記複数のチーム員が除去したゲーム牌の数に基づいてゲーム順位を決定するゲームサーバーとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
このように本発明によれば、各チーム員が各ゲームマップにおいてゲーム牌を除去することができるとともに、同じチーム員のゲームマップへ移動しながら他のゲームマップのゲーム牌を除去することが可能となる。このため、同じチーム全体の複数のゲームマップ間でゲーム牌を除去した個数によりゲーム順位を決める新たなチーム戦方式を導入することが可能となり、使用者に新たな関心と興味を起こさせることができる。
【0016】
また、チーム員の全てがチーム全体の複数のゲームマップを移動しながらゲームを行うことができるので、同じチームという連帯感を共有することができ、チーム全体のゲームマップのゲーム牌を除去してこそ勝利することができるので、勝負を決定することに不合理さをなくすことができる。
【発明を実施するための最良の態様】
【0017】
以下、添付した図面を参照しながら本発明の好適な実施例について、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳しく説明する。
【0018】
先ず、図1および図2を参照しながら本発明の一実施例によるオンラインゲームシステムについて詳細に説明する。図1は本発明の実施例におけるオンラインゲームシステムを説明するためのブロック図であり、図2は、図1に示したゲームサーバーに関するブロック図である。
【0019】
図1に図示するように、本発明の一実施例におけるオンラインゲームシステム100は、ウェブサーバー110、チャンネルリストサーバー120、データベース130、そして少なくとも一つのゲームサーバー140を含み、通信網200を通じて複数の使用者端末機300と連結されている。
【0020】
使用者端末機300は、使用者がゲームを行うためにゲームシステム100と通信するための入出力装置を意味し、例えば、デスクトップコンピュータだけでなく、ノートパソコン、ワークステーション、パームトップ(palmtop)コンピュータ、個人携帯情報端末機(personal degital assistant、PDA )、ウェブパッド、移動通信端末器などのように有線または無線で通信網200に接続して情報のやり取りを行うことができる機器により具現される。
【0021】
使用者端末機300は、不図示のウェブブラウザー、ゲームクライアントランチング部およびゲームクライアントを含むことができる。
【0022】
ウェブブラウザーは、ウェブ情報を検索することに使用されるアプリケーションプログラムであって、ウェブサーバー110にアクセスしてウェブサーバー110が提供するゲームページを使用者端末機300に表示する。使用者がゲームページに表示されているゲーム開始ボタンをクリック(選択)すると、ウェブブラウザーは、ゲームクライアントランチング部を実行させる。
【0023】
ゲームクライアントランチング部は、ゲームクライアントを実行することに必要な多様な情報をオンラインゲームシステム100から受け取ってゲームクライアントを実行させ、ゲームクライアントが旧バージョンである場合、新たなバージョンのゲームクライアントをオンラインゲームシステム100からダウンロードする。ゲームクライアントランチング部は、アクティブX(activeX)コンポーネントにより具現することが可能であるが、これに限定されない。
【0024】
ゲームクライアントは、チャンネルリストサーバー120に接続してチャンネルリストサーバー120が提供するチャンネルリストを使用者端末300に表示し、使用者が表示されたチャンネルリストからマウス等の操作手段を介して任意のチャンネルを選択すると、選択されたチャンネルに該当するゲームサーバー140に接続してゲームを行う。ゲームクライアントは、ゲームサーバー140からゲームの遂行に必要なデータを受け、これに基づいたゲーム画面を使用者端末機300に表示する。
【0025】
一方、ウェブサーバー110が複数のチャンネルからなる競技場を使用者端末機300に表示する場合、使用者が一つの競技場を選択すると、ゲームクライアントは選択された競技場で接続可能な任意のチャンネルに接続してゲームを行うこともできる。この場合、ゲームクライアントは、チャンネルリストの表示を省略することができる。
【0026】
通信網200は、構内情報通信網(local area network、LAN)、都市圏通信網(metropolitan area network、MAN)、広域通信網(wide area network、WAN)、インターネットなどを含むデータ通信網だけでなく、電話網などを含むことができ、有線、無線を問わず、如何なる通信方式を使用してもよい。
【0027】
ウェブサーバー110は、オンラインゲームを使用者に提供するためにゲーム関連ウェブページを使用者端末機300に提供する。ウェブサーバー110が提供するウェブページで会員加入、使用者認証処理、競技場選択およびゲーム開始などの動作を行うことができる。なお、使用者が使用者認証を行った後、チャンネルリストサーバー120及びゲームサーバー140にアクセスできるように構成することが好ましい。また、ウェブサーバー110は、ゲームクライアントがチャンネルリストサーバー120及びゲームサーバー140に接続することに必要な情報を提供し、使用者端末機300にゲームクライアントが設置されていないと判断した場合には、ゲームクライアントを使用者端末300に設置する処理を遂行し、ゲームクライアントが旧バージョンであると判断した場合には、新バージョンのゲームクライアントにアップデートする処理を遂行する。もちろん、ゲームクライアントは、ウェブサーバー110ではない専用ダウンロードサーバー(図示せず)によって使用者端末300にダウンロードされるように構成することもできる。
【0028】
データベース130は、オンラインゲームを使用者に提供するに際して必要な各種の情報を記憶し、ウェブサーバー110、チャンネルリストサーバー120及びゲームサーバー140の要請に応じてこれらウェブサーバー110、チャンネルリストサーバー120、ゲームサーバー140に、格納された情報を提供する。提供される情報(データベース130に格納されている情報)には、ゲームクライアント実行関連情報、チャンネル関連情報、ゲーム室関連情報、使用者情報、ゲーム情報などが含まれる。
【0029】
ゲームクライアント実行関連情報は、ゲームのバージョン、ゲームサーバー140のIPアドレス(internet protocol address)などのようにゲームクライアントを実行することに必要な情報を含む。チャンネル関連情報は、チャンネルリストと各チャンネルに接続可能な最大使用者数及び現在接続している使用者数、そして、各チャンネルに現在どの使用者が接続しているのかに関する情報を含む。ゲーム室関連情報は、各チャンネル別に開設されたゲーム室リスト及び各ゲーム室にどの使用者が入場しているのかに関する情報を含む。使用者情報は、使用者識別子、ニックネーム、アバタ、年齢、性別、等級、戦績などに関する情報、使用者が現在どのゲームサーバー140に接続しているのかに関する使用者接続情報などを含む。ゲーム情報はゲーム牌除去規則(ゲームルール)に関する情報を含む。
【0030】
なお、図1では一つのデータベース130のみを図示しているが、記憶される情報に応じてそれぞれ別個のデータベースを構築することもできる。
【0031】
チャンネルリストサーバー120は、ゲームクライアント(使用者端末300)から受信されるゲームサービス要請に応答し、データベース130を参照して競技場又はチャンネル変更要請に応じたゲームチャンネルリストをゲームクライアントに提供する。また、チャンネルリストサーバー120は、各チャンネル別に接続されている使用者数と各チャンネル別の最大接続可能使用者数をゲームクライアントに提供することができる。
【0032】
また、図2に示すように、ゲームサーバー140は、チャンネル管理モジュール142、情報伝送モジュール144およびゲーム進行モジュール146を含み、ゲームクライアントと通信して使用者がオンラインゲームを行うことができるように機能する。
【0033】
チャンネル管理モジュール142は、使用者がゲームサーバー140に接続した場合、この接続情報をデータベース130に伝送し、データベース130に記憶されている使用者接続情報を更新させる。そして、データベース130を参照して当該ゲームサーバー140に開設されているゲーム室リストおよび各ゲーム室の現在状態、つまり、使用者がゲームを進行したり(「ゲーム中」と表示)、他の使用者の参加を待ったり(「待機中」と表示)、空いている状態(「作る」と表示)に関する情報をゲームクライアントに提供する。ゲーム室はオンラインゲームが独立的に進行されるサイバー空間を意味し、一つのゲームサーバー140に対応する一つのゲームチャンネルは複数のゲーム室からなる。使用者はゲーム室を新たに作ったり、既に作られているゲーム室に参加することができ、チャンネル管理モジュール142は、これらに関する情報をデータベース130に反映(格納、更新)する。
【0034】
本実施例では、チャンネル管理モジュール142がゲームサーバー140に含まれているものとして説明しているが、各ゲームサーバー140のチャンネル管理モジュール142とチャンネルリストサーバー120を集約して一つのチャンネルサーバー(図示せず)により実現することも可能である。
【0035】
情報伝送モジュール144は、使用者端末300のゲームクライアントがゲームサーバー140に接続した場合、当該ゲームチャンネルに接続している使用者に関する情報をゲームクライアントに提供する。使用者情報のうちの一部、例えば、使用者識別子、アバタ、性別、等級を優先提供し、残りの詳細情報は使用者の要請に応じて個別に提供することができる。また、情報伝送モジュール144は、使用者が互いに会話(チャット)できるようにチャットデータをゲームクライアントに提供することができる。
【0036】
ゲーム進行モジュール146は、使用者がゲーム室に入室してゲーム開始要請を行うと、所定のゲームマップを使用者端末機300に伝送し、使用者の操作に基づいてゲームクライアントとの間でデータのやり取りを行いながら所定の方式(所定のゲームルーム)に基づいたオンラインゲームを進行する。ゲームが終了するとゲームに参加した使用者にゲームの勝負または順位に応じた報酬(例えば、特典、ポイント、ランキング等の増減処理)を行い、これに基づいてデータベース130に記憶されている各使用者の使用者情報を更新する。
【0037】
なお、本実施例でゲームサーバー140が三つの各モジュール142、144、146を含むものとして説明したが、これら三つのモジュールは機能的に互いに統合または分離でき、ゲームサーバー140は、これら三つの代わりにこれらの機能を備える一つ以上のモジュールで構成することもできる。
【0038】
次に、図3から図8を参照しながら本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法について詳細に説明する。図3は、本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法を示すフローチャートである。
【0039】
先ず、使用者が使用者端末機300を通じてオンラインゲームシステム100に接続してゲームを実行する(S210)。そうすると、オンラインゲームシステム100は、使用者に複数のゲーム室を提供し(S220)、使用者はゲーム室に参加(選択)する(S230)。使用者は他の使用者が生成したゲーム室に参加でき、使用者自身が参加したゲーム室でゲームが進行中である場合には当該ゲームが終了するまで待機したり、練習ゲームを行うことができる。また、使用者は直接新たにゲーム室を生成して他の使用者の参加を待つことができる。ゲーム室を生成した使用者は室長となる。
【0040】
室長は、生成したゲーム室に参加可能な最大ゲーム人数、ゲームマップなどのゲームモードを選択できる権限があり、ゲーム室に参加した使用者は個人戦やチーム戦(どのチームに属するかを含む)を選択することができる(S230)。もちろん、室長がゲーム室の対戦方式を個人戦およびチーム戦のうちのいずれか一つを選択し、他の使用者は開設されたゲーム室の対戦方式を見て自分が所望するゲーム室に参加する方式とすることもできる。
【0041】
最大ゲーム人数は、例えば、2人、4人、6人とすることができる。最大ゲーム人数を2人と決定すると室長以外の他の使用者がゲーム室に参加した場合にゲームを行うことができる。最大ゲーム人数が4人または6人と決定される場合、室長を除いた少なくとも一人の使用者がゲーム室に参加するとゲームを開始できる。室長を含んでゲーム室に参加した使用者が最大ゲーム人数に到達した場合、他の使用者の参加をそれ以上許可しない。もちろん、最大ゲーム人数を必要に応じてさらに増やすこともできる。
【0042】
室長は特定のゲームマップ(ゲーム画面)を選択したり、所定の分類により分れているランダムマップ集合(例えば、全体マップ、新規マップ、易しいマップ、難しいマップ)を選択することができる。
【0043】
一つのゲームマップは複数のゲーム牌を含む。ゲーム牌(ゲーム牌オブジェクト)は、その特性により一般牌、妨害牌、およびアイテム牌と区分される。一般牌は使用者の選択により除去できるゲーム牌である。個々の一般牌は多様な絵柄を有し、対を成して同一な絵柄を有する。妨害牌は使用者が選択できず、ゲームマップ上で一般牌が除去されることを妨害するためのゲーム牌である。アイテム牌は特定の絵柄を有している一般牌であって、アイテム牌を除去した使用者は所定の機能を有するアイテムをゲーム進行中に使用することができる。妨害牌およびアイテム牌を特定のゲームマップに含ませるかどうかは選択的な事項である。
【0044】
ゲーム牌は、ゲームマップがその名前に応じて多様な絵柄を有するように当該ゲームマップに分布(配置)される。一つのゲームマップにおいて全体のゲーム牌が位置する場所は一定であるが、各場所に置かれる個々のゲーム牌は任意に決定される。ゲーム牌が単層でゲームマップが成ることもでき、ゲーム牌が複数の層でゲームマップが成ることもできる。
【0045】
アイテム牌を除去して使用者が得られるアイテムは、例えば、凍らせアイテム、爆弾アイテム、ジョーカーアイテムなどを含むことができる。凍らせアイテムは、所定時間の間、所定領域のゲーム牌を非活性化してゲーム相手が当該ゲーム牌を選択できないようにするアイテムであり、爆弾アイテムは、所定時間の間、所定領域のゲーム牌を識別できなくしてゲーム相手(対戦相手)が当該領域のゲーム牌を選択できないようにするアイテムである。ジョーカーアイテムは、これを使用する使用者が任意のゲーム牌を選択すると同じ絵柄を有するゲーム牌が自動的に選択されて除去されるアイテムであって、ゲーム牌除去規則に関係なく一対のゲーム牌を除去することができる。使用者はゲームを行いながらアイテム牌以外の特定のゲーム牌を削除するなどのゲームミッションを通じて当該ミッションを達成した場合にジョーカーアイテムなどを獲得することができる。
【0046】
一つのゲーム室に参加した使用者が4人または6人である場合には、チーム戦を選択することができる。4人の場合には2:2にチームを分けてゲームを進行でき、6人の場合には2:2:2または3:3にチームを分けてゲームを進行できる。便宜のために各チームをAチーム、Bチーム、Cチーム(2:2:2の場合)と称する。もちろん、より多い使用者が参加してチーム戦を行えるように実現することもでき、この場合、最大ゲーム人数を8人以上とする必要がある。
【0047】
本発明の他の実施例におけるオンラインゲーム方法では、使用者はゲームモードとして競争モードおよび非競争モードのうちのいずれか一つを選択してゲームを行うことができる。なお、非競争モードおよび競争モードの選択は必須選択事項ではなく、デフォルトで非競争モードでゲームが行われるように構成される。
【0048】
非競争モードでゲーム室に参加した各使用者のゲーム画面は互いに独立している。使用者はゲーム相手が除去するゲーム牌と関係なくそれぞれ自分のゲーム牌を除去することができる。つまり、同一ゲームマップが各使用者のゲーム画面に個別的に表示され、各使用者の操作によりゲーム牌が除去されても、他の使用者のゲームマップに影響を与えずに自分の操作に対してのみ自分のゲームマップのゲーム牌が除去される。このモードでは妨害牌を除いた全体のゲーム牌を最も先に全て除去する使用者が勝者となる。
【0049】
一方、これとは異なり、競争モードではゲーム室に参加した各使用者のゲーム画面は実質的に同一である。つまり、自分が選択して除去されるゲーム牌が自分のゲーム画面だけでなく、相手のゲーム画面でも除去されてなくなり、ゲーム相手が選択して除去されるゲーム牌も自分のゲーム画面から除去されてなくなる。つまり、各使用者には個別の実質的に同一な各ゲーム画面が表示され、各ゲーム画面において各使用者が互いに選択操作したゲーム牌の選択及び除去のゲーム進行が共有された状態でゲームが進行する。従って、ゲーム相手が先に除去したゲーム牌をそれ以上自分が除去できなくなる。このモードではゲーム牌を最も多く除去した使用者が勝者となる。特に、競争モードではアイテム牌を利用してゲームを行うことにより、より多様な面白さを提供することができる。
【0050】
図4は、本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法のゲーム室の初期画面の一例を示す図面である。
【0051】
図4に示すように、ゲーム画面を見てゲームを遂行する使用者自身のキャラクターおよび使用者情報が画面下段左側に表示されており、ゲームを共に遂行する他の使用者のキャラクターおよび使用者情報が画面右側に表示されている。ゲームを行うためにゲーム室に参加する各使用者にはゲームプレーヤ番号(1Pから6P)が付与される。
【0052】
図4ではゲーム室に参加した使用者は6人であり、2:2:2のチーム戦が選択されている。チーム戦の場合、同一チームに属する使用者(チーム員)は同一な色で表示され、区別しやすくなっている。個人戦の場合は全ての使用者が同一な色で表示される。画面下段中央右側にはゲーム牌の絵柄を選択できるボタンが表示されており、個人戦選択ボタン(「個人」)およびチーム戦のためのチーム選択ボタン(「A」、「B」、「C」)が表示されている。画面中央部分にはマップ選択のためのメニューが表示され、ここで選択されたマップは「全体ランダム」である。
【0053】
再び図3を参照すると、室長がゲーム開始ボタンを押してゲーム開始を要請し(S250)、オンラインゲームシステム100は、選択されたマップに対応するデータを各使用者端末機300に伝送してゲームマップを提供して(S260)、各使用者はゲームを進行させることができる。
【0054】
各使用者はゲーム牌を順次に選択して除去する(S270)。ゲーム牌の選択は使用者のマウスクリックまたはキーボード操作により行われる。選択されたゲーム牌の色を変化させたり、選択されたゲーム牌に別途の標識を付して当該ゲーム牌が選択されたものであることを表示できる。連続して選択された一対のゲーム牌が所定のゲーム牌除去規則に合致した場合、一対のゲーム牌はゲームマップ上から除去される。連続して選択された一対のゲーム牌が所定のゲーム牌除去規則に合致しない場合は、除去されず、一対のゲーム牌のうち、2番目に選択されたゲーム牌とその後に選択されるゲーム牌とが改めて一対のゲーム牌となり、所定のゲーム牌除去規則に合致するのか否かが判断される。一対のゲーム牌が除去された後に使用者は再び新たなゲーム牌を選択して除去する過程を繰り返して全てのゲーム牌を除去するようにゲームを進行する。
【0055】
以下、ゲーム牌除去規則について図5を参照しながら詳細に説明する。図5は本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のゲーム牌除去規則の一例を示す図面である。
【0056】
先ず、選択された一対のゲーム牌が除去されるために一対のゲーム牌は同一な絵柄を有していなければならない。そして、一対のゲーム牌が他のゲーム牌を避けて互いに連結され得る経路が存在し、その経路をつなぐ直線が2回以下に折られていなければならない。ゲーム牌を連結する直線は、水平または垂直に延びる。このようなゲーム牌除去規則はゲーム牌が単層からなるゲームマップに適用される。
【0057】
図5に示すように、一対のゲーム牌(の経路)が一度も折られずに直線で連結される丸付き数字1のゲーム牌、一回折られた直線で連結される丸付き数字2のゲーム牌、二回折られた直線で連結される丸付き数字3のゲーム牌は、使用者の選択により除去されるが、三回折られた直線で連結されてしまう丸付き数字4のゲーム牌は、使用者により選択されても除去されない。同一な絵柄を有する一対のゲーム牌が上下または左右に接している場合、丸付き数字1のゲーム牌と同様に取り扱う。
【0058】
一方、他のゲーム牌除去規則は、選択されたゲーム牌が除去されるために、一対のゲーム牌が同一な絵柄を有しなければならず、各ゲーム牌の左右の少なくともいずれか一方は、他のゲーム牌に塞がっていてはならず、各ゲーム牌の上に他の牌が置かれていてはならない。左右両側に他のゲーム牌が置かれていたり、上に他のゲーム牌が置かれているゲーム牌は、マウスクリックおよびキーボード操作にもかかわらず選択されない。このようなゲーム牌除去規則は、ゲーム牌が単層からなる場合だけでなく、複数の層からなるゲームマップの場合にも適用され得る。
【0059】
もちろん、例示した二つの規則以外にもゲーム牌を除去する規則は他の方式で多様に設定することが可能である。
【0060】
このようなゲーム牌除去規則は、データベース130に保存され、また、演算の迅速化のために使用者端末機300のゲームクライアントにも保存されるように構成することができ、ゲームクライアントがゲーム牌除去規則に基づいて選択されたゲーム牌の除去の要否を判断することができる。
【0061】
対戦方式がチーム戦である場合について図6Aから図6Eを参照しながらより詳細に説明する。
【0062】
図6Aから図6Eは本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法のチーム戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。図6Aおよび図6Bは2:2チーム戦のゲーム画面であり、図6Cは2:2:2チーム戦のゲーム画面であり、図6Dおよび図6Eは3:3チーム戦のゲーム画面である。
【0063】
チーム戦の場合、室長が選択したゲームマップがゲームに参加した各使用者に個別的に提供され、同じチーム員のゲームマップは当該チーム員が互いに移動しながらゲーム牌を除去することができる。チーム員が2人であればチームに与えられるゲームマップは二つであり、チーム員が3人であればチームに与えられるゲームマップは三つである。同じチームに与えられた全てのゲームマップに含まれているゲーム牌を最も先に全て除去したチームが勝利する。
【0064】
室長が選択したゲームマップが特定のゲームマップであっても、ランダムゲームマップであっても、チーム戦に参加した使用者全体は、同一なゲームマップでゲームを行う。しかし、ゲームマップは同一であっても、各ゲーム牌は互いに異なる場所に配置されるように構成することもできる。ゲーム開始時に同じチーム員が一つのゲームマップで共に開始することもでき、個々のゲームマップで別に開始することもできる。
【0065】
図6Aから図6Eを参照とすると、ゲーム画面中央の広い部分にゲームマップが表示され、ゲーム画面の上段にゲーム情報窓が表示されている。ゲーム情報窓は、残り牌情報窓、チーム員位置情報窓、マップ移動ボタン、等数情報(ランキング)窓を含み、左側から順次に配置されている。
【0066】
残り牌情報窓は、現在使用者自身がゲームを行っているゲームマップで残っているゲーム牌の数を表示する。
【0067】
チーム員位置情報窓は、チーム員が2人であれば二つ(図6Aから図6C参照)、3人であれば三つが備えられ(図6Dから図6E参照)、各窓はチーム員がゲーム開始時にオンラインゲームシステム100からそれぞれ受けたゲームマップに対応する。第一のチーム員位置情報窓は、使用者自身が受けたゲームマップに対応し、第2および第3のチーム員位置情報窓は同じチーム員が受けたゲームマップに対応する。チーム員位置情報窓は自分を含んで同じチーム員がどのマップにあるのか表示し、このために各窓にはミニアバタが表示される。使用者自身のミニアバタには「私」と表示されており、自分の位置を識別することができる。チーム員位置情報窓に表示されている1Pから6Pはゲームを開始する際、当該ゲームマップを受けたチーム員のゲームプレーヤ番号を示す。
【0068】
マップ移動ボタンは自分が位置したゲームマップから同じチームに与えられた他のゲームマップへ移動するためのボタンである。マップ移動ボタンをマウスでクリックしたり、例えば、キーボードのファンクションキーF3ボタンを押すと次のマップへ移動する。マップ移動ボタンを押すことにより、ゲームマップが二つである場合には、第1マップから第2マップへ、第2マップから第1マップへ移動するようになり、ゲームマップが三つである場合には、第1マップから第2マップへ、第2マップから第3マップへ、第3マップから第1マップへ移動するようになる。一方、移動を所望するゲームマップに対応するチーム員位置情報窓をクリックすると、当該ゲームマップへ直ちに移動することもできる。
【0069】
マップ移動ボタンを押すと自分がゲームを行っていたゲームマップの代わりに移動しようとするゲームマップが自分のゲーム画面に表示され、自分のミニアバタもチーム員位置情報窓から移動して当該ゲームマップに対応する窓に表示される。移動したゲームマップは現在状態の通り自分のゲーム画面に表示される。つまり、当該ゲームマップへ移動する前に当該ゲームマップで既にゲーム牌が除去されていると、ゲーム牌が除去されている状態が自分のゲーム画面に表示される。
【0070】
自分がゲームを行っているゲームマップでゲーム牌を全て除去しなくても他のゲームマップへ移動でき、一つのゲームマップでゲーム牌を全て除去すると、「うちのチームを助けに行く」または「他のマップを助けに行く」というボタンがゲーム画面中央に大きく表示されて他のゲームマップへの移動を容易にすることもできる。または、一つのゲームマップでゲーム牌を全て除去すると、ゲーム牌が残っているゲームマップへ自動的に移動するようにすることもできる。
【0071】
図6A及び図6Bのチーム員位置情報窓を参考とすると、図6Aの場合、二つのゲームマップに自分とチーム員がそれぞれ位置しており、図6Bの場合、自分とチーム員が同じゲームマップに位置しており、チーム員が自分のゲームマップへ移動してゲームを行っていることが分かる。同様に、図6Dおよび図6Eのチーム員位置情報窓を参考とすると、図6Dの場合、自分と二人のチーム員が一人ずつ三つのゲームマップにそれぞれ位置しており、図6Eの場合、第一ゲームマップには自分と一人のチーム員が位置し、第2ゲームマップには他の一人のチーム員が位置し、第3ゲームマップには当然誰もいない。
【0072】
使用者自身とチーム員1人が一つのゲームマップで共にゲームを行うと、自分のゲーム画面に表示されるゲーム牌と当該チーム員のゲーム画面に表示されるゲーム牌は実質的に同一である。自分が除去するゲーム牌は自分のゲーム画面からなくなるだけでなく、当該チーム員のゲーム画面でもなくなり、当該チーム員が除去するゲーム牌も自分のゲーム画面からなくなる。三人のチーム員が一つのゲームマップで共にゲームを行う際も、1人が除去するゲーム牌は他の二人のゲーム画面でもなくなる。このために、オンラインゲームシステム100は、ゲーム牌が選択されたり除去されると当該情報を当該チーム員に伝送する。
【0073】
一つのゲーム牌を自分とチーム員が共に選択してもゲーム牌除去規則に合致するゲーム牌を先に選択した使用者に優先権が与えられるようになり、当該ゲーム牌が除去される。従って、先に選択されて除去された一対のゲーム牌のうちのいずれか一つと他のゲーム牌が選択された場合、当該他のゲーム牌を除去することができなくなる。
【0074】
このようなチーム戦方式によると、使用者各自が自分のゲームマップのゲーム牌を除去し、ゲーム牌を全て除去した使用者がまだ除去するゲーム牌が残っているチーム員を助けに行くか、互いに力を合わせて順次に各ゲームマップのゲーム牌を全て除去するなどの戦略的な協同が可能である。
【0075】
一つのゲームマップで使用者自身とチーム員が共にゲームを進行する場合、自分が選択したゲーム牌とチーム員が選択したゲーム牌とが互いに区別されるように自分のゲーム牌を選択する時に表現される効果(色など)と、チーム員がゲーム牌を選択する時に表現される効果とを互いに異なるようにすることが好ましい。また、図6Bに示すように、自分が選択して除去されるゲーム牌とチーム員が選択して除去されるゲーム牌も互いに区別されるようにゲーム牌が除去される時に表現される効果(除去される際のアニメーション効果など)も互いに異なるようにすることが好ましい。例えば、自分が選択して除去されるゲーム牌は明るくて鮮明に表現することができ、同じチーム員が選択して除去されるゲーム牌は相対的に暗く表現することができる。これらの処理は、ゲームサーバー140からの指示又は単独で、ゲーム進行に応じてゲームクライアントが表示処理を遂行する。
【0076】
また、ゲーム牌が全て除去されたゲームマップにはマップ移動ボタンを押しても移動できないようにし、当該ゲームマップに対応するチーム員位置情報窓を非活性化させることができる。
【0077】
等数情報窓はゲームを遂行する全体使用者の中で自分の現在等数(ランキング)を表示する。現在等数は各使用者が現在除去したゲーム牌の数により決定され、ゲーム牌を最も多く除去した使用者が1等と表示される。
【0078】
ゲーム画面の下段にはチャット窓を備えて他の使用者とのチャット内容を表示したり、使用者の入室/退室などの情報を表示することができる。
【0079】
一方、対戦方式が個人戦である場合、上述した非競争モードまたは競争モードでゲームを進行することができる。図7は本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法の個人戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。図7を参照とすると、ゲーム画面の上段のゲーム情報窓はチーム戦の場合とは多少異なるように表示されるが、チーム員位置情報窓の代わりに現在除去可能なゲーム牌の数を表示することができる。また、各使用者情報を示す色が全て同一であり、個人戦を行っていることが分かる。
【0080】
各使用者がゲームを進行して所定時間内に所定数のゲーム牌を除去するとコンボイベントを付与できる。コンボイベントは上述したジョーカーアイテムと類似する効果を奏し、例えば、使用者が5秒以内に5対のゲーム牌を除去するとマウスポインタが特定の絵柄(例えば、妖術棒)に変換され、その後、使用者がこの妖術棒で削除を所望する一つのゲーム牌を選択すると、これと同一な絵柄を有する任意の一つのゲーム牌が自動的に選択され、ゲーム牌除去規則と関係なく選択されたゲーム牌と共に除去されるようにできる。また、5秒以内に5対のゲーム牌を除去してこの妖術棒が1回付与され、これと同時に合計7秒以内に10対のゲーム牌を除去すると、その後、妖術棒で選択されたゲーム牌と同一な絵柄を有する全てのゲーム牌が除去されるようにできる。ここで、時間および数は任意に設定でき、コンボイベントの効果も異なるように設定することができる。このようなコンボイベントは、チーム戦の場合、ゲームマップを移動しながらゲーム牌を除去しても同一に適用される。
【0081】
一方、使用者にヒントおよび牌を交ぜるアイテムを提供することもできる。ヒントおよび牌を交ぜるアイテムの数はゲームマップの難易度により決定されることができるが、任意に決定されることもできる。ゲーム画面下段右側に表示されているヒントボタンを押したり、キーボードのファンクションキーF1を押したり、マウスの右側ボタンを押すと、除去可能な一対のゲーム牌がゲーム画面に表示され、また、牌を交ぜるボタンを押したり、キーボードのファンクションキーF2を押したり、マウスのホイールボタンを押すと、現在ゲーム牌が残っている場所にゲーム牌が再配置されて表示される。使用者がゲームの途中、同一な絵柄を有するゲーム牌を発見できなかった場合、ヒントおよび牌を交ぜるアイテムを利用することで、ゲームを容易に解くことができる。使用者に付与されるヒントおよび牌を交ぜるアイテムの数は、ゲーム画面下段右側に表示され、これを使用(選択)することによってアイテム数が減る。
【0082】
なお、チーム戦の場合、使用者がゲームマップを移動してもヒントおよび牌を交ぜるアイテムを同一に使用することができる。牌を交ぜるアイテムは同じゲームマップにある全体チーム員に影響を与えるが、ヒントアイテムはこれを使用したチーム員のみに影響を与える。従って、牌を交ぜるアイテムは同じゲームマップで複数のチーム員がゲームを共に遂行する際、同じチーム員が混同しないように使用する必要がある。
【0083】
再び図3を参照とすると、各使用者が自分の使用者端末機300を通じてゲーム牌を選択して除去しながらゲームを行うと、オンラインゲームシステム100は当該データを記録し、各使用者またはチーム単位でゲーム牌を除去した個数をカウントする。オンラインゲームシステム100は、所定のゲーム時間が経過したのか否か判断し、ゲームマップ内のゲーム牌が全て除去されたのか否かを判断する(S280)。判断結果、所定のゲーム時間が経過せず、全てのゲーム牌が除去されなかった場合、使用者がゲーム牌選択を継続できるようにし、所定のゲーム時間が経過したり、その以前に全てのゲーム牌が除去された場合、勝負を決定し(S290)、ゲームを終了する(S295)。
【0084】
また、図6Aから図7を参照すると、ゲーム画面左側に龍頭形状を含む柱が表示されている。この柱は、残った時間およびゲーム牌除去率を表示する。ゲーム開始後に時間が経過するほど青色で表示された柱は短くなり、所定のゲーム時間が経過すると青色の柱が底まで短くなってゲームが終了する。一方、各使用者または各チームが除去したゲーム牌の数に基づいて各使用者または各チームのゲーム牌除去率が柱に表示される。ゲーム牌を多く除去するほど除去率が高まり、当該使用者またはチームを示す標識(表示オブジェクト)が柱に乗って上がる。ゲーム牌が全て除去されると当該標識が柱の頂上まで到達し、ゲームが終了する。このような標識を用いることで各使用者または各チームの現在順位も把握できる。
【0085】
ゲームの勝者は所定のゲーム時間内にゲームマップの全てのゲーム牌を最も先に除去した使用者またはチームと決定される。そして、ゲーム牌が少なく残った順にゲームの順位が決定される。ゲームの順位により各使用者にゲームレベルを上げられる経験値を差等的に付与できる。チーム戦の活性化のためにチーム戦の場合、ゲーム結果に応じた報酬等を個人戦に比べて大きくすることもできるが、これとは異なり、ゲームの公正性のためにチーム戦の報酬等を個人戦の報酬等に比べて小さくすることもできる。また、チーム戦の場合、ゲーム牌を最も多く除去した使用者にはチームの勝敗とは関係なく最高点数ボーナス経験値を与えることができる。このようなボーナス経験値を付与することによって、使用者がゲームにより一層没頭するようにでき、特に自分は他の使用者に比べて最も多いゲーム牌を除去したが、同じチーム員が振るわなくてチームが敗北した場合にも適切な報酬等を受けられるようになる。
【0086】
一方、どの使用者及びどのチームも所定のゲーム時間内にゲーム牌を全て除去できなかった場合には、ゲーム牌を除去した個数によりゲーム順位を決定することができるが、これによる報酬等はゲーム牌を全て除去してゲームを終了した場合に比べて少なくすることもできる。
【0087】
図8は本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法のゲーム結果画面の一例を示す図面である。図8を参照すると、2:2チーム戦の結果画面であって、IDが「anycall385」である使用者が属するAチームが勝利した画面である。各チーム別に順位が表示され、各使用者のID、チーム別に残ったゲーム牌の個数および各使用者が除去したゲーム牌の個数が表示され、各使用者の現在経験値および当該ゲームによって付与された経験値が表示される。IDが「anycall624」であるAチームのチーム員が最も多い126個を除去して最高点数ボーナスを受けたものと表示されている。
【0088】
なお、本発明の実施例は、多様なコンピュータで具現される動作を行うためのプログラム命令を含むコンピュータで読取可能な記録媒体を含む。この記録媒体は、上記オンラインゲーム方法を実行させるためのプログラムを記録する。また、この記録媒体はプログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むことができる。このような記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスクおよび磁気テープのような磁気媒体、CD及びDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(flopticaldisk)と磁気−光媒体、ROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存し遂行するように構成されたハードウェア装置などを含む。また、このような記録媒体としては、プログラム命令、データ構造などを指定する信号を伝送する搬送波を含む光または金属線、導波管などの伝送媒体であってもよい。プログラム命令の例としては、コンパイラーにより作られるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを使用してコンピュータにより実行される高級言語コードが含まれる。
【0089】
図9は、本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法が適用された汎用コンピュータ装置の内部ブロック図である。
【0090】
コンピュータ装置900は、RAM920とROM930を含む主記憶装置と連結される一つ以上のプロセッサー910を含む。プロセッサー910は中央処理装置(CPU)とも称される。本技術分野で広く知られているように、ROM930は、データ(data)と命令(instruction)を単方向性でCPUに伝送する役割を果たし、RAM920は、通常、データと命令を両方向性で伝送することに使用される。RAM920およびROM930は、コンピュータで読取可能な媒体の如何なる適切な形態を含むことができる。大容量記憶装置(MassStorage)940は、両方向性でプロセッサー910と連結されて追加的なデータ保存能力を提供し、上記で説明したコンピュータで読取可能な記録媒体のうちのいずれであってもよい。大容量記憶装置940は、プログラム、データなどを保存することに使用され、通常、主記憶装置より速度が遅いハードディスクのような補助記憶装置である。CD-ROM960のような特定の大容量記憶装置が使用されることもできる。プロセッサー910はビデオモニター、トラックボール、マウス、キーボード、マイクロフォン、タッチスクリーン型ディスプレイ、カード判読機、磁気または紙テープ判読機、音声または筆記認識器、ジョイスティック、またはその他公知のコンピュータ入出力装置のような一つ以上の入出力インターフェース950と連結される。最後に、プロセッサー910は、ネットワークインターフェース970を通じて有線または無線通信ネットワークに連結される。このようなネットワーク連結を通じて本発明の実施例によるオンラインゲーム方法の各プロセスを行うことができる。このような装置およびツールは、コンピュータハードウェアおよびソフトウェア技術分野の当業者にとって周知である。
【0091】
また、このようなハードウェア装置は、本発明の動作を行うために一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成することができる。
【0092】
以上、本発明を好適な実施例に則して詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多様な変形及び改良形態もまた本発明の権利範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】本発明の実施例によるオンラインゲームシステムを説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示したゲームサーバーに関するブロック図である。
【図3】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のゲーム室初期画面の一例を示す図面である。
【図5】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のゲーム牌除去規則の一例を示す図面である。
【図6A】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のチーム戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。
【図6B】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のチーム戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。
【図6C】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のチーム戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。
【図6D】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のチーム戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。
【図6E】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のチーム戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。
【図7】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法の個人戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。
【図8】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のゲーム結果画面の一例を示す図面である。
【図9】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法を行うことに採用できる凡庸コンピュータ装置の内部ブロック図である。
【符号の説明】
【0094】
100:オンラインゲームシステム
110:ウェブサーバー
120:チャンネルリストサーバー
130:データベース
140:ゲームサーバー
142:チャンネル管理モジュール
144:情報伝送モジュール
146:ゲーム進行モジュール
200:通信網
300:使用者端末機
900:汎用コンピュータ装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンラインゲーム方法及びオンラインゲームシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、コンピュータ関連の情報通信技術が発展することに伴い、ゲーム産業も急速に発展している。従来のコンピュータゲームは、単純なあらすじのアーケードゲームやビデオゲームが主流をなしていたが、マルチメディア技術とネットワーク技術の発展に伴い、現在は以前とは全く異なる次元のゲームが次々と開発されている。特に、超高速インターネットの普及は多重使用者(MULTI-USER)オンラインゲームという新たなゲーム分野を誕生させることによってゲーム産業を画期的に発展させるきっかけとなった。
【0003】
オンラインゲームは遠隔地にある不特定の人々が空間的な制約なしにゲームを楽しむことができ、大衆的に多大な人気を得ている。そのうち「四川省」、「パズルマージャン」、「上海マージャン」等のような組み合わせパズルゲームは、簡単なゲーム方式により使用者が簡単にゲームをプレイでき、多くの人々が楽しむオンラインゲームである。
【0004】
組み合わせパズルゲームは、ゲームマップに含まれている複数のゲーム牌のうち同一な2牌を選択して除去するゲームであって、ゲームに参加した使用者のうち全ての牌を最も先に除去する使用者が勝つゲームである。このようなゲームを提供するゲームサービスシステムは、使用者がゲーム参加要請を行うと、ゲームチャンネルリストを提供し、使用者はゲームチャンネルリストに含まれているゲーム室(ゲームルーム)のうちの一つを選択してゲームを行ったり、新たなゲーム室を生成してゲームを行うことができる。ゲーム室に2以上の使用者が参加してゲームを開始すると、ゲームサービスシステムは使用者に同一なゲームマップ(ゲーム画面)を提供し、ゲームマップの提供を受けた使用者はゲームマップでゲーム牌を除去しながらゲームを進行する。この時、各使用者のゲームマップにあるゲーム牌を誰が先に全て除去するかによってゲームの勝敗が決定される。
【0005】
しかしながら、使用者は長い間持続的に同じ方式でゲームを行うようになると、ゲームに飽きたり、ゲームに興味を失うおそれがあり、それは組み合わせパズルゲームの場合も例外ではない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明が目的とする技術的課題は、新たなゲーム方式を導入することによって使用者に新たな関心と興味を起こすことができるオンラインゲーム方法及びオンラインシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するための本発明の一態様によるオンラインゲーム方法は、第1チーム員及び第2チーム員を含む複数のチーム員に複数のゲームマップを提供する段階と、前記ゲームマップに含まれているゲーム牌を選択することによって所定のゲーム牌除去規則に基づいて前記ゲーム牌を前記ゲームマップから除去する段階と、前記第1チーム員からのマップ移動要請に応答して前記複数のゲームマップのうち前記第1チーム員が現在位置しているゲームマップと異なるゲームマップを前記第1チーム員に提供する段階と、前記複数のチーム員が除去したゲーム牌の数に基づいてゲーム順位を決定する段階とを含むことを特徴とする。
【0008】
また、前記複数のゲームマップのうちのいずれか一つのゲームマップで前記第1及び第2チーム員が共にゲームを遂行する場合、前記第1チーム員が前記ゲーム牌を選択又は除去する場合、前記第1チーム員によって選択又は除去された前記ゲーム牌を前記第2チーム員のゲーム画面に表示された前記ゲームマップにおいて選択又は除去するように構成することができる。
【0009】
また、前記第1チーム員により前記ゲーム牌が選択又は除去される際に前記ゲーム画面上表現される効果と、前記第2チーム員により前記ゲーム牌が選択又は除去される際に前記ゲーム画面上に表現される効果とが互いに異なるように構成することができる。
【0010】
また、前記複数のチーム員が現在位置しているゲームマップを表示するチーム員位置情報窓を提供する段階を更に含み、前記第1チーム員が前記複数のゲームマップ間で移動する場合、前記第1チーム員を示す標識を各ゲームマップの前記チーム員位置情報窓間で移動されるように構成することができる。
【0011】
また、連続して選択された一対のゲーム牌が同一な絵柄を有し、他のゲーム牌を避けて互いに連結され得る経路が存在し、かつ前記経路をつなぐ直線が2回以下に折られている場合に、前記選択された一対のゲーム牌は除去されるように構成することができる。
【0012】
また、前記ゲーム牌を最も多く除去した前記チーム員(使用者)にチームの順位と関係なく最高点数ボーナスを付与することができる。
【0013】
なお、本発明の他の態様によるコンピュータ読取可能な記録媒体は、上記オンラインゲーム方法のうちのいずれか一つをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録する。
【0014】
また、本発明の他の態様によるオンラインゲームシステムは、オンラインゲームのウェブページを提供し、第1使用者及び第2使用者からの要請に応じて使用者認証を処理するウェブサーバーと、前記第1及び第2使用者を含む複数のチーム員に複数のゲームマップを提供し、前記第1及び第2使用者が前記ゲームマップに含まれているゲーム牌を選択することによって所定のゲーム牌除去規則に基づいて前記ゲーム牌を除去し、前記第1使用者からのマップ移動要請に応じて前記複数のゲームマップのうち前記第1使用者が現在位置しているゲームマップと異なるゲームマップを前記第1使用者に提供し、前記複数のチーム員が除去したゲーム牌の数に基づいてゲーム順位を決定するゲームサーバーとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
このように本発明によれば、各チーム員が各ゲームマップにおいてゲーム牌を除去することができるとともに、同じチーム員のゲームマップへ移動しながら他のゲームマップのゲーム牌を除去することが可能となる。このため、同じチーム全体の複数のゲームマップ間でゲーム牌を除去した個数によりゲーム順位を決める新たなチーム戦方式を導入することが可能となり、使用者に新たな関心と興味を起こさせることができる。
【0016】
また、チーム員の全てがチーム全体の複数のゲームマップを移動しながらゲームを行うことができるので、同じチームという連帯感を共有することができ、チーム全体のゲームマップのゲーム牌を除去してこそ勝利することができるので、勝負を決定することに不合理さをなくすことができる。
【発明を実施するための最良の態様】
【0017】
以下、添付した図面を参照しながら本発明の好適な実施例について、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳しく説明する。
【0018】
先ず、図1および図2を参照しながら本発明の一実施例によるオンラインゲームシステムについて詳細に説明する。図1は本発明の実施例におけるオンラインゲームシステムを説明するためのブロック図であり、図2は、図1に示したゲームサーバーに関するブロック図である。
【0019】
図1に図示するように、本発明の一実施例におけるオンラインゲームシステム100は、ウェブサーバー110、チャンネルリストサーバー120、データベース130、そして少なくとも一つのゲームサーバー140を含み、通信網200を通じて複数の使用者端末機300と連結されている。
【0020】
使用者端末機300は、使用者がゲームを行うためにゲームシステム100と通信するための入出力装置を意味し、例えば、デスクトップコンピュータだけでなく、ノートパソコン、ワークステーション、パームトップ(palmtop)コンピュータ、個人携帯情報端末機(personal degital assistant、PDA )、ウェブパッド、移動通信端末器などのように有線または無線で通信網200に接続して情報のやり取りを行うことができる機器により具現される。
【0021】
使用者端末機300は、不図示のウェブブラウザー、ゲームクライアントランチング部およびゲームクライアントを含むことができる。
【0022】
ウェブブラウザーは、ウェブ情報を検索することに使用されるアプリケーションプログラムであって、ウェブサーバー110にアクセスしてウェブサーバー110が提供するゲームページを使用者端末機300に表示する。使用者がゲームページに表示されているゲーム開始ボタンをクリック(選択)すると、ウェブブラウザーは、ゲームクライアントランチング部を実行させる。
【0023】
ゲームクライアントランチング部は、ゲームクライアントを実行することに必要な多様な情報をオンラインゲームシステム100から受け取ってゲームクライアントを実行させ、ゲームクライアントが旧バージョンである場合、新たなバージョンのゲームクライアントをオンラインゲームシステム100からダウンロードする。ゲームクライアントランチング部は、アクティブX(activeX)コンポーネントにより具現することが可能であるが、これに限定されない。
【0024】
ゲームクライアントは、チャンネルリストサーバー120に接続してチャンネルリストサーバー120が提供するチャンネルリストを使用者端末300に表示し、使用者が表示されたチャンネルリストからマウス等の操作手段を介して任意のチャンネルを選択すると、選択されたチャンネルに該当するゲームサーバー140に接続してゲームを行う。ゲームクライアントは、ゲームサーバー140からゲームの遂行に必要なデータを受け、これに基づいたゲーム画面を使用者端末機300に表示する。
【0025】
一方、ウェブサーバー110が複数のチャンネルからなる競技場を使用者端末機300に表示する場合、使用者が一つの競技場を選択すると、ゲームクライアントは選択された競技場で接続可能な任意のチャンネルに接続してゲームを行うこともできる。この場合、ゲームクライアントは、チャンネルリストの表示を省略することができる。
【0026】
通信網200は、構内情報通信網(local area network、LAN)、都市圏通信網(metropolitan area network、MAN)、広域通信網(wide area network、WAN)、インターネットなどを含むデータ通信網だけでなく、電話網などを含むことができ、有線、無線を問わず、如何なる通信方式を使用してもよい。
【0027】
ウェブサーバー110は、オンラインゲームを使用者に提供するためにゲーム関連ウェブページを使用者端末機300に提供する。ウェブサーバー110が提供するウェブページで会員加入、使用者認証処理、競技場選択およびゲーム開始などの動作を行うことができる。なお、使用者が使用者認証を行った後、チャンネルリストサーバー120及びゲームサーバー140にアクセスできるように構成することが好ましい。また、ウェブサーバー110は、ゲームクライアントがチャンネルリストサーバー120及びゲームサーバー140に接続することに必要な情報を提供し、使用者端末機300にゲームクライアントが設置されていないと判断した場合には、ゲームクライアントを使用者端末300に設置する処理を遂行し、ゲームクライアントが旧バージョンであると判断した場合には、新バージョンのゲームクライアントにアップデートする処理を遂行する。もちろん、ゲームクライアントは、ウェブサーバー110ではない専用ダウンロードサーバー(図示せず)によって使用者端末300にダウンロードされるように構成することもできる。
【0028】
データベース130は、オンラインゲームを使用者に提供するに際して必要な各種の情報を記憶し、ウェブサーバー110、チャンネルリストサーバー120及びゲームサーバー140の要請に応じてこれらウェブサーバー110、チャンネルリストサーバー120、ゲームサーバー140に、格納された情報を提供する。提供される情報(データベース130に格納されている情報)には、ゲームクライアント実行関連情報、チャンネル関連情報、ゲーム室関連情報、使用者情報、ゲーム情報などが含まれる。
【0029】
ゲームクライアント実行関連情報は、ゲームのバージョン、ゲームサーバー140のIPアドレス(internet protocol address)などのようにゲームクライアントを実行することに必要な情報を含む。チャンネル関連情報は、チャンネルリストと各チャンネルに接続可能な最大使用者数及び現在接続している使用者数、そして、各チャンネルに現在どの使用者が接続しているのかに関する情報を含む。ゲーム室関連情報は、各チャンネル別に開設されたゲーム室リスト及び各ゲーム室にどの使用者が入場しているのかに関する情報を含む。使用者情報は、使用者識別子、ニックネーム、アバタ、年齢、性別、等級、戦績などに関する情報、使用者が現在どのゲームサーバー140に接続しているのかに関する使用者接続情報などを含む。ゲーム情報はゲーム牌除去規則(ゲームルール)に関する情報を含む。
【0030】
なお、図1では一つのデータベース130のみを図示しているが、記憶される情報に応じてそれぞれ別個のデータベースを構築することもできる。
【0031】
チャンネルリストサーバー120は、ゲームクライアント(使用者端末300)から受信されるゲームサービス要請に応答し、データベース130を参照して競技場又はチャンネル変更要請に応じたゲームチャンネルリストをゲームクライアントに提供する。また、チャンネルリストサーバー120は、各チャンネル別に接続されている使用者数と各チャンネル別の最大接続可能使用者数をゲームクライアントに提供することができる。
【0032】
また、図2に示すように、ゲームサーバー140は、チャンネル管理モジュール142、情報伝送モジュール144およびゲーム進行モジュール146を含み、ゲームクライアントと通信して使用者がオンラインゲームを行うことができるように機能する。
【0033】
チャンネル管理モジュール142は、使用者がゲームサーバー140に接続した場合、この接続情報をデータベース130に伝送し、データベース130に記憶されている使用者接続情報を更新させる。そして、データベース130を参照して当該ゲームサーバー140に開設されているゲーム室リストおよび各ゲーム室の現在状態、つまり、使用者がゲームを進行したり(「ゲーム中」と表示)、他の使用者の参加を待ったり(「待機中」と表示)、空いている状態(「作る」と表示)に関する情報をゲームクライアントに提供する。ゲーム室はオンラインゲームが独立的に進行されるサイバー空間を意味し、一つのゲームサーバー140に対応する一つのゲームチャンネルは複数のゲーム室からなる。使用者はゲーム室を新たに作ったり、既に作られているゲーム室に参加することができ、チャンネル管理モジュール142は、これらに関する情報をデータベース130に反映(格納、更新)する。
【0034】
本実施例では、チャンネル管理モジュール142がゲームサーバー140に含まれているものとして説明しているが、各ゲームサーバー140のチャンネル管理モジュール142とチャンネルリストサーバー120を集約して一つのチャンネルサーバー(図示せず)により実現することも可能である。
【0035】
情報伝送モジュール144は、使用者端末300のゲームクライアントがゲームサーバー140に接続した場合、当該ゲームチャンネルに接続している使用者に関する情報をゲームクライアントに提供する。使用者情報のうちの一部、例えば、使用者識別子、アバタ、性別、等級を優先提供し、残りの詳細情報は使用者の要請に応じて個別に提供することができる。また、情報伝送モジュール144は、使用者が互いに会話(チャット)できるようにチャットデータをゲームクライアントに提供することができる。
【0036】
ゲーム進行モジュール146は、使用者がゲーム室に入室してゲーム開始要請を行うと、所定のゲームマップを使用者端末機300に伝送し、使用者の操作に基づいてゲームクライアントとの間でデータのやり取りを行いながら所定の方式(所定のゲームルーム)に基づいたオンラインゲームを進行する。ゲームが終了するとゲームに参加した使用者にゲームの勝負または順位に応じた報酬(例えば、特典、ポイント、ランキング等の増減処理)を行い、これに基づいてデータベース130に記憶されている各使用者の使用者情報を更新する。
【0037】
なお、本実施例でゲームサーバー140が三つの各モジュール142、144、146を含むものとして説明したが、これら三つのモジュールは機能的に互いに統合または分離でき、ゲームサーバー140は、これら三つの代わりにこれらの機能を備える一つ以上のモジュールで構成することもできる。
【0038】
次に、図3から図8を参照しながら本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法について詳細に説明する。図3は、本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法を示すフローチャートである。
【0039】
先ず、使用者が使用者端末機300を通じてオンラインゲームシステム100に接続してゲームを実行する(S210)。そうすると、オンラインゲームシステム100は、使用者に複数のゲーム室を提供し(S220)、使用者はゲーム室に参加(選択)する(S230)。使用者は他の使用者が生成したゲーム室に参加でき、使用者自身が参加したゲーム室でゲームが進行中である場合には当該ゲームが終了するまで待機したり、練習ゲームを行うことができる。また、使用者は直接新たにゲーム室を生成して他の使用者の参加を待つことができる。ゲーム室を生成した使用者は室長となる。
【0040】
室長は、生成したゲーム室に参加可能な最大ゲーム人数、ゲームマップなどのゲームモードを選択できる権限があり、ゲーム室に参加した使用者は個人戦やチーム戦(どのチームに属するかを含む)を選択することができる(S230)。もちろん、室長がゲーム室の対戦方式を個人戦およびチーム戦のうちのいずれか一つを選択し、他の使用者は開設されたゲーム室の対戦方式を見て自分が所望するゲーム室に参加する方式とすることもできる。
【0041】
最大ゲーム人数は、例えば、2人、4人、6人とすることができる。最大ゲーム人数を2人と決定すると室長以外の他の使用者がゲーム室に参加した場合にゲームを行うことができる。最大ゲーム人数が4人または6人と決定される場合、室長を除いた少なくとも一人の使用者がゲーム室に参加するとゲームを開始できる。室長を含んでゲーム室に参加した使用者が最大ゲーム人数に到達した場合、他の使用者の参加をそれ以上許可しない。もちろん、最大ゲーム人数を必要に応じてさらに増やすこともできる。
【0042】
室長は特定のゲームマップ(ゲーム画面)を選択したり、所定の分類により分れているランダムマップ集合(例えば、全体マップ、新規マップ、易しいマップ、難しいマップ)を選択することができる。
【0043】
一つのゲームマップは複数のゲーム牌を含む。ゲーム牌(ゲーム牌オブジェクト)は、その特性により一般牌、妨害牌、およびアイテム牌と区分される。一般牌は使用者の選択により除去できるゲーム牌である。個々の一般牌は多様な絵柄を有し、対を成して同一な絵柄を有する。妨害牌は使用者が選択できず、ゲームマップ上で一般牌が除去されることを妨害するためのゲーム牌である。アイテム牌は特定の絵柄を有している一般牌であって、アイテム牌を除去した使用者は所定の機能を有するアイテムをゲーム進行中に使用することができる。妨害牌およびアイテム牌を特定のゲームマップに含ませるかどうかは選択的な事項である。
【0044】
ゲーム牌は、ゲームマップがその名前に応じて多様な絵柄を有するように当該ゲームマップに分布(配置)される。一つのゲームマップにおいて全体のゲーム牌が位置する場所は一定であるが、各場所に置かれる個々のゲーム牌は任意に決定される。ゲーム牌が単層でゲームマップが成ることもでき、ゲーム牌が複数の層でゲームマップが成ることもできる。
【0045】
アイテム牌を除去して使用者が得られるアイテムは、例えば、凍らせアイテム、爆弾アイテム、ジョーカーアイテムなどを含むことができる。凍らせアイテムは、所定時間の間、所定領域のゲーム牌を非活性化してゲーム相手が当該ゲーム牌を選択できないようにするアイテムであり、爆弾アイテムは、所定時間の間、所定領域のゲーム牌を識別できなくしてゲーム相手(対戦相手)が当該領域のゲーム牌を選択できないようにするアイテムである。ジョーカーアイテムは、これを使用する使用者が任意のゲーム牌を選択すると同じ絵柄を有するゲーム牌が自動的に選択されて除去されるアイテムであって、ゲーム牌除去規則に関係なく一対のゲーム牌を除去することができる。使用者はゲームを行いながらアイテム牌以外の特定のゲーム牌を削除するなどのゲームミッションを通じて当該ミッションを達成した場合にジョーカーアイテムなどを獲得することができる。
【0046】
一つのゲーム室に参加した使用者が4人または6人である場合には、チーム戦を選択することができる。4人の場合には2:2にチームを分けてゲームを進行でき、6人の場合には2:2:2または3:3にチームを分けてゲームを進行できる。便宜のために各チームをAチーム、Bチーム、Cチーム(2:2:2の場合)と称する。もちろん、より多い使用者が参加してチーム戦を行えるように実現することもでき、この場合、最大ゲーム人数を8人以上とする必要がある。
【0047】
本発明の他の実施例におけるオンラインゲーム方法では、使用者はゲームモードとして競争モードおよび非競争モードのうちのいずれか一つを選択してゲームを行うことができる。なお、非競争モードおよび競争モードの選択は必須選択事項ではなく、デフォルトで非競争モードでゲームが行われるように構成される。
【0048】
非競争モードでゲーム室に参加した各使用者のゲーム画面は互いに独立している。使用者はゲーム相手が除去するゲーム牌と関係なくそれぞれ自分のゲーム牌を除去することができる。つまり、同一ゲームマップが各使用者のゲーム画面に個別的に表示され、各使用者の操作によりゲーム牌が除去されても、他の使用者のゲームマップに影響を与えずに自分の操作に対してのみ自分のゲームマップのゲーム牌が除去される。このモードでは妨害牌を除いた全体のゲーム牌を最も先に全て除去する使用者が勝者となる。
【0049】
一方、これとは異なり、競争モードではゲーム室に参加した各使用者のゲーム画面は実質的に同一である。つまり、自分が選択して除去されるゲーム牌が自分のゲーム画面だけでなく、相手のゲーム画面でも除去されてなくなり、ゲーム相手が選択して除去されるゲーム牌も自分のゲーム画面から除去されてなくなる。つまり、各使用者には個別の実質的に同一な各ゲーム画面が表示され、各ゲーム画面において各使用者が互いに選択操作したゲーム牌の選択及び除去のゲーム進行が共有された状態でゲームが進行する。従って、ゲーム相手が先に除去したゲーム牌をそれ以上自分が除去できなくなる。このモードではゲーム牌を最も多く除去した使用者が勝者となる。特に、競争モードではアイテム牌を利用してゲームを行うことにより、より多様な面白さを提供することができる。
【0050】
図4は、本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法のゲーム室の初期画面の一例を示す図面である。
【0051】
図4に示すように、ゲーム画面を見てゲームを遂行する使用者自身のキャラクターおよび使用者情報が画面下段左側に表示されており、ゲームを共に遂行する他の使用者のキャラクターおよび使用者情報が画面右側に表示されている。ゲームを行うためにゲーム室に参加する各使用者にはゲームプレーヤ番号(1Pから6P)が付与される。
【0052】
図4ではゲーム室に参加した使用者は6人であり、2:2:2のチーム戦が選択されている。チーム戦の場合、同一チームに属する使用者(チーム員)は同一な色で表示され、区別しやすくなっている。個人戦の場合は全ての使用者が同一な色で表示される。画面下段中央右側にはゲーム牌の絵柄を選択できるボタンが表示されており、個人戦選択ボタン(「個人」)およびチーム戦のためのチーム選択ボタン(「A」、「B」、「C」)が表示されている。画面中央部分にはマップ選択のためのメニューが表示され、ここで選択されたマップは「全体ランダム」である。
【0053】
再び図3を参照すると、室長がゲーム開始ボタンを押してゲーム開始を要請し(S250)、オンラインゲームシステム100は、選択されたマップに対応するデータを各使用者端末機300に伝送してゲームマップを提供して(S260)、各使用者はゲームを進行させることができる。
【0054】
各使用者はゲーム牌を順次に選択して除去する(S270)。ゲーム牌の選択は使用者のマウスクリックまたはキーボード操作により行われる。選択されたゲーム牌の色を変化させたり、選択されたゲーム牌に別途の標識を付して当該ゲーム牌が選択されたものであることを表示できる。連続して選択された一対のゲーム牌が所定のゲーム牌除去規則に合致した場合、一対のゲーム牌はゲームマップ上から除去される。連続して選択された一対のゲーム牌が所定のゲーム牌除去規則に合致しない場合は、除去されず、一対のゲーム牌のうち、2番目に選択されたゲーム牌とその後に選択されるゲーム牌とが改めて一対のゲーム牌となり、所定のゲーム牌除去規則に合致するのか否かが判断される。一対のゲーム牌が除去された後に使用者は再び新たなゲーム牌を選択して除去する過程を繰り返して全てのゲーム牌を除去するようにゲームを進行する。
【0055】
以下、ゲーム牌除去規則について図5を参照しながら詳細に説明する。図5は本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のゲーム牌除去規則の一例を示す図面である。
【0056】
先ず、選択された一対のゲーム牌が除去されるために一対のゲーム牌は同一な絵柄を有していなければならない。そして、一対のゲーム牌が他のゲーム牌を避けて互いに連結され得る経路が存在し、その経路をつなぐ直線が2回以下に折られていなければならない。ゲーム牌を連結する直線は、水平または垂直に延びる。このようなゲーム牌除去規則はゲーム牌が単層からなるゲームマップに適用される。
【0057】
図5に示すように、一対のゲーム牌(の経路)が一度も折られずに直線で連結される丸付き数字1のゲーム牌、一回折られた直線で連結される丸付き数字2のゲーム牌、二回折られた直線で連結される丸付き数字3のゲーム牌は、使用者の選択により除去されるが、三回折られた直線で連結されてしまう丸付き数字4のゲーム牌は、使用者により選択されても除去されない。同一な絵柄を有する一対のゲーム牌が上下または左右に接している場合、丸付き数字1のゲーム牌と同様に取り扱う。
【0058】
一方、他のゲーム牌除去規則は、選択されたゲーム牌が除去されるために、一対のゲーム牌が同一な絵柄を有しなければならず、各ゲーム牌の左右の少なくともいずれか一方は、他のゲーム牌に塞がっていてはならず、各ゲーム牌の上に他の牌が置かれていてはならない。左右両側に他のゲーム牌が置かれていたり、上に他のゲーム牌が置かれているゲーム牌は、マウスクリックおよびキーボード操作にもかかわらず選択されない。このようなゲーム牌除去規則は、ゲーム牌が単層からなる場合だけでなく、複数の層からなるゲームマップの場合にも適用され得る。
【0059】
もちろん、例示した二つの規則以外にもゲーム牌を除去する規則は他の方式で多様に設定することが可能である。
【0060】
このようなゲーム牌除去規則は、データベース130に保存され、また、演算の迅速化のために使用者端末機300のゲームクライアントにも保存されるように構成することができ、ゲームクライアントがゲーム牌除去規則に基づいて選択されたゲーム牌の除去の要否を判断することができる。
【0061】
対戦方式がチーム戦である場合について図6Aから図6Eを参照しながらより詳細に説明する。
【0062】
図6Aから図6Eは本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法のチーム戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。図6Aおよび図6Bは2:2チーム戦のゲーム画面であり、図6Cは2:2:2チーム戦のゲーム画面であり、図6Dおよび図6Eは3:3チーム戦のゲーム画面である。
【0063】
チーム戦の場合、室長が選択したゲームマップがゲームに参加した各使用者に個別的に提供され、同じチーム員のゲームマップは当該チーム員が互いに移動しながらゲーム牌を除去することができる。チーム員が2人であればチームに与えられるゲームマップは二つであり、チーム員が3人であればチームに与えられるゲームマップは三つである。同じチームに与えられた全てのゲームマップに含まれているゲーム牌を最も先に全て除去したチームが勝利する。
【0064】
室長が選択したゲームマップが特定のゲームマップであっても、ランダムゲームマップであっても、チーム戦に参加した使用者全体は、同一なゲームマップでゲームを行う。しかし、ゲームマップは同一であっても、各ゲーム牌は互いに異なる場所に配置されるように構成することもできる。ゲーム開始時に同じチーム員が一つのゲームマップで共に開始することもでき、個々のゲームマップで別に開始することもできる。
【0065】
図6Aから図6Eを参照とすると、ゲーム画面中央の広い部分にゲームマップが表示され、ゲーム画面の上段にゲーム情報窓が表示されている。ゲーム情報窓は、残り牌情報窓、チーム員位置情報窓、マップ移動ボタン、等数情報(ランキング)窓を含み、左側から順次に配置されている。
【0066】
残り牌情報窓は、現在使用者自身がゲームを行っているゲームマップで残っているゲーム牌の数を表示する。
【0067】
チーム員位置情報窓は、チーム員が2人であれば二つ(図6Aから図6C参照)、3人であれば三つが備えられ(図6Dから図6E参照)、各窓はチーム員がゲーム開始時にオンラインゲームシステム100からそれぞれ受けたゲームマップに対応する。第一のチーム員位置情報窓は、使用者自身が受けたゲームマップに対応し、第2および第3のチーム員位置情報窓は同じチーム員が受けたゲームマップに対応する。チーム員位置情報窓は自分を含んで同じチーム員がどのマップにあるのか表示し、このために各窓にはミニアバタが表示される。使用者自身のミニアバタには「私」と表示されており、自分の位置を識別することができる。チーム員位置情報窓に表示されている1Pから6Pはゲームを開始する際、当該ゲームマップを受けたチーム員のゲームプレーヤ番号を示す。
【0068】
マップ移動ボタンは自分が位置したゲームマップから同じチームに与えられた他のゲームマップへ移動するためのボタンである。マップ移動ボタンをマウスでクリックしたり、例えば、キーボードのファンクションキーF3ボタンを押すと次のマップへ移動する。マップ移動ボタンを押すことにより、ゲームマップが二つである場合には、第1マップから第2マップへ、第2マップから第1マップへ移動するようになり、ゲームマップが三つである場合には、第1マップから第2マップへ、第2マップから第3マップへ、第3マップから第1マップへ移動するようになる。一方、移動を所望するゲームマップに対応するチーム員位置情報窓をクリックすると、当該ゲームマップへ直ちに移動することもできる。
【0069】
マップ移動ボタンを押すと自分がゲームを行っていたゲームマップの代わりに移動しようとするゲームマップが自分のゲーム画面に表示され、自分のミニアバタもチーム員位置情報窓から移動して当該ゲームマップに対応する窓に表示される。移動したゲームマップは現在状態の通り自分のゲーム画面に表示される。つまり、当該ゲームマップへ移動する前に当該ゲームマップで既にゲーム牌が除去されていると、ゲーム牌が除去されている状態が自分のゲーム画面に表示される。
【0070】
自分がゲームを行っているゲームマップでゲーム牌を全て除去しなくても他のゲームマップへ移動でき、一つのゲームマップでゲーム牌を全て除去すると、「うちのチームを助けに行く」または「他のマップを助けに行く」というボタンがゲーム画面中央に大きく表示されて他のゲームマップへの移動を容易にすることもできる。または、一つのゲームマップでゲーム牌を全て除去すると、ゲーム牌が残っているゲームマップへ自動的に移動するようにすることもできる。
【0071】
図6A及び図6Bのチーム員位置情報窓を参考とすると、図6Aの場合、二つのゲームマップに自分とチーム員がそれぞれ位置しており、図6Bの場合、自分とチーム員が同じゲームマップに位置しており、チーム員が自分のゲームマップへ移動してゲームを行っていることが分かる。同様に、図6Dおよび図6Eのチーム員位置情報窓を参考とすると、図6Dの場合、自分と二人のチーム員が一人ずつ三つのゲームマップにそれぞれ位置しており、図6Eの場合、第一ゲームマップには自分と一人のチーム員が位置し、第2ゲームマップには他の一人のチーム員が位置し、第3ゲームマップには当然誰もいない。
【0072】
使用者自身とチーム員1人が一つのゲームマップで共にゲームを行うと、自分のゲーム画面に表示されるゲーム牌と当該チーム員のゲーム画面に表示されるゲーム牌は実質的に同一である。自分が除去するゲーム牌は自分のゲーム画面からなくなるだけでなく、当該チーム員のゲーム画面でもなくなり、当該チーム員が除去するゲーム牌も自分のゲーム画面からなくなる。三人のチーム員が一つのゲームマップで共にゲームを行う際も、1人が除去するゲーム牌は他の二人のゲーム画面でもなくなる。このために、オンラインゲームシステム100は、ゲーム牌が選択されたり除去されると当該情報を当該チーム員に伝送する。
【0073】
一つのゲーム牌を自分とチーム員が共に選択してもゲーム牌除去規則に合致するゲーム牌を先に選択した使用者に優先権が与えられるようになり、当該ゲーム牌が除去される。従って、先に選択されて除去された一対のゲーム牌のうちのいずれか一つと他のゲーム牌が選択された場合、当該他のゲーム牌を除去することができなくなる。
【0074】
このようなチーム戦方式によると、使用者各自が自分のゲームマップのゲーム牌を除去し、ゲーム牌を全て除去した使用者がまだ除去するゲーム牌が残っているチーム員を助けに行くか、互いに力を合わせて順次に各ゲームマップのゲーム牌を全て除去するなどの戦略的な協同が可能である。
【0075】
一つのゲームマップで使用者自身とチーム員が共にゲームを進行する場合、自分が選択したゲーム牌とチーム員が選択したゲーム牌とが互いに区別されるように自分のゲーム牌を選択する時に表現される効果(色など)と、チーム員がゲーム牌を選択する時に表現される効果とを互いに異なるようにすることが好ましい。また、図6Bに示すように、自分が選択して除去されるゲーム牌とチーム員が選択して除去されるゲーム牌も互いに区別されるようにゲーム牌が除去される時に表現される効果(除去される際のアニメーション効果など)も互いに異なるようにすることが好ましい。例えば、自分が選択して除去されるゲーム牌は明るくて鮮明に表現することができ、同じチーム員が選択して除去されるゲーム牌は相対的に暗く表現することができる。これらの処理は、ゲームサーバー140からの指示又は単独で、ゲーム進行に応じてゲームクライアントが表示処理を遂行する。
【0076】
また、ゲーム牌が全て除去されたゲームマップにはマップ移動ボタンを押しても移動できないようにし、当該ゲームマップに対応するチーム員位置情報窓を非活性化させることができる。
【0077】
等数情報窓はゲームを遂行する全体使用者の中で自分の現在等数(ランキング)を表示する。現在等数は各使用者が現在除去したゲーム牌の数により決定され、ゲーム牌を最も多く除去した使用者が1等と表示される。
【0078】
ゲーム画面の下段にはチャット窓を備えて他の使用者とのチャット内容を表示したり、使用者の入室/退室などの情報を表示することができる。
【0079】
一方、対戦方式が個人戦である場合、上述した非競争モードまたは競争モードでゲームを進行することができる。図7は本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法の個人戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。図7を参照とすると、ゲーム画面の上段のゲーム情報窓はチーム戦の場合とは多少異なるように表示されるが、チーム員位置情報窓の代わりに現在除去可能なゲーム牌の数を表示することができる。また、各使用者情報を示す色が全て同一であり、個人戦を行っていることが分かる。
【0080】
各使用者がゲームを進行して所定時間内に所定数のゲーム牌を除去するとコンボイベントを付与できる。コンボイベントは上述したジョーカーアイテムと類似する効果を奏し、例えば、使用者が5秒以内に5対のゲーム牌を除去するとマウスポインタが特定の絵柄(例えば、妖術棒)に変換され、その後、使用者がこの妖術棒で削除を所望する一つのゲーム牌を選択すると、これと同一な絵柄を有する任意の一つのゲーム牌が自動的に選択され、ゲーム牌除去規則と関係なく選択されたゲーム牌と共に除去されるようにできる。また、5秒以内に5対のゲーム牌を除去してこの妖術棒が1回付与され、これと同時に合計7秒以内に10対のゲーム牌を除去すると、その後、妖術棒で選択されたゲーム牌と同一な絵柄を有する全てのゲーム牌が除去されるようにできる。ここで、時間および数は任意に設定でき、コンボイベントの効果も異なるように設定することができる。このようなコンボイベントは、チーム戦の場合、ゲームマップを移動しながらゲーム牌を除去しても同一に適用される。
【0081】
一方、使用者にヒントおよび牌を交ぜるアイテムを提供することもできる。ヒントおよび牌を交ぜるアイテムの数はゲームマップの難易度により決定されることができるが、任意に決定されることもできる。ゲーム画面下段右側に表示されているヒントボタンを押したり、キーボードのファンクションキーF1を押したり、マウスの右側ボタンを押すと、除去可能な一対のゲーム牌がゲーム画面に表示され、また、牌を交ぜるボタンを押したり、キーボードのファンクションキーF2を押したり、マウスのホイールボタンを押すと、現在ゲーム牌が残っている場所にゲーム牌が再配置されて表示される。使用者がゲームの途中、同一な絵柄を有するゲーム牌を発見できなかった場合、ヒントおよび牌を交ぜるアイテムを利用することで、ゲームを容易に解くことができる。使用者に付与されるヒントおよび牌を交ぜるアイテムの数は、ゲーム画面下段右側に表示され、これを使用(選択)することによってアイテム数が減る。
【0082】
なお、チーム戦の場合、使用者がゲームマップを移動してもヒントおよび牌を交ぜるアイテムを同一に使用することができる。牌を交ぜるアイテムは同じゲームマップにある全体チーム員に影響を与えるが、ヒントアイテムはこれを使用したチーム員のみに影響を与える。従って、牌を交ぜるアイテムは同じゲームマップで複数のチーム員がゲームを共に遂行する際、同じチーム員が混同しないように使用する必要がある。
【0083】
再び図3を参照とすると、各使用者が自分の使用者端末機300を通じてゲーム牌を選択して除去しながらゲームを行うと、オンラインゲームシステム100は当該データを記録し、各使用者またはチーム単位でゲーム牌を除去した個数をカウントする。オンラインゲームシステム100は、所定のゲーム時間が経過したのか否か判断し、ゲームマップ内のゲーム牌が全て除去されたのか否かを判断する(S280)。判断結果、所定のゲーム時間が経過せず、全てのゲーム牌が除去されなかった場合、使用者がゲーム牌選択を継続できるようにし、所定のゲーム時間が経過したり、その以前に全てのゲーム牌が除去された場合、勝負を決定し(S290)、ゲームを終了する(S295)。
【0084】
また、図6Aから図7を参照すると、ゲーム画面左側に龍頭形状を含む柱が表示されている。この柱は、残った時間およびゲーム牌除去率を表示する。ゲーム開始後に時間が経過するほど青色で表示された柱は短くなり、所定のゲーム時間が経過すると青色の柱が底まで短くなってゲームが終了する。一方、各使用者または各チームが除去したゲーム牌の数に基づいて各使用者または各チームのゲーム牌除去率が柱に表示される。ゲーム牌を多く除去するほど除去率が高まり、当該使用者またはチームを示す標識(表示オブジェクト)が柱に乗って上がる。ゲーム牌が全て除去されると当該標識が柱の頂上まで到達し、ゲームが終了する。このような標識を用いることで各使用者または各チームの現在順位も把握できる。
【0085】
ゲームの勝者は所定のゲーム時間内にゲームマップの全てのゲーム牌を最も先に除去した使用者またはチームと決定される。そして、ゲーム牌が少なく残った順にゲームの順位が決定される。ゲームの順位により各使用者にゲームレベルを上げられる経験値を差等的に付与できる。チーム戦の活性化のためにチーム戦の場合、ゲーム結果に応じた報酬等を個人戦に比べて大きくすることもできるが、これとは異なり、ゲームの公正性のためにチーム戦の報酬等を個人戦の報酬等に比べて小さくすることもできる。また、チーム戦の場合、ゲーム牌を最も多く除去した使用者にはチームの勝敗とは関係なく最高点数ボーナス経験値を与えることができる。このようなボーナス経験値を付与することによって、使用者がゲームにより一層没頭するようにでき、特に自分は他の使用者に比べて最も多いゲーム牌を除去したが、同じチーム員が振るわなくてチームが敗北した場合にも適切な報酬等を受けられるようになる。
【0086】
一方、どの使用者及びどのチームも所定のゲーム時間内にゲーム牌を全て除去できなかった場合には、ゲーム牌を除去した個数によりゲーム順位を決定することができるが、これによる報酬等はゲーム牌を全て除去してゲームを終了した場合に比べて少なくすることもできる。
【0087】
図8は本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法のゲーム結果画面の一例を示す図面である。図8を参照すると、2:2チーム戦の結果画面であって、IDが「anycall385」である使用者が属するAチームが勝利した画面である。各チーム別に順位が表示され、各使用者のID、チーム別に残ったゲーム牌の個数および各使用者が除去したゲーム牌の個数が表示され、各使用者の現在経験値および当該ゲームによって付与された経験値が表示される。IDが「anycall624」であるAチームのチーム員が最も多い126個を除去して最高点数ボーナスを受けたものと表示されている。
【0088】
なお、本発明の実施例は、多様なコンピュータで具現される動作を行うためのプログラム命令を含むコンピュータで読取可能な記録媒体を含む。この記録媒体は、上記オンラインゲーム方法を実行させるためのプログラムを記録する。また、この記録媒体はプログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むことができる。このような記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスクおよび磁気テープのような磁気媒体、CD及びDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(flopticaldisk)と磁気−光媒体、ROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存し遂行するように構成されたハードウェア装置などを含む。また、このような記録媒体としては、プログラム命令、データ構造などを指定する信号を伝送する搬送波を含む光または金属線、導波管などの伝送媒体であってもよい。プログラム命令の例としては、コンパイラーにより作られるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを使用してコンピュータにより実行される高級言語コードが含まれる。
【0089】
図9は、本発明の実施例におけるオンラインゲーム方法が適用された汎用コンピュータ装置の内部ブロック図である。
【0090】
コンピュータ装置900は、RAM920とROM930を含む主記憶装置と連結される一つ以上のプロセッサー910を含む。プロセッサー910は中央処理装置(CPU)とも称される。本技術分野で広く知られているように、ROM930は、データ(data)と命令(instruction)を単方向性でCPUに伝送する役割を果たし、RAM920は、通常、データと命令を両方向性で伝送することに使用される。RAM920およびROM930は、コンピュータで読取可能な媒体の如何なる適切な形態を含むことができる。大容量記憶装置(MassStorage)940は、両方向性でプロセッサー910と連結されて追加的なデータ保存能力を提供し、上記で説明したコンピュータで読取可能な記録媒体のうちのいずれであってもよい。大容量記憶装置940は、プログラム、データなどを保存することに使用され、通常、主記憶装置より速度が遅いハードディスクのような補助記憶装置である。CD-ROM960のような特定の大容量記憶装置が使用されることもできる。プロセッサー910はビデオモニター、トラックボール、マウス、キーボード、マイクロフォン、タッチスクリーン型ディスプレイ、カード判読機、磁気または紙テープ判読機、音声または筆記認識器、ジョイスティック、またはその他公知のコンピュータ入出力装置のような一つ以上の入出力インターフェース950と連結される。最後に、プロセッサー910は、ネットワークインターフェース970を通じて有線または無線通信ネットワークに連結される。このようなネットワーク連結を通じて本発明の実施例によるオンラインゲーム方法の各プロセスを行うことができる。このような装置およびツールは、コンピュータハードウェアおよびソフトウェア技術分野の当業者にとって周知である。
【0091】
また、このようなハードウェア装置は、本発明の動作を行うために一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成することができる。
【0092】
以上、本発明を好適な実施例に則して詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多様な変形及び改良形態もまた本発明の権利範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】本発明の実施例によるオンラインゲームシステムを説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示したゲームサーバーに関するブロック図である。
【図3】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のゲーム室初期画面の一例を示す図面である。
【図5】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のゲーム牌除去規則の一例を示す図面である。
【図6A】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のチーム戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。
【図6B】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のチーム戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。
【図6C】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のチーム戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。
【図6D】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のチーム戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。
【図6E】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のチーム戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。
【図7】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法の個人戦ゲーム進行画面の一例を示す図面である。
【図8】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法のゲーム結果画面の一例を示す図面である。
【図9】本発明の実施例によるオンラインゲーム方法を行うことに採用できる凡庸コンピュータ装置の内部ブロック図である。
【符号の説明】
【0094】
100:オンラインゲームシステム
110:ウェブサーバー
120:チャンネルリストサーバー
130:データベース
140:ゲームサーバー
142:チャンネル管理モジュール
144:情報伝送モジュール
146:ゲーム進行モジュール
200:通信網
300:使用者端末機
900:汎用コンピュータ装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1チーム員及び第2チーム員を含む複数のチーム員に複数のゲームマップを提供する段階と、
前記ゲームマップに含まれているゲーム牌を選択することによって所定のゲーム牌除去規則に基づいて前記ゲーム牌を前記ゲームマップから除去する段階と、
前記第1チーム員からのマップ移動要請に応答して前記複数のゲームマップのうち前記第1チーム員が現在位置しているゲームマップと異なるゲームマップを前記第1チーム員に提供する段階と、
前記複数のチーム員が除去したゲーム牌の数に基づいてゲーム順位を決定する段階と、
を含むことを特徴とするオンラインゲーム方法。
【請求項2】
前記複数のゲームマップのうちのいずれか一つのゲームマップで前記第1及び第2チーム員が共にゲームを遂行する場合、前記第1チーム員が前記ゲーム牌を選択又は除去された場合に、前記第1チーム員によって選択又は除去された前記ゲーム牌が、前記第2チーム員のゲーム画面に表示された前記ゲームマップにおいて選択又は除去されることを特徴とする請求項1に記載のオンラインゲーム方法。
【請求項3】
前記第1チーム員により前記ゲーム牌が選択又は除去される際に前記ゲーム画面上に表現される効果と、前記第2チーム員により前記ゲーム牌が選択又は除去される際に前記ゲーム画面上に表現される効果とが互いに異なることを特徴とする請求項1に記載のオンラインゲーム方法。
【請求項4】
前記複数のチーム員が現在位置しているゲームマップを表示するチーム員位置情報窓を提供する段階を更に含み、
前記第1チーム員が前記複数のゲームマップ間を移動する場合、前記第1チーム員を示す標識が各ゲームマップの前記チーム員位置情報窓間で移動することを特徴とする請求項1に記載のオンラインゲーム方法。
【請求項5】
連続して選択された一対のゲーム牌が同一な絵柄を有し、他のゲーム牌を避けて互いに連結される経路が存在し、かつ前記経路をつなぐ直線が2回以下に折られている場合に、前記選択された一対のゲーム牌が除去されることを特徴とする請求項1に記載のオンラインゲーム方法。
【請求項6】
前記ゲーム牌を最も多く除去したチーム員にチームの順位と関係なく最高点数ボーナスを付与することを特徴とする請求項1に記載のオンラインゲーム方法。
【請求項7】
請求項1から請求項6のうちのいずれか一つに記載のオンラインゲーム方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【請求項8】
オンラインゲームのウェブページを提供し、第1使用者及び第2使用者からの要請に応じて使用者認証を処理するウェブサーバーと、
前記第1及び第2使用者を含む複数のチーム員に複数のゲームマップを提供し、前記第1及び第2使用者が前記ゲームマップに含まれているゲーム牌を選択することによって所定のゲーム牌除去規則に基づいて前記ゲーム牌を除去し、前記第1使用者からのマップ移動要請に応じて前記複数のゲームマップのうち前記第1使用者が現在位置しているゲームマップと異なるゲームマップを前記第1使用者に提供し、前記複数のチーム員が除去したゲーム牌の数に基づいてゲーム順位を決定するゲームサーバーと、
を含むことを特徴とするオンラインゲームシステム。
【請求項9】
前記複数のゲームマップのうちのいずれか一つのゲームマップで前記第1及び第2使用者が共にゲームを遂行する場合、前記第1使用者が前記ゲーム牌を選択又は除去した場合に、前記第1使用者によって選択又は除去された前記ゲーム牌を前記第2使用者のゲーム画面に表示された前記ゲームマップにおいて選択又は除去することを特徴とする請求項8に記載のオンラインゲームシステム。
【請求項10】
前記第1使用者により前記ゲーム牌が選択又は除去される際に前記ゲーム画面上に表現される効果と、前記第2使用者により前記ゲーム牌が選択又は除去される際に前記ゲーム画面上で表現される効果とが互いに異なることを特徴とする請求項8に記載のオンラインゲームシステム。
【請求項11】
前記ゲームサーバーは、前記複数のチーム員が現在位置しているゲームマップを表示するチーム員位置情報窓を提供し、前記第1使用者が前記複数のゲームマップ間で移動する場合に、前記第1チーム員を示す標識を各ゲームマップの前記チーム員位置情報窓間で移動させることを特徴とする請求項8に記載のオンラインゲームシステム。
【請求項12】
前記ゲームサーバーは、連続して選択された一対のゲーム牌が同一な絵柄を有し、他のゲーム牌を避けて互いに連結され得る経路が存在し、かつ前記経路をつなぐ直線が2回以下に折られている場合に、前記選択された一対のゲーム牌を除去することを特徴とする請求項8に記載のオンラインゲームシステム。
【請求項13】
前記ゲームサーバーは、前記ゲーム牌を最も多く除去した使用者にチームの順位と関係なく最高点数ボーナスを付与することを特徴とする請求項8に記載のオンラインゲームシステム。
【請求項1】
第1チーム員及び第2チーム員を含む複数のチーム員に複数のゲームマップを提供する段階と、
前記ゲームマップに含まれているゲーム牌を選択することによって所定のゲーム牌除去規則に基づいて前記ゲーム牌を前記ゲームマップから除去する段階と、
前記第1チーム員からのマップ移動要請に応答して前記複数のゲームマップのうち前記第1チーム員が現在位置しているゲームマップと異なるゲームマップを前記第1チーム員に提供する段階と、
前記複数のチーム員が除去したゲーム牌の数に基づいてゲーム順位を決定する段階と、
を含むことを特徴とするオンラインゲーム方法。
【請求項2】
前記複数のゲームマップのうちのいずれか一つのゲームマップで前記第1及び第2チーム員が共にゲームを遂行する場合、前記第1チーム員が前記ゲーム牌を選択又は除去された場合に、前記第1チーム員によって選択又は除去された前記ゲーム牌が、前記第2チーム員のゲーム画面に表示された前記ゲームマップにおいて選択又は除去されることを特徴とする請求項1に記載のオンラインゲーム方法。
【請求項3】
前記第1チーム員により前記ゲーム牌が選択又は除去される際に前記ゲーム画面上に表現される効果と、前記第2チーム員により前記ゲーム牌が選択又は除去される際に前記ゲーム画面上に表現される効果とが互いに異なることを特徴とする請求項1に記載のオンラインゲーム方法。
【請求項4】
前記複数のチーム員が現在位置しているゲームマップを表示するチーム員位置情報窓を提供する段階を更に含み、
前記第1チーム員が前記複数のゲームマップ間を移動する場合、前記第1チーム員を示す標識が各ゲームマップの前記チーム員位置情報窓間で移動することを特徴とする請求項1に記載のオンラインゲーム方法。
【請求項5】
連続して選択された一対のゲーム牌が同一な絵柄を有し、他のゲーム牌を避けて互いに連結される経路が存在し、かつ前記経路をつなぐ直線が2回以下に折られている場合に、前記選択された一対のゲーム牌が除去されることを特徴とする請求項1に記載のオンラインゲーム方法。
【請求項6】
前記ゲーム牌を最も多く除去したチーム員にチームの順位と関係なく最高点数ボーナスを付与することを特徴とする請求項1に記載のオンラインゲーム方法。
【請求項7】
請求項1から請求項6のうちのいずれか一つに記載のオンラインゲーム方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【請求項8】
オンラインゲームのウェブページを提供し、第1使用者及び第2使用者からの要請に応じて使用者認証を処理するウェブサーバーと、
前記第1及び第2使用者を含む複数のチーム員に複数のゲームマップを提供し、前記第1及び第2使用者が前記ゲームマップに含まれているゲーム牌を選択することによって所定のゲーム牌除去規則に基づいて前記ゲーム牌を除去し、前記第1使用者からのマップ移動要請に応じて前記複数のゲームマップのうち前記第1使用者が現在位置しているゲームマップと異なるゲームマップを前記第1使用者に提供し、前記複数のチーム員が除去したゲーム牌の数に基づいてゲーム順位を決定するゲームサーバーと、
を含むことを特徴とするオンラインゲームシステム。
【請求項9】
前記複数のゲームマップのうちのいずれか一つのゲームマップで前記第1及び第2使用者が共にゲームを遂行する場合、前記第1使用者が前記ゲーム牌を選択又は除去した場合に、前記第1使用者によって選択又は除去された前記ゲーム牌を前記第2使用者のゲーム画面に表示された前記ゲームマップにおいて選択又は除去することを特徴とする請求項8に記載のオンラインゲームシステム。
【請求項10】
前記第1使用者により前記ゲーム牌が選択又は除去される際に前記ゲーム画面上に表現される効果と、前記第2使用者により前記ゲーム牌が選択又は除去される際に前記ゲーム画面上で表現される効果とが互いに異なることを特徴とする請求項8に記載のオンラインゲームシステム。
【請求項11】
前記ゲームサーバーは、前記複数のチーム員が現在位置しているゲームマップを表示するチーム員位置情報窓を提供し、前記第1使用者が前記複数のゲームマップ間で移動する場合に、前記第1チーム員を示す標識を各ゲームマップの前記チーム員位置情報窓間で移動させることを特徴とする請求項8に記載のオンラインゲームシステム。
【請求項12】
前記ゲームサーバーは、連続して選択された一対のゲーム牌が同一な絵柄を有し、他のゲーム牌を避けて互いに連結され得る経路が存在し、かつ前記経路をつなぐ直線が2回以下に折られている場合に、前記選択された一対のゲーム牌を除去することを特徴とする請求項8に記載のオンラインゲームシステム。
【請求項13】
前記ゲームサーバーは、前記ゲーム牌を最も多く除去した使用者にチームの順位と関係なく最高点数ボーナスを付与することを特徴とする請求項8に記載のオンラインゲームシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図7】
【図8】
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【公開番号】特開2008−173482(P2008−173482A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−7518(P2008−7518)
【出願日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】
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