説明

ケーブルクランプ

【課題】 ケーブルクランプのクランプ片のロック解除を容易に行う一方でロック片による係合が意に反して外れることがないようにする。
【解決手段】 ベース1にヒンジ部3で連結されるクランプ片2の先端部をベース1の他端部に係合させるロック部4を備え、ロック部4はクランプ片に設けたフック41と、ベース1に設けたロック片42を有し、ロック片42とフック41との係合を外すための解除部43に対向するクランプ片2の外面にテーパ状の空隙dを構成するテーパ面25を備える。解除部43を外方に大きく延長させなくても、テーパ状の空隙dに指Fを差し入れて解除部43を操作してフック41とロック片42との係合を解除する。解除部43が外力を受け難くなりロック片42の係合が意に反して解除されることはない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子機器のシャーシや基板(以下、シャーシ等と称する)にケーブルを固定するためのケーブルクランプに関し、特にフラットケーブルの固定に有効なケーブルクランプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子機器のシャーシ等の表面に沿ってケーブルを固定するために従来からケーブルクランプが用いられており、例えば、特許文献1にはフラットケーブルを固定するためのフラットケーブルクランプが開示されている。このフラットケーブルクランプは、図9に示すように、板状をしたベース101の一端部にクランプ片102の基端部をヒンジ103で連結し、ベース101の他端部にクランプ片102の先端部のフック141に係合するロック片142を設けたものである。ヒンジ103はベース101からクランプ片102にわたる領域の一部を薄肉に形成して可撓性を付与したものである。また、ロック片142は並んで立設された保持片144との間に進入されたフック141に係合してクランプ片102の先端部をベース101に一体化し、ベース101とクランプ片102との間にフラットケーブルを挟持させるための所要の間隙を確保している。また、ロック片142にはフック141との係合を解除するためにロック片142を外方に強制変形させるための解除部143が設けられる。
【0003】
このケーブルクランプでは、ベース101をクリップ構造や両面テープ等によって電子機器のシャーシや基板に取り付けておき、クランプ片102を上方に開いた状態でベース101上に図には表れないフラットケーブルを載置し、クランプ片102をヒンジ103において曲げながら下方に閉じ、クランプ片102のフック141をロック片142に係合させることでラットケーブルをベースとクランプ片との間に挟持することが可能である。また、解除部143を指等で下方に押し下げることでロック片142を外方に変形してフック141との係合から解除し、クランプ片102を上方に開いてフラットケーブルをケーブルクランプから取り外しことが可能である。
【特許文献1】特開2004−239325号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のケーブルクランプは、ロック片142におけるフック141との係合を解除するための解除部143が外側に張り出している。これは指で解除部143を操作してロック片142を外側に弾性変形させる際に、なるべく小さい力で係合が解除できるように解除部143の張り出し寸法を長くしているためである。そのため、フラットケーブルを固定した状態のときに解除部143に手や器具等が触れて外力が加えられると、この外力によってロック片142が変形されてフック141との係合が意に反して外れてしまい、フラットケーブルのクランプ状態が保持できなくなることが考えられる。解除部143の張り出し寸法を小さくすればこのような係合外れの防止効果を高めることは可能になるが、解除に際してロック片142を変形させることが難しくなり操作性が低下してしまうことにつながる。
【0005】
また、特許文献1のケーブルクランプは、フック141とロック片142が長さ方向の断面形状が同一断面形状で幅方向に延長されている構成であるため、クランプ片102が幅方向に変形されたときにフック141がロック片142に対して幅方向に移動して両者の係合にずれが生じ、フック141とロック片142との係合が外れてしまうことも考えられる。
【0006】
さらに、特許文献1のケーブルクランプは、ヒンジ103は単に部材の一部薄肉に形成した構成であるためクランプ片102の変形量には制限を受け、大きな変形量が得られない。そのため、幅寸法の大きなフラットケーブルをクランプする際にクランプ片102をベース101上から完全に退避させることができず、クランプ片102が邪魔になってフラットケーブルのクランプ作業を行うことが難しくなる。そのため、クランプ片102を大きく開いてフラットケーブルを載置しなければならず、その場合にヒンジ103が弾性限界を越えて破損されるおそれがある。ヒンジを柔軟に形成するとクランプ片102を大きく変形させてベース101上から完全に退避させることは可能であるが、これに比例してクランプ片102が幅方向に変形し、あるいは捩じれが生じ易くなり、クランプ片102を閉じたときにフック141とロック片142との間に位置ずれが生じてフック141をロック片142に係合させることが難しくなる。
【0007】
本発明の目的は、クランプ片のロック解除を容易に行う一方でロック片による係合が意に反して外れることがないケーブルクランプを提供するものである。また、本発明の他の目的はクランプ片とロック片との係合を容易にかつ確実に行うことが可能なケーブルクランプを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、電子機器のシャーシ等に固定されるベースと、ベースの一端部にヒンジ部により連結されるクランプ片と、クランプ片の先端部をベースの他端部に係合させるロック部とを備え、ベースとクランプ片との間にケーブルを挟持するケーブルクランプであって、ロック部はクランプ片の先端部に設けられたフックと、ベースに設けられてフックが係合するロック片とで構成され、ロック片の一端部は操作されたときにロック片とフックとの係合を外すための解除部として構成され、この解除部に対向するクランプ片の外面には解除部との間にテーパ状の空隙を構成するためのテーパ面を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明におけるヒンジ部は、板厚方向に変形可能でベースとクランプ片とを連結するヒンジ片と、ベースとクランプ片の一方に設けられた嵌合凹部と、他方に設けられてクランプ片をベースに対して閉じるときに嵌合凹部に嵌入する嵌合突起とを備えている。さらに、クランプ片はロック片に対して幅方向両側から接触する一対の壁部を備えている。
【発明の効果】
【0010】
ロック片の解除部とクランプ片のテーパ面との間に構成されるテーパ状の空隙により、解除部を外方向に延長させなくても、テーパ状の空隙に指先を差し入れて解除部を外方向に変形させてフックとロック片との係合を解除することができるので、解除を容易に行うことができ、その一方で解除部が器具等に接触することがなくなり、外力によって意に反してロック片が変形されてロックが解除されることが防止できる。
【0011】
ヒンジ部にヒンジ片を備えることでクランプ片の開閉動作が容易になる一方で、嵌合凹部と嵌合突起との嵌合によりベースに対するヒンジ片の位置決めを行い、クランプ片のフックをベースのロック片に対して正確に位置決めし、両者の係合を確実なものとする。
【0012】
クランプ片のフックをロック片に係合させる際に、クランプ片の一対の壁部はロック片の幅方向の両側面に接した状態で進行されるため、フックをロック片に対して幅方向に案内することになる。これにより、フックを長さ方向と幅方向の両方向について確実に所定位置に位置決めでき、ロック片に対するフックの確実な係合を可能にする。
【実施例1】
【0013】
次に、本発明の実施例1を図面を参照して説明する。図1は本発明のケーブルクランプをフラットケーブルクランプに適用した実施例の外観斜視図であり、(a)はクランプ片を開いた状態、(b)は閉じた状態を示している。また、図2(a)〜(d)は当該ケーブルクランプの平面図、正面図、左側面図、右側面図である。実施例1のフラットケーブルクランプ(以下、単にケーブルクランプと称する)は、細長い平板状をしたベース1と、このベース1の一端にヒンジ部3により連結されたクランプ片2とで構成されている。前記クランプ片2の先端部にはフック41が設けられ、前記ベース1の他端部に設けたられたロック片42と協動してロック部4を構成している。そして、前記ベース1はその下面において両面テープTによって図には表れない電子機器のシャーシや基板の表面に接着固定でき、当該シャーシや基板の表面に沿って延設した図7を参照して後述するフラットケーブルFCを前記ベース1とクランプ片2との間に挟持して当該シャーシ等の表面に固定するようになっていることは従来のフラットケーブルクランプと同様である。
【0014】
前記ヒンジ部3は、図3に拡大斜視図を示すように、L字状に曲げ起こされたベース1の一端部11とクランプ片2の基端部21とを連結してケーブルクランプの長さ方向に所要の長さを有する薄肉のヒンジ片31を有している。このヒンジ片31はベース1とクランプ片2にそれぞれ連結する両端部分が中央部分よりも薄肉に形成されているため、これらの薄肉の部分で曲げ変形され易く、これによりヒンジ片31の変形自由度が高められている。また、ヒンジ片31に連結されているベース1の一端部11の幅方向の中央部分には上方及び外端方向にそれぞれ開口された嵌合凹部32が設けられ、これに対向するクランプ片2の基端部21の幅方向の中央部分には上方に向けて突出して前記嵌合凹部32に嵌合可能な嵌合突起32が設けられている。
【0015】
図4に前記ロック部4のクランプ片2側の構成の拡大斜視図を示すように、前記クランプ片2の先端部22はL字状に曲げ形成されており、この先端部21の外面には幅方向の両側位置に外側に向けられた一対の壁部23を形成するように幅方向の中央部分の板厚を減少させた凹溝24が形成されている。この凹溝24はクランプ片2のL字状に曲げられた角部ではテーパ面25として形成される。また、凹溝22の立面部には前記両側の壁部23に対してそれぞれ幅方向に微小間隙おいた中央部分に、長さ方向外側に突出した断面形状が楔状をした前記フック41が形成されている。
【0016】
図5に前記ロック部4のベース1側の構成の拡大斜視図を示すように、前記ベース1は前記クランプ片2よりも若干短い長さ寸法を有しており、その他端部12はL字状に曲げ起こされており、この他端部12の外側面にはL字状をした前記ロック片42が一体に形成されている。このロック片42は前記クランプ片2の先端部22の一対の壁部23の幅方向の内面間隔にほぼ等しい幅寸法をしており、ロック片42の下部において前記他端部22の外側面に連結されるとともに、前記クランプ片2のフック41の突出寸法よりも若干小さい間隙をもって当該外側面に沿って上方に向けて延長され、さらにその上端部43は当該外側面に対して若干外方に向けて傾斜されている。この上端部43は後述するようにフック41とロック片42との係合を解除するための解除部43として構成される。また、ロック片42の中央部分には矩形のロック穴44が開口されており、このロック穴44には前記クランプ片2のフック41が係合可能とされている。
【0017】
また、この実施例1では、図6に拡大斜視図を示すように、クランプ片2の中央部を細長いコ字状に切り欠き、この切り欠いた領域を押圧片26としてクランプ片2の内面方向に向けて傾斜状態に突出させている。この押圧片27はクランプするフラットケーブルの表面に当接し、この当接によって弾性変形したときの弾性力によってフラットケーブルをベースに向けて弾圧させるものである。
【0018】
以上の構成のケーブルクランプを用いてフラットケーブルをクランプする作用について説明する。前述したように実施例1のケーブルクランプをベース1の下面に接着した両面テープTを用いて図には表れない電子機器のシャーシ等の表面に固定する。次いで、図7(a)のように、クランプ片2が開いた状態でフラットケーブルFCをベース上に載置し、しかる上でヒンジ部3のヒンジ片31を曲げ変形させながらクランプ片2をフラットケーブルFC上を覆う位置まで回動し、フック41をベース1のロック片42に係合させる。このとき、薄肉のヒンジ片31が両端部において曲げ変形されるため、クランプ片2を回動する際の曲げ変形の変形度を高めることができる。すなわち、図1(a)に示したようにクランプ片2はベース1に隣りあったほぼ平行な回動位置からベース1上を覆う平行位置までの約180度の角度範囲で変形が容易であり、特に開いた状態ではクランプ片2はベース1上から完全に後退されているため、ベース1上にフラットケーブルFCを載置する際にクランプ片2が邪魔になることはない。
【0019】
また、クランプ片2を閉じる方向に回動したときには、図7(a)のA部の拡大図を図7(b)に示すように、ヒンジ部3においてはクランプ片2の嵌合突起33をベース1の嵌合凹部32に嵌合させることにより、クランプ片2は長さ方向及び幅方向についてベース1に対して位置決めが行われる。そのため、クランプ片2をベース1上で閉じる状態まで回動すると、クランプ片2の先端部22はその内面がベース1の他端部12の外側面に接した状態となり、フック41は当該外側面とロック片42との間に進入され、さらにはフック41はロック穴44に進入して両者が係合されることになる。このとき、ロック片42の上端部、すなわち解除部43は幾分外側に向けて傾斜されているため、フック41は解除部43の内面に案内されながら進入されることになる。同時に、クランプ片2の先端部22の一対の壁部23はロック片42の幅方向の両側面に接した状態とされるため、フック41をロック片42及びロック穴44に対して幅方向の所定位置に案内することになる。これにより、図7(c)のように、クランプ片2をベース1に対してロック状態としたときに、フック41を長さ方向と幅方向の両方向について確実に所定位置に位置決めでき、ロック穴44に対するフック41の確実な係合を可能とする。因みに、ヒンジ片31において長さ方向の変形やねじれが生じていると、フック41をロック片42に正しく係合させることが難しくなるが、実施例1のように嵌合突起33と嵌合凹部32との嵌合による位置決めと、壁部23とロック片42との当接により位置決めにより、前述のようにフック41とロック片42とを長さ方向及び幅方向に正確に係合させることが可能になる。
【0020】
このようにフラットケーブルFCをクランプした状態では、クランプ片2の押圧片26がフラットケーブルFCの上面に弾接し、フラットケーブルFCをベース1の上面に押圧し、クランプ片2との間に挟持することでシャーシに対して固定することができる。また、この状態ではロック片42の解除部43は若干外方に傾斜しているのみの構成であるので、当該解除部43がクランプ片2の一対の壁部23よりも外方に突出している寸法は極めて微小である。そのため、作業者の手や器具等がロック片42の解除部43に接触してロック片42を外側に変形してしまうようなこともなく、意に反してロック片42とフック41との係合が解除され、フラットケーブルFCのクランプ状態が解除されてしまようなこともない。
【0021】
また、前述したように、ヒンジ部3でのクランプ片2の嵌合突起33とベース1の嵌合凹部32との嵌合によって、及びロック部4でのクランプ片2の一対の壁部23とロック片42との当接によって、ベース1に対するクランプ片2の幅方向及び長さ方向の変形及び移動が規制されるため、クランプ片2に外力が加えられたときにクランプ片2がベース1に対して位置変位されることもなく、フック41とロック片42との係合が解除されることもない。
【0022】
一方、フラットケーブルFCのクランプ状態を解除する際には、図8(a)に示すように、作業者は指Fでロック片42の解除部43を外側に変形させる。このとき、図8(b)に断面構成を示すように、クランプ片2の先端部にはテーパ面25が設けられているので、このテーパ面25によってロック片42の解除部43との間に上方に向けてテーパ状の空隙dが構成されることになり、この空隙dを利用することで作業者の指Fの一部をロック片42とテーパ面25との間に差し入れることが容易になる。そして、差し入れた指Fでロック片42の解除部43を外方に変形させると、ロック片42の全体が外方に変形されるためロック穴44がフック41から外れ、ロック片42との係合が外れる。これと同時に押圧片26の弾性復帰力によってクランプ片2が開方向に回動される。これによりフック41はロック片42との係合位置から完全に外れた位置にまで移動されるので、クランプ片2をベース1の上から退避させる位置まで回動させることができ、ベース1からフラットケーブルFCを取り外すことが可能になる。
【0023】
実施例1では解除部43はベース1の他端部12の外側面に対して若干外方向に傾斜しているが、テーパ面25の寸法が大きくとれる場合には、解除部43との間に形成されるテーパ状の空隙dを指Fが進入させるのに十分な寸法にできるので、この場合には解除部43はロック片42の上端から外方に傾斜させることなく、真直に延長させる構成としてもよい。これにより、外力によってロック片42が変形されることを防止する効果を高めることが可能になる。
【0024】
実施例1ではベースを両面テープによってシャーシに固定しているが、ベースの下面に設けたクリップや嵌合片によりシャーシに固定するようにしてもよい。例えば、図9を参照すると、特許文献1に記載のケーブルクランプと同様に、ベース1(101)の下面にL字型をした2つの嵌合片151,152を突出し、これらの嵌合片151,152をシャーシ200に設けた2つの嵌合穴201,202にそれぞれ挿入し、挿入した上でベース1(101)をシャーシ200の表面上で平行移動させることにより嵌合片151,152を嵌合穴201,202に嵌合して固定を行う例を示している。なお、この例ではさらにベース1(101)の下面に設けた係止突起153をシャーシ200に設けた係止穴203に係合させることでベース1(101)がシャーシ200の表面上で移動することを防止し、嵌合片151,152と嵌合穴201,202との嵌合が外れて意に反してケーブルクランプがシャーシ200から脱落することがないようにしている。
【0025】
ここで、本発明は実施例1のようなフラットケーブルを固定するためのフラットケーブルクランプに限定されるものではなく、ベースに対してクランプ片を回動してロックさせる構成のクランプであれば本発明を同様に適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】実施例1のケーブルクランプの外観斜視図である。
【図2】ケーブルクランプの平面図、正面図、左側面図、右側面図である。
【図3】ヒンジ部の拡大図である。
【図4】ロック部を構成するフックの拡大図である。
【図5】ロック部を構成するロック片の拡大図である。
【図6】押圧片の拡大図である。
【図7】フラットケーブルをクランプする状態を示す斜視図である。
【図8】ロックを解除する状態を示す斜視図と要部の断面図である。
【図9】従来(特許文献1)のケーブルクランプの斜視図である。
【符号の説明】
【0027】
1 ベース
2 クランプ片
3 ヒンジ部
4 ロック部
23 壁部
25 テーパ面
31 ヒンジ片
32 嵌合凹部
33 嵌合突起
41 フック
42 ロック片
43 解除部
44 ロック穴
d テーパ状の空隙
FC フラットケーブル
F 指



【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器のシャーシや基板に固定されるベースと、前記ベースの一端部にヒンジ部により連結されるクランプ片と、前記クランプ片の先端部を前記ベースの他端部に係合させるロック部とを備え、前記ベースとクランプ片との間にケーブルを挟持するケーブルクランプであって、前記ロック部は前記クランプ片の先端部に設けられたフックと、前記ベースに設けられて前記フックが係合するロック片とで構成され、前記ロック片の一端部は操作されたときに前記フックとの係合を外すための解除部として構成され、この解除部に対向するクランプ片の外面には解除部との間にテーパ状の空隙を構成するためのテーパ面を備えることを特徴とするケーブルクランプ。
【請求項2】
前記ヒンジ部は板厚方向に変形可能で前記ベースとクランプ片とを連結するヒンジ片と、前記ベースとクランプ片の一方に設けられた嵌合凹部と、他方に設けられて前記クランプ片を前記ベースに対して閉じるときに前記嵌合凹部に嵌入する嵌合突起とを備えることを特徴とする請求項1に記載のケーブルクランプ。
【請求項3】
前記クランプ片は前記ロック片に対して幅方向両側から接触する一対の壁部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブルクランプ。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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