説明

キーテレホンシステムの外線共有方法及びキーテレホンシステム

【課題】 キーテレホンシステムにおいて、物理的な外線の収容数に左右されることなく外線キーを設定可能な外線の管理技術を提供する。
【解決手段】 主装置及び複数の端末を備えるキーテレホンシステムに収容された外線を複数の端末の間で共有する際、外線のいずれかに対して割り当てられるための一のキーID、複数の端末のひとつである第1の端末のキーのひとつである第1のキー、及び、複数の端末のひとつであって第1の端末とは異なる第2の端末のキーのひとつである第2のキーの間の対応関係を、キーテレホンシステムの記憶装置に格納する。外線のいずれかを主装置にて捕捉すると、対応関係にて第1のキーに対応するキーIDのうち未使用のひとつを捕捉した外線に対して割り当て、第2の端末に対し、当該他の端末がキーIDを割り当てた外線を捕捉することを通知し、第1の端末が捕捉した外線を第2の端末が捕捉する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はキーテレホンシステムに関し、特に、キーテレホンシステムの複数の端末において外線応答及び保留呼を共有する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の従来の技術は例えば特許文献1に記載されている。この種の従来技術では、外線番号に一対一に対応するキーを設定し、このキーを端末間で共有することにより、キーテレホンシステム内で外線を共有管理していた。
【0003】
このような従来技術によれば、外線番号とキーの対応関係が一対一に対応するため、外線数の増加に応じてキー数が増加し、主装置に収容可能な外線の数が端末のキーの数によって制限されていた。
【0004】
また、外線番号とキーの対応関係が固定的なため、主装置に収容する外線の数が増加する場合だけではなく、減少する場合であっても、また、外線の総数が同じであっても外線の番号が変わる場合にも、キーの設定を変更する必要があった。
【0005】
【特許文献1】特開2006−108863
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、キーテレホンシステムにおいて、物理的な外線の収容数に左右されることなく外線キーを設定可能な外線の管理技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するため本発明は次のキーテレホンシステムの外線共有方法及びキーテレホンシステムを提供する。
【0008】
まず、本発明は、その一態様として、主装置及び複数の端末を備えるキーテレホンシステムに収容された外線を複数の端末の間で共有する方法において、外線のいずれかに対して割り当てられるための一のキーID、複数の端末のひとつである第1の端末のキーのひとつである第1のキー、及び、複数の端末のひとつであって第1の端末とは異なる第2の端末のキーのひとつである第2のキーの間の対応関係を、キーテレホンシステムの記憶装置に格納する段階と、外線のいずれかを主装置にて捕捉する段階(ステップS2、S3)と、対応関係にて第1のキーに対応するキーIDのうち未使用のひとつを捕捉した外線に対して割り当てる段階(ステップS4、S5)と、第2の端末に対し、当該他の端末がキーIDを割り当てた外線を捕捉することを通知する段階(ステップS6、S7)と、第1の端末が捕捉した外線を捕捉する段階(ステップS10)とを含むことを特徴とする、キーテレホンシステムの外線共有方法を提供する。
【0009】
また、本発明は、その他の態様として、少なくとも一の主装置及び複数の端末を備えるキーテレホンシステムにおいて、外線のいずれかに対して割り当てられるための一のキーID、複数の端末のひとつである第1の端末のキーのひとつである第1のキー、及び、複数の端末のひとつであって第1の端末とは異なる第2の端末のキーのひとつである第2のキーの間の対応関係を記憶する対応関係記憶手段(記憶装置、電話機管理ファイル)と、キーIDのそれぞれが使用されているか未使用かを記憶するキーID状態記憶手段(記憶装置、外線管理ファイル)と、対応関係にて第1のキーに対応するキーIDであって、キーID状態記憶手段において未使用と記憶されたもののひとつを、主装置にて捕捉した外線に対して割り当てる手段と、第2の端末以外の端末がキーIDを割り当てられた外線を捕捉することを、第2の端末に通知する手段とを備えることを特徴とするキーテレホンシステムを提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、キーIDを特定の物理外線に予め割り当てず、外線捕捉時に割り当てる。このキーIDはいわば外線の仮想IDとして作用し、外線の数の増減や外線番号の変更による影響を受けない。その結果、本発明によれば、物理的な外線の収容数に左右されることなく外線キーを設定可能なキーテレホンシステムと外線の共有方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(第1の実施の形態)
本発明の実施の形態であるキーテレホンシステム1について図1を参照して説明する。キーテレホンシステム1は、主装置2、主装置2に収容された外線パッケージ3、内線パッケージ4、端末5−1、5−2、…、5−aからなる。
【0012】
主装置2は、外線パッケージ3、内線パッケージ4に接続されたユニットインタフェース6、呼制御部7、記憶装置8からなる。呼制御部6は、応答制御部9、保留制御部10、データ制御部11からなる。応答制御部9は応答に関する動作を制御する。保留制御部10は保留に関する動作を制御する。データ制御部11は記憶装置8内に確保されているデータ領域にアクセスしてデータの読み書きを行う。外線パッケージ3は複数の外線3−1、3−2、…、3−bからなる。内線パッケージ4は複数の内線4−1、4−2、…、4−aからなる。a、bは自然数である。端末間を区別する必要がない場合は端末5と記す。同様に外線を総称して外線3、内線を総称して内線4と記す場合がある。
【0013】
図2を参照すると、端末5は、受話器21、液晶ディスプレイ等の表示装置22、テンキー23、保留キー24、発信キー25、応答キー26、機能キー群27を備える。機能キー群27の各機能キーにはA1、A2、…、An、B1、B2、…、Bn、…、Z1、Z2、…、Znの名前が付与されている。以下、特定の機能キーを指す場合はこれらの名前を用いて機能キーA1、機能キーB2等と記す。各機能キーにはそれぞれに異なる識別子としてキーIDが付与されている。主装置2の記憶装置8のデータ領域には、フレキシブル外線キーのキーIDと、キーIDを有するフレキシブル外線キーを備える端末との対応関係を記したリンクリストが格納されている。
【0014】
端末5−1において、発信ボタン25、応答ボタン26を押下する、またはテンキー23にて所定の空き外線捕捉特番をダイヤルする(ステップS1)と、外線3のいずれかが捕捉される(ステップS2)。このとき、端末5−1に設定されているフレキシブル外線キーのうち空いているものをひとつ占有し、捕捉した外線に割り当てる(ステップS4、S5、S10)。主装置2は、同じキーIDのフレキシブル外線キーが設定されている他端末をリンクリストから検索し、該当する端末に捕捉状態を通知する(ステップS6〜S8)。ここでは、端末5−1が捕捉中の外線に割り当てたものと同じキーIDを有するフレキシブル外線キーが端末5−2、5−3にあるものとする。このとき、端末5−1にてフレキシブル外線キーに割り当てて捕捉中の外線を保留すると、主装置2は先に捕捉状態を通知した端末5−2、5−3に保留状態を通知する。このとき、同じキーIDを共有するフレキシブル外線キーは、端末5−1、5−2、5−3のいずれにおいても保留状態になる。ここで保留した呼に端末5−2にて応答すると、主装置2は端末5−1、5−3に対して捕捉状態を通知する。
【0015】
図4を参照して主装置2から外線捕捉許可を受けた後の端末5の動作について説明する。ユーザの外線捕捉操作に応じて主装置2から外線捕捉許可を受ける(ステップS21)と、端末5は、自身のフレキシブル外線キーのうち、空いていて使用可能なもののキーIDを検索する(ステップS22)。検索したキーIDに関連付けされている状態メモリに使用状態を記録(ステップS23)し、同じキーIDを有するフレキシブル外線キーが登録されている他端末を検索(ステップS24)し、該当する全ての端末に対して状態通知を行う(ステップS25)。また、検索したキーIDのフレキシブル外線キーのLED表示を変更する(ステップS26)。未使用のキーIDが見つからない場合は捕捉不可のエラーとして扱う(ステップS27)。
【0016】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態であるキーテレホンシステム30について説明する。キーテレホンシステム30は、主装置31、主装置31に収容された外線パッケージ32、内線パッケージ33、端末34−1、34−2、…、34−aからなる。
【0017】
主装置31は、外線パッケージ32、内線パッケージ33に接続されたユニットインタフェース35、呼制御回路36、制御部37、記憶装置38からなる。制御部37は、応答制御部39、保留制御部40、データ制御部41、発信制御部42からなる。応答制御部39は応答に関する動作を制御する。保留制御部40は保留に関する動作を制御する。データ制御部41は記憶装置38に確保されているデータ領域にアクセスしてデータの読み書きを行う。データ領域は電話機管理ファイル43、外線管理ファイル44、共有ID管理ファイル45を含む。電話機管理ファイル43には端末34を管理するための情報が格納されている。外線管理ファイル44には外線32を管理するための情報が格納されている。共有ID管理ファイル45には共有IDを管理するための情報が格納されている。外線パッケージ32は複数の外線32−1、32−2、…、32−bからなる。内線パッケージ33は複数の内線33−1、33−2、…、33−aからなる。a、bは自然数である。端末間を区別する必要がない場合は端末34と記す。同様に外線を総称して外線32、内線を総称して内線33と記す場合がある。
【0018】
端末34はインタフェース部50を介して主装置31に接続されている。インタフェース部51には音声処理部51を介して送受話器52、スピーカ/マイク53が接続されている。インタフェース部50、音声処理部51をはじめとして端末34は制御部54により制御されており、制御部54には、入力装置としてダイヤルボタン55、機能ボタン56、保留ボタン57、発信ボタン58、応答ボタン59が接続され、更に、記憶部60、表示部61が接続されている。フレキシブル外線キーとして働く機能ボタン56はA1、A2、A3、A4を含む。以下、機能ボタンをFKボタンと記す場合がある。また、機能ボタン56のひとつを区別して、FKボタンA1、FKボタンA2、FKボタンA3、FKボタンA4等と記す場合がある。
【0019】
ここでは説明を明瞭にするためa=3、b=4を例示して説明する。即ち、図6を参照すると、内線パッケージ33は3本の内線33−1、33−2、33−3からなり、それぞれに端末34−1、34−2、34−2が接続されている。また、外線パッケージ32は外線32−1、32−2、33−2、33−4からなり、それぞれの電話番号は、1001、1002、1003、1004とする。また、主装置31は、フレキシブル外線キーのキーIDとして、共有ID0001、0002、…、000nを確保している。
【0020】
上述したように、端末34−1、34−2、34−3はそれぞれFKボタンA1〜A4を備える。このうち、FKボタンA1はどの端末のものであっても共有ID0001が設定されているものとする。同様に、FKボタンA2はどの端末のものであっても共有ID0002が設定されているものとする。FKボタンA1及びA2では、各端末において同種のFKボタン全てに対して同一の共有IDを設定している。これに対して、端末34−1のFKボタンA3には共有ID0003が設定される一方、端末34−2、34−3のFKボタンA3には共有ID0005が設定されている。また、端末34−1のFKボタンA4には共有ID0004が設定される一方、端末34−2、34−3のFKボタンA4には共有ID0006が設定されている。各端末のFKボタンA1〜A4と共有IDの対応関係、即ちリンクリストは例えば電話機管理ファイル43に設定される。
【0021】
このような設定がなされている状態で、端末34−1で外線発信し、保留した後、端末34−2にて通話を再開するときのFKボタンの状態表示の遷移について図7〜10を参照して説明する。これらの図中、外線管理ファイル44の外線状態は対応する外線の使用状態を示すものであり、1が使用中であることを示し、0が空きであることを示す。共有ID管理ファイル45の状態情報は対応する共有IDの使用状態を示すものであり、1が使用中であることを示し、0が空きでることを示す。テーブル70−1、70−2、70−3は説明のために電話機管理ファイル43の一部を抜き出したものであり、それぞれ端末34−1、34−2、34−3のFKボタンA1〜A4の使用状態を示し、0は未使用状態であることを示し、1は使用中であることを示す。
【0022】
端末34−1にて発信する直前の状態について図7を参照して説明すると、外線管理ファイル44に示すように、外線32−1〜32−4はいずれも空いており、共有ID管理ファイル45に示すように共有IDは全て空いており、テーブル70−1〜70−3に示すように全端末の全FKボタンは未使用の状態にある。
【0023】
図7の状態において、端末34−1の発信ボタン58、応答ボタン59を押下する、またはダイヤルボタン55にて所定の空き外線捕捉特番をダイヤルすると、主装置31は、外線32−1〜32−4のうち、空いているもののいずれかを捕捉し、端末34−1に設定されているフレキシブル外線キーの中から空いているものをひとつ検索して、捕捉した外線に割り当てる。また、主装置31は同じ共有IDのフレキシブル外線キーが設定してある端末をリンクリストから検索し、該当する端末へ捕捉状態を通知する。端末34−1の発信ボタン58を押下すると、共有IDから空き状態を検索する。空き状態である共有ID0001を使用状態とし、外線から空き外線1001を検索し、外線を補捉する。共有ID0001の状態情報を1に更新するとともに、共有ID0001が設定された端末に対し、共有ID0001が使用状態となったことを通知し、FKボタンA1の状態表示を補捉状態に更新する。
【0024】
これら動作の後の状態について図8を参照して説明すると、ここでは、データ制御部41は、外線管理ファイル44において外線番号1001の外線状態を1に更新し、共有ID管理ファイル45において共有ID0001の状態情報を1に更新する。また、電話機管理ファイル43において、共有ID0001を設定されたFKボタンである端末34−1、34−2、34−3の各FKボタンA1の状態表示を1に更新する。ただし、ここでは端末34−1が発信元であるため、端末34−1のFKボタンA1のLEDは自端末での使用を示す緑点灯し、他の端末34−2、34−3のLEDは他端末が使用していることを示す赤点灯する。
【0025】
こうして端末34−1がFKボタンA1、共有ID0001、外線1001を用いて外線発信した状態で、ユーザが保留ボタン57を押下したときの動作について図9を参照して説明すると、端末34−1は保留状態に移行し、FKボタンA1のLEDを赤点滅状態にすると共に、主装置31に対し、共有ID0001に係る外線が保留状態に移行したことを通知する。これを受けて、主装置31は、端末34−1のFKボタンA1と同じ共有ID0001が設定されたFKボタンを備える端末34−2、34−3に対して、共有ID0001に係る外線が保留状態になったことを通知する。これに応じて端末34−2及び34−3のFKボタンA1のLEDは共に保留状態を示す赤点滅状態に移行する。
【0026】
このようにして、端末34−1からの外線1001番を介する外線発信は保留された。この状態からは、端末34−1、34−2、34−3のどの端末でも外線1001番の保留を解除することができる。ここでは、端末34−2にてFKボタンA1に係る保留を解除する操作を行ったものとすると、端末34−2のFKボタンA1のLEDは自端末での使用を示す緑点灯状態に移行し、端末34−2は主装置31に共有ID0001に係る外線の保留を解除したことを通知する。この通知を受けて、主装置31は、共有ID0001が設定された端末34−1、34−3に対し、保留が解除されたことを通知し、これを受けて端末34−1、34−3では、共有ID0001が設定されたFKボタンA1のLED表示を他端末での使用を示す赤点灯に切り替える。このときの状態を図10に示す。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるキーテレホンシステム1のブロック図である。
【図2】キーテレホンシステム1の端末5について説明するための図である。
【図3】キーテレホンシステム1の動作を説明するための図である。
【図4】キーテレホンシステム1の端末5の動作について説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態であるキーテレホンシステム30のブロック図である。
【図6】キーテレホンシステム30における外線と共有IDの関係を模式的に示す図である。
【図7】キーテレホンシステム30において、外線及び共有IDが全て空き状態であるときの電話機管理ファイル43、外線管理ファイル44、共有ID管理ファイル45の状態を示す図である。
【図8】キーテレホンシステム30において、端末34−1からFKボタンA1を用いて発信したときの電話機管理ファイル43、外線管理ファイル44、共有ID管理ファイル45の状態を示す図である。
【図9】キーテレホンシステム30において、端末34−1からFKボタンA1を用いた外線発信を保留したときの電話機管理ファイル43、外線管理ファイル44、共有ID管理ファイル45の状態を示す図である。
【図10】キーテレホンシステム30において、外線の保留を端末34−2にて解除したときの電話機管理ファイル43、外線管理ファイル44、共有ID管理ファイル45の状態を示す図である。
【符号の説明】
【0028】
1、30 キーテレホンシステム
2、31 主装置
3、32 外線パッケージ
3−1、3−2、32−1、32−2 外線
4、33 内線パッケージ
4−1、4−2、33−1、33−2 内線
5、5−1、5−2、34−1、34−2、34−3 端末
6、35 ユニットインタフェース
7 呼制御部
8、38 記憶装置
9、39 応答制御部
10、40 保留制御部
11、41 データ制御部
21 受話器
22 表示装置
23 テンキー
24 保留キー
25 発信キー
26 応答キー
27 機能キー群
36 呼制御回路
37 制御部
42 発信制御部
43 電話機管理ファイル
44 外線管理ファイル
45 共有ID管理ファイル
50 インタフェース部
51 音声処理部
52 送受話器
53 スピーカ/マイク
54 制御部
55 ダイヤルボタン
56 機能ボタン
57 保留ボタン
58 発信ボタン
59 応答ボタン
60 記憶部
61 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主装置及び複数の端末を備えるキーテレホンシステムに収容された外線を複数の端末の間で共有する方法において、
前記外線のいずれかに対して割り当てられるための一のキーID、前記複数の端末のひとつである第1の端末のキーのひとつである第1のキー、及び、前記複数の端末のひとつであって前記第1の端末とは異なる第2の端末のキーのひとつである第2のキーの間の対応関係を、前記キーテレホンシステムの記憶装置に格納する段階と、
外線のいずれかを前記主装置にて捕捉する段階と、
前記対応関係にて前記第1のキーに対応する前記キーIDのうち未使用のひとつを前記捕捉した外線に対して割り当てる段階と、
前記第2の端末に対し、当該他の端末が前記キーIDを割り当てた外線を捕捉することを通知する段階と、
前記第1の端末が前記捕捉した外線を前記第2の端末が捕捉する段階と
を含むことを特徴とする、キーテレホンシステムの外線共有方法。
【請求項2】
請求項1に記載のキーテレホンシステムの外線共有方法において、更に、
前記第1の端末にて前記捕捉した外線を保留する段階と、
前記第2の端末に対して前記捕捉した外線が保留されたことを通知する段階と
を含むことを特徴とする、キーテレホンシステムの外線共有方法。
【請求項3】
請求項2に記載のキーテレホンシステムの外線共有方法において、更に、
前記第2の端末にて前記保留した外線を捕捉する段階と、
前記第1の端末に対し、当該他の端末が前記キーIDを割り当てた外線を捕捉したことを通知する段階と
を含むことを特徴とする、キーテレホンシステムの外線共有方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載のキーテレホンシステムの外線共有方法において、前記キーテレホンシステムが収容する外線の数と、前記対応関係に格納された前記キーIDの数は異なることを特徴とする、キーテレホンシステムの外線共有方法。
【請求項5】
少なくとも一の主装置及び複数の端末を備えるキーテレホンシステムにおいて、
前記外線のいずれかに対して割り当てられるための一のキーID、前記複数の端末のひとつである第1の端末のキーのひとつである第1のキー、及び、前記複数の端末のひとつであって前記第1の端末とは異なる第2の端末のキーのひとつである第2のキーの間の対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
前記キーIDのそれぞれが使用されているか未使用かを記憶するキーID状態記憶手段と、
前記対応関係にて前記第1のキーに対応するキーIDであって、前記キーID状態記憶手段において未使用と記憶されたもののひとつを、前記主装置にて捕捉した外線に対して割り当てる手段と、
前記第2の端末以外の端末が前記キーIDを割り当てられた外線を捕捉することを、前記第2の端末に通知する手段と
を備えることを特徴とするキーテレホンシステム。
【請求項6】
請求項5に記載のキーテレホンシステムにおいて、更に、
前記第1の端末にて前記捕捉した外線を保留する手段と、
前記第2の端末に対して前記捕捉した外線が保留されたことを通知する手段と
を備えることを特徴とするキーテレホンシステム。
【請求項7】
請求項6に記載のキーテレホンシステムにおいて、更に、
前記第2の端末にて前記保留した外線を捕捉する手段と、
前記第1の端末に対し、当該他の端末が前記キーIDを割り当てた外線を捕捉したことを通知する手段と
を備えることを特徴とするキーテレホンシステム。
【請求項8】
請求項5乃至7のいずれかに記載のキーテレホンシステムにおいて、前記キーテレホンシステムが収容する外線の数と、前記対応関係に格納された前記キーIDの数は異なることを特徴とするキーテレホンシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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