説明

グリコシド誘導体およびその使用

本発明は、ナトリウムD−グルコース共輸送体が仲介する疾患および状態(SGLT)、例えば糖尿病の処置に有用である式(I):


〔式中、可変基は上に定義した通りである〕
の化合物に関する。本発明はまたかかる疾患および状態の処置方法およびその処置のための組成物なども提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

〔式中、
環Aは場合によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、ハロC1−6アルキル、C6−10アリール、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNR、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルコキシ、−S(O)、−S(O)NR、−OS(O)、−CHC(O)OR、−CHC(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(O)OR、C6−10アリールオキシ、C2−10ヘテロシクリル、C2−10ヘテロシクリルC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールオキシおよびC1−10ヘテロシクロオキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC6−10アリールであり;ここで、該アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基およびヘテロアリール基は、場合によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、−S(O)、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNRおよびC1−6アルコキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
環A’は5員、6員または7員ヘテロ環であるが、ただし、環A’は1,3−ジオキソールではなく;
は結合であるかまたは場合によりハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロC1−4アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよい(C−C)アルキレンであり;
Vは水素、ハロまたは−OR1bであり;
nは0、1、2または3であり;
qは0、1、2または3であり;
、R1a、R1bおよびR1cは独立して水素、C1−6アルキル、C6−10アリール−C1−4アルキル、−C(O)C6−10アリールおよび−C(O)C1−6アルキルから選択され;
は、個々に、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリール、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNR、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルコキシ、−S(O)、−S(O)NR、−OS(O)、−CHC(O)OR、−CHC(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(O)OR、C6−10アリールオキシ、C2−10ヘテロシクリル、C2−10ヘテロシクリルC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールオキシおよびC1−10ヘテロシクロオキシから成る群から独立して選択され;ここで、Rの一部がアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであるとき、それは、場合によりハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
2aは、個々に、オキソ、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリール、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNR、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルコキシ、−S(O)、−S(O)NR、−OS(O)、−CHC(O)OR、−CHC(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(O)OR、C6−10アリールオキシ、C2−10ヘテロシクリル、C2−10ヘテロシクリルC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールオキシおよびC1−10ヘテロシクロオキシから成る群から独立して選択され;ここで、R2aの一部がアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであるとき、それは、場合によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、−S(O)、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNRおよびC1−6アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
隣接する原子上の2個のR2aは、それらが結合する原子と一体となって縮合C3−7シクロアルキル、Cアリール、3〜7員ヘテロシクリルまたは5員または6員ヘテロアリールを形成してよく、ここで、該縮合シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールは、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
同じ炭素原子上の2個のR2aは、一体となって、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいスピロ3〜7員ヘテロシクリルまたはスピロC3−7シクロアルキルを形成してよく;
は、個々に、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリール、C1−10ヘテロアリールおよびC2−10ヘテロシクリルから独立して選択され;
Xは[C(R)(R)]であり;
YはH、ハロ、C1−4アルキル、OR1cまたはNRであり;
tは1、2または3であり;
およびRは、個々に、水素、C1−6アルキル、OR1eおよびNRから独立して選択され;
またはtが1であるとき、RおよびRは一体となってオキソ基を形成してよく、
またはRおよびRが同じ炭素上にあるとき、それらは一体となってC3−7シクロアルキルまたは3〜7員ヘテロ環を形成してよく;
1eは、個々に、水素、C1−6アルキル、C6−10アリール−C1−4アルキル、−C(O)C6−10アリールおよび−C(O)C1−6アルキルから独立して選択され;
およびRは、個々に、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリールC1−4アルキル、C6−10アリール、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C2−10ヘテロシクリルおよびC2−10ヘテロシクリルC1−4アルキルから独立して選択され;または
およびRは、それらが結合している窒素と共に、場合により1個以上のハロまたはC1−4アルキルで置換されていてよい単環式または二環式ヘテロアリールまたはヘテロシクリルを形成してよい。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
式(I):
【化2】

〔式中、
環Aは場合によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、5員ヘテロアリールおよび6員ヘテロアリールから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC6−10アリールであり;
環A’は5員または6員ヘテロ環であるが、ただし、環A’は、1,3−ジオキソールではなく;
は結合であるかまたは場合によりハロ、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキルから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよい(C−C)アルキレンであり;
Vは水素、ハロまたは−OR1bであり;
nは0、1、2または3であり;
qは0、1、2または3であり;
、R1a、R1bおよびR1cは独立して水素、C1−6アルキル、C6−10アリール−C1−4アルキル、−C(O)C6−10アリールおよび−C(O)C1−6アルキルから選択され;
は、個々に、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリール、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNR、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルコキシ、−S(O)、−S(O)NR、−OS(O)、−CHC(O)OR、−CHC(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(O)OR、C6−10アリールオキシ、C2−10ヘテロシクリル、C2−10ヘテロシクリルC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールオキシおよびC1−10ヘテロシクロオキシから成る群から独立して選択され;ここで、Rは、個々に、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
2aは、個々に、オキソ、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリール、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNR、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルコキシ、−S(O)、−S(O)NR、−OS(O)、−CHC(O)OR、−CHC(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(O)OR、C6−10アリールオキシ、C2−10ヘテロシクリル、C2−10ヘテロシクリルC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールオキシおよびC1−10ヘテロシクロオキシから成る群から独立して選択され;ここで、R2aは、個々に、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
隣接する原子上の2個のR2aは、それらが結合する原子と一体となって縮合C3−7シクロアルキル、Cアリール、3〜7員ヘテロシクリルまたは5員または6員ヘテロアリール、ここで、該縮合シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールは、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
同じ炭素原子上の2個のR2aは、一体となって、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいスピロ3〜7員ヘテロシクリルまたはスピロC3−7シクロアルキルを形成してよく;
は、個々に、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリール、C1−10ヘテロアリールおよびC2−10ヘテロシクリルから独立して選択され;
Xは[C(R)(R)]であり;
YはH、ハロ、C1−4アルキル、OR1cまたはNRであり;
tは1、2または3であり;
およびRは、個々に、水素、C1−6アルキル、OR1eおよびNRから独立して選択され;
またはtが1であるとき、RおよびRは一体となってオキソ基を形成してよく、
またはRおよびRが同じ炭素上にあるとき、それらは一体となってC3−7シクロアルキルまたは3〜7員ヘテロ環を形成してよく;
1eは、個々に、水素、C1−6アルキル、C6−10アリール−C1−4アルキル、−C(O)C6−10アリールおよび−C(O)C1−6アルキルから独立して選択され;
およびRは、個々に、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリールC1−4アルキル、C6−10アリール、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C2−10ヘテロシクリルおよびC2−10ヘテロシクリルC1−4アルキルから独立して選択され;または
およびRは、それらが結合している窒素と共に、場合により1個以上のハロまたはC1−4アルキルで置換されていてよい単環式または二環式ヘテロアリールまたはヘテロシクリルを形成してよい。〕
の化合物である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
VがOHである、請求項1または2に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
がHである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
1aがHである、請求項1から4のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
tが1である、請求項1から5のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
XがCHである、請求項6に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
YがHまたはOHである、請求項1から7のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
YがOHである、請求項8に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
環Aがハロ、ヒドロキシ、C1−3アルキル、C3−7シクロアルキル、C1−3アルコキシ、ハロC1−3アルコキシおよび5員ヘテロアリールから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されている、請求項1から9のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
環Aがクロロ、フルオロ、ヒドロキシ、メチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシおよびN−ピラゾリルから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されている、請求項10に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
環Aがクロロ、エチル、イソプロピルおよびシクロプロピルから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されている、請求項10に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
環Aが1個以上のクロロ置換基で置換されている、請求項12に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
環Aが、請求項1〜13に記載のとおり場合により置換されていてよいナフチルである、請求項1〜13のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
環Aが、請求項1〜14に記載のとおり場合により置換されていてよいフェニルである、請求項1〜14のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
がテトラヒドロピラン環に対してメタ位に位置する、請求項15に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項17】
環Aが1個の置換基を有する、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項18】
環Aがフェニルであり、Yがテトラヒドロピラン環に対してメタ位に位置し、1個の置換基はテトラヒドロピラン環に対してパラ位に位置する、請求項17に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項19】
が結合またはC1−3アルキレンである、請求項1〜18のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項20】
がCHである、請求項19に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項21】
が、個々に、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C6−10アリール、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNR、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルコキシ、−CHC(O)OR、−CHC(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(O)OR、C6−10アリールオキシ、C2−10ヘテロシクリル、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールオキシおよびC1−10ヘテロシクロオキシから成る群から選択される、請求項1〜20のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項22】
がハロであり、nが1である、請求項21に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項23】
nが0である、請求項1〜21のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項24】
環A’が少なくとも1個のOまたはNヘテロ原子を含む、請求項1〜23のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項25】
環A’がモルホリン環、ピペリジン環、ピロリジン環、テトラヒドロピラン環、テトラヒドロフラン環および1,4−ジオキサン環から成る群から選択される、請求項24に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項26】
環A’がモルホリン環、ピペリジン環および1,4−ジオキサン環から成る群から選択される、請求項24に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項27】
2aが、個々に、オキソ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NRおよびCHC(O)ORから成る群から独立して選択され;ここで、R2aは、個々に、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
隣接する原子上の2個のR2aが、それらが結合する原子と一体となって縮合C3−7シクロアルキル、Cアリール、3〜7員ヘテロシクリルまたは5員ヘテロアリールを形成してよく、ここで、該縮合シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールは、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
同じ炭素原子上の2個のR2aは、一体となって、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいスピロ3〜7員ヘテロシクリルまたはスピロC3−7シクロアルキルを形成してよい、
請求項1〜26のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項28】
2aが、個々に、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキルから成る群から独立して選択され;ここで、R2aは、個々に、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
同じ炭素原子上の2個のR2aは、一体となって、は、一体となって、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいスピロC3−7シクロアルキルを形成してよい、
請求項27に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項29】
2aが、個々に、非置換ヒドロキシおよび非置換C1−2アルキルから成る群から独立して選択される、請求項28に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項30】
qが0または1である、請求項1〜29のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項31】
qが0である、請求項30に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項32】

【化3】

が:
【化4】

から成る群から選択され、ここで、各窒素上の水素は場合によりR2aに置き換えられていてよい、請求項1〜31のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項33】

【化5】

が下の構造(ii)、(vii)および(xv):
【化6】

から選択される、請求項32に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項34】
下の化合物1〜72から選択される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩:
1. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2Hベンゾ[1,4]オキサジン−7−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
2. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(4−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−7−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
3. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(4−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−2Hベンゾ[1,4]オキサジン−7−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチルテトラヒドロピラン3,4,5−トリオール
4. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(4−ベンジル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−4−クロロ−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
5. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−{4−クロロ−3−[4−(4−メトキシ−ベンジル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル]−フェニル}−6−ヒドロキシメチルテトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
6. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(4−ベンジル−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−4−クロロ−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
7. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(4−ベンジル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−4−クロロ−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
8. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
9. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(4−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
10. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(4−シクロプロピルメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
11. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
12. 6−[2−クロロ−5−((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]オキサジン−4−カルボン酸エチルエステル
13. 1−{6−[2−クロロ−5−((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル}−エタノン
14. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−{4−クロロ−3−[1−(4−メトキシ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン−6−イルメチル]−フェニル}−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
15. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
16. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン−7−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
17. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
18. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(2−ベンジル−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イルメチル)−4−クロロ−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
19. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
20. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
21. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−(4−クロロ−3−クロマン−6−イルメチル−フェニル)−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
22. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
23. (2R,3S,4R,5R,6S)−2−ヒドロキシメチル−6−[4−メチル−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン−7−イルメチル)−フェニル]−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
24. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−4−フルオロ−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
25. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルメチル)−4−メトキシ−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
26. (2R,3S,4R,5R,6S)−2−ヒドロキシメチル−6−[4−メトキシ−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン−6−イルメチル)−フェニル]−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
27. (2R,3S,4R,5R,6S)−2−ヒドロキシメチル−6−[4−メトキシ−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン−7−イルメチル)−フェニル]−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
28. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−7−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
29. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(4,4−スピロ−シクロプロピル−クロマン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
30. 2S,3R,4R,5S,6R)−2−[5−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルメチル)−2−エトキシ−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
31. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−4−メトキシ−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
32. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−(3−クロマン−6−イルメチル−4−メトキシ−フェニル)−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
33. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−(3−クロマン−6−イルメチル−4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
34. 6−[2−クロロ−5−((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−クロメン−4−オン
35. 6−[2−クロロ−5−((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−クロマン−4−オン
36. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(4−ヒドロキシ−クロマン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
37. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(スピロ[クロマン−2,1’−シクロペンタン]−6−イルメチル)フェニル]−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−3,4,5−トリオール
38. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(スピロ[クロマン−2,1’−シクロペンタン]−6−イルメチル)フェニル]−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−3,4,5−トリオール
39. 6−[[2−クロロ−5−[(2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−2−イル]フェニル]メチル]スピロ[クロマン−2,4’−ピペリジン]−4−オン
40. 6−(2−メトキシ−5−((2S,3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス(ベンジルオキシ)−6(ベンジルオキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)ベンジル)スピロ[クロマン−2,1’−シクロブタン
41. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−メトキシ−3−(スピロ[クロマン−2,1’−シクロブタン]−6−イルメチル)フェニル]−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−3,4,5−トリオール
42. 7−[2−クロロ−5−((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
43. 7−[2−メトキシ−5−((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
44. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(スピロ[クロマン−2,1’−シクロブタン]−6−イルメチル)フェニル]−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−3,4,5−トリオール
45. [(2R,3R,4R,5S,6S)−3,4,5−トリアセトキシ−6−[4−クロロ−3−[(2,2−ジメチル−3−オキソ−4H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル)メチル]フェニル]テトラヒドロピラン−2−イル]酢酸メチル
46. 6−[2−クロロ−5−((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−2,2−ジメチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
47. 6−(2−クロロ−5−((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)ベンジル)−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
48. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−[(4−ベンジルスピロ[3H−1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロプロパン]−6−イル)メチル]−4−クロロ−フェニル]−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−3,4,5−トリオール
49. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(スピロ[3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロプロパン]−6−イルメチル)フェニル]−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−3,4,5−トリオール
50. 酢酸(2R,3R,4R,5S,6S)−3,4,5−トリアセトキシ−6−[4−クロロ−3−(2−シアノ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−フェニル]−テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチルエステル
51. 6−[2−クロロ−5−((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−2−カルボニトリル
52. 6−[2−クロロ−5−((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−2−カルボン酸メチルエステル
53. 6−[2−クロロ−5−((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−2−カルボン酸
54. 6−[2−ブロモ−5−((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−tトリス−ベンジルオキシ−6−ベンジルオキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−クロマン
55. 6−[2−シクロプロピル−5−((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−tトリス−ベンジルオキシ−6−ベンジルオキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−クロマン
56. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−(3−クロマン−6−イルメチル−4−シクロプロピル−フェニル)−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
57. [(2R,3R,4R,5S,6S)−3,4,5−トリアセトキシ−6−[4−ブロモ−3−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルメチル)フェニル]テトラヒドロピラン−2−イル]酢酸メチル
58. [(2R,3R,4R,5S,6S)−3,4,5−トリアセトキシ−6−[4−ブロモ−3−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルメチル)フェニル]テトラヒドロピラン−2−イル]酢酸メチル
59. 酢酸(2R,3R,4R,5S)−3,4,5−トリアセトキシ−6−[4−シクロプロピル−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルメチル)−フェニル]−テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチルエステル
60. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−シクロプロピル−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
61. 酢酸(2R,3R,4R,5S)−3,4,5−トリアセトキシ−6−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルメチル)−4−エチル−フェニル]−テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチルエステル
62. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルメチル)−4−エチル−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
63. 4−ベンジル−6−[2−ブロモ−5−((2S,3S,4R,5R,6R)−3,4,5−tトリス−ベンジルオキシ−6−ベンジルオキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン
64. 4−ベンジル−6−[2−シクロプロピル−5−((2S,3S,4R,5R,6R)−3,4,5−tトリス−ベンジルオキシ−6−ベンジルオキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ベンジル]−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン
65. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−シクロプロピル−3−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
66. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−4−エチル−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
67. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[2−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−4’−メチル−ビフェニル−4−イル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
68. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(4−ベンジル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−4−イソプロピル−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
69. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−4−イソプロピル−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
70. (2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(1−ベンジル−1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン−7−イルメチル)−4−イソプロピル−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
71. (2R,3S,4R,5R,6S)−2−ヒドロキシメチル−6−[4−イソプロピル−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン−7−イルメチル)−フェニル]−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール
72. (2R,3S,4R,5R,6S)−2−ヒドロキシメチル−6−[4−イソプロピル−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン−6−イルメチル)−フェニル]−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール。
【請求項35】
式(I−ia):
【化7】

〔式中、
環Aは、場合によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、ハロC1−6アルキル、C6−10アリール、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNR、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルコキシ、−S(O)、−S(O)NR、−OS(O)、−CHC(O)OR、−CHC(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(O)OR、C6−10アリールオキシ、C2−10ヘテロシクリル、C2−10ヘテロシクリルC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールオキシおよびC1−10ヘテロシクロオキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC6−10アリールであり;ここで、該アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基およびヘテロアリール基は、場合によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、−S(O)、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNRおよびC1−6アルコキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
環A’は、少なくとも1個のOまたはNヘテロ原子を含む5員または6員ヘテロ環であるが、但し、環A’は1,3−ジオキソールではなく;
は結合であるかまたは場合によりハロ、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキルから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−3アルキレンであり;
Vは水素、ハロまたは−OR1bであり;
nは0、1または2であり;
qは0、1、2または3であり;
pは0、1または2であり;
、R1a、R1bおよびR1cは独立して水素、C1−6アルキル、C6−10アリール−C1−4アルキル、−C(O)C6−10アリールおよび−C(O)C1−6アルキルから選択され;
は、個々に、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C6−10アリール、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNR、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルコキシ、−CHC(O)OR、−CHC(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(O)OR、C6−10アリールオキシ、C2−10ヘテロシクリル、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールオキシおよびC1−10ヘテロシクロオキシから成る群から独立して選択され;ここで、Rは、個々に、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
2aは、個々に、オキソ、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリール、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNR、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルコキシ、−S(O)、−S(O)NR、−OS(O)、−CHC(O)OR、−CHC(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(O)OR、C6−10アリールオキシ、C2−10ヘテロシクリル、C2−10ヘテロシクリルC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールオキシおよびC1−10ヘテロシクロオキシから成る群から独立して選択され;ここで、R2aは、個々に、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
隣接する原子上の2個のR2aは、それらが結合する原子と一体となって縮合C3−7シクロアルキル、Cアリール、3〜7員ヘテロシクリルまたは5員ヘテロアリールを形成してよく、ここで、該縮合シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールは、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
同じ炭素原子上の2個のR2aは、一体となって、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいスピロ3〜7員ヘテロシクリルまたはスピロC3−7シクロアルキルを形成してよく;
は、個々に、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリール、C1−10ヘテロアリールおよびC2−10ヘテロシクリルから独立して選択され;
Xは[C(R)(R)]であり;
YはH、ハロ、C1−4アルキル、OR1cまたはNRであり;
tは1、2または3であり;
およびRは、個々に、水素、C1−6アルキル、OR1eおよびNRから独立して選択され;
またはtが1であるとき、RおよびRは一体となってオキソ基を形成してよく、
またはRおよびRが同じ炭素上にあるとき、それらは一体となってC3−7シクロアルキルまたは3〜7員ヘテロ環を形成してよく;
1eは、個々に、水素、C1−6アルキル、C6−10アリール−C1−4アルキル、−C(O)C6−10アリールおよび−C(O)C1−6アルキルから独立して選択され;
およびRは、個々に、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリールC1−4アルキル、C6−10アリール、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C2−10ヘテロシクリルおよびC2−10ヘテロシクリルC1−4アルキルから独立して選択され;または
およびRは、それらが結合している窒素と共に、場合により1個以上のハロまたはC1−4アルキルで置換されていてよい単環式または二環式ヘテロアリールまたはヘテロシクリルを形成してよい。〕
の化合物である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項36】
式(I−iia):
【化8】

〔式中、
環Aは、場合によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、ハロC1−6アルキル、C6−10アリール、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNR、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルコキシ、−S(O)、−S(O)NR、−OS(O)、−CHC(O)OR、−CHC(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(O)OR、C6−10アリールオキシ、C2−10ヘテロシクリル、C2−10ヘテロシクリルC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールオキシおよびC1−10ヘテロシクロオキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC6−10アリールであり;ここで、該アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基およびヘテロアリール基は、場合によりハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、−S(O)、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNRおよびC1−6アルコキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
環A’は、少なくとも1個のOまたはNヘテロ原子を含む5員または6員ヘテロ環であるが、但し、環A’は1,3−ジオキソールではなく;
は結合であるかまたは場合によりハロ、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキルから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC1−3アルキレンであり;
VはOHであり;
nは0、1または2であり;
qは0、1、2または3であり;
およびR1aは各々水素であり;
は、個々に、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C6−10アリール、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNR、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルコキシ、−CHC(O)OR、−CHC(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(O)OR、C6−10アリールオキシ、C2−10ヘテロシクリル、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールオキシおよびC1−10ヘテロシクロオキシから成る群から独立して選択され;ここで、Rは、個々に、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
2aは、個々に、オキソ、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリール、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNR、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルコキシ、−S(O)、−S(O)NR、−OS(O)、−CHC(O)OR、−CHC(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(O)OR、C6−10アリールオキシ、C2−10ヘテロシクリル、C2−10ヘテロシクリルC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールオキシおよびC1−10ヘテロシクロオキシから成る群から独立して選択され;ここで、R2aは、個々に、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
隣接する原子上の2個のR2aは、それらが結合する原子と一体となって縮合C3−7シクロアルキル、Cアリール、3〜7員ヘテロシクリルまたは5員ヘテロアリールを形成してよく、ここで、該縮合シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールは、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
同じ炭素原子上の2個のR2aは、一体となって、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいスピロ3〜7員ヘテロシクリルまたはスピロC3−7シクロアルキルを形成してよく;
は、個々に、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリール、C1−10ヘテロアリールおよびC2−10ヘテロシクリルから独立して選択され;
pは0、1または2であり;
Xは[C(R)(R)]であり;
YはHまたはOHであり;
tは1であり;
およびRは、個々に、水素およびC1−3アルキルから独立して選択され;
またはtが1であるとき、RおよびRは一体となってオキソ基を形成してよく;
およびRは、個々に、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリールC1−4アルキル、C6−10アリール、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C2−10ヘテロシクリルおよびC2−10ヘテロシクリルC1−4アルキルから独立して選択され;または
およびRは、それらが結合している窒素と共に、場合により1個以上のハロまたはC1−4アルキルで置換されていてよい単環式または二環式ヘテロアリールまたはヘテロシクリルを形成してよい。〕
の化合物である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項37】
式(I−iiia):
【化9】

〔式中、
環Aは、場合によりクロロ、フルオロ、ヒドロキシ、シアノ、メチル、エチル、イソプロピル、エチニル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、アミノ、ジメチルアミノ、メチルスルファニル、メチルスルホニル、カルバモイル、シクロプロピル、シクロブチル、フェニル、トリル、フェノキシ、オキサゾリルオキシおよびN−ピラゾリルから成る群から選択される1個以上の置換基で置換されていてよいフェニル環であり;
次の式:
【化10】

で表される構造は:
【化11】

から成る群から選択され、ここで、各窒素上の水素は場合によりR2aに置き換えられていてよく;Rは、個々に、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、−S(O)、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNRおよびC1−6アルコキシから独立して選択され;mは0であるかまたは1〜4の整数であり;
はCHであり;
VはOHであり;
nは0または1であり;
qは0または1であり;
およびR1aは各々水素であり;
はハロであり;ここで、Rは、個々に、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
2aは、個々に、オキソ、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、C6−10アリール、C6−10アリールC1−4アルキル、−C(O)OR、−C(O)R、−C(O)NR、−NR、−CHNR、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルコキシ、−S(O)、−S(O)NR、−OS(O)、−CHC(O)OR、−CHC(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(O)OR、C6−10アリールオキシ、C2−10ヘテロシクリル、C2−10ヘテロシクリルC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリールC1−4アルキル、C1−10ヘテロアリール、C1−10ヘテロアリールオキシおよびC1−10ヘテロシクロオキシから成る群から独立して選択され;ここで、R2aは、個々に、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
同じ炭素原子上の2個のR2aは、一体となって、は、一体となって、場合により、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいスピロC3−7シクロアルキルを形成してよく;
pは0、1または2であり;
XはCHであり;
YはOHであり;または
の化合物である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項38】
式(V):
【化12】

〔式中、
環Aは、ハロ、C1−4アルキルおよびC3−7シクロアルキルから選択される1個の置換基で置換されているフェニルであり;ここで、Yはテトラヒドロピラン環に対してメタ位に位置し、1個の置換基はテトラヒドロピラン環に対してパラ位に位置し;
次の式:
【化13】

で表される構造は:
【化14】

から成る群から選択され
はCHであり;
nは0であり;
qは0であり;
Vは−OR1bであり;
XはCHであり;
YはOR1c
、R1a、R1bおよびR1cは水素である。〕
の化合物である、請求項1または2に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項39】
治療に使用するための、請求項1〜37のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項40】
請求項1〜38のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩および薬学的に許容される添加物を含む、医薬組成物。
【請求項41】
糖尿病を処置する方法であって、それを必要とする対象に請求項1〜38のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
【請求項42】
哺乳動物におけるナトリウムD−グルコース共輸送体が仲介する疾患または状態を処置する方法であって、それを必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1〜38のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
【請求項43】
疾患または状態が代謝症候群、症候群X、糖尿病、インスリン抵抗性、糖耐性低下、非インスリン依存性真性糖尿病、II型糖尿病、I型糖尿病、糖尿病性合併症、体重障害、体重減少、肥満度指数またはレプチン関連疾患である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
代謝症候群が異脂肪血症、肥満、インスリン抵抗性、高血圧、微量アルブミン尿、高尿酸血症および凝固性亢進である、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
対象におけるナトリウムD−グルコース共輸送体が仲介する疾患または状態を処置するための、請求項1〜38のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項46】
請求項1〜38のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与する、対象におけるナトリウムD−グルコース共輸送体が仲介する疾患または状態の処置用医薬の製造における、インスリン、インスリン誘導体または模倣剤;インスリン分泌促進物質;インスリン分泌性スルホニルウレア受容体リガンド;PPARリガンド;インスリン増感剤;ビグアナイド;アルファ−グルコシダーゼ阻害剤;GLP−1、GLP−1アナログまたは模倣剤;DPPIV阻害剤;HMG−CoAレダクターゼ阻害剤;スクアレンシンターゼ阻害剤;FXRまたはLXRリガンド;コレスチラミン;フィブラート;ニコチン酸およびアスピリンから成る群から選択される医薬の使用。
【請求項47】
インスリン、インスリン誘導体または模倣剤;インスリン分泌促進物質;インスリン分泌性スルホニルウレア受容体リガンド;PPARリガンド;インスリン増感剤;ビグアナイド;アルファ−グルコシダーゼ阻害剤;GLP−1、GLP−1アナログまたは模倣剤;DPPIV阻害剤;HMG−CoAレダクターゼ阻害剤;スクアレンシンターゼ阻害剤;FXRまたはLXRリガンド;コレスチラミン;フィブラート;ニコチン酸およびアスピリンから成る群から選択される医薬と組み合わせて投与する、対象におけるナトリウムD−グルコース共輸送体が仲介する疾患または状態の処置用医薬の製造における、請求項1〜38のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項48】
対象におけるナトリウムD−グルコース共輸送体が仲介する疾患または状態の処置用医薬の製造における、インスリン、インスリン誘導体または模倣剤;インスリン分泌促進物質;インスリン分泌性スルホニルウレア受容体リガンド;PPARリガンド;インスリン増感剤;ビグアナイド;アルファ−グルコシダーゼ阻害剤;GLP−1、GLP−1アナログまたは模倣剤;DPPIV阻害剤;HMG−CoAレダクターゼ阻害剤;スクアレンシンターゼ阻害剤;FXRまたはLXRリガンド;コレスチラミン;フィブラート;ニコチン酸およびアスピリンから成る群から選択される医薬と組み合わせた請求項1〜38のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項49】
疾患または状態が代謝症候群、症候群X、糖尿病、インスリン抵抗性、糖耐性低下、非インスリン依存性真性糖尿病、II型糖尿病、I型糖尿病、糖尿病性合併症、体重障害、体重減少、肥満度指数またはレプチン関連疾患である、請求項45〜48のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項50】
疾患または状態が代謝症候群、症候群X、糖尿病、インスリン抵抗性、糖耐性低下、非インスリン依存性真性糖尿病、II型糖尿病またはI型糖尿病である、請求項49に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項51】
代謝症候群が異脂肪血症、肥満、インスリン抵抗性、高血圧、微量アルブミン尿、高尿酸血症および凝固性亢進である、請求項49または50に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項52】
治療有効量のインスリン、インスリン誘導体または模倣剤;インスリン分泌促進物質;インスリン分泌性スルホニルウレア受容体リガンド;PPARリガンド;インスリン増感剤;ビグアナイド;アルファ−グルコシダーゼ阻害剤;GLP−1、GLP−1アナログまたは模倣剤;DPPIV阻害剤;HMG−CoAレダクターゼ阻害剤;スクアレンシンターゼ阻害剤;FXRまたはLXRリガンド;コレスチラミン;フィブラート;ニコチン酸;またはアスピリンと組み合わせて、治療有効量の請求項1〜38のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む、医薬組成物。
【請求項53】
治療において、同時に、別々にまたは逐次的に使用するための、請求項1〜38のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩およびインスリン、インスリン誘導体または模倣剤;インスリン分泌促進物質;インスリン分泌性スルホニルウレア受容体リガンド;PPARリガンド;インスリン増感剤;ビグアナイド;アルファ−グルコシダーゼ阻害剤;GLP−1、GLP−1アナログまたは模倣剤;DPPIV阻害剤;HMG−CoAレダクターゼ阻害剤;スクアレンシンターゼ阻害剤;FXRまたはLXRリガンド;コレスチラミン;フィブラート;ニコチン酸およびアスピリンから成る群から選択される医薬を含む、製品。
【請求項54】
(2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオールとL−プロリンの共晶の結晶形。
【請求項55】
L−プロリン対(2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−クロロ−3−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオールのモル比が約1:1である、請求項54に記載の結晶。
【請求項56】
結晶形が約64℃、約104℃および/または約157℃に示差走査熱量測定吸熱を有する、請求項55に記載の結晶形。
【請求項57】
約19.3 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項54〜56のいずれかに記載の結晶形。
【請求項58】
約23.2 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項54〜57のいずれかに記載の結晶形。
【請求項59】
約17.0 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項54〜58のいずれかに記載の結晶形。
【請求項60】
約5.7 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項54〜59のいずれかに記載の結晶形。
【請求項61】
(2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−シクロプロピル−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオールとL−プロリンの共晶の結晶形。
【請求項62】
L−プロリン対(2S,3R,4R,5S,6R)−2−[4−シクロプロピル−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルメチル)−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオールが約1:1である、請求項61に記載の結晶。
【請求項63】
約151℃に示差走査熱量測定吸熱を有する、請求項61または62に記載の結晶形。
【請求項64】
約16.7 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項61または63に記載の結晶形。
【請求項65】
約19.9 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項61〜64のいずれかに記載の結晶形。
【請求項66】
約17.6 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項61〜65のいずれかに記載の結晶形。
【請求項67】
約21.9 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項61〜66のいずれかに記載の結晶形。
【請求項68】
(2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルメチル)−4−エチル−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオールとL−プロリンの共晶の結晶形。
【請求項69】
L−プロリン対(2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルメチル)−4−エチル−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオールのモル比が約1:1である、請求項68に記載の結晶。
【請求項70】
約136℃に示差走査熱量測定吸熱を有する、請求項68または69に記載の結晶形。
【請求項71】
約17.3 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項68〜70のいずれかに記載の結晶形。
【請求項72】
約20.4 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項68〜71のいずれかに記載の結晶形。
【請求項73】
約18.0 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項68〜72のいずれかに記載の結晶形。
【請求項74】
約18.9 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項68〜73のいずれかに記載の結晶形。
【請求項75】
約23.8 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項68〜74のいずれかに記載の結晶形。
【請求項76】
L−プロリン対(2S,3R,4R,5S,6R)−2−[3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルメチル)−4−エチル−フェニル]−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオールのモル比が約2:1である、請求項68に記載の結晶。
【請求項77】
約176℃に示差走査熱量測定吸熱を有する、請求項76に記載の結晶形。
【請求項78】
約17.8 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項76〜77のいずれかに記載の結晶形。
【請求項79】
約9.1 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項76〜78のいずれかに記載の結晶形。
【請求項80】
約20.9 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項76〜79のいずれかに記載の結晶形。
【請求項81】
約18.9 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項76〜80のいずれかに記載の結晶形。
【請求項82】
約15.2 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項76〜81のいずれかに記載の結晶形。
【請求項83】
約16.5 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項76〜82のいずれかに記載の結晶形。
【請求項84】
約6.1 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項76〜83のいずれかに記載の結晶形。
【請求項85】
約12.8 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項76〜84のいずれかに記載の結晶形。
【請求項86】
約28.4 2θ°に粉末回折ピークを有する、請求項76〜85のいずれかに記載の結晶形。
【請求項87】
図4に示すものと実質的に同じ粉末X線回折パターンである粉末X線回折パターンを有する、請求項76または77に記載の結晶形。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2013−508335(P2013−508335A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−534672(P2012−534672)
【出願日】平成22年10月19日(2010.10.19)
【国際出願番号】PCT/EP2010/065747
【国際公開番号】WO2011/048112
【国際公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】