説明

カード受注システム、カード受注装置及びカード受注装置の制御方法

【課題】 端末からカードに貼り付けた画像のトリミングが容易にできるカード受注受注システム及びカード受注装置を提供する。
【解決手段】 カードに印刷する文字および画像のレイアウトを定めたテンプレートを含む入力画面を提示部122が提示し、ユーザ端末11等から文字および画像の入力データを通信部121が受信すると、参照したテンプレート識別情報と、受信した文字および画像のデータをカード情報としてユーザ別カード情報DB112に記録し、カードのプレビューをユーザ端末11等に提示する。プレビューに基づいて操作された画像のトリミングに関するトリミング情報を前記ユーザ端末11等から受信し、前記カード情報に追記し、印刷部131はカード情報とテンプレートとを読み出して、印刷形式に変換してカード印刷する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ端末からカードの受注を受け付けるウエブページを持ったカード受注装置及び、そのような装置とネットワーク接続されたユーザ端末とからなるカード受注システムに関する。
【背景技術】
【0002】
名刺とか名札といったカードは、当初、印刷業を営む専門ショップに申し込み、作成してもらうものであったが、インターネットの普及により、専門ショップがカード申し込みのウエブページを持ち、ユーザは、端末からそのウエブページを閲覧し、住所、氏名等の必要事項を入力して申し込みができるシステムが普及しつつある。
特許文献1には、カードの文字編集と印刷をユーザが簡便に行なえる技術が開示されている。同技術によると、センタサーバで用意されたカードの各種のレイアウト形式(以下、「テンプレート」という)から所望のものを選択して、ユーザ端末にダウンロードし、文字データをテンプレートで決められた項目別に入力、編集し、ユーザ端末に接続された印刷装置により印刷することにより所望のカードが得られる。また、特許文献2には、名刺の作成において、文字に加えて絵柄の入力、編集と印刷発注をユーザ端末から行なえる技術が開示されている。
【特許文献1】特開2004−145582号公報
【特許文献2】特開2002−207886号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、最近のカードでは、たとえば診察カードとか名刺などにおいて、その人の顔写真あるいは買っているペットの写真を掲載することを望むユーザが多い。しかも、そのようなユーザは、写真を自分の好みの大きさ、方向にアレンジして掲載しようとする意向が強い。上記の特許文献は、画像貼り付けの機能がなかったり、あったとしても、単に貼り付けるだけで、ユーザの好みに合わせるには、ユーザがあらかじめ画像編集ソフトによりトリミングした画像データを作成しておかなければならないものであった。
【0004】
しかし、画像は、カードに実際に配置した状態で、被写体の大きさ、方向等の調整を行なわないと、見栄えの良いカードは得がたいものである。
本発明は、係る点に鑑み、ユーザがカードに写真を配置した状態で、自分の好みに応じてアレンジすることのでき斬新なカード受注装置並びにシステムを提供するものである。

【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のカード受注システムは、上記課題を解決するため、ウエブブラウザを用いてウエブページを閲覧可能なユーザ端末と、当該ユーザ端末からカードの受注を受け付けるウエブページを持ったカード受注装置とからなるカード受注システムであって、前記カード受注装置は、カードの文字および画像のレイアウトを定めたテンプレートを含む入力画面をウエブページスペースにおいて提示する入力画面提示手段と、ユーザ端末がウエブブラウザを用いて前記入力画面に入力すると、その入力された文字情報および画像データを受け取る受取手段と、受け取った文字情報および画像データを記憶する記憶手段と、ユーザ端末が前記入力画面に必要事項を入力終了すると起動され、記憶手段に記憶された文字情報および画像データの内容を反映したカードプレビューとトリミング操作メニュとからなる未加工画面を前記入力画面に代えてウエブスペースに提示する未加工画面提示手段と、ユーザ端末がウエブブラウザから未加工画面中のトリミング操作メニュを操作して画像をトリミングし、トリミングが確定したとき、そのトリミング情報を受け取り、受け取ったトリミング情報を前記記憶手段に記録するトリミング情報記録手段と、前記テンプレートと前記記憶手段に記憶された文字情報と画像データとトリミング情報とをカードの情報として出力する出力手段とを備えることとしている。
【発明の効果】
【0006】
この構成により、ユーザ端末により入力されたカードの文字および画像のデータと、画像のトリミングとがカードのプレビューの表示で確認しながら行なえるので、カードに貼り付けた画像のトリミングがユーザ端末により容易に行なうことができる。
本発明のカード受注装置は、上記課題を解決するため、ウエブブラウザを用いてウエブページを閲覧可能なユーザ端末からカードの受注を受け付けるウエブページを持ったカード受注装置であって、
カードの文字および画像のレイアウトを定めたテンプレートを含む入力画面をウエブページスペースにおいて提示する入力画面提示手段と、ユーザ端末がウエブブラウザを用いて前記入力画面に入力すると、その入力された文字情報および画像データを受け取る受取手段と、受け取った文字情報および画像データを記憶する記憶手段と、ユーザ端末が前記入力画面に必要事項を入力終了すると起動され、記憶手段に記憶された文字情報および画像データの内容を反映したカードプレビューとトリミング操作メニュとからなる未加工画面を前記入力画面に代えてウエブスペースに提示する未加工画面提示手段と、ユーザ端末がウエブブラウザから未加工画面中のトリミング操作メニュを操作して画像をトリミングし、トリミングが確定したとき、そのトリミング情報を受け取り、受け取ったトリミング情報を前記記憶手段に記録するトリミング情報記録手段と、前記テンプレートと前記記憶手段に記憶された文字情報と画像データとトリミング情報とをカードの情報として出力する出力手段とを備えることとしている。
【0007】
この構成により、ユーザ端末により受け付けたカードの文字情報および画像のデータをカードのプレビューで表示するので、カードの形状と画像貼付部分の形状に応じ、カードに貼り付けた画像のトリミングがユーザ端末により容易に行なうことができる。
また、前記トリミング操作メニュは、画像の回転と移動と拡大と縮小との少なくも一つを含むこととしている。
【0008】
これにより、未加工画面に表示された画像の回転、移動、拡大、縮小のいずれかのトリミング操作ができるので、カードの形状と、画像貼付部分の形状等に応じて、画像内で印刷したい最適部分のトリミングができる。
また、前記未加工画面提示手段は、前記未加工画面に表示する画像データとして、前記記憶手段に記憶された画像データの示す画像の横または縦のいずれかの辺がカードの画像貼付部分の対応する辺に合致するように調整した画像データを提示することとしている。
【0009】
これにより、画像を貼り付けたとき、画像の幅または高さのいずれかと画像貼付部分の幅または高さとが一致してプレビューで表示されるので、拡大、縮小などで合わせる手間が省ける。
また、前記入力画面提示手段は、あらかじめ複数のテンプレートを記憶しているテンプレート記憶部と、前記ユーザ端末からの指示に基づき、前記テンプレート記憶部に記憶された複数のテンプレートを順次、前記ユーザ端末に提示するテンプレート提示部と、 提示した複数のテンプレートのうち一つのテンプレートの選択を前記ユーザ端末から受け付け、前記入力画面に含まれるテンプレートを、選択されたテンプレートに変更するテンプレート変更部と、変更後のテンプレートを含む入力画面を提示する提示部とを有し、前記記憶手段は、さらに、前記提示部が提示する入力画面に含まれるテンプレートを識別するテンプレート識別情報を記憶し、前記未加工画面提示手段は、前記記憶手段に記憶された前記文字情報および画像のデータを前記記憶手段に記憶された前記テンプレート識別情報が示す前記テンプレート記憶部のテンプレートに従いレイアウトしたカードのプレビューとトリミング操作メニュとからなる未加工画面と、前記トリミング操作メニュの操作に対応するトリミングの処理を前記ユーザ端末に指示するトリミング処理指示情報とを前記ユーザ端末に提示しとしている。
【0010】
このような構成によって、ユーザの所望に合ったテンプレートに基づいてカードを作成することができる。
また、前記入力画面提示手段は、あらかじめ複数のテンプレートを記憶しているテンプレート記憶部と、前記ユーザ端末からの指示に基づき、前記テンプレート記憶部に記憶された複数のテンプレートを順次、前記ユーザ端末に提示するテンプレート提示部と、提示した複数のテンプレートのうち一つのテンプレートの選択を前記ユーザ端末から受け付け、前記入力画面に含まれるテンプレートを、選択されたテンプレートに変更するテンプレート変更部と、変更後のテンプレートを含む入力画面を提示する提示部とを有し、前記記憶手段は、さらに、前記提示部が提示する入力画面に含まれるテンプレートを識別するテンプレート識別情報を記憶し、前記未加工画面提示手段は、前記記憶手段に記憶された前記文字情報および画像データを前記記憶手段に記憶された前記テンプレート識別情報が示す前記テンプレート記憶部のテンプレートに従いレイアウトしたカードのプレビューとトリミング操作メニュとからなる未加工画面と、前記トリミング操作メニュの操作に対応するトリミングの処理を前記ユーザ端末に指示するトリミング処理指示情報とを前記ユーザ端末に提示し、前記カード情報出力手段は、前記記憶手段に記憶された文字情報および画像データと、前記文字情報および画像のデータに対応させて前記記憶手段に記録されている前記トリミング情報と、前記記憶手段に記憶された前記テンプレート識別情報が示す前記テンプレート記憶部のテンプレートとからカードイメージの情報を作成し、出力することとしている。
【0011】
このような構成によって、ユーザからカード制作の注文を受け付けることができ、料金の精算ができる。
また、前記出力手段で出力されたカードの情報をもとにカードに印刷する印刷手段を、さらに備えることとしている。
このような構成によって、印刷手段がカード受注装置に備えられているので、カードの印刷を行い、迅速にユーザに配送できる。
【0012】
本発明は、上記課題を解決するため、記憶部を有し、ウエブブラウザを用いてウエブページを閲覧可能なユーザ端末からカードの受注を受け付けるウエブページを持ったカード受注装置の制御方法であって、カードの文字および画像のレイアウトを定めたテンプレートを含む入力画面をウエブページスペースにおいて提示する入力画面提示手段と、ユーザ端末がウエブブラウザを用いて前記入力画面に入力すると、その入力された文字情報および画像データを受け取る受取ステップと、受け取った文字情報および画像データを前記記憶部に記録する記録ステップと、ユーザ端末が前記入力画面に必要事項を入力終了すると起動され、前記記憶部に記録された文字情報および画像データの内容を反映したカードプレビューとトリミング操作メニュとからなる未加工画面を前記入力画面に代えてウエブスペースに提示する未加工画面提示ステップと、ユーザ端末がウエブブラウザから未加工画面中のトリミング操作メニュを操作して画像をトリミングし、トリミングが確定したとき、そのトリミング情報を受け取り、受け取ったトリミング情報を前記記憶部に記録するトリミング情報記録ステップと、前記テンプレートと前記記憶部に記録された文字情報と画像データとトリミング情報とをカードの情報として出力する出力ステップとを有することとしている。
【0013】
この方法によって、ユーザ端末により受け付けたカードの文字情報の文字および画像データの画像をプレビューで表示するので、カードに貼り付けた画像のトリミングがユーザ端末により容易に行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明に係るカード受注システムおよびカード受注装置を図面を用いて説明する。
(一実施の形態)
図1は、本発明に係るカード受注システムの一実施の形態の概念を示す図である。
カード受注システムは、ユーザ端末11、12、あるいは13(以下、「ユーザ端末11等」という)、
と、インタネットのネットワーク20と、カード受注装置100とで構成される。
【0015】
ユーザ端末11等は、ユーザがカード受注システムのカード作成、注文の機能を利用するための端末であり、パソコンまたは携帯端末である。ユーザは、ユーザ端末11等を操作してネットワーク20を通じてカード受注装置100にアクセスする。
ネットワーク20は、インターネットであり、端末装置11等とカード受注装置100との間でのデータ送受信の媒介となる。
【0016】
カード受注装置100は、たとえば、カードの注文に関するWWW(World Wide Web)のウエブページを提供するサーバ装置であり、ユーザ端末11等は、そのウエブページにアクセスする。ウエブページはウエブページの記述言語、例えばHTML(HyperText Markup Language)あるいはXML(Extensible Markup Language)で記述されている。
カード受注装置100は、ユーザ端末11等から、カードの文字データ、画像データの入力と編集の操作を受け付け、それぞれの処理を行なう。さらに、入力済みのカード30のカード制作の注文を受け付けると、指定のカード媒体に印刷して、注文の精算を行う。印刷されたカードは、指定された手段でユーザ宛に配送される。
【0017】
図2は、本実施の形態のユーザ端末11等およびカード受注装置100のブロック構成を示す図である。これらの装置の構成について順次説明する。
端末装置11等は、ウェブのブラウザを有するパソコンであり、モニタ15、入力受付部16、表示制御部17、端末通信部18で構成される。
モニタ15は、表示制御部17の指示により、ウエブの各種のページの表示を行なう。
【0018】
端末通信部18は、ネットワーク20に接続され、ネットワーク20を介してカード受注装置100の通信部121とデータの通信を行なう。端末通信部18は、通信部121からのデータを受信したとき、そのデータを表示制御部17に伝達する。また、入力受付部16および表示制御部17から伝達されたデータを通信部121に送信する。
入力受付部16は、ユーザ端末11等に備え付けのキーボードおよびポインティングデバイス(不図示)の操作によるユーザからの操作あるいはデータの入力を受け付け、受け付けた操作、例えばボタンが押下されたこと、あるいは受け付けたデータを表示制御部17に伝達する。
【0019】
表示制御部17は、カード受注装置100から提示されたウエブページを端末通信部18を介して受け取ると、そのウエブページをモニタ11に表示させる。そして、表示したウエブページのなかのメニュあるいはボタン等が押下されたとき、押下された旨等の情報をどこに伝達するか、という情報を当該ウエブページのメニュあるいはボタンを記述している箇所から得る。そして、入力受付部16から、そのメニュまたはボタンが押下されたことが伝達されると、押下されたことが当該ウエブページに指定された伝達先に伝達し、また、他にも伝達するべき情報の指定があればその情報も伝達する。伝達先は、通常はウエブページの提示元であるが、後述のトリミング操作の回転ボタン等のように、表示制御部17自身に止まるものもある。表示制御部17は、たとえばIE(Internet Explorer、Microsoft社の製品) のブラウザ等で実現される。
【0020】
カード受注装置100は、ユーザDB111、ユーザ別カード情報DB112、テンプレートDB113、通信部121、提示部122、編集部123、印刷部131、精算部132、制御部150により構成される。
ユーザDB111は、ハードディスク等からなり、ユーザごとにユーザ登録の情報と注文履歴の情報とが記録されている。ここで、ユーザとは、医院、会社などの法人をいう。ユーザ登録の情報は、ユーザ登録ページ(後述)を通じて登録される情報であり、ユーザID、ユーザ名、住所、Emailアドレス、パスワード、電話番号、FAX番号、担当者名の項目からなる。また、注文履歴の情報は、ユーザの注文ごとに、注文番号、注文日付、注文されたカードIDの範囲、カード配送方法、カード材料、課金金額、入金金額の項目からなる。ここで、ユーザIDとパスワードは、ユーザのログイン(後述)で参照される。
【0021】
ユーザ別カード情報DB112は、ハードディスク等からなり、ユーザ別にフォルダを設けている。
各フォルダには、新規のカード作成時に参照されるテンプレートの識別名が記録され、また、当該ユーザが作成したすべてのカードのカード情報を記録している。
カード情報は、カードの作成番号であるカードID、カードが参照したテンプレートの識別名、入力テキスト項目のテキスト、フォント変更情報、カードに貼り付けられる画像ファイル、画像のトリミング情報の項目からなる。
【0022】
ここで、入力テキスト項目とは、氏名、生年月日等等のユーザにより入力されたテキスト項目をいい、テキストとは文字列をいい、また、フォントは、テキストのフォントをいう。
テンプレートDB113は、ハードディスク等からなり、カードに印刷されるテキストと画像のレイアウトの情報とをテンプレート別にディスク媒体等に記録している。各テンプレートには、カードの形状とサイズ、ユーザが入力するテキスト項目の定義、テキスト項目ごとのフォントのタイプ、サイズおよび色、無条件で印刷される組み込みテキストおよびその位置とフォントのタイプ、サイズおよび色、画像貼込部分の位置とサイズの情報等が記録されている。テンプレートDB113へのテンプレートの登録または更新は、別途、専用のツールにより行なわれるがその説明は省略する。
【0023】
通信部121は、ネットワーク20を介して、端末装置11等の端末通信部18から送信されたデータを受信し、制御部150または編集部123に伝達する。また、提示部122により提示されたデータを受け取り、端末装置11等の端末通信部18に送信する。
提示部122は、制御部150または編集部123の指示により、端末装置11等のモニタ15に表示すべきウエブのページを提示する。ここで、提示するとは、ウエブのページ等の表示データを通信部121を通じて端末11等の表示制御部17に伝達し、表示制御部17によりモニタ15に表示させるようにすることである。
【0024】
提示部122が提示元の指示により提示するウエブページについて次に述べる。なお、提示されるウェブページは、提示元が内部で記憶している。
提示部122は、制御部150の指示によりカード注文のためのホームページを提示する。
図3は、提示部122が提示するホームページの一例を示す図である。カード注文ホームページ301には、ユーザ登録311、ユーザ作成・注文312およびユーザ履歴313のメニュ項目があり、ユーザ端末11等から、ポインティングデバイスのクリックにより指定できる。
【0025】
提示部122は、また、制御部150の指示によりユーザ登録のためのユーザ登録ページを提示する。
図4は、ユーザ登録ページの一例を示す図である。ユーザ登録ページ401は、新規のユーザを登録するためのページであり、端末11等からのテキストの入力を行なう。入力する項目には、ユーザID411、ユーザ名412、住所413、メールアドレス414、パスワード415、電話番号416、FAX番号417、ユーザ側の担当者418があり、それぞれ入力可能な最大文字数が定められている。ユーザID411とパスワード415は、登録ボタン421による登録後、後述のカードの作成・編集等のページに移行するときに、ユーザ認証のために必要となる。
【0026】
提示部122は、上記に説明したページ以外にも、カード注文ホームページ301において、ユーザ作成・注文312またはユーザ履歴313のメニュ項目が指定されたときに提示するページ等があるが、それらについては後述する。
編集部123は、カードの作成・編集を行なう。編集部123は、カード注文ホームページ301において、カード作成・注文312メニュ項目が選択されたとき、制御部150から指定のユーザIDのユーザによるカード作成・注文の処理を行なう旨の指示を受けとる。指示を受けた編集部123は、指定のユーザIDが示すユーザについてユーザ別カード情報DB112を検索し、当該ユーザのフォルダから、新規カード作成時に参照されるテンプレート識別名と、作成済みの各カードのカードIDおよび氏名とを読み出す。そして、読み出した各カードのカードIDと、入力テキスト項目の一つである氏名とをもとに、カード一覧リストを作成し、カード作成ページを提示する。
【0027】
図5は、カード作成ページの一例を示す図である。カード作成ページ501は、テンプレート識別名ボックス511、変更ボタン512、カード一覧513、既存カード編集ボタン521、新規カード作成ボタン522、注文ボタン523、戻るボタン524からなる。
テンプレート識別名ボックス511には、当該ユーザの新規カード作成時に参照されるテンプレート識別名が表示される。変更ボタン512は、当該ユーザの現在のテンプレートの変更に使用されるボタンであり、変更ボタン512が押下されたことが伝達されると、編集部123は、テンプレートDB113に登録されているテンプレートを読み出し、各テンプレートに基づいて作成したテンプレート選択ページ601を順次、提示する。
【0028】
ここで、「変更ボタン512が押下されたことが伝達される」とは、変更ボタン512がユーザ端末11等において押下されると、ユーザ端末11等の入力受付部16が受け付け、押下の旨を表示制御部17に伝達し、表示制御部17から当該ボタンに関してウエブページにおいて指定された伝達先に、端末通信部18および通信部121を介して伝達されることをいう(以下、同様)。
【0029】
なお、他のボタンの押し下げの場合も同様に伝達される。ここで、ボタンの押下とは、ポインティングデバイスにより、当該ボタンのクリック操作が行われることをいう。変更ボタン512が押下されたことが伝達されると、編集部123は、テンプレートDB113に登録されているテンプレートを読み出し、各テンプレートに基づいて作成したテンプレート選択ページ601を順次、提示する。
【0030】
図6は、テンプレート選択ページの2つの例を示す図である。
テンプレート選択ページ601は、タイトル欄610と、テンプレート欄620、ボタン欄630の3つの欄からなる。
タイトル欄610には、テンプレート識別名とテンプレート番号/テンプレート数とが表示される。テンプレート選択ページ601の例は、テンプレート識別名は「医院一般型」であり、テンプレート数は20でありテンプレート番号は1であることを示している。
【0031】
テンプレート欄620には、カードのテキスト項目と画像貼付部分とがレイアウトされたカードのプレビューと同様に表示される。たとえば、画像貼付部分611は、貼付部分の矩形を示し、医院名612、医院情報等のテキストボックスは、テキストが入力されることを示し、生年月日615等は、無条件で印刷される組込テキストであることを示している。カード枠614のサイズ、画像貼付部分611のサイズ、組込テキストおよび各テキストボックスのフォントのサイズ、タイプおよび色がそれぞれ定められており、カーソルをテキストボックス等に移動すると、それらの情報が表示制御部17により表示される。
【0032】
ボタン欄630は、選択ボタン631、次のテンプレートボタン632、戻るボタン633から成る。
選択ボタン631の押下がされたことが伝達されると、編集部123は、ユーザ別カード情報DB112の当該ユーザのフォルダに記録されている新規のカード作成時に参照されるテンプレートの識別名を、選択されたテンプレートの識別名に変更し、また、図5のテンプレート511を選択されたテンプレート識別名に変更して、変更後のテンプレート識別名に基づきカード作成ページ501を提示する。
【0033】
また、次のテンプレートボタン632の押下がされたことが伝達されると、編集部123は、次のテンプレート選択ページ602を提示する。たとえば、テンプレート選択ページ602は、「医院一般右型」であり、画像貼付部分621、会社名622、会社情報623の位置が右側に配置され、テンプレート選択ページ601の「医院一般左型」とは異なった配置になっている。
【0034】
また、戻るボタン633の押下がされたことが伝達されると、編集部123は、新規のカード作成時に参照されるテンプレートを変更しないで、再びカード作成ページ501を提示する。
図5に戻って、カード作成ページ501のカード一覧513は、作成済みのカード一覧リストを表示する。ここで、ユーザ端末11等において、カード一覧513の任意のカードが選択されると、反転表示される。
【0035】
新規カード作成ボタン521は、カード一覧513で提示された作成済みカードに追加して、新規にカードを作成するためのボタンである。編集部123は、新規カード作成ボタン521の押下がされたことが伝達されると、テンプレート識別名ボックス511で提示されているテンプレートをテンプレートDB113から読み出し、読み出したテンプレートをもとにカード入力ページを提示する。
【0036】
図7は、カード入力ページの一例を示す図である。医院のスタッフ用で写真の貼り付け場所が左側にある「医院一般左型」のテンプレート601の場合におけるカード作成ページ501を例に、カード入力ページ701の内容を以下に詳しく述べる。
カード入力ページ701は、氏名711、name712、肩書713、No.714、生年月日715、発行年月日716、医院名称717、医院情報718、画像アップロードボタン722、トリミングボタン723、フォントボタン724、テンプレート識別名725、カードプレビュー726、次カードボタン731、戻るボタン732からなる。
【0037】
氏名711から医院情報718までの各項目のボックスは、テキストボックスであり、ユーザ端末11等のキーボードにより入力されたテキストを受け取る。
更新ボタン721は、上記の各テキストボックスに入力されたテキストの更新処理を行うためのボタンである。編集部123は、更新ボタン721が押下されたことが伝達されると、氏名711等の各テキストも続いて伝達されるので、それらを受け取る。現在のカードが新規作成の場合、新規のカードID(作成済みカードIDの最大値+1)が付与され、ユーザ別カード情報DB112の当該ユーザのフォルダに新規のカード情報として、カードID、カードが参照しているテンプレート識別名、および受け取った各テキストを記録する。また、現在のカードが、作成済みのカードの編集中である場合、上記の氏名711等のテキストで、ユーザ別カード情報DB112の当該ユーザのフォルダにおける当該カード情報の上記各テキスト項目のテキストを受け取った各テキストで更新する。
【0038】
そして、カード入力ページ701の提示に戻る。その提示においては、カードプレビュー726における氏名711等は、受け取った各テキストで更新して提示する。カード入力ページ701は、更新ボタン721の押下後に編集部123により提示されたページの例を示している。
画像アップロードボタン722は、たとえばテンプレート601における画像貼付部分611に貼り付ける画像データのファイルをアップロードするためのボタンである。ここで、アップロードとは、端末11等にあるファイルをカード受注装置100にネットワーク越しに転送し、コピーすることである。
【0039】
編集部123は、画像アップロードボタン722の押下により、画像アップロードページを表示する。
図8は、画像アップロードページの一例を示す図である。図7(a)の画像アップロードページ801は、パス名入力テキストボックス811、参照ボタン812、アップロードボタン813、戻るボタン814からなる。
【0040】
パス名入力テキストボックス811は、画像ファイル名を含むパス名を入力するボックスである。ユーザ端末11等のキーボードから入力することができる。
参照ボタン812は、パス名入力テキストボックス811への画像ファイルの入力を、ファイルフォルダ下の画像ファイルの指定により行なうためのボタンである。参照ボタン812の押下により、ユーザ端末11等の表示制御部17は、図7(b)に示したようなファイルの選択のためのダイアログボックス802を端末11等のモニタ15にポップアップで表示させる。ダイアログボックス80は、現在のフォルダ821、現在のフォルダ821に記録されている画像ファイル群822、開くボタン831、戻るボタン832からなる。ユーザにより所望の画像ファイルが選択され、開くボタン831が押下されたことが伝達されると、表示制御部17は、ダイアログボックス80を消去し、そのパス名をパス名入力テキストボックス811に設定する。
【0041】
アップロードボタン813がユーザ端末11にて押下されると、画像データは次のようにしてアップロードされる。
まず、アップロードボタン813の押下が入力受付部16から、表示制御部17に伝達される。表示制御部17は、アップロードボタン813が押下されたときの伝達先がカード受注装置100の編集部123であることを、画像アップロードページ801から得る。表示制御部17は、アップロードボタン813が押下された旨と、アップロードボタン813の押下がパス名入力テキストボックス811で設定されたパス名の画像ファイルの画像データとの伝達先をカード受注装置100の編集部123として端末通信部18に伝達の指示を行い、端末通信部18は通信部121を通じて編集部123に伝達する。次に、編集部123は、伝達された画像データを受け取り、ユーザ別カード情報DB112の当該ユーザのフォルダにおける当該カードのカード情報のうちの画像ファイルとして作成するとともに、現在作成中または編集中のカードにおいて、当該画像の画像貼付部分に貼り付ける画像ファイルとして設定する。
【0042】
なお、既に当該画像貼付部分の画像ファイルが設定済みであれば、設定済みの画像ファイルを今アップロードした画像ファイルで置き換える。画像ファイルは、たとえばJPEG(Joint Photographic Experts Group)またはPNG(Portable Network Graphics)の画像圧縮形式であればよい。
アップロードした画像ファイルを、編集部123は、端末11等が表示できるように調整し、調整された表示画像データに基づいて画像のトリミングを行なわせるためのトリミングページを提示する。
【0043】
アップロード後にはじめてトリミングページを提示する際、表示画像データが示す画像は、画像ファイルが示す画像の矩形と縦横比が同じ画像で、その中心がカードの画像貼付部分の中心と一致し、カードの画像貼付部分をすべて包含する画像のうち面積が最小の画像である。言い換えれば、画像ファイルが示す画像の矩形の横の辺(横幅)の長さをw、縦の辺(高さ)の長さh、また、画像貼付部分の横の辺の長さをW、縦の辺(高さ)の長さをHとすると、h/w<H/Wならば両方の縦の辺がちょうど対応するように画像ファイルが示す画像の各辺H/h倍に拡大(または縮小)した画像を表示画像データとする。また、h/w>H/Wならば、画像の各辺をW/w倍に拡大(または縮小)した画像を表示画像データとする。h/w=H/Wならば、H/h倍あるいはW/w倍のどちらでも同じであり、このときは、表示画像データは画像貼付部分に過不足なく納まる。
【0044】
上記のように調整された表示画像データが示す画像は、あくまでもトリミングされる前の画像であり、その意味で未加工の画像である。したがって、上記のトリミングページは、未加工の画像を含む画面である未加工画面を提示するウエブページである。
提示の際、調整された表示画像データの示す画像の中心は画像貼付部分の中心と一致する。また、トリミングページの提示を受けて、表示制御部17によりモニタ15に表示される画像は、表示画像データの示す画像と当該画像の貼付部分との共通部分である。
【0045】
なお、図8(a)の戻るボタン814、(b)の戻るボタン832はいずれもそれぞれのページでの処理を行なわないでもとのページに戻るためのボタンであり、編集部123はこれらのボタンの押下がされたことが伝達されると、それぞれのもとのページを提示する。
図9は、トリミングページの一例を示す図である。トリミングページ901は、回転ボタン911、拡大ボタン912、縮小ボタン913、プレビュー921、更新ボタン931からなる。
【0046】
回転ボタン911が押下されると、ユーザ端末11等の表示制御部17は、画像の中心を軸に90度単位で時計周りに順次回転させて表示する。
同様に、拡大ボタン912の押下の場合、表示制御部17は当該画像を5%単位で拡大し、縮小ボタン913の押下の場合、5%単位で縮小して表示する。また、ボタン操作ではないが、画像のドラッグ操作が行われると、それに対応させて移動した画像を表示する。トリミングページ901に示した画像は、トリミングの一例として拡大ボタン912により拡大された画像を表示している。なお、拡大または縮小、回転、移動を組み合わせたトリミングももちろん可能である。
【0047】
ここで、回転等の操作による画像の回転等の画像表示は、ユーザ端末11等の表示制御部17が行うとした。画像表示の処理を、表示制御部17は、市場に流通している画像表示ソフト、たとえば端末11等のブラウザのプラグインであるマクロメディア(マクロメディア社の登録商標)フラッシュプレーヤーに行なわせるようにしてもよい。その場合、トリミングページ901にアクションスクリプト(不図示)を組み込み、回転ボタン911の押下で画像を90度単位で回転させて表示し、拡大ボタン912または縮小ボタン913の押し下げで、画像を5%単位で拡大または縮小して表示し、ドラッグ操作では画像を移動して、マクロメディア(マクロメディア社の登録商標)フラッシュプレーヤーがそれぞれ表示するようにという指示をアクションスクリプトに記述しておけばよい。アクションスクリプトは、このようにトリミング操作メニュの操作に対応するトリミングの処理を前記ユーザ端末に指示するトリミング処理指示情報を記載している。マクロメディア社のアクションスクリプトについては公知であるので、その説明は省略する。
【0048】
更新ボタン931が押下されたことが伝達されると、画像貼付部分922の画像のトリミングに関する情報、つまり回転角度、トリミング領域(矩形領域)の左上座標、幅、高さからなるトリミング情報が、ユーザ端末11等の表示制御部17から端末通信部18等を介して編集部123に伝達される。編集部123は、伝達されたトリミング情報を、ユーザ別カード情報DB112の当該ユーザフォルダのうち、作成中または編集中のカードのカード情報におけるトリミング情報として登録または更新し、編集部123は再びカード入力ページ701を提示する。
【0049】
図7において、カード入力ページ701のトリミングボタン723が押下されたことが伝達されると、編集部123は、トリミングページ901を提示し、上記と同様な処理を行なう。
フォントボタン724が押下されたことが伝達されると、編集部123は、フォント変更ページ(不図示)を提示する。フォント変更ページにおいて、当該カードが参照しているテンプレートにおいて定めているテキスト項目別のフォントのタイプ、サイズ、色の設定を変更することができる。ここで、テキスト項目とは、氏名など文字からなる項目をいう。フォント変更ページにある更新ボタンが押下されたことが伝達されたとき、編集部123は、ユーザ別カード情報DB112の当該ユーザのフォルダの当該カード情報におけるフォント変更情報として登録または更新する。
【0050】
カードプレビュー726は、新規カードの作成中または作成済みカードの編集中のカードの印刷イメージを表示したものである。
カードプレビュー726の表示内容は、更新ボタン721、写真アップロードボタン722、画像編集ボタン723、フォント変更ボタン724の操作により変更が行われる。
カード入力ページ701において、次カードボタン731が押下されたことが伝達されると、編集部123は、現在のカードが新規作成中であれば、カード作成ページ501の新規カード作成ボタン521の押下がされたことが伝達されたときと同様の編集処理を行なう。また、作成済みカードの編集中であり、しかも編集中の次のIDの作成済みカードがあれば、カード作成ページ501の既存カード編集ボタン522の押下がされたことが伝達されたときと同様の編集処理を行なう。
【0051】
戻るボタン732の押下の旨の伝達を受けると、編集部123は、再びカード作成ページ501を提示する。
図5に戻って、既存カード編集ボタン522は、カード一覧513において現在選択されているカードの編集を行なうためのボタンである。既存カード編集ボタン522が押下されると、押下の旨とカード一覧513で選択されているカードのカードIDとが編集部123に伝達される。編集部123は、伝達されたカードIDのカード情報をユーザ別カード情報DB112から読み出す。また、当該カードが参照しているテンプレートを当該カード情報におけるテンプレート識別情報に基づきテンプレートDB113から読み出す。そして、読み出したカード情報およびテンプレートをもとにカード入力ページ701を作成して提示する。提示の際、編集部123は、カード情報に入力済みのテキスト項目があればそれらを表示し、画像ファイルがカードの画像貼付部分に貼り付けられていれば、それらもカード入力ページ701に含めて提示する。また、カード情報にフォント変更情報とトリミング情報が含まれていれば、それらの情報に基づき、テキストと画像の提示を行なう。
【0052】
注文ボタン731が押下されたことが伝達されると、編集部123は制御部150に対して、カード注文処理を依頼するとともに制御を渡す。制御部150から制御を受けとり、編集部123は、再びカード作成ページ501を表示する。
戻るボタン524の押下の旨の伝達を受けると、編集部123は制御部150に対してカード注文ホームページ301の提示を依頼するとともに、制御を渡す。
【0053】
制御部150は、他の構成要素の制御を行ない、ユーザ登録、ユーザ認証チェック、カードの作成と注文、印刷、精算に関する処理を行なう。制御部150は、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)に記録されたプログラム、プログラムが実行するCPUおよびメモリからなる。なお、各種DBを除く他の構成要素も同様である。
ユーザ端末11等からカード注文ホームページ301へのアクセス要求があったとき、制御部150は、当該のユーザ端末11等に対してカード注文ホームページ301を提示する。
【0054】
カード注文ホームページ301において、ユーザ登録311が指定されると、その旨が制御部150に伝達される。制御部150は、ユーザ登録ページ401を提示し、ユーザ端末11等からの登録情報の伝達を待つ。ユーザ端末11等において、入力受付部16は、ユーザID411等の入力を受け付け、受け付けたテキストを表示制御部17に伝達し、表示制御部17は伝達されたテキストを表示する。
【0055】
登録ボタン311が押下(ポインティングデバイスによるクリック、以下同様)されると、ユーザ端末11等の表示制御部17によりユーザID411等のユーザ登録に関する情報が端末通信部18に伝達され、端末通信部18から通信部121を介して制御部150に伝達される。制御部150は、ユーザ登録に関する情報をユーザDB111に登録する。登録後、カード注文ホームページ301を提示する。
【0056】
カード注文ホームページ301において、カード作成・注文ボタン312が指定されたことが伝達されると、制御部150は、ユーザログインのダイアログボックス(不図示)を提示し、ユーザIDとパスワードの入力を待つ。
ユーザIDとパスワードの入力が行なわれ、それらの情報が伝達されると、制御部150は、ユーザDB111を検索し、伝達されたユーザIDが登録されているか否かチェックし、登録されていれば伝達されたパスワードと登録されているパスワードとが一致するか否かチェックする。
【0057】
パスワードが一致すれば、ユーザ認証は成功であり、ユーザIDとカード作成ページ501の提示を指示する指示情報とを編集部123に伝達し、制御を編集部123に渡す。
また、編集部123から制御を渡され、そのとき編集部123からカード注文処理の依頼があれば、制御部150は、カード注文ページの提示を行う。ユーザ認証が失敗の場合は、再びカード注文ホームページ301におけるユーザ端末11等からの選択を待つ。
【0058】
図10は、カード注文ページの一例を示す図である。カード注文ページ1001は、注文カードIDの範囲1011、カード配送方法1012、カード材料1013の各入力項目、発注ボタン1031、戻るボタン1032からなる。注文カードIDは、図5のカード一覧513に表示されている作成済みのカードのIDから選択する。
発注ボタン1031が押下されると、その旨と注文カードIDの範囲1011等の入力情報とが制御部150に伝達される。制御部150は、伝達された入力情報である注文カードIDの範囲1011、カード配送方法1012、およびカード材料1013に、注文番号(当該ユーザの注文を識別する番号)、注文月日と、空欄とした課金金額および入金金額の項目とを加えて新規の注文情報とし、ユーザDB111の当該ユーザの注文履歴情報に記録する。
【0059】
また、制御部150は、当該ユーザのユーザIDと当該注文情報とを印刷部131に伝達して、カードの印刷を行なわせる。同様に、ユーザIDと当該注文番号とを精算部132に伝達して、カード注文の精算処理を行なわせる。そして、再び入力項目をカード注文ホームページ301を提示する。
戻るボタン1001が押下されたことが伝達されると、制御部150は、カード入力ページ701に戻すため、制御を編集部123に戻す。
【0060】
カード注文ホームページ301において、カード注文履歴313が押下されたことが伝達されると、制御部150は、ユーザログインのダイアログボックスを提示し、カード作成・注文ボタン312の場合と同様にユーザ認証を行なう。ユーザ認証が成功の場合、ユーザDB111の当該ユーザの注文情報を読み出し、それをもとにユーザ履歴ページ1101を提示する。
【0061】
図11は、ユーザ履歴ページの一例を示す図である。ユーザ履歴ページ1101は、注文履歴一覧1111と戻るボタン1132とからなる。
戻るボタン1132が押下されたことが伝達されると、制御部150は、カード注文ホームページ301を提示する。
印刷部131は、制御部150から伝達されたユーザIDと注文情報とをもとに、カードの印刷を行なう。ユーザ別カード情報DB112に記録されている指定のユーザのフォルダにおいて、注文された範囲にあるカードIDの各カード情報を読み出し、また、当該カード情報に記録されているテンプレートの識別名が示すテンプレートをテンプレートDB113から読み出す。読み出したカード情報のうち、
入力テキスト項目のテキスト、フォント変更情報、カードに貼り付けられる画像ファイルおよび画像のトリミング情報と、上記テンプレートとをもとに、カードの印刷を行なうための印刷データを作成し、注文情報のカード材料として指定されたカードに印刷する。読み出される上記カード情報には、カードに貼り付ける画像ファイルと画像ファイルが示す画像のトリミング情報とが含まれ、印刷する画像データの作成に使用される。
【0062】
精算部132は、制御部150からユーザIDと注文番号とを受け取ると、注文料金の精算を次のように行なう。ユーザDB111のうち、指定のユーザIDのユーザの注文履歴情報のうち指定の注文番号の注文情報を検索し、上記注文情報をもとに算出した料金を課金金額の項目に記載する。また、精算部132は、ユーザにより別途、上記料金が払い込まれると入金金額の項目に記載する。
【0063】
次に、本実施の形態の動作を図12に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、制御部150は、ユーザ端末11等からホームページへのアクセス要求があると、カード注文ホームページ301を提示する(S1201)。
カード注文ホームページ301において、ユーザ登録311が指定されたことが伝達されると(S1203)。制御部150は、ユーザ登録ページ401を提示し、ユーザ端末11等からの登録情報の伝達を待つ。
【0064】
ユーザ端末11等において、入力受付部16は、ユーザ登録ページ401に対するユーザID411等の入力を受け付け、受け付けたテキストを表示制御部17に伝達し、表示制御部17は伝達されたテキストをモニタ15に表示する(S1211)。
登録ボタン421が押下されると(S1213)、その旨とユーザ端末11等の表示制御部17によりユーザID411等のユーザ登録に関する入力情報とが端末通信部18と通信部121とを介して制御部150に伝達される。制御部150は、伝達された入力情報に基づいてユーザDB111に新規ユーザとして登録する(S1215)。登録後、再びカード注文ホームページ301を提示する。
【0065】
また、ユーザ登録ページ401において戻るボタン422が押下されたことが伝達されると(S1213)、再びカード注文ホームページ301を提示する。
カード注文ホームページ301において、カード作成・注文ボタン312またはカード注文履歴313が指定されると、ユーザ個別の処理が必要なため、制御部150は、ユーザログインのダイアログボックスを提示し、ユーザIDとパスワードの入力を待つ。ユーザ端末11等においてユーザIDとパスワードの入力が行なわれ、それらの入力情報が伝達されると、制御部150は、ユーザDB111を検索し、伝達されたユーザIDのユーザが登録されているか否かチェックし、登録されていれば伝達されたパスワードと登録されている当該ユーザのパスワードとが一致するか否かをチェックする(S1223)。
【0066】
パスワードが一致すれば、ユーザ認証は成功である。
カード注文履歴313が押下されたことが伝達されると(S1225においてNOの場合)、制御部150は、ユーザDB111の当該ユーザの注文履歴情報を読み出し、注文履歴情報における各注文情報をもとにユーザ履歴ページ1101を表示する(S1227)。ユーザ履歴ページ1101の戻るボタン1132が押下されたことが伝達されると、カード注文ホームページ301の提示に戻る。
【0067】
カード作成・注文ボタン312が押下されたことが伝達されると(S1225)、制御部150は、指定のユーザIDのユーザについて、編集部123に対してカード作成ページ501の提示を行なうよう指示する。
編集部123は、制御部150からの指示により、ユーザ別カード情報DB112において指定のユーザIDのユーザフォルダを検索し、そのユーザフォルダに記録されているテンプレート識別名および各カード情報をもとに、カード作成ページ501を作成し、提示する(S1231)。
【0068】
カード作成ページ501において、テンプレートの変更ボタン512の押下がされたことが伝達されると(S1233)、編集部123は、テンプレートDB113に登録されているテンプレートを読み出す。そして、先頭のテンプレートから順に、テンプレートに基づいて作成したテンプレート選択ページ601を提示する(S1235)。
テンプレート選択ページ601において、選択ボタン631の押下がされたことが伝達されると(S1237)、編集部123は、ユーザ別カード情報DB112の当該ユーザのフォルダに記録されている新規のカード作成時に参照されるテンプレート識別名を、選択されたテンプレートの識別名に更新し、カード作成ページ1のテンプレート511を選択されたテンプレート識別名に変更し(S1239)、S1231に戻る。
【0069】
「次のテンプレートボタン」632の押下がされたことが伝達されると(S1238)、次のテンプレートを表示するため、S1235に戻る。戻るボタン633の押下がされたことが伝達されると(S1238でNOの場合)、S1231に戻る。
カード作成ページ501において、注文ボタン523の押下がされたことが伝達されると(S1301)、制御部150は編集部123から制御を受けとり、カード注文ページ1001を提示し、注文に関する入力情報を受け付ける(S1303)。カード注文ページ1001において、発注ボタン1031の押下がされたことが伝達されると(S1301)、制御部150は、注文に関する入力情報も伝達されるので、伝達された情報に注文番号、注文日付等を追加した情報を注文情報として、ユーザDB 111の当該ユーザの注文履歴情報に記録する。そして、当該注文情報に関して、印刷部131にカード印刷を、また精算部132に精算をそれぞれ指示する。
【0070】
印刷部131は、注文情報において注文範囲にあるカードIDのカードごとに、当該カードのカード情報をユーザ別カード情報DB112から読み出し、また、当該カード情報に記録されているテンプレートの識別名が示すテンプレートをテンプレートDB113から読み出す。そして、読み出したカード情報とテンプレートとをもとに、カードへの印刷が可能な形式の印刷データを作成し、注文されたカード材料のカードに印刷する(S1307)。読み出されるカード情報には、カードに貼り付ける画像ファイルと画像ファイルが示す画像のトリミング情報とが含まれ、印刷する画像の作成に使用される。
【0071】
精算部132は、ユーザDB 111の当該ユーザの注文履歴情報に記録されている当該注文情報が示す注文に関する費用を課金金額として算出して、課金金額の項目に記載する(S1309)。
そして、制御部150は、S1303に戻る。
カード注文ページ1001において、戻るボタン1032の押下がされたことが伝達されると(S1305においてNOのとき)、編集部123は制御部150から制御を受けとり、S1231に戻る。
【0072】
カード作成ページ501において、既存カード編集ボタン522の押下がされたことが伝達されると(S1321)、編集部123は、指定の作成済みカード情報をユーザ別カード情報DB112から読み出す(S1323)。また、当該カードが参照しているテンプレートを当該カード情報テンプレートDB113から読み出す(S1324)。読み出したカード情報とテンプレートとをもとにカード入力ページ701を作成して提示し(S1325)、カードの情報に関する入力を待つ。
【0073】
カード入力ページ701において、更新ボタン721が押下されたことが伝達されると(S1327)、編集部123は、氏名711等の入力情報を、ユーザ端末11等から通信部121を介して受け取る。現在のカードが新規作成の場合、新規のカードID(ユーザごとの作成順通し番号)が付与され、ユーザ別カード情報DB112の当該ユーザのフォルダに新規のカードとして、そのカードID、カードが参照しているテンプレート識別名、および上記各テキストを記録する。また、現在のカードが作成済みのカードの編集の場合、上記入力情報の氏名711等のテキストで、ユーザ別カード情報DB112の当該ユーザのフォルダの当該カードの上記各テキスト項目のテキストを更新し、S1325に戻る。
【0074】
カード入力ページ701において、画像アップロードボタン722が押下されたことが伝達されると(S1331)、画像アップロードページ801を表示する(1333)。
画像アップロードページ801において、アップロード対象の画像ファイルのパス名が指定され、アップロードボタン813が押下されたことが伝達されると、上記画像ファイルの画像データもユーザ端末11等から続いて伝達されるので、編集部123は、画像ファイルをユーザ別カード情報DB112の当該ユーザのフォルダの当該カード情報における画像ファイルとして記録し、現在作成中または編集中のカードにおいて、画像貼付部分に貼り付ける画像ファイルとして設定する(S1335)。そして、アップロードした画像ファイルを、編集部123は、端末11等が表示できる表示画像データに変換し、画像のトリミングを行なうために、S1343に移行する。
【0075】
カード入力ページ701において、トリミングボタン723が押下されたことが伝達されると(S1343)、編集部123は、トリミングページ901を提示する(S1343)。
ユーザ端末11等において、トリミングページ901の回転ボタン911、拡大ボタン912、縮小ボタン913がユーザにより押下されると、画像が表示制御部17により、90度単位の時計回りの回転、5%単位の拡大あるいは縮小がされて表示され、またドラッグにより画像が移動されて表示される(S1345)。このようにして画像がトリミングされた後、更新ボタン931が押下されたことが伝達されると(S1347)、回転角度、トリミング領域の左上座標、幅、高さからなるトリミング情報が、ユーザ端末11等の表示制御部17から端末通信部18等を介して編集部123に伝達される。編集部123は、伝達されたトリミング情報に基づいてユーザ別カード情報DB112の当該ユーザのフォルダの当該カード情報におけるトリミング情報として登録または更新し(S1349)、S1325に戻る。
【0076】
カード入力ページ701において、フォントボタン724が押下されたことが伝達されると(S1361)、編集部123は、フォント変更ページを提示する。フォント変更ページにおいて、当該カードが参照しているテンプレートにおいて定めているテキスト項目別のフォントのタイプ等を変更するフォント変更の操作を受け付ける(S1363)。フォント変更ページにおいて更新ボタンが押下されたことが伝達されたとき(S1365)、編集部123は、フォント変更情報として、ユーザ別カード情報DB112の当該ユーザのフォルダの当該カード情報に記録する(S1367)。そして、S1325に戻る。
【0077】
カード入力ページ701において、次カードボタン731が押下されたことが伝達されると(S1371)、編集部123は、現在のカードの次のIDのカードの作成または編集を行なうため、、S1321に移行する(S1371においてNOの場合)。カード入力ページ701において、戻るボタン732が押下されたことが伝達されたとき(S1361)、S1231に戻る。
【0078】
上記実施の形態では、トリミングの操作ごとの結果の画像表示をユーザ端末で行なうとして説明したけれども、回転、拡大等のボタン押下の伝達を受けて、カード受注装置が画像表示の変更を行うようにしてもよい。こうすることにより、サーバとの通信が余分に必要となるが、ユーザ端末にプラグインのソフトをインストールする必要がなくなる。
また、本実施の形態のユーザ端末を、パソコンとしたけれども、WWWのブラウザが動作可能な端末、たとえばPDA(Personal Digital Assistant)としてもよい。
【0079】
また、本実施の形態の印刷装置はカード受注装置にローカル接続されているとして説明したが、ネットワーク接続されていてもよい。
また、本実施の形態を、カード受注装置としたけれども、カード受注装置各構成要素の機能をコンピュータに実行させるプログラム及び方法としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0080】
本発明に係るカード受注装置は、受注側のカード印刷業界において受注促進手段として利用され、また発注側のユーザ、たとえばあらゆる業種の企業、病院等で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】本発明に係るカード受注装置の一実施の形態の概念図である
【図2】上記実施の形態の構成図である。
【図3】上記実施の形態の提示部122が提示するホームページの一例を示す図である。
【図4】上記実施の形態のユーザ登録ページの一例を示す図である。
【図5】上記実施の形態のカード作成ページの一例を示す図である。
【図6】上記実施の形態のテンプレート選択ページの2つの例を示す図である。
【図7】上記実施の形態のカード入力ページの一例を示す図である。
【図8】上記実施の形態の画像アップロードページの一例を示す図である。
【図9】上記実施の形態のトリミングページの一例を示す図である。
【図10】上記実施の形態のカード注文ページの一例を示す図である。
【図11】上記実施の形態のユーザ履歴ページの一例を示す図である。
【図12】上記実施の形態の動作を説明するフローチャート(その1)である。
【図13】上記実施の形態の動作を説明するフローチャート(その2)である。
【符号の説明】
【0082】
11、12,13 ユーザ端末
15 モニタ
16 入力受付部
17 表示制御部
18 端末通信部
20 インターネット
30 カード
100 カード受注装置
111 ユーザDB
112 ユーザ別カード情報DB
113 テンプレートDB
121 通信部
122 提示部
123 編集部
131 印刷部
132 精算部
150 制御部
301 カード注文ホームページ
401 ユーザ登録ページ
501 カード作成ページ
601 テンプレート選択ページ
701 カード入力ページ7
801 画像アップロードページ
802 ファイルの選択のためのダイアログボックス
901 トリミングページ
1001 カード注文ページ
1101 ユーザ履歴ページ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウエブブラウザを用いてウエブページを閲覧可能なユーザ端末と、当該ユーザ端末からカードの受注を受け付けるウエブページを持ったカード受注装置とからなるカード受注システムであって、
前記カード受注装置は、
カードの文字および画像のレイアウトを定めたテンプレートを含む入力画面をウエブページスペースにおいて提示する入力画面提示手段と、
ユーザ端末がウエブブラウザを用いて前記入力画面に入力すると、その入力された文字情報および画像データを受け取る受取手段と、
受け取った文字情報および画像データを記憶する記憶手段と、
ユーザ端末が前記入力画面に必要事項を入力終了すると起動され、記憶手段に記憶された文字情報および画像データの内容を反映したカードプレビューとトリミング操作メニュとからなる未加工画面を前記入力画面に代えてウエブスペースに提示する未加工画面提示手段と、
ユーザ端末がウエブブラウザから未加工画面中のトリミング操作メニュを操作して画像をトリミングし、トリミングが確定したとき、そのトリミング情報を受け取り、受け取ったトリミング情報を前記記憶手段に記録するトリミング情報記録手段と、
前記テンプレートと前記記憶手段に記憶された文字情報と画像データとトリミング情報とをカードの情報として出力する出力手段とを備えることを特徴とするカード受注システム。
【請求項2】
ウエブブラウザを用いてウエブページを閲覧可能なユーザ端末からカードの受注を受け付けるウエブページを持ったカード受注装置であって、
カードの文字および画像のレイアウトを定めたテンプレートを含む入力画面をウエブページスペースにおいて提示する入力画面提示手段と、
ユーザ端末がウエブブラウザを用いて前記入力画面に入力すると、その入力された文字情報および画像データを受け取る受取手段と、
受け取った文字情報および画像データを記憶する記憶手段と、
ユーザ端末が前記入力画面に必要事項を入力終了すると起動され、記憶手段に記憶された文字情報および画像データの内容を反映したカードプレビューとトリミング操作メニュとからなる未加工画面を前記入力画面に代えてウエブスペースに提示する未加工画面提示手段と、
ユーザ端末がウエブブラウザから未加工画面中のトリミング操作メニュを操作して画像をトリミングし、トリミングが確定したとき、そのトリミング情報を受け取り、受け取ったトリミング情報を前記記憶手段に記録するトリミング情報記録手段と、
前記テンプレートと前記記憶手段に記憶された文字情報と画像データとトリミング情報とをカードの情報として出力する出力手段とを備えることを特徴とするカード受注装置。
【請求項3】
前記トリミング操作メニュは、画像の回転と移動と拡大と縮小との少なくも一つを含むことを特徴とする請求項2記載のカード受注装置。
【請求項4】
前記未加工画面提示手段は、前記記憶手段に記憶された画像データの示す画像の横または縦のいずれかの辺がカードの画像貼付部分の対応する辺に合致するように調整した画像データを提示することを特徴とする請求項2記載のカード受注装置。
【請求項5】
前記入力画面提示手段は、
あらかじめ複数のテンプレートを記憶しているテンプレート記憶部と、
前記ユーザ端末からの指示に基づき、前記テンプレート記憶部に記憶された複数のテンプレートを順次、前記ユーザ端末に提示するテンプレート提示部と、
提示した複数のテンプレートのうち一つのテンプレートの選択を前記ユーザ端末から受け付け、前記入力画面に含まれるテンプレートを、選択されたテンプレートに変更するテンプレート変更部と、
変更後のテンプレートを含む入力画面を提示する提示部とを有し、
前記記憶手段は、さらに、
前記提示部が提示する入力画面に含まれるテンプレートを識別するテンプレート識別情報を記憶し、
前記未加工画面提示手段は、
前記記憶手段に記憶された前記文字情報および画像データを前記記憶手段に記憶された前記テンプレート識別情報が示す前記テンプレート記憶部のテンプレートに従いレイアウトしたカードのプレビューとトリミング操作メニュとからなる未加工画面と、前記トリミング操作メニュの操作に対応するトリミングの処理を前記ユーザ端末に指示するトリミング処理指示情報とを前記ユーザ端末に提示し、
前記カード情報出力手段は、
前記記憶手段に記憶された文字情報および画像データと、前記文字および画像のデータに対応させて前記記憶手段に記録されている前記トリミング情報と、前記記憶手段に記憶された前記テンプレート識別情報が示す前記テンプレート記憶部のテンプレートとからカードイメージの情報を作成し、出力することを特徴とする請求項2記載のカード受注装置。
【請求項6】
前記出力手段で出力されたカードの情報をもとにカードに印刷する印刷手段を、さらに備えることを特徴とする請求項2記載のカード受注装置。
【請求項7】
記憶部を有し、ウエブブラウザを用いてウエブページを閲覧可能なユーザ端末からカードの受注を受け付けるウエブページを持ったカード受注装置の制御方法であって、
カードの文字および画像のレイアウトを定めたテンプレートを含む入力画面をウエブページスペースにおいて提示する入力画面提示手段と、
ユーザ端末がウエブブラウザを用いて前記入力画面に入力すると、その入力された文字情報および画像データを受け取る受取ステップと、
受け取った文字情報および画像データを前記記憶部に記録する記録ステップと、
ユーザ端末が前記入力画面に必要事項を入力終了すると起動され、前記記憶部に記録された文字情報および画像データの内容を反映したカードプレビューとトリミング操作メニュとからなる未加工画面を前記入力画面に代えてウエブスペースに提示する未加工画面提示ステップと、
ユーザ端末がウエブブラウザから未加工画面中のトリミング操作メニュを操作して画像をトリミングし、トリミングが確定したとき、そのトリミング情報を受け取り、受け取ったトリミング情報を前記記憶部に記録するトリミング情報記録ステップと、
前記テンプレートと前記記憶部に記録された文字情報と画像データとトリミング情報とをカードの情報として出力する出力ステップとを有することを特徴とするカード受注装置の制御方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−139409(P2006−139409A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−326828(P2004−326828)
【出願日】平成16年11月10日(2004.11.10)
【出願人】(504415935)有限会社 シーディーシー (1)
【Fターム(参考)】