カラオケシステム
【課題】 有線放送でＢＧＭとして放送されている楽曲を用いるようにしたカラオケシステムにおいて、ユーザがリクエストしたカラオケ楽曲の間において有線放送によりスピーカから流される楽曲（以下、有線楽曲という）からのデータをモニタ等の画面上に表示させ、この表示によってユーザが歌唱したいカラオケ楽曲を有線楽曲の中から選択してカラオケ機にリクエストして演奏することができるようにしたカラオケシステムを提供することを。
【解決手段】 有線放送で放送されている楽曲をＢＧＭで流すようにしたカラオケシステムにおいて、カラオケシステムがユーザのリクエストした楽曲を演奏していないとき、前記有線放送でそのとき放送されている楽曲をカラオケシステムのオーディオ部から流すと共に、有線放送されている楽曲の少なくとも一曲以上の曲名などの楽曲データをモニタ等の表示画面に表示する一方、ユーザは前記画面に表示された有線放送の楽曲データからカラオケのリクエスト曲を選択できるようにしたこと。
【解決手段】 有線放送で放送されている楽曲をＢＧＭで流すようにしたカラオケシステムにおいて、カラオケシステムがユーザのリクエストした楽曲を演奏していないとき、前記有線放送でそのとき放送されている楽曲をカラオケシステムのオーディオ部から流すと共に、有線放送されている楽曲の少なくとも一曲以上の曲名などの楽曲データをモニタ等の表示画面に表示する一方、ユーザは前記画面に表示された有線放送の楽曲データからカラオケのリクエスト曲を選択できるようにしたこと。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、カラオケシステムに関する。具体的には、カラオケシステムの使用時、ユーザがリクエストした楽曲を歌唱した後、次のユーザのリクエスト曲が演奏或は再生（以下、単に演奏という）されるまでの間や、ユーザからのリクエストが暫く途断えている間など、リクエストされたカラオケ楽曲の演奏が無い間に流されるＢＧＭ（バックグランドミュージック）が有線放送による楽曲であるとき、当該有線放送の楽曲をカラオケシステムが備えた表示画面（モニタやリモコン操作器の画面）に、曲名などの楽曲データを表示する一方、ユーザが前記画面に表示された有線放送されている楽曲を、そのまま指定してカラオケシステムにカラオケのリクエスト曲として指定することができるようにしたカラオケシステムに関する。
【背景技術】
【０００２】
カラオケシステムは、外部から有線，無線で供給される多数の楽曲データやその背景となる画像データなどのカラオケデータを内蔵した記憶部に格納しておくことができると共に、カラオケ楽曲データの供給元のカラオケデータ、或は、前記記憶部の格納データの中から所望楽曲をカラオケのリクエスト曲として選択して抽出できるようにしたカラオケ機と、抽出した楽曲データの演奏とマイクから入力するユーザの歌唱による音声信号のミキシングして出力するアンプ，スピーカ，マイクなどを含むオーディオ部と、前記楽曲（以下、カラオケ楽曲という）の演奏中にその楽曲に因む背景画像や歌詞などを映し出すモニタ画面と、前記カラオケ機の中に格納されている楽曲やカラオケデータの供給元に保持されている楽曲を捜したり、選択した楽曲の予約や演奏順の設定などを無線などを介して行う手元のリモコン操作器などから構成されている。
【０００３】
従来、上記のような公知のカラオケシステムにおいては、ユーザのリクエストが途断えたときなど、カラオケ楽曲が演奏されない時間には、ＢＧＭがスピーカから流され、適宜の映像がモニタに表示されている。そしてＢＧＭには、カラオケ機に内臓されているＢＧＭ専用の楽曲を再生する場合もあるが、その時点で放送されている有線放送をスピーカから流す形態もある。
【０００４】
カラオケシステムにおいては、各ユーザが何の曲をカラオケで唱うかを決めるとき、曲名を忘れていたり、楽曲自体の曲想やイメージを思い出せず歌唱したい曲が決められない場合がままあり、曲選びに苦慮することがある。
【０００５】
このようにカラオケのリクエスト曲が途断えている間の時間を埋めるために、間奏曲として流されるＢＧＭの中に自分の唱いたい曲を見出すことがあることは、経験則の教えるとことであるが、従来は単にＢＧＭとして流されているためメロディは判っても曲名が判明しないとカラオケ機にリクエストできないという難点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
そこでほ本発明では、有線放送でＢＧＭとして放送されている楽曲を用いるようにしたカラオケシステムにおいて、ユーザがリクエストしたカラオケ楽曲の間において有線放送によりスピーカから流される楽曲（以下、有線楽曲という）からのデータをモニタ等の画面上に表示させ、この表示によってユーザが歌唱したいカラオケ楽曲を有線楽曲の中から選択してカラオケ機にリクエストして演奏することができるようにしたカラオケシステムを提供することを、課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明カラオケシステムの構成は、有線放送で放送されている楽曲をＢＧＭで流すようにしたカラオケシステムにおいて、カラオケシステムがユーザのリクエストした楽曲を演奏していないとき、前記有線放送でそのとき放送されている楽曲をカラオケシステムのオーディオ部から流すと共に、有線放送されている楽曲の少なくとも一曲以上の曲名などの楽曲データをモニタ等の表示画面に表示する一方、ユーザは前記画面に表示された有線放送の楽曲データからカラオケのリクエスト曲を選択できるようにしたことを特徴とするものである。
【０００８】
本発明カラオケシステムでは、有線放送の受信チューナがカラオケ機に内臓されたタイプ、或は、カラオケ機に外付けされたタイプの両タイプがある。
【０００９】
また、本発明システムでは、カラオケ機からリクエストされたカラオケ楽曲が演奏されないときは、有線放送チューナからの有線楽曲の信号が信号選択部でオーディオ部の入力信号となるように自動切換えされる。
【発明の効果】
【００１０】
本発明では、有線放送で放送されている楽曲をＢＧＭで流すようにしたカラオケシステムにおいて、カラオケシステムがユーザのリクエストした楽曲を演奏していないとき、前記有線放送でそのとき放送されている楽曲をカラオケシステムのオーディオ部から流すと共に、有線放送されている楽曲の少なくとも一曲以上の曲名などの楽曲データをモニタ等の表示画面に表示する一方、ユーザは前記画面に表示された有線放送の楽曲データからカラオケのリクエスト曲を選択できるようにしたカラオケシステムであるから、カラオケ楽曲が流れないときにＢＧＭとして流される有線楽曲の中からもユーザが唱いたいカラオケ楽曲を選択することができるので、ユーザはリクエストしたい楽曲選びの選択肢が増え、至って合理的かつ利便性の高いカラオケシステムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
次に本発明の実施の形態例について、図を参照して説明する。図１は有線放送チューナを内臓した本発明カラオケシステムの第一例を示したブロック図、図２は同じく第二例を示したブロック図、図３は有線放送チューナが外付けの本発明カラオケシステムの第三例のブロック図、図４は従来の有線放送チューナを併設したカラオケシステムのブロック図、図５は有線楽曲の曲名コードとカラオケ楽曲の曲名コードの対応関係を例示した図表である。
【００１２】
図４に例示した従来の有線放送のチューナを併設したカラオケシステムでは、カラオケシステムの稼働と有線放送の稼働の切替えは、マニュアル操作か、又は、カラオケ機の制御部と有線放送チューナの間での信号のやり取りによる単なる自動切換えにすぎなかった。
【００１３】
即ち、図４において、10はカラオケ機で、カラオケ回線11に接続された制御部12に、映像データを含むカラオケ楽曲のデータがカラオケ回線12から供給されると、制御部12は、供給されたカラオケ楽曲のデータの中から歌詞表示を含む映像データを表示部13に、映像データを除いた演奏内容を主体とする楽曲データを演奏部14にそれぞれ供給し、供給された各々の信号がモニタ（図示せず）を含む映像出力部15と、アンプ，スピーカを含みマイクを備えたカラオケ機音声出力部16に出力されて、カラオケ演奏が行われるようになっている。なお、カラオケ楽曲の選択を始めとする制御部12に対するし種々の指令信号は、無線型のリモコン操作器17をユーザが操作することにより、制御部12に入力される。
【００１４】
一方、併設した有線放送のチューナ18は、有線放送回線19に接続され、アンプ，スピーカを含む有線放送の音声出力部20に有線楽曲の音声周波信号が出力されるようになっている。
そして、カラオケシステムによるカラオケ演奏と有線放送の切替えは、図示しないが、別設した切替えアンプに対して前記リモコン操作器17の操作による手動切替えか、或は、例えばカラオケ楽曲の演奏が予め設定された所定時間の間、休止状態になるとその時間が切替アンプに検出されて自動的に有線放送に切替えられるようになっている。
【００１５】
このように、従来のカラオケシステムでは、有線放送チューナ18が併設されていても、リクエストされたカラオケ楽曲の演奏と有線放送による有線楽曲とが単に切替えられるだけで、ユーザがカラオケ機にリクエストするカラオケ楽曲の選択情報としての積極的利用はされていない。
【００１６】
そこで本発明では、図１〜図３に例示したように、カラオケシステムにおけるカラオケ機に内臓された有線放送チューナに供給される有線放送の楽曲データ、即ち、有線楽曲のデータを、音声出力部のスピーカから流すと同時に、その有線楽曲の曲名や歌詞、或は、作曲家や作詞家などの楽曲データを、映像出力部のモニタやリモコン操作器の表示部に表示させるようにした。これが本発明の第一の特長点である。
【００１７】
さらに本発明では、表示された有線楽曲のデータとカラオケ楽曲のデータとを各楽曲ごとに対応させたコードなどにより関係付けておき、表示されている有線楽曲のデータから、直接、カラオケ楽曲のリクエストを可能にしたが、この点が本発明の第二の特長点である。以下に上記２つの特長点を中心にして本発明の実施の形態例について図１〜図３を参照して説明する。
【００１８】
即ち、図１において、０はカラオケ機で、カラオケ回線１に接続された制御部２に、映像データを含むカラオケ楽曲のデータがカラオケ回線１から供給されると、この制御部２は、供給されたカラオケ楽曲データの中から歌詞表示を含む映像データを表示部３に、映像データを除いた演奏内容を主体とする演奏データを演奏部４にそれぞれ供給し、供給された各々の信号がモニタ（図示せず）を含む映像出力部５と、アンプ，スピーカを含むマイクを備えた音声出力部６に出力されて、カラオケ楽曲の演奏が行われるようになっている点は、図４の公知カラオケシステムと共通している。また、カラオケ楽曲の選択を始めとする制御部２に対する種々の指令信号は、無線型のリモコン操作器７をユーザが操作することにより制御部２に入力される点も図４の例と共通している。
【００１９】
しかし、演奏部４は信号選択部6Aを経由して音声出力部６に接続されている点、並びに、制御部２により信号選択部6Aが制御される点は、図１の本発明の実施例に固有の構成である。
また、カラオケ機０に内臓された有線放送チューナ８は、有線放送回路９に接続されているが、その出力が上記の信号選択部6Aに接続され、この部6Aを通して音声出力部６に接続されている点が図１の例に固有の構成である。即ち、音声出力部６は、信号選択部6Aを介して、カラオケ楽曲の演奏の音声出力と有線放送による有線楽曲の音声出力を切替えて共用する構成を採用している。
【００２０】
上述した図１の構成を採る本発明カラオケシステムでは、リモコン操作器７において、制御部２を操作制御することによりカラオケ楽曲の演奏と有線放送とを切替えて任意に選択可能であることは勿論、適宜設定するカラオケ楽曲の演奏停止時間によって、有線放送が自動選択され、音声出力部６のスピーカから有線楽曲を流すことができると同時に、流される有線楽曲について、少なくとも今流れている有線楽曲の曲名，歌詞などの有線楽曲のデータを、チューナ８から制御部２を経由して表示部３に供給し、映像出力部５のモニタやリモコン操作器７の表示画面に表示するようにしている。
【００２１】
有線楽曲のデータの表示は、今流れている有線楽曲の曲名などのみならず、その前に流された有線楽曲の曲名など、或は、次に流れる有線楽曲の曲名など、複数の有線楽曲のデータを同時に表示できるようにしてもよい。これは、有線放送の楽曲データは、放送前に放送局側に予め設定されているので、放送前に放送時刻と曲名等の楽曲データは予め制御部２に取込んでおくことができるからであり、放送後の楽曲データも制御部２に残しておくことができるからである。なお、有線楽曲は、歌詞入りの楽曲が望ましいが、歌詞が入っていない有線楽曲であってもよい。
【００２２】
図２は、図１に例示した本発明カラオケシステムの応用例で、この例では図１のカラオケ回線１と有線放送回線９とを、同一回線1A（図の例ではカラオケ回線１）でまかない、同じ回線1Aにカラオケ楽曲データと有線楽曲データを乗せてカラオケ機０の制御部２に供給するように構成されている。
【００２３】
ただし、カラオケ楽曲のデータも有線楽曲のデータも同種の映像信号と音声信号であるため、ここでは有線楽曲データをエンコード（暗号化）し、双方の楽曲データが混同しないようにしておき、制御部２でエンコードされた有線楽曲データを分離して復号部（デコーダ）8Aに送るように構成している。デコーダ8Aで復号化された有線放送の楽曲データはチューナ８に供給され、このチューナ８の出力が信号選択部6Aに供給される。
【００２４】
従って、リモコン操作器７の操作により、カラオケ用の特定の曲が選択されるとそのカラオケ楽曲が制御部２で抽出され、その楽曲データによってカラオケ楽曲の演奏がなされる。このとき所定映像信号に基づいてその内容が映像出力部５のモニタに表示され、カラオケ演奏とユーザの歌唱の音声信号が音声出力部６のスピーカから出力される点は、図１の例と同じであるが、リモコン操作器７からカラオケ演奏と有線放送がマニュアル操作で切替えられたとき、或は、所定の時間カラオケ演奏がないため自動的に有線放送に切換ったとき、有線放送の楽曲データは、暗号化された状態で共用するカラオケ回線1Aを通って制御部２に送られ、その中でカラオケ楽曲データと分離されてデコーダ（復号部）8Aで復号されチューナ８に送られる点が図１の例と異なっている。
【００２５】
図３の例は、有線放送のチューナ８がカラオケ機０に外付けで設けられているが、図１，図２の本発明カラオケシステムと等価の作用をする本発明カラオケシステムの第三例である。
【００２６】
図３のカラオケシステムでは、カラオケ機０の制御部２に、有線放送のチューナ８のオン，オフを制御すると共に、当該チューナ８をＯＮに切替えたとき、そのチューナ８に入力する有線楽曲データの一部、具体的には曲名，歌詞などのデータを制御部２に取込み、取込みデータを表示部３を経由して映像出力部５に出力させ、曲名などを、モニタやリモコン操作器７の表示画面に表示する制御部（図示せず）が当該制御部２の中に付設されている。この点は、先の第一例，第二例においても、チューナ８が内臓されているか否か、或は、復号器8Aがあるか否かの違いのみで、基本的には同じであるが、有線放送の楽曲データが有線放送専用の音声出力部10のスピーカから音声出力される点で異なる。
【００２７】
本発明において、有線楽曲データが音声出力部６又は10から音声出力されているとき、その曲名などの楽曲データは、映像出力部５のモニタやリモコン操作器７の表示画面に表示されるが、この有線楽曲の曲名などの表示を見たユーザがカラオケ楽曲の曲名をそのリモコン操作器７を操作して選択すると、これがカラオケ楽曲のリクエスト曲の指定になるようにするため、本発明では図５に模式的に例示した内容のコード対応変換テーブルが制御部２の中に設定されている。
【００２８】
即ち、図５のコード対応変換テーブルにおいて、左側に列挙された有線放送される曲名を示すコードUcは、図５の右側に列挙したカラオケ楽曲の曲名コードKcと１対１の関係で関連付けられており、例えば、いま有線楽曲としてスピーカから流れ、その曲名等が表示画面に表示されている有線楽曲を、リモコン操作器７の表示画面上でクリック（指定する）と、これと対応するカラオケ楽曲の曲名コードが制御部２の中で選択され、この選択された曲がカラオケ楽曲として選択指定されたことになるように、制御部２の内部に設定されている。
【００２９】
これによって、カラオケ楽曲の休止中にスピーカから流れる有線楽曲の中に自分の歌唱したい曲があった場合には、表示されているその曲名等の有線楽曲データの一部をクリックするだけで、カラオケ楽曲の選択，指定をしてそのカラオケ楽曲を歌唱することが可能になる。
【産業上の利用可能性】
【００３０】
上記のように、本発明ではカラオケ楽曲の演奏の合い間などにスピーカから流れるＢＧＭとしての有線楽曲の曲名などの楽曲データをモニタやリモコン操作器の表示部に表示させ、表示された曲名の曲の中にユーザが歌唱したい曲があれば、前記表示曲名をリモコン操作器から指定するだけでカラオケ楽曲のリクエスト曲を指定したこととなるようにしたので、有線放送されるＢＧＭをカラオケ用のリクエスト曲の選択肢の一つとして容易かつ簡便に利用できるという、従来のカラオケシステムにはないユーザサイドでの使い勝手の良さや便利さを備えたカラオケシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【００３１】
【図１】有線放送チューナを内臓した本発明カラオケシステムの第一例を示したブロック図。
【図２】同じく第二例を示したブロック図。
【図３】有線放送チューナが外付けの本発明カラオケシステムの第三例のブロック図。
【図４】従来の有線放送チューナを併設したカラオケシステムのブロック図。
【図５】有線楽曲の曲名コードとカラオケ楽曲の曲名コードの対応関係を例示した図表。
【符号の説明】
【００３２】
０ カラオケ機
１ カラオケ回線
２ 制御部
３ 表示部
４ 演奏部
５ 映像出力部
６ 音声出力部
７ リモコン操作器
８ チューナ
９ 有線放送回線
10 音声出力部
【技術分野】
【０００１】
本発明は、カラオケシステムに関する。具体的には、カラオケシステムの使用時、ユーザがリクエストした楽曲を歌唱した後、次のユーザのリクエスト曲が演奏或は再生（以下、単に演奏という）されるまでの間や、ユーザからのリクエストが暫く途断えている間など、リクエストされたカラオケ楽曲の演奏が無い間に流されるＢＧＭ（バックグランドミュージック）が有線放送による楽曲であるとき、当該有線放送の楽曲をカラオケシステムが備えた表示画面（モニタやリモコン操作器の画面）に、曲名などの楽曲データを表示する一方、ユーザが前記画面に表示された有線放送されている楽曲を、そのまま指定してカラオケシステムにカラオケのリクエスト曲として指定することができるようにしたカラオケシステムに関する。
【背景技術】
【０００２】
カラオケシステムは、外部から有線，無線で供給される多数の楽曲データやその背景となる画像データなどのカラオケデータを内蔵した記憶部に格納しておくことができると共に、カラオケ楽曲データの供給元のカラオケデータ、或は、前記記憶部の格納データの中から所望楽曲をカラオケのリクエスト曲として選択して抽出できるようにしたカラオケ機と、抽出した楽曲データの演奏とマイクから入力するユーザの歌唱による音声信号のミキシングして出力するアンプ，スピーカ，マイクなどを含むオーディオ部と、前記楽曲（以下、カラオケ楽曲という）の演奏中にその楽曲に因む背景画像や歌詞などを映し出すモニタ画面と、前記カラオケ機の中に格納されている楽曲やカラオケデータの供給元に保持されている楽曲を捜したり、選択した楽曲の予約や演奏順の設定などを無線などを介して行う手元のリモコン操作器などから構成されている。
【０００３】
従来、上記のような公知のカラオケシステムにおいては、ユーザのリクエストが途断えたときなど、カラオケ楽曲が演奏されない時間には、ＢＧＭがスピーカから流され、適宜の映像がモニタに表示されている。そしてＢＧＭには、カラオケ機に内臓されているＢＧＭ専用の楽曲を再生する場合もあるが、その時点で放送されている有線放送をスピーカから流す形態もある。
【０００４】
カラオケシステムにおいては、各ユーザが何の曲をカラオケで唱うかを決めるとき、曲名を忘れていたり、楽曲自体の曲想やイメージを思い出せず歌唱したい曲が決められない場合がままあり、曲選びに苦慮することがある。
【０００５】
このようにカラオケのリクエスト曲が途断えている間の時間を埋めるために、間奏曲として流されるＢＧＭの中に自分の唱いたい曲を見出すことがあることは、経験則の教えるとことであるが、従来は単にＢＧＭとして流されているためメロディは判っても曲名が判明しないとカラオケ機にリクエストできないという難点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
そこでほ本発明では、有線放送でＢＧＭとして放送されている楽曲を用いるようにしたカラオケシステムにおいて、ユーザがリクエストしたカラオケ楽曲の間において有線放送によりスピーカから流される楽曲（以下、有線楽曲という）からのデータをモニタ等の画面上に表示させ、この表示によってユーザが歌唱したいカラオケ楽曲を有線楽曲の中から選択してカラオケ機にリクエストして演奏することができるようにしたカラオケシステムを提供することを、課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明カラオケシステムの構成は、有線放送で放送されている楽曲をＢＧＭで流すようにしたカラオケシステムにおいて、カラオケシステムがユーザのリクエストした楽曲を演奏していないとき、前記有線放送でそのとき放送されている楽曲をカラオケシステムのオーディオ部から流すと共に、有線放送されている楽曲の少なくとも一曲以上の曲名などの楽曲データをモニタ等の表示画面に表示する一方、ユーザは前記画面に表示された有線放送の楽曲データからカラオケのリクエスト曲を選択できるようにしたことを特徴とするものである。
【０００８】
本発明カラオケシステムでは、有線放送の受信チューナがカラオケ機に内臓されたタイプ、或は、カラオケ機に外付けされたタイプの両タイプがある。
【０００９】
また、本発明システムでは、カラオケ機からリクエストされたカラオケ楽曲が演奏されないときは、有線放送チューナからの有線楽曲の信号が信号選択部でオーディオ部の入力信号となるように自動切換えされる。
【発明の効果】
【００１０】
本発明では、有線放送で放送されている楽曲をＢＧＭで流すようにしたカラオケシステムにおいて、カラオケシステムがユーザのリクエストした楽曲を演奏していないとき、前記有線放送でそのとき放送されている楽曲をカラオケシステムのオーディオ部から流すと共に、有線放送されている楽曲の少なくとも一曲以上の曲名などの楽曲データをモニタ等の表示画面に表示する一方、ユーザは前記画面に表示された有線放送の楽曲データからカラオケのリクエスト曲を選択できるようにしたカラオケシステムであるから、カラオケ楽曲が流れないときにＢＧＭとして流される有線楽曲の中からもユーザが唱いたいカラオケ楽曲を選択することができるので、ユーザはリクエストしたい楽曲選びの選択肢が増え、至って合理的かつ利便性の高いカラオケシステムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
次に本発明の実施の形態例について、図を参照して説明する。図１は有線放送チューナを内臓した本発明カラオケシステムの第一例を示したブロック図、図２は同じく第二例を示したブロック図、図３は有線放送チューナが外付けの本発明カラオケシステムの第三例のブロック図、図４は従来の有線放送チューナを併設したカラオケシステムのブロック図、図５は有線楽曲の曲名コードとカラオケ楽曲の曲名コードの対応関係を例示した図表である。
【００１２】
図４に例示した従来の有線放送のチューナを併設したカラオケシステムでは、カラオケシステムの稼働と有線放送の稼働の切替えは、マニュアル操作か、又は、カラオケ機の制御部と有線放送チューナの間での信号のやり取りによる単なる自動切換えにすぎなかった。
【００１３】
即ち、図４において、10はカラオケ機で、カラオケ回線11に接続された制御部12に、映像データを含むカラオケ楽曲のデータがカラオケ回線12から供給されると、制御部12は、供給されたカラオケ楽曲のデータの中から歌詞表示を含む映像データを表示部13に、映像データを除いた演奏内容を主体とする楽曲データを演奏部14にそれぞれ供給し、供給された各々の信号がモニタ（図示せず）を含む映像出力部15と、アンプ，スピーカを含みマイクを備えたカラオケ機音声出力部16に出力されて、カラオケ演奏が行われるようになっている。なお、カラオケ楽曲の選択を始めとする制御部12に対するし種々の指令信号は、無線型のリモコン操作器17をユーザが操作することにより、制御部12に入力される。
【００１４】
一方、併設した有線放送のチューナ18は、有線放送回線19に接続され、アンプ，スピーカを含む有線放送の音声出力部20に有線楽曲の音声周波信号が出力されるようになっている。
そして、カラオケシステムによるカラオケ演奏と有線放送の切替えは、図示しないが、別設した切替えアンプに対して前記リモコン操作器17の操作による手動切替えか、或は、例えばカラオケ楽曲の演奏が予め設定された所定時間の間、休止状態になるとその時間が切替アンプに検出されて自動的に有線放送に切替えられるようになっている。
【００１５】
このように、従来のカラオケシステムでは、有線放送チューナ18が併設されていても、リクエストされたカラオケ楽曲の演奏と有線放送による有線楽曲とが単に切替えられるだけで、ユーザがカラオケ機にリクエストするカラオケ楽曲の選択情報としての積極的利用はされていない。
【００１６】
そこで本発明では、図１〜図３に例示したように、カラオケシステムにおけるカラオケ機に内臓された有線放送チューナに供給される有線放送の楽曲データ、即ち、有線楽曲のデータを、音声出力部のスピーカから流すと同時に、その有線楽曲の曲名や歌詞、或は、作曲家や作詞家などの楽曲データを、映像出力部のモニタやリモコン操作器の表示部に表示させるようにした。これが本発明の第一の特長点である。
【００１７】
さらに本発明では、表示された有線楽曲のデータとカラオケ楽曲のデータとを各楽曲ごとに対応させたコードなどにより関係付けておき、表示されている有線楽曲のデータから、直接、カラオケ楽曲のリクエストを可能にしたが、この点が本発明の第二の特長点である。以下に上記２つの特長点を中心にして本発明の実施の形態例について図１〜図３を参照して説明する。
【００１８】
即ち、図１において、０はカラオケ機で、カラオケ回線１に接続された制御部２に、映像データを含むカラオケ楽曲のデータがカラオケ回線１から供給されると、この制御部２は、供給されたカラオケ楽曲データの中から歌詞表示を含む映像データを表示部３に、映像データを除いた演奏内容を主体とする演奏データを演奏部４にそれぞれ供給し、供給された各々の信号がモニタ（図示せず）を含む映像出力部５と、アンプ，スピーカを含むマイクを備えた音声出力部６に出力されて、カラオケ楽曲の演奏が行われるようになっている点は、図４の公知カラオケシステムと共通している。また、カラオケ楽曲の選択を始めとする制御部２に対する種々の指令信号は、無線型のリモコン操作器７をユーザが操作することにより制御部２に入力される点も図４の例と共通している。
【００１９】
しかし、演奏部４は信号選択部6Aを経由して音声出力部６に接続されている点、並びに、制御部２により信号選択部6Aが制御される点は、図１の本発明の実施例に固有の構成である。
また、カラオケ機０に内臓された有線放送チューナ８は、有線放送回路９に接続されているが、その出力が上記の信号選択部6Aに接続され、この部6Aを通して音声出力部６に接続されている点が図１の例に固有の構成である。即ち、音声出力部６は、信号選択部6Aを介して、カラオケ楽曲の演奏の音声出力と有線放送による有線楽曲の音声出力を切替えて共用する構成を採用している。
【００２０】
上述した図１の構成を採る本発明カラオケシステムでは、リモコン操作器７において、制御部２を操作制御することによりカラオケ楽曲の演奏と有線放送とを切替えて任意に選択可能であることは勿論、適宜設定するカラオケ楽曲の演奏停止時間によって、有線放送が自動選択され、音声出力部６のスピーカから有線楽曲を流すことができると同時に、流される有線楽曲について、少なくとも今流れている有線楽曲の曲名，歌詞などの有線楽曲のデータを、チューナ８から制御部２を経由して表示部３に供給し、映像出力部５のモニタやリモコン操作器７の表示画面に表示するようにしている。
【００２１】
有線楽曲のデータの表示は、今流れている有線楽曲の曲名などのみならず、その前に流された有線楽曲の曲名など、或は、次に流れる有線楽曲の曲名など、複数の有線楽曲のデータを同時に表示できるようにしてもよい。これは、有線放送の楽曲データは、放送前に放送局側に予め設定されているので、放送前に放送時刻と曲名等の楽曲データは予め制御部２に取込んでおくことができるからであり、放送後の楽曲データも制御部２に残しておくことができるからである。なお、有線楽曲は、歌詞入りの楽曲が望ましいが、歌詞が入っていない有線楽曲であってもよい。
【００２２】
図２は、図１に例示した本発明カラオケシステムの応用例で、この例では図１のカラオケ回線１と有線放送回線９とを、同一回線1A（図の例ではカラオケ回線１）でまかない、同じ回線1Aにカラオケ楽曲データと有線楽曲データを乗せてカラオケ機０の制御部２に供給するように構成されている。
【００２３】
ただし、カラオケ楽曲のデータも有線楽曲のデータも同種の映像信号と音声信号であるため、ここでは有線楽曲データをエンコード（暗号化）し、双方の楽曲データが混同しないようにしておき、制御部２でエンコードされた有線楽曲データを分離して復号部（デコーダ）8Aに送るように構成している。デコーダ8Aで復号化された有線放送の楽曲データはチューナ８に供給され、このチューナ８の出力が信号選択部6Aに供給される。
【００２４】
従って、リモコン操作器７の操作により、カラオケ用の特定の曲が選択されるとそのカラオケ楽曲が制御部２で抽出され、その楽曲データによってカラオケ楽曲の演奏がなされる。このとき所定映像信号に基づいてその内容が映像出力部５のモニタに表示され、カラオケ演奏とユーザの歌唱の音声信号が音声出力部６のスピーカから出力される点は、図１の例と同じであるが、リモコン操作器７からカラオケ演奏と有線放送がマニュアル操作で切替えられたとき、或は、所定の時間カラオケ演奏がないため自動的に有線放送に切換ったとき、有線放送の楽曲データは、暗号化された状態で共用するカラオケ回線1Aを通って制御部２に送られ、その中でカラオケ楽曲データと分離されてデコーダ（復号部）8Aで復号されチューナ８に送られる点が図１の例と異なっている。
【００２５】
図３の例は、有線放送のチューナ８がカラオケ機０に外付けで設けられているが、図１，図２の本発明カラオケシステムと等価の作用をする本発明カラオケシステムの第三例である。
【００２６】
図３のカラオケシステムでは、カラオケ機０の制御部２に、有線放送のチューナ８のオン，オフを制御すると共に、当該チューナ８をＯＮに切替えたとき、そのチューナ８に入力する有線楽曲データの一部、具体的には曲名，歌詞などのデータを制御部２に取込み、取込みデータを表示部３を経由して映像出力部５に出力させ、曲名などを、モニタやリモコン操作器７の表示画面に表示する制御部（図示せず）が当該制御部２の中に付設されている。この点は、先の第一例，第二例においても、チューナ８が内臓されているか否か、或は、復号器8Aがあるか否かの違いのみで、基本的には同じであるが、有線放送の楽曲データが有線放送専用の音声出力部10のスピーカから音声出力される点で異なる。
【００２７】
本発明において、有線楽曲データが音声出力部６又は10から音声出力されているとき、その曲名などの楽曲データは、映像出力部５のモニタやリモコン操作器７の表示画面に表示されるが、この有線楽曲の曲名などの表示を見たユーザがカラオケ楽曲の曲名をそのリモコン操作器７を操作して選択すると、これがカラオケ楽曲のリクエスト曲の指定になるようにするため、本発明では図５に模式的に例示した内容のコード対応変換テーブルが制御部２の中に設定されている。
【００２８】
即ち、図５のコード対応変換テーブルにおいて、左側に列挙された有線放送される曲名を示すコードUcは、図５の右側に列挙したカラオケ楽曲の曲名コードKcと１対１の関係で関連付けられており、例えば、いま有線楽曲としてスピーカから流れ、その曲名等が表示画面に表示されている有線楽曲を、リモコン操作器７の表示画面上でクリック（指定する）と、これと対応するカラオケ楽曲の曲名コードが制御部２の中で選択され、この選択された曲がカラオケ楽曲として選択指定されたことになるように、制御部２の内部に設定されている。
【００２９】
これによって、カラオケ楽曲の休止中にスピーカから流れる有線楽曲の中に自分の歌唱したい曲があった場合には、表示されているその曲名等の有線楽曲データの一部をクリックするだけで、カラオケ楽曲の選択，指定をしてそのカラオケ楽曲を歌唱することが可能になる。
【産業上の利用可能性】
【００３０】
上記のように、本発明ではカラオケ楽曲の演奏の合い間などにスピーカから流れるＢＧＭとしての有線楽曲の曲名などの楽曲データをモニタやリモコン操作器の表示部に表示させ、表示された曲名の曲の中にユーザが歌唱したい曲があれば、前記表示曲名をリモコン操作器から指定するだけでカラオケ楽曲のリクエスト曲を指定したこととなるようにしたので、有線放送されるＢＧＭをカラオケ用のリクエスト曲の選択肢の一つとして容易かつ簡便に利用できるという、従来のカラオケシステムにはないユーザサイドでの使い勝手の良さや便利さを備えたカラオケシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【００３１】
【図１】有線放送チューナを内臓した本発明カラオケシステムの第一例を示したブロック図。
【図２】同じく第二例を示したブロック図。
【図３】有線放送チューナが外付けの本発明カラオケシステムの第三例のブロック図。
【図４】従来の有線放送チューナを併設したカラオケシステムのブロック図。
【図５】有線楽曲の曲名コードとカラオケ楽曲の曲名コードの対応関係を例示した図表。
【符号の説明】
【００３２】
０ カラオケ機
１ カラオケ回線
２ 制御部
３ 表示部
４ 演奏部
５ 映像出力部
６ 音声出力部
７ リモコン操作器
８ チューナ
９ 有線放送回線
10 音声出力部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
有線放送で放送されている楽曲をＢＧＭで流すようにしたカラオケシステムにおいて、カラオケシステムがユーザのリクエストした楽曲を演奏していないとき、前記有線放送でそのとき放送されている楽曲をカラオケシステムのオーディオ部から流すと共に、有線放送されている楽曲の少なくとも一曲以上の曲名などの楽曲データをモニタ等の表示画面に表示する一方、ユーザは前記画面に表示された有線放送の楽曲データからカラオケのリクエスト曲を選択できるようにしたことを特徴とするカラオケシステム。
【請求項２】
有線放送の受信チューナは、カラオケ機に内臓されたタイプ、或は、カラオケ機に外付けされたタイプである請求項１のカラオケシステム。
【請求項３】
カラオケ機からリクエストされた楽曲が演奏されないとき、それが検出されて有線放送チューナからの楽曲信号を信号選択部でオーディオ部の入力信号に自動切換えすると共に、前記チューナから出力される楽曲データのうち少なくとも曲名がモニタ等の表示部に表示されるようにした請求項１又は２のカラオケシステム。
【請求項４】
モニタ等の表示部に表示される有線放送の曲名を含む楽曲データは、カラオケ機の記憶部に格納されているカラオケ楽曲データの曲名に対応させている請求項１〜３のいずれかのカラオケシステム。
【請求項１】
有線放送で放送されている楽曲をＢＧＭで流すようにしたカラオケシステムにおいて、カラオケシステムがユーザのリクエストした楽曲を演奏していないとき、前記有線放送でそのとき放送されている楽曲をカラオケシステムのオーディオ部から流すと共に、有線放送されている楽曲の少なくとも一曲以上の曲名などの楽曲データをモニタ等の表示画面に表示する一方、ユーザは前記画面に表示された有線放送の楽曲データからカラオケのリクエスト曲を選択できるようにしたことを特徴とするカラオケシステム。
【請求項２】
有線放送の受信チューナは、カラオケ機に内臓されたタイプ、或は、カラオケ機に外付けされたタイプである請求項１のカラオケシステム。
【請求項３】
カラオケ機からリクエストされた楽曲が演奏されないとき、それが検出されて有線放送チューナからの楽曲信号を信号選択部でオーディオ部の入力信号に自動切換えすると共に、前記チューナから出力される楽曲データのうち少なくとも曲名がモニタ等の表示部に表示されるようにした請求項１又は２のカラオケシステム。
【請求項４】
モニタ等の表示部に表示される有線放送の曲名を含む楽曲データは、カラオケ機の記憶部に格納されているカラオケ楽曲データの曲名に対応させている請求項１〜３のいずれかのカラオケシステム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開２００７−１４８１５５（Ｐ２００７−１４８１５５Ａ）
【公開日】平成１９年６月１４日（２００７．６．１４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−３４４４４４（Ｐ２００５−３４４４４４）
【出願日】平成１７年１１月２９日（２００５．１１．２９）
【出願人】（３０１０２７２９２）株式会社ＢＭＢ (32)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年６月１４日（２００７．６．１４）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年１１月２９日（２００５．１１．２９）
【出願人】（３０１０２７２９２）株式会社ＢＭＢ (32)
【Ｆターム（参考）】
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