説明

ケース入りコンデンサ

【課題】簡単な構成で配線インダクタンスを低減できるケース入りコンデンサを提供する。
【解決手段】一方の端面4に第1電極板10が接続されると共に他方の端面5に第2電極板11が接続されたコンデンサ素子1を、ケース2に収納して樹脂22を充填したケース入りコンデンサである。一方の端面4がケース2の開口部8側に位置し、他方の端面5がケース2の底部側に位置する。第2電極板11は、端面5に接続された端面接続部12と、第1電極板10と重なるように配置された端子接続部13と、端面接続部12と端子接続部13を一体的に連結する連結部14とを備える。第1電極板10及び第2電極板11の端子接続部13に外部接続用の端子19、20を接続して、各端子19、20をケース開口部8から外方に突出させた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数のコンデンサ素子と電極板を接続したケース入りコンデンサに関するものである。
【背景技術】
【0002】
フィルタ回路やインバータに用いられる平滑用コンデンサとして従来より電解コンデンサが用いられている。一方、フィルムコンデンサでは、その等価直列インダクタンス(ESL)や等価直列抵抗(ESR)が電解コンデンサより小さく、その寿命が長いことから、近年、平滑用コンデンサとして電解コンデンサからフィルムコンデンサへの移行が一部進みつつある。平滑用として必要とされる容量が大きくなると、素子を接続する配線のインダクタンスも大きくなって平滑機能が損なわれるおそれがある。
【0003】
そして、配線のインダクタンスを小さくするための接続構造がある(例えば、特許文献1参照)。すなわち、特許文献1に記載のコンデンサ(平滑用コンデンサ)は、図6に示すように、複数個の単位コンデンサ51・・と、単位コンデンサ51の正極端子52と負極端子53とをそれぞれ接続する導体54、55とを備える。また、正極側導体54と負極側導体55との間には絶縁体56が介在されている。
【特許文献1】実開昭62−2232号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載のものは、両端面に電極を形成したコンデンサ素子をケースに収納したコンデンサにそのまま適用するのが難しく、ケース内部の配線インダクタンスを低減することは困難であった。
【0005】
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、簡単な構成で配線インダクタンスを低減できるケース入りコンデンサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1のケース入りコンデンサは、一方の端面4に第1電極板10が接続されると共に他方の端面5に第2電極板11が接続されたコンデンサ素子1を、ケース2に収納して樹脂22を充填したケース入りコンデンサにおいて、コンデンサ素子1の一方の端面4がケース開口部8側に位置し、コンデンサ素子1の他方の端面5がケース2の底部側に位置するように配置すると共に、上記第2電極板11は、上記他方の端面5に接続された端面接続部12と、上記第1電極板10と重なるように配置された端子接続部13と、ケース2の一方の側壁7c内面側に配置されて上記端面接続部12と端子接続部13を一体的に連結する連結部14とを備え、かつ、第1電極板10、及び第2電極板11の端子接続部13に外部接続用の端子19、20を接続して、各端子19、20をケース開口部8から外方に突出させたことを特徴としている。
【0007】
請求項2のケース入りコンデンサは、一方の端面4に第1電極板10が接続されると共に他方の端面5に第2電極板11が接続されたコンデンサ素子1を、ケース2に収納して樹脂22を充填したケース入りコンデンサにおいて、コンデンサ素子1の一方の端面4がケース開口部8側に位置し、コンデンサ素子1の他方の端面5がケース2の底部側に位置するように配置すると共に、上記第2電極板11は、上記他方の端面5に接続された端面接続部12と、上記第1電極板10と重なるように配置された端子接続部13と、ケース2の側壁7c内面側に配置されて上記端面接続部12と端子接続部13を一体的に連結する連結部14とを備え、第1電極板10に外部接続用の複数の第1端子19・・を接続し、かつ、上記第2電極板11の端子接続部13に、外部接続用の複数の第2端子20・・を第1端子19と交互になるように接続したことを特徴としている。
【0008】
請求項3のケース入りコンデンサは、ケース2の相対向する側壁7c、7d内面に係合部26を形成し、かつ、上記第1電極板10の相対向する端縁部10a、10bに上記係合部26と係合する突出部25を設けたことを特徴としている。
【0009】
請求項4のケース入りコンデンサは、上記係合部26が外方開口部27を有すると共に、上記突出部25が上記外方開口部27に係合する係止片部25bを有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1のケース入りコンデンサによれば、第2電極板の端子接続部を第1電極板に重ねるように配置したので、低配線インダクタンス化を図ることができる。また、ケース開口部側に、第1電極板と第2電極板の端子接続部を対向させ、しかも各端子をケース開口部から外方に突出させたので、第1端子と第2端子とをネジ端子とすることができ、コンデンサとして使用し易くなる。しかも、コンデンサ素子を電極板にて挟んだ状態で固定できると共に、第1端子と第2端子とが同一方向に突出することになるので、このコンデンサ素子集合体(複数のコンデンサ素子と、第1電極板と第2電極板とを組み付けることによって構成されるコンデンサ本体部)のケース収納作業を簡単に行うことができて、このケース入りコンデンサの組立作業を短時間に行える。
【0011】
請求項2のケース入りコンデンサによれば、上記請求項1のケース入りコンデンサと同様、低配線インダクタンス化を図ることができ、また、第1端子と第2端子とをネジ端子とすることができ、コンデンサとして使用し易くなる。しかも、コンデンサ素子を電極板にて挟んだ状態で固定できると共に、第1端子と第2端子とが同一方向に突出することになるので、ケース収納作業を簡単に行うことができて、このケース入りコンデンサの組立作業を短時間に行える。さらに、第1電極板に外部接続用の複数の第1端子を接続し、かつ、上記第2電極板の端子接続部に、外部接続用の複数の第2端子を、第1端子と交互になるように接続したので、配線インダクタンスの低減を一層図ることができる。しかも、一の第1端子と一の第2端子とで、所定容量のコンデンサを構成することができるので、任意の第1端子と任意の第2端子とを使用することにより、外部機器との接続の容易化を図ることができる。また、複数の機器との接続が可能となる。
【0012】
請求項3のケース入りコンデンサによれば、ケースの側壁内面に係合部を形成し、かつ、第1電極板に上記係合部と係合する突出部を設けたので、ケースの側壁に第1電極板を固定することができ、樹脂硬化時におけるケースの熱膨張及び充填樹脂の体積変化によるケース開口部の変形を抑制できる。これにより、コンデンサ外形寸法の安定化が図れ、また、ケースに対する外部接続用の端子の位置決めが精度よくなされる。さらに、樹脂注型においてコンデンサ素子の浮き上がりを防止でき、安定した製品の提供が可能となる。
【0013】
請求項4のケース入りコンデンサによれば、係合部が外方開口部を有すると共に、突出部が外方開口部に係合する係止片部を有するので、突出部の係止片部を係合部の外方開口部に係合させることによって、ケースの側壁に第1電極板を簡単に固定することができ、このコンデンサの組立性の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、この発明のコンデンサの具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1はこの発明のケース入りコンデンサの斜視図を示し、図2はその断面図を示している。このケース入りコンデンサは、複数のコンデンサ素子1・・と、コンデンサ素子1・・が収納されるケース(樹脂ケース)2とを備える。各コンデンサ素子1は、例えば、金属化プラスチックフィルムが巻回されてなる本体部3を備え、この本体部3の両端面には電極(メタリコン電極)4、5が形成されている。また、ケース2は、底壁6と、この底壁6から立設される周壁7とからなり、ケース開口部8が設けられている。なお、周壁7は、前壁7aと、後壁7bと、一対の側壁7c、7dとからなる。
【0015】
各コンデンサ素子1は、一方の端面(メタリコン電極)4・・がケース開口部8側に位置し、他方の端面(メタリコン電極)5・・がケース2の底壁6側(底部側)に位置するように、ケース2内に収納される。この場合、コンデンサ素子1は、各側壁7a、7b側にそれぞれ6個ずつ、合計12個が配置されている。コンデンサ素子1・・の一方のメタリコン電極4・・には電極板(第1電極板)10が接続され、他方のメタリコン電極5・・には電極板(第2電極板)11が接続されている。
【0016】
一方の電極板(第1電極板)10は矩形状の平板体からなり、はんだ付け等によって一方のメタリコン電極4・・に接続される。また、他方の電極板(第2電極板)11は、他方のメタリコン電極5・・に接続される端面接続部12と、上記第1電極板10に重なるように配置される端子接続部13と、端面接続部12と端子接続部13とを連結する連結部14とを備える。
【0017】
第2電極板11の連結部14は、一方の側壁7c側に配設されてこの側壁7cに沿って配置される6個のコンデンサ素子1・・の側面をほぼ覆う平板体からなる。また、端面接続部12は、この連結部14の下端辺から折れ曲って各コンデンサ素子1・・の他方のメタリコン電極5・・に対面して、はんだ付け等によってメタリコン電極5・・に接続される。そして、端子接続部13は開口部長手方向に沿って所定ピッチで複数個(この場合、3個)形成される。この端子接続部13は、連結部14から延びる立ち上がり片部16と、この立ち上がり片部16から折れ曲って第1電極板10に相対面する平板片部17とからなる。また、この平板片部17と、第1電極板10との間には絶縁部材18が介在されている。
【0018】
そして、第1電極板10には外部接続用の複数個の端子(第1端子)19・・が接続され、第2電極板11の端子接続部13の平板片部17には外部接続用の複数個の端子(第2端子)20・・が接続されている。この場合、平板片部17が長手方向に所定ピッチで配設されているので、第1電極板10に接続される第1端子19と、第2電極板11に接続される第2端子20とは長手方向に沿って交互に配設される。なお、図例では、第1端子19と第2端子20とは夫々3個づつ設けられている。
【0019】
このように、複数のコンデンサ素子1・・と、第1電極板10と第2電極板11とを組み付けることによってコンデンサ本体部21(図3参照)を構成し、このコンデンサ本体部21をケース2に収納して樹脂22(例えば、エポキシ樹脂)をこのケース2内に充填する。これによって、ケース入りコンデンサが完成する。この際、図1に示すように、第1電極板10の第1端子19と第2電極板11の第2端子20とが、ケース開口部8側に配置されて、この開口部8から外部へ突出する。なお、図1においては樹脂22の図示を省略している。
【0020】
上記ケース入りコンデンサでは、第2電極板11の端子接続部13を第1電極板10に重ねるように配置したので、低配線インダクタンス化を図ることができる。また、ケース開口部8側に、第1電極板10と第2電極板11の端子接続部13を対向させ、しかも各端子19、20をケース開口部8から外方に突出させたので、第1端子19と第2端子20とをネジ端子とすることができ、コンデンサとして使用し易くなる。しかも、コンデンサ素子1を電極板10、11にて挟んだ状態で固定できると共に、第1端子19と第2端子20とが同一方向に突出することになるので、コンデンサ本体部21のケース収納作業を簡単に行うことができて、このケース入りコンデンサの組立作業を短時間に行える。さらに、第1電極板10に外部接続用の複数の第1端子19・・を接続し、かつ、第2電極板11の端子接続部13に、外部接続用の複数の第2端子20・・を、第1端子19と交互になるように接続したので、配線インダクタンスの低減を一層図ることができる。しかも、一の第1端子19と一の第2端子20とで、所定容量のコンデンサを構成することができるので、任意の第1端子19と任意の第2端20とを使用することにより、外部機器との接続の容易化を図ることができる。また、複数の機器との接続が可能となる。
【0021】
次に、図4と図5は他の実施の形態を示し、この場合、第1電極板10の両側辺(端縁部)10a、10bに夫々2個の突出部25、25が形成されると共に、ケース2の側壁7c、7dに夫々この突出部25が係合する2個の係合部26、26が所定ピッチで形成されている。
【0022】
突出部25は、第1電極板10から側方に延びる延設部25aと、この延設部25aから垂下される係止片部25bとからなる。また、係合部26はコの字状部材からなり、外方開口部(上方開口部)27が設けられ、この外方開口部27に突出部25の係止片部25bが係合する。すなわち、この突出部25と係合部26とで、第1電極板10をケース2に固定するための固定手段30が構成される。そして、この固定手段30は、図5に示すように、平面的に見て、隣合うコンデンサ素子1、1間の隙間部31・・のうち前壁7aから2番目と3番目との間、及び後壁7bから2番目と3番目との間に配置される。このため、固定手段30はケース2の側壁7c、7d側にそれぞれ2個づつ設けられている。なお、この隙間部31は、各コンデンサ素子1の端部がアール状となっていることによって形成される。
【0023】
そして、この場合であっても、複数のコンデンサ素子1・・と、第1電極板10と第2電極板11とを組み付けることによってコンデンサ本体部21を構成し、このコンデンサ本体部21をケース2に収納する。この際、図4の矢印のように、各突出部25・・の係止片部25b・・を係合部26・・の外方開口部27・・に係合させる。なお、この図4と図5に示すケース入りコンデンサの他の構成は、上記図1等に示すケース入りコンデンサと同様であるので、同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
【0024】
図4と図5に示すケース入りコンデンサでも、上記図1等に示すコンデンサと同様の作用効果を奏することができる。また、ケース2の側壁7c、7d内面に係合部26を形成し、かつ、第1電極板10に上記係合部26と係合する突出部25を設けたので、ケース2の側壁7c、7dに第1電極板10を固定することができ、エポキシ樹脂硬化時におけるケース2の熱膨張及びエポキシ樹脂の体積変化によるケース開口部8の変形を抑制できる。これにより、コンデンサ外形寸法の安定化が図れ、また、ケース2に対する外部接続用の端子19、20の位置決めが精度よくなされる。さらに、エポキシ樹脂注型においてコンデンサ素子1の浮き上がりを防止でき、安定した製品の提供が可能となる。特に、係合部26が外方開口部27を有すると共に、突出部25が外方開口部27に係合する係止片部25bを有するので、突出部25の係止片部25bを係合部26の外方開口部27に係合させることによって、ケース2の側壁7c、7dに第1電極板10を簡単に固定することができ、このコンデンサの組立性の向上を図ることができる。
【0025】
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、コンデンサ素子1は、巻回型に限らず積層形のフィルムコンデンサ素子であってもよい。また、コンデンサ素子1の数の増減も任意である。さらに、上記実施の形態では、第2電極板11の平板片部17と、第1電極板10との間には絶縁部材18を介在させていたが、第2電極板11の平板片部17と絶縁部材18との間、または第1電極板10と絶縁部材18との間に隙間を設け、これらの隙間に樹脂22を充填するようにしてもよい。また、絶縁部材18を設けることなく、第1電極板10と、第2電極板11の平板片部17との間に隙間を設けて、この隙間に樹脂22を充填するようにしてもよい。樹脂22として、エポキシ樹脂に限るものではなく、他のウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂であっても、さらには熱可塑性樹脂も使用することができる。さらに、図4と図5に示すように、固定手段30を設ける場合、固定手段30として図例のものに限るものではなく、凹部とこれに嵌合する凸部とからなる他の係合手段であってもよい。また、端子19、20としてねじ端子でなくてもよく、各端子19、20の数としても、少なくとも一対の第1端子19と第2端子20とを有していればよく、その数の増減は任意である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】この発明のケース入りコンデンサの実施形態を示す斜視図である。
【図2】上記ケース入りコンデンサの断面図である。
【図3】上記ケース入りコンデンサのコンデンサ本体部の斜視図である。
【図4】この発明のケース入りコンデンサの他の実施形態を示す分解斜視図である。
【図5】上記ケース入りコンデンサの平面図である。
【図6】従来のコンデンサの要部簡略平面図である。
【符号の説明】
【0027】
1・・コンデンサ素子、2・・ケース、4、5・・端面(メタリコン電極)、7c、7d・・側壁、8・・ケース開口部、10・・第1電極板、11・・第2電極板、12・・端面接続部、13・・端子接続部、14・・連結部、19、20・・端子、22・・樹脂、25・・突出部、25b・・係止片部、26・・係合部、27・・外方開口部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方の端面(4)に第1電極板(10)が接続されると共に他方の端面(5)に第2電極板(11)が接続されたコンデンサ素子(1)を、ケース(2)に収納して樹脂(22)を充填したケース入りコンデンサにおいて、コンデンサ素子(1)の一方の端面(4)がケース開口部(8)側に位置し、コンデンサ素子(1)の他方の端面(5)がケース(2)の底部側に位置するように配置すると共に、上記第2電極板(11)は、上記他方の端面(5)に接続された端面接続部(12)と、上記第1電極板(10)と重なるように配置された端子接続部(13)と、ケース(2)の一方の側壁(7c)内面側に配置されて上記端面接続部(12)と端子接続部(13)を一体的に連結する連結部(14)とを備え、かつ、第1電極板(10)、及び第2電極板(11)の端子接続部(13)に外部接続用の端子(19)(20)を接続して、各端子(19)(20)を上記ケース開口部(8)から外方に突出させたことを特徴とするケース入りコンデンサ。
【請求項2】
一方の端面(4)に第1電極板(10)が接続されると共に他方の端面(5)に第2電極板(11)が接続されたコンデンサ素子(1)を、ケース(2)に収納して樹脂(22)を充填したケース入りコンデンサにおいて、コンデンサ素子(1)の一方の端面(4)がケース開口部(8)側に位置し、コンデンサ素子(1)の他方の端面(5)がケース(2)の底部側に位置するように配置すると共に、上記第2電極板(11)は、上記他方の端面(5)に接続された端面接続部(12)と、上記第1電極板(10)と重なるように配置された端子接続部(13)と、ケース(2)の一方の側壁(7c)内面側に配置されて上記端面接続部(12)と端子接続部(13)を一体的に連結する連結部(14)とを備え、第1電極板(10)に外部接続用の複数の第1端子(19・・)を接続し、かつ、上記第2電極板(11)の端子接続部(13)に、外部接続用の複数の第2端子(20・・)を第1端子(19)と交互になるように接続したことを特徴とするケース入りコンデンサ。
【請求項3】
ケース(2)の相対向する側壁(7c)(7d)内面に係合部(26)を形成し、かつ、上記第1電極板(10)の相対向する端縁部(10a)(10b)に上記係合部(26)と係合する突出部(25)を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2のケース入りコンデンサ。
【請求項4】
上記係合部(26)が外方開口部(27)を有すると共に、上記突出部(25)が上記外方開口部(27)に係合する係止片部(25b)を有することを特徴とする請求項3のケース入りコンデンサ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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