カイト空撮装置
【課題】安価で、空撮の危険も少なく、動画撮影時の画面揺れを防ぐことが可能なカイトを利用した空撮装置を提供する。
【解決手段】超軽量小型ビデオカメラ8を使用することにより特製の大型カイトを使用することなく、市販の玩具カイト1が利用できる。小型軽量化されたカメラをカイト本体への搭載も出来るようにした為、動画の画面揺れも減少した。地上からカイトを揚げている人の姿も空撮の動画や静止画内に収めることができるのでインターネット地図情報では得られない、地上からの音声も入れた鳥瞰映像と画像の撮影が可能になる。既成の玩具カイトを使用した場合、装置全体の重量はカイトを含めて約80グラム以下になるので、万一地上に落下しても危険性は少なく、カイトを揚げることのできる適切な風と安全な場所さえあれば、誰にでも簡単に上空から希望する方向を空撮できる。
【解決手段】超軽量小型ビデオカメラ8を使用することにより特製の大型カイトを使用することなく、市販の玩具カイト1が利用できる。小型軽量化されたカメラをカイト本体への搭載も出来るようにした為、動画の画面揺れも減少した。地上からカイトを揚げている人の姿も空撮の動画や静止画内に収めることができるのでインターネット地図情報では得られない、地上からの音声も入れた鳥瞰映像と画像の撮影が可能になる。既成の玩具カイトを使用した場合、装置全体の重量はカイトを含めて約80グラム以下になるので、万一地上に落下しても危険性は少なく、カイトを揚げることのできる適切な風と安全な場所さえあれば、誰にでも簡単に上空から希望する方向を空撮できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はカイトを使用した空撮装置に関する。
【背景技術】
【0002】
地上とカイト間の揚げ糸にカメラを吊り下げて空撮する手法は既に古くから存在する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
空から地上を撮影するには、ヘリコプターなどの航空手段を使用するのが一般的であり、実行するためのコストは安価ではない。また有毒ガスが漂う可能性のある場所でのヘリコプターによる空撮は危険をともなう。
【課題を解決するための手段】
【0004】
カイトを利用した空撮は世界で古くから行われてきた。フイルムを使ったカメラからデジタルカメラの出現により装置は軽量化されたが、課題は複数の静止画を撮るために一定時間おきにシャッターを切る装置が必要であった。しかし最近超軽量小型ビデオカメラが入手可能になり、動画から静止画を取り出すことも容易にできるため、あまり高画質な静止画を望まなければ、この超軽量小型ビデオカメラを使用することにより特製の大型カイトを使用することなく、市販の玩具カイトが利用できるようになった。カメラが小型軽量化された為カイト本体へのカメラ搭載が可能になり、カイト揚げ糸の巻きあげワインダーの併用と相まって動画撮影の画面揺れを減少させた。
【発明の効果】
【0005】
現在インターネットの地図情報から地上を撮影した空撮画像は容易に得ることはできるが、本発明では地上からカイトを揚げている自分達の姿も空撮の動画や静止画内に収めることができるのでインターネット地図情報では得られない地上からの音声も収録した鳥瞰映像と画像の撮影も可能になる。既成の玩具カイトを使用した場合、装置全体の重量はカイトを含めて約80グラム以下になるので、万一地上に落下しても危険性は少なく、カイトを揚げることのできる適切な風と安全な場所さえあれば、誰にでも簡単に上空から自分達を写す鳥瞰映像や静止画像を含めて希望する方向を自由に撮影できる。野外活動や広く開けた自然の中などでも年齢性別をとわず手軽に空撮を楽しむ事ができ、グローバル販売可能な新商品を少先行投資額で短期間に製品化して提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
玩具カイトとして普及しているデルタ型カイトを実施例1では僅かな改造を加えて使用し、実施例2ではそのまま無改造で使用する。以下既成のデルタ型玩具カイトを使用した実施例1および実施例2を図面と共に説明する。
【実施例1】
【0007】
図1〜図6は実施例1を示したもので、図1に示した搭載カメラ取り付け板5、はプラスチックダンボールなどの軽量柔軟素材で作り、強力粘着テープを使用してカイト1、にあるカイトの中心フレーム2、と接合する。取り付け状態を図2〜図6に示す。カイト1、には直径15ミリのカイトに設けたレンズ穴11、を設けておく。カイトのクロスバー4、を搭載カメラ取り付け板5、に設けたクロスバー穴16、に通して輪ゴム7、を輪ゴム架け用切り欠き6、に留めてカイトのクロスバー4、に固定する。カメラに備えた落下防止の安全索15、に設けた輪をカイトのクロスバー4、に通して、希望する撮影方向、図3〜図6の何れかを選び、小型軽量カメラ8、に備えた自在継手9、とクリップ10、を搭載カメラ取り付け板5、に挟んでセットすれば空撮準備は完了する。適切な風速のとき電線,道路、建物などから離れた安全な場所を選び、小型軽量カメラ8、の録画ボタンを押し、カイトの揚げ糸12、を放出してカイト1、を離陸させる。図3のカメラセット状態でカイト1、を5〜6m上昇させるとカイトの下にいる人たちが音声と共に鳥瞰撮影される。なお実施例1と実施例2を同時に実行する事も可能である。
【実施例2】
【0008】
図7に示す吊り下げカメラ取り付け板14、はプラスチックダンボールなどの軽量柔軟素材で作り、図8で示すように吊下げカメラ取り付け板14、に設けたスリット13、にカイトの揚げ糸12、をカイト1、を5〜6メートル上昇させた状態を保持しながら挟み取り付ける。この時スリット13、には小型軽量カメラ8、に備えた安全索15、を先に挟んだ後カイトの揚げ糸12、を挟む。小型軽量カメラ8、の録画ボタンを押してカイトの揚げ糸12、を放出しカイト1、を上昇させる。図12のカメラセット状態で吊り下げカメラ取り付け板14、を5〜6m上昇させるとカイトの下にいる人たちが音声と共に鳥瞰撮影される。カメラのフラッシュメモリーカードに記録された動画ファイルはウィンドウズPC標準添付のムービーメーカーなどを使って編集すれば、容易に動画から静止画を取り出すことができ、オリジナルムービーの製作も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】搭載カメラ取り付け板の側面
【図2】カイトに搭載カメラ取り付け板を取りつけた状態
【図3】カイト搭載カメラでカイトの下方向を撮影するようにセットした状態
【図4】カイト搭載カメラでカイトの後方向を撮影するようにセットした状態
【図5】カイト搭載カメラでカイトの前方向を撮影するようにセットした状態
【図6】カイト搭載カメラでカイトの横方向を撮影するようにセットした状態
【図7】吊り下げカメラ取り付け板の側面
【図8】吊り下げカメラ取り付け板に設けたスリットにカイトの揚げ糸を挟んだ状態
【図9】吊り下げカメラ取り付け板にカイトの前方向を撮影するようにセットした状態
【図10】吊り下げカメラ取り付け板にカイトの横方向を撮影するようにセットした状態
【図11】吊り下げカメラ取り付け板にカイトの後下方向を撮影するようにセットした状態
【図12】吊り下げカメラ取り付け板にカイトの前下方向を撮影するようにセットした状態
【符号の説明】
【0010】
1 カイト
2 カイトの中心フレーム
3 カイトの揚げ糸取り付け穴
4 カイトのクロスバー
5 搭載カメラ取り付け板
6 輪ゴム架け用切り欠き
7 輪ゴム
8 小型軽量カメラ
9 自在継手
10 クリップ
11 カイトに設けたレンズ穴
12 カイトの揚げ糸
13 吊り下げカメラ取り付け板に設けたスリット
14 吊り下げカメラ取り付け板
15 安全索
16 クロスバー穴
17 カイトの重心位置
【技術分野】
【0001】
本発明はカイトを使用した空撮装置に関する。
【背景技術】
【0002】
地上とカイト間の揚げ糸にカメラを吊り下げて空撮する手法は既に古くから存在する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
空から地上を撮影するには、ヘリコプターなどの航空手段を使用するのが一般的であり、実行するためのコストは安価ではない。また有毒ガスが漂う可能性のある場所でのヘリコプターによる空撮は危険をともなう。
【課題を解決するための手段】
【0004】
カイトを利用した空撮は世界で古くから行われてきた。フイルムを使ったカメラからデジタルカメラの出現により装置は軽量化されたが、課題は複数の静止画を撮るために一定時間おきにシャッターを切る装置が必要であった。しかし最近超軽量小型ビデオカメラが入手可能になり、動画から静止画を取り出すことも容易にできるため、あまり高画質な静止画を望まなければ、この超軽量小型ビデオカメラを使用することにより特製の大型カイトを使用することなく、市販の玩具カイトが利用できるようになった。カメラが小型軽量化された為カイト本体へのカメラ搭載が可能になり、カイト揚げ糸の巻きあげワインダーの併用と相まって動画撮影の画面揺れを減少させた。
【発明の効果】
【0005】
現在インターネットの地図情報から地上を撮影した空撮画像は容易に得ることはできるが、本発明では地上からカイトを揚げている自分達の姿も空撮の動画や静止画内に収めることができるのでインターネット地図情報では得られない地上からの音声も収録した鳥瞰映像と画像の撮影も可能になる。既成の玩具カイトを使用した場合、装置全体の重量はカイトを含めて約80グラム以下になるので、万一地上に落下しても危険性は少なく、カイトを揚げることのできる適切な風と安全な場所さえあれば、誰にでも簡単に上空から自分達を写す鳥瞰映像や静止画像を含めて希望する方向を自由に撮影できる。野外活動や広く開けた自然の中などでも年齢性別をとわず手軽に空撮を楽しむ事ができ、グローバル販売可能な新商品を少先行投資額で短期間に製品化して提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
玩具カイトとして普及しているデルタ型カイトを実施例1では僅かな改造を加えて使用し、実施例2ではそのまま無改造で使用する。以下既成のデルタ型玩具カイトを使用した実施例1および実施例2を図面と共に説明する。
【実施例1】
【0007】
図1〜図6は実施例1を示したもので、図1に示した搭載カメラ取り付け板5、はプラスチックダンボールなどの軽量柔軟素材で作り、強力粘着テープを使用してカイト1、にあるカイトの中心フレーム2、と接合する。取り付け状態を図2〜図6に示す。カイト1、には直径15ミリのカイトに設けたレンズ穴11、を設けておく。カイトのクロスバー4、を搭載カメラ取り付け板5、に設けたクロスバー穴16、に通して輪ゴム7、を輪ゴム架け用切り欠き6、に留めてカイトのクロスバー4、に固定する。カメラに備えた落下防止の安全索15、に設けた輪をカイトのクロスバー4、に通して、希望する撮影方向、図3〜図6の何れかを選び、小型軽量カメラ8、に備えた自在継手9、とクリップ10、を搭載カメラ取り付け板5、に挟んでセットすれば空撮準備は完了する。適切な風速のとき電線,道路、建物などから離れた安全な場所を選び、小型軽量カメラ8、の録画ボタンを押し、カイトの揚げ糸12、を放出してカイト1、を離陸させる。図3のカメラセット状態でカイト1、を5〜6m上昇させるとカイトの下にいる人たちが音声と共に鳥瞰撮影される。なお実施例1と実施例2を同時に実行する事も可能である。
【実施例2】
【0008】
図7に示す吊り下げカメラ取り付け板14、はプラスチックダンボールなどの軽量柔軟素材で作り、図8で示すように吊下げカメラ取り付け板14、に設けたスリット13、にカイトの揚げ糸12、をカイト1、を5〜6メートル上昇させた状態を保持しながら挟み取り付ける。この時スリット13、には小型軽量カメラ8、に備えた安全索15、を先に挟んだ後カイトの揚げ糸12、を挟む。小型軽量カメラ8、の録画ボタンを押してカイトの揚げ糸12、を放出しカイト1、を上昇させる。図12のカメラセット状態で吊り下げカメラ取り付け板14、を5〜6m上昇させるとカイトの下にいる人たちが音声と共に鳥瞰撮影される。カメラのフラッシュメモリーカードに記録された動画ファイルはウィンドウズPC標準添付のムービーメーカーなどを使って編集すれば、容易に動画から静止画を取り出すことができ、オリジナルムービーの製作も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】搭載カメラ取り付け板の側面
【図2】カイトに搭載カメラ取り付け板を取りつけた状態
【図3】カイト搭載カメラでカイトの下方向を撮影するようにセットした状態
【図4】カイト搭載カメラでカイトの後方向を撮影するようにセットした状態
【図5】カイト搭載カメラでカイトの前方向を撮影するようにセットした状態
【図6】カイト搭載カメラでカイトの横方向を撮影するようにセットした状態
【図7】吊り下げカメラ取り付け板の側面
【図8】吊り下げカメラ取り付け板に設けたスリットにカイトの揚げ糸を挟んだ状態
【図9】吊り下げカメラ取り付け板にカイトの前方向を撮影するようにセットした状態
【図10】吊り下げカメラ取り付け板にカイトの横方向を撮影するようにセットした状態
【図11】吊り下げカメラ取り付け板にカイトの後下方向を撮影するようにセットした状態
【図12】吊り下げカメラ取り付け板にカイトの前下方向を撮影するようにセットした状態
【符号の説明】
【0010】
1 カイト
2 カイトの中心フレーム
3 カイトの揚げ糸取り付け穴
4 カイトのクロスバー
5 搭載カメラ取り付け板
6 輪ゴム架け用切り欠き
7 輪ゴム
8 小型軽量カメラ
9 自在継手
10 クリップ
11 カイトに設けたレンズ穴
12 カイトの揚げ糸
13 吊り下げカメラ取り付け板に設けたスリット
14 吊り下げカメラ取り付け板
15 安全索
16 クロスバー穴
17 カイトの重心位置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カイトのクロスバーに固定して自立するようにしたカメラ取り付け板をカイトの中心フレーム上に設けておき、カメラには自在継手を介してクリップを取り付けたものを、前記カメラ取り付け板の複数か所を選択して前記クリップで挟み、前記自在継手を調節してカメラを固定する事で希望する方向を撮影できるようにした、カメラ搭載型カイト空撮装置。
【請求項2】
カイトの揚げ糸途中に取りり付けるための軽量軟質素材を矩形状に裁断した板の片側上下にスリットを設けて、このスリット部分に前記カイトの揚げ糸を挟み固定することで風に対して一定方向に向く吹流し効果を持たせたカメラ取り付け板を設けておき、カメラには自在継手を介してクリップを取り付けたものを、前記カメラ取り付け板の複数か所を選択して前記クリップで挟み、前記自在継手を調節してカメラを固定する事で希望する方向を撮影できるようにした、カメラ吊り下げ型カイト空撮装置。
【請求項1】
カイトのクロスバーに固定して自立するようにしたカメラ取り付け板をカイトの中心フレーム上に設けておき、カメラには自在継手を介してクリップを取り付けたものを、前記カメラ取り付け板の複数か所を選択して前記クリップで挟み、前記自在継手を調節してカメラを固定する事で希望する方向を撮影できるようにした、カメラ搭載型カイト空撮装置。
【請求項2】
カイトの揚げ糸途中に取りり付けるための軽量軟質素材を矩形状に裁断した板の片側上下にスリットを設けて、このスリット部分に前記カイトの揚げ糸を挟み固定することで風に対して一定方向に向く吹流し効果を持たせたカメラ取り付け板を設けておき、カメラには自在継手を介してクリップを取り付けたものを、前記カメラ取り付け板の複数か所を選択して前記クリップで挟み、前記自在継手を調節してカメラを固定する事で希望する方向を撮影できるようにした、カメラ吊り下げ型カイト空撮装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−20721(P2012−20721A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−173986(P2010−173986)
【出願日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ウィンドウズ
【出願人】(000185466)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ウィンドウズ
【出願人】(000185466)
【Fターム(参考)】
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