説明

ケース内情報管理装置

【課題】ケース等の金属製の遮蔽物で覆われていても、新たに貫通孔などの形成を必要とせず、現状の壁面をそのままの利用した状態で簡便にデータ記憶手段の情報を読み書きすることができるようにしたい。
【解決手段】ケースの内外各壁面に超音波の送受信手段5,11を設け、ケース内外の各超音波の送受信手段5,11とデータ管理手段23およびデータ記憶手段3における電磁波の送受信手段4,21のそれぞれの間に電磁波と超音波の変換手段6,12を設け、ケースの内外の間は超音波で交信するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はケース内情報管理装置に係り、特に、物品管理や在庫管理等に用いられるデータ記憶手段としてのRFタグ若しくはIDタグが金属製ケース内に管理対象物である物品とともに収納されている場合における物品に関する情報の読み取りや書き込みをケース外から行うケース内情報管理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
RFタグ若しくはIDタグ(以下、RFタグで説明)に使用される搬送波の周波数は、現在135kHz未満,13.56MHz,UHF帯,2.45GHzなどの法規で許可されたもので、情報の読み取りや書き込みを行う方式として、大まかに電磁誘導方式とマイクロ波方式の電磁波を使った2種類がある。
【0003】
マイクロ波方式は、2.45GHz 等のマイクロ波により情報の授受を行う。リーダ・ライタからの送信情報は変調され、アンテナからマイクロ波として発射される。RFタグは、このマイクロ波を受信し復調して情報を得る。
【0004】
RFタグからの情報の送信は、リーダ・ライタのアンテナから発射されたマイクロ波を受信し、これを送信情報を含む返信情報で変調して、リーダ・ライタのアンテナに再び発射する反射波方式による。マイクロ波型は、外来ノイズにも強く、数メートルの交信距離を実現できる。
【0005】
電磁誘導方式では、コイル状のアンテナにキャリア周波数をかけることにより、アンテナ近傍に誘導電磁界を発生させ、RFタグがこの誘導電磁界内に入ってくると、RFタグのコイル状のアンテナに電磁誘導により電流が流れる。この誘導起電力によりRFタグに電力供給し、RFタグを動作させる。交信距離は最大1(m)程度となっており、比較的広い交信エリアを確保できる特徴を持つ。
【0006】
RFタグ,リーダ・ライタともに製品として多くの種類のものが市販されており、従来から活用されている。
【0007】
しかしながら、両方式ともに金属面に接触している状態、あるいは近傍に金属がある状態では、電磁波による正常なデータ通信ができなくなってしまう。
【0008】
マイクロ波方式では、金属面表面で電波が反射し、反射波との干渉で信号が減衰してしまう場合が多い。このような減衰が発生すると、RFタグの情報が読み出せない不良になる。
【0009】
電磁誘導方式では、金属面表面に渦電流が発生し、本来の磁界の向きと逆方向の磁界は生じ、打ち消し合い信号が大きく減衰してしまう。
【0010】
なかでも、RFタグが金属製のケース(一部に金属を用いている場合を含む)内に収納されており、金属板などで遮蔽された状態では、電磁誘導方式,マイクロ波方式ともに通信は極めて困難であり、実質的には使用できない。
【0011】
周囲が金属で覆われたケースであってもケース内部と外部のデータ通信を電磁波により行うものとして、下記特許文献1に記載されるような従来技術がある。
【0012】
この従来技術は、内側が金属製のケース内に管理対象物とこの管理対象物のデータ記憶手段(IDタグ)を収納した内側が金属製のケースの内外両側面にそれぞれアンテナを設け、両アンテナを接続しておき、外部のアンテナにデータ管理手段から電磁波を用いてデータ通信すると、内部のアンテナからIDタグに電磁波を送信することで、返信も実施可能となり、電磁波によりケース内部のIDタグとケース外部のデータ管理手段とでデータ通信を行っている。
【0013】
【特許文献1】特開平8−48337号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
しかしながら、電磁波を中継するアンテナ同士は、ケース本体に貫通孔を形成し、非金属のスペーサで絶縁して接続する。ケース本体に貫通孔を形成しなければならず、また、気密性を維持する必要がある場合には、シーリング材などを充填する必要がある。
【0015】
RFタグを取り付ける管理対象物は、必ずしも何も無い空間上に管理対象物単体で存在するとは限らず、多くの場合、カバーで覆われているか、あるいはさまざまなケース内に収納されてことが多く、そのカバーあるいはケースは金属製であることがしばしばで、湿度保持等を目的としてケース内の高い気密性を求め、孔明けが許されない場合も多い。
【0016】
それゆえ本発明の目的は、ケース等の金属製の遮蔽物で覆われていても、新たに貫通孔などの形成を必要とせず、現状の壁面をそのままの利用した状態で簡便にデータ記憶手段の情報を読み書きすることができるケース内情報管理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記の目的を達成する本発明装置の特徴とするところは、ケースの内外各壁面に超音波の送受信手段を設け、ケース内外の各超音波の送受信手段とデータ管理手段およびデータ記憶手段における電磁波の送受信手段のそれぞれの間に電磁波と超音波の変換手段を設け、ケースの内外の間は超音波で交信するようにしたことにある。
【発明の効果】
【0018】
上記本発明によれば、ケースに孔を設けなくても、情報の交信が可能であり、ケースの気密性を確保でき、管理対象物に品質を維持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図に示す実施形態について説明する。
【実施例1】
【0020】
図1において、1は管理対象物である物品2を収納した金属製のケース、3は物品2に関する情報を記憶したRFタグ(管理対象物に関する情報を記憶したデータ記憶手段)で、物品2に取り付けてある。
【0021】
RFタグ3はマイクロ波方式のもので、図2に示すように、表面部にアンテナ3aを有し、内部に増幅器,復調器,変調器,制御器,搬送波の発振器などを備えている。制御器は物品2に由来する固有の情報(物品に関する情報で、以下、送信情報と略記)を記憶する記憶部や情報の送受信を行うプログラムを記憶した記憶部などを備えている。
【0022】
4はケース1の内壁に設けたRFタグ3における電磁波の送受信手段であるリーダ・ライタで、図3に示すように表面にアンテナ4aがあり、内部に増幅器,復調器,変調器,制御器,搬送波の発振器などを備えている。
【0023】
制御器はRFタグ3と交信して入手(受信)した物品2に関する情報(送信情報)を記憶する記憶部や情報の送受信を行うプログラムを記憶した記憶部などを備えている。なお、リーダ・ライタ4がRFタグ3と交信すべき内容(交信情報)は、後述するホスト機
23側から送られてくる。
【0024】
RFタグ3やリーダ・ライタ4は従来より使用されているマイクロ波方式のもので、
2.45GHzの搬送波を使用し、各アンテナ3a,4aを介して送受信を行う。
【0025】
リーダ・ライタ4側からRFタグ3側に送信する場合、リーダ・ライタ4の制御部がその記憶部に記憶してある交信情報を変調器に送ると、変調器は発振器から得た2.45
GHzの搬送波を交信情報で変調し、アンテナ4aからマイクロ波として発射する。
【0026】
RFタグ3はこのマイクロ波を受信,復調して交信情報を得る。交信情報は制御部の記憶部に記憶し、解読する。リーダ・ライタ4側からの交信情報に返信要求が含まれており、要求に従って交信情報を解読し、回答(送信情報を含むもの)を用意して制御部の記憶部に記憶してリーダ・ライタ4側への返信情報とする。
【0027】
リーダ・ライタ4の返信要求に基づいてRFタグ3側からリーダ・ライタ4側に返信する場合、制御部が返信情報を変調器へ入力すると、ここで発振器から入力された2.45
GHzの搬送波を返信情報で変調し、変調部で変調された搬送波がアンテナ3aから発射され、これがリーダ・ライタ4側のアンテナ4aによりキャッチされ、受信側で復調器に入る。復調器において搬送波を除くことで得られる返信情報は、制御部に一旦記憶しておく。
【0028】
マイクロ波方式は、周波数が高くRFタグ3側のアンテナ3aを小型化できることから、RFタグ3全体を小型な形状にすることが可能である。
【0029】
ケース1の内外の交信を可能とするために、ケース1の内外両壁面に超音波の送受信手段として超音波トランスデューサ(以下、トランスデューサと略記。)5,11を設けている。
【0030】
トランスデューサ5,11は圧電効果を利用した電気と機械のエネルギ変換器で、ある周波数の電気信号を与えれば、その周波数の超音波(振動)を出し、ある周波数の振動
(音)をキャッチすれば、その周波数の電気信号が得られ、振動の発生と振動の検出を両方行うことができるものである。ここで使用する超音波は数10KHz、つまり、トランスデューサ5,11を介して送受信する搬送波の周波数は数10KHzとした。
【0031】
図4に示すごとく、トランスデューサ5,11は、ともにケース1の壁面に接する状態で、かつケース1を挟んで対向して設置する。各トランスデューサ5,11とケース1の壁面との接触面には空気層を無くすために、ポリマや界面活性剤などからなる音響結合材(エコーゼリー)Z等を塗布しておくと、超音波の減衰を低く抑えられる。
【0032】
RFタグ3とリーダ・ライタ4との間で交信される電磁波をトランスデューサ5において超音波に変換できるようにする後述する構成と動作をする電磁波と超音波の変換手段であるアナログ式のコントローラ6を設けてある。
【0033】
また、ケース1の外側のトランスデューサ11についても電磁波を超音波に変換できるようにする後述する構成と動作をする電磁波と超音波の変換手段であるアナログ式のコントローラ12を設けてある。
【0034】
コントローラ12は、中継機21との間で電磁波による無線で交信ができるようにしてあり、中継機21はLANケーブル等によるネットワーク網22でデータ管理手段であるホスト機23と接続して、ホスト機23において、データベース化等されて、個々の物品2は総合的に情報管理される。
【0035】
24は、ネットワーク網22に接続してある他の中継機である。
【0036】
ケース1は任意に中継機21に接近するので、中継機21は不特定のケース1に対し、応答を求める返信要求を含む交信情報を搬送波に載せて常時発信している。
【0037】
以下、コントローラ6,12の構成と動作を説明する。
【0038】
図5において、コントローラ6はケース1が無い場合は従来のリーダ・ライタ4と直に接続されるホスト機23に対応するものであるので、その入力装置と出力装置はリーダ・ライタ4と直に接続される従来のホスト機23における入力装置と出力装置と同様なものを使用している。
【0039】
また、コントローラ12はケース1が無い場合はホスト機23に対しては従来のリーダ・ライタ4相当の中継機21と交信するRFタグ3になるべきものであるので、その入力装置と出力装置は従来のRFタグ3におけるアンテナを使用している。
【0040】
さらに、中継機21はケース1が無い場合はホスト機23に対しては従来のリーダ・ライタ4に対応するものであるので、その入力装置と出力装置はリーダ・ライタ4におけるアンテナを使用している。
【0041】
任意のケース1が中継機21に接近すると、コントローラ12の入力装置(アンテナ)は中継機21が発している交信情報を含む搬送波を受信すると、入力系統が作動してフィルタ(図5では、Fと略記。以下、同じ。)で搬送波を除去し、ALCアンプを経て変調回路で交信情報で搬送波(数10KHz程度)を変調し、搬送波に載せた交信情報は、フィルタ,送信アンプ,切替回路を経て、トランスデューサ11に送る。
【0042】
トランスデューサ11が電気的信号の形を持つ交信情報に従って機械的信号として超音波を発すると、ケース1内のトランスデューサ5が受信して電気的信号に変換し、コントローラ6に送る。
【0043】
コントローラ6では、出力系統が作動して、切替回路,受信アンプ,フィルタ,ALCアンプを経て復調回路に送る。復調回路では変調により搬送波と交信情報を分離して交信情報を得て、交信情報をフィルタ,アンプを経て出力装置から図3に示したリーダ・ライタ4に送る。
【0044】
リーダ・ライタ4が前述の動作で2.45GHz の搬送波に載せて交信情報をRFタグ3に送り、RFタグ3が前述の動作で搬送波から交信情報を分けて、中継機21からの交信情報に基づいて制御部における記憶部に記憶した物品2に由来する情報(物品2に関連する情報)を含む返信情報を作成して、前述の動作で返信(応答)を発する。
【0045】
すると以上の説明とは逆のモードとなって、リーダ・ライタ4を介して返信をコントローラ6の入力装置がこれを受信して、コントローラ12の入力系統と同様に入力系統が作動し、フィルタで搬送波を除去し、ALCアンプ,変調回路,フィルタ,送信アンプ,切替回路を経てトランスデューサ5に電気的信号の形で変調回路において搬送波(数10
KHz程度)に載せた返信情報を送る。
【0046】
トランスデューサ5は機械的信号に変換してケース1の壁を介し外部のトランスデューサ11が電気的信号に戻しコントローラ12に送る。
【0047】
コントローラ12では出力系統が作動して、切替回路,受信アンプを経てフィルタで搬送波を除去し、ALCアンプを経て変調回路に返信情報を送る。変調回路では搬送波を返信情報で変調し、搬送波に載せて返信情報をフィルタ,アンプを経て出力装置から中継機21に応答としての返信情報を戻す。
【0048】
従って、物品2が金属製の遮蔽物を含むケース1で覆われていても、ケース1に新たに貫通孔などの形成をすることなくケース1をそのままの利用した状態で、ケース1外からケース1内のRFタグ3における物品2に関する情報の読み書きができるだけでなく、ケースには貫通孔を設ける必要がないので、ケース1の気密性を維持することができる。
【0049】
中継機13ではホスト機23や他の中継機24などにネットワーク網22を通じて、ケース1から得た返信情報から送信情報を取り出して、送信情報を配信する。
【0050】
以上、送信に対する返信の形での双方向の送受信について説明したが、片方向の送受信であっても、上記コントローラ6,12は良好に機能する。
【0051】
上記のコントローラ6,12の例ではアナログ信号の入出力で示したが、デジタル対応のもので制御してもよい。
【0052】
なお、RFタグ3とリーダ・ライタ4の間を電磁誘導方式で結合しても良い。
電磁誘導方式の場合にはリーダ・ライタ4のアンテナ4aが作る誘導電磁界内にRFタグ3が置かれ、RFタグ3のアンテナ3aとリーダ・ライタ4のアンテナ4aの間の電磁誘導作用でRFタグ3のアンテナ3aに電流が誘起される。この電流(電力エネルギ)を用いてRFタグ3が作動し、リーダ・ライタ4側の制御部と情報の交信が行われる。リーダ・ライタ4のアンテナ4aは送信アンテナと受信アンテナの2つに分かれるものと、1つのアンテナで共用するタイプがある。
【0053】
13.56MHz の短波帯では、RFタグ3のアンテナ3aにおけるコイルの巻き数を少なくできるので薄型を実現しやすく、カード型,コイン型,スティック型等様々な形状があり、個人カード,交通カード,商品タグ,物流タグなど幅広く利用されている。
【実施例2】
【0054】
次に、超音波に依らない他の実施形態について説明する。
図6に示す実施例では、図1に示したトランスデューサ5に代えて加振器(機械振動の発生手段)8を用いる。この加振器8は、ソレノイド8aとソレノイド8aでケース1の内壁に向けて正逆方向に移動しケース1の内壁面を殴打するノッカ8bを備えており、ソレノイド8aはコントローラ6から送られてくる送信情報の内容に従ってノッカ8bを移動させ、ケース1の内壁面を殴打してケース1を振動させる。ノッカ8bによるケース1の殴打は物品に関連した情報(送信情報)を一定時間内のノック数に置き換えるようにした。
【0055】
ケース1に起こる振動はケース1の外壁に図1に示したトランスデューサ11に代えて設けた加速度ピックアップ(機械振動の検知手段)14で受信し、電気的信号に変換しアンプ15を介してコントローラ12に送る。
【0056】
コントローラ12において一定時間内のノック数をカウントし、送信情報に変換して認識し、図1に示した中継機21に送信し、上位のホスト機23で総合的に情報管理するようにする。
【0057】
ケース1外からケース1内に情報を送るためには、加振器をケース1の外壁に設け、ケース1内には加速度ピックアップを設けて置く。
【0058】
コントローラ6,12は、加振器が作る振動を自己に接続される加速度ピックアップで受信してしまうが、自分から発信する信号と同じ信号が返ってくることになるので、その信号は自ら出したものとして除去し、自分から発信する信号とは異なる信号が入った場合に、受信するようにして、送受信を実行して行くようにする。
【0059】
こうすることで、物品が金属製の遮蔽物で覆われていても、新たに貫通孔などの形成を必要とせず、現状のケース1をそのままの利用した状態でRFタグの情報を読み書きできるだけでなく、ケースには貫通孔を設ける必要がないので、ケース1の気密性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の一実施形態を示すケース内情報管理装置の概略図である。
【図2】図1に示したRFタグの回路ブロックを示す図である。
【図3】図1に示したリーダ・ライタの回路ブロックを示す図である。
【図4】図1に示した超音波トランスデューサと金属板面との接触部を示す図である。
【図5】図1に示したコントローラの回路ブロックを示す図である。
【図6】本発明の他の実施形態である機械振動手段を使った情報交信状況を示す図である。
【符号の説明】
【0061】
1…ケース、2…管理対象物(物品)、3…RFタグ(データ記憶手段)、4…電磁波の送受信手段(リーダ・ライタ)、5,11…超音波の送受信手段(トランスデューサ)、6,12…電磁波と超音波の変換手段(コントローラ)、21…電磁波の送受信手段
(中継機)、23…データ管理手段(ホスト機)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属製のケース内に管理対象物とともに該管理対象物に関する情報を記憶したデータ記憶手段が収納され、該ケース外にデータ管理手段があり、該データ記憶手段における該情報の読み取りや書き込みを電磁波を用いて該ケース外から行うケース内情報管理装置において、
該ケースの内外各壁面に超音波の送受信手段を設け、該ケース内外の各超音波の送受信手段と該データ管理手段および該データ記憶手段における電磁波の送受信手段のそれぞれの間に電磁波と超音波の変換手段を設けてあることを特徴とするケース内情報管理装置。
【請求項2】
金属製のケース内に管理対象物とともに該管理対象物に関する情報を記憶したデータ記憶手段が収納され、該ケース外にデータ管理手段があり、該データ記憶手段における該情報の読み取りや書き込みを電磁波を用いて該ケース外から行うケース内情報管理装置において、
該ケースの内外各壁面に機械振動の発生手段および検知手段をそれぞれ設け、該ケース内外の機械振動の発生手段および検知手段と該データ管理手段および該データ記憶手段における電磁波の送受信手段のそれぞれの間に電磁波と機械振動の変換手段を設けてあることを特徴とするケース内情報管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−329782(P2007−329782A)
【公開日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−160418(P2006−160418)
【出願日】平成18年6月9日(2006.6.9)
【出願人】(000005452)株式会社日立プラントテクノロジー (1,767)
【Fターム(参考)】