説明

カーブソーケース

【課題】カーブソー専用と限定せず、足部締着ベルト挿通孔に締着ベルトを挿通し、ケース本体を人体足部に締着したり、ズボンベルトに吊着して作業時に携帯できるようにし、カーブソーや直方形状の鋸も収納でき、更に高枝用折畳鋸では使用後に鋸刃をケース本体に収納したまま折畳め、ポール柄部にポール嵌着ケースフックを嵌着して、転倒防止などの安全性を高めたカーブソーケースを提供する。
【解決手段】全体が緩やかな湾曲となる中空状で任意形のケース本体1において、ケース本体上部の一側と下部の両側に足部締着ベルト挿通孔2を設け、ケース本体上部の他側に着脱自在の擦過強化板3を取り付け、表面上端に拡幅部4を設け、ケース本体の一側下端にポール嵌着ケースフック取付部5を形成し、ポール嵌着ケースフック6を着脱自在で取り付け、ケース本体の裏面上端に一体成形となる吊締係止枠7を設け、吊着帯フック8を着脱自在に嵌着できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーブソーケースに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、カーブソーケースとしては、鋸を使用しない状態での収納ケース及び、特定の鋸の専用で携帯が可能なケースがあった。
【特許文献1】 特願 平6−28988 特開 平7−213171
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、カーブソーケースは、カーブソー専用となる収納ケースであり、鋸を使用しない時の単なる収納ケースがあった為、鋸の使用時には不要な問題があった。
【0004】
本発明は、カーブソー専用の収納ケースとして使用を限定せず、足部締着ベルト挿通孔に締着ベルトを挿通し、ケース本体を人体足部に締着したり、ズボンベルトに吊着して作業時に携帯できるようにし、カーブソーや直方形状の鋸も収納でき、更に高枝用折畳鋸では使用後に鋸刃をケース本体に収納したまま折畳め、ポール柄部にポール嵌着ケースフックを嵌着して、転倒防止などの安全性を高めたカーブソーケースの提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の課題を達成するため、全体が緩やかな湾曲となる中空状で任意形のケース本体において、ケース本体上部の一側と下部の両側に足部締着ベルト挿通孔を設け、ケース本体上部の他側に着脱自在の擦過強化板を取り付け、表面上端に拡幅部を設け、ケース本体の一側下端にポール嵌着ケースフック取付部を形成し、ポール嵌着ケースフックを着脱自在で取り付け、ケース本体の裏面上端に一体成形となる吊締係止枠を設け、吊着帯フックを着脱自在に嵌着できる手段を講ずる。
【0006】
また、長方形状の鋸刃も挿着収納できることが好ましい。
【0007】
そして、足部締着ベルト挿通孔に足部締着ベルトを挿通し、人体足部にケース本体を締着したり、ズボンベルトに吊着して作業時に携帯できることが好ましい。
【0008】
さらに、高枝用折畳鋸の使用後に、鋸刃をケース本体に挿着収納したまま折畳み、ポール柄部にポール嵌着ケースフックで嵌着し、立掛け収納時の転倒防止手段となることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明のカーブソーケースにおいて、鋸を使用しない時の単なる収納ケースではなく、人体足部にケース本体を締着や、ズボンベルトに吊着して携帯できるようになるので、高所作業などの鋸の使用に便利になるとともに、折畳鋸や直方形状の鋸も収納できるので作業効率に有用なものである。
【発明の実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態にもとづき図面を参照して説明する。
【0011】
図1〜図2に示す実施例では、全体が緩やかな湾曲となる中空状で任意形のケース本体1において、ケース本体1上部の一側と下部の両側に脚部締着ベルト挿通孔2を設け、ケース本体1上部の他側に着脱自在の擦過強化板3を取り付け、表面上端に拡幅部4を設け、ケース本体1の一側下端にポール嵌着ケースフック取付部5を形成し、ポール嵌着ケースフック6を着脱自在で取り付け、ケース本体1の裏面上端に一体成形となる吊締係止枠7を設け、吊着帯フック8を着脱自在に嵌着できるようにしている。
【0012】
そして、図3に示す実施例では、長方形状の鋸刃9も挿着収納できるようにしている。
【0013】
また、図4〜図5に示す実施例では、足部締着ベルト挿通孔2に足部締着ベルト10を挿通し、人体足部11にケース本体1を締着したり、ズボンベルト12に吊着して作業時に携帯できるようにしている。
【0014】
さらに、図6に示す実施例では、高枝用折畳鋸13の使用後に、鋸刃をケース本体1に挿着収納したまま折畳み、ポール柄部14にポール嵌着ケースフック6で嵌着し、立掛け収納時の転倒防止となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】 本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明のカーブソーケース裏面の実施例を示す平面図である。
【図3】 本発明のカーブソーケースの内部に長方形状の鋸刃を挿着した透視図である。
【図4】 本発明のカーブソーケースを人体足部に足部締着ベルトで取り付けて使用する実施例を示す参考図である。
【図5】 本発明のカーブソーケースをズボンベルトに吊着した実施例を示す参考図である。
【図6】 本発明のカーブソーケースを高枝用折畳鋸の鋸刃に挿着して使用後折畳み収納を示す参考図である。
【符号の説明】
【0016】
1 ケース本体
2 足部締着ベルト挿通孔
3 擦過強化板
4 拡幅部
5 ポール嵌着ケースフック取付部
6 ポール嵌着ケースフック
7 吊締係止枠
8 吊着帯フック
9 長方形状の鋸刃
10 足部締着ベルト
11 人体足部
12 ズボンベルト
13 高枝用折畳鋸
14 ポール柄部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
全体が緩やかな湾曲となる中空状で任意形のケース本体において、ケース本体上部の一側と下部の両側に足部締着ベルト挿通孔を設け、ケース本体上部の他側に着脱自在の擦過強化板を取り付け、表面上端に拡幅部を設け、ケース本体の一側下端にポール嵌着ケースフック取付部を形成し、ポール嵌着ケースフックを着脱自在で取り付け、ケース本体の裏面上端に一体成形となる吊締係止枠を設け、吊着帯フックを着脱自在に嵌着できることを特徴とするカーブソーケース。
【請求項2】
長方形状の鋸刃も挿着収納できる請求項1記載のカーブソーケース。
【請求項3】
前記ケース本体の足部締着ベルト挿通孔に足部締着ベルトを挿通し、人体足部にケース本体を締着したり、ズボンベルトに吊着帯フックを通して吊着し、作業時に携帯できる請求項1または請求項2記載のカーブソーケース。
【請求項4】
高枝用折畳鋸の使用後に、鋸刃をケース本体に挿着収納したまま折畳み、ポール柄部にポール嵌着ケースフックで嵌着し、立掛け収納時の転倒防止手段となる請求項1記載のカーブソーケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−158376(P2006−158376A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−382482(P2004−382482)
【出願日】平成16年12月9日(2004.12.9)
【出願人】(590006387)株式会社ユーエム工業 (17)
【Fターム(参考)】