カラーコーン

【課題】作業性及び安全性の良いカラーコーンを提供する。
【解決手段】カラーコーンの頂頭部に頂頭部溝１及び頂頭部貫通穴２を設け、そこにトラロープ６等を通したり、はさんだりし、外れ・抜け防止策を施し簡単に設置使用出来るようにした。また、ロープ等収納口３を設け内部（空洞部）にロープ等を簡単に収納出来るようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は一般に言う安全用具のカラーコーンにおいて、その形状及び仕様に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、カラーコーンは、図−４に示す様に、工事現場や道路など立ち入り禁止場所などに置いて、コーンバーでの接続や、トラロープを頭部に結び接続などし、単に並べて使用していた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしながら、以上の技術によれば、カラーコーンを使用する時はカラーコーンをコーンバーで接続し使用した場合、コーンバーの運搬や保管が面倒なことや、コーンバーの市場価格がカラーコーンより高いなどの理由で工事現場や道路などで使用している状況はカラーコーン＋コーンバーの使い方はあまり見あたらず、カラーコーンを単に並べて置いてあるだけの状況が多々有り、安全用具の要点を満たしていないのが現状である。そこで、この発明は、作業性及び安全性の良いカラーコーンを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
以上の課題を解決するために、第一発明は、頂頭部に溝及び貫通穴を設け、そこにロープや紐・チェーン等を通したり、はさんだりし簡単に設置使用出来ることを特徴とするカラーコーンである。
第二発明は、収納口及び底を設けカラーコーン内部の空洞部にロープや紐・チェーン等を簡単に収納できることを特徴とするカラーコーンである。
第三発明は頂頭部溝にロープ等を通した時、溝の底の広がり部分にロープを通し入れることで、その物の外れ、抜けを防止できる構造としたことを特徴とするカラーコーンである。
【発明の効果】
【０００５】
第一発明によれば、カラーコーンの設置接続の際、頂頭部の溝及び貫通穴にロープ（トラロープ等）を通したり、はさんだりし使用した場合、コーンバーを取付け接続し使用した場合と比べ
▲１▼ カラーコーンの設置間隔、配置が自由にできる。
▲２▼ 棒状でなく、ロープ状のため軽いので作業が簡単で、しかも長距離の設置が容易である。
▲３▼ 安価で経済的である。
第二発明によれば、カラーコーンの内部（空洞部）にロープや紐・チェーン等を簡単に収納することにより、作業及び保管場所の簡素化に寄与できる。
第三発明によれば、溝の底の広がり部分にロープを通し入れることで、ロープ等の外れ、抜けを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
この発明の一実施形態を図１、図２、図３に示す。
図１では、頂頭部溝１にトラロープ６をはさみ通してある、その溝の底部は横広がり構造になっている。頂頭部貫通穴２にトラロープが通してある。図２では、ロープ等収納口３よりカラーコーン４の内部（空洞部）にトラロープ６が収納されている。カラーコーン底部５に穴又は網状の水抜きが設けられている。図３では、頂頭部溝１の底の広がり部分にトラロープ６を通した状況を示す。
【０００７】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、カラーコーン頂頭部溝１は底部横広がり構造でロープ等の外れ防止策となり、より適確なカラーコーンによる安全用具となる。又、カラーコーン内部にロープ等を収納できる事で作業が容易にでき、用具の持ち運びも容易になる。
【０００８】
「他の実施形態」
図１の実施形態では、カラーコーン頂頭部に、たてに溝が、横方向に貫通穴が有るが、他の実施形態では、溝が横及び斜め方向、貫通穴が立て方向の物でも良い。
又、複数の溝・貫通穴がある物でも良い。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】本発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図２】本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図３】本発明の一実施形態を示す上から見た図である。
【図４】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
【００１０】
１頂頭部溝２頂頭部貫通穴３ロープ等収納口４カラーコーン
５カラーコーン底部６トラロープ７コーンバー

【特許請求の範囲】
【請求項１】
頂頭部にロープや紐、チェーン等を通す溝及び貫通穴を設けたことを特徴とするカラーコーン。
【請求項２】
ロープや紐・チェーン等をカラーコーンの内部（空洞部）に収納させる収納口及び、取外し可能な底を設けた事を特徴とするカラーコーン。
【請求項３】
頂頭部溝にロープや紐、チェーン等を通し、その通した物に対し、外れ・抜けを防止できる構造とした事を特徴とするカラーコーン。

【図１】