説明

ケーブルドラムの運搬方向転換装置、及び緩衝部材

【課題】高重量のケーブルドラムを幅が限られた直線経路に沿って運搬する際には人力により押圧して転動させる一方で、運搬方向を転換する場合にのみ方向転換箇所に設置した本装置を利用して、連続的に運搬されてくるケーブルドラムの運搬方向を簡単に転換することができる運搬方向転換装置と、ケーブルドラムを屋内移動する際に床面に保護板を敷設する必要をなくするための緩衝部材とを提供する。
【解決手段】ケーブルを巻き付ける胴部31と、該胴部の軸方向両端部に設けた円盤状のフランジ部32と、を備えたケーブルドラム30の運搬方向転換装置1であって、ケーブルドラムの2つのフランジ部を載置して回転する円盤状の回転台3と、回転台を回転自在に支持するベース部11と、を備えた装置本体10と、装置本体の外周縁の適所に着脱自在に当接し、且つ回転台上にケーブルドラムを搬入、搬出する傾斜面21を備えたスロープ台20と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はケーブルドラムのように主として人力によって転動させながら運搬する重量物の運搬方向を容易に切り換えることができる運搬方向転換装置、及び緩衝部材に関する。
【背景技術】
【0002】
メタルケーブルや光ファイバーケーブルは、ケーブルドラムの円筒状の胴部に巻き付けた状態でメーカーから出荷され、これを購入したユーザーは屋外、或いは屋内の保管場所に保管する。このケーブルドラムは1トン程度の重量物であるため、人力により移動させる場合には複数人で押圧して転動させながら移動させる。この作業は、重労働であるばかりでなく、ケーブルドラム端部の円盤状のフランジ部に巻き込まれる等の怪我を負うことが多々ある。
また、保管場所としての屋内や、屋内の工事現場にケーブルドラムを搬入、搬出する場合には、運搬ルートの床面が損傷することを防止するために、床面にベニヤ板などの保護板を敷設する養生作業が必要とされる。しかし、運搬ルートの全範囲に亘って保護板を敷くため、運搬開始前の準備作業と、運搬終了後の撤去作業に多大な時間と労力と費用を要し、作業時間の増大、作業効率の悪化、更には運搬に伴う事故発生率の増大といった不具合をもたらしていた。
【0003】
更に、屋内の廊下等の幅が限られた経路に沿ってケーブルドラムを押しながら運搬する過程で、運搬経路途中に曲がり角や湾曲部等がある場合には、ケーブルドラムの運搬方向を転換する必要が生じるが、従来は3〜4人掛かりで保護板上でケーブルドラムを回転させる必要があり、疲労度と危険度の高い作業となっていた。また、保護板上での方向転換に際しては保護板が極度に痛み易くなり、場合によっては床板自体を損傷する事態も生じる。更に、方向転換する過程で周辺の壁面をケーブルドラムにより損傷するケースも多々あるため、壁面にまで保護板を敷設しておく必要が生じる。
【0004】
特開平7−157201号公報(特許文献1)、特開平8−253154号公報(特許文献2)には、ケーブルドラムのフランジ部を載置し、底部に備えた車輪によって移動可能な台車について開示されているが、この台車は構造が複雑でコストが高いばかりでなく、複数のケーブルドラムを連続して順次人力にて運搬する場合には全てのケーブルドラムに対して予めこの台車を組み付けておく必要があり、用意すべき台車の個数が増大してコスト増をもたらす。一台(或いは一対)の台車だけを用いて多数のケーブルドラムに対応しようとすれば、ケーブルドラム毎に台車を着脱する必要があり、作業が極めて煩雑となる。特に、台車にケーブルドラムを乗せたり、台車から降ろす作業が繁雑であるため、全体としての作業性は低下せざるを得ないという問題がある。
【0005】
また、台車上にケーブルドラムを搭載した状態において、ケーブルドラムのフランジ部の側面よりも台車部分が外側に大きく突出する構造であるため、屋内の運搬経路の幅が狭い場合にはこれらの台車を使用し得なくなるという問題がある。更に、幅が狭い運搬経路中において方向転換する場合にも、ケーブルドラムの両側面から突出した台車部分が障害となって回転することができなくなるという不具合がある。
【0006】
また、特許文献1の発明においては、方向転換する際に両フランジ部を夫々個別に支持する各台車のうちの一方の台車からフランジ部を外した上で方向転換する必要があるため、床面に接地したフランジ部によって床面に傷が形成されやすくなる虞がある。床面に合板を敷設しておいたとしても一方のフランジ部の局所に全荷重がかかるため合板の破損と、それによる床面の損傷が発生することが多い。
また、特許文献2の発明は、台車底部のキャスターを360度方向転換可能に構成しているため、ケーブルドラムの方向転換時に左右にふらつきを起こして周辺の壁に衝突したり、作業者に危険をもたらすことがある。
【特許文献1】特開平7−157201号公報
【特許文献2】特開平8−253154号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上のように従来のケーブルドラムの運搬装置にあっては、装置の高コスト化、ケーブルドラムに対する着脱作業の繁雑化、狭い運搬経路を運搬させる際の運搬不能、方向転換部での方向転換不能といった不具合を有していた。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、高重量のケーブルドラムを幅が限られた直線経路に沿って運搬する際には人力により押圧して転動させる一方で、運搬方向を転換する場合にのみ方向転換箇所に設置した本装置を利用して、連続的に運搬されてくるケーブルドラムの運搬方向を簡単に転換することができる運搬方向転換装置と、ケーブルドラムを屋内移動する際に床面に保護板を敷設する必要をなくするための緩衝部材とを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る運搬方向転換装置は、ケーブルを巻き付ける胴部と、該胴部の軸方向両端部に設けた円盤状のフランジ部と、を備えたケーブルドラムの運搬方向転換装置であって、前記ケーブルドラムの2つのフランジ部を載置して回転する円盤状の回転台と、該回転台を回転自在に支持するベース部と、を備えた装置本体と、前記ベース部の外周縁の適所に着脱自在に当接し、且つ前記回転台上にケーブルドラムを搬入、搬出する傾斜面を備えたスロープ台と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明に係る運搬方向転換装置は、ケーブルを巻き付ける胴部と、該胴部の軸方向両端部に設けた円盤状のフランジ部と、を備えたケーブルドラムの運搬方向転換装置であって、前記ケーブルドラムの2つのフランジ部を載置して回転する円盤状の回転台と、該回転台を回転自在に支持するベース部と、を備えた装置本体と、前記ベース部の外周面に沿って周方向へ移動自在に連結され、且つ前記回転台上にケーブルドラムを搬入、搬出する傾斜面を備えたスロープ台と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明に係る運搬方向転換装置は、請求項1において、前記ベース部の外周輪郭形状は、円形、或いは多角形であることを特徴とする。
請求項4の発明に係る運搬方向転換装置は、請求項1乃至3において、前記回転台の上面は、凹面状に構成されていることを特徴とする。
請求項5の発明に係るケーブルドラムの緩衝部材は、ケーブルを巻き付ける胴部と、該胴部の軸方向両端部に設けた円盤状のフランジ部と、を備えたケーブルドラムの前記フランジ部外周に対して着脱可能に構成される緩衝部材であって、少なくとも一箇所が分断された弾性材料から成る環状部材と、該環状部材の端部間を着脱自在に連結する係着部材と、からなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ケーブルドラムの2つのフランジ部を載置して回転する円盤状の回転台と、該回転台を回転自在に支持するベース部と、を備えた装置本体と、ベース部の外周縁の適所に着脱自在に当接し、且つ回転台上にケーブルドラムを搬入、搬出する傾斜面を備えたスロープ台と、を備えたので、高重量のケーブルドラムを幅が限られた経路に沿って運搬する過程で運搬方向を転換する場合に、ケーブルドラムの運搬方向を一人の力で簡単に転換することができる。
また、ケーブルドラムのフランジ部外周に沿って緩衝部材を取り付けることにより、ケーブルドラムを屋内移動する際に(特に、方向転換時に)床面に保護板を敷設する必要をなくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係るケーブルドラムの運搬方向転換装置の構成を示す平面図、及び正面縦断面図(A−A断面図)であり、(c)及び(d)は装置本体を構成するベース部の平面図、及び回転台の底面図である。また、図2(a)及び(b)は本発明の運搬方向転換装置の変形例の構成を示す平面図、及び正面図である。また、図3(a)及び(b)は運搬方向転換装置を用いたケーブルドラムの運搬方向転換手順を示す正面図、及び平面図である。
【0012】
この運搬方向転換装置1は、ケーブルドラム30を人力によって押しながら運搬する際に運搬方向を転換するために使用する手段であり、運搬方向転換の対象物となるケーブルドラム30は、メタルケーブル、或いは光ファイバーケーブル等のケーブル類Cを巻き付けた胴部31と、胴部31の軸方向両端部に一体化した大径、円盤状のフランジ部32と、を備えた数百kgから1トン程度の重量物である。ケーブルドラム30は通常木材から成り、図2に示すように両フランジ部32の外周面を接地させた状態で転動させることにより運搬することができる。
運搬方向転換装置1は、ケーブルドラム30の2つのフランジ部32の外周面を載置して回転する円盤状の回転台3と、回転台3を回転自在に支持するベース部11と、を備えた装置本体10と、ベース部11の外周縁の適所に着脱自在に当接し、且つ回転台3上にケーブルドラム30を搬入したり、回転台外へ搬出する際に使用する傾斜面21を備えたスロープ台20と、を備えている。
【0013】
ベース部11の構造、及びベース部11によって回転台3を回転自在に支持する構造としては種々のタイプを想定できるが、本実施形態のベース部11は、外周輪郭形状が円形であって上面に円形の凹所12を備えている。凹所12内には円盤状の回転台3が嵌合して回転自在に支持されるように構成される。即ち、凹所12の中心部には円筒状の凹所(或いは突起)である軸受部13を設け、この軸受部13に対して回転台3の底面中心部に形成した軸部(或いは凹所状の軸受部)4を嵌合させて回転自在に軸支する。更に、必要に応じて凹所12の底面に軸受部13と同心円状の円形溝14を設けると共に、回転台3の底面にはこの円形溝14内に嵌合して転動するキャスター5(或いは、ボールベアリング等)を設ける。キャスター5は回転台底面に設けた円筒状の溝3aの天井面に設けた支持部によって自転自在、且つ90度程度の方位の範囲内で方向転換できるように支持されることにより、回転台3の軸受部13を中心とした回転に応じて安定して円形溝14内を移動し、回転台3の回転をガイドすることができる。
【0014】
軸受部13とキャスター5による回転機構により、重量物であるケーブルドラムが回転台上に搭載された状態においても一人の作業員による力によって容易にケーブルドラムの方向転換を実現できることとなる。
回転台3の上面は中央部が外周縁部よりも低い湾曲した(或いは、テーパー状に傾斜した)凹面状となるように構成することにより、ケーブルドラム30のフランジ部を載置したときにケーブルドラムが回転台3の上面で位置ずれや脱落を起こすことがないようにする。
上記各構成要素の材質や構造の強度は、重量物であるケーブルドラム30からの荷重、衝撃に十分に対応できるように選定、構成される。
【0015】
スロープ台20は、縦断面形状が楔型であって、その端面22がベース部11の外周面と密着可能な形状を有している。この例では、ベース部11の外周面が円形であるため、スロープ台20の端面22はベース部外周面に密着し得る形状を有した円弧状面となっている。また、スロープ台20とベース部11との当接部は、傾斜面21と回転台上面との間を移動するケーブルドラムをスムーズにガイドできるように大きな段差(凹凸が形成されないように構成する。なお、必要に応じてスロープ台の端面22とベース部外周面との間の固定力を維持して位置ずれ、脱落が発生しないようにするために、両面間に凹凸嵌合等による着脱自在な係止部、或いは係止ピンによる係止部を設けるのが好ましい(図2中に図示)。スロープ台20は、ベース部外周面の任意の位置に対して着脱できるように構成することにより、ケーブルドラムの進行方向の変更に対応して方向転換できるように構成されている。
【0016】
或いは、スロープ台20をベース部11の外周面に設けた図示しないガイドレールによって連結し、ベース部11の外周縁(外周面)に沿って周方向へ移動できるように構成することにより、ベース部に対するスロープ台の周方向位置を簡単に変更できるように構成してもよい。
なお、ベース部11の外周輪郭形状は、円形である必要はなく、図2に示すように四角形、その他の多角形状としてもよい。ベース部11の外周輪郭形状を多角形状とした場合には、スロープ台20の端面22の形状もベース部の外周輪郭形状と密着整合し得るように変更すればよい。この例では、スロープ台をベース部11に対して位置決め固定するための係止部23を設けている。
【0017】
回転台3上でのケーブルドラムの回転軌跡は一定であり、左右にふらつくことがないため、周辺の壁に衝突しないように作業を行うことができる。また、ケーブルドラムの回転時にフランジ部が床面に接地することがないため床に敷いた保護板等を損傷することもない。
本発明の方向転換装置は一基用意すればよく、ケーブルドラムが方向転換地点に達するたびに方向転換装置を移設して使用すればよいので経済的である。
【0018】
次に、図3に基づいて図1に示した運搬方向転換装置1の使用方法を説明する。
建造物内の廊下40のように幅及び高さが限られており、しかも曲がり角等のように方向転換する地点41がある運搬経路に沿ってケーブルドラム30を手押しによって運搬する場合には、方向転換地点41の床面に運搬方向転換装置1を設置しておく。設置方法としては、装置本体10を一方の通路42と他方の通路43との交差部の床面に定置すると共に、スロープ台20が搬入側の通路42に位置するようにベース部11の側面に密着させる。この状態で図示のように通路42を運搬されてきたケーブルドラム30をスロープ台20の傾斜面21上に沿って押上げて回転台3上にて一旦停止させる。
この状態でスロープ台20を図3(b)中に鎖線で示すように他方の通路43側に移動させてベース部11の側面に組み付ける。回転台3上のケーブルドラム30は矢印方向へ回転させることによって通路43側に90度方向転換することができるため、方向転換終了後に作業者がケーブルドラムを通路43へ向けて押し込めばケーブルドラム30は傾斜面21に沿ってスムーズに前進し、方向転換を完了することができる。
【0019】
次に、図4はケーブルドラムを屋内移動させる際にベニヤ板等の保護板を運搬経路の床面に沿って設置していたことによって発生した従来の不具合を解消するための実施形態を示す図である。
即ち、符号50はケーブルドラム30のフランジ部32の外周面に対して着脱自在に装着される緩衝部材であり、この緩衝部材50は、少なくともその外周面がゴム、樹脂等の弾性材料により構成されている。
緩衝部材50は、一箇所が分断された環状部材51と、環状部材51の両端部間を連結してフランジ部32に固定する係着部材55と、を備えている。環状部材51はその内面がフランジ部32の外周面全体に渡って密着嵌合し得るように断面コ字状に構成されている。環状部材51をフランジ部32に固定する手段である係着部材55は、例えば環状部材51の両端部に設けた係着ピン56と、係着ピン56間を係止するワイヤ等の留め具57と、を有する。
なお、環状部材51を2個、或いは3個のように複数個の円弧状部分から構成し、各円弧状部分を係着部材55により連結することによって全体として一つの環状部材51を構成するようにし、この環状部材51を係着部材55を用いてフランジ部32に固定するように構成してもよい。
【0020】
このように床面と接するフランジ部32の全周長に亘って環状部材51を被着し、係着部材55により固定することにより、ケーブルドラムを屋内の廊下等を経由して転動させながら運搬する際に、廊下等の床面に保護板を敷設する必要がなくなる。
一方、フランジ部に弾性材料から成る環状部材51を装着し、且つこれを係着部材55により確実に固定したケーブルドラムは、床面との摩擦抵抗が増大するため、方向転換が困難となる虞があるが、本発明の方向転換装置1を使用することによりスムーズに方向転換することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係るケーブルドラムの運搬方向転換装置の構成を示す平面図、及び正面縦断面図(A−A断面図)、(c)及び(d)は装置本体を構成するベース部の平面図、及び回転台の底面図である。
【図2】(a)及び(b)は本発明の運搬方向転換装置の変形例の構成を示す平面図、及び正面図である。
【図3】(a)及び(b)は運搬方向転換装置を用いたケーブルドラムの運搬方向転換手順を示す正面図、及び平面図である。
【図4】(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係る緩衝部材の構成説明図、及び要部拡大図である。
【符号の説明】
【0022】
1…運搬方向転換装置、3…回転台、3a…溝、5…キャスター、10…装置本体、11…ベース部、12…凹所、13…軸受部、14…円形溝、20…スロープ台、21…傾斜面、22…端面、23…係止部、30…ケーブルドラム、31…胴部、32…フランジ部、40…廊下、41…方向転換地点、42…通路、43…通路、50…緩衝部材、51…環状部材、55…係着部材、56…係着ピン。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブルを巻き付ける胴部と、該胴部の軸方向両端部に設けた円盤状のフランジ部と、を備えたケーブルドラムの運搬方向転換装置であって、
前記ケーブルドラムの2つのフランジ部を載置して回転する円盤状の回転台と、該回転台を回転自在に支持するベース部と、を備えた装置本体と、
前記ベース部の外周縁の適所に着脱自在に当接し、且つ前記回転台上にケーブルドラムを搬入、搬出する傾斜面を備えたスロープ台と、を備えたことを特徴とする運搬方向転換装置。
【請求項2】
ケーブルを巻き付ける胴部と、該胴部の軸方向両端部に設けた円盤状のフランジ部と、を備えたケーブルドラムの運搬方向転換装置であって、
前記ケーブルドラムの2つのフランジ部を載置して回転する円盤状の回転台と、該回転台を回転自在に支持するベース部と、を備えた装置本体と、
前記ベース部の外周面に沿って周方向へ移動自在に連結され、且つ前記回転台上にケーブルドラムを搬入、搬出する傾斜面を備えたスロープ台と、を備えたことを特徴とする運搬方向転換装置。
【請求項3】
前記ベース部の外周輪郭形状は、円形、或いは多角形であることを特徴とする請求項1に記載の運搬方向転換装置。
【請求項4】
前記回転台の上面は、凹面状に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の運搬方向転換装置。
【請求項5】
ケーブルを巻き付ける胴部と、該胴部の軸方向両端部に設けた円盤状のフランジ部と、を備えたケーブルドラムの前記フランジ部外周に対して着脱可能に構成される緩衝部材であって、
少なくとも一箇所が分断された弾性材料から成る環状部材と、該環状部材の端部間を着脱自在に連結する係着部材と、からなることを特徴とするケーブルドラムの緩衝部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−204166(P2007−204166A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−21461(P2006−21461)
【出願日】平成18年1月30日(2006.1.30)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】