説明

ゲーミングマシン及びその制御方法

【課題】ゲーミングターミナル13で競馬ゲームに参加するプレーヤに対して、多数の賭け金を取得する機会を与えることが可能なゲーミングマシンを提供する。
【解決手段】通常ゲームにベットする賭け金の一部をボーナスカウント値としてカウンタに蓄積し、ボーナスゲームが実行される場合には、各ゲーミングターミナル13のうち所定の条件を満たしたものに対して、ボーナスゲームへの参加資格を与える。そして、ボーナスゲームのレースの結果で、勝利した競走馬が割り当てられたゲーミングターミナル13に対して、ボーナスカウント値として蓄積されている賭け金の一部或いは全部をペイアウトする。従って、各ゲーミングターミナル13で競馬ゲームに参加するプレーヤに対して、多くの賭け金を取得する機会を与えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、競馬ゲームを行うゲーミングマシン及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
競馬ゲーム等の競争型ゲームを行うゲーミングマシンとして例えば、米国特許6210275号公報(特許文献1)、米国特許6358150号公報(特許文献2)、米国特許6450887号公報(特許文献3)、特開2001−87461号公報(特許文献4)、特許3291287号公報(特許文献5)、特許3366308号公報(特許文献6)、米国特許6921331号公報(特許文献7)、特開2002−85852号公報(特許文献8)、特開2002−35429号公報(特許文献9)、米国特許7025353号公報(特許文献10)、米国特許7172508号公報(特許文献11)に記載されたものが知られている。
【0003】
このうち、特許文献1には、連勝複式、連勝単式、3連単、4連単等の各ベット方式にベットすることが記載され、各レースで各ベットについての勝者が存在しない場合には、ジャックポットボーナスとして蓄積され、その後、各ベットについての勝者が発生した際に、この勝者となったプレーヤに対して、ジャックポットボーナスがペイアウトされることが記載されている。
【0004】
また、特許文献2,3には、ネットワークを介して接続された複数の競馬ゲーム装置でペイアウトを決定し、且つ、過去のレースに基づいたベットを行うことが記載されている。
【0005】
特許文献4には、ゲームに出場するキャラクターをプレーヤ自身が育成することが記載され、特許文献5には、複数の競馬ゲーム装置をオンラインを通じて接続し、複数の競馬ゲーム装置間でオッズを統合することが記載され、特許文献6には、目標払い出し率、勝率に基づいてオッズを計算し、更にこのオッズを補正することについて記載されている。
【0006】
特許文献7には、ネットワークを介して競馬ゲーム等の競争ゲームを実行することが記載され、特許文献8、9には、育成型の競馬ゲームを、ネットワークを介して広いエリアで行うことが記載されている。
【0007】
特許文献10には、競馬レースのボードゲームについて記載され、特許文献11には、スポーツゲームを実行し、その結果にベットすることについて記載されている。
【特許文献1】米国特許6210275号公報
【特許文献2】米国特許6358150号公報
【特許文献3】米国特許6450887号公報
【特許文献4】特開2001−87461号公報
【特許文献5】特許3291287号公報
【特許文献6】特許3366308号公報
【特許文献7】米国特許6921331号公報
【特許文献8】特開2002−85852号公報
【特許文献9】特開2002−35429号公報
【特許文献10】米国特許7025353号公報
【特許文献11】米国特許7172508号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記した各特許文献1〜11のいずれにおいても、通常の競馬ゲームとは異なるボーナスゲームを実行することについては言及されていないのが現状である。
【0009】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、通常の競馬ゲームを繰り返して実行する際に、より多くの賭け金を獲得可能なボーナスゲームを実行することにより、プレーヤに対する期待感を高めることが可能なゲーミングマシン及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、複数の擬似的な競走馬にてレースを行い、各競走馬の着順に応じた配当を発生する競馬ゲームを繰り返して実行するゲーミングマシンにおいて、前記各競走馬によるレースを表示するディスプレイと、前記ディスプレイの周囲に設けられ、プレーヤが前記競馬ゲームに参加する複数のゲーミングターミナルと、プレーヤが前記ゲーミングターミナルで競馬ゲームに参加する際にベットする賭け金の一部をボーナスカウント値として蓄積するカウンタと、(a)繰り返して実行される前記競馬ゲームのうちの、任意に選択される競馬ゲームをボーナスゲームとし、(b)前記ボーナスゲームでは、所定の条件を満たすゲーミングターミナルに対して参加資格を付与し、(c)該ボーナスゲームに参加するゲーミングターミナルの各々に対して、出走する各競走馬のうちの一頭を割り当て、(d)且つ、前記ボーナスゲームで勝利した競走馬に割り当てられたゲーミングターミナルに対して、前記ボーナスカウント値の一部或いは全部の賭け金をペイアウトするコントローラと、を備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項1の発明では、競馬ゲームにベットされる賭け金のうちの一部がボーナスカウント値として蓄積される。そして、繰り返して実行される競馬ゲームのうち、任意の競馬ゲームがボーナスゲームとされ、このボーナスゲームでは、参加資格を有するゲーミングターミナルに対して、ボーナスゲームに出走する競走馬の一頭が割り当てられる。そして、あるゲーミングターミナルに割り当てられた競走馬が勝利した場合には、このゲーミングターミナルにて、前記ボーナスカウント値のうちの一部或いは全部の賭け金がペイアウトされる。従って、プレーヤに対して多くの賭け金を取得する機会を与えることができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、前記競馬ゲームとは異なるサイドゲームを実行するサイドゲームデバイスを更に備え、前記コントローラは、各前記ゲーミングターミナルのうち、競馬レースに参加しているゲーミングターミナルに対してのみ、同時に前記サイドゲームへの参加を許可し、且つ、前記ボーナスゲームが実行されている際には、該ボーナスゲームに参加していないゲーミングターミナルに対しても、前記サイドゲームへの参加を許可することを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明では、ボーナスゲームへの参加資格を持たないゲーミングターミナルでは、ボーナスゲームが行われている間に、サイドゲームを行うことができるので、ボーナスゲームへの参加資格を持たないゲーミングターミナルに対して、飽きを感じさせることがない。
【0014】
請求項3に記載の発明は、前記サイドゲームは、ボーナスゲームの実行時に、このボーナスゲームに参加していないゲーミングターミナルにて、このボーナスゲームに出走する競走馬のうちの勝利する競走馬を予想するゲームを含むことを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明では、サイドゲームには、ボーナスゲームとして実行される競馬ゲームが含まれる。つまり、ボーナスゲームへの参加資格を持たないゲーミングターミナルにおいても、ボーナスゲームとして実行される競馬ゲームに参加できるので、ボーナスカウント値の一部或いは全部の賭け金を取得することはできないものの、通常の競馬ゲームとして参加することができる。このため、ボーナスゲームへの参加資格を持たないゲーミングターミナルに対して、飽きを感じさせることがない。
【0016】
請求項4に記載の発明は、複数の擬似的な競走馬にてレースを行い、各競走馬の着順に応じた配当を発生する競馬ゲームを繰り返して実行するゲーミングマシンにおいて、前記各競走馬によるレースを表示するディスプレイと、前記ディスプレイの周囲に設けられ、プレーヤが前記競馬ゲームに参加する複数のゲーミングターミナルと、プレーヤが前記ゲーミングターミナルで競馬ゲームに参加する際にベットする賭け金の一部をボーナスカウント値として蓄積するカウンタと、(a)繰り返して実行される前記競馬ゲームのうちの、任意に選択される競馬ゲームをボーナスゲームとし、(b)前記ボーナスゲームでは、前記ボーナスゲームの一回前の競馬ゲームにベットしたゲーミングターミナルに対して参加資格を付与し、(c)該ボーナスゲームに参加するゲーミングターミナルの各々に対して、出走する各競走馬のうちの一頭を割り当て、(d)且つ、前記ボーナスゲームで勝利した競走馬に割り当てられたゲーミングターミナルに対して、前記ボーナスカウント値の一部或いは全部の賭け金をペイアウトするコントローラと、を備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項4の発明では、競馬ゲームにベットされる賭け金のうちの一部がボーナスカウント値として蓄積される。そして、繰り返して実行される競馬ゲームのうち、任意の競馬ゲームがボーナスゲームとされ、このボーナスゲームの一回前の競馬ゲームでベットしたゲーミングターミナルに対して、このボーナスゲームへの参加資格が与えられる。ボーナスゲームでは、参加資格を有するゲーミングターミナルに対して、一頭の競走馬が割り当てられ、勝利した競走馬が割り当てられたゲーミングターミナルに対して、前記ボーナスカウント値のうちの一部或いは全部の賭け金がペイアウトされる。従って、プレーヤに対して多くの賭け金を取得する機会を与えることができる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、前記競馬ゲームとは異なるサイドゲームを実行するサイドゲームデバイスを更に備え、前記コントローラは、各前記ゲーミングターミナルのうち、競馬レースに参加しているゲーミングターミナルに対してのみ、同時に前記サイドゲームへの参加を許可し、且つ、前記ボーナスゲームが実行されている際には、該ボーナスゲームに参加していないゲーミングターミナルに対しても、前記サイドゲームへの参加を許可することを特徴とする。
【0019】
請求項5の発明では、ボーナスゲームへの参加資格を持たないゲーミングターミナルでは、ボーナスゲームが行われている間に、サイドゲームを行うことができるので、ボーナスゲームへの参加資格を持たないゲーミングターミナルに対して、飽きを感じさせることがない。
【0020】
請求項6に記載の発明は、前記サイドゲームは、ボーナスゲームの実行時に、このボーナスゲームに参加していないゲーミングターミナルにて、このボーナスゲームに出走する競走馬のうちの勝利する競走馬を予想するゲームを含むことを特徴とする。
【0021】
請求項6の発明では、サイドゲームには、ボーナスゲームとして実行される競馬ゲームが含まれる。つまり、ボーナスゲームへの参加資格を持たないゲーミングターミナルにおいても、ボーナスゲームとして実行される競馬ゲームに参加できるので、ボーナスカウント値の一部或いは全部の賭け金を取得することはできないものの、通常の競馬ゲームとして参加することができる。このため、ボーナスゲームへの参加資格を持たないゲーミングターミナルに対して、飽きを感じさせることがない。
【0022】
請求項7に記載の発明は、前記コントローラは、前記ボーナスゲームの一回前の競馬ゲームにてベットしたゲーミングターミナルの数が、前記ボーナスゲームで出走する競走馬の数よりも多い場合には、前記ボーナスゲームの一回前の競馬ゲームでのベット数がより多いゲーミングターミナルに対して、前記ボーナスゲームへの参加資格を付与することを特徴とする。
【0023】
請求項7の発明では、ボーナスゲームの一回前の競馬ゲームにて、競走馬の数よりも多くの数のゲーミングターミナルでベットされた場合には、よりベット数の多いゲーミングターミナルが優先されて、ボーナスゲームへの参加資格が与えられる。従って、競馬ゲームの実行時に、プレーヤに対してより多くの賭け金をベットしようとする意欲を持たせることができる。
【0024】
請求項8に記載の発明は、前記コントローラは、前記ボーナスゲームの一回前の競馬ゲームでのベット数が所定数以上であったゲーミングターミナルに対して、前記ボーナスゲームへの参加資格を付与することを特徴とする。
【0025】
請求項8の発明では、ボーナスゲームの一回前の競馬ゲームにて、所定数以上の賭け金がベットされたゲーミングターミナルに対して、ボーナスゲームへの参加資格が与えられるので、競馬ゲームの実行時に、プレーヤに対して所定数以上の賭け金をベットしようとする意欲を持たせることができる。
【0026】
請求項9に記載の発明は、複数の擬似的な競走馬にてレースを行い、各競走馬の着順に応じた配当を発生する競馬ゲームを繰り返して実行するゲーミングマシンにおいて、
前記各競走馬によるレースを表示するディスプレイと、前記ディスプレイの周囲に設けられ、プレーヤが前記競馬ゲームに参加する複数のゲーミングターミナルと、プレーヤが前記ゲーミングターミナルで競馬ゲームに参加する際にベットする賭け金の一部をボーナスカウント値として蓄積するカウンタと、(a)繰り返して実行される前記競馬ゲームのうちの、任意に選択される競馬ゲームをボーナスゲームとし、(b)前記ボーナスゲームでは、所定の条件を満たすゲーミングターミナルに対して参加資格を付与し、(c)該ボーナスゲームに参加するゲーミングターミナルの各々に対して、出走する各競走馬のうちの一頭を割り当て、(d)且つ、前記ボーナスゲームで所定の着順以内となった競走馬に割り当てられたゲーミングターミナルに対して、前記ボーナスカウント値の一部或いは全部の賭け金をペイアウトするコントローラと、を備えたことを特徴とする。
【0027】
請求項9の発明では、競馬ゲームにベットされる賭け金のうちの一部がボーナスカウント値として蓄積される。そして、繰り返して実行される競馬ゲームのうち、任意の競馬ゲームがボーナスゲームとされ、このボーナスゲームでは、参加資格を有するゲーミングターミナルに対して、ボーナスゲームに出走する競走馬の一頭が割り当てられる。そして、あるゲーミングターミナルに割り当てられた競走馬が所定の着順以内となった場合には、このゲーミングターミナルにて、前記ボーナスカウント値のうちの一部或いは全部の賭け金がペイアウトされる。従って、プレーヤに対して多くの賭け金を取得する機会を与えることができる。
【0028】
請求項10に記載の発明は、前記競馬ゲームとは異なるサイドゲームを実行するサイドゲームデバイスを更に備え、前記コントローラは、各前記ゲーミングターミナルのうち、競馬レースに参加しているゲーミングターミナルに対してのみ、同時に前記サイドゲームへの参加を許可し、且つ、前記ボーナスゲームが実行されている際には、該ボーナスゲームに参加していないゲーミングターミナルに対しても、前記サイドゲームへの参加を許可することを特徴とする。
【0029】
請求項10の発明では、ボーナスゲームへの参加資格を持たないゲーミングターミナルでは、ボーナスゲームが行われている間に、サイドゲームを行うことができるので、ボーナスゲームへの参加資格を持たないゲーミングターミナルに対して、飽きを感じさせることがない。
【0030】
請求項11に記載の発明は、前記サイドゲームは、ボーナスゲームの実行時に、このボーナスゲームに参加していないゲーミングターミナルにて、このボーナスゲームに出走する競走馬のうちの勝利する競走馬を予想するゲームを含むことを特徴とする。
【0031】
請求項11の発明では、サイドゲームには、ボーナスゲームとして実行される競馬ゲームが含まれる。つまり、ボーナスゲームへの参加資格を持たないゲーミングターミナルにおいても、ボーナスゲームとして実行される競馬ゲームに参加できるので、ボーナスカウント値の一部或いは全部の賭け金を取得することはできないものの、通常の競馬ゲームとして参加することができる。このため、ボーナスゲームへの参加資格を持たないゲーミングターミナルに対して、飽きを感じさせることがない。
【0032】
請求項12に記載の発明は、前記コントローラは、前記所定の着順以内となった競走馬に対し、着順が上位である程、より多くの賭け金をペイアウトするように設定することを特徴とする。
【0033】
請求項12の発明では、所定の着順以内となった競走馬の着順が上位である程、ボーナスカウント値に対して割り当てられる賭け金がより多くなるので、各ゲーミングターミナルでボーナスゲームに参加するプレーヤに対して、より上位の着順となることについての関心を持たせることができる。
【0034】
請求項13に記載の発明は、複数の擬似的な競走馬にてレースを行い、各競走馬の着順に応じた配当を発生する競馬ゲームを繰り返して実行するゲーミングマシンを制御する制御方法において、コントローラが、繰り返して実行される競馬ゲームをディスプレイに表示する段階と、プレーヤがゲーミングターミナルで競馬ゲームに参加する際に、コントローラが、ゲーミングターミナルでベットされた賭け金の一部をボーナスカウント値としてカウンタに蓄積する段階と、コントローラが、繰り返して実行される競馬ゲームのうちの、任意に選択される競馬ゲームをボーナスゲームとして設定する段階と、コントローラが、複数の前記ゲーミングターミナルのうち、所定のゲーミングターミナルに前記ボーナスゲームへの参加資格を付与する段階と、コントローラが、前記ボーナスゲームに参加するゲーミングターミナルの各々に対して、出走する各競争馬のうちの一頭を割り当てる段階と、コントローラが、前記ボーナスゲームで勝利した競走馬に割り当てられたゲーミングターミナルに対して、前記ボーナスカウント値の一部或いは全部の賭け金をペイアウトする段階と、を備えたことを特徴とする。
【0035】
請求項13の発明では、競馬ゲームにベットされる賭け金のうちの一部がボーナスカウント値として蓄積される。そして、繰り返して実行される競馬ゲームのうち、任意の競馬ゲームがボーナスゲームとされ、このボーナスゲームでは、参加資格を有するゲーミングターミナルに対して一頭の競走馬が割り当てられ、勝利した競走馬が割り当てられたゲーミングターミナルにて、前記ボーナスカウント値のうちの一部或いは全部の賭け金がペイアウトされる。従って、プレーヤに対して多くの賭け金を取得する機会を与えることができる。
【発明の効果】
【0036】
本発明に係るゲーミングマシン及びゲーミングマシンの制御方法では、繰り返して実行される競馬ゲームのうち、任意の競馬ゲームがボーナスゲームとされ、このボーナスゲームに勝利したプレーヤに多くの賭け金がペイアウトされるので、プレーヤに対して多くの賭け金を取得する機会を与えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、通常ゲームにベットする賭け金の一部をボーナスカウント値としてカウンタに蓄積し、ボーナスゲームが実行される場合には、各ゲーミングターミナルのうち所定の条件を満たしたものに対して、ボーナスゲームへの参加資格を与え、ボーナスゲームのレースの結果で、勝利した競走馬が割り当てられたゲーミングターミナルに対して、ボーナスカウント値として蓄積されている賭け金の一部或いは全部をペイアウトする。図1,図2は、本発明に係るゲーミングマシン10の概略的な処理手順を示すフローチャート、図3は、ゲーミングマシン10の外観図、図5は、ゲーミングマシン10のネットワーク接続図である。そして、本発明に係るゲーミングマシン10は、大型ディスプレイ(ディスプレイ)11、及び競馬レース模型(ディスプレイ)12で競馬のレースを実行し、各ゲーミングターミナルでプレーヤが各競走馬の着順を予想し、予想通りの着順となった場合に、配当をペイアウトするものである。
【0038】
図1に示すように、ステップS101では、ホストサーバ14の競馬ゲームコントローラ15は、ボーナスゲームを実行するか、或いは通常ゲームを実行するかを判定し、通常ゲームを実行する場合には、ステップS102に処理を移行し、ボーナスゲームを実行する場合には、図2のステップS109に処理を移行する。
【0039】
通常ゲームを実行する場合には、ステップS102において、競馬ゲームコントローラ15は、レースに参加する各競走馬の勝率に基づいて、各ベット方式(単勝、連勝複式、3連単等)についてのオッズを決定する。
【0040】
ステップS103では、競馬ゲームコントローラ15は、ベットを受け付ける。ステップS104では、各ゲーミングターミナル13は、プレーヤによるベット入力処理を実行し、ベットされたデータを競馬ゲームコントローラ15に送信する。
【0041】
ステップS105では、競馬ゲームコントローラ15は、各ゲーミングターミナル13でベットされた賭け金の一部(例えば、10%)をボーナスカウント値として蓄積する。
【0042】
ステップS106では、競馬ゲームコントローラ15は、レースに参加する競走馬を決定し、各競走馬によるレースを実行する。競走馬によるレースは、大型ディスプレイ11に画像表示されて実行されると共に、競馬レース模型12に設けられる競走馬の模型においても実行される。即ち、大型ディスプレイ11に表示される競走馬の画像、及び競馬レース模型12に設けられる競走馬の模型は、擬似的な競走馬である。
【0043】
ステップS107では、各ゲーミングターミナル13は、レースの結果がベットした着順となったか否かを判定し、ベットした着順となった場合、例えば、単勝の「5」番にベットし、「5」番の競走馬が1着でゴールインするというレース結果となった場合には、このゲーミングターミナル13では、オッズに応じた配当を発生する。
【0044】
ステップS108では、各ゲーミングターミナル13は、発生した配当分の賭け金をペイアウトする。その後、次回のレースへと移行する。
【0045】
他方、ボーナスゲームを実行する場合には、図2のステップS109において、競馬ゲームコントローラ15は、各ゲーミングターミナル13のうち、ボーナスゲームに参加する資格のあるゲーミングターミナル13を設定する。ボーナスゲームへの参加資格となる条件は、例えば、前回のレースにおいてベットしていることが挙げられる。
【0046】
ステップS110では、参加資格のある各ゲーミングターミナル13に、出走する競走馬を割り当てる。例えば、ボーナスゲームのレースに出走する競走馬が8頭で、ボーナスゲームへの参加資格を有するゲーミングターミナル13が8個である場合には、各ゲーミングターミナル13に対してそれぞれ1頭の競走馬が割り当てられる。
【0047】
ステップS111では、競馬ゲームコントローラ15は、ディスプレイ上で競走馬によるレースを実行する。
【0048】
ステップS112では、各ゲーミングターミナル13は、上記のレースの結果で、このゲーミングターミナル13に割り当てられた競走馬が所定の着順(例えば、3着以内)となったか否かを判定する。
【0049】
ステップS113では、各ゲーミングターミナル13は、割り当てられた競走馬が所定の着順以内となった場合には、ボーナスカウント値として蓄積された賭け金の中から、ボーナス配当をペイアウトする。
【0050】
このように、本発明に係るゲーミングマシン10では、競馬ゲームコントローラ15で実行される競馬ゲームのうちの、任意に選択される競馬ゲームをボーナスゲームとし、このボーナスゲームで勝利したゲーミングターミナル13には、ボーナスカウント値として蓄積された賭け金のうちの一部、或いは全部が配当としてペイアウトされる。このため、ゲーミングターミナル13でプレイするプレーヤに対して、多くの賭け金を獲得する機会を与えることができる。
【0051】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るゲーミングマシン10の外観図である。同図に示すように、本実施形態に係るゲーミングマシン10は、画像表示用の大型ディスプレイ(ディスプレイ)11と、該大型ディスプレイ11の両端にそれぞれ設けられ、効果音を出力するスピーカ19と、大型ディスプレイ11の前部に設けられ、競走馬の模型を用いてレースを実行する競馬レース模型(ディスプレイ)12と、大型ディスプレイ11での画像表示、及び競馬レース模型12の動作等を制御するホストサーバ14を備えている。また、大型ディスプレイ11の上部には、後述するボーナスカウント値を表示するボーナスカウント値表示器34が設けられている。更に、大型ディスプレイ11の正面に対向する位置に、複数のゲーミングターミナル13が設けられている。
【0052】
大型ディスプレイ11は、レースの実行時には、複数の競走馬によるレースに関する画像を表示すると共に、レースの実行前には、各ベット方式毎(単勝、連勝複式、3連単等)のオッズや、レースに参加する各競走馬のパドック画像、調教画像、或いは過去のレースの画像等を表示する。ここで、大型ディスプレイ11に表示される競走馬の画像は、擬似的な競走馬の一例である。
【0053】
競馬レース模型12は、模型のコース上にて競走馬の模型を動作させることにより、大型ディスプレイ11に表示されているレースと同様のレースを実行する。つまり、レースが実行された場合には、このレースの状況、結果を、画像のみならず、立体的な模型で表示する。ここで、競走馬の模型は、擬似的な競走馬の一例である。
【0054】
ゲーミングターミナル13は、プレーヤが着席して、繰り返して実行される競馬ゲームに参加するためのターミナルである。図4は、ゲーミングターミナル13の詳細な構成を示す斜視図である。図4に示すように、ゲーミングターミナル13は、プレーヤが着席するためのシート64と、シート64の右側に設けられたコントロールボックス65と、シート64の前方に、左右方向に向けて設けられたアーム59と、を有している。
【0055】
アーム59には、競馬ゲームに関する各種の画像を表示するメインゲームディスプレイ45、及び競馬ゲーム以外のサイドゲームに関する画像を表示するサブゲームディスプレイ48が設けられている。メインゲームディスプレイ45の左右には、該メインゲームディスプレイ45に表示される画像に関連する効果音を出力するためのスピーカ51が設けられている。サブゲームディスプレイ48の右側には、該サブゲームディスプレイ48に表示される画像に関連する効果音を出力するためのスピーカ53が設けられている。
【0056】
コントロールボックス65には、プレーヤがコインを投入するためのコイン収納ボックス61と、該コイン収納ボックス61の蓋を開放するための開放ボタン62、及びコイン収納ボックス61の蓋を閉鎖するための閉鎖ボタン63が設けられている。そして、プレーヤは、このコイン収納ボックス61から、コインを投入することができる。
【0057】
また、コイン収納ボックス61の前方には、プレーヤが紙幣を挿入するための紙幣挿入口66、及びペイアウトについてのデータをプリントアウトするチケットプリンタ57が設けられている。
【0058】
更に、コントロールボックス65の側辺部、及びアーム59には、多数のLED等からなるランプ54が設けられており、このゲーミングターミナル13での、レースの着順予想に対して配当が発生した場合には、ランプ54を点灯、点滅させるなどして、周囲のゲーミングターミナル13でプレイするプレーヤを注目させる。
【0059】
図5は、本実施形態に係るゲーミングマシン10のネットワーク接続図である。図5に示すように、ホストサーバ14は、ネットワーク17、及び中継器18を介して、各ゲーミングターミナル13に接続されている。
【0060】
ホストサーバ14は、競馬ゲームを実行する制御を行う競馬ゲームコントローラ15と、各競走馬の過去のレースの結果、各競走馬の勝率など、競馬ゲームの実行に必要となる各種データを記憶するデータメモリ16を備えている。
【0061】
次に、競馬ゲームコントローラ15の構成について説明する。図6は、競馬ゲームコントローラ15の詳細な構成を示すブロック図である。同図に示すように、該競馬ゲームコントローラ15は、競馬ゲームコントローラ15全体を制御するCPU21(コントローラ)と、競馬ゲームプログラム、及び該競馬ゲームプログラムを実行するためのシステムプログラムが記憶されるROM22と、競馬ゲームプログラムを実行する上で必要となる各種のデータの書き込み、読み出しを行うRAM23と、大型ディスプレイ11に表示する画像データを生成して出力する表示制御回路24を備えている。
【0062】
RAM23には、カウンタ33が設定されており、各ゲーミングターミナル13で賭け金がベットされる毎に、ベットされた賭け金の一部がボーナスカウント値として、該カウンタ33にカウントされる。
【0063】
表示制御回路24は、背景画像データ、競走馬の画像データ等、各種の画像データが記憶される画像データROM26と、該画像データROM26に記憶されている各種の画像データに基づいて新たな画像データを作製する画像データプロセッサ25と、D/Aコンバータ27とを備えている。
【0064】
更に、競馬ゲームコントローラ15は、大型ディスプレイ11に設けられたスピーカ19にて出力する音声データを生成するスピーカコントローラ28と、競馬レース模型12で実行される競走馬の模型によるレースを実行する模型コントローラ29を備えている。
【0065】
また、競馬ゲームコントローラ15は、各レースを実行する際に、該レースに参加する競走馬の着順を決定するための乱数、或いは各レースに参加する競走馬を決定するためのの乱数を発生する乱数発生器30と、ベット受付時間の計時などに用いるタイマ32と、ネットワーク17を介して各ゲーミングターミナル13との間で通信を行う通信用インターフェース31と、を備えている。
【0066】
また、該競馬ゲームコントローラ15は、データメモリ16と接続されており、該データメモリ16に記憶されている各競走馬の過去のレースの結果、或いは各競走馬の勝率などのデータをデータメモリ16から読み取ることができ、更に、新たなレース結果などのデータをデータメモリ16に書き込むことができる。
【0067】
次に、各ゲーミングターミナル13の構成を、図7に示すブロック図を参照して説明する。ゲーミングターミナル13は、該ゲーミングターミナル13全体を制御するCPU41と、ゲーミングターミナル13を作動させるためのシステムプログラムが記憶されるROM42と、プログラムを実行する際の各種のデータの書き込み、読み取りを行うRAM43を備えている。
【0068】
更に、ゲーミングターミナル13は、メインゲームディスプレイ45に表示する画像データを生成して、該メインゲームディスプレイ45に出力する液晶駆動回路44と、サブゲームディスプレイ48に表示する画像データを生成して、該サブゲームディスプレイ48に出力する液晶駆動回路47を備えている。
【0069】
また、前述したように、メインゲームディスプレイ45は、競馬ゲームに関する画像を表示するために設けられており、表示画面の表面にタッチパネル46を備えている。そして、プレーヤがこのタッチパネル46をタッチすることにより、ベットする競走馬、ベット数、パドック画像や調教画像の表示要求などの各種の情報を入力することができる。
【0070】
サブゲームディスプレイ48は、競馬ゲーム以外のサブゲームに関する画像を表示するために設けられており、表示画面の表面にタッチパネル49を備えている。そして、プレーヤがこのタッチパネル49をタッチすることにより、サブゲームの実行に関する各種の情報を入力することができる。
【0071】
更に、ゲーミングターミナル13は、メインゲームディスプレイ45に表示する画像に関連する効果音を生成する音出力回路50と、サブゲームディスプレイ48に表示する画像に関連する効果音を生成する音出力回路52と、ランプ54を備えている。音出力回路50で生成された効果音は、スピーカ51より出力され、音出力回路52で生成された効果音は、スピーカ53より出力される。
【0072】
また、ゲーミングターミナル13は、図4に示したコイン収納ボックス61に投入されたコインを検出するコインセンサ55と、紙幣挿入口66に挿入された紙幣を検出する紙幣センサ56と、現在のクレジット数を示すデータをプリントアウトするチケットプリンタ57と、ネットワーク17を介してホストサーバ14との間でデータ通信を行う通信用インターフェース58を備えている。
【0073】
次に、図8,図9,図10に示すフローチャートを参照して、本発明の第1実施形態に係るゲーミングマシン10の処理動作について説明する。
【0074】
まず、図8のステップA11では、競馬ゲームコントローラ15は、競馬ゲームの実行を開始する。
【0075】
ステップA12では、競馬ゲームコントローラ15は、ボーナスゲームを実行するか否かを判断する。ボーナスゲームは、例えば、複数回繰り返して実行される通常の競馬ゲームのうち、1/100程度の確率でランダムに決定され、実行される。そして、ボーナスゲームを実行せず通常ゲームを実行する場合には、ステップA12に処理を移行し、ボーナスゲームを実行する場合には、図10のステップA25に処理を移行する。
【0076】
また、ボーナスゲームを実行するか、或いは通常ゲームを実行するかを示す情報は、各ゲーミングターミナル13に送信される。そして、ステップB11において、各ゲーミングターミナル13では、ボーナスゲームを実行せず通常ゲームを実行する場合には、ステップB12に処理を移行し、ボーナスゲームを実行する場合には、図10のステップB21に処理を移行する。
【0077】
ステップA13では、競馬ゲームコントローラ15は、今回のレースに出走する競走馬を決定する。この処理では、競馬ゲームコントローラ15は、乱数発生器30で発生する乱数に基づいて、データメモリ16に記憶されている複数の競走馬のうちの所定数(例えば、8頭)の競走馬をランダムに選択し、選択した競走馬を今回のレースに出走する競走馬とする。この際、出走する競走馬に「1」〜「8」の出走番号を付加する。また、出走する競走馬の決定方法としては、複数の競走馬を順番に出走させるようにしても良い。
【0078】
ステップA14では、競馬ゲームコントローラ15は、単勝、連勝複式、3連単等の各ベット方式毎にオッズを決定する処理を実行する。この際、競馬ゲームコントローラ15は、データメモリ16に記憶されている各競走馬の勝率データに基づいて、オッズを決定する。従って、勝率の高い競走馬を含む着順予想のオッズは低い倍率に設定され、勝率の低い競走馬を含む着順予想のオッズは高い倍率に設定される。この処理で決定されたオッズは、大型ディスプレイ11に表示されると共に、通信用インターフェース31より出力され、ネットワーク17、中継器18を介して、各ゲーミングターミナル13に送信される。
【0079】
ステップB12では、各ゲーミングターミナル13は、競馬ゲームコントローラ15より送信されたオッズのデータを受信し、メインゲームディスプレイ45にオッズを表示する。その結果、メインゲームディスプレイ45には、例えば図17に示すように、単勝、及び連勝複式のベット画面が表示される。図17では、例えば、出走馬である「馬A」の単勝のオッズが「3.5倍」に決定され、「馬B」と「馬C」の連勝複式のオッズが「8.0倍」に決定されている。プレーヤは、この画面を見ることによりオッズを知ることができる。
【0080】
ステップA15では、競馬ゲームコントローラ15は、大型ディスプレイ11に、ステップA14の処理で決定した各ベット方式毎のオッズを表示する。
【0081】
ステップA16では、競馬ゲームコントローラ15は、タイマ32による経過時間tの計時を開始する。
【0082】
ステップA17では、競馬ゲームコントローラ15は、今回のレースについての、各ベット方式毎のベットの受け付けを開始する。
【0083】
ステップB13では、ゲーミングターミナル13は、ベット入力を開始する。即ち、メインゲームディスプレイ45に表示されたベット画面に表示されたオッズを見ながら、タッチパネル46を操作して、予想する着順組み合わせにベットすることができる。図17に示すように、メインゲームディスプレイ45には、前述したベット画面以外に、クレジット数表示画面81、コイン選択画面82a〜82d、ベット数表示画面83、及びリセット画面84が表示されている。
【0084】
クレジット数表示画面81には、このゲーミングターミナル13に蓄積されているクレジット数が表示される。また、コイン選択画面82a〜82dをタッチすることにより、ベット数が加算されて、ベット数表示画面83に表示される。例えば、コイン選択画面82bをタッチすることにより、ベット数が「5」加算され、コイン選択画面82cをタッチすることにより、ベット数が「10」加算される。従って、各コイン選択画面82a〜82dをタッチすることにより、好みのベット数を選択することができる。ベット数が決定した後に、ベット画面の好みの着順組み合わせをタッチすると、この着順組み合わせに対してベットされる。例えば、ベット数が「20」となった時点で、ベット画面の「1−3」の位置をタッチすると、この着順組み合わせに対して、コイン20枚分がベットされることとなる。また、リセット画面84は、一旦ベットしたクレジットをキャンセルするために用いる。
【0085】
図8のステップA18では、各ゲーミングターミナル13でのベット入力に応じて、ベットされた賭け金の一部(例えば、10%)をボーナスカウント値として累積し、RAM43に設定されているカウンタ33に記憶する。
【0086】
ステップA19では、カウンタ33に累積的に記憶されているボーナスカウント値を、ボーナスカウント値表示器34に表示する。従って、各ゲーミングターミナル13で競馬ゲームに参加するプレーヤは、ボーナスカウント値表示器34を見ることにより、現在のボーナスカウント値を容易に認識することができる。図21は、ボーナスカウント値表示器34の表示例を示す説明図であり、ボーナスカウント値として、例えば「58,921」が表示されている。
【0087】
ステップA20では、競馬ゲームコントローラ15は、タイマ32により計時されている経過時間tが、予め設定した規定時間T(例えば、30秒)に達したか否かを判定する。そして、経過時間tが規定時間Tに達した場合には、図9のステップA21に処理を移行する。
【0088】
ステップB14では、各ゲーミングターミナル13は、プレーヤによるベット操作が発生しているか否かを判定する。そして、プレーヤによるベット操作が発生していると判定された場合には、ステップB15に処理を移行する。
【0089】
ステップB15では、ゲーミングターミナル13は、サイドゲームの実行を許可する。サイドゲームは、競馬ゲームとは異なるゲームであり、図4に示したサブゲームディスプレイ48において実行される。
【0090】
図18は、サイドゲームの一例であるルーレットゲームを示す説明図、図19は、ルーレットゲームのベット画面を示す説明図である。図18に示すように、ルーレットゲーム71は、枠体72に対してルーレットホイール73を回転させ、ボール投入口77よりボール75を投入し、該ボール75が収納されたナンバーポケット74の数字に応じて、配当が決定されるゲームである。実際には、サブゲームディスプレイ48に画像表示して実行される。
【0091】
また、ゲーミングターミナル13のサブゲームディスプレイ48には、図19に示す如くのベット画面が表示され、タッチパネル49にタッチすることにより、ベット画面上で任意の数字にベットする。その後、図18に示したルーレットゲームの画像が表示されて、ルーレットゲームが実行され、ボール75が収納されたナンバーポケット74の数字と、プレーヤがベット画面でベットした数字とが一致した場合には、配当が発生しコインがペイアウトされる。このように、ゲーミングターミナル13にて、競馬ゲームにベットされた場合には、サイドゲームを実行することができるようになり、例えば、ルーレットゲームを実行することができる。従って、ベット操作を終了したプレーヤは、ベット受け付けの終了時間を待つ間に、サイドゲームを行うことことで、飽きを感じることがない。
【0092】
次に、図9のステップA21では、競馬ゲームコントローラ15は、ベット受け付けを終了する。即ち、ベットの受け付けを開始してから規定時間Tが経過した場合には、ベット受け付けを終了し、ベット受け付けの終了を示す信号を各ゲーミングターミナル13に送信する。
【0093】
ステップB16では、ゲーミングターミナル13は、ベット入力を終了する。更にステップB17では、ゲーミングターミナル13は、このゲーミングターミナル13でベットされたデータを、競馬ゲームコントローラ15に送信する。
【0094】
ステップA22では、競馬ゲームコントローラ15は、各競走馬によるレースを実行する。この処理の詳細については後述する。
【0095】
ステップA23では、競馬ゲームコントローラ15は、レースの実行による各競走馬の着順を決定する。
【0096】
ステップA24では、競馬ゲームコントローラ15は、決定した着順に基づいて、配当を算出し、更に、算出した配当を大型ディスプレイ11に表示する。例えば、単勝「5」番、配当「3.0倍」、連勝複式「2−5」、配当「9.5倍」等の配当データを大型ディスプレイ11に表示する。更に、この配当のデータは、各ゲーミングターミナル13に送信される。
【0097】
ステップB18では、各ゲーミングターミナル13は、メインゲームディスプレイ45に、配当を表示する。これにより、各ゲーミングターミナル13で競馬ゲームに参加しているプレーヤは、今回のレースの配当を知ることができる。
【0098】
ステップB19では、各ゲーミングターミナル13は、該ゲーミングターミナル13にて配当が発生しているか否かを判定し、配当が発生している場合には、ステップB20にて、配当分の賭け金をペイアウトする。
【0099】
他方、図8のステップA12の処理、及びステップB11の処理で、ボーナスゲームを実行すると判断された場合には、図10に示すステップA25、及びB21に処理を移行する。
【0100】
ステップA25では、競馬ゲームコントローラ15は、各ゲーミングターミナル13のうち、ボーナスゲームに参加する資格を有するゲーミングターミナル13を決定する処理、即ち、参加資格決定処理を実行する。この参加資格決定処理の詳細な処理手順については、後述する。
【0101】
ステップA26では、競馬ゲームコントローラ15は、参加資格を有する各ゲーミングターミナル13に対して、ボーナスゲームのレースで出走する競走馬を割り当てる。例えば、参加資格を有するゲーミングターミナル13が8個であり、ボーナスゲームのレースで出走する競走馬8頭である場合には、参加資格を有する各ゲーミングターミナル13に対して、それぞれ一頭ずつ競走馬を割り当てる。この際、各ゲーミングターミナル13に各競走馬を割り当てる方式は、ランダムに選択しても良いし、或いは、各ゲーミングターミナル13に優先順位を設定し、優先度の高いゲーミングターミナル13から順次好みの競走馬を選択するようにしても良い。
【0102】
また、ステップB21では、各ゲーミングターミナル13は、ステップA25の処理で、ボーナスゲームへの参加資格を有するか否かを判断し、ボーナスゲームへの参加資格を有する場合には、ステップB22に処理を移行し、ボーナスゲームへの参加資格を有しない場合には、ステップB26に処理を移行する。
【0103】
ステップB22では、各ゲーミングターミナル13は、ステップA26の処理で割り当てられた競走馬を認識する。そして、メインゲームディスプレイ45に、例えば図22に示すように「ボーナスゲームの参加資格が与えられました!あなたの馬は、[3]番です!」の文字を表示し、このゲーミングターミナル13のプレーヤに対して、[3]番の競走馬でボーナスゲームに参加することを報知する。
【0104】
ステップA27では、競馬ゲームコントローラ15は、ボーナスゲームのレースを実行する。このレースの実行処理は、前述したステップA22の処理と同様であり、詳細については後述する。
【0105】
ステップA28では、競馬ゲームコントローラ15は、レースを実行したことによる各競走馬の着順を決定する。
【0106】
ステップA29では、競馬ゲームコントローラ15は、ボーナスゲームのレースを実行したことによるボーナスの配当を決定する処理を実行する。ボーナス配当決定処理の詳細については後述する。
【0107】
ステップA30では、ステップA29の処理で決定したボーナス配当を大型ディスプレイ11に表示する。
【0108】
他方、ステップB23では、各ゲーミングターミナル13は、メインゲームディスプレイ45にて、ボーナス配当を表示する。従って、各ゲーミングターミナル13のプレーヤは、大型ディスプレイ11、或いはメインゲームディスプレイ45にて、ボーナス配当を認識することができる。
【0109】
ステップB24では、各ゲーミングターミナル13は、配当が発生しているか否かを判断し、配当が発生している場合には、ステップB25にて、配当分の賭け金をペイアウトする。
【0110】
また、ステップB21の処理で、ボーナスゲームの参加資格無しと判断されたゲーミングターミナル13では、サイドゲームの実行が許可される。この際、このゲーミングターミナル13のメインゲームディスプレイ45には、例えば、図24に示すように、「ボーナスゲームには参加できません!サイドゲームが実行可能です!」の文字を表示し、サイドゲームの実行が可能であることをこのゲーミングターミナル13のプレーヤに報知する。
【0111】
サイドゲームは、前述したステップB15の処理で説明したように、サブゲームディスプレイ48を用いて、ルーレットゲーム等、競馬ゲームとは関係のないサイドゲームを実行することができる。更に、サイドゲームとして、ボーナスゲームのレースで出走する競走馬に対してベットすることも可能である。この場合には、例えば図25に示すように、「ボーナスゲームの出走馬にベットできます!」の文字が表示され、更に、競走馬の番号画面91、ベット数表示画面92、リセット画面93、及びコイン選択画面94a〜94dが表示される。
【0112】
このサイドゲームでは、プレーヤは、「1番」〜「8番」の8頭の競走馬のうち、一頭に対してベットすることができる。即ち、各コイン選択画面94a〜94dにタッチしてベット数表示画面92に表示されるベット数を所望するベット数に設定し、任意の番号画面91にタッチすることにより、予想する競走馬を選択することができる。また、このサイドゲームでは、オッズは全て6倍に設定されている。このように、ボーナスゲームに参加する資格の無いゲーミングターミナル13においても、該ボーナスゲームにおいて、各競走馬の着順予想のゲームを行うことができる。
【0113】
次に、図9のステップA22、及び図10のステップA27に示したレースの実行処理の詳細な処理手順を、図11に示すフローチャートを参照して説明する。
【0114】
ステップS11では、競馬ゲームコントローラ15は、乱数発生器30により発生する乱数に基づいて、このレースの着順を決定する。この時点で、今回実行されるレースの着順、例えば、1着から8着までの順位が決定する。
【0115】
ステップS12では、競馬ゲームコントローラ15は、ステップS11の処理で決定された各競走馬の着順に基づいて、画像表示用の演出パターンを設定する。即ち、画像データROM26に記憶されている、背景画像データ、競走馬の画像データ等に基づいて、画像データプロセッサ25は、スタートからゴールまでの各競走馬の演出画像を作製する。
【0116】
ステップS13では、競馬ゲームコントローラ15は、ステップS12で作製された演出画像に基づいて、大型ディスプレイ11にレース経過を示す画像を表示する。
【0117】
ステップS14では、模型コントローラ29は、ステップS12で作製された演出画像に基づいて、競走馬の模型の作動を制御する。これにより、大型ディスプレイ11に表示される各競走馬の挙動と、競馬レース模型12で移動する競走馬の模型の挙動が一致することとなる。
【0118】
ステップS15では、競馬ゲームコントローラ15は、全ての競走馬がゴールに達したか否かを判断し、全ての競走馬がゴールに達した場合には、本処理を終了する。
【0119】
次に、図10のステップA25に示した参加資格決定処理の詳細な処理手順を、図12に示すフローチャートを参照して説明する。
【0120】
ステップS31では、競馬ゲームコントローラ15は、各ゲーミングターミナル13において、前回のレースで賭け金がベットされているか否か(以下、これを「条件1」という)を判断する。そして、前回のレースで賭け金がベットされているゲーミングターミナル13については、ステップS32に処理を移行し、前回のレースで賭け金がベットされていないゲーミングターミナル13については、ステップS35に処理を移行する。
【0121】
ステップS35では、競馬ゲームコントローラ15は、このゲーミングターミナル13をボーナスゲームへの参加資格無しとする。即ち、前回のレースで賭け金がベットされていないゲーミングターミナル13に対しては、ボーナスゲームへの参加資格を与えない。
【0122】
ステップS32では、競馬ゲームコントローラ15は、上記の条件1を満たす各ゲーミングターミナル13に対して、条件1を満たすゲーミングターミナル13の総数Mと、ボーナスゲームのレースで出走する競走馬の数Nとを対比し、「M」が「N」以下であるか否か(即ち、M≦N)を判断する。そして、M≦Nである場合には、ステップS34に処理を移行し、M>Nである場合には、ステップS33に処理を移行する。
【0123】
ステップS34では、競馬ゲームコントローラ15は、このゲーミングターミナル13に対して、ボーナスゲームへの参加資格有りとする。つまり、上記の条件1を満たすゲーミングターミナル13の総数Mが、ボーナスゲームのレースで出走する競走馬の数N以下である場合には、各ゲーミングターミナル13に対してそれぞれ一頭の競走馬を割り当てることができるので、条件1を満たす全てのゲーミングターミナル13に対して、ボーナスゲームへの参加資格を与える。
【0124】
ステップS33では、競馬ゲームコントローラ15は、前回のレースでの賭け金のベット数が、条件1を満たす各ゲーミングターミナル13で、N番目以内であるか否かを判断する。そして、N番目以内であれば、ステップS34にて、ボーナスゲームへの参加資格有りとし、N番目を超える場合には、ステップS35にて、ボーナスゲームへの参加資格無しとする。
【0125】
即ち、例えば、ボーナスゲームのレースに出走する競走馬の数が8頭である場合で、且つ上記の条件1を満たすゲーミングターミナル13が10個存在する場合には、各ゲーミングターミナル13に対してそれぞれ1頭の競走馬を割り当てることができない。従って、前回のレースでの賭け金のベット数が多い8個の各ゲーミングターミナル13に対して、ボーナスゲームへの参加資格を与え、それ以外のゲーミングターミナル13(前回のレースでの賭け金のベット数が少ない2個のゲーミングターミナル13)に対しては、ボーナスゲームへの参加資格を与えない。
【0126】
上記のようにボーナスゲームの参加資格を与えることにより、各ゲーミングターミナル13でレースに参加するプレーヤに対し、ランダムに実行されるボーナスゲームに参加するために、通常ゲーム時において、より多くの賭け金をベットしようとする意欲を持たせることができる。
【0127】
次に、参加資格決定処理の変形例について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。
【0128】
まず、ステップS51では、競馬ゲームコントローラ15は、各ゲーミングターミナル13において、前回のレースでベットした賭け金が「50」以上であるか否かを判断する。そして、前回のレースでベットした賭け金が「50」以上であると判断されたゲーミングターミナル13については、ステップS52に処理を移行し、前回のレースでベットした賭け金が「50」未満であると判断されたゲーミングターミナル13については、ステップS53に処理を移行する。
【0129】
ステップS52では、競馬ゲームコントローラ15は、このゲーミングターミナル13に対し、参加資格有りとする。ステップS53では、競馬ゲームコントローラ15は、このゲーミングターミナル13に対し、参加資格無しとする。
【0130】
即ち、前回実行された通常ゲームのレースで、「50」以上の賭け金がベットされたゲーミングターミナル13に対して、ボーナスゲームへの参加資格を与え、「50」未満の賭け金がベットされたゲーミングターミナル13に対して、ボーナスゲームへの参加資格を与えない。このため、各ゲーミングターミナル13でレースに参加するプレーヤに対し、ランダムに実行されるボーナスゲームに参加するために、通常ゲーム時において、「50」以上の賭け金をベットしようとする意欲を持たせることができる。勿論、賭け金のベット数の閾値は「50」に限定されるものではなく、その他の数値としても良い。
【0131】
次に、図10のステップA29に示したボーナス配当決定処理の詳細な処理手順について、図14に示すフローチャートを参照して説明する。図14に示すステップS71では、競馬ゲームコントローラ15は、ボーナスカウント値全体を、1着となった競走馬の配当とする。即ち、図6に示したRAM23のカウンタ33に累積記憶されているボーナスカウント値に対応する賭け金を、ボーナスゲームのレースで1着となった競走馬に割り当てられたゲーミングターミナル13に対してペイアウトする。例えば、図21に示したように、ボーナスカウント値が「58,921」であったならば、58,921枚の賭け金がこのゲーミングターミナル13にペイアウトされる。
【0132】
このとき、例えば、図23に示すように「あなたの馬が勝利しました!58,921クレジットがペイアウトされます!」の文字が表示される。このように、ボーナスゲームのレースで勝利したゲーミングターミナル13のプレーヤは、多くの賭け金を取得することができる。
【0133】
図15は、ボーナス配当決定処理の第1の変形例を示すフローチャートである。図15に示すステップS81では、競馬ゲームコントローラ15は、ボーナスゲームのレースに勝利したゲーミングターミナル13に対して、ボーナスカウント値の70%となる賭け金をペイアウトする。従って、ボーナスゲームのレースで勝利したゲーミングターミナル13のプレーヤは、多くの賭け金を取得することができる。
【0134】
図16は、ボーナス配当決定処理の第2の変形例を示すフローチャートである。図16に示すステップS91では、競馬ゲームコントローラ15は、ボーナスゲームのレースで1着となった競走馬、2着となった競走馬、及び3着となった競走馬に割り当てられた各ゲーミングターミナル13に対して、ボーナス配当を与える。この例では、1着となった競走馬に割り当てられたゲーミングターミナル13に対して、ボーナスカウント値の50%の賭け金をペイアウトし、2着となった競走馬に割り当てられたゲーミングターミナル13に対して、ボーナスカウント値の30%の賭け金をペイアウトし、3着となった競走馬に割り当てられたゲーミングターミナル13に対して、ボーナスカウント値の20%の賭け金をペイアウトする。従って、ボーナスゲームのレースで3着以内となった競走馬に割り当てられたゲーミングターミナル13のプレーヤは、多くの賭け金を取得することができる。なお、第2の変形例では、3着までの競走馬をボーナス配当の対象としたが、これ以外の着順とすることも可能である。
【0135】
このようにして、本実施形態に係るゲーミングマシンでは、連続して実行される競馬ゲームのうち、任意に選択される競馬ゲームが通常ゲームとは異なるボーナスゲームとされる。このボーナスゲームでは、前回の通常ゲームでベットした等の条件を満たしたゲーミングターミナル13に参加資格が与えられ、参加資格が与えられた各ゲーミングターミナル13には、それぞれ1頭の競走馬が割り当てられる。そして、ボーナスゲームのレースを実行した結果、1着、或いは所定の着順となった競走馬が割り当てられたゲーミングターミナル13に対して、ボーナスカウント値となる配当が与えられる。従って、プレーヤに多くの賭け金を取得する機会を与えることができる。
【0136】
以上、本発明のゲーミングマシン10を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
【0137】
例えば、上述した各実施形態では、図3に示したように、各ゲーミングターミナル13が、メインゲームディスプレイ45とサブゲームディスプレイ48の2つのディスプレイを備える例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図20に示すように、メインゲームディスプレイ45のみを備えるゲーミングターミナル13′とすることも可能である。この場合には、各ゲーミングターミナル13′では、サイドゲームを実行することはできない。
【産業上の利用可能性】
【0138】
各ゲーミングターミナルのプレーヤに対して多くの賭け金を取得する機会を与える上で極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【0139】
【図1】本発明に係るゲーミングマシンの概略的な処理手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明に係るゲーミングマシンの概略的な処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係るゲーミングマシンの全体構成を示す斜視図である。
【図4】本発明に係るゲーミングマシンに設けられるゲーミングターミナルの構成を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るゲーミングマシンのネットワーク接続図である。
【図6】本発明に係るゲーミングマシンに設けられる競馬ゲームコントローラの制御回路を示すブロック図である。
【図7】本発明に係るゲーミングマシンに設けられるゲーミングターミナルの制御回路を示すブロック図である。
【図8】本発明に係るゲーミングマシンの処理動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係るゲーミングマシンの処理動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係るゲーミングマシンの処理動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係るゲーミングマシンの処理動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係るゲーミングマシンの処理動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係るゲーミングマシンの処理動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係るゲーミングマシンの処理動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明に係るゲーミングマシンの処理動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明に係るゲーミングマシンの処理動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明に係るゲーミングマシンで表示されるベット画面の例を示す説明図である。
【図18】本発明に係るゲーミングマシンの、サイドゲームで実行されるルーレットゲームを示す説明図である。
【図19】本発明に係るゲーミングマシンの、サイドゲームで実行されるルーレットゲームのベット画面を示す説明図である。
【図20】本発明に係るゲーミングマシンに設けられるゲーミングターミナルの、別の構成を示す斜視図である。
【図21】本発明に係るゲーミングマシンで用いられるボーナスカウント値表示器の表示例を示す説明図である。
【図22】本発明に係るゲーミングマシンで表示される画像を示す説明図である。
【図23】本発明に係るゲーミングマシンで表示される画像を示す説明図である。
【図24】本発明に係るゲーミングマシンで表示される画像を示す説明図である。
【図25】本発明に係るゲーミングマシンで表示される画像を示す説明図である。
【符号の説明】
【0140】
10 ゲーミングマシン
11 大型ディスプレイ
12 競馬レース模型
13,13′ ゲーミングターミナル
14 ホストサーバ
15 競馬ゲームコントローラ
16 データメモリ
17 ネットワーク
18 中継器
19 スピーカ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 表示制御回路
25 画像データプロセッサ
26 画像データROM
27 D/Aコンバータ
28 スピーカコントローラ
29 模型コントローラ
30 乱数発生器
31 通信用I/F
32 タイマ
33 カウンタ
34 ボーナスカウント値表示器
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 液晶駆動回路
45 メインゲームディスプレイ
46 タッチパネル
47 液晶駆動回路
48 サブゲームディスプレイ
49 タッチパネル
50 音出力回路
51 スピーカ
52 音出力回路
53 スピーカ
54 ランプ
55 コインセンサ
56 紙幣センサ
57 チケットプリンタ
58 通信用I/F
59 アーム
61 コイン収納ボックス
62 開放ボタン
63 閉鎖ボタン
64 シート
65 コントロールボックス
66 紙幣挿入口
71 ルーレットゲーム
72 枠体
73 ルーレットホイール
74 ナンバーポケット
75 ボール
77 ボール投入口
81 クレジット数表示画面
82a〜82d コイン選択画面
83 ベット数表示画面
84 リセット画面
91 番号画面
92 ベット数表示画面
93 リセット画面
94a〜94d コイン選択画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の擬似的な競走馬にてレースを行い、各競走馬の着順に応じた配当を発生する競馬ゲームを繰り返して実行するゲーミングマシンにおいて、
前記各競走馬によるレースを表示するディスプレイと、
前記ディスプレイの周囲に設けられ、プレーヤが前記競馬ゲームに参加する複数のゲーミングターミナルと、
プレーヤが前記ゲーミングターミナルで競馬ゲームに参加する際にベットする賭け金の一部をボーナスカウント値として蓄積するカウンタと、
(a)繰り返して実行される前記競馬ゲームのうちの、任意に選択される競馬ゲームをボーナスゲームとし、
(b)前記ボーナスゲームでは、所定の条件を満たすゲーミングターミナルに対して参加資格を付与し、
(c)該ボーナスゲームに参加するゲーミングターミナルの各々に対して、出走する各競走馬のうちの一頭を割り当て、
(d)且つ、前記ボーナスゲームで勝利した競走馬に割り当てられたゲーミングターミナルに対して、前記ボーナスカウント値の一部或いは全部の賭け金をペイアウトするコントローラと、
を備えたことを特徴とするゲーミングマシン。
【請求項2】
前記競馬ゲームとは異なるサイドゲームを実行するサイドゲームデバイスを更に備え、
前記コントローラは、各前記ゲーミングターミナルのうち、競馬レースに参加しているゲーミングターミナルに対してのみ、同時に前記サイドゲームへの参加を許可し、且つ、前記ボーナスゲームが実行されている際には、該ボーナスゲームに参加していないゲーミングターミナルに対しても、前記サイドゲームへの参加を許可することを特徴とする請求項1に記載のゲーミングマシン。
【請求項3】
前記サイドゲームは、ボーナスゲームの実行時に、このボーナスゲームに参加していないゲーミングターミナルにて、このボーナスゲームに出走する競走馬のうちの勝利する競走馬を予想するゲームを含むことを特徴とする請求項2に記載のゲーミングマシン。
【請求項4】
複数の擬似的な競走馬にてレースを行い、各競走馬の着順に応じた配当を発生する競馬ゲームを繰り返して実行するゲーミングマシンにおいて、
前記各競走馬によるレースを表示するディスプレイと、
前記ディスプレイの周囲に設けられ、プレーヤが前記競馬ゲームに参加する複数のゲーミングターミナルと、
プレーヤが前記ゲーミングターミナルで競馬ゲームに参加する際にベットする賭け金の一部をボーナスカウント値として蓄積するカウンタと、
(a)繰り返して実行される前記競馬ゲームのうちの、任意に選択される競馬ゲームをボーナスゲームとし、
(b)前記ボーナスゲームでは、前記ボーナスゲームの一回前の競馬ゲームにベットしたゲーミングターミナルに対して参加資格を付与し、
(c)該ボーナスゲームに参加するゲーミングターミナルの各々に対して、出走する各競走馬のうちの一頭を割り当て、
(d)且つ、前記ボーナスゲームで勝利した競走馬に割り当てられたゲーミングターミナルに対して、前記ボーナスカウント値の一部或いは全部の賭け金をペイアウトするコントローラと、
を備えたことを特徴とするゲーミングマシン。
【請求項5】
前記競馬ゲームとは異なるサイドゲームを実行するサイドゲームデバイスを更に備え、
前記コントローラは、各前記ゲーミングターミナルのうち、競馬レースに参加しているゲーミングターミナルに対してのみ、同時に前記サイドゲームへの参加を許可し、且つ、前記ボーナスゲームが実行されている際には、該ボーナスゲームに参加していないゲーミングターミナルに対しても、前記サイドゲームへの参加を許可することを特徴とする請求項4に記載のゲーミングマシン。
【請求項6】
前記サイドゲームは、ボーナスゲームの実行時に、このボーナスゲームに参加していないゲーミングターミナルにて、このボーナスゲームに出走する競走馬のうちの勝利する競走馬を予想するゲームを含むことを特徴とする請求項5に記載のゲーミングマシン。
【請求項7】
前記コントローラは、前記ボーナスゲームの一回前の競馬ゲームにてベットしたゲーミングターミナルの数が、前記ボーナスゲームで出走する競走馬の数よりも多い場合には、前記ボーナスゲームの一回前の競馬ゲームでのベット数がより多いゲーミングターミナルに対して、前記ボーナスゲームへの参加資格を付与することを特徴とする請求項4に記載のゲーミングマシン。
【請求項8】
前記コントローラは、前記ボーナスゲームの一回前の競馬ゲームでのベット数が所定数以上であったゲーミングターミナルに対して、前記ボーナスゲームへの参加資格を付与することを特徴とする請求項4に記載のゲーミングマシン。
【請求項9】
複数の擬似的な競走馬にてレースを行い、各競走馬の着順に応じた配当を発生する競馬ゲームを繰り返して実行するゲーミングマシンにおいて、
前記各競走馬によるレースを表示するディスプレイと、
前記ディスプレイの周囲に設けられ、プレーヤが前記競馬ゲームに参加する複数のゲーミングターミナルと、
プレーヤが前記ゲーミングターミナルで競馬ゲームに参加する際にベットする賭け金の一部をボーナスカウント値として蓄積するカウンタと、
(a)繰り返して実行される前記競馬ゲームのうちの、任意に選択される競馬ゲームをボーナスゲームとし、
(b)前記ボーナスゲームでは、所定の条件を満たすゲーミングターミナルに対して参加資格を付与し、
(c)該ボーナスゲームに参加するゲーミングターミナルの各々に対して、出走する各競走馬のうちの一頭を割り当て、
(d)且つ、前記ボーナスゲームで所定の着順以内となった競走馬に割り当てられたゲーミングターミナルに対して、前記ボーナスカウント値の一部或いは全部の賭け金をペイアウトするコントローラと、
を備えたことを特徴とするゲーミングマシン。
【請求項10】
前記競馬ゲームとは異なるサイドゲームを実行するサイドゲームデバイスを更に備え、
前記コントローラは、各前記ゲーミングターミナルのうち、競馬レースに参加しているゲーミングターミナルに対してのみ、同時に前記サイドゲームへの参加を許可し、且つ、前記ボーナスゲームが実行されている際には、該ボーナスゲームに参加していないゲーミングターミナルに対しても、前記サイドゲームへの参加を許可することを特徴とする請求項9に記載のゲーミングマシン。
【請求項11】
前記サイドゲームは、ボーナスゲームの実行時に、このボーナスゲームに参加していないゲーミングターミナルにて、このボーナスゲームに出走する競走馬のうちの勝利する競走馬を予想するゲームを含むことを特徴とする請求項10に記載のゲーミングマシン。
【請求項12】
前記コントローラは、前記所定の着順以内となった競走馬に対し、着順が上位である程、より多くの賭け金をペイアウトするように設定することを特徴とする請求項9に記載のゲーミングマシン。
【請求項13】
複数の擬似的な競走馬にてレースを行い、各競走馬の着順に応じた配当を発生する競馬ゲームを繰り返して実行するゲーミングマシンを制御する制御方法において、
コントローラが、繰り返して実行される競馬ゲームをディスプレイに表示する段階と、
プレーヤがゲーミングターミナルで競馬ゲームに参加する際に、コントローラが、ゲーミングターミナルでベットされた賭け金の一部をボーナスカウント値としてカウンタに蓄積する段階と、
コントローラが、繰り返して実行される競馬ゲームのうちの、任意に選択される競馬ゲームをボーナスゲームとして設定する段階と、
コントローラが、複数の前記ゲーミングターミナルのうち、所定のゲーミングターミナルに前記ボーナスゲームへの参加資格を付与する段階と、
コントローラが、前記ボーナスゲームに参加するゲーミングターミナルの各々に対して、出走する各競争馬のうちの一頭を割り当てる段階と、
コントローラが、前記ボーナスゲームで勝利した競走馬に割り当てられたゲーミングターミナルに対して、前記ボーナスカウント値の一部或いは全部の賭け金をペイアウトする段階と、
を備えたことを特徴とするゲーミングマシンの制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2009−45322(P2009−45322A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−215808(P2007−215808)
【出願日】平成19年8月22日(2007.8.22)
【出願人】(598098526)アルゼ株式会社 (7,628)
【Fターム(参考)】