説明

カバーガス法破損燃料検出装置のプレシピテータ

【課題】金属微粉末の検出器、芯線或いは内面への付着を軽減できるカバーガス法破損燃料検出装置のプレシピテータを提供する。
【解決手段】プレシピテータセンサは、中空の本体部21と、前記本体部21の内部を上部22aと中部22bに分離する第1隔壁23aと、前記本体部21の内部を前記中部22bと下部22cに分離する第2隔壁23bと、前記第1隔壁23aを貫通する第1絶縁性部材27aと、前記第2隔壁を貫通する第2絶縁性部材27bと、第1および第2コネクタ30a、30bと、前記本体部の上端から下端まで延在するように設けられたアノードワイヤー25と、カバーガスおよび新鮮アルゴンガスを供給する第1配管28と、前記中部からの排気ガスを排出する第2配管29とを備え、前記第2隔壁23bの上面から前記第2絶縁性部材27bの上端までの距離が、前記第2隔壁23bの上面から前記第1配管28までの距離以上である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、カバーガス法破損燃料検出装置のプレシピテータに関する。
【背景技術】
【0002】
燃料破損検出装置は、原子炉の燃料集合体の健全性を連続監視するための設備である。高速炉においては、万一燃料ピンが破損した場合に、破損が発生したことを確実に検知し、破損した燃料集合体の位置を同定するため複数の燃料破損検出システムが設置される。カバーガス法破損燃料検出装置は、そのうちの1つのシステムであり、カバーガス法破損燃料検出装置は、原子炉カバーガスの希ガス核種の存在を検知することにより、燃料破損を検知するものである。高速炉の燃料は、鋼製の被覆管によって、内包されているが、何らかの理由により、被覆管が破損すると、燃料ピン内の核分裂生成物の希ガス核種がカバーガス中に移行する。この核分裂生成物が、カバーガス法破損燃料検出装置のプレシピテータに到達した際に、希ガス核種がβ線を放出すると、プレシピテータはこれらの放射線を検出する。
【0003】
また、燃料が破損し、燃料ピン内の核分裂生成物(以下、FP(Fission Product))ともいう)の希ガス核種が、カバーガス中へ移行し、カバーガス法破損燃料検出装置のプレシピテータに到達した際、その娘核種がβ(ベータ)線を放出した時に、それらの放射線を検出することにより原子炉カバーガス中の希ガス核種の存在を検知し、これにより燃料破損を検出する。
【0004】
カバーガス法破損燃料検出装置は、原子炉カバーガスの放射能濃度を測定するためにカバーガスをサンプリングしこのサンプリングしたガスを供給するサンプリングラインと、サンプリングラインから供給されるサンプリングされたガス内に核種の有無を検査するプレシピテータと、プレシピテータにガス置換用の新鮮アルゴンガスを供給する新鮮アルゴンガス供給ラインと、プレシピテータによって検査されたガス(廃ガス)を外部に供給する廃ガスラインと、を有している。サンプリングラインは、原子炉カバーガスであるアルゴンガスをサンプリングし、サンプリングしたガスをプレシピテータに供給する。プレシピテータはアルゴンガス中の放射能濃度をプレシピテータで監視し、燃料破損を検出した揚合に警報を出力する。このプレシピテータは、1本または複数のプレシピテータセンサ(以下、FPコレクタともいう)を有しており、連続監視が行える構成となっている。
【0005】
プレシピテータは、FPコレクタと、サンプリングラインから供給されるガスのFPコレクタの入力を制御する第1入口弁と、新鮮アルゴンガス供給ラインから供給される新鮮なアルゴンガスの入力を制御する第2入口弁と、FPコレクタからの廃ガスの廃ガスラインへ出力を制御する出口弁と、を備えている。
【0006】
このプレシピテータの動作シーケンスとして、まず、プレシピテータの出口弁を開けるとともに新鮮アルゴンガスの入力を制御する第2入口弁を閉める。その後、プレシピテータの第1入口弁を開けてFPコレクタ内にサンプリングされた原子炉カバーガスを導入する。続いて、プレシピテータの出口弁を開けた状態のまま、FPコレクタ内の固定ワイヤー(芯線)に負の電圧をかける。燃料破損がある場合は、カバーガス中へ移行した希ガス核種がβ崩壊し、FPコレクタ内の固定ワイヤーに電気的に捕集される。
【0007】
次に、プレシピテータの出口弁を開けた状態のまま、新鮮アルゴンガスの第2入口弁を開け、FPコレクタ内の原子炉カバーガスを新鮮アルゴンガスで置換する。ワイヤーに捕集されていた電子はさらにβ崩壊し、その際に放出されるβ線をFPコレクタが検知し、燃料破損を検知する。原子炉カバーガスの導入の際、金属微粉末がFPコレクタに侵入すると、高電圧の印加に伴い、部分放電と電磁ノイズが発生する事象が起こる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平03−81695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
プレシピテータは、カバーガス中の放射能による信号が警報レベルを超えた場合に警報を出力する。金属微粉末が混入した場合は、信号が警報設定値を超え、誤信号が出る可能性がある。この誤信号の発生の原因は、FPコレクタ内の金属微粉末が浮遊した状態で高電圧を印加すると、Ar雰囲気でワイヤー近傍の高電界領域において部分放電と電磁波ノイズが発生する。また、ワイヤーに付着した有機物への金属突起物が付着することによる電解集中で、同様の現象が生じる。この主要因は、検出器、ワイヤー或いはFPコレクタの内面への不純物の付着が原因である。
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、金属微粉末が検出器、芯線或いは内面への付着を軽減させることができるカバーガス法破損燃料検出装置のプレシピテータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本実施形態によるカバーガス法破損燃料検出装置のプレシピテータは、少なくとも1個のプレシピテータセンサを備え、前記プレシピテータセンサは、鉛直方向に延在し中が中空の本体部と、前記本体部の上方に設けられ、前記本体部の内部を上部と、中部に分離する第1隔壁と、前記本体部の下方に設けられ、前記本体部の内部を前記中部と、下部に分離する第2隔壁と、前記第1隔壁を貫通し前記上部および前記中部に跨って設けられた第1絶縁性部材と、前記第2隔壁を貫通し前記中部および前記下部に跨って設けられた第2絶縁性部材と、前記本体部の端部に設けられた第1および第2コネクタと、前記第1コネクタ、前記第1絶縁性部材、前記第2絶縁性部材、第2コネクタを貫通するように、前記本体部の上端から下端まで延在するように設けられたアノードワイヤーと、前記中部の下方に接続するように設けられカバーガスおよび新鮮アルゴンガスを供給する第1配管と、前記中部の上方に接続するように設けられ前記中部からの排気ガスを排出する第2配管と、を備え、前記第2側壁の上面から前記第2絶縁性部材の上端までの距離が、前記第2側壁の上面から前記第1配管までの距離以上であるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】第1実施形態によるプレシピテータの概要を示す図。
【図2】第1実施形態によるプレシピテータのFPコレクタを示す断面図。
【図3】第2実施形態によるプレシピテータのFPコレクタを示す断面図。
【図4】第3実施形態によるプレシピテータのFPコレクタを示す断面図。
【図5】第4実施形態によるプレシピテータのFPコレクタを示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、実施形態について説明する。
【0014】
(第1実施形態)
第1実施形態によるカバーガス法破損燃料検出装置のプレシピテータを図1乃至図4を参照して説明する。図1に本実施形態のプレシピテータ1を示す。このプレシピテータ1は、少なくとも1本のプレシピテータセンサ(FPコレクタ)2と、サンプリングラインから供給される原子炉カバーガス3のFPコレクタの入力を制御する第1入口弁5aと、新鮮アルゴンガス供給ラインから供給される新鮮なアルゴンガス4の入力を制御する第2入口弁5bと、FPコレクタ2からの廃ガスの廃ガスラインへ出力を制御する出口弁6と、を備えている。第1入口弁5a、第2入口弁5b、および出口弁6はFPコレクタ毎に設けられる。
【0015】
本実施形態に係るFPコレクタ2を図2に示す。このFPコレクタ2はカバーガス法破損燃料検出装置において鉛直方向(縦方向)に延在するように設置された中空の本体部21を有している。本体部21の内部は、その内部に設けられた2つの隔壁23a、23bによって、3つの部分、すなわち上部22a、中部22b、下部22cに分離される。セラミック製のセラミック電極端子(絶縁性部材)27aが隔壁23aを貫通するように設けられ、セラミック製のセラミック電極端子27(絶縁性部材)bが隔壁23bを貫通するように設けられている。すなわち、セラミック電極端子27aは上部22aと中部22bに跨って設けられ、セラミック電極端子27bは中部22bと下部22cに跨って設けられている、
また、本体部21の中部22bの下方には、中部22bにカバーガスおよび新鮮アルゴンガスを供給するための配管28が中部の外壁に接続するように設けられ、中部22bの上方には中部22bからの排気ガスを排出するための配管29が中部の外壁に接続するように設けられている。また、本体部21の端部、すなわち上部22aの端部および下部22cの端部には真空用コネクタ30a、30bが設けられている。なお、セラミック電極端子27bの、隔壁23bの上面からの高さは、隔壁23bの上面から配管28までの距離に等しいかまたは高いように設けられる。これにより、中部22b内のセラミック電極端子27bの側部には、底部が隔壁23bの底面となる空間13が形成される。
【0016】
アノードワイヤー25は、真空用コネクタ30a、セラミック電極端子27a、セラミック電極端子27b、および真空用コネクタ30bを貫通し、かつ本体部21の上端から下端まで延在するように設けられている。そして、アノードワイヤー25は、隔壁23a、23bとは、セラミック電極端子27a、27bによってそれぞれ絶縁される。また、アノードワイヤー25は、本体部21と真空用コネクタ30a、30bによって絶縁される。
次に、本実施形態のプレシピテータの動作を説明する。
【0017】
まず、プレシピテータ1の出口弁6を開けるとともに新鮮アルゴンガスの入力を制御する第2入口弁5bを閉める。その後、プレシピテータ1の第1入口弁5aを開けてFPコレクタ2内にサンプリングされた原子炉カバーガスを、配管28を介してFPコレクタ2の中部22b内に導入する。続いて、プレシピテータ1の出口弁6を開けた状態のまま、FPコレクタ2内のアノードワイヤー25に負の電圧をかける。このとき、燃料破損がある場合は、カバーガス中へ移行した希ガス核種がβ崩壊し、FPコレクタ2内のアノードワイヤー25に電気的に捕集される。次に、プレシピテータの出口弁を開けた状態のまま、新鮮アルゴンガス用の第2入口弁5bを開けて、新鮮アルゴンガスを配管28を介してFPコレクタ2の中部22b内に導入する。これにより、FPコレクタ2の中部22b内の原子炉カバーガスが新鮮アルゴンガスで置換される。なお、新鮮アルゴンガスで置換された中部22b内の原子炉カバーガスは、配管29および出口弁6を介して、プレシピテータ1の外部に排出される。新鮮アルゴンガスが中部22b内に導入されると、ワイヤーに捕集されていた電子はさらにβ崩壊し、その際に放出されるβ線をFPコレクタ2が検知し、燃料破損を検知する。このとき、原子炉カバーガス内に金属微粉末12が含まれている場合には、これらの金属微粉末12は数十mgと微量であるため、原子炉カバーガスが配管28を介して導入された際には、FPコレクタ2の中部22b内を不均一に浮遊する。しかし、導入後は、重力の影響により下降し、中部22b内のセラミック電極端子27bの側部に設けられた空間13に貯まる。
【0018】
このように、本実施形態においては、原子炉カバーガス内に金属微粉末12が含まれていても、空間13に貯まり、アノードワイヤー25に付着することを防止することができる。これにより、アノードワイヤー近傍の高電界領域において部分放電と電磁波ノイズが発生することを防止することができる。また、検出中に、金属微粉末がアノードワイヤー25に付着することによる誤信号が出るのを抑制することができる。
【0019】
(第2実施形態)
第2実施形態によるプレシピテータについて図3を参照して説明する。この第2実施形態によるプレシピテータは、第1実施形態のプレシピテータにおいて図2に示すFPコレクタ2を、図3に示すFPコレクタ2Aに置き換えた構成となっている。
【0020】
この第2実施形態に係るFPコレクタ2Aは、図2に示すFPコレクタ2において、配管28が設けられている位置よりも下方の中部22bの内壁に整流板26を設けた構成となっている。この整流板26は中部22bの内壁から中部22bの中心に向かうにつれて下方に傾斜するように設けられる。そして、この整流板26は中部22bの内壁の周に沿って連続的に設けてもよいし、周において部分的に設けてもよい。この整流板26を設けたことにより、空間13に貯まった金属微粉末12が気流により上昇してアノードワイヤー25に付着するのを防止することができる。また、整流板26が下方に傾斜するように設けられているので、整流板26上に金属微粉末12が蓄積することを防止することができる。
【0021】
この第2実施形態も第1実施形態と同様に、原子炉カバーガス内に金属微粉末12が含まれていても、空間13に貯まり、アノードワイヤー25に付着することを防止することができる。これにより、アノードワイヤー近傍の高電界領域において部分放電と電磁波ノイズが発生することを防止することができる。また、検出中に、金属微粉末がアノードワイヤー25に付着することによる誤信号が出るのを抑制することができる。
【0022】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態によるプレシピテータについて図4を参照して説明する。この第3実施形態によるプレシピテータは、第2実施形態のプレシピテータにおいて図3に示すFPコレクタ2Aを、図4に示すFPコレクタ2Bに置き換えた構成となっている。
【0023】
この第3実施形態に係るFPコレクタ2Bは、図3に示すFPコレクタ2Aにおいて、セラミック電極端子27bをセラミック電極端子27Bに置き換えた構成となっている。このセラミック電極端子27Bは、中部22b側の先端部を烏帽子状またはキノコの傘状に形成した構成となっている。この烏帽子状またはキノコの傘状の先端部の外周部は、整流板26の先端部よりも上方に位置することが好ましい。
【0024】
このように、セラミック電極端子27Bの先端部が烏帽子状またはキノコの傘状になっているので、この先端部に金属微粉末12が蓄積されるのを防止することが可能となり、FPコレクタ2内に混入した金属微粉末12を、中部22Bの下方の空間13に収集することができる。また、先端部が外側に広がっているため、中部22bの下方の空間13に貯まった金属微粉末12が上昇しても、セラミック電極端子27Bの先端部よりも上の中部22b内に侵入するのを防止することができる。
【0025】
この第3実施形態も第2実施形態と同様に、原子炉カバーガス内に金属微粉末12が含まれていても、空間13に貯まり、アノードワイヤー25に付着することを防止することができる。これにより、アノードワイヤー近傍の高電界領域において部分放電と電磁波ノイズが発生することを防止することができる。また、検出中に、金属微粉末がアノードワイヤー25に付着することによる誤信号が出るのを抑制することができる。
【0026】
なお、第1実施形態において、第3実施形態のセラミック電極端子27Bを用いてもよい。
【0027】
(第4実施形態)
次に、第4実施形態によるプレシピテータについて図5を参照して説明する。この第4実施形態によるプレシピテータは、第3実施形態のプレシピテータにおいて図4に示すFPコレクタ2Bを、図5に示すFPコレクタ2Cに置き換えた構成となっている。
【0028】
この第4実施形態に係るFPコレクタ2Cは、図4に示すFPコレクタ2Bにおいて、中部22bの下方の外壁に排気部34を設けた構成となっている。この排気部34によって、中部22bの底部の空間13に貯まった金属微粒子12を外部に強制的に排出する。
【0029】
このような構成とすることにより、中部22bの底部の空間13に貯まった金属微粒子12が上昇して、アノードワイヤー25に付着するのを抑制することができる。
【0030】
この第4実施形態も第3実施形態と同様に、原子炉カバーガス内に金属微粉末12が含まれていても、空間13に貯まり、アノードワイヤー25に付着することを防止することができる。これにより、アノードワイヤー近傍の高電界領域において部分放電と電磁波ノイズが発生することを防止することができる。また、検出中に、金属微粉末がアノードワイヤー25に付着することによる誤信号が出るのを抑制することができる。
【0031】
なお、排気部34は、第1または第2実施形態のFPコレクタに設けても、同じ効果を得ることができる。
【0032】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0033】
1 プレシピテータ
2 FPコレクタ
3 原子炉カバーガス
4 新鮮アルゴンガス
5a 第1入口弁
5b 第2入口弁
6 出口弁
12 金属微粒子
13 空間
21 本体部
22a 上部
22b 中部
22c 下部
23a 隔壁
23b 隔壁
25 アノードワイヤー
26 整流板
27a セラミック電極端子
27b セラミック電極端子
27B セラミック電極端子
28 配管
29 配管
30a 真空用コネクタ
30b 真空用コネクタ
34 排気部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1個のプレシピテータセンサを備え、
前記プレシピテータセンサは、
鉛直方向に延在し中が中空の本体部と、
前記本体部の上方に設けられ、前記本体部の内部を上部と、中部に分離する第1隔壁と、
前記本体部の下方に設けられ、前記本体部の内部を前記中部と、下部に分離する第2隔壁と、
前記第1隔壁を貫通し前記上部および前記中部に跨って設けられた第1絶縁性部材と、
前記第2隔壁を貫通し前記中部および前記下部に跨って設けられた第2絶縁性部材と、
前記本体部の端部に設けられた第1および第2コネクタと、
前記第1コネクタ、前記第1絶縁性部材、前記第2絶縁性部材、第2コネクタを貫通するように、前記本体部の上端から下端まで延在するように設けられたアノードワイヤーと、
前記中部の下方に接続するように設けられカバーガスおよび新鮮アルゴンガスを供給する第1配管と、
前記中部の上方に接続するように設けられ前記中部からの排気ガスを排出する第2配管と、
を備え、
前記第2側壁の上面から前記第2絶縁性部材の上端までの距離が、前記第2側壁の上面から前記第1配管までの距離以上であるように構成されていることを特徴とするカバーガス法破損燃料検出装置のプレシピテータ。
【請求項2】
前記第1配管が接続している位置よりも下方の前記中部の内壁に、下方に傾斜するように設けられた板部材を更に備えていることを特徴とする請求項1記載のプレシピテータ。
【請求項3】
前記第2絶縁部材の上端部が烏帽子状になっていることを特徴とする請求項1または2記載のプレシピテータ。
【請求項4】
前記中部の下方の外壁に接続するように設けられた排気部を更に備えていることを特徴とする1乃至3のいずれかに記載のプレシピテータ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate