説明

オーダリングシステムおよびオーダー端末

【課題】テーブル番号の入力誤りを軽減させる。
【解決手段】呼び出し装置が自身に対して割り当てられている呼出識別情報を呼び出し情報に関連付けてコントローラ装置を介してオーダー端末に送信する。このオーダー端末は、受信した呼び出し情報に基づきテーブル番号選択画面を生成するとともに、テーブル番号選択画面を介して選択された呼出識別情報に対応するテーブル番号に基づきオーダー入力画面を生成し、このオーダー入力画面を介して入力されたオーダー内容に呼出識別情報を関連付けてコントローラ装置に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レストランや居酒屋などの飲食店等において、例えば客からの呼び出しを従業員に通知するための呼び出し装置を備えるオーダリングシステムおよびオーダー端末に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、レストランや居酒屋などの飲食店において、客から受けたオーダーが従業員によりオーダー端末に入力されると、このオーダーの内容を表わす情報がオーダー端末からコントローラ装置に送信され、この送信された情報をコントローラ装置により管理するオーダーエントリーシステムが導入されている。
一方、客からの呼び出しを従業員に通知するため、呼び出し情報を送信する呼び出し装置を客席ごとに設け、この呼び出し情報を従業員が携帯しているオーダー端末に送信するシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
オーダリングシステムでは、従業員が客からオーダーを受ける場合、従業員がオーダー端末を操作することによって、オーダー端末にオーダーの内容を入力するとともに、当該客の客席ごとに予め割り当てられている客席を表わす客席番号(以下、テーブル番号という)を入力し、オーダーの内容を表す情報とテーブル番号とを、ともにコントローラ装置に送信する。これにより、コントローラ装置において、オーダーの内容を表わす情報と、当該オーダーの内容を表わす情報に含まれる商品を配膳する客席のテーブル番号とが、対応付けられ、管理される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−153093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、オーダーを受ける際、従業員はテーブル番号をオーダー端末に対して手入力しなければならないため、入力誤りが発生するという問題がある。
従業員によるテーブル番号の入力誤りが発生すると、オーダーの内容を表わす情報が他のテーブル番号と対応付けられてコントローラ装置において管理されるため、あるテーブルの客から受けたオーダーの商品が、誤って他のテーブルに配膳されてしまうことが発生する。
このような事態は、客を不愉快な気分にさせてしまうとともに、店のイメージを失墜させることになるため、避けなくてはならない。
【0005】
本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、テーブル番号の入力誤りを軽減させるためのオーダリングシステムおよびオーダー端末を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、呼び出し情報を送信する複数の呼び出し装置と、当該複数の呼び出し装置のそれぞれあるいはコントローラ装置のうち少なくともいずれか一方と通信可能なオーダー端末とを備えるオーダリングシステムであって、前記呼び出し装置が、ユーザからの操作を受け付けて当該操作を表わす操作情報を出力する呼び出し操作部と、前記複数の呼び出し装置のうち個々の呼び出し装置を識別する固有の識別情報であって自身に割り当てられた呼出識別情報を記憶する記憶部と、前記呼び出し操作部から出力された操作情報に基づき、前記呼出識別情報を送信する呼び出し通信部と、を備え、前記オーダー端末が、前記呼出識別情報を受信する端末通信部と、ユーザからの操作を受け付けて当該操作を表わす操作情報を出力する端末操作部と、前記端末操作部から出力された操作情報に基づき、前記呼出識別情報を前記オーダー通信部を介して前記コントローラ装置に送信する端末制御部とを備えることを特徴とする。
【0007】
本発明は、上記の発明において、前記オーダー端末が、前記端末通信部を介して受信した前記呼出識別情報を表示する端末表示部をさらに備えることを特徴とする。
【0008】
本発明は、上記の発明において、前記オーダー端末の端末制御部が、前記端末操作部が前記端末表示部に表示されている前記呼出識別情報を選択する操作情報を検出するとともに、オーダー内容の入力を受け付けた場合、当該オーダー内容を表わすオーダー情報に前記呼出識別情報を関連付けて、前記端末通信部を介して前記コントローラ装置に送信することを特徴とする。
【0009】
本発明は、上記の発明において、前記コントローラ装置が、前記呼出識別情報と、複数のオーダー端末のうち個々のオーダー端末を識別する固有の端末識別情報とを、それぞれ対応付けて記憶するコントローラ記憶部をさらに備え、前記呼び出し装置から前記呼出識別情報を受信すると、前記コントローラ記憶部を参照して、当該受信した呼出識別情報と対応付けられている前記端末識別情報を検出し、当該検出された端末識別情報が表わす前記オーダー端末に、前記呼出識別情報を送信することを特徴とする。
【0010】
本発明は、上記の発明において、前記呼び出し装置から前記呼び出し情報とともに前記呼出識別情報を受信する呼び出し表示通信部と、前記呼び出し表示通信部を介して受信した前記呼出識別情報を報知する報知部と、を備える呼び出し表示装置をさらに備えることを特徴とする。
【0011】
本発明は、上記の発明において、前記呼び出し装置の呼び出し通信部が、オーダー内容の入力を開始することを表わすオーダー開始情報を前記オーダー端末から受信すると、前記呼出識別情報を前記オーダー端末に送信することを特徴とする。
【0012】
また、上述した課題を解決するために、本発明は、複数の呼び出し装置のうち個々の呼び出し装置を識別する固有の識別情報であって自身に割り当てられた呼出識別情報を当該呼び出し装置から受信する端末通信部と、ユーザからの操作を受け付けて操作情報を検出する端末操作部と、前記端末通信部を介して受信した前記呼出識別情報を表示する端末表示部とを備えるオーダー端末であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
この発明によれば、テーブル番号の入力誤りを軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】第1実施形態に係るオーダリングシステムの一例について示す概略図である。
【図2】第1実施形態に係るオーダリングシステムの構成の一例について示すブロック図である。
【図3】第1実施形態に係るオーダリングシステムにおけるコントローラ装置に記憶されている設定情報の一例を示す概略図である。
【図4】第1実施形態に係るオーダリングシステムにおけるコントローラ装置に記憶されているオーダー状況情報の一例を示す概略図である。
【図5】第1実施形態に係るオーダリングシステムによる動作処理の一例を説明するフローチャートである。
【図6】第1実施形態に係るオーダリングシステムにおけるオーダー端末に表示されるテーブル番号選択画面の一例を示す概略図である。
【図7】第1実施形態に係るオーダリングシステムにおけるオーダー端末に記憶されている客席状況情報の一例を示す概略図である。
【図8】第1実施形態に係るオーダリングシステムにおけるオーダー端末に表示されるオーダー入力画面の一例を示す概略図である。
【図9】第2実施形態に係るオーダリングシステムの一例について示す概略図である。
【図10】第2実施形態に係るオーダリングシステムの構成の一例について示すブロック図である。
【図11】第2実施形態に係るオーダリングシステムによる動作処理の一例を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[第1実施形態]
以下、本発明による第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るオーダリングシステムの一例について示す概略図である。
図1に示す通り、本実施形態に係るオーダリングシステムは、コントローラ装置1と、複数のオーダー端末3_1、3_2、・・・3_nを含むオーダー端末3と、複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mを含む呼び出し装置5と、出力(表示)装置71_1、71_2と出力(印刷)装置72とを含む出力装置7とを備える。このコントローラ装置1は、オーダー端末3、呼び出し装置5、および出力装置7のそれぞれと、第1の通信手段を介して通信する。また、オーダー端末3と呼び出し装置5とは、第1の通信手段と異なる第2の通信手段を介して通信する。
【0016】
コントローラ装置1は、第1の通信手段を介して、複数のオーダー端末3_1、3_2、・・・3_nのそれぞれ、複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mのそれぞれ、出力(表示)装置71_1、71_2、および出力(印刷)装置72と、通信する。ここで、第1の通信手段は、例えば、無線LAN(Local Area Network)、特定小電力無線、PHS(Personal Handy−phone System)無線等であって、通信範囲が第2の通信手段の通信範囲に比べて広く、遠距離に配置されている装置間の通信を確立することが可能な通信手段である。
また、複数のオーダー端末3_1、3_2、・・・3_nは、それぞれ、複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mのそれぞれと、第2の通信手段を介して通信する。ここで、第2の通信手段は、例えば、微弱無線、ブルートゥース無線、赤外線通信等であって、通信範囲が極めて狭く、近距離に配置されている装置間の通信を確立することが可能な通信手段である。
【0017】
複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mは、それぞれ客が商品の提供を受ける客席(以下、テーブルという)に配置されており、客が従業員を呼び出す際に、客によって操作されることで、呼び出し情報を送信する。本実施形態において、これら複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mは、第1の通信手段を介してコントローラ装置1に呼び出し情報を送信する。
また、複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mには、それぞれを識別するための固有の呼出識別情報が予め与えられており、呼び出し情報を送信する際、呼び出し情報に呼出識別情報を関連付けて送信する。これら複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mには、それぞれ呼出識別情報01、02、・・・mが割り当てられている。この呼出識別情報は、当該呼び出し装置5が配置される客席(テーブル)を表わすテーブル番号に対応付けられており、本実施形態では、呼出識別情報とテーブル番号とが同一である場合の例について以下説明する。
【0018】
複数のオーダー端末3_1、3_2、・・・3_nは、例えば、従業員によって携帯され、従業員によって操作されることにより客から受けたオーダーの内容を表わすオーダー情報(例えば、オーダーを受け付けた客の人数や、客層、メニューやその数量、オーダーした客のテーブル番号等)をコントローラ装置1に送信する。
これら複数のオーダー端末3_1、3_2、・・・3_nは、それぞれを識別するための固有の端末識別情報(31、32、・・・n)が予め与えられており、オーダー情報をコントローラ装置1に送信する際、オーダー情報に端末識別情報を関連付けて送信する。
【0019】
コントローラ装置1は、複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mから、呼び出し情報を受信すると、この呼び出し情報に関連付けられている呼出識別情報を、当該呼出識別情報に対応するテーブル番号のテーブルを担当するオーダー端末3に送信する。
オーダー端末3は、コントローラ装置1から受信した呼出識別情報に基づき、客からの呼び出しがあった旨を従業員に報知するとともに、呼出識別情報を呼び出しのあったテーブルのテーブル番号として表示部に表示させる。また、オーダー端末3は、コントローラ装置1から受信した呼出識別情報に基づき、この呼出識別情報を、オーダー情報を生成する際に客の客席を表わすテーブル番号として利用し、従業員が端末操作部を介して客のオーダーを入力した後、この呼出識別情報が関連付けられたオーダー情報をコントローラ装置1に送信する。なお、オーダー端末3から送信される情報は、オーダーの内容を表わすオーダー情報に呼出識別情報が関連付けられている情報であってもよく、呼出識別情報がオーダー情報に含まれるものであってもよい。
【0020】
このようにして、本実施形態に係るオーダリングシステムは、呼び出し装置5に予め割り当てられている呼出識別情報が関連付けられた呼び出し情報をオーダー端末3に送信する。これにより、客によって呼び出し装置5が操作されたことがオーダー端末3に報知(表示)されるとともに、オーダー端末3によって受信された呼出識別情報がテーブル番号としてオーダー情報を作成する際に利用される。よって、オーダー端末3を操作する従業員は、報知(表示)された呼出識別情報に対応するテーブルに赴き、オーダーの内容の入力の開始を表わす操作をすることによって、自らテーブル番号を手入力することなく、オーダー端末3が受信した呼出識別情報に基づきオーダー情報を作成することができる。
【0021】
次いで、図2を参照して、図1に示したオーダリングシステムの各構成の機能部について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係るオーダリングシステムの構成の一例について示すブロック図である。
図2に示す通り、コントローラ装置1は、コントローラ記憶部11と、コントローラ制御部12と、コントローラ通信部13と、計時部14とを備える。
コントローラ記憶部11は、図3に示すような設定情報と、図4に示すようなオーダー状況情報とを記憶する。
【0022】
この設定情報は、図3に示す通り、テーブルに予め割り当てられた「テーブル番号」と、当該テーブルを利用可能な客数を表わす「席数」と、喫煙席かあるいは禁煙席かを表わす「喫煙/禁煙」と、当該テーブルの客に対してサービスを提供する担当者が携帯するオーダー端末3を表わす「担当オーダー端末」とが、それぞれ対応付けられている情報である。
「担当オーダー端末」は、「テーブル番号」に応じて予め決められており、例えば、「担当オーダー端末」“31”は、「テーブル番号」“01”〜“04”の担当者のオーダー端末3として、「担当オーダー端末」“32”は、「テーブル番号」“05”〜“08”の担当者のオーダー端末3として、それぞれ決められている。
【0023】
オーダー状況情報は、図4に示す通り、「テーブル番号」と、客の利用人数を表わす「人数」と、当該テーブルを現在実際に担当している従業員が携帯するオーダー端末3を表わす「実担当オーダー端末」と、当該テーブルを利用している客の客席情報を表わす「客席情報」と、当該テーブルの客がオーダーしたオーダーメニューを表わす。
【0024】
コントローラ制御部12は、呼び出し装置5から呼び出し情報とともに、呼出識別情報を受信した場合、コントローラ記憶部11に記憶されている設定情報(図3)を参照して、受信した呼出識別情報と同一の「テーブル番号」に対応付けられている「担当オーダー端末」があるか否かを検出する。このコントローラ制御部12は、受信した呼出識別情報と同一の「テーブル番号」に対応付けられている「担当オーダー端末」を検出した場合、この「担当オーダー端末」が表わすオーダー端末3に対して、当該「テーブル番号」の客から呼び出しがなされていることを表わす呼び出し情報を、第1の通信手段を介して送信する。
また、コントローラ制御部12は、オーダー端末3からオーダー情報を受信すると、この受信したオーダー情報をオーダー状況情報に記憶させる。
【0025】
コントローラ通信部13は、第1の通信手段で通信する第1通信部131を含み、複数のオーダー端末3_1、3_2、・・・3_nおよび複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mと通信を行う。
【0026】
計時部14は、例えば、呼び出し装置5から呼び出し情報を受信した時点から、オーダー端末3から当該呼び出しに対応するオーダー情報を受信するまでの時間(以下、オーダー対応時間という)を計時する。ここでは、コントローラ制御部12が、呼び出し装置5から呼び出し情報を受信すると、計時部14に対してオーダー対応時間の計時を開始させ、受信した呼び出し情報に関連付けられている呼出識別情報と同一の呼出識別情報が関連付けられたオーダー情報を受信した時点で、計時部14による計時を停止させる。このコントローラ制御部12は、計時したオーダー対応時間を、受信した呼出識別情報と同一のテーブル番号に対応付けてオーダー状況情報に記憶させる。
【0027】
オーダー端末3は、端末記憶部31と、端末通信部32と、端末操作部33と、端末制御部34と、表示部35と、報知部36とを備える。
端末記憶部31は、複数のオーダー端末3_1、3_2、・・・3_nのうち個々のオーダー端末3を識別する固有の識別情報である端末識別情報を記憶する。この端末記憶部31は、コントローラ装置1から受信する、各テーブルの状況(例えば、空席の状況を表わす空席、オーダーを既に受けている状況を表わすオーダー済み、会計が既に終了している状況を表わす会計済み、来店した客を既に当該テーブルに案内したがまだオーダーを受けていない状況を表わす案内済み、あるいはオーダーの商品を既に全て提供している状況を表わす提供済み等)を示す客席状況情報(詳細については、図7を参照して後述する)を記憶する。
端末通信部32は、第1通信部321と、第2通信部322とを含む。
第1通信部321は、第1の通信手段を介して、コントローラ装置1と通信する。本実施形態では、第1通信部321が、コントローラ装置1から呼び出し情報を受信するとともに、端末制御部34によって生成されるオーダー情報をコントローラ装置1に送信する。
第2通信部322は、第2の通信手段を介して、複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mのそれぞれと通信する。
【0028】
端末操作部33は、ユーザからの操作を受け付けて操作情報を端末制御部34に出力する。
端末制御部34は、コントローラ装置1から受信した呼び出し情報に基づき、呼び出し情報に呼出識別情報が関連づけられているか否かを検出し、呼出識別情報が検出された場合、この呼出識別情報に対応するテーブル番号を表示する画面(以下、テーブル番号選択画面という)を表わす表示データを生成し、表示部35に出力するとともに、報知部36に対して呼び出し情報を受信したことを表わす報知情報を出力する。
また、端末制御部34は、テーブル番号選択画面に表示されているテーブル番号のうち、いずれか1つが選択されると、この選択されたテーブル番号の客から受けるオーダーを入力するための画面(以下、オーダー入力画面という)を生成し、表示部35に出力する。
さらに、端末制御部34は、オーダー入力画面が表示されている状態において、端末操作部33を介してオーダー内容が入力されると、この入力されたオーダー内容に基づき、選択されたテーブル番号の客からのオーダーであることを表わすオーダー情報を生成するとともに、このオーダー情報に端末識別情報を関連づけて、第1通信部321を介してコントローラ装置1に送信する。
【0029】
表示部35は、例えば液晶画面等の表示画面を備え、端末制御部34によって生成されるデータに基づく画面を表示する。
報知部36は、例えばスピーカー等の音声出力装置やLED等の発光装置等であって、端末制御部34から出力される報知情報に基づき、コントローラ装置1から呼び出し情報を受信したことを報知する。
【0030】
呼び出し装置5は、呼び出し操作部51と、呼び出し記憶部52と、呼び出し通信部53と、呼び出し制御部54と、表示部55と、報知部56と、を備える。この呼び出し装置5は、呼び出し情報を生成してコントローラ装置1に送信すると、呼び出し状態となり、呼び出しが完了したことを表わす呼び出し完了指示を受けると呼び出し状態を終了させる。なお、呼び出し完了指示は、呼び出し操作部51を介して入力されてもよく、呼び出し通信部53を介してコントローラ装置1あるいはオーダー端末3から呼び出し完了情報を受信する構成であってもよい。
【0031】
呼び出し操作部51は、ユーザからの操作を受け付けて操作情報を呼び出し制御部54に出力する。この呼び出し操作部51は、呼び出しボタンを備え、例えばこの呼び出しボタンが一定時間より短い時間だけ押下されることで呼び出し情報を生成することを表わす操作であると検出するとともに、呼び出しボタンが一定時間以上押下されることで呼び出し完了指示を検出するように形成されている。
【0032】
呼び出し記憶部52は、複数の呼び出し装置5のうち個々の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mを識別する固有の識別情報である呼出識別情報を記憶する。
呼び出し通信部53は、第1通信部532と、第2通信部523とを含む。
第1通信部531は、第1の通信手段を介して、コントローラ装置1と通信する。本実施形態において、第1通信部531は、コントローラ装置1に対して呼び出し情報を送信するとともに、コントローラ装置1から呼び出し完了情報を受信する。
また、第2通信部532は、第2の通信手段を介して、複数のオーダー端末3_1、3_2、・・・3_nのそれぞれと通信可能である。
【0033】
呼び出し制御部54は、呼び出し情報を生成することを表わす操作情報が呼び出し操作部51から入力されると、呼び出し情報を生成するとともに、呼び出し記憶部52から呼出識別情報を読み出し、生成した呼び出し情報に呼出識別情報を関連付けて、呼び出し通信部53を介してコントローラ装置1に送信する。
また、呼び出し制御部54は、呼び出し情報を生成することを表わす操作情報が呼び出し操作部51から入力されると、報知部55に対して呼び出し情報の送信を要求することを表わす報知情報を出力し、報知部55に対して報知を開始させる。
さらに、呼び出し制御部54は、呼び出し完了指示を呼び出し操作部51から受けると、報知部55に対して報知の終了を表わす報知情報を出力し、報知部55に対して報知を終了させる。
【0034】
報知部55は、例えばスピーカー等の音声出力装置やLED等の発光装置等であって、呼び出し制御部54から出力される報知情報に基づき、呼び出し状態であることを報知する。
【0035】
出力装置7は、第1通信部701と、出力制御部702、表示部703と、印刷部704とを備える。
第1通信部701は、第1の通信手段を介して、コントローラ装置1と通信する。ここでは、第1通信部702は、コントローラ装置1から表示データあるいは印刷データを受信する。
出力制御部702は、第1通信部701を介してコントローラ装置1から表示データを受信すると、当該表示データを表示部703に出力するとともに、コントローラ装置1から印刷データを受信すると、当該印刷データを印刷部704に出力する。
【0036】
表示部703は、出力制御部702から出力された表示データに基づき、例えば呼び出し装置5から送信される呼び出し情報に基づく呼び出し装置5の呼び出し状態の有無や、呼び出し状態の経過時間、あるいはオーダー対応時間等を表示する。
印刷部704は、出力制御部702から出力された印刷データに基づき、例えば伝票や調理指示書を印刷する。
【0037】
次に、図5を参照して、本実施形態に係るオーダリングシステムにおける動作処理の一例について説明する。図5は、本実施形態に係るオーダリングシステムにおける動作処理の一例について説明するためのフローチャートである。
図5に示す通り、例えば、呼び出し装置5_1の呼び出し操作部51である呼び出しボタンが押下されると(ステップST1)、呼び出し制御部54は、呼び出し情報を生成するとともに、呼び出し記憶部52から呼出識別情報を読み出し、生成した呼び出し情報に呼出識別情報(例えば、呼出識別情報“01”)を関連付けて、呼び出し通信部53に出力する。そして、呼び出し通信部53に含まれる第1通信部531は、この呼出識別情報が関連付けられている呼び出し情報をコントローラ装置1の第1通信部131に送信する(ステップST2)。
【0038】
このコントローラ装置1のコントローラ制御部12は、第1通信部131を介して呼出識別情報“01”が関連付けられている呼び出し情報を受信すると、コントローラ記憶部11に記憶されている設定情報(図3参照)を参照して、受信した呼出識別情報“01”と同一の「テーブル番号」に対応付けられている「担当オーダー端末」があるか否かを検出する(ステップST3)。また、このコントローラ制御部12は、計時部14に対して、テーブル番号“01”のオーダー対応時間の計時を開始させる。図3に示す設定情報では、「テーブル番号」“01”と「担当オーダー端末」“31”とが対応付けられている。
【0039】
よって、コントローラ制御部12は、対応付けられている「担当オーダー端末」“31”を検出し、この「担当オーダー端末」“31”が表わすオーダー端末3_1を呼び出すことを表わす呼び出し情報を生成する。そして、このコントローラ制御部12は、生成した呼び出し情報に対して、呼出識別情報“01”を関連付けるとともに、送信先を表わす情報として「担当オーダー端末」“31”が表わすオーダー端末3_1の端末識別情報“311”を関連付けて、第1通信部131に出力する。そして、第1通信部131は、この呼び出し情報と関連付けられているオーダー端末3_1の端末識別情報“31”に従って、呼出識別情報が関連付けられている呼び出し情報を、オーダー端末3_1に送信する(ステップST4)。
【0040】
このオーダー端末3_1は、コントローラ装置1から呼出識別情報が関連付けられている呼び出し情報を第1通信部321で受信する。そして、端末制御部34は、第1通信部321を介して受信した呼出識別情報が関連付けられている呼び出し情報に基づき、呼出識別情報である「テーブル番号」“01”を表示するテーブル番号選択画面を表わす表示データを生成し、表示部35に出力するとともに、報知部36に対してコントローラ装置1から呼び出し情報を受信したことを表わす報知情報を出力する(ステップST5)。これにより、表示部35が、「テーブル番号」“01”を示すテーブル番号選択画面を表示し、報知部36が、コントローラ装置1から呼び出し情報を受信したことを報知する。
なお、テーブル番号選択画面は、例えば、図6に示す通り、テーブル番号“01”を表示する表示領域と、当該表示領域の付近に位置される“クリア”を表わす表示領域とを含む。
【0041】
ここで、テーブル番号選択画面に表示されているテーブル番号“01”が端末操作部33から入力される操作によって選択されると(ステップST6−テーブル番号選択)、端末制御部34は、この選択されたテーブル番号“01”の客から受けるオーダーを入力するためのオーダー入力画面を表わす表示データを生成し、表示部35に出力する(ステップST7)。
より具体的に説明すると、端末制御部34は、図7に示すように「テーブル番号」と「客席状況」とが対応付けられている客席状況情報を記憶している端末記憶部31を参照して、テーブル番号選択画面において端末操作部33を介して選択されたテーブル番号“01”が対応付けられている「客席状況」“空席”を検出する。この端末制御部34は、「客席状況」に含まれる各情報に応じて予め決められているオーダーモードの状態を判断する。つまり、新規オーダーを受け付ける新規モードであるか、あるいは既にコントローラ装置1のコントローラ記憶部11に登録されている新規オーダーに他のオーダーを追加する追加モードであるか否かを判断する。
ここで、「客席状況」“空席”は新規モードであると予め決められているため、端末制御部34は、オーダーモードの状態を新規モードと判断し、図8に示すような、新規オーダーを受け付けるオーダー入力画面を表わす表示データを生成する。
【0042】
なお、オーダー入力画面は、例えば、図8に示す通り、オーダーモードの状態(例えば、新規モードあるいは追加モードであるかを表わし、ここでは、新規モードであること)を表わす表示領域と、その下方にテーブル番号“01”を表示する表示領域と、客に関する属性情報(例えば、人数、客層)や担当者を表わす情報を表示する表示領域と、オーダー内容を表示する表示領域とを含む。
【0043】
次いで、端末操作部33を介して、オーダーの内容(例えば、メニューとその数量)が入力されると(ステップST8)、端末制御部34は、オーダー入力画面に表示されている情報に基づきオーダー情報を生成するとともに、端末記憶部31に記憶されている端末識別情報をオーダー情報に関連付けてコントローラ装置1に送信する(ステップST9)。
すなわち、端末制御部34は、ステップST6において選択されたテーブル番号“01”と、ステップST8において入力されたオーダー内容(例えば、人数、客層、メニュー内容等)を含むオーダー情報を生成し、当該オーダー情報に端末識別情報“31”を関連付けてコントローラ装置1に送信する。
【0044】
そして、コントローラ装置1は、オーダー端末3_1から端末識別情報が関連付けられたオーダー情報を受信すると、コントローラ記憶部11のオーダー状況情報の各項目に対して、オーダー情報に含まれる情報をそれぞれ対応付けて、受信した情報を記憶させるとともに、計時部14に対して、呼出識別情報“01”のオーダー対応時間の計時を終了させる。
つまり、コントローラ制御部12は、受信したオーダー情報に含まれる呼出識別情報“01”を「テーブル番号」、人数を「人数」、メニュー内容を「メニュー内容」、受信したオーダー情報に関連付けられている端末識別情報“31”を「実担当オーダー端末」、としてオーダー状況情報の各項目に記憶させる(ステップST10)。また、コントローラ制御部12は、計時部14によって計時された呼出識別情報“01”のオーダー対応時間を、オーダー状況情報の「テーブル番号」“01”と対応付けてオーダー状況情報に記憶させる。
【0045】
次いで、コントローラ装置1は、呼び出しが完了したことを表わす呼び出し完了情報を呼び出し装置5_1に送信する(ステップST11)。これにより、呼び出し装置5_1は、呼び出し状態を終了させる。
【0046】
一方、ステップST6において、客からの呼び出し理由がオーダー登録以外の内容であった場合、従業員の操作によって、テーブル番号選択画面に表示されている“クリア”が端末操作部33に対する操作によって選択されると(ステップST6−クリア選択)、端末制御部34は、客から受けるオーダーを入力するためのオーダー入力画面を表示させることなく、呼び出し完了情報だけをコントローラ装置1へ送信する。このとき、端末制御部34は、“クリア”が選択されることにより、オーダーの受け付けが解除された呼出識別情報を、この呼び出し完了情報に関連付けてコントローラ装置1に送信する(ステップST12)。
このコントローラ装置1は、オーダー情報を受信していないため、オーダー情報をコントローラ記憶部11に登録することなく、オーダー端末3から受信した呼出識別情報が関連付けられている呼び出し完了情報を呼び出し装置5_1に送信する(ステップST13)。これにより、呼び出し装置5_1は、呼び出し状態を終了させる。
【0047】
上述の通り、本実施形態に係るオーダリングシステムは、呼び出し装置5が自身に対して割り当てられている呼出識別情報を呼び出し情報に関連付けてコントローラ装置1を介してオーダー端末3に送信する。このオーダー端末3は、受信した呼び出し情報に基づき呼出識別情報に対応するテーブル番号を表示するテーブル番号選択画面を生成するとともに、テーブル番号選択画面を介して選択されたテーブル番号に基づきオーダー入力画面を生成し、このオーダー入力画面を介して入力されたオーダー内容に、テーブル番号選択画面において選択されたテーブル番号を表わす呼出識別情報を関連付けてコントローラ装置1に送信する。
このように、呼び出し装置5に予め割り当てられている呼出識別情報が、オーダー端末3に送信されることで、このオーダー端末3は、この呼出識別情報に基づきオーダー情報を作成することができる。よって、オーダー端末3を利用する従業員は、呼び出し装置5を介して呼び出した客のオーダーを受ける際、客のテーブル番号を手で入力する必要がなく、従業員の手入力によるテーブル番号の誤入力を防止することができる。
【0048】
本実施形態によらないオーダリングシステムにおいては、テーブル番号が誤って手入力されると、そのテーブル番号に対応するテーブルが他に存在する場合、オーダーされた商品が誤って配膳される可能性がある。このような場合、オーダーを受けた従業員によって入力誤りがあったことが気づかれない限り、この客に対してオーダーしていない商品を提供してしまう場合がある。さらに、商品訂正を行わず、この商品の料金を請求してしまったような場合には、客を不愉快な気分にさせてしまうとともに、店のイメージを失墜させることになるため、店の信用や質が大きく損なわれる可能性が高い。
しかし、本実施形態に係るオーダリングシステムは、客により呼び出し操作がなされた呼び出し装置5から送信される呼出識別情報に基づき、テーブル番号選択画面が生成されるため、従業員は、オーダー端末3の表示部35に表示されたテーブル番号を選択するだけでよい。また、オーダー端末3は、呼び出し装置5から送信された呼出識別情報に基づき、テーブル番号が関連付けられたオーダー入力画面を作成することができるため、従業員がテーブル番号を直接、キーを選択する等して手入力する必要がない。よって、入力誤りによる上述のような誤入力による問題の発生を未然に防止することができる。
【0049】
さらに、本実施形態に係るオーダリングシステムのオーダー端末3は、呼出識別情報が関連付けられた呼び出し情報を受信すると、表示部35において呼出識別情報に対応するテーブル番号が示されたテーブル番号選択画面が表示されるとともに、報知部36においてコントローラ装置1から呼び出し情報を受信したことを報知することができるようにした。
これにより、従業員は、オーダー端末3からの報知によって客が呼んでいることが確認できるとともに、テーブル番号選択画面に表示されるテーブル番号を確認することで、呼んでいるテーブルを知ることができる。よって、呼び出し装置5から送信された呼び出し情報に基づき、呼び出し情報を送信した呼び出し装置5を表わす表示装置等が見えない場所に従業員がいる場合でも、この従業員は、客が呼んでいるテーブルを知ることができる。
【0050】
また、呼び出し装置5には、それぞれ固有の呼出識別情報が予め設けられているため、この呼出識別情報をテーブル番号として利用することで、呼び出し装置5に対して固有の識別情報を割り当てる必要がなく、簡単に本実施形態に係るオーダリングシステムを実現することができる。
なお、呼出識別情報と、店舗において予め決められているテーブル番号が同一でない場合、この呼出識別情報とテーブル番号とを対応づけるテーブル番号参照情報をオーダー端末3やコントローラ装置1の記憶部に格納しておくことにより、呼出識別情報とテーブル番号の関連付けを行うものであってもよい。
【0051】
さらに、コントローラ装置1は、計時部14においてオーダー対応時間を計時させ、このオーダー対応時間に呼出識別情報を対応付けてオーダー状況情報に記憶させるようにした。
これにより、呼び出し装置5を介して客が従業員を呼び出してから、従業員がこの客のオーダーを受けるまでの時間を管理することができる。
このように、オーダー状況情報においてそれぞれ対応付けられているオーダー対応時間、テーブル番号、および実担当オーダー端末の情報を、たとえば出力装置7が読み出し、表示または印字することによって、管理者は、テーブルごとに得られるオーダー対応時間を参考にして、オーダーを受ける従業員の配置や、人員の過不足を判断することができる。
なお、本実施形態に係るオーダリングシステムは、出力装置7にオーダー対応時間に関する情報(オーダー対応時間とテーブル番号と実担当オーダー端末)を表示させる以外に、例えば、オーダー端末3の表示部35に表示させることもできる。これは、以下のような処理を実施することにより可能である。
【0052】
例えば、オーダー端末3が、オーダー端末3の端末操作部33からの特定操作(例えば、オーダー対応時間の表示を要求することを表わす操作)を受けて、第1の通信部321を介してコントローラ装置1にオーダー対応時間に関する情報の送信を要求する。このコントローラ装置1は、当該要求を受けてコントローラ記憶部11からオーダー対応時間に関する情報を読み出してオーダー端末3に送信する。このオーダー端末3は、コントローラ装置1から受信したオーダー対応時間に関する情報を表示部35に表示する。
このようにすることで、出力装置7から出力される情報によって管理者にオーダー対応時間を通知することができるとともに、オーダー端末3を携帯する従業員に対してもオーダー対応時間を通知することができる。よって、管理者や従業員が、場所を問わずにオーダーまでに要した時間(オーダー対応時間)を閲覧(通知)することが可能になる。従って、このオーダー対応時間を参照して、管理者は、例えば、オーダーを受ける従業員の配置や、人員の過不足の判断を、より迅速に実施することが可能になる。
【0053】
また、オーダー端末3の端末制御部34が、「客席状況」に含まれる各情報に応じて予め決められているオーダーモードの状態を判断し、新規オーダーを受け付ける新規モードであるか、あるいは既にコントローラ装置1のコントローラ記憶部11に登録されている新規オーダーに他のオーダーを追加する追加モードであるか否かを判断し、判断したオーダーモードに応じたオーダー入力画面を生成するようにした。これにより、オーダーモードを選択する操作が不要になり、ユーザの操作性を向上することができる。
【0054】
仮に、近接して取り付けられている呼び出し装置5_1と呼び出し装置5_2から呼び出し信号が送信され、テーブル番号選択画面に呼び出し装置5_1を表わすテーブル番号と、呼び出し装置5_2を表わすテーブル番号の両方が表示されており、呼び出し装置5_1のテーブルのオーダーを受ける従業員が、誤って、呼び出し装置5_2のテーブル番号を選択したとする。
この場合、従業員が、呼び出し装置5_1の客は新規の客であり、呼び出し装置5_2の客は既にオーダーをしている客であると予め認識していたとすると、新規の客にも関わらず、追加オーダーを受けるためのオーダー入力画面が表示される。このため、テーブル番号選択画面において選択したテーブル番号が誤っていたことを、従業員が気づく可能性が高まる。
また、呼び出し情報を送信した呼び出し装置5以外の呼出識別情報に対応するテーブル番号は、テーブル番号選択画面に表示されることはないため、呼び出し情報を送信していない(呼び出し状態でない)呼び出し装置5の呼出識別情報に対応するテーブル番号を選択することはない。よって、仮に、上述のように複数のテーブル番号がテーブル番号選択画面に表示された場合であっても、多くとも呼び出し情報を送信した呼び出し装置5という限られた個数のテーブル番号の中から、選択することができる。このように、従業員によるテーブル番号の選択肢を制限することによって、誤入力の可能性を低減することができる。
【0055】
[第2実施形態]
次に、本発明による第2実施形態について、図面を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成および機能を有する構成については、同一の符号を付すことにより、詳細な説明は省略する。
図9は、本実施形態に係るオーダリングシステムの一例について示す概略図である。
図9に示す通り、本実施形態に係るオーダリングシステムは、第1実施形態に係るオーダリングシステムと同様に、コントローラ装置1と、オーダー端末3と、呼び出し装置5と、出力装置7とを備える。また、本実施形態に係るオーダリングシステムは、さらに、呼び出し表示装置9を備える点で、第1実施形態と異なる。
【0056】
この呼び出し表示装置9は、例えば、レストラン等の店舗の壁面であって、店舗内を動く従業員が見つけやすい壁面の上方部等に取り付けられており、呼び出し装置5から送信された呼出識別情報が関連付けられている呼び出し情報を受信するとともに、この呼出識別情報に基づき、呼び出し情報を送信した呼び出し装置5に対して予め割り当てられている呼出識別情報に対応するテーブル番号を表示するものである。従業員は、この呼び出し表示装置9に表示されたテーブル番号に基づき、呼び出し情報を送信した呼び出し装置5が配置されているテーブルを知り、このテーブルに赴き、このテーブルの客からオーダーを受けることができる。
【0057】
次に、図10を参照して、本実施形態に係るオーダリングシステムの構成の一例について説明する。図10は、本実施形態に係るオーダリングシステムの構成の一例について示す概略図である。
上述の通り、本実施形態に係るオーダリングシステムは、第1実施形態と比べて呼び出し表示装置9を備える点が異なる。
【0058】
呼び出し表示装置9は、呼び出し表示通信部91と、呼び出し表示記憶部92と、呼び出し表示制御部93と、表示部94と、報知部95とを備える。
呼び出し表示通信部91は、第1通信部911を含み、第1の通信手段を介して複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mおよびコントローラ装置1と通信を行う。この呼び出し表示通信部91は、複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mから、それぞれの呼出識別情報を受信する。
呼び出し表示記憶部92は、呼び出し装置5から受信した呼出識別情報と、この呼出識別情報に対して予め割り当てられているテーブル番号を対応付けられるテーブル番号参照情報を記憶する。
【0059】
呼び出し表示制御部93は、呼び出し表示通信部91を介して、呼び出し装置5から呼出識別情報を受信すると、この呼出識別情報に基づき、呼び出し表示記憶部92のテーブル番号参照情報を参照して呼出識別情報に対応するテーブル番号を検索し、検索によって得られたテーブル番号を表示部94に表示させるとともに、呼び出し情報を受信したことを表わす報知情報を報知部95に出力する。
表示部94は、例えば液晶画面等の表示画面を備え、呼び出し表示制御部93によって検出されたテーブル番号を表示する。
報知部95は、例えばスピーカー等の音声出力装置やLED等の発光装置等であって、呼び出し表示制御部93から出力される報知情報に基づき、呼び出し装置5から呼び出し情報を受信したことを報知する。
【0060】
次に、図11を参照して、本実施形態に係るオーダリングシステムにおける動作処理の一例について説明する。図11は、本実施形態に係るオーダリングシステムにおける動作処理の一例について説明するためのフローチャートである。
図11に示す通り、例えば、呼び出し装置5_1の呼び出し操作部51に含まれる呼び出しボタンが一定時間より短い時間だけ押下されると(ステップST21)、呼び出し制御部54は、呼び出し情報を生成するとともに、呼び出し記憶部52から呼出識別情報を読み出し、生成した呼び出し情報に呼出識別情報(例えば、呼出識別情報“01”)を関連付けて、呼び出し通信部53に出力する。そして、呼び出し通信部53に含まれる第1通信部531は、この呼出識別情報が関連付けられている呼び出し情報を呼び出し表示装置9の第1通信部911に送信する(ステップST22)。
【0061】
この呼び出し表示装置9は、第1通信部911を介して呼出識別情報が関連付けられている呼び出し情報を受信すると、この呼出識別情報に対応するテーブル番号を表示部94に表示させるとともに、呼び出し情報を呼び出し装置5から受信したことを表わす報知(例えば、ベル音等)を発する(ステップST23)。
【0062】
また、呼び出し装置5は、ステップST21のように呼び出しボタンが押下されると、第1の通信手段による通信を終了させ、第2通信部532の第2の通信手段による通信の受信モードに入る。そして、呼び出し装置5の第2通信部532は、第2の通信手段を介して送信されるオーダー開始情報を受信したか否かを検出する。
ここで、オーダー端末3_1において、オーダーを開始することを表わす操作情報が入力されると(ステップST24)、オーダー端末3_1の端末制御部34は、オーダー開始情報を生成し、第2通信部322を介して、呼び出し装置5の第2通信部532に送信する(ステップST25)。
【0063】
そして、呼び出し装置5は、オーダー開始情報を受信すると、呼び出し記憶部52から呼出識別情報を読み出し、この呼出識別情報(例えば、呼出識別情報“01”)を、呼び出し通信部53の第2通信部532を介して、オーダー端末3_1の第2通信部322に送信する(ステップST26)。
【0064】
なお、呼び出し装置5_1は、ステップST21において呼び出しボタンが押下された場合、受信モードを取らずに送信モードを取ってもよい。この場合、オーダー端末3_1からオーダー開始情報を受信せずとも、ステップST26の処理、すなわち、呼び出し記憶部52から呼出識別情報を読み出し、この呼出識別情報を、呼び出し通信部53の第2通信部532を介して、オーダー端末3_1の第2通信部322に送信する処理を実施する。
【0065】
そして、オーダー端末3_1の第2通信部322は、呼び出し装置5_1から送信された呼出識別情報を受信する。次いで、端末制御部34は、第2通信部322を介して受信した呼出識別情報に基づき、この呼出識別情報に対応するテーブル番号“01”を表わすテーブル番号選択画面を生成し、表示部35に出力する。
【0066】
ここで、テーブル番号選択画面に表示されているテーブル番号“01”が端末操作部33から入力される操作によって選択されると(ステップST27−テーブル番号選択)、端末制御部34は、第2通信部322を介して、呼び出しが完了したことを表わす呼び出し完了情報を呼び出し装置5_1の第2通信部532に送信するとともに、(ステップST28)、選択されたテーブル番号“01”の客から受けるオーダーを入力するためのオーダー入力画面を生成し、表示部35に出力する(ステップST29)。
そして、呼び出し装置5_1は、第1通信部531を介して、呼び出し表示装置9の第1通信部911に対して、表示部94に表示されている自身の呼出識別情報であるテーブル番号を消去することを表わす表示消去信号を送信する(ステップST30)。例えば、この表示消去信号には、この信号を送信する呼び出し装置5_1の呼出識別情報“01”が含まれている。
次いで、呼び出し表示装置9は、表示消去信号を受信すると、この表示消去信号に含まれる呼出識別情報に基づき、表示部94に表示されているテーブル番号の表示や報知部95から発せられている報知を終了させる。
【0067】
オーダー端末3_1は、次いで、端末操作部33を介して、オーダーの内容が入力されると(ステップST31)、端末制御部34は、オーダー入力画面に表示されている情報に基づきオーダー情報を生成するとともに、端末記憶部31に記憶されている端末識別情報をオーダー情報に関連付けてコントローラ装置1に送信する(ステップST32)。
すなわち、端末制御部34は、ステップST27において選択されたテーブル番号“01”に対応する呼出識別情報と、ステップST31において入力されたオーダーの内容(例えば、人数、客層、メニュー内容等)を含むオーダー情報を生成し、当該オーダー情報に端末識別情報“31”を関連付けてコントローラ装置1に送信する。
【0068】
そして、コントローラ装置1は、オーダー端末3_1から端末識別情報が関連付けられたオーダー情報を受信すると、コントローラ記憶部11のオーダー状況情報の各項目に対して、オーダー情報に含まれる情報をそれぞれ対応付けて、受信した情報を記憶させるとともに、計時部14に対して、呼出識別情報“01”のオーダー対応時間の計時を終了させる。
つまり、コントローラ制御部12は、受信したオーダー情報に含まれる呼出識別情報“01”を「テーブル番号」、人数を「人数」、メニュー内容を「メニュー内容」、受信したオーダー情報に関連付けられている端末識別情報“31”を「実担当オーダー端末」、としてオーダー状況情報に記憶させる(ステップST33)。また、コントローラ制御部12は、計時部14によって計時された呼出識別情報“01”のオーダー対応時間を、オーダー状況情報の「テーブル番号」“01”と対応付けて記憶させる。
【0069】
一方、ステップST27において、テーブル番号選択画面に表示されている“クリア”が端末操作部33から入力される操作によって選択されると(ステップST27−クリア選択)、端末制御部34は、客から受けるオーダーを入力するためのオーダー入力画面を生成せずに、呼び出しが完了したことを表わす呼び出し完了情報を呼び出し装置5_1に送信する(ステップST34)。この呼び出し装置5_1は、第1通信部531を介して、呼び出し表示装置9の第1通信部911に対して、表示部94に表示されている自身の呼出識別情報であるテーブル番号の表示を消去することを表わす表示消去信号を送信して(ステップST35)、呼び出し処理を終了させる。
【0070】
上述の通り、本実施形態に係るオーダリングシステムは、呼び出し表示装置9に表示されるテーブル番号を参照して、従業員が当該テーブル番号が表わすテーブルに赴きオーダー端末3と、呼び出し表示装置9に対して呼び出し情報を送信した呼び出し装置5とを、第2の通信手段を介して通信を確立させることで、呼び出し装置5が自身の呼出識別情報をオーダー端末3に送信するようにした。
これにより、呼び出し装置5に予め割り当てられている呼出識別情報が、オーダー端末3に送信され、このオーダー端末3は、この呼出識別情報に対応するテーブル番号に基づきオーダー情報を作成することができる。よって、オーダー端末3を利用する従業員は、呼び出し装置5を介して呼び出した客のオーダーを受ける際、客のテーブル番号を入力する必要がなく、手入力による誤入力を防止することができる。
【0071】
また、本実施形態に係るオーダリングシステムは、第2の通信手段を介して、呼び出し装置5から送信される呼出識別情報であるテーブル番号を、オーダー端末3に送信するようにした。
これにより、通信範囲が極めて狭く、近距離に配置されているオーダー端末3に対してのみ、呼び出し装置5から呼出識別情報が送信される。このため、複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mから呼出識別情報が送信された場合であっても、第2の通信手段の範囲にあり、第2の通信手段が確立可能なオーダー端末3以外が、呼び出し装置5から呼出識別情報を受信する事態を回避することができる。よって、オーダー端末3に対して、遠方のテーブルに置かれている呼び出し装置5から送信される呼出識別情報や、多数の呼出識別情報が送信される事態を回避し、オーダー端末3を操作するユーザに対しての操作性を向上させることができる。
【0072】
なお、仮に、複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mからの呼出識別情報を受信した場合であっても、図6に示す通り、表示部35のテーブル番号選択画面に表示されているテーブル番号から、所望のテーブル番号を選択することができる。
また、呼び出し装置5を押下した客が、オーダー以外の用事で従業員を呼ぶために呼び出し装置5を使用した場合であっても、従業員によりテーブル番号選択画面から受信した呼出識別情報が表わすテーブル番号に対応する“クリア”が選択することによって、オーダー端末3の端末制御部34は、“クリア”が選択されたテーブル番号が表わす呼出識別情報に対応する呼び出し装置5に対してのみ、呼び出し完了情報を送信することで、端末記憶部31から消去することができる。
【0073】
なお、上述の実施形態は、上記構成に限られず、例えば、以下のような構成や機能を有するものであってもよい。
例えば、呼び出し装置5は、呼び出しボタンが押下されると、報知部55の発光装置が点灯あるいは点滅し、呼び出し情報が送信されたことを表わすとともに、呼び出し完了情報を受信すると、報知部55に対して点灯等を終了させるものであってもよい。
これにより、例えば、新人の従業員のように、実際の座席に割り当てられているテーブル番号を十分覚えておらず、オーダー端末3に表示されたテーブル番号や呼び出し表示装置9に表示されたテーブル番号を見ても、実際の座席に割り当てられているテーブル番号のテーブルが分からない場合であっても、複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mのうち点灯等している呼び出し装置5のテーブルに赴けばよい。
このように、従業員がテーブル番号を完全に把握できていない場合であっても、点灯等している呼び出し装置5を探すことによって、呼び出し情報を送信した呼び出し装置5を発見しやすくなる。
【0074】
また、第2実施形態における呼び出し装置5は、受信モードあるいは送信モードに限られず、例えば、呼び出しボタンが一定時間以上、長押しされることで、オーダー端末3に対して呼出識別情報を送信し、呼び出し表示装置9に対して表示消去信号を送信するものであってもよい。これにより、呼び出し装置5が、オーダー端末3と第2の通信手段により通信を確立する際に消費する消費電力を低減することができる。
さらに、複数の呼び出し装置5_1、5_2、・・・5_mの呼び出しボタンが同時に押下されることが発生しにくいと考えられることから、呼び出しボタンを押下した従業員が携帯するオーダー端末3が、この呼び出し装置5から呼出識別情報を受信することができると考えられる。この場合、呼び出し装置5から呼出識別情報の送信を要求していないオーダー端末3に対して、呼出識別情報を送信する自体を防止することができる。
【0075】
また、オーダー端末3の端末操作部33は、キー入力やボタン式の操作手段であってもよく、タッチパネル式の操作手段であってもよい。
【0076】
さらに、オーダー端末3は、計時部を備え、呼び出し装置5から送信された呼出識別情報を受信してから計時を開始して、当該呼出識別情報に関するタイムアウト時間を計時部に計時させる。そして、オーダー端末3は、タイムアウト時間が経過した場合、この呼出識別情報が表わすテーブル番号をテーブル番号表示画面から削除して、操作部を介して選択できないようにする(例えば、受信した呼出識別情報を記憶する端末記憶部から削除する)ものであってもよい。これにより、不要なテーブル番号がテーブル番号表示画面に表示されることを回避することができる。
【0077】
また、オーダリングシステムにおけるコントローラ装置1、オーダー端末3、呼び出し装置5、出力装置7および呼び出し表示装置9等の動作の過程は、コンピュータに実行させるためのプログラムや、このプログラムとしてコンピュータ読み取り可能な記録媒体として利用可能であり、コンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0078】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に記憶したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【符号の説明】
【0079】
1 コントローラ装置
3 オーダー端末
5 ネットワーク
7 出力装置
9 呼び出し表示装置
11 コントローラ記憶部
12 コントローラ制御部
13 コントローラ通信部
14 計時部
31 端末記憶部
32 端末通信部
33 端末操作部
34 端末制御部
35 表示部
36 報知部
51 呼び出し操作部
52 呼び出し記憶部
53 呼び出し通信部
54 呼び出し制御部
55 報知部




【特許請求の範囲】
【請求項1】
呼び出し情報を送信する複数の呼び出し装置と、当該複数の呼び出し装置のそれぞれあるいはコントローラ装置のうち少なくともいずれか一方と通信可能なオーダー端末とを備えるオーダリングシステムであって、
前記呼び出し装置は、
ユーザからの操作を受け付けて当該操作を表わす操作情報を出力する呼び出し操作部と、
前記複数の呼び出し装置のうち個々の呼び出し装置を識別する固有の識別情報であって自身に割り当てられた呼出識別情報を記憶する記憶部と、
前記呼び出し操作部から出力された操作情報に基づき、前記呼出識別情報を送信する呼び出し通信部と、を備え、
前記オーダー端末は、
前記呼出識別情報を受信する端末通信部と、
ユーザからの操作を受け付けて当該操作を表わす操作情報を出力する端末操作部と、
前記端末操作部から出力された操作情報に基づき、前記呼出識別情報を前記オーダー通信部を介して前記コントローラ装置に送信する端末制御部と
を備えることを特徴とするオーダリングシステム。
【請求項2】
前記オーダー端末は、
前記端末通信部を介して受信した前記呼出識別情報を表示する端末表示部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のオーダリングシステム。
【請求項3】
前記オーダー端末の端末制御部は、
前記端末操作部が、前記端末表示部に表示されている前記呼出識別情報を選択する操作情報を検出するとともに、オーダー内容の入力を受け付けた場合、当該オーダー内容を表わすオーダー情報に前記呼出識別情報を関連付けて、前記端末通信部を介して前記コントローラ装置に送信する
ことを特徴とする請求項2に記載のオーダリングシステム。
【請求項4】
前記コントローラ装置は、
前記呼出識別情報と、複数のオーダー端末のうち個々のオーダー端末を識別する固有の端末識別情報とを、それぞれ対応付けて記憶するコントローラ記憶部をさらに備え、
前記呼び出し装置から前記呼出識別情報を受信すると、前記コントローラ記憶部を参照して、当該受信した呼出識別情報と対応付けられている前記端末識別情報を検出し、当該検出された端末識別情報が表わす前記オーダー端末に、前記呼出識別情報を送信することを特徴とする請求項2あるいは3に記載のオーダリングシステム。
【請求項5】
前記呼び出し装置から、前記呼び出し情報とともに前記呼出識別情報を受信する呼び出し表示通信部と、
前記呼び出し表示通信部を介して受信した前記呼出識別情報を報知する報知部と、を備える呼び出し表示装置をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のオーダリングシステム。
【請求項6】
前記呼び出し装置の呼び出し通信部は、
オーダー内容の入力を開始することを表わすオーダー開始情報を前記オーダー端末から受信すると、前記呼出識別情報を前記オーダー端末に送信することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のオーダリングシステム。
【請求項7】
複数の呼び出し装置のうち個々の呼び出し装置を識別する固有の識別情報であって自身に割り当てられた呼出識別情報を当該呼び出し装置から受信する端末通信部と、
ユーザからの操作を受け付けて操作情報を検出する端末操作部と、
前記端末通信部を介して受信した前記呼出識別情報を表示する端末表示部と
を備えることを特徴とするオーダー端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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