クロスフローファン付き機器
【課題】クロスフローファンの掃除が極めて容易に行えるようにしたクロスフローファン付きの機器を提供する。
【解決手段】外周に複数のファンブレード58を有し、室内空気を吸引してこれを送風するクロスフローファン36を備えたもので、前記クロスフローファン36には、駆動手段56と該駆動手段56によって待機位置から掃除位置へ可動される可動板57と、この可動板57に備えられたブラシ59とで構成された自動掃除機能を備えたので、クロスフローファン36が自動的に掃除され、ファンブレード58に付着する綿塵等が除去されるので、常に清潔な状態を維持出来ると共に、綿塵等の堆積による送風量の低下が防止され、良好な性能を維持出来るものである。
【解決手段】外周に複数のファンブレード58を有し、室内空気を吸引してこれを送風するクロスフローファン36を備えたもので、前記クロスフローファン36には、駆動手段56と該駆動手段56によって待機位置から掃除位置へ可動される可動板57と、この可動板57に備えられたブラシ59とで構成された自動掃除機能を備えたので、クロスフローファン36が自動的に掃除され、ファンブレード58に付着する綿塵等が除去されるので、常に清潔な状態を維持出来ると共に、綿塵等の堆積による送風量の低下が防止され、良好な性能を維持出来るものである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、エアコンや温風暖房器等のクロスフローファン付きの機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来よりこの種のものでは、器具の前面から送風ユニットを容易に取り外せるようにすることで、送風ユニットを使用者自身が定期的に取り外して掃除を行うものであった。(例えば、特許文献1参照)
【特許文献1】特開平7−324815号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところでこの従来のものでは、送風ユニットを容易に取り外せるようにしたとしても、取り外しての掃除は面倒で時間もかかるものであり、又使用者自身が掃除しなければならず、簡単には行えず、常に綺麗な状態に保持することは不可能であった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明はこの点に着目し、上記欠点を解決する為、特にその構成を、請求項1では、外周に複数のファンブレードを有し、室内空気を吸引してこれを送風するクロスフローファンを備えたもので、前記クロスフローファンには、自動掃除機能を備えたものである。
【0005】
又請求項2では、前記自動掃除機能は、駆動手段と該駆動手段によって待機位置から掃除位置へ可動される可動板と、この可動板に備えられたブラシとで構成され、ファンブレードに付着した塵を自動的に掃除するものである。
【0006】
又請求項3では、前記自動掃除は、クロスフローファンを低回転させて行うものである。
【0007】
又請求項4では、前記自動掃除は、掃除スイッチの操作或いは、機器の運転時間をカウントするタイマーが所定時間をカウントすることで或いは、機器の運転開始或いは停止時に行うものである。
【0008】
又請求項5では、前記クロスフローファンの近傍には、騒音センサを備え該騒音センサの検知する騒音値に応じて、クロスフローファンの回転数或いは、駆動手段の駆動量を調整するようにしたものである。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、クロスフローファンが自動的に掃除され、ファンブレードに付着する綿塵等が除去されるので、常に清潔な状態を維持出来ると共に、綿塵等の堆積による送風量の低下が防止され、良好な性能を維持出来るものである。
【0010】
更に、自動掃除はファンブレードにブラシを直接当接し低回転で行うので、確実に綿塵等の除去が出来、しかも音も静かで違和感を持つことなく安心して使用出来る。
【0011】
又自動掃除を掃除スイッチの操作で行うようにすれば、使用者の好きな時、都合に合わせて掃除出来、極めて使用勝手が良く、更に機器の使用した時間に合わせて自動的に行うようにすれば、掃除時期を気にすることなく、自由に使用することが出来るものであり、又自動掃除を機器の運転開始或いは停止時に行うようにすれば、常に機器の運転開始或いは停止毎に掃除が行われ、綺麗な状態で機器の運転が行え、塵の拡散が防止され健康的で安心して使用出来るものである。
【0012】
更に、騒音センサの検知する騒音値に応じて、クロスフローファンの回転数或いは、駆動手段の駆動量を調整しブラシとファンブレードとの接触度合いを、騒音が発生しないようにして自動調節されるので、自動掃除の時に騒音が発生することがなく、使用者に不安感や不信感を与えず、良好な自動掃除が行えるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、この発明に係るクロスフローファン付き機器の一実施形態として温風暖房器を例に上げて図面で説明する。
1は屋外と室内とを区画した壁2に形成された貫通穴3を貫通して備えられる給排気筒で、内方を排気路4とし且つ外方を給気路5とした二重管構造で、更に壁2の厚さに応じて長さを調節及び取り付けの簡素化を計る為に屋外側と室内側とに2分割され、弾性の係止バネ6で伸縮自在に係止されている。
【0014】
又屋外側給排気筒1先端には排気路4と連通する放出口7と、遮蔽板8で仕切られ給気路5と連通した吸入口9とが形成されており、室内側給排気筒1には接続部を構成するターミナル部10が備えられ、排気路4と連通する排気口11と給気路5と連通する2つの給気口12とが形成されている。
【0015】
13は枠体14内の一側方寄りに給排気筒1のターミナル部10を収納する収納室15を形成した器具本体で、縦方向ほぼ中央から枠体14内に入り込んだ給排気筒1とは排気管16及び塩化ビニール製の給気管17を介して連通され、該給排気筒1を介して吸引した屋外空気で燃焼し、この燃焼熱を複数体のパイプを並設して形成した熱交換18で温風として前面の吹出口19から放出すると共に、熱交換後の排気ガスを再び給排気筒1を介して屋外へ排出する強制給排気式の暖房を行うものである。
【0016】
更に上記排気管16は図5に示す如く、熱交換器18に固着された長めの接続管20にOリング21を介して嵌合し、上下動自在に備えられており、貫通穴3の位置によって変動する給排気筒1の位置に対応出来るように構成されていて、他端の排気口11との接続部分は、排気口11のOリング22を備えた固定ビード23と、排気管16側に形成された係止ビード24との間を弾性の係止金具25で係止して固定されるものである。
【0017】
26は給排気筒1のターミナル部10の下方の空スペースに備えられたターボファンから成る燃焼ファンで、設置スペースを小さくする為に、ほぼ中央の接続口27側をやや背面側に向けた前後方向斜めに設置され、ターミナル部10とは上記した如く給気管17で連通し、屋外から燃焼空気を吸引して送風パイプ28を介して気化式のバーナ部29に供給するものである。
【0018】
30は収納室15を開放する為に枠体14の側面から背面の一部を構成するL字状のカバー枠で、給排気筒1が貫通する上下調節も可能な大きさの凹穴31を有する一端側を枠体14の差し込み溝32に挿入固定し、他端を2本のビス33で固定するようにして、取り付け取り外しを簡単にし、給排気筒1の接続作業及びメンテナンスが容易に行えるようにしているものである。
【0019】
34は熱交換器18上方で枠体14上部に備えられた温風ファンで、モ−タ35とクロスフローファン36とで構成され、枠体14背面上部のフィルター37を備えた流入口38を介して吸引した室内空気を、下方の熱交換器18外周及び反射板39で囲われた燃焼室40を通した後、前記吹出口19から温風として放出させるものであり、この温風ファン34は枠体14の横いっぱいに設置され器具本体13全体を薄くコンパクトにすることが出来るものである。
【0020】
更に前記温風ファン34は、背面に流入口38を形成し下方に流出口41を形成したファンケ−ス42内にクロスフロ−ファン36を収納し、このファンケ−ス42の両側壁43には大径の送風口44が形成され、又両側壁43に取り付けられる軸受取付板45には送風口44と連通するそれぞれ複数の送風口46が形成され、一方の軸受取付板45中央をモ−タ35のモ−タ軸47が貫通し、他方の軸受取付板45中央にはファン軸48を支持する軸受ゴム49と軸受50が備えられ、更にモ−タ35を保護するモ−タカバ−51にも複数の送風口52を設け、この送風口44、46及び52で両側に冷却用の送風経路53を形成したものであり、そしてこのファンケ−ス42は流出口41を遮熱板54の開口55に合わせて該遮熱板54上に固定されているものである。
【0021】
56はファンケース42に備えられたステッピングモーターから成る駆動手段で、該駆動手段56に一端を固定し、他端を軸止した可動板57と、該可動板57の先端部分に取り付けられクロスフローファン36の複数のファンブレード58と当接するブラシ59とで、自動掃除機能を行わせるものである。
【0022】
又図12に示すように電気回路的には、マイコンから成る制御回路60の入力側に、運転スイッチ61及び騒音センサ62が接続され、出力側にはクロスフローファン36のモータ35及び駆動手段56が接続され、運転スイッチ61の2回目の押圧による運転停止信号を受けて、制御回路60がモータ35を低回転で駆動させると共に、駆動手段56を駆動させさせるものであり、この時騒音センサ62の検知する騒音値と所定値とを比較して、所定値の騒音値になるように駆動手段56の駆動範囲を調整するもので、更に制御回路60は所定時間ここでは3分の時間をカウントし、カウントアップでモータ35の駆動を停止させ、駆動手段56を駆動前の状態に戻すものである。
【0023】
63は熱交換器18及び燃焼室40側と枠体14の一側壁64側を区画した区画板で、一側壁64下方には複数の吸気口65を形成して、上方のクロスフロ−ファン36の駆動による軸方向の送風力で冷却空気の流れを形成するものであり、この位置に制御基板等の電装品66を備えたものである。
【0024】
67は燃焼室40内でバーナ部29上方を密閉構造で覆うガラス円筒で、内方には上方から垂下された円筒状の赤熱筒68が備えられている。
【0025】
69は燃焼室40の前面を構成する輻射ガラスで、赤熱筒68の燃焼状態を前方に輻射して暖房効果を取り上げると共に、前方にはガード体70が備えられている
【0026】
71は室内側の給排気筒1外周に形成された雄ネジ部72に螺合し、一回転で一周するように形成された雌ネジ部73を有した可動フランジで、屋外側の固定フランジ74と共に間にクッション材75を介して、壁2を挟持して給排気筒1を壁2に固定するものであり、上方の板厚より下方の板厚を徐々に厚くすることで、給排気筒1に屋外に向かって下り傾斜を付けて、雨水の浸入を阻止しており、従って常にこの傾斜を確保する為に、可動フランジ71の壁2の縁取り部76による床77端面との段差を調整する前後動は一回転ずつ行うようにしているものである。
【0027】
78は器具本体13正面右側に備えられた操作部で、上方には運転スイッチ61が備えられている。
79はカバー枠30の凹穴31と給排気筒1との隙間を塞ぐ閉塞板である。
80は給気管17が接続されずに残った給気口12を閉塞するゴム栓である。
【0028】
次にこの発明一実施形態の作動について説明する。
先ず器具を設置するのに当たり、器具本体13と給排気筒1とを接続すると共に、該給排気筒1を壁2に固定するものである。
【0029】
そこで、枠体14よりカバー枠30を取り外して収納室15を開放し、作業スペースを確保し、ここに2分割した室内側給排気筒1を持って来て、ターミナル部10の排気口11に排気管16を接続すると共に、一方の給気口12に給気管17を接続して、この状態で壁2の貫通穴3にこの給排気筒1を挿入すれば良く、この時貫通穴3の高さが多少相違することがあるが、排気管16は長めの接続管20とOリング21による嵌合接続で、自由に上下動出来る構造であり、又給気管17も可とう性の塩化ビニール製であるから多少の上下動の余裕は有り、貫通穴3の高さ調節は接続されたまま行え、的確に室内側給排気筒1を器具本体1と接続した状態で貫通穴3に挿入出来るものである。
【0030】
そして、次に分割された他方の屋外側給排気筒1を、屋外側から壁2の貫通穴3に挿入すれば、給排気筒1は貫通穴3内で連結されて一体となり、後は可動フランジ71と固定フランジ74とで壁2を挟持した状態で、該可動フランジ71をビス等で固定すれば、器具本体13の設置及び給排気筒1の取り付けが完了するものであり、最後に取り外したカバー枠30を元に戻すものである。
【0031】
又温風放出の為の温風ファン34は、クロスフローファン36で構成し枠体14内の上部に位置させたので、器具本体13背面に突出することがなく背面はスッキリとすると共に、温風ファン34の駆動で背面の流入口38から流入した室内空気を、下部の熱交換器18及び燃焼室40を通し、温風として前面の吹出口19から放出することで、従来と何ら変わることなく良好な温風暖房が行えるものである。
【0032】
従って、器具本体13と壁2との間には、給排気筒1と器具本体13とを結ぶ給排気用の接続配管及び、温風ファンとこのファンガードがなくスッキリとしており、器具本体13は壁2にビッタリと設置されることとなり、設置スペースも狭くて良くスペースの有効利用が計れ、邪魔にならない温風暖房器を提供出来るものであり、又器具本体13自体のコンパクト化も計れて設置の省スペースと相まって一層のスリム感を得ることが出来るものである。
【0033】
次に図13のフローチャートに示すように、先ずステップ82で運転スイッチ61の2回目の押圧を受け、ステップ83に進んで温風暖房器の運転を停止し、そしてステップ84でクロスフローファン36のモータ35を低回転で駆動させると共に駆動手段56を駆動させることで、この駆動手段56に連結した可動板57の一端がクロスフローファン36の外周に接近し、先端に取り付けられたブラシ59がファンブレード58に付着している綿塵等を除去し、下方に設置された捕集部(図示せず)に集めて定期的に捨てれば良いものである。
【0034】
更にこの掃除中は、ステップ85で騒音センサ62の検知する騒音値と所定値を比較して、NOでは駆動手段56の回動を前後退させて調整し、そして所定値と一致するYESでステップ86に進んで駆動手段56を現状の駆動位置を維持させ、ステップ87に進み自動清掃開始から制御回路60がカウントしているカウントが所定時間ここでは3分となったかを判断し、YESでステップ88に進みクロスフローファン36の回転を停止させると共に、駆動手段56を元の待機位置に戻し、自動待機機能を終了するものである。
【0035】
従って、クロスフローファンが自動的に掃除され、ファンブレードに付着する綿塵等が除去されるので、常に清潔な状態を保持出来ると共に、綿塵等の堆積による送風量の低下が防止され、良好な性能を維持出来るものであり、更に自動掃除はファンブレードにブラシを直接当接し低回転で行うので、確実に綿塵等の除去が出来、しかも音も静かで違和感を持つことなく安心して使用出来る。
【0036】
又自動掃除を機器の運転停止時に行うようにすれば、常に機器の運転停止毎に掃除が行われ、綺麗な状態で機器の運転が行え、塵の拡散が防止され健康的で安心して使用出来るものであり、更に騒音センサの検知する騒音値に応じて、クロスフローファンの回転数或いは、駆動手段の駆動量を調整しブラシとファンブレードとの接触度合いを、騒音が発生しないようにして自動調節されるので、自動掃除の時に騒音が発生することがなく、使用者に不安感や不信感を与えず、良好な自動掃除が行えるものである。
【0037】
次に他の実施形態を図14で説明するが、前記実施形態と同一部分には同一符号を付し、相違点のみ説明すれば、前記実施形態が温風暖房器の運転停止時に自動掃除機能が作動したが、これを運転開始時に行うようにしたもので、ステップ89で運転スイッチ61の1回目の押圧で、前記と同じ動きの自動掃除機能が、運転開始の3分前に行われ、その後継続して暖房運転へと移行するものである。
【0038】
これにより運転開始前には必ず自動掃除が行われ、常に綺麗な状態から運転が行われ、極めて使用勝手が良く、安全で良好な運転が得られるものである。
【0039】
更に別の実施形態を図15と図16で説明するが、この実施形態は自動掃除を掃除スイッチ90の操作で行うようにしたもので、制御回路60の入力側に掃除スイッチ90を接続し、機器が運転停止状態ではステップ91で掃除スイッチ90が押圧されると、前記した他の実施形態と同じ動作の自動掃除が行われるものであり、使用者の好きな時、都合に合わせて掃除出来、極めて使用勝手が良くなるものである。
【0040】
更に別の実施形態を図17と図18で説明するが、この実施形態は自動掃除を機器の使用時間をカウントするタイマー92が、機器の使用が一週間、二週間行われることで機器停止時に開始させるものであり、前記タイマー92を内蔵した制御回路60の入力側に機器の駆動部93が接続され、該駆動部93からの駆動信号で使用時間を積算し、ステップ94で所定の時間に到達後は、ステップ95に進んで機器の停止を待って自動掃除が行われるものであり、動作は他の実施形態と同様であり、これにより掃除時期を気にすることなく、自由に使用することが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】この発明一実施形態を付した温風暖房器を示す正面図。
【図2】同左側面図。
【図3】同縦断面図。
【図4】同横断面図。
【図5】同排気管を説明する断面図。
【図6】同カバー枠の斜視図。
【図7】同床端部と壁との間に段差が形成された設置を示す縦断面図。
【図8】同可動フランジの前後移動状態を示す要部断面図。
【図9】同内部構造を示す概略説明図。
【図10】同クロスフローファンの分解斜視図。
【図11】同自動掃除機構の説明図。
【図12】同電気回路の要部ブロック図。
【図13】同要部のフローチャート。
【図14】他の実施形態を説明する要部のフローチャート。
【図15】別の実施形態を示す電気回路の要部ブロック図。
【図16】同要部のフローチャート。
【図17】更に別の実施形態を示す電気回路の要部ブロック図。
【図18】同要部のフローチャート。
【符号の説明】
【0042】
36 クロスフローファン
56 駆動手段
57 可動板
58 ファンブレード
59 ブラシ
60 制御回路
61 運転スイッチ
62 騒音センサ
90 掃除スイッチ
92 タイマー
【技術分野】
【0001】
この発明は、エアコンや温風暖房器等のクロスフローファン付きの機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来よりこの種のものでは、器具の前面から送風ユニットを容易に取り外せるようにすることで、送風ユニットを使用者自身が定期的に取り外して掃除を行うものであった。(例えば、特許文献1参照)
【特許文献1】特開平7−324815号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところでこの従来のものでは、送風ユニットを容易に取り外せるようにしたとしても、取り外しての掃除は面倒で時間もかかるものであり、又使用者自身が掃除しなければならず、簡単には行えず、常に綺麗な状態に保持することは不可能であった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明はこの点に着目し、上記欠点を解決する為、特にその構成を、請求項1では、外周に複数のファンブレードを有し、室内空気を吸引してこれを送風するクロスフローファンを備えたもので、前記クロスフローファンには、自動掃除機能を備えたものである。
【0005】
又請求項2では、前記自動掃除機能は、駆動手段と該駆動手段によって待機位置から掃除位置へ可動される可動板と、この可動板に備えられたブラシとで構成され、ファンブレードに付着した塵を自動的に掃除するものである。
【0006】
又請求項3では、前記自動掃除は、クロスフローファンを低回転させて行うものである。
【0007】
又請求項4では、前記自動掃除は、掃除スイッチの操作或いは、機器の運転時間をカウントするタイマーが所定時間をカウントすることで或いは、機器の運転開始或いは停止時に行うものである。
【0008】
又請求項5では、前記クロスフローファンの近傍には、騒音センサを備え該騒音センサの検知する騒音値に応じて、クロスフローファンの回転数或いは、駆動手段の駆動量を調整するようにしたものである。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、クロスフローファンが自動的に掃除され、ファンブレードに付着する綿塵等が除去されるので、常に清潔な状態を維持出来ると共に、綿塵等の堆積による送風量の低下が防止され、良好な性能を維持出来るものである。
【0010】
更に、自動掃除はファンブレードにブラシを直接当接し低回転で行うので、確実に綿塵等の除去が出来、しかも音も静かで違和感を持つことなく安心して使用出来る。
【0011】
又自動掃除を掃除スイッチの操作で行うようにすれば、使用者の好きな時、都合に合わせて掃除出来、極めて使用勝手が良く、更に機器の使用した時間に合わせて自動的に行うようにすれば、掃除時期を気にすることなく、自由に使用することが出来るものであり、又自動掃除を機器の運転開始或いは停止時に行うようにすれば、常に機器の運転開始或いは停止毎に掃除が行われ、綺麗な状態で機器の運転が行え、塵の拡散が防止され健康的で安心して使用出来るものである。
【0012】
更に、騒音センサの検知する騒音値に応じて、クロスフローファンの回転数或いは、駆動手段の駆動量を調整しブラシとファンブレードとの接触度合いを、騒音が発生しないようにして自動調節されるので、自動掃除の時に騒音が発生することがなく、使用者に不安感や不信感を与えず、良好な自動掃除が行えるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、この発明に係るクロスフローファン付き機器の一実施形態として温風暖房器を例に上げて図面で説明する。
1は屋外と室内とを区画した壁2に形成された貫通穴3を貫通して備えられる給排気筒で、内方を排気路4とし且つ外方を給気路5とした二重管構造で、更に壁2の厚さに応じて長さを調節及び取り付けの簡素化を計る為に屋外側と室内側とに2分割され、弾性の係止バネ6で伸縮自在に係止されている。
【0014】
又屋外側給排気筒1先端には排気路4と連通する放出口7と、遮蔽板8で仕切られ給気路5と連通した吸入口9とが形成されており、室内側給排気筒1には接続部を構成するターミナル部10が備えられ、排気路4と連通する排気口11と給気路5と連通する2つの給気口12とが形成されている。
【0015】
13は枠体14内の一側方寄りに給排気筒1のターミナル部10を収納する収納室15を形成した器具本体で、縦方向ほぼ中央から枠体14内に入り込んだ給排気筒1とは排気管16及び塩化ビニール製の給気管17を介して連通され、該給排気筒1を介して吸引した屋外空気で燃焼し、この燃焼熱を複数体のパイプを並設して形成した熱交換18で温風として前面の吹出口19から放出すると共に、熱交換後の排気ガスを再び給排気筒1を介して屋外へ排出する強制給排気式の暖房を行うものである。
【0016】
更に上記排気管16は図5に示す如く、熱交換器18に固着された長めの接続管20にOリング21を介して嵌合し、上下動自在に備えられており、貫通穴3の位置によって変動する給排気筒1の位置に対応出来るように構成されていて、他端の排気口11との接続部分は、排気口11のOリング22を備えた固定ビード23と、排気管16側に形成された係止ビード24との間を弾性の係止金具25で係止して固定されるものである。
【0017】
26は給排気筒1のターミナル部10の下方の空スペースに備えられたターボファンから成る燃焼ファンで、設置スペースを小さくする為に、ほぼ中央の接続口27側をやや背面側に向けた前後方向斜めに設置され、ターミナル部10とは上記した如く給気管17で連通し、屋外から燃焼空気を吸引して送風パイプ28を介して気化式のバーナ部29に供給するものである。
【0018】
30は収納室15を開放する為に枠体14の側面から背面の一部を構成するL字状のカバー枠で、給排気筒1が貫通する上下調節も可能な大きさの凹穴31を有する一端側を枠体14の差し込み溝32に挿入固定し、他端を2本のビス33で固定するようにして、取り付け取り外しを簡単にし、給排気筒1の接続作業及びメンテナンスが容易に行えるようにしているものである。
【0019】
34は熱交換器18上方で枠体14上部に備えられた温風ファンで、モ−タ35とクロスフローファン36とで構成され、枠体14背面上部のフィルター37を備えた流入口38を介して吸引した室内空気を、下方の熱交換器18外周及び反射板39で囲われた燃焼室40を通した後、前記吹出口19から温風として放出させるものであり、この温風ファン34は枠体14の横いっぱいに設置され器具本体13全体を薄くコンパクトにすることが出来るものである。
【0020】
更に前記温風ファン34は、背面に流入口38を形成し下方に流出口41を形成したファンケ−ス42内にクロスフロ−ファン36を収納し、このファンケ−ス42の両側壁43には大径の送風口44が形成され、又両側壁43に取り付けられる軸受取付板45には送風口44と連通するそれぞれ複数の送風口46が形成され、一方の軸受取付板45中央をモ−タ35のモ−タ軸47が貫通し、他方の軸受取付板45中央にはファン軸48を支持する軸受ゴム49と軸受50が備えられ、更にモ−タ35を保護するモ−タカバ−51にも複数の送風口52を設け、この送風口44、46及び52で両側に冷却用の送風経路53を形成したものであり、そしてこのファンケ−ス42は流出口41を遮熱板54の開口55に合わせて該遮熱板54上に固定されているものである。
【0021】
56はファンケース42に備えられたステッピングモーターから成る駆動手段で、該駆動手段56に一端を固定し、他端を軸止した可動板57と、該可動板57の先端部分に取り付けられクロスフローファン36の複数のファンブレード58と当接するブラシ59とで、自動掃除機能を行わせるものである。
【0022】
又図12に示すように電気回路的には、マイコンから成る制御回路60の入力側に、運転スイッチ61及び騒音センサ62が接続され、出力側にはクロスフローファン36のモータ35及び駆動手段56が接続され、運転スイッチ61の2回目の押圧による運転停止信号を受けて、制御回路60がモータ35を低回転で駆動させると共に、駆動手段56を駆動させさせるものであり、この時騒音センサ62の検知する騒音値と所定値とを比較して、所定値の騒音値になるように駆動手段56の駆動範囲を調整するもので、更に制御回路60は所定時間ここでは3分の時間をカウントし、カウントアップでモータ35の駆動を停止させ、駆動手段56を駆動前の状態に戻すものである。
【0023】
63は熱交換器18及び燃焼室40側と枠体14の一側壁64側を区画した区画板で、一側壁64下方には複数の吸気口65を形成して、上方のクロスフロ−ファン36の駆動による軸方向の送風力で冷却空気の流れを形成するものであり、この位置に制御基板等の電装品66を備えたものである。
【0024】
67は燃焼室40内でバーナ部29上方を密閉構造で覆うガラス円筒で、内方には上方から垂下された円筒状の赤熱筒68が備えられている。
【0025】
69は燃焼室40の前面を構成する輻射ガラスで、赤熱筒68の燃焼状態を前方に輻射して暖房効果を取り上げると共に、前方にはガード体70が備えられている
【0026】
71は室内側の給排気筒1外周に形成された雄ネジ部72に螺合し、一回転で一周するように形成された雌ネジ部73を有した可動フランジで、屋外側の固定フランジ74と共に間にクッション材75を介して、壁2を挟持して給排気筒1を壁2に固定するものであり、上方の板厚より下方の板厚を徐々に厚くすることで、給排気筒1に屋外に向かって下り傾斜を付けて、雨水の浸入を阻止しており、従って常にこの傾斜を確保する為に、可動フランジ71の壁2の縁取り部76による床77端面との段差を調整する前後動は一回転ずつ行うようにしているものである。
【0027】
78は器具本体13正面右側に備えられた操作部で、上方には運転スイッチ61が備えられている。
79はカバー枠30の凹穴31と給排気筒1との隙間を塞ぐ閉塞板である。
80は給気管17が接続されずに残った給気口12を閉塞するゴム栓である。
【0028】
次にこの発明一実施形態の作動について説明する。
先ず器具を設置するのに当たり、器具本体13と給排気筒1とを接続すると共に、該給排気筒1を壁2に固定するものである。
【0029】
そこで、枠体14よりカバー枠30を取り外して収納室15を開放し、作業スペースを確保し、ここに2分割した室内側給排気筒1を持って来て、ターミナル部10の排気口11に排気管16を接続すると共に、一方の給気口12に給気管17を接続して、この状態で壁2の貫通穴3にこの給排気筒1を挿入すれば良く、この時貫通穴3の高さが多少相違することがあるが、排気管16は長めの接続管20とOリング21による嵌合接続で、自由に上下動出来る構造であり、又給気管17も可とう性の塩化ビニール製であるから多少の上下動の余裕は有り、貫通穴3の高さ調節は接続されたまま行え、的確に室内側給排気筒1を器具本体1と接続した状態で貫通穴3に挿入出来るものである。
【0030】
そして、次に分割された他方の屋外側給排気筒1を、屋外側から壁2の貫通穴3に挿入すれば、給排気筒1は貫通穴3内で連結されて一体となり、後は可動フランジ71と固定フランジ74とで壁2を挟持した状態で、該可動フランジ71をビス等で固定すれば、器具本体13の設置及び給排気筒1の取り付けが完了するものであり、最後に取り外したカバー枠30を元に戻すものである。
【0031】
又温風放出の為の温風ファン34は、クロスフローファン36で構成し枠体14内の上部に位置させたので、器具本体13背面に突出することがなく背面はスッキリとすると共に、温風ファン34の駆動で背面の流入口38から流入した室内空気を、下部の熱交換器18及び燃焼室40を通し、温風として前面の吹出口19から放出することで、従来と何ら変わることなく良好な温風暖房が行えるものである。
【0032】
従って、器具本体13と壁2との間には、給排気筒1と器具本体13とを結ぶ給排気用の接続配管及び、温風ファンとこのファンガードがなくスッキリとしており、器具本体13は壁2にビッタリと設置されることとなり、設置スペースも狭くて良くスペースの有効利用が計れ、邪魔にならない温風暖房器を提供出来るものであり、又器具本体13自体のコンパクト化も計れて設置の省スペースと相まって一層のスリム感を得ることが出来るものである。
【0033】
次に図13のフローチャートに示すように、先ずステップ82で運転スイッチ61の2回目の押圧を受け、ステップ83に進んで温風暖房器の運転を停止し、そしてステップ84でクロスフローファン36のモータ35を低回転で駆動させると共に駆動手段56を駆動させることで、この駆動手段56に連結した可動板57の一端がクロスフローファン36の外周に接近し、先端に取り付けられたブラシ59がファンブレード58に付着している綿塵等を除去し、下方に設置された捕集部(図示せず)に集めて定期的に捨てれば良いものである。
【0034】
更にこの掃除中は、ステップ85で騒音センサ62の検知する騒音値と所定値を比較して、NOでは駆動手段56の回動を前後退させて調整し、そして所定値と一致するYESでステップ86に進んで駆動手段56を現状の駆動位置を維持させ、ステップ87に進み自動清掃開始から制御回路60がカウントしているカウントが所定時間ここでは3分となったかを判断し、YESでステップ88に進みクロスフローファン36の回転を停止させると共に、駆動手段56を元の待機位置に戻し、自動待機機能を終了するものである。
【0035】
従って、クロスフローファンが自動的に掃除され、ファンブレードに付着する綿塵等が除去されるので、常に清潔な状態を保持出来ると共に、綿塵等の堆積による送風量の低下が防止され、良好な性能を維持出来るものであり、更に自動掃除はファンブレードにブラシを直接当接し低回転で行うので、確実に綿塵等の除去が出来、しかも音も静かで違和感を持つことなく安心して使用出来る。
【0036】
又自動掃除を機器の運転停止時に行うようにすれば、常に機器の運転停止毎に掃除が行われ、綺麗な状態で機器の運転が行え、塵の拡散が防止され健康的で安心して使用出来るものであり、更に騒音センサの検知する騒音値に応じて、クロスフローファンの回転数或いは、駆動手段の駆動量を調整しブラシとファンブレードとの接触度合いを、騒音が発生しないようにして自動調節されるので、自動掃除の時に騒音が発生することがなく、使用者に不安感や不信感を与えず、良好な自動掃除が行えるものである。
【0037】
次に他の実施形態を図14で説明するが、前記実施形態と同一部分には同一符号を付し、相違点のみ説明すれば、前記実施形態が温風暖房器の運転停止時に自動掃除機能が作動したが、これを運転開始時に行うようにしたもので、ステップ89で運転スイッチ61の1回目の押圧で、前記と同じ動きの自動掃除機能が、運転開始の3分前に行われ、その後継続して暖房運転へと移行するものである。
【0038】
これにより運転開始前には必ず自動掃除が行われ、常に綺麗な状態から運転が行われ、極めて使用勝手が良く、安全で良好な運転が得られるものである。
【0039】
更に別の実施形態を図15と図16で説明するが、この実施形態は自動掃除を掃除スイッチ90の操作で行うようにしたもので、制御回路60の入力側に掃除スイッチ90を接続し、機器が運転停止状態ではステップ91で掃除スイッチ90が押圧されると、前記した他の実施形態と同じ動作の自動掃除が行われるものであり、使用者の好きな時、都合に合わせて掃除出来、極めて使用勝手が良くなるものである。
【0040】
更に別の実施形態を図17と図18で説明するが、この実施形態は自動掃除を機器の使用時間をカウントするタイマー92が、機器の使用が一週間、二週間行われることで機器停止時に開始させるものであり、前記タイマー92を内蔵した制御回路60の入力側に機器の駆動部93が接続され、該駆動部93からの駆動信号で使用時間を積算し、ステップ94で所定の時間に到達後は、ステップ95に進んで機器の停止を待って自動掃除が行われるものであり、動作は他の実施形態と同様であり、これにより掃除時期を気にすることなく、自由に使用することが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】この発明一実施形態を付した温風暖房器を示す正面図。
【図2】同左側面図。
【図3】同縦断面図。
【図4】同横断面図。
【図5】同排気管を説明する断面図。
【図6】同カバー枠の斜視図。
【図7】同床端部と壁との間に段差が形成された設置を示す縦断面図。
【図8】同可動フランジの前後移動状態を示す要部断面図。
【図9】同内部構造を示す概略説明図。
【図10】同クロスフローファンの分解斜視図。
【図11】同自動掃除機構の説明図。
【図12】同電気回路の要部ブロック図。
【図13】同要部のフローチャート。
【図14】他の実施形態を説明する要部のフローチャート。
【図15】別の実施形態を示す電気回路の要部ブロック図。
【図16】同要部のフローチャート。
【図17】更に別の実施形態を示す電気回路の要部ブロック図。
【図18】同要部のフローチャート。
【符号の説明】
【0042】
36 クロスフローファン
56 駆動手段
57 可動板
58 ファンブレード
59 ブラシ
60 制御回路
61 運転スイッチ
62 騒音センサ
90 掃除スイッチ
92 タイマー
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周に複数のファンブレードを有し、室内空気を吸引してこれを送風するクロスフローファンを備えたもので、前記クロスフローファンには、自動掃除機能を備えた事を特徴とするクロスフローファン付き機器。
【請求項2】
前記自動掃除機能は、駆動手段と該駆動手段によって待機位置から掃除位置へ可動される可動板と、この可動板に備えられたブラシとで構成され、ファンブレードに付着した塵を自動的に掃除するものである事を特徴とする請求項1記載のクロスフローファン付き機器。
【請求項3】
前記自動掃除は、クロスフローファンを低回転させて行う事を特徴とする請求項1及び2記載のクロスフローファン付き機器。
【請求項4】
前記自動掃除は、掃除スイッチの操作或いは、機器の運転時間をカウントするタイマーが所定時間をカウントすることで或いは、機器の運転開始或いは停止時に行う事を特徴とする請求項1から3記載のクロスフローファン付き機器。
【請求項5】
前記クロスフローファンの近傍には、騒音センサを備え該騒音センサの検知する騒音値に応じて、クロスフローファンの回転数或いは、駆動手段の駆動量を調整する事を特徴とする請求項1から4記載のクロスフローファン付き機器。
【請求項1】
外周に複数のファンブレードを有し、室内空気を吸引してこれを送風するクロスフローファンを備えたもので、前記クロスフローファンには、自動掃除機能を備えた事を特徴とするクロスフローファン付き機器。
【請求項2】
前記自動掃除機能は、駆動手段と該駆動手段によって待機位置から掃除位置へ可動される可動板と、この可動板に備えられたブラシとで構成され、ファンブレードに付着した塵を自動的に掃除するものである事を特徴とする請求項1記載のクロスフローファン付き機器。
【請求項3】
前記自動掃除は、クロスフローファンを低回転させて行う事を特徴とする請求項1及び2記載のクロスフローファン付き機器。
【請求項4】
前記自動掃除は、掃除スイッチの操作或いは、機器の運転時間をカウントするタイマーが所定時間をカウントすることで或いは、機器の運転開始或いは停止時に行う事を特徴とする請求項1から3記載のクロスフローファン付き機器。
【請求項5】
前記クロスフローファンの近傍には、騒音センサを備え該騒音センサの検知する騒音値に応じて、クロスフローファンの回転数或いは、駆動手段の駆動量を調整する事を特徴とする請求項1から4記載のクロスフローファン付き機器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2006−299949(P2006−299949A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−123382(P2005−123382)
【出願日】平成17年4月21日(2005.4.21)
【出願人】(000000538)株式会社コロナ (753)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年4月21日(2005.4.21)
【出願人】(000000538)株式会社コロナ (753)
【Fターム(参考)】
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