説明

クレジットカード精算システム

【課題】個人情報を漏洩しにくくする。
【解決手段】精算端末を管理するPCが、精算情報が記憶される精算情報記憶部21と、精算端末において読み出されたクレジットカードのカード情報が記憶されるカード情報記憶部22とを有している。さらに、「お客様控(顧客用伝票)」を発行するか否かが記憶されている発行内容記憶部23と、プリンタを制御するプリンタ制御部25とを有している。クレジットカードによる精算処理の開始が指示されたとき、プリンタ制御部25が、発行内容記憶部23に「お客様控」の伝票を発行する旨が記憶されている場合にのみ、「お客様控」の伝票をプリンタに発行させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クレジットカード決済による精算処理を行うためのクレジットカード精算システムに関する。
【背景技術】
【0002】
クレジット会社の顧客が、加盟店に設置された精算端末でクレジットカードによる精算処理を行うクレジットカード精算システムが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
加盟店に設置された精算端末でクレジットカードによる精算処理を行ったときには、図3及び図4に示すような、「お客様控(顧客用伝票)」、「カード会社用」、及び、「加盟店控」の3種類の伝票が同時に発行される。「お客様控」の伝票は顧客に手渡されるものであり、「カード会社用」の伝票はクレジットカード会社で保管されるものであり、「加盟店控」の伝票は加盟店で保管されるるものである。図3に「お客様控」の伝票の一例を、図4に「カード会社用」及び「加盟店控」の伝票の一例を示す。図3及び図4に示すように、これらの伝票には、当該クレジットカードの発行元であるカード会社のカード会社番号、処理を行った端末の端末番号、顧客の会員番号、伝票番号、取扱区分、処理連番、利用日(処理日)、承認番号、合計金額などが印刷されている。ただし、顧客の会員番号については、「お客様控」の伝票には、16桁のうち下4桁のみが表示され、残り上12桁がアスタリスク表示で隠されている。逆に、「カード会社用」及び「加盟店控」の伝票には、顧客の会員番号16桁のうち上12桁のみが表示され、残り下4桁がアスタリスク表示で隠されている。つまり、各伝票のみでは顧客の会員番号が認識できなくなっている。これにより、顧客の個人情報の漏洩が防止されている。
【0004】
【特許文献1】特開2004−038834号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、ゴルフ場などの施設内において、精算端末を複数の場所に設置されており、各精算端末でクレジットカードの精算処理を無人で行うことがある。この場合、顧客が精算端末で精算処理を行う毎に、事務所に設置された精算端末を管理する管理装置において上述の各伝票が発行されることになる。そして、各精算端末で精算処理を行ったときに発行された「お客様控」の伝票は、顧客が施設から退出するときに顧客に手渡される。しかしながら、顧客が施設から退出するまでは、事務所内において全ての伝票が保管されることになるため、「お客様控」の伝票と「カード会社用」及び「加盟店控」とを照らし合わせることによって顧客の会員番号が判別されやすい状態となる。つまり、顧客の個人情報が漏洩しやすくなる。さらに、顧客が「お客様控」の伝票の手渡しを希望しない場合には、顧客が施設から退出した後も全ての伝票が事務所内に保管されることになるため、顧客の個人情報が漏洩する可能性が一層高くなる。
【0006】
そこで、本発明の主たる目的は、個人情報が漏洩しにくいクレジットカード精算システムを提供することである。
【課題を解決するための手段及び効果】
【0007】
本発明のクレジットカード精算システムは、精算の開始を指示する指示手段と、前記指示手段により精算の開始が指示されたとき、精算に係る精算情報が記憶される精算情報記憶手段と、顧客用伝票を発行するか否かを記憶する発行内容記憶手段と、クレジットカードに記憶されたカード情報を読み出す読出手段と、前記カード情報が記憶されるカード情報記憶手段とを備えている。さらに、前記発行内容記憶手段が前記顧客用伝票を発行することを記憶している場合にのみ、前記精算情報及び前記カード情報に基づいて前記顧客用伝票を発行する伝票発行手段を備えている。
【0008】
本発明によると、発行内容記憶手段に顧客用伝票を発行しない旨を記憶させることによって、顧客用伝票を発行させないようにすることができる。これにより、店舗用伝票と顧客用伝票とからクレジットカード番号を読み取られる機会が少なくなり、個人情報が漏洩しにくくなる。
【0009】
また、本発明においては、前記指示手段及び前記読出手段を有する精算端末を複数備えていてもよい。これによると、複数箇所でクレジットカード精算を行うことができる。
【0010】
さらに、本発明においては、管理者が前記精算情報を入力するための精算情報入力手段と、精算毎に前記管理者の識別コード、前記精算情報及び前記カード情報を記憶する精算履歴記憶手段とをさらに備えていてもよい。これによると、精算履歴を記憶することができる。これにより、顧客用伝票の不正利用があった場合に精算処理の追跡を行うことができる。
【0011】
加えて、本発明においては、顧客が顧客用伝票を発行するか否かを選択するための選択手段をさらに備えており、前記選択手段の選択結果が前記発行内容記憶手段に記憶されることが好ましい。これによると、顧客用伝票を発行するか否かを顧客の要望に応じて選択することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の好適な実施の形態に係るクレジットカード精算システムの概略構成図である。図1に示すように、クレジットカード精算システム1は、店内ネットワーク10と、決済センタ50とを有している。店内ネットワーク10はクレジットカード会社の加盟店内に設置されている。決済センタ50はクレジットカード会社内に設置されている。そして、店内ネットワーク10と決済センタ50とがISDN回線を介して接続されている。なお、店内ネットワーク10と決済センタ50とが、ADSL回線など他の種類の回線を介して接続されていてもよい。
【0013】
さらに図2を参照しつつ、店内ネットワーク10内について説明する。図2は、店内ネットワーク10の機能ブロック図である。図1及び図2に示すように、店内ネットワーク10は、パーソナルコンピュータ(PC)2、複数の精算端末3、ゲートウェイ4、通信中継装置5、分配器6及びTA(ターミナルアダプタ)7を含んでいる。PC2は、クレジットカード精算システム1の動作を管理するものであり、加盟店内の事務所や精算カウンタなどに設置されている。また、PC2は、図示しないCPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、大容量のHDD(Hard Disk Drive)とを有している。CPUは各種コマンドを実行するものである。ROMは、CPUが実行すべきコマンド群を記憶するものである。RAMは、CPUがコマンドを実行する際に使用される揮発性メモリである。HDDは、CPUに後述するクレジットカードの精算処理を実行させるためのプログラムや各種データベースを記憶するものである。そして、CPU、ROM、RAM及びHDDが一体的に機能することによって、後述する各機能部を実現する。さらに、PC2には、キーボード(精算情報入力手段)8と伝票を発行するためのプリンタ(伝票発行手段)9とが接続されている。
【0014】
次に、PC2の各機能部について説明する。PC2は、精算情報記憶部21と、カード情報記憶部22と、発行内容記憶部23と、精算履歴記憶部24と、プリンタ制御部25とを有している。精算情報記憶部21は、クレジットカードの精算処理を行うときに、当該精算処理に係る情報である精算情報が記憶されるものである。精算情報は管理者がキーボード9を用いて入力したり、HDDに記憶されているデータベースや決済サーバ51から取得したりするものであり、伝票番号、取扱区分、処理連番、利用日(処理日)、承認番号、合計金額などが含まれている。なお、管理者が精算情報を入力するときには、予め自身の識別コードを入力する必要がある。
【0015】
カード情報記憶部22は、クレジットカードの精算処理を行うときに、顧客が使用したクレジットカードの情報であるカード情報が記憶されるものである。カード情報には、当該クレジットカードの発行元であるクレジットカード会社のカード会社番号、顧客の会員番号などが含まれている。
【0016】
発行内容記憶部23は、クレジットカードの精算処理において「お客様控(顧客用伝票)」を発行するか否かが記憶されているものである。後述するように、プリンタ8においては、図3及び図4に示すような、「お客様控(顧客用伝票)」、「カード会社用」、及び、「加盟店控」の3種類の伝票が発行可能となっている。
【0017】
精算履歴記憶部24は、クレジットカードの精算処理毎に精算情報を入力した管理者の識別コード、精算情報及びカード情報を記憶するものである。なお、精算履歴記憶部24には、クレジットカードの決済期日を考慮して過去2ヶ月分の管理者の識別コード、精算情報及びカード情報が記憶されている。
【0018】
プリンタ制御部25は、精算情報記憶部21に記憶された処理情報、カード情報記憶部22に記憶されたカード情報、及び、発行内容記憶部23に記憶された内容に基づいてプリンタ8に各伝票を発行させるものである。「お客様控」の伝票は顧客に手渡されるものであり、「カード会社用」の伝票はクレジットカード会社で保管されるものであり、「加盟店控」の伝票は加盟店で保管されるものである。これらの伝票には、処理情報である伝票番号、取扱区分、処理連番、利用日、承認番号及び合計金額と、カード情報であるカード会社番号及び顧客の会員番号と、処理を行った精算端末3の端末番号とが印刷されている。そして、顧客の会員番号については、「お客様控」の伝票には、16桁のうち下4桁のみが表示され、残り上12桁はアスタリスク表示で隠されている。「カード会社用」及び「加盟店控」の伝票には、顧客の会員番号16桁のうち上12桁のみが表示され、残り下4桁はアスタリスク表示で隠されている。
【0019】
そして、プリンタ制御部25は、発行内容記憶部23に「お客様控」の伝票を発行する旨が記憶されているときには、「お客様控」「カード会社用」及び「加盟店控」の伝票をプリンタ8に同時に発行させ、発行内容記憶部23に「お客様控」の伝票を発行しない旨が記憶されているときには、「カード会社用」及び「加盟店控」の伝票をプリンタ8に同時に発行させる。言い換えれば、プリンタ制御部25は、発行内容記憶部23に「お客様控」の伝票を発行する旨が記憶されている場合にのみ、「お客様控」の伝票をプリンタ8に発行させる。
【0020】
次に、精算端末3について説明する。精算端末3は、顧客が精算処理を無人で行うためのものであり、自動販売機や両替機などと共に設置されている。各精算端末3には、ユニークな端末番号が付されている。精算端末3は、精算ボタン31、精算指示部(指示手段)32、タッチパネルディスプレイ33、クレジットカード読出部34、及び、現金処理部35を有している。
【0021】
精算ボタン31は、顧客が精算を開始するときに押下するものである。精算指示部は、精算ボタン31が押下されたとき、精算開始の指示をPC2に送信(指示)するものである。タッチパネルディスプレイ33は、表示部と、表示部に表示された内容を選択することができるセンサとを有するものである。また、タッチパネルディスプレイ33は、精算処理に係る精算内容を表示するほか、「お客様控」の伝票を発行するか否かを選択する選択手段として機能する。そして、タッチパネルディスプレイ33が選択手段として機能したとき、タッチパネルディスプレイ33において選択された選択結果がPC2に送信されてPC2の発行内容記憶部23に記憶される。
【0022】
クレジットカード読出部34は、クレジットカードで精算処理を行うときに、クレジットカードに記憶されたカード情報を読み出し、さらに読み出したカード情報をPC2に送信するものである。PC2に送信されたカード情報は、PC2のカード情報記憶部22に記憶される。現金処理部35は、精算処理を現金で行うためのものである。
【0023】
ゲートウェイ4は、店内ネットワーク10と外部のネットワークとを接続するためのものである。通信中継装置5は、PC2と複数の精算端末3及びゲートウェイ4との通信を中継するものである。なお、PC2と通信中継装置5とは1対1のシリアル通信方式であるRS232で接続されている。つまり、通信中継装置5を介してPC2とゲートウェイ4とが通信可能となっている。分配器6は、RS232Cによる通信を1対複数のシリアル通信方式であるRS485に変換するものである。そして、分配器6は、通信中継装置5とRS232で接続されており、複数の精算端末3とRS485で接続されている。つまり、通信中継装置5及び分配器6を介してPC2と複数の精算端末3とが通信可能となっている。TA7は、ゲートウェイ4をISDN回線に接続するためのものである。
【0024】
決済センタ50について説明する。決済センタ50は、決済サーバ51及びTA52を含んでいる。決済サーバ51は、店内ネットワーク10において行われたクレジットカードの精算処理を決済するものである。TA52は、決済サーバ51をISDN回線に接続するためのものである。そして、店内ネットワーク10のTA7とTA52とがISDN回線で接続されている。これにより、店内ネットワーク10と決済センタ50との間で通信可能になっている。
【0025】
次に、クレジットカード精算システム1の処理手順について説明する。まず、顧客が、商品の購入やサービスを受けるときに精算端末3の精算ボタン31を押下して精算を開始する。顧客によって精算ボタン31が押下されると精算指示部32が精算開始の指示をPC2に送信する。PC2が精算開始の指示を受信すると、管理者がキーボード9を用いて自身の認識コードを入力した後に当該精算に係る精算情報を入力する。管理者に入力された精算情報は、精算情報記憶部21に記憶される。そして、合計金額など精算内容が精算端末3に送信される。
【0026】
精算端末3が精算内容を受信すると、受信した精算内容がタッチパネルディスプレイ33に表示される。顧客は、タッチパネルディスプレイ33に表示された精算内容を見て現金で精算処理を行うか、クレジットカードで精算処理を行うかを選択する。顧客が現金で精算処理を行うときは、現金処理機に現金を投入して精算処理を完了させる。顧客がクレジットカードで精算処理を行うときは、表示内容に従って「お客様控」の伝票を発行するか否かを選択し、クレジットカードをクレジットカード読出部34に挿入する。クレジットカード読出部34は、クレジットカードが挿入されると、挿入されたクレジットカードのカード情報を読み出すと共に読み出したカード情報をPC2に送信する。このとき、「お客様控」の伝票を発行するか否かの選択結果も合わせてPC2に送信される。PC2がカード情報及び選択結果を受信すると、受信したカード情報がカード情報記憶部22に記憶される。また、受信した選択結果が、発行内容記憶部23に記憶される。さらに、決済サーバ51に精算情報及びカード情報を送信する。精算情報及びカード情報を受信した決済サーバ51は、当該精算処理の決済を完了させて、決済の完了通知をPC2に送信する。決済の完了通知をPC2が受信すると、管理者の識別コード、精算情報及びカード情報が、精算履歴記憶部24に記憶される。
【0027】
そして、プリンタ制御部25は、発行内容記憶部23に「お客様控」の伝票を発行する旨が記憶されているときには、「お客様控」「カード会社用」及び「加盟店控」の伝票をプリンタ8に発行させ、発行内容記憶部23に「お客様控」の伝票を発行しない旨が記憶されているときには、「カード会社用」及び「加盟店控」の伝票をプリンタ8に発行させる。なお、「お客様控」の伝票を発行したときには、「お客様控」の伝票が加盟店から退出するときに顧客に手渡される。
【0028】
以上説明した本実施の形態によると、プリンタ制御部25が、発行内容記憶部23に「お客様控」の伝票を発行する旨が記憶されている場合にのみ、「お客様控」の伝票をプリンタ8に発行させる。したがって、発行内容記憶部23に「お客様控」の伝票を発行しない旨が記憶されているときは、「お客様控」の伝票を発行されないため、「加盟店控」の伝票と、「お客様控」の伝票とが照らし合わされることによって顧客のクレジットカード番号を読み取られる機会が少なくなり、個人情報が漏洩しにくくなる。
【0029】
また、複数の精算端末3が設置可能な構成となっているため、店舗内における複数箇所でクレジットカード精算を行うことができる。
【0030】
さらに、精算処理を行う毎に、管理者の識別コード、精算情報及びカード情報が、精算履歴記憶部24に記憶されると共にこれらの記憶内容が2ヶ月間保持されるため、クレジットカードの請求がきたときに、顧客が「お客様控」の伝票の不正利用に気が付いたとしても、精算処理の追跡を行うことができる。
【0031】
加えて、タッチパネルディスプレイ33に「お客様控」の伝票を発行するか否かを選択する内容が表示されるため、「お客様控」の伝票を発行するか否かを顧客の要望に応じて決定することができる。
【0032】
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明はその趣旨を超えない範囲において変更が可能である。即ち、上述の実施の形態においては、1台のPC2に複数の精算端末3を接続する構成であるが、1台のPC2に1台の精算端末3を接続する構成でもよい。また、PC2及び精算端末3が一体となった装置が構成されてもよい。
【0033】
また、上述の実施の形態においては、PC2が、精算処理を行う毎に管理者の識別コード、精算情報及びカード情報が記憶される精算履歴記憶部24を有する構成であるが、このような精算履歴記憶部24を有さない構成であってもよい。
【0034】
さらに、上述の実施の形態においては、タッチパネルディスプレイ33に「お客様控」の伝票を発行するか否かを選択する内容が表示され、「お客様控」の伝票を発行するか否かを顧客が選択できる構成であるが、「お客様控」の伝票を発行するか否かを顧客が選択できない構成であってもよい。このとき、「お客様控」の伝票を発行するか否かを管理者のみが選択できる構成であればよい。
【0035】
加えて、上述の実施の形態においては、店内ネットワーク10において、PC2、端末3及びゲートウェイ4がシリアル通信でデータの送受信を行う構成であるが、店内ネットワーク10がイーサネット(登録商標)のLANとなっていてもよい。このとき、PC2、端末3及びゲートウェイ4がTCP/IPなどの通信プロトコルでデータの送受信を行う構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明に係る実施の形態であるクレジットカード精算システムの概略構成図である。
【図2】図1に示す店内ネットワークの機能ブロック図である。
【図3】図1に示すプリンタが発行する「お客様控」の伝票の一例である。
【図4】図1に示すプリンタが発行する「カード会社用」及び「加盟店控」の伝票の一例である。
【符号の説明】
【0037】
1 クレジットカード精算システム
3 精算端末
4 ゲートウェイ
5 通信中継装置
6 分配器
8 プリンタ
9 キーボード
10 店内ネットワーク
21 精算情報記憶部
22 カード情報記憶部
23 発行内容記憶部
24 精算履歴記憶部
25 プリンタ制御部
31 精算ボタン
32 精算指示部
33 タッチパネルディスプレイ
34 クレジットカード読出部
35 現金処理部
50 決済センタ
51 決済サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
精算の開始を指示する指示手段と、
前記指示手段により精算の開始が指示されたとき、精算に係る精算情報が記憶される精算情報記憶手段と、
顧客用伝票を発行するか否かを記憶する発行内容記憶手段と、
クレジットカードに記憶されたカード情報を読み出す読出手段と、
前記カード情報が記憶されるカード情報記憶手段と、
前記発行内容記憶手段が前記顧客用伝票を発行することを記憶している場合にのみ、前記精算情報及び前記カード情報に基づいて前記顧客用伝票を発行する伝票発行手段とを備えていることを特徴とするクレジットカード精算システム。
【請求項2】
前記指示手段及び前記読出手段を有する精算端末を複数備えていることを特徴とする請求項1に記載のクレジットカード精算システム。
【請求項3】
管理者が前記精算情報を入力するための精算情報入力手段と、
精算毎に前記管理者の識別コード、前記精算情報及び前記カード情報を記憶する精算履歴記憶手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクレジットカード精算システム。
【請求項4】
顧客が顧客用伝票を発行するか否かを選択するための選択手段をさらに備えており、
前記選択手段の選択結果が前記発行内容記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のクレジットカード精算システム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−79753(P2007−79753A)
【公開日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−264706(P2005−264706)
【出願日】平成17年9月13日(2005.9.13)
【出願人】(000002059)神鋼電機株式会社 (1,111)
【Fターム(参考)】