説明

グレリン−担体複合体

本発明は分子生物学、ウイルス学、免疫学及び医薬品に関する。本発明は規則的な繰り返し抗原又は抗原決定基アレイを有する組成物、具体的にはグレリン又はグレリン由来のペプチドアレイを提供する。より詳しくは、本発明はウイルス様粒子と、それに結合した少なくとも一つのグレイン又はグレリン由来ペプチドを有する組成物を提供する。本発明はまた、複合体と規則的な繰り返しアレイそれぞれの製造プロセスを提供する。本発明の組成物は、摂食増加又は体重増加に関連する肥満及び他の疾患治療用であり、免疫反応、特に抗体反応を効率的に誘発するワクチン製造に有用である。さらに、本発明の組成物は本明細書に記した様に自己特異的免疫反応を効率的に誘発するのに特に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)少なくとも一つの第1付着部位を有するコア粒子と;
(b)少なくとも一つの第2付着部位を有する少なくとも一つの抗原または抗原決定基とを有する組成物であって、
前記抗原または抗原決定基がグレリンまたはグレリンペプチドであり、前記第2付着部位が
(i)前記抗原または抗原決定基を有し天然には生じない付着部位、及び
(ii)前記抗原または抗原決定基を有し天然に生じる付着部位と
でなる群より選ばれ:
前記第2付着部位が前記第1付着部と会合可能であり;前記グレリンまたはグレリンペプチドと前記コア粒子とが前記相互作用により会合し、規則的な繰り返し抗原アレイを生成する組成物。
【請求項2】
前記コア粒子が
(i)ウイルス、
(ii)ウイルス様粒子、
(iii)バクテリオファージ、
(iv)RNAファージのウイルス様粒子、
(v)細菌線毛、
(vi)ウイルスカプシド粒子、及び
(vii)(i)、(ii)、(iii)、(iv)、(v)または(vi)の組み換え体
からなる群から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記コア粒子がウイルス様粒子を含むか、好ましくはウイルス様粒子であり、前記ウイルス様粒子が好ましくは組み換えウイルス様粒子である請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記ウイルス様粒子が:
(a)B型肝炎ウイルスの組み換えタンパク質、
(b)麻疹ウイルスの組み換えタンパク質、
(c)シンドビスウイルスの組み換えタンパク質、
(d)ロタウイルスの組み換えタンパク質、
(e)口蹄疫ウイルスの組み換えタンパク質、
(f)レトロウイルスの組み換えタンパク質、
(g)ノーウォークウイルスの組み換えタンパク質、
(h)アルファウイルスの組み換えタンパク質、
(i)ヒトパピローマウイルスの組み換えタンパク質、
(j)ポリオーマウイルスの組み換えタンパク質、
(k)バクテリオファージの組み換えタンパク質、
(l)RNAファージの組み換えタンパク質、
(m)Tyの組み換えタンパク質、
(n)Qβファージの組み換えタンパク質、
(o)GAファージの組み換えタンパク質、
(p)frファージの組み換えタンパク質、
(q)AP205ファージの組み換えタンパク質、及び
(q)(a)〜(q)の任意の組み換えタンパク質のフラグメントと、
でなる群から選ばれた組み換えタンパク質またはそのフラグメントを有する請求項2又は3の何れか1項に記載の組成物。
【請求項5】
前記ウイルス様粒子がB型肝炎ウイルスコア抗原である請求項2又は3の何れか1項に記載の組成物。
【請求項6】
前記ウイルス様粒子がRNAファージの組み換えタンパク質又はそのフラグメントを有するか、それらによって構成される請求項2又は3の何れか1項に記載の組成物。
【請求項7】
前記RNAファージが:
(a)バクテリオファージQβ、
(b)バクテリオファージR17、
(c)バクテリオファージfr、
(d)バクテリオファージGA、
(e)バクテリオファージSP、
(f)バクテリオファージMS2、
(g)バクテリオファージM11、
(h)バクテリオファージMX1、
(i)バクテリオファージNL95、
(k)バクテリオファージf2、
(l)バクテリオファージPP7、及び
(m)バクテリオファージAP205
でなる群から選ばれる請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記ウイルス様粒子がRNAファージQβの組み換えタンパク質又はそのフラグメントを有するか、それらによって構成される請求項2及び3の何れか1項に記載の組成物。
【請求項9】
前記ウイルス様粒子がRNAファージfrの組み換えタンパク質又はそのフラグメントを有するか、それらによって構成される請求項2及び3の何れか1項に記載の組成物。
【請求項10】
前記ウイルス様粒子がRNAファージAP205の組み換えタンパク質又はそのフラグメントを有するか、それらによって構成される請求項2及び3の何れか1項に記載の組成物。
【請求項11】
組み換えタンパク質がRNAファージコートタンパク質を有するか、基本的にそれらによって構成されるか、又はそれらによって構成される請求項3〜10の何れか1項に記載の組成物。
【請求項12】
RNAファージの前記コートタンパク質が:
(a)配列番号:4と;
(b)配列番号:4と配列番号:5との混合物と;
(c)配列番号:6と;
(d)配列番号:7と;
(e)配列番号:8と;
(f)配列番号:9と;
(g)配列番号:9と配列番号:10の混合物と;
(h)配列番号:11と;
(i)配列番号:12と;
(k)配列番号:13と;
(l)配列番号:14と;
(m)配列番号:15と;
(n)配列番号:16と;
(o)配列番号:28と、
でなる群から選ばれる請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
組み換えタンパク質がRNAファージの突然変異コートタンパク質を有するか、基本的にそれらによって構成されるか、又はそれらによって構成される請求項3〜10の任意の1項に記載の組成物。
【請求項14】
前記RNAファージが:
(a)バクテリオファージQβと;
(b)バクテリオファージR17と;
(c)バクテリオファージfrと;
(d)バクテリオファージGAと;
(e)バクテリオファージSPと;
(f)バクテリオファージMS2と;
(g)バクテリオファージM11と;
(h)バクテリオファージMX1と;
(i)バクテリオファージNL95と;
(k)バクテリオファージf2と;
(l)バクテリオファージPP7と;
(m)バクテリオファージAP205と、
でなる群から選ばれる請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
前記RNAファージの前記突然変異コートタンパク質が、置換による少なくとも一つのリジン残基の除去により修飾されている、請求項13及び14に記載の組成物。
【請求項16】
前記RNAファージの前記突然変異コートタンパク質が、置換による少なくとも一つのリジン残基の付加により修飾されている、請求項13及び14に記載の組成物。
【請求項17】
前記RNAファージの前記突然変異コートタンパク質が、少なくとも一つのリジン残基の欠失により修飾されている、請求項13及び14に記載の組成物。
【請求項18】
前記RNAファージの前記突然変異コートタンパク質が、挿入による少なくとも一つのリジン残基の付加により修飾されている、請求項13及び14に記載の組成物。
【請求項19】
前記第2付着部位が少なくとも一つの共有結合により前記第1付着部と会合し得る、先行する任意の請求項に記載の組成物。
【請求項20】
前記第2付着部位が少なくとも一つの非ペプチド結合により前記第1付着部と会合し得る、先行する任意の請求項に記載の組成物。
【請求項21】
前記グレリン又はグレリンペプチドが前記コア粒子に融合される、先行する任意の請求項に記載の組成物。
【請求項22】
前記抗原又は抗原決定基が:
(a)ヒトグレリンと;
(b)ウシグレリンと;
(c)ヒツジグレリンと;
(d)イヌグレリンと;
(e)ネコグレリンと;
(f)マウスグレリンと;
(g)ブタグレリンと;
(h)ウマグレリンと;
(k)(a)〜(h)の任意のグレリンのペプチド又はそのフラグメント、
でなる群より選ばれるグレリンである、先行する任意の請求項に記載の組成物。
【請求項23】
前記抗原又は抗原決定基が:
(a)ヒトグレリンペプチドと;
(b)ウシグレリンペプチドと;
(c)ヒツジグレリンペプチドと;
(d)イヌグレリンペプチドと;
(e)ネコグレリンペプチドと;
(f)マウスグレリンペプチドと;
(g)ブタグレリンペプチドと;
(h)ウマグレリンペプチドと;
(k)(a)〜(h)の任意のグレリンのペプチド又はそのフラグメント、
でなる群より選ばれるグレリンペプチドである、先行する任意の請求項に記載の組成物。
【請求項24】
前記抗原又は抗原決定基がグレリンペプチド、好ましくはヒトグレリンペプチド又はイヌグレリンペプチドである、先行する任意の請求項に記載の組成物。
【請求項25】
前記グレリン又はグレリンペプチドが;
(a)GSSFLSPEHQRVQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:48);
(b)GSSFLSPEHQRVQQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:31);
(c)GSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:49);
(d)GSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:50);
(e)GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:32);
(f)GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:51);
(g)KKPPAKLQPR(配列番号:52);
(h)PPAKLQPR(配列番号:53);
(i)AKLQPR(配列番号:54);
(j)GSSFLSPEHQ(配列番号:55);
(k)EHQRVQQRKE(配列番号:56);
(l)KLQPR(配列番号:59);
(m)GSSFLSPEHQRVQ(配列番号:60);
(n)QRKESKKPPAKLQPR(配列番号:61);
(o)GSSFLSPEHQKLQ(配列番号:62);
(p)QRKESKKPPAKLQPR(配列番号:63);
(q)EHQRVQQRKES(配列番号:111);
(r)EHQKAQQRKE(配列番号:112);
(s)EHQKAQQRKES(配列番号:113);
(t)EHQKLQQRKE(配列番号:114);
(u)EHQKLQQRKES(配列番号:115);
(v)LSPEHQRVQQ(配列番号:116);
(w)LSPEHQKAQQ(配列番号:117);
(x)LSPEHQKLQQ(配列番号118);
(y)GSSFLSP(配列番号:119)、
でなる群より選ばれるアミノ酸配列を含む、好ましくは有する組成物。
【請求項26】
抗原又は抗原決定基がグレリンの抗原決定基部位を少なくとも一つ有する、先行する任意の請求項に記載の組成物。
【請求項27】
前記組成物はアミノ酸リンカーをさらに有し、該アミノ酸リンカーは該第2付着部位を有するか、該付着部位によって構成される、先行する任意の請求項に記載の組成物。
【請求項28】
前記第2付着部位又は前記第2付着部位を有するアミノ酸リンカーはそのC末端、又はN末端で前記グレリン又はグレリンペプチドと結合する、先行する任意の請求項に記載の組成物。
【請求項29】
前記第2付着部位又は第2付着部位を有する前記アミン酸リンカーは:
(a)GGCと;
(b)GGC−CONH2と;
(c)GCと;
(d)GC−CONH2と;
(e)Cと;
(f)C−CONH2と、
でなる群より選ばれる、先行する任意の請求項に記載の組成物。
【請求項30】
前記少なくとも一つの第2付着部位を有する前記グレリン又はグレリンペプチドは:
(a)CGSSFLSPEHQRVQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:64);
(b)CGSSFLSPEHQRVQQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:65);
(c)CGSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:71);
(d)CGSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:72);
(e)CGSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:77);
(f)CGSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:106);
(g)GSSFLSPEHQRVQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:66);
(h)GSSFLSPEHQRVQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:120);
(i)GSSFLSPEHQRVQQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:67);
(j)GSSFLSPEHQRVQQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:121);
(k)GSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:73);
(l)GSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:123);
(m)GSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:74);
(n)GSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:124);
(o)GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:105);
(p)GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:107);
(q)CKKPPAKLQPR(配列番号:108);
(r)CPPAKLQPR(配列番号:70);
(s)CAKLQPR(配列番号:109);
(t)GSSFLSPEHQC(配列番号:110);
(u)CEHQRVQQRKE(配列番号:76);
(v)GSSFLSPEHQRVQC(配列番号:68);
(w)GSSFLSPEHQRVQGC(配列番号:122);
(x)CQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:69);
(y)GSSFLSPEHQKLQC(配列番号:75);
(z)GSSFLSPEHQKLQGC(配列番号:125);
(aa)GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:126);
(bb)GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:127);
(cc)GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:128);
(dd)GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:129);
(ee)GSSFLSPEHQKAQC(配列番号:130);
(ff)GSSFLSPEHQKAQGC(配列番号:131);
(gg)GGSSFLSPEHQGC(配列番号:132);
(hh)CKKPPAKLQPR(配列番号:133);
(ii)CEHQKAQQRKE(配列番号:134);
(jj)CEHQKAQQRKES(配列番号:135);
(kk)CLSPEHQKAQQ(配列番号:136);
(ll)CEHQRVQQRKES(配列番号:137);
(mm)CLSPEHQRVQQ(配列番号:138);
でなる群より選ばれるアミノ酸配列を有するか、好ましくはそのアミノ酸配列によって構成される、先行する任意の請求項に記載の組成物。
【請求項31】
前記抗原又は抗原決定基が、n−オクタノイル修飾を含まないグレリン、又は好ましくはグレリンぺプチドの生物不活性型である、先行する任意の請求項に記載の組成物。
【請求項32】
(a)請求項1記載の組成物と;
(b)許容し得る医薬担体と、
を有することを特徴とする医薬組成物。
【請求項33】
アジュバントをさらに含む、請求項32に記載の医薬組成物。
【請求項34】
ワクチン組成物がアジュバントを欠いている、請求項32又は33に記載の医薬組成物。
【請求項35】
先行する任意の請求項に記載の組成物を有する、請求項35に記載のワクチン組成物。
【請求項36】
アジュバントをさらに含む、請求項35に記載のワクチン組成物。
【請求項37】
前記ワクチン組成物がアジュバントを含まない、請求項35又は36の任意の1項に記載のワクチン組成物。
【請求項38】
前記ウイルス様粒子がRNAファージQβの組み換えタンパク質又はそのフラグメントを有する、請求項35〜37の任意の1項に記載のワクチン組成物。
【請求項39】
前記グレリン又はグレリンペプチドが:
(a)ヒトグレリンと;
(b)ウシグレリンと;
(c)ヒツジグレリンと;
(d)イヌグレリンと;
(e)ネコグレリンと;
(f)マウスグレリンと;
(g)ブタグレリンと;
(h)ウマグレリンと;
(k)任意のグレリン(a)〜(h)のペプチド又はそのフラグメントと、
でなる群より選ばれる、請求項35〜38の任意の1項に記載のワクチン組成物。
【請求項40】
前記グレリン又はグレリンペプチドが:
(a)GSSFLSPEHQRVQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:48);
(b)GSSFLSPEHQRVQQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:31);
(c)GSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:49);
(d)GSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:50);
(e)GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:32);及び
(f)GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPR
(配列番号:51);
(g)KKPPAKLQPR(配列番号:52);
(h)PPAKLQPR(配列番号:53);
(i)AKLQPR(配列番号:54);
(j)GSSFLSPEHQ(配列番号:55);
(k)EHQRVQQRKE(配列番号:56);
(l)KLQPR(配列番号:59);
(m)GSSFLSPEHQRVQ(配列番号:60);
(n)QRKESKKPPAKLQPR(配列番号:61);
(o)GSSFLSPEHQRVQ(配列番号:62);
(p)QRKESKKPPAKLQPR(配列番号:63);
(q)EHQRVQQRKES(配列番号:111);
(r)EHQKAQQRKE(配列番号:112);
(s)EHQKAQQRKES(配列番号:113);
(t)EHQKLQQRKE(配列番号:114);
(u)EHQKLQQRKES(配列番号:115);
(v)LSPEHQRVQQ(配列番号:116);
(w)LSPEHQKAQQ(配列番号:117);
(x)LSPEHQKLQQ (配列番号:118);及び
(y)GSSFLSP(配列番号:119)
でなる群より選ばれたアミノ酸配列を含む、好ましくは有する、請求項35〜39の任意の1項に記載のワクチン組成物。
【請求項41】
前記抗原又は抗原決定基が:
(a)GSSFLSPEHQRVQRKESKKPPAKLQPR (配列番号:48)
(b)GSSFLSPEHQRVQQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:31)
(c)GSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:49)
(d)GSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:50)
(e)GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:32)
(f)GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:51)
(g)KKPPAKLQPR(配列番号:52)
(h)PPAKLQPR(配列番号:53)
(i)AKLQPR(配列番号:54)
(j)GSSFLSPEHQ(配列番号:55)
(k)EHQRVQQRKE(配列番号:56)
(1)KLQPR(配列番号:59)
(m)GSSFLSPEHQRVQ(配列番号:60)
(n)QRKESKKPPAKLQPR(配列番号:61)
(o)GSSFLSPEHQKLQ(配列番号:62)
(P)QRKESKKPPAKLQPR(配列番号:63)
(q)EHQRVQQRKES(配列番号:111)
(r)EHQKAQQRKE(配列番号:112)
(s)EHQKAQQRKES(配列番号:113)
(t)EHQKLQQRKE(配列番号:114)
(u)EHQKLQQRKES(配列番号:115)
(v)LSPEHQRVQQ(配列番号:116)
(w)LSPEHQKAQQ(配列番号:117)
(x)LSPEHQKLQQ(配列番号:118), 及び
(y)GSSFLSP(配列番号:119)。
でなる群より選ばれたアミノ酸配列を有する、好ましくはそのアミノ酸配列によって構成される、請求項35〜39の任意の1項に記載のワクチン組成物。
【請求項42】
前記第2付着部位を少なくとも有する前記抗原又は抗原決定基が:
(a)CGSSFLSPEHQRVQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:64)
(b)CGSSFLSPEHQRVQQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:65)
(c)CGSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:71)
(d)CGSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:72)
(e)CGSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:77)
(f)CGSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:106)
(g)GSSFLSPEHQRVQRKESKKPPAKLQPRC(配列番号: 66)
(h)GSSFLSPEHQRVQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:120)
(i)GSSFLSPEHQRVQQRKESKKPPAKLQPRC(配列番号:67)
(j)GSSFLSPEHQRVQQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号: 121)
(k)GSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPRC(配列番号:73)(1)GSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号: 123)(m)GSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPRC(配列番号:74)(n)GSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:124)
(o)GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:105)
(p)GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:107)
(q)CKKPPAKLQPR(配列番号:108)
(r)CPPAKLQPR(配列番号:70)
(s)CAKLQPR(配列番号:109)
(t)GSSFLSPEHQC(配列番号:110)
(u)CEHQRVQQRKE(配列番号:76)
(v)GSSFLSPEHQRVQC(配列番号:68)
(w)GSSFLSPEHQRVQGC(配列番号:122)
(x)CQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:69)
(y)GSSFLSPEHQKLQC(配列番号:75)
(z)GSSFLSPEHQKLQGC(配列番号:125)
(aa)GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:126)
(bb)GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:127)
(cc)GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:128)
(dd)GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:129)
(ee)GSSFLSPEHQKAQC(配列番号:130)
(ff)GSSFLSPEHQKAQGC(配列番号:131)
(gg)GGSSFLSPEHQGC(配列番号:132)
(hh)CKKPPAKLQPR(配列番号:133)
(ii)CEHQKAQQRKE(配列番号:134)
(jj)CEHQKAQQRKES(配列番号:135)
(kk)CLSPEHQKAQQ(配列番号:136)、及び
(11)CEHQRVQQRKES(配列番号:137)
(mm)CLSPEHQRVQQ(配列番号:138。
でなる群より選ばれるアミノ酸配列を有する、請求項35〜41の任意の1項に記載のワクチン組成物。
【請求項43】
(a)少なくとも一つの第1付着部位を有するコア粒子を提供する工程と;
(b)少なくとも一つの第2付着部位を有する少なくとも一つの抗原又は抗原決定基を提供する工程であって、
前記抗原又は抗原決定基がグレリン又はグレリンペプチドであり、前記第2付着部位が:
(i)前記抗原決定基又は抗原決定基で天然に生じない付着部位と;
(ii)前記抗原決定基又は抗原決定基で天然に生る付着部位と、
でなる群より選ばれ:
前記第2付着部位が前記第1付着部位と会合し得る前記工程と;
(c)前記コア粒子と前記少なくとも一つの抗原又は抗原決定基とを組み合わせる工程であって、前記抗原又は抗原決定基及び前記コア粒子が前記会合によって相互作用し、規則的な繰り返し抗原アレイを形成する工程と、
を有する先行する任意の請求項に記載の組成物を製造するプロセス。
【請求項44】
先行する任意の請求項に記載の組成物を動物又はヒトに投与する工程を有する免疫化法。
【請求項45】
前記抗原又は抗原決定基が自己抗原であることを特徴とする請求項44に記載の免疫化法。
【請求項46】
前記動物がヒトであり、前記抗原又は抗原決定基がヒトグレリン又はヒトグレリンペプチドである、請求項44及び45項の任意の1項に記載の免疫化法。
【請求項47】
前記動物がネコ科であり、前記抗原又は抗原決定基がグレリン又はグレリンペプチドであることを特徴とする請求項44〜46の任意の1項に記載の免疫化法。
【請求項48】
前記動物がイヌ科であり、前記抗原又は抗原決定基がネコグレリン又はグレリンペプチドである、請求項44〜47の任意の1項に記載の免疫化法。
【請求項49】
医薬品として使用する、請求項1〜42の任意の1項に記載の組成物。
【請求項50】
肥満処置用医薬品の製造用である、請求項1〜42の任意の1項に記載の組成物の使用。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)コア粒子が、好ましくはウイルス様粒子であり、更に好ましくは前記ウイルス様粒子が組み換えウイルス様粒子である、少なくとも一つの第1付着部位を有する前記コア粒子と;
(b)少なくとも一つの第2付着部位を有する少なくとも一つの抗原または抗原決定基とを含んでなる組成物であって、
前記抗原または抗原決定基がグレリンまたはグレリンペプチドであり、前記第2付着部位が
(i)前記抗原または抗原決定基を有し天然には生じない付着部位、および
(ii)前記抗原または抗原決定基を有し天然に生じる付着部位と
でなる群より選択され:
前記第2付着部位が前記第1付着部と会合可能であり;前記グレリンまたはグレリンペプチドと前記コア粒子とが前記相互作用により会合し、規則的な繰り返し抗原アレイを形成する。
【請求項2】
前記ウイルス様粒子が、肝炎Bウイルスコア粒子又は:
(a)B型肝炎ウイルスの組み換えタンパク質、
(b)麻疹ウイルスの組み換えタンパク質、
(c)シンドビスウイルスの組み換えタンパク質、
(d)ロタウイルスの組み換えタンパク質、
(e)口蹄疫ウイルスの組み換えタンパク質、
(f)レトロウイルスの組み換えタンパク質、
(g)ノーウォークウイルスの組み換えタンパク質、
(h)アルファウイルスの組み換えタンパク質、
(i)ヒトパピローマウイルスの組み換えタンパク質、
(j)ポリオーマウイルスの組み換えタンパク質、
(k)バクテリオファージの組み換えタンパク質、
(l)RNAファージの組み換えタンパク質、
(m)Tyの組み換えタンパク質、
(n)Qβファージの組み換えタンパク質、
(o)GAファージの組み換えタンパク質、
(p)frファージの組み換えタンパク質、
(q)AP205ファージの組み換えタンパク質、および
(q)(a)〜(q)の任意の組み換えタンパク質のフラグメントと、
からなる群から選択される組み換えタンパク質またはそのフラグメントを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記ウイルス様粒子がRNAファージの組み換えタンパク質またはそのフラグメントを含むか、それらによって構成され、好ましくは、前記RNAファージが、
(a)バクテリオファージQβ、
(b)バクテリオファージR17、
(c)バクテリオファージfr、
(d)バクテリオファージGA、
(e)バクテリオファージSP、
(f)バクテリオファージMS2、
(g)バクテリオファージM11、
(h)バクテリオファージMX1、
(i)バクテリオファージNL95、
(k)バクテリオファージf2、
(l)バクテリオファージPP7、および
(m)バクテリオファージAP205
でなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記ウイルス様粒子がRNAファージQβの組み換えタンパク質またはそのフラグメントを含むか、それらによって構成される、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
組み換えタンパク質がRNAファージコートタンパク質を含むか、又は、基本的にそれらによって構成される、好ましくは、
RNAファージの前記コートタンパク質が:
(a)配列番号4;
(b)配列番号4と配列番号5との混合物;
(c)配列番号6;
(d)配列番号7;
(e)配列番号8;
(f)配列番号9;
(g)配列番号9と配列番号10の混合物;
(h)配列番号11;
(i)配列番号12;
(k)配列番号13;
(l)配列番号14;
(m)配列番号15;
(n)配列番号16;及び
(o)配列番号28と、
でなる群から選択される、請求項1から4の何れか1項に記載の組成物。
【請求項6】
組み換えタンパク質がRNAファージの突然変異コートタンパク質を含むか、基本的にそれらによって構成され、好ましくは、 前記RNAファージが:
(a)バクテリオファージQβ;
(b)バクテリオファージR17;
(c)バクテリオファージfr;
(d)バクテリオファージGA;
(e)バクテリオファージSP;
(f)バクテリオファージMS2;
(g)バクテリオファージM11;
(h)バクテリオファージMX1;
(i)バクテリオファージNL95;
(k)バクテリオファージf2;
(l)バクテリオファージPP7;及び
(m)バクテリオファージAP205と、
でなる群から選択される、請求項1から4の何れか1項に記載の組成物。
【請求項7】
前記RNAファージの前記突然変異コートタンパク質が、
(i)置換による少なくとも一つのリジン残基の除去:又は
(ii)置換による少なくとも一つのリジン残基の除去;又は
(iii)少なくとも一つのリジン残基の欠失;又は
(iv)挿入による少なくとも一つのリジン残基の付加
により修飾されている、請求項6に記載の組成物
【請求項8】
前記第2付着部位が少なくとも一つの共有結合により前記第1付着部と会合することができ、好ましくは、前記共有結合が非ペプチド結合である、先行する何れかの請求項に記載の組成物。
【請求項9】
前記抗原または抗原決定基が:
(a)ヒトグレリン又はヒトグレリンペプチド;
(b)ウシグレリン又はウシグレリンペプチド;
(c)ヒツジグレリン又はヒツジグレリンペプチド;
(d)イヌグレリン又はイヌグレリンペプチド;
(e)ネコグレリン又はネコグレリンペプチド;
(f)マウスグレリン又はマウスグレリンペプチド;
(g)ブタグレリン又はブタグレリンペプチド;
(h)ウマグレリン又はウマグレリンペプチド;及び
(k)(a)〜(h)の何れかのグレリンのペプチドまたはそのフラグメント、
でなる群より選択されるグレリン又はグレリンペプチドである、先行する何れかの請求項に記載の組成物。
【請求項10】
前記抗原または抗原決定基がグレリンペプチド、好ましくはヒトグレリンペプチドまたはイヌグレリンペプチドである、先行する何れかの請求項に記載の組成物。
【請求項11】
前記グレリンまたはグレリンペプチドが;
(a)GSSFLSPEHQRVQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:48)
(b)GSSFLSPEHQRVQQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:31)
(c)GSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:49)
(d)GSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:50)
(e)GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:32)
(f)GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:51)
(g)KKPPAKLQPR(配列番号:52)
(h)PPAKLQPR(配列番号:53)
(i)AKLQPR(配列番号:54)
(j)GSSFLSPEHQ(配列番号:55)
(k)EHQRVQQRKE(配列番号:56)
(l)KLQPR(配列番号:59)
(m)GSSFLSPEHQRVQ(配列番号:60)
(n)QRKESKKPPAKLQPR(配列番号:61)
(o)GSSFLSPEHQKLQ(配列番号:62)
(p)QRKESKKPPAKLQPR(配列番号:63)
(q)EHQRVQQRKES(配列番号:111)
(r)EHQKAQQRKE(配列番号:112)
(s)EHQKAQQRKES(配列番号:113)
(t)EHQKLQQRKE(配列番号:114)
(u)EHQKLQQRKES(配列番号:115)
(v)LSPEHQRVQQ(配列番号:116)
(w)LSPEHQKAQQ(配列番号:117)
(x)LSPEHQKLQQ(配列番号:118),及び
(y)GSSFLSP(配列番号:119)
で構成される群より選択されるアミノ酸配列を含むか、又は好ましくは有する、先行する何れかの請求項に記載の組成物。
【請求項12】
以下のアミノ酸リンカーを更に含む、先行する何れかの請求項に記載の組成物:
アミノ酸リンカーが、前記第2付着部位を含むか、該付着部位によって構成され、好ましくは、前記第2付着部位又は前記第2付着部位を有する前記アミノ酸リンカーは、そのC末端、若しくは、そのN末端で前記グレリン又は前記グレリンペプチドと結合し、更に好ましくは、前記第2付着部位又は前記第2付着部位を有する前記アミノ酸リンカーは、
(a)GGC;
(b)GGC−CONH2;
(c)GC;
(d)GC−CONH2;
(e)C;及び
(f)C−CONH2
で構成される群から選択される。
【請求項13】
以下のアミノ酸配列で構成される群から選択されるアミノ酸配列を含むか、好ましくは該アミノ酸配列で構成される少なくとも第2付着部位を有する前記グレリン、又はグレリンペプチドである、先行する何れかの請求項に記載の組成物:
(a)CGSSFLSPEHQRVQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:64)
(b)CGSSFLSPEHQRVQQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:65)
(c)CGSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:71)
(d)CGSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:72)
(e)CGSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:77)
(f)CGSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:106)
(g)GSSFLSPEHQRVQRKESKKPPAKLQPRC(配列番号:66)
(h)GSSFLSPEHQRVQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:120)
(i)GSSFLSPEHQRVQQRKESKKPPAKLQPRC(配列番号:67)
(j)GSSFLSPEHQRVQQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:121)
(k)GSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPRC(配列番号:73)
(l)GSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:123)
(m)GSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPRC(配列番号:74)
(n)GSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:124)
(o)GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:105)
(p)GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPRC(配列番号:107)
(q)CKKPPAKLQPR(配列番号:108)
(r)CPPAKLQPR(配列番号:70)
(s)CAKLQPR(配列番号:109)
(t)GSSFLSPEHQC(配列番号:110)
(u)CEHQRVQQRKE(配列番号:76)
(v)GSSFLSPEHQRVQC(配列番号:68)
(w)GSSFLSPEHQRVQGC(配列番号:122)
(x)CQRKESKKPPAKLQPR(配列番号:69)
(y)GSSFLSPEHQKLQC(配列番号:75)
(z)GSSFLSPEHQKLQGC(配列番号:125)
(aa)GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:126)
(bb)GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:127)
(cc)GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPRC
(配列番号:128)
(dd)GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPRGC
(配列番号:129)
(ee)GSSFLSPEHQKAQC(配列番号:130)
(ff)GSSFLSPEHQKAQGC(配列番号:131)
(gg)GGSSFLSPEHQGC(配列番号:132)
(hh)CKKPPAKLQPR(配列番号:133)
(ii)CEHQKAQQRKE(配列番号:134)
(jj)CEHQKAQQRKES(配列番号:135)
(kk)CLSPEHQKAQQ(配列番号:136)
(ll)CEHQRVQQRKES(配列番号:137)及び
(mm)CLSPEHQRVQQ (配列番号:138)。
【請求項14】
前記抗原又は抗原決定基が、n−オクタノイル修飾を有しない、グレリン、又は好ましくはグレリンペプチドの生物学的不活性型である、先行する何れかの請求項に記載の組成物
【請求項15】
(a)請求項1に記載の組成物;及び
(b)許容可能な製薬的担体
を含んでなる製薬的組成物であって、好ましくは、前記製薬的組成物は、更にアジュバンドを含むか、又は、好ましくは、前記製薬的組成物はアジュバンドを欠いている。
【請求項16】
先行する何れかの請求項に記載の組成物を含んでなるワクチン組成物であって、好ましくは、前記ワクチン組成物は、更にアジュバンドを含むか、又は、好ましくは、前記ワクチン組成物がアジュバンドを欠いている。
【請求項17】
(a)少なくとも一つの第1付着部位を有するコア粒子を提供し;
(b)少なくとも一つの第2付着部位を有する少なくとも一つの抗原または抗原決定基を提供する工程、
前記抗原または抗原決定基がグレリンまたはグレリンペプチドであり、前記第2付着部位が:
(i)前記抗原決定基または抗原決定基で天然に生じない付着部位と;
(ii)前記抗原決定基または抗原決定基で天然に生る付着部位と、
でなる群より選ばれ:
前記第2付着部位が前記第1付着部位と会合し得る前記工程と;
(c)前記コア粒子と前記少なくとも一つの抗原または抗原決定基とを組み合わせる工程であって、前記抗原または抗原決定基および前記コア粒子が前記会合によって相互作用し、規則的な繰り返し抗原アレイを形成する工程と、
を有する先行する任意の請求項に記載の組成物を製造するプロセス。
【請求項18】
医薬品として使用することを特徴とする請求項1〜16の任意の1項に記載の組成物。
【請求項19】
肥満処置用医薬品の製造用であることを特徴とする請求項1〜16の任意の1項に記載の組成物の使用。
【請求項20】
好ましくは、前記抗原又は抗原決定基が自己抗原であり、及び/又は、好ましくは、
(i)前記動物がヒト、及び、前記抗原又は抗原決定基がヒトグレリン又はヒトグレリンペプチド;又は
(ii)前記動物がネコ科起源のペプチドであり、かつ、前記抗原又は抗原決定基がグレリン又はグレリンペプチド;又は
(iii)前記動物がネコ科起源であり、かつ、前記抗原又は抗原決定基がネコ科グレリン又はグレリンペプチドである、
請求項1〜16の何れか1項に記載の組成物を動物又はヒトへ投与することを含んでなる免疫化方法に使用する前記組成物。
【請求項21】
請求項1〜16の何れか1項に記載の組成物を動物又はヒトへ投与し、好ましくは、前記抗原又は抗原決定基が自己抗原であり、及び/又は、好ましくは、
(i)前記動物がヒト、及び、前記抗原又は抗原決定基がヒトグレリン又はヒトグレリンペプチド;又は
(ii)前記動物がネコ科起源のペプチドであり、かつ、前記抗原又は抗原決定基がグレリン又はグレリンペプチド;又は
(iii)前記動物がネコ科起源であり、かつ、前記抗原又は抗原決定基がネコ科グレリン又はグレリンペプチドである、免疫化のための製造品のための請求項1〜16の何れか1項に記載の組成物の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2006−504653(P2006−504653A)
【公表日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−522507(P2004−522507)
【出願日】平成15年7月18日(2003.7.18)
【国際出願番号】PCT/EP2003/007849
【国際公開番号】WO2004/009124
【国際公開日】平成16年1月29日(2004.1.29)
【出願人】(304042375)サイトス バイオテクノロジー アーゲー (26)
【Fターム(参考)】