説明

ガーニッシュ構造

【課題】固定具に頼ることなく取付剛性を向上させ、かつ組付性を向上可能なドアサッシュガーニッシュを提供する。
【解決手段】ガーニッシュ構造100は、車両のドアサッシュのピラーに隣接する領域の車外側に取り付けられる。ガーニッシュ構造100は、ドアサッシュ104に結合される縦長で略平板形状のブラケット部110と、ブラケット部の車外側を覆うアウタガーニッシュ112とを備える。ブラケット部は一方の側縁に切欠部122を有し、アウタガーニッシュは車内側に、ブラケット部の他方の側縁に沿って設けられ、他方の側縁の車内側へ向かって回り込むように屈曲してこれを把持する把持部116と、切欠部へ向かって縦断面略L字形状に突出し、アウタガーニッシュのスライドによって切欠部の縁に引っ掛かるツメ部114とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアサッシュのピラーに隣接する領域に取り付けられるガーニッシュ構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両のドアサッシュのピラーに隣接する領域には装飾用のアウタガーニッシュが取り付けられていることが多い。一般的なアウタガーニッシュは樹脂製であり、表面にシボ加工等が施されている。アウタガーニッシュの取付け構造は、ドアサッシュに直に取り付ける構造や、ブラケット等を介してドアサッシュに取り付けられる構造など車種によって様々である。しかしいずれの構造においても、ガーニッシュはドア開閉時に乗員に把持される場合があることや、走行中に風圧を受けること等から高い取付剛性の確保が望まれている。
【0003】
例えば特許文献1には、ドアサッシュの角のL字形状となる領域に取り付けられるガーニッシュが開示されている。特許文献1によれば、ドアサッシュの上側サッシュ部(ドアガラスの上枠となる領域)の逃げ形状部(車外側に突出している縁)に係合部が係合するため、取付剛性を高めると共にドアサッシュからの浮き上がりを防止し、見栄えよく取付け可能であるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−70054号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現在、ドアサッシュガーニッシュに対して、取付剛性の向上に加えて組付性の向上も要請されている。組付けやすい構成である程、組立工程の迅速化を図ることができるからである。ここで、特許文献1のガーニッシュに代表されるように、ガーニッシュは最終的にボルトおよびクリップ等の固定具を使用してドアサッシュまたはブラケットに固定される。したがって単に取付剛性の向上だけが目的であれば、固定具の使用数を増やせば達成可能である。しかし、組付性の向上も同時に図るとなると、締結作業等が必要な固定具を増加させることは適切でない。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑み、固定具に頼ることなく取付剛性を向上させ、かつ組付性を向上可能なガーニッシュ構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明にかかるガーニッシュ構造の代表的な構成は、車両のドアサッシュのピラーに隣接する領域の車外側に取り付けられるガーニッシュ構造において、ドアサッシュの車外側に結合される縦長で略平板形状のブラケット部と、ブラケット部の車外側を覆うアウタガーニッシュとを備え、ブラケット部は一方の側縁に切欠部を有し、アウタガーニッシュは車内側に、ブラケット部の他方の側縁に沿って設けられ、他方の側縁の車内側へ向かって回り込むように屈曲して他方の側縁を把持する把持部と、切欠部へ向かって縦断面略L字形状に突出し、アウタガーニッシュのスライドによって切欠部の縁に引っ掛かるツメ部とを有することを特徴とする。
【0008】
上記アウタガーニッシュは、ツメ部および把持部によって車外方向への荷重に対する取付剛性が高められている。アウタガーニッシュは最終的にボルト等の固定具でブラケット部に固定されるものの、上記ツメ部等を備えることで少ない固定具で十全な取付剛性が確保可能となっている。すなわち、固定具の使用数を減少させることができる。
【0009】
また、上記ツメ部および把持部はアウタガーニッシュのブラケット部への簡易な取付けを可能にする。例えば、まずアウタガーニッシュをブラケット部の幅方向へブラケット部と略平行にスライドさせ、把持部にブラケット部の他方の側縁を差し込む。そして、アウタガーニッシュをブラケット部の下方(または上方)へブラケット部と略平行にスライドさせ、ツメ部をブラケット部の切欠部の縁に引っ掛ける。これらスライドによるアウタガーニッシュの取付けと、固定具の使用数が少なくて済むことと合わせ、上記構成であれば車両の組立工程の迅速化に資することが可能である。
【0010】
上記ブラケット部のうち切欠部近傍はドアサッシュから離間してアウタガーニッシュに向かって隆起しているとよい。この構成によれば、アウタガーニッシュのツメ部がより引っ掛けやすくなるため、組付性をさらに向上させることが可能である。
【0011】
当該ガーニッシュ構造はサイドドア用であって、上記ブラケット部は、切欠部が車両前方の側縁に設けられ、車両後方の側縁が把持部に把持されるとよい。この構成によれば、より組み付けやすいガーニッシュ構造が実現できる。
【0012】
上記アウタガーニッシュは下端がドアアウタパネルに重なっていて、アウタガーニッシュは車内側に、ドアアウタパネルの上縁近傍に向かって突出するリブと、リブの先端に取り付けられ、ドアアウタパネルの上縁に押し付けられて上縁車内側の隙間を封じるシール部材とをさらに有してもよい。
【0013】
上記構成によれば、アウタガーニッシュの裏側からのドアアウタパネル上縁とドアサッシュとの隙間への水の浸入を防止できる。特に、上記アウタガーニッシュはブラケット部に対して下方へスライドさせて取り付けられる。その際、上記シール部材はドアアウタパネルの上縁に上方から差し込まれるように密着する。したがって、高い防水効果が発揮できる。これらによって、ドア内部での錆の発生を防止し、ドアの品質保持に資することが可能である。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、固定具に頼ることなく取付剛性を向上させ、かつ組付性を向上可能なドアサッシュガーニッシュを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態にかかるガーニッシュ構造を示す図である。
【図2】図1(b)のアウタガーニッシュの車内側を示す斜視図である。
【図3】図1(b)のブラケット部の斜視図である。
【図4】図2のアウタガーニッシュの取付工程を示す図である。
【図5】図2のアウタガーニッシュの取付工程を示す図である。
【図6】図2のアウタガーニッシュの変形例を示す図である。
【図7】図6のアウタガーニッシュの変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0017】
図1は、本発明の実施形態にかかるガーニッシュ構造100を示す図である。図1(a)は、ガーニッシュ構造100を適用するリアドア102を示している。図1(a)に示すリアドア102は車両の右側面用のものである。本実施形態にかかるガーニッシュ構造100は、ドアサッシュ104のリアピラー(図示省略)に隣接する領域の車外側に、主に装飾用として取り付けられる。当該ガーニッシュ構造100は、取付剛性および組付性の向上が図られていて、その技術的思想はリアドア用に限らず他のドア用にも適用可能である。
【0018】
図1(b)は、図1(a)のガーニッシュ構造100の分解図である。図1(b)に示すように、ガーニッシュ構造100は、ドアサッシュ104の車外側に結合されるブラケット部110と、ブラケット部110の車外側を覆うように取り付けられるアウタガーニッシュ112とを含んで構成されている。ブラケット部110は金属製(板金製)であり、ドアサッシュ104に溶接される。アウタガーニッシュ112は樹脂製であって、車外側の表面にはシボ加工が施されている。
【0019】
図2は、図1(b)のアウタガーニッシュ112の車内側を示す斜視図である。図2に示すように、アウタガーニッシュ112はツメ部114、把持部116および2つの締結部118a、118bを有していて、全体的に扁平な形状となっている。
【0020】
ツメ部114および把持部116はブラケット部110(図1(b)参照)にアウタガーニッシュ112を仮留めするための部位である。ツメ部114は縦断面が略L字形状(図5(b)参照)となっていて、後述するブラケット部110の切欠部122に引っ掛けられる。把持部116は、アウタガーニッシュ112の車両後側(図2中右側)の縁に設けられていて、ブラケット部110の切欠部122が設けられた側縁120a(一方の側縁)とは反対側の側縁120b(他方の側縁)(図4(d)参照)を把持する。そして、アウタガーニッシュ112のブラケット部110への最終的な固定は締結部118a、118bにボルトを締結することで行われる。
【0021】
図3は、図1(b)のブラケット部110の斜視図である。図3に示すブラケット部110は金属製(板金製)であって、プレス成形により成形される。ブラケット部110は各所に凹凸が形成されているものの、全体的には縦長の略平板形状に成形される。ブラケット部110の下端はドアアウタパネル106によって覆われる。
【0022】
ブラケット部110の車両前側の側縁120a(一方の側縁)には切欠部122が形成されている。切欠部122近傍は車外側へ隆起し、ドアサッシュ104から離間している。そして、切欠部122近傍以外の隆起していない(ドアサッシュ104に接している)側縁120aにおいてドアサッシュ104に溶接されている。ブラケット部110の車両後側の側縁120b(他方の側縁)は、アウタガーニッシュ112の把持部116(図2参照)に差し込みやすくなるよう、把持部116に合わせた形状に成形されている。ブラケット部110の上下両端側にはボルト孔124a、124bが設けられている。ボルト孔124a、124bに車内側から通されたボルト(図示省略)はアウタガーニッシュ112の締結部118a、118b(図2参照)に締結される。
【0023】
図4および図5は、アウタガーニッシュ112の取付工程を示す図である。図4(a)に示すように、アウタガーニッシュ112をブラケット部110に取り付ける際、まずアウタガーニッシュ112をブラケット部110の幅方向(車両前方側)へスライドさせて把持部116に側縁120bを差し込ませる。図4(b)は図4(a)のA−A断面図である。図4(b)に示すように、アウタガーニッシュ112は縁以外は扁平な形状であり、ブラケット部110も略平板形状である。アウタガーニッシュ112の把持部116に側縁120bを差し込ませる際のスライドは、ブラケット部110に対して略平行に行う。
【0024】
図4(c)は、把持部116に側縁120bを差し込んだ状態のアウタガーニッシュ112およびブラケット部110を示す図であり、図4(d)は図4(c)のB−B断面図である。上記の幅方向(車両前方側へ)のスライドにより、図4(d)に示すように把持部116は側縁120bの車内側へ向かって回り込むように屈曲して側縁120bを把持する。次に、図4(c)に示す状態からツメ部114を切欠部122に引っ掛けさせる。
【0025】
図5(a)は図4(c)と同じ状態のアウタガーニッシュ112およびブラケット部110を示す図であり、図5(b)は図5(a)のC−C断面図である。図5(b)に示すように、ツメ部114は切欠部122に向かって縦断面略L字形状に突出している。ツメ部114を切欠部122に引っ掛けるためには、アウタガーニッシュ112をブラケット部110の下方へブラケット部110と略水平(略平行)にスライドさせる。なお、ツメ部114の向きは適宜変更することが可能であり、例えば切欠部の上縁に引っ掛かる構成としてもよい。
【0026】
切欠部近傍は、ドアサッシュ104から離間してアウタガーニッシュ112に向かって隆起している。これにより、ドアサッシュ104との間には間隙E1が形成されている。そのため、アウタガーニッシュ112のツメ部114がより引っ掛けやすくなっている。なお、図5(b)に示すように、切欠部122の上部122bは、ドアサッシュ104との間の隙間が、ツメ部114が引っ掛かる切欠部122の下部の間隙E1よりも小さく設定されている。これにより、切欠部122の上部122bでは、アウタガーニッシュ112とブラケット部110との距離が大きく確保されている。そのため、上記の幅方向(車両前方側へ)のスライドのときにツメ部114の障害にならない構成となっている。
【0027】
図5(c)は仮留めが完了した状態のガーニッシュ構造100を示す図であり、図5(d)は図5(c)のD−D断面図である。図5(d)に示すように、ツメ部114を切欠部122の縁122a(下縁)に引っ掛けることでアウタガーニッシュ112のブラケット部110への仮留めが完了する。このとき、図5(c)に示すように、アウタガーニッシュ112は締結部118a、118bがブラケット部110のボルト孔124a、124bにそれぞれ重なる位置となるように位置決めされる。そして、ブラケット部110の車内側からボルト孔124a、124bにボルト(図示省略)を通し、締結部118a、118bに締結することでアウタガーニッシュ112のブラケット部110への組付けが完了する。
【0028】
上記工程により取り付けられたアウタガーニッシュ112は、ツメ部114および把持部116によって車外方向への荷重に対する取付剛性が高められているため、少ないボルトで十全な取付剛性が確保可能となっている。また、ツメ部114および把持部116はスライドによる簡易な動作でブラケット部110に迅速に取り付けることが可能である。そのため、ボルトの使用数が少ないことと合わせ、車両の組立工程の迅速化に資することが可能となっている。また、ボルトの使用数が少ないことは外観上車内側に露出するボルト頭が少なくなるので、意匠的観点からも有益である。
【0029】
(変形例)
図6は、図2のアウタガーニッシュ112の変形例を示す図である。図6(a)は図2に対応する図である。図6(a)に示すように、アウタガーニッシュ112には防水用のシール部材200、第2のシール部材202を取り付けることが可能である。
【0030】
シール部材200、第2のシール部材202は合成ゴム等の発泡体であって、シール部材200はアウタガーニッシュ112の車内側下部のリブ204(図6(b)参照)に取り付けられる。リブ204はアウタガーニッシュ112の下縁の弧に沿って設けられている。第2のシール部材202は長尺な形状であって、アウタガーニッシュ112の車両前側(図中左側)の縁に沿って取り付けられる。
【0031】
図7は、ブラケット部110に取り付けられた図6のアウタガーニッシュ112を示す図である。図7(a)はブラケットに取り付けられたアウタガーニッシュ112の全体図であり、図7(b)〜図7(d)は図7(a)の各断面図である。
【0032】
図7(b)は図7(a)のE−E断面図である。図7(b)に示すように、第2のシール部材202を備えることによってアウタガーニッシュ112のドアガラス206側の隙間を封止することができる。これによれば、ドアガラス表面の水滴が風圧を受けてアウタガーニッシュ112内へ浸入してしまうことを防止できる。
【0033】
図7(c)は図7(a)のF−F断面図である。図7(c)に示すように、アウタガーニッシュ112の下端はドアアウタパネル106に重なっていて、リブ204はブラケット部110およびドアアウタパネル106の上縁近傍(ドアアウタパネル106の上縁108の上方)へ向かって突出している。そして、リブ204の先端のシール部材200はブラケット部110、ドアサッシュ104および上縁108に押し付けられている。これによって、上縁108の車内側であるブラケット部110およびドアサッシュ104との間の間隙E2(上縁車内側の隙間)は封止(シール)されている。特に、図5を参照して説明したアウタガーニッシュ112の下方へ向かうスライドによって、シール部材200は上縁108に上方から差し込まれるように密着している。したがってシール部材200は高い防水効果を発揮していて、仮にアウタガーニッシュ112内部(車内側)へ水(白矢印で示す)が浸入したとしても、ドアアウタパネル106の上縁108とブラケット部110およびドアサッシュ104との隙間からドアアウタパネル106の裏側(車内側)、すなわちドア内部への水の浸入は防止される。
【0034】
図7(d)は、図7(a)のG−G断面図である。図6(b)に示すようにリブ204の下部は切り欠かれて水抜き部208が設けられている。図7(d)に示すG−G断面図は水抜き部208の位置における断面図である。図7(d)に示すように、水抜き部208によればアウタガーニッシュ112の裏側(車内側)へ浸入した水を外部(車外側)へ排出できる。したがって、ドアアウタパネル106の裏側(ドア内部)への水の浸入の可能性はさらに抑えられる。
【0035】
以上説明した構成により、アウタガーニッシュ112によれば、ドアアウタパネル106の裏側、すなわちリアドア内部における錆の発生が防止できる。この構成によれば、錆によるドアラッチ等のドア内部の構成部品の機能障害が防止できるため、リアドアの品質保持に資することが可能である。
【0036】
なお上記実施形態では、ガーニッシュ構造100はドアサッシュ104のリアピラーに隣接する領域に取り付けられるとしたが、当該ガーニッシュ構造100の有する技術的思想はセンタピラー等の他のピラーに隣接するドアサッシュに対しても適用可能である。
【0037】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、ドアサッシュのピラーに隣接する領域に取り付けられるガーニッシュ構造に利用することができる。
【符号の説明】
【0039】
E1 …間隙、E2 …間隙(上縁車内側の隙間)、100 …ガーニッシュ構造、102 …リアドア(サイドドア)、104 …ドアサッシュ、106 …ドアアウタパネル、108 …上縁、110 …ブラケット部、112 …アウタガーニッシュ、114 …ツメ部、116 …把持部、118a、118b …締結部、120a …側縁(一方の側縁)、120b …側縁(他方の側縁)、122 …切欠部、122a …縁(切欠部の縁)、122b …切欠部の上部、124a、124b …ボルト孔、200 …シール部材、202 …第2のシール部材、204 …リブ、206 …ドアガラス、208 …水抜き部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のドアサッシュのピラーに隣接する領域の車外側に取り付けられるガーニッシュ構造において、
前記ドアサッシュの車外側に結合される縦長で略平板形状のブラケット部と、
前記ブラケット部の車外側を覆うアウタガーニッシュとを備え、
前記ブラケット部は一方の側縁に切欠部を有し、
前記アウタガーニッシュは車内側に、
前記ブラケット部の他方の側縁に沿って設けられ、該他方の側縁の車内側へ向かって回り込むように屈曲して該他方の側縁を把持する把持部と、
前記切欠部へ向かって縦断面略L字形状に突出し、前記アウタガーニッシュのスライドによって該切欠部の縁に引っ掛かるツメ部とを有することを特徴とするガーニッシュ構造。
【請求項2】
前記ブラケット部のうち前記切欠部近傍は前記ドアサッシュから離間して前記アウタガーニッシュに向かって隆起していることを特徴とする請求項1に記載のガーニッシュ構造。
【請求項3】
当該ガーニッシュ構造はサイドドア用であって、
前記ブラケット部は、前記切欠部が車両前方の側縁に設けられ、車両後方の側縁が前記把持部に把持されることを特徴とする請求項1または2に記載のガーニッシュ構造。
【請求項4】
前記アウタガーニッシュは下端がドアアウタパネルに重なっていて、
前記アウタガーニッシュは車内側に、
前記ドアアウタパネルの上縁近傍に向かって突出するリブと、
前記リブの先端に取り付けられ、前記ドアアウタパネルの上縁に押し付けられて該上縁車内側の隙間を封じるシール部材とをさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のガーニッシュ構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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