説明

クロック信号供給装置及びクロック信号供給プログラム

【課題】 節電モードと通常動作モードの切替等により送信側装置の温度が変動しても、受信側装置を正常に動作させることができるクロック信号供給装置及びクロック信号供給プログラムを提供する。
【解決手段】 モード検出部18は、送信側装置12が節電モードに移行したか否かを監視し、節電モードへの移行を検出すると、この時点から時間t1経過した後、位相調整部20が、受信側装置14へ供給されるクロック信号の位相を所定値進ませる。また、送信側装置12が通常動作モードへ復帰すると、この時点から時間t2経過した後、位相調整部20が、受信側装置14へ供給されるクロック信号の位相を元に戻す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温度変化による信号の伝達速度の変化を補正できるクロック信号供給装置及びクロック信号供給プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、印刷装置その他の種々の装置において、省電力のために電力の供給を一部停止したり、供給するクロック信号の周波数を低下させる節電モード機能が採用されている。例えば、下記特許文献1には、複数の消費電力モードのいずれかに従って、きめ細かく消費電力を制御できる消費電力制御装置が開示されている。
【特許文献1】特開2004−242217号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、一般に、装置を構成する半導体回路においては、温度が低下すると動作速度が高くなり、温度が上昇すると動作速度が低くなる。従って、上記節電モードにおいては、消費電力が減少するので半導体回路の温度が低下し、動作速度が高くなる。一方、節電モードから通常動作モードに復帰すると、消費電力が増加するので半導体回路の温度が上昇し、動作速度が低くなる。このため、クロック同期したデータ信号の通信を行う送信側装置と受信側装置において、送信側装置で節電モードと通常動作モードの切替が行われると、受信側装置に到達するデータ信号の速度が変動する。
【0004】
従来は、送信側装置で節電モードと通常動作モードの切替が行われても、送信側装置と受信側装置に供給されるクロック信号の位相が一定に維持されたので、受信側装置に到達するデータ信号とクロック信号とのタイミングのずれが大きくなり、通信が不能となる場合があるという問題があった。特に、送信側装置と受信側装置の動作周波数を高めて行くと、上記データ信号とクロック信号との位相のずれ若しくは相対的なタイミングのずれはさらに大きくなってしまう。
【0005】
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、節電モードと通常動作モードの切替等により送信側装置の温度が変動しても、受信側装置を正常に動作させることができるクロック信号供給装置及びクロック信号供給プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、クロック同期した信号の通信を行う送信側装置と受信側装置に、外部からクロック信号を供給するクロック信号供給装置であって、クロック信号を発生するクロック発振手段と、前記送信側装置が節電モードに移行したことを検出する節電モード検出手段と、前記節電モード検出手段が節電モードへの移行を検出してから第1の移行時間が経過した時点で前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を所定値進ませるクロック位相変更手段と、前記送信側装置が節電モードから通常動作モードに移行したことを検出する通常モード検出手段と、前記通常モード検出手段が通常動作モードへの移行を検出してから第2の移行時間が経過した時点で前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を元に戻すクロック位相回復手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
ここで、上記通常モード検出手段は、所定時間以上通常動作モードが継続した場合に通常動作モードへの移行と判断することを特徴とする。
【0008】
また、上記第1の移行時間及び第2の移行時間は、変更可能であるのが好適である。
【0009】
また、本発明は、クロック同期した信号の通信を行う送信側装置と受信側装置に、外部からクロック信号を供給するクロック信号供給装置であって、クロック信号を発生するクロック発振手段と、前記送信側装置の温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段が測定した温度データに基づいて、前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を制御する位相制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
ここで、上記位相制御手段は、前記温度データに基づいて、前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を複数段階に変更するのが好適である。
【0011】
また、本発明は、上記各クロック信号供給装置を使用した印刷装置であることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、クロック同期した信号の通信を行う送信側装置と受信側装置に、外部からクロック信号を供給するクロック信号供給プログラムであって、クロック信号を発生し、前記送信側装置が節電モードに移行したことを検出し、前記節電モードへの移行を検出してから第1の移行時間が経過した時点で前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を所定値進ませ、前記送信側装置が節電モードから通常動作モードに移行したことを検出し、前記通常動作モードへの移行を検出してから第2の移行時間が経過した時点で前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を元に戻す処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、クロック同期した信号の通信を行う送信側装置と受信側装置に、外部からクロック信号を供給するクロック信号供給プログラムであって、クロック信号を発生し、前記送信側装置の温度を測定し、前記測定した温度データに基づいて、前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を制御する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、送信側装置が節電モードか通常動作モードかに応じて、受信側装置に供給するクロック信号の位相を制御するので、節電モードと通常動作モードの切替等により送信側装置の温度が変動しても、受信側装置を正常に動作させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
【0016】
図1には、本発明にかかるクロック信号供給装置の構成例のブロック図が示される。図1において、クロック信号供給装置10は、クロック同期した信号の通信を行う送信側装置12と受信側装置14とに、外部からクロック信号を供給する。ここで、上記送信側装置12は、例えばCPU(中央処理装置)内蔵の特定用途向け集積回路(ASIC)等であり、受信側装置14は、例えば上記ASICから信号を受け取るメモリ装置等の周辺装置である。
【0017】
上記クロック信号供給装置10は、クロック発振部16、モード検出部18、位相調整部20及び記憶部22を含んで構成されている。
【0018】
クロック発振部16は、送信側装置12と受信側装置14とに供給するためのクロック信号を発生する発振装置である。
【0019】
モード検出部18は、上記送信側装置12が通常動作モードにあるか節電モードにあるかを検出する。ここで、節電モードとは、送信側装置12へ供給するクロックを停止し、あるいはクロック周波数を低下する等、消費電力を低減するための動作モードをいう。通常動作モードにあるか節電モードにあるかの検出方法は限定されないが、例えば送信側装置12の動作モードを制御する回路からモードを示す信号を受け取る等の方法により動作モードを検出することができる。
【0020】
位相調整部20は、モード検出部18が検出した送信側装置12の動作モードに応じて上記クロック発振部16が発生したクロック信号の位相を調整する。
【0021】
記憶部22は、上記送信側装置12の動作モードに応じてどの程度クロック信号の位相を調整するか等のデータが記憶されており、例えばCPU内のレジスタで構成することができる。
【0022】
なお、上述したクロック信号供給装置10は、CPUを中心として構成されたコンピュータであってよく、この場合、記憶媒体に格納されたプログラムをCPUが実行することでクロック信号供給装置10の各機能が実現される。
【0023】
図2には、上記クロック信号供給装置10の動作例のフローが示される。なお、図2では、送信側装置12と受信側装置14とが通常動作モードでクロック同期した信号の通信を行っている状態が前提となっている。
【0024】
図2において、モード検出部18は、送信側装置12が節電モードに移行したか否かを監視している(S1)。
【0025】
モード検出部18が送信側装置12の節電モードへの移行を検出すると、この時点から予め設定されていた時間t1経過した後(S2)、位相調整部20が、受信側装置14へ供給されるクロック信号の位相を所定値進ませる(S3)。送信側装置12が節電モードへ移行すると、送信側装置12の温度が低下し、受信側装置14へ到達するデータ信号の到達時間が早くなるからである。この場合のモード検出部18が本発明にかかる節電モード検出手段に相当し、位相調整部20が本発明にかかるクロック位相変更手段に相当する。なお、上記時間t1及び位相の進み量である所定値は、上記記憶部22に記憶されている。
【0026】
次に、モード検出部18は、送信側装置12が節電モードに移行したか否かを監視する(S4)。
【0027】
モード検出部18が送信側装置12の通常動作モードへの移行を検出すると、この時点から予め設定されていた時間t2経過した後(S5)、位相調整部20が、受信側装置14へ供給されるクロック信号の位相を元に戻す(S6)。送信側装置12の通常動作モードへ移行すると、送信側装置12の温度が低下し、受信側装置14へ到達するデータ信号の速度が低下して元に戻るからである。これにより、受信側装置14へ供給されるクロック信号の位相は、S3で位相調整部20により進められる前の状態となる。この場合のモード検出部18が本発明にかかる通常モード検出手段に相当し、位相調整部20が本発明にかかるクロック位相回復手段に相当する。なお、上記時間t2も、上記記憶部22に記憶されている。
【0028】
図3には、図2に示されたクロック信号供給装置10の動作を説明するためのタイミングチャートが示される。また、図4には、送信側装置12と受信側装置14との間で通信されるデータ信号とクロック信号との関係を表すタイミングチャートが示される。
【0029】
図3において、送信側装置12が通常動作モードであるときは、送信側装置12の動作電流が大きく、発熱量も多いので、送信側装置12の温度も高い状態に維持されている。この場合を標準的な動作状態として、図4に示されるように、受信側装置14にはクロック信号供給装置10から送信側装置12に供給されるクロック信号と同位相のクロック信号CL1が供給される。また、このときに送信側装置12から受信側装置14に送信されるデータ信号はDS1で示される。
【0030】
次に、送信側装置12が節電モードに移行すると、送信側装置12の動作電流が低下し、発熱量も減少して送信側装置12の温度も低くなる。このため、節電モードへの移行時点から時間t1経過後、位相調整部20が受信側装置14に供給されるクロック信号の位相を所定値進ませる。時間t1の経過を待つのは、送信側装置12の温度が低下してデータ信号が受信側装置14に到達する速度が上昇するのを待つためである。
【0031】
すなわち、図4に示されるように、送信側装置12の温度が低下すると、データ信号が受信側装置14に速く到達するようになる。このときのデータ信号がDS2で示され、上記DS1よりも速く受信側装置14に到達しているのがわかる。これは、温度低下により、送信側装置12のバッファのドライブ能力が高くなり、電圧駆動における出力側の電圧の立ち上がり、立ち下がり速度が高くなるためである。このとき、クロック信号供給装置10から受信側装置14に供給されるクロック信号がCL1のままであると、クロック信号の位相がデータ信号に対して遅れるので、受信側装置14が正常に動作できなくなる。そこで、位相調整部20がCL1よりも位相を進ませたクロック信号CL2を受信側装置14に供給する。どの程度位相を進ませるかは、送信側装置12及び受信側装置14の仕様等を勘案して予め適宜な値を設定しておく。
【0032】
また、図3において、送信側装置12が通常動作モードに復帰すると、送信側装置12の温度が上昇し、図4に示されるように、送信側装置12から受信側装置14に供給されるデータ信号もDS1の位相となる。このため、通常動作モードに移行した時点から時間t2経過した後、位相調整部20がクロック信号の位相をCL1に戻して受信側装置14に供給する。なお、この場合、時間t2の経過を待つのは、送信側装置12の温度が上昇してデータ信号の位相がDS1に復帰するのを待つためである。
【0033】
なお、節電モード中であっても、ポーリング等のために送信側装置12が短時間通常モードに復帰する場合がある。しかし、図3に示されるように、短時間の動作では送信側装置12の温度はほとんど上昇しない。このため、受信側装置14に供給されるクロック信号の位相を通常動作モードの値に戻す必要はない。このため、モード検出部18は、送信側装置12が所定時間以上通常動作モードを継続した場合にのみ通常動作モードへの移行と判断するように構成するのが好適である。
【0034】
図5には、本発明にかかるクロック信号供給装置の他の構成例のブロック図が示され、図1と同一要素には同一符号が付されている。図5において、特徴的な点は、モード検出部18に代わって、温度データ受付部24が含まれている点である。
【0035】
温度データ受付部24は、送信側装置12の温度を測定する温度測定部26が出力する温度データを受け付け、位相調整部20が扱える形式のデータに変換して位相調整部20に渡す。温度測定部26の型式は特に限定されず、送信側装置12の温度を測定し、温度データを出力できるものであればよい。このように、送信側装置12の温度を監視することにより、送信側装置12で節電モード及び通常動作モードの切替が行われても、受信側装置14に供給するクロック信号の位相を適切に調整できる。ここで、温度データ受付部24及び温度測定部26により、本発明にかかる温度測定手段が構成される。
【0036】
位相調整部20は、温度データ受付部24から受け取った温度データに基づき、例えば適宜なテーブル等を使用して、受信側装置14に供給するクロック信号の位相を調整する。この場合、送信側装置12の温度が上昇すると位相を遅らせ、温度が低下すると位相を進めるように動作する。
【0037】
図6には上記位相調整部20が温度データ受付部24から受け取った温度データに基づいてクロック信号の位相を調整する動作のフローが示される。また、図7には、その際に使用するテーブルの例が示される。なお、図7のテーブルでは、送信側装置12の温度Tを所定範囲毎に分割し、それぞれに対応してクロック信号の位相の変化量θが記憶されている。図7に示されるように、温度Tに基づいて、位相の変化量θを複数規定しておくのが好適である。これにより、位相調整部20が受信側装置14に供給するクロック信号の位相を複数段階で変更でき、よりきめ細かい制御が可能となるからである。図7に示されたテーブルは、記憶部22に記憶される。
【0038】
図6において、位相調整部20が温度データ受付部24から送信側装置12の温度データを受け取ると(S11)、受け取った温度データが含まれる温度範囲(t1〜t2、t2〜t3、t3〜t4、…)を図7のテーブルから検索し、当該温度範囲に対応する位相の変化量θ(θ1、θ2、θ3…)を取得する(S12)。次に、位相調整部20は、上記取得した位相の変化量θだけクロック信号の位相を変更する(S13)。
【0039】
これにより、図4に示されるように、送信側装置12の標準的な動作状態における温度(標準温度とする)に対して送信側装置12の温度が低くなると、上記標準温度で使用するクロック信号CL1によりも位相が進んだクロック信号CL2を使用し、標準温度より高い温度となるとクロック信号CL1よりも位相が遅れたクロック信号CL3を使用することができる。このため、送信側装置12の温度に応じて、より適切な位相のクロック信号を受信側装置14に供給することができる。
【0040】
以上に述べた本発明にかかるクロック信号供給装置10は、例えば節電制御が行われる印刷装置等に適用するのが好適である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明にかかるクロック信号供給装置の構成例のブロック図である。
【図2】図1に示されたクロック信号供給装置の動作例のフロー図である。
【図3】図1に示されたクロック信号供給装置の動作を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
【図4】データ信号とクロック信号との関係を表すタイミングチャートを示す図である。
【図5】本発明にかかるクロック信号供給装置の他の構成例のブロック図である。
【図6】図5に示された位相調整部が温度データ受付部から受け取った温度データに基づいてクロック信号の位相を調整する動作のフロー図である。
【図7】図5に示された位相調整部が温度データ受付部から受け取った温度データに基づいてクロック信号の位相を調整する際に使用するテーブルの例を示す図である。
【符号の説明】
【0042】
10 クロック信号供給装置、12 送信側装置、14 受信側装置、16 クロック発振部、18 モード検出部、20 位相調整部、22 記憶部、24 温度データ受付部、26 温度測定部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クロック同期した信号の通信を行う送信側装置と受信側装置に、外部からクロック信号を供給するクロック信号供給装置であって、
クロック信号を発生するクロック発振手段と、
前記送信側装置が節電モードに移行したことを検出する節電モード検出手段と、
前記節電モード検出手段が節電モードへの移行を検出してから第1の移行時間が経過した時点で前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を所定値進ませるクロック位相変更手段と、
前記送信側装置が節電モードから通常動作モードに移行したことを検出する通常モード検出手段と、
前記通常モード検出手段が通常動作モードへの移行を検出してから第2の移行時間が経過した時点で前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を元に戻すクロック位相回復手段と、
を備えることを特徴とするクロック信号供給装置。
【請求項2】
請求項1記載のクロック信号供給装置において、前記通常モード検出手段は、所定時間以上通常動作モードが継続した場合に通常動作モードへの移行と判断することを特徴とするクロック信号供給装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2記載のクロック信号供給装置において、前記第1の移行時間及び第2の移行時間は、変更可能であることを特徴とするクロック信号供給装置。
【請求項4】
クロック同期した信号の通信を行う送信側装置と受信側装置に、外部からクロック信号を供給するクロック信号供給装置であって、
クロック信号を発生するクロック発振手段と、
前記送信側装置の温度を測定する温度測定手段と、
前記温度測定手段が測定した温度データに基づいて、前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を制御する位相制御手段と、
を備えることを特徴とするクロック信号供給装置。
【請求項5】
請求項4記載のクロック信号供給装置において、前記位相制御手段は、前記温度データに基づいて、前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を複数段階に変更することを特徴とするクロック信号供給装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項記載のクロック信号供給装置を使用したことを特徴とする印刷装置。
【請求項7】
クロック同期した信号の通信を行う送信側装置と受信側装置に、外部からクロック信号を供給するクロック信号供給プログラムであって、
クロック信号を発生し、
前記送信側装置が節電モードに移行したことを検出し、
前記節電モードへの移行を検出してから第1の移行時間が経過した時点で前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を所定値進ませ、
前記送信側装置が節電モードから通常動作モードに移行したことを検出し、
前記通常動作モードへの移行を検出してから第2の移行時間が経過した時点で前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を元に戻す処理をコンピュータに実行させることを特徴とするクロック信号供給プログラム。
【請求項8】
クロック同期した信号の通信を行う送信側装置と受信側装置に、外部からクロック信号を供給するクロック信号供給プログラムであって、
クロック信号を発生し、
前記送信側装置の温度を測定し、
前記測定した温度データに基づいて、前記受信側装置に供給するクロック信号の位相を制御する処理をコンピュータに実行させることを特徴とするクロック信号供給プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−34575(P2007−34575A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−215593(P2005−215593)
【出願日】平成17年7月26日(2005.7.26)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】