説明

ゲームシステム、携帯端末用サーバ、及びゲームサーバ

【課題】自動的に進行するゲームに対し、ユーザがゲーム端末を操作できない状態でも所望のタイミングでゲームの進行の制御を行うことを可能にする。
【解決手段】ゲームサーバ3と通信ネットワーク2を介して接続されたWebサーバ4は、通信ネットワーク6を介してユーザの携帯端末7と接続可能であり、携帯端末7に、ゲームサーバ3から取得したゲームの進行に関する情報を通知するゲーム進行情報提示部4011と、携帯端末7からゲーム停止要求を受信した場合に、ゲームサーバ3にゲームの実行停止命令を通知するゲーム停止要求部4012と、携帯端末7からゲームの精算要求を受信した場合に、ゲームサーバ3に精算処理の実行命令を通知する精算処理要求部4013と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームシステム、携帯端末用サーバ、及びゲームサーバに関する。
【背景技術】
【0002】
通信回線を介してゲームメーカー等のゲームサーバに接続することにより、パーソナルコンピュータやゲーム機等の端末に任意のソフトウェアプログラムを実行させることができるオンラインゲームが普及している。オンラインゲームでは、ユーザは自宅のゲーム機などから通信回線を介してゲームサーバに接続し、様々なゲームを楽しむことができる。このようなオンラインゲームでは、ユーザが端末を操作することによりゲームサーバ上でゲームが進行していく。
【0003】
一方、ユーザによる端末操作とは別に、ゲームサーバがプログラムにより自動的にゲームを進行させる機能を有するものがある。このようなゲームでは、ユーザが端末操作を行っていない間もゲームが進行するため、ユーザが知らないうちにゲームの進行状況がユーザにとって不利な状況になる場合もある。例えば、ゲームで所定の条件をクリアすることにより、勲章がもらえる、次のゲームステージへ進める、などの特典が与えられるゲームも多いが、せっかく条件をクリアできる段階までゲームポイントを獲得しても、自動進行により知らないうちにポイントを失っていたといった状況が起こりうる。このため、ユーザとしては外出時でもゲームの進行状況を常に確認したいという要望があった。
【0004】
特許文献1には、ゲーム装置が、ゲームプログラムに応じて、ゲーム装置に対するゲームプレーヤのゲーム入力に関係なくゲームを進行し、進行するゲーム内容の変化に応じてゲームプレーヤが予め登録した携帯端末に所定の通知を行うゲーム制御方法が記載されている。これにより、ユーザは、携帯端末を使ってゲームの進行状況を確認することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−325974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載されたゲームサーバは、携帯端末にゲームの進行状況に関し所定の通知を行うものの、ユーザは、外出先で携帯端末を用いて条件の良いタイミングでゲームを終了させて精算処理を行うことはできない。
【0007】
そこで、本発明の目的は、自動的に進行するゲームに対し、ユーザがゲーム端末を操作できない状態でもユーザが所望のタイミングでゲームの進行の制御を行うことが可能なゲームシステム、携帯端末用サーバ、及びゲームサーバを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るゲームシステムは、ゲームを実行するゲームサーバと、前記ゲームサーバに通信回線を介して接続されたゲーム端末とを備え、前記ゲーム端末を操作することにより前記ゲームを進行させることが可能なゲームシステムであって、前記ゲームサーバと前記通信回線を介して接続された携帯端末用サーバを備え、前記携帯端末用サーバは、前記通信回線を介して前記携帯端末と接続可能であり、前記携帯端末に、前記ゲームサーバから取得した前記ゲームの進行に関する情報を通知するゲーム進行情報提示部と、前記携帯端末からゲーム停止要求を受信した場合に、前記ゲームサーバに前記ゲームの実行停止命令を通知するゲーム停止要求部と、前記携帯端末から前記ゲームの精算要求を受信した場合に、前記ゲームサーバに精算処理の実行命令を通知する精算処理要求部と、を備え、前記ゲームサーバは、前記実行停止命令を受信したら、進行中の前記ゲームの実行を停止するゲーム停止部と、前記精算処理の実行命令を受信したら、前記ゲームの精算処理を実行する精算処理部と、を備えたものである。
【0009】
これにより、ゲームサーバが直近の操作状態に基づきゲームを自動的に進行させるオートプレイ状態でゲームを進行させている場合に、ユーザが外出中などでゲーム端末を操作できない状態でも、ユーザが携帯端末を用いて所望のタイミングでゲームを停止し、精算処理を行うことができるので、ユーザにとって有利な状況でゲームを終了させることができる。
【0010】
また、前記精算処理部は、前記精算処理の実行命令を受信して前記ゲームの精算処理を実行する場合には、前記ゲーム端末からの精算処理の実行命令は受け付けられないようにすることが望ましい。
これにより、精算処理が重複して行われてしまうことを防止できる。
【0011】
また、前記携帯端末用サーバは、前記携帯端末から停止した前記ゲームの再始動要求を受信した場合に、前記ゲームサーバに前記ゲームの再始動命令を通知するゲーム再始動要求部を備え、前記ゲームサーバは、前記再始動命令を受信したら、停止した前記ゲームを再始動するゲーム再始動部を備えることが望ましい。
これにより、ユーザがゲームを停止した後で、精算処理を行わずにゲームを再始動させたいと考えた場合にも携帯端末を用いて操作を行うことができる。
【0012】
また、前記携帯端末用サーバは、前記ユーザが保有する、前記ゲームの精算の際に利用可能なサービスアイテムを提示するアイテム提示部と、前記アイテム提示部が提示したサービスアイテムの中から、前記ユーザが前記携帯端末の操作により選択したサービスアイテムを前記精算処理要求部に通知するアイテム選択部と、を備え、前記精算処理要求部は、前記ゲームサーバに精算処理の実行命令と共に前記選択されたサービスアイテムを通知し、前記精算処理部は、前記選択されたサービスアイテムを使用した精算処理を実行することが望ましい。
これにより、ユーザは携帯端末7からでも、自分の保有するアイテムを確認し精算処理の際に利用することができる。
【0013】
また、前記ゲームサーバは、前記ゲーム端末と前記ゲームサーバまたは他のゲーム端末との間で送受信されたメールの情報を前記携帯端末用サーバに通知するメール情報通知部を備え、前記携帯端末用サーバは、前記携帯端末から前記メールを閲覧可能にすると共に、前記ゲームサーバまたは前記他のゲーム端末へのメールの送信を可能とするメール送受信部を備えることが望ましい。
これにより、ユーザは携帯端末7からでもゲームサーバや他のユーザとの間でやり取りされたメールの閲覧や、メールの送信を行うことができる。
【0014】
また、前記ゲームはパチンコまたはパチスロのシミュレーションゲームであり、ゲームサーバは、前記ゲームを自動で進行する機能を有するものとすることができる。
【0015】
本発明に係る携帯端末用サーバは、ゲーム端末の操作に基づいてゲームを実行するゲームサーバ、及び携帯端末と通信回線を介して接続され、前記携帯端末に、前記ゲームサーバから取得した前記ゲームの進行に関する情報を通知するゲーム進行情報提示部と、前記携帯端末からゲーム停止要求を受信した場合に、前記ゲームサーバに前記ゲームの実行停止命令を通知するゲーム停止要求部と、前記携帯端末から前記ゲームの精算要求を受信した場合に、前記ゲームサーバに精算処理の実行命令を通知する精算処理要求部と、を備えたものである。
【0016】
これにより、ゲームサーバが直近の操作状態に基づきゲームを自動的に進行させるオートプレイ状態でゲームを進行させている場合に、ユーザが外出中などでゲーム端末を操作できない状態でも、ユーザが携帯端末を用いて所望のタイミングでゲームを停止し、精算処理を行うことができるので、ユーザにとって有利な状況でゲームを終了させることができる。
【0017】
本発明に係るゲームサーバは、ゲーム端末の操作に基づいてゲームを実行するゲームサーバであって、携帯端末と通信回線を介して接続された携帯端末用サーバと、通信回線を介して接続され、前記携帯端末用サーバから、前記携帯端末からのゲーム停止要求に基づいて通知される実行停止命令を受信したら、進行中の前記ゲームの実行を停止するゲーム停止部と、前記携帯端末用サーバから、前記携帯端末からの精算要求に基づいて通知される精算処理の実行命令を受信したら、前記ゲームの精算処理を実行する精算処理部と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、自動的に進行するゲームに対し、ユーザがゲーム端末を操作できない状態でもユーザが所望のタイミングでゲームの進行の制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施形態によるゲームシステムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態によるゲームサーバの機能ブロックを示す図である。
【図3】本発明の実施形態によるWebサーバの機能ブロックを示す図である。
【図4】本発明の実施形態による携帯端末における画面の表示例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態による携帯端末における画面の表示例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態によるゲームシステムの動作のフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態による携帯端末における画面の表示例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態による携帯端末における画面の表示例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態によるゲーム端末における画面の表示例を示す図である。
【図10】本発明の実施形態による携帯端末における画面の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次に、本発明を実施するための最良の形態として、パーソナルコンピュータに、ゲームサーバからネットワークを介して本発明に係るプログラムをダウンロードすることにより、遊技場等に設置される遊技機(パチスロ)の動作をシミュレーションする場合を例示する。ただし、以下の実施形態は本発明の適応例に過ぎず、本発明は実施形態に限定されず種々に変更して適用することが可能である。
【0021】
図1は、実施形態によるゲームシステム1の構成を示す図である。図に示すように、ゲームシステム1は、通信ネットワーク2を介して接続された、ゲームサーバ3、Webサーバ(携帯端末用サーバ)4、ゲーム端末5を備えている。また、Webサーバ4は、通信ネットワーク6を介して携帯端末7と接続可能である。
【0022】
通信ネットワーク2は、インターネット、LAN、専用線、パケット通信網、電話回線、企業内ネットワーク、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。また、通信ネットワーク6は、携帯電話回線網等である。
【0023】
ゲームサーバ3は、CPU301、ROM302、RAM303、通信インタフェース(I/F)304、ハードディスク装置(HD)305を備えている。ゲームサーバ3は、ROM302やHD305などの記憶装置からRAM303に読み込まれた各種制御プログラムをCPU301において実行することにより、ゲームサーバ3の各部を中枢的に制御する。また、ゲームサーバ3の記憶装置には、ゲーム端末5に供給するゲームプログラムが格納されている。かかるゲームプログラムについては、I/F304及び通信ネットワーク2を介してゲーム端末5に送信することができる。
【0024】
Webサーバ4は、CPU401、ROM402、RAM403、通信インタフェース(I/F)404、ハードディスク装置(HD)405を備えている。Webサーバ4は、ROM402やHD405などの記憶装置からRAM403に読み込まれた各種制御プログラムをCPU401において実行することにより、Webサーバ4の各部を中枢的に制御する。また、Webサーバ4の記憶装置には、携帯端末7に供給するHTMLファイルが格納されている。かかるHTMLファイルについては、I/F404及び通信ネットワーク6を介して携帯端末7に送信することができる。また、Webサーバ4はI/F404及び通信ネットワーク2を介してゲームサーバ3に送信することができる。
【0025】
ゲーム端末5は、制御装置51、表示装置52、操作入力装置53を備えている。ゲーム端末5は、パーソナルコンピュータの他、例えば家庭用ゲーム機などであってもよい。ユーザは、ゲーム端末5を操作することにより、通信ネットワーク2を介してゲームサーバ3に接続し、ゲームサーバ3が実行するゲームのプレイを行うことができる。
【0026】
制御装置51は、CPU、ROM、RAM、通信インタフェース(I/F)、ハードディスク装置(HD)を備えている。ゲーム端末5は、ROMやHDなどの記憶装置からRAMに読み込まれた各種制御プログラムをCPUにおいて実行することにより、ゲーム端末5の各部を中枢的に制御する。
【0027】
表示装置52は、CRTや液晶パネルなどから構成され、ゲームサーバ3から提供される画像を表示する。
【0028】
操作入力装置53は、キーボード、マウス等であり、ユーザによって操作入力装置53が操作されることにより、ゲームが進行する。
【0029】
携帯端末7は、制御装置71、表示装置72、操作入力装置73を備えている。携帯端末7は、携帯型ゲーム機、携帯電話、PDA等であり、ユーザが携帯して取り扱うことのできる小型の情報機器であればこれらに限られない。ユーザは、携帯端末7を操作することにより、通信ネットワーク6を介してWebサーバ4に接続し、ゲームサーバ3が実行するゲームの進行状況に関する情報を得ることがきる。また、後述するように、自動進行中のゲームを停止させ、精算処理を行うことができるが、携帯端末7の操作によりゲームのプレイを行うことはできない。
【0030】
制御装置71は、CPU、ROM、RAM、通信インタフェース(I/F)、ハードディスク装置(HD)を備え、ROMやHDなどの記憶装置からRAMに読み込まれた各種制御プログラムをCPUにおいて実行することにより、携帯端末7の各部を中枢的に制御する。
【0031】
表示装置72は、CRTや液晶パネルなどから構成され、Webサーバ4から提供される画像を表示する。操作入力装置73は、キーボード、タッチパネル等であり、ユーザによって操作入力装置73が操作されることにより、各種機能が実現される。
【0032】
図2は、ゲームサーバ3のCPU301がRAM303に読み込まれた各種制御プログラムをCPU301において実行することにより実現される機能ブロックを示す図である。図2に示すように、ゲームサーバ3は、ゲーム実行部3011、ゲーム停止部3012、精算処理部3013、ゲーム再始動部3014、メール情報通知部3015を備えている。
【0033】
ゲーム実行部3011は、ゲーム端末5から受信する各種の操作信号に応答することにより、任意のゲーム、例えば、パチスロのシミュレーションゲームを実行する。
【0034】
パチスロのシミュレーションゲームでは、ゲームサーバ3は、操作入力装置53からの「コイン投入」に相当する操作を受け、投入されたコイン数が所定の値(例えば3枚)に達して場合にはゲーム開始が可能な状態となる。次に、操作入力装置53からの「リールの回転開始」に相当する操作を受けると、所定範囲(例えば0〜65535)の乱数を発生させ、発生した乱数の数値と入賞役との対応関係に従って抽選結果(当選の有無及び当選の場合の入賞役の種類)を決定する。そして、決定された抽選結果がいずれかの入賞役の当選である場合には、当選した入賞役に応じた演出画像の表示やリール画像の停止動作を行う。
【0035】
リール画像の停止動作が完了すると、ゲームサーバ3は、獲得コイン数を成立した入賞役に応じたコイン数だけ増分して更新する処理を行うとともに、成立した入賞役に応じた演出を表示装置52に表示する。成立した入賞役が「BB」(有効ライン上に「赤セブン」又は「白セブン」が並んだときに成立する入賞役)や「RB」(有効ライン上に「BAR」が並んだときに成立する入賞役)などの特別役である場合には、次回以降の所定回数の遊技処理において入賞役の種類や当選確率或いは入賞役の成立時に増分される獲得コイン数が変更された特別遊技処理を実行する。
【0036】
なお、本実施形態では、ゲーム実行部3011で実行されるゲームとしてパチスロのシミュレーションゲームを例にあげたが、ゲームの内容をこれに限られず例えばパチンコのシミュレーションゲームであってもよい。
【0037】
さらに、ゲーム実行部3011で実行されるゲームは、以下の条件を満たすものであればゲームの内容は限定されない。まず、ユーザがゲーム実行部3011で実行されるゲームを行うためには、ユーザIDとパスワードによる認証が必要である。また、ゲームの結果に応じてゲームポイントが与えられる。ゲーム終了時に精算処理を行うことにより、ゲーム終了時点でのゲームポイントが次回のゲーム開始時のユーザの所有ポイントとなる。さらに、このゲームポイントは、ゲームの開始時と終了時において結果的に同一となっても、ゲームの途中では変動している可能性がある。また、ユーザがゲーム端末5の操作によってオートプレイ機能(ゲームサーバが直近の操作状態に基づきゲームを自動的に進行させる機能)を選択することにより、ゲームをオートプレイで実行することができる。
【0038】
本実施形態では、ゲームサーバ3のゲーム実行部3011は、ユーザがゲーム端末5の操作によってオートプレイ機能が選択されると、ユーザが保有するコインが自動的に投入され、続いて抽選(リール回転)が実行され、抽選結果に応じたコイン数の増減処理等が行われる。ユーザがプレイの停止操作を行わない限り一連の遊技のシミュレーションが繰り返される。
【0039】
ゲーム停止部3012は、Webサーバ4から、携帯端末7からのゲーム停止要求に基づいて通知される実行停止命令を受信したら、進行中のシミュレーションゲームの実行を停止する機能を有する。
【0040】
精算処理部3013は、Webサーバ4から、携帯端末7からの精算要求に基づいて通知される精算処理の実行命令を受信したら、ゲームの精算処理を実行する機能を有する。
【0041】
ゲーム再始動部3014は、Webサーバ4から、携帯端末7からの停止したゲームの再始動要求に基づいて通知される再始動命令を受信したら、停止したゲームを再始動させる機能を有する。
【0042】
メール情報通知部3015は、ゲームサーバ3のメール送受信手段(図示せず)を用いてゲーム端末5とゲームサーバ3の間で送受信されたメールの情報、またはゲーム端末5間で送受信されたメールの情報をWebサーバ4に通知する機能を有する。
【0043】
図3は、Webサーバ4のCPU401がRAM403に読み込まれた各種制御プログラムをCPU401において実行することにより実現される機能ブロックを示す図である。図に示すように、Webサーバ4は、ゲーム進行情報提示部4011、ゲーム停止要求部4012、精算処理要求部4013、ゲーム再始動要求部4014、アイテム提示部4015、アイテム選択部4016、メール送受信部4017を備えている。
【0044】
ゲーム進行情報提示部4011は、ゲームサーバ3から取得したゲームの進行に関する情報を携帯端末7に通知する機能を有する。ゲームの進行に関する情報は、携帯端末7の表示装置72に表示される。例えば、図4(A)〜(D)に示すような画面が表示装置72に表示される。
【0045】
図4(A)はゲームが進行中である場合に表示される画面例である。上述したように、本実施形態では、ゲームサーバ3はオートプレイ機能を実行することができる。例えばユーザがゲーム端末5の操作によりオートプレイ機能によるゲームプレイを選択しておいて外出した場合、ユーザは外出先から携帯端末7を利用してゲームの進行状況を確認することができる。図4(A)は、このような状況で進行中のゲームの情報を確認する場合に表示される画面例を示している。図に示すように、利用中の仮想店舗(ネットワークゲーム上の店舗)の情報や、使用中の仮想遊技機の台情報、現在の差枚数(持ちコイン数と引継ぎ枚数の合計から投資枚数を引いたもの)の情報等が表示される。なお、携帯端末7においてゲーム進行状況を確認している間にもゲームは進行中のため、「更新する」ボタンをクリックすることにより最新の情報を表示させることが可能となる。
【0046】
また、図4(B)〜(D)は、それぞれ「BB」、「RB」、「AT」の入賞役の成立時に表示される画面例を示している。ユーザは、このように携帯端末7の画面上でゲームの状況を確認し、後述するように、所望のタイミングでゲームを停止させることができる。
【0047】
ゲーム停止要求部4012は、携帯端末7からゲーム停止要求を受信した場合に、ゲームサーバ3にゲームの実行停止命令を通知する機能を有する。ユーザは携帯端末7の画面上でゲームの進行状況を確認した上で、所望のタイミングでゲームを終了させることができる。ユーザが携帯端末7を介してゲーム停止要求の操作を行うと、ゲーム停止要求部4012はゲームサーバ3にゲームの実行停止命令を通知し、ゲームサーバ3においてオートプレイ機能で進行されているゲームが停止される。
【0048】
精算処理要求部4013は、携帯端末7からゲームの精算要求を受信した場合に、ゲームサーバ3に精算処理の実行命令を通知する機能を有する。ユーザは、携帯端末7を介してオートプレイで進行中のゲームを停止した後、携帯端末7を用いてゲームの精算処理を行うことができる。
【0049】
ゲーム再始動要求部4014は、携帯端末7から停止したゲームの再始動要求を受信した場合に、ゲームサーバ3にゲームの再始動命令を通知する機能を有する。ユーザは、携帯端末7を用いてゲームの進行を停止した後、同様に携帯端末7の操作により停止したゲームを再開させることができる。
【0050】
アイテム提示部4015は、ユーザが保有する、ゲームの精算の際に利用可能なサービスアイテムを提示する機能を有する。ここでアイテムとは、ユーザがゲームメーカーのサイト上で購入した、サイト上で特定のサービスを受けられる権利や、使用できるアバター等である。例えば「5000枚勲章券」というアイテムの場合、通常はパチスロのゲームにより獲得したコイン数が10000枚で勲章がもらえるところ、精算時に「5000枚勲章券」を使用すれば、コイン数が5000枚で勲章をもらうことができる。ユーザが保有するアイテムの情報は、表示する際にゲームサーバ3から取得するようにしても良いし、Webサーバ4の記憶装置に記憶しておくようにしても良い。
【0051】
なお、アイテム提示部4015によるアイテム一覧提示は、携帯端末7のメニュー画面においてユーザが「アイテム一覧」を選択することによりアイテム一覧が表示される場合と、後述するリモート精算の精算確認画面においてリストボックスにアイテム一覧が表示される場合がある。
【0052】
アイテム選択部4016は、アイテム提示部4015が提示したサービスアイテムの中から、ユーザが携帯端末7の操作により選択したサービスアイテムを精算処理要求部4013に通知する機能を有する。ユーザは、リモート精算の精算確認画面においてリストボックスに表示されたアイテム一覧の中から、所望のアイテムを選択することができる。選択したアイテムによるサービス内容は後述する精算処理に反映される。
【0053】
メール送受信部4017は、携帯端末7からメールを閲覧可能にすると共に、ゲームサーバ3または他のゲーム端末5へのメールの送信を可能とする。ユーザは、携帯端末7を用いて、ゲームサーバ3のメール送受信手段を用いてゲーム端末5とゲームサーバ3の間で送受信されたメールの情報、または他のユーザのゲーム端末5との間で送受信されたメールの情報を閲覧することができる。
【0054】
図5(A)は、携帯端末7に表示されるメール機能のトップ画面の例である。ユーザがこの画面上でメールの閲覧(受信箱)を選択すると、図5(B)に示すような画面が表示され、ゲームサーバ3のメール情報通知部3015からWebサーバ4に通知された、ゲーム端末5とゲームサーバ3の間で送受信されたメールや他のユーザのゲーム端末5との間で送受信されたメールを閲覧することができる。ネットワークゲームでは、複数のユーザがチームを組んでチーム戦でコインの獲得枚数等を争うことも可能である。その場合、チームを構成するメンバー同士で自己のコイン獲得数の状況などを連絡しあうことがある。このようなメンバー間での連絡メールは各々のユーザのゲーム端末5間でゲームサーバ3を介して行われるが、本実施形態ではやり取りされるメールを携帯端末7でも確認することができる。
【0055】
さらに、図5(A)の画面上でユーザが「ミニメール作成」を選択すると、図5(C)に示すような画面が表示され、ユーザは他ユーザへメールを送信することもできる。図5(C)の画面上で送信先や本文を入力し、「確認」をクリックすることにより図5(D)に示すような画面が表示される。図5(D)の画面上で「送信」をクリックすることによりメールが送信されず5(E)に示すような送信完了画面が表示される。
【0056】
次に、図6のフローチャートを用いて、本実施形態によるゲームシステム1の動作について説明する。ここでは、前提となる状況として、ゲーム端末5がゲームサーバ3に接続しており、ゲームがオートプレイ機能により自動進行中であるものとし、ユーザが携帯端末7を用いてゲーム停止及び精算処理を行う場合の動作について説明する。
【0057】
まず、ユーザが携帯端末7を操作することにより、携帯端末7からWebサーバ4にアクセスする(ステップS1)。Webサーバ4は、携帯端末7にログイン画面を提示するhtmlファイルを送信する(ステップS2)。図7(A)は、携帯端末7の表示装置72に表示されるログイン画面の例である。このログイン画面においてユーザが操作入力装置73を用いてID、パスワードを入力し、ログインボタンをクリックすると(ステップS3)、Webサーバ4においてログイン処理が実行され(ステップS4)、携帯端末7に図7(B)に示すようなメインメニュー画面が表示される(ステップS5)。
【0058】
ユーザは、メインメニュー画面上で利用したいサービスへのリンクをクリックする。例えば、ユーザが「出玉チェック」を選択すると、オートプレイ機能で進行中のゲームの状況を確認することができる。すなわち、Webサーバ4のゲーム進行情報提示部4011がゲームサーバ3からゲームの進行に関する情報を取得し、携帯端末7の表示装置72に図4(A)〜(D)に示すような画面が表示される。上述したように、ユーザはこの画面上でゲームの進行状況を確認し、ゲームを停止するか否かを判断することができる。
【0059】
また、ユーザが「アイテム一覧」を選択すると、ユーザが保有するアイテム一覧を閲覧することができる。すなわち、Webサーバ4のアイテム提示部4015が、ユーザが保有するサービスアイテムを提示し、携帯端末7の表示装置72に図7(C)に示すような画面が表示される。
【0060】
また、ユーザが「ミニメール」を選択すると、メール送受信部4017によって図5(A)に示すメール機能のトップ画面が携帯端末7に表示される。「アプリ情報」または「イベント情報」を選択すると、Webサーバ4から携帯端末7へゲームアプリケーションやゲームメーカーが開催するイベントの情報を表示するhtmlファイルが送信され、携帯端末7の表示装置72に表示される。
【0061】
また、「設定枚数のお知らせ」を選択すると、ユーザが保有するコインの枚数が所定の上限値以上または下限値以下になったことを携帯端末7に通知するサービスを設定登録するための画面が表示される。ユーザは表示された画面上でコイン数の上限値及び下限値を設定することができる。
【0062】
ユーザがメインメニュー画面において、「リモート精算」を選択すると(ステップS6)、Webサーバ4から携帯端末7へリモート精算に関する注意事項を表示するhtmlファイルが送信され(ステップS7)、携帯端末7の表示装置72に図8(A)に示すような画面が表示される。
【0063】
ユーザが図8(A)の画面上で「アプリ停止」をクリックすると、Webサーバ4にゲーム停止要求が送信される(ステップS8)。
【0064】
次に、Webサーバ4のゲーム停止要求部4012は、ゲームサーバ3にゲームの実行停止命令を通知する(ステップS9)。
【0065】
ゲームサーバ3のゲーム停止部3012は、Webサーバ4から、ゲームの実行停止命令を受信したら、オートプレイ機能で進行中のゲームの実行を停止する(ステップS10)。
【0066】
Webサーバ4は、ゲームサーバ3におけるゲームの停止を確認したら、携帯端末7へ精算確認画面を表示するhtmlファイルを送信する(ステップS11)。携帯端末7の表示装置72には図8(B)に示すような画面が表示される。精算確認画面では、現時点でのコインの差枚数、持ちコイン数、投資枚数、引継ぎ枚数等が表示される。また、現在所有しているゲームポイント(ドルバ)、精算後のゲームポイント(今回のゲームで得られたポイント)、精算後の合計ポイント等が表示される。また、Webサーバ4のアイテム提示部4015によってリストボックス内にユーザが保有するアイテム一覧が表示される。
【0067】
ユーザがリストボックスから所望のアイテムを選択した場合には(ステップS12:YES)、Webサーバ4のアイテム選択部4016に選択したアイテムが通知される(ステップS13)、アイテム選択部4016は、選択されたアイテムを精算処理要求部4013に通知する(ステップS14)。
【0068】
ユーザが携帯端末7の精算確認画面上で「精算する」ボタンをクリックしたら(ステップS15:YES)、Webサーバ4にゲームの精算要求が送信される(ステップS16)。
【0069】
Webサーバ4の精算処理要求部4013は、ゲームサーバ3に精算処理の実行命令を通知する(ステップS17)。この時ユーザによってアイテムが選択されている場合には、選択されたアイテムも共にゲームサーバ3に通知する。
【0070】
ゲームサーバ3の精算処理部3013は、Webサーバ4から精算処理の実行命令を受信したら、ゲームの精算処理を実行する(ステップS18)。精算処理部3013は、ゲームが停止された時点での状況に基づいてゲームポイントの精算処理を行う。この時ユーザによってアイテムが選択されている場合には、選択されたアイテムのサービス内容を反映した精算処理を行う。例えば、精算時のコイン枚数によって勲章が獲得できた場合には、勲章の数を加算する処理も行う。また、精算処理部3013は、携帯端末7からの要求に基づく精算処理中には、ゲーム端末5からの精算処理の実行命令は受け付けられないようにしている。
【0071】
Webサーバ4は、ゲームサーバ3における精算処理の終了を確認したら、携帯端末7へ精算完了画面を表示するhtmlファイルを送信する(ステップS19)。携帯端末7の表示装置72には図9(C)に示すような画面が表示される(ステップS20)。今回の精算によって勲章などを確認した場合には、その情報が表示される。
【0072】
一方、ユーザが、一度ゲームを停止したものの、精算せずにゲームを再開させたいと考えた場合には、携帯端末7の精算確認画面上で「プレイ復帰」をクリックすると(ステップS21:YES)、Webサーバ4にゲームの再始動要求が送信される(ステップS22)。
【0073】
Webサーバ4のゲーム再始動要求部4014は、ゲームサーバ3にゲームの再始動命令を通知する(ステップS23)。
【0074】
ゲームサーバ3のゲーム再始動部3014は、Webサーバ4から、再始動命令を受信したら、停止したゲームを再始動させる(ステップS24)。
【0075】
なお、携帯端末7からWebサーバ4へのゲーム停止要求に基づいて、Webサーバ4からゲームサーバ3へ実行停止命令が通知されると、ゲームが再始動されるまでは、ゲーム端末5の表示装置52に、図9に示すようなコメントボックスが表示される。このコメントボックスが表示されている間、ゲーム端末5からの精算処理は行うことができず、精算処理部3013は、Webサーバ4からの精算要求のみを受け付ける。
【0076】
また、携帯端末7からWebサーバ4へのゲーム停止要求に基づいてWebサーバ4からゲームサーバ3へ実行停止命令が通知されてから、精算要求もゲーム再始動要求も送信されずに一定時間が経過すると、ゲームサーバ3は自動的にゲームを再始動させる。ゲームサーバ3によってゲームが再始動された状態で、ユーザが図8(B)の画面上にて「精算する」ボタンをクリックすると、図10(A)に示すようなタイムアウト画面が表示される。ユーザは再度ゲームを停止したい場合には、図10(A)に示す画面上にて「アプリ停止」をクリックすることにより、ゲームを再停止させることができる。
【0077】
また、ユーザが携帯端末7において「アプリ停止」の操作を行った際、ゲームの状況がスロットリールの回転中などで、すぐにはゲームを停止できない場合には、図10(B)に示すような画面がWebサーバ4によって携帯端末7の表示装置72に表示される。ユーザがこの画面上で「更新」ボタンをクリックすることにより、再度ゲームの進行状況を確認し、停止可能な状況であればゲーム停止部3012によってゲーム停止処理が実行され、図8(B)に示す精算確認画面に移行する。
【0078】
また、携帯端末7からの要求によるゲーム停止中は、ゲーム端末5の表示装置52に図9に示すようなコメントボックスが表示されるが、ゲーム端末5においてコメントボックスが閉じられた場合、Webサーバ4によって携帯端末7の表示装置72に図10(C)に示すエラー画面が表示される。この画面が表示された場合には、ユーザはこの画面上で再度「アプリ停止」をクリックし、ゲームサーバ3にゲームの停止処理を実行させる。
【0079】
以上のように、本実施形態によれば、オートプレイ機能で自動的にゲームを進行させている場合に、ユーザが外出中などでゲーム端末5を操作できない状態でも、携帯端末7の操作によりユーザが所望のタイミングでゲームを停止し、精算処理を行うことができるので、ユーザにとって有利な状況でゲームを終了させることができる。
【0080】
また、精算処理部3013は、携帯端末7からの要求に基づく精算処理中には、ゲーム端末5からの精算処理の実行命令は受け付けられないようにしているので、精算処理が重複して行われてしまうことを防止できる。
【0081】
また、携帯端末7の精算確認画面上で「プレイ復帰」をクリックすることにより、Webサーバ4にゲームの再始動要求が送信され、停止したゲームを再始動させることもできるので、ユーザがゲームを停止した後で、精算処理を行わずにゲームを再始動させたいと考えた場合にも、携帯端末7から操作を行うことができる。
【0082】
また、携帯端末7精算確認画面では、Webサーバ4のアイテム提示部4015によってリストボックス内にユーザが保有するアイテム一覧が表示され、所望のアイテムが選択できるようになっているので、ユーザは携帯端末7からでも、自分の保有するアイテムを確認し精算処理の際に利用することができる。
【0083】
また、メール送受信部4017携帯端末7からメールを閲覧可能にすると共に、ゲームサーバ3または他のゲーム端末5へのメールの送信も可能である。
【符号の説明】
【0084】
1 ゲームシステム、2 通信ネットワーク、3 ゲームサーバ、4 Webサーバ、5 ゲーム端末、6 通信ネットワーク、7 携帯端末、51 制御装置、52 表示装置、53 操作入力装置、71 制御装置、72 表示装置、73 操作入力装置、301 CPU、302 ROM、303 RAM、304 通信インタフェース(I/F)、305 ハードディスク装置(HD)、401 CPU、402 ROM、403 RAM、404 通信インタフェース(I/F)、405 ハードディスク装置(HD)、3011 ゲーム実行部、3012 ゲーム停止部、3013 精算処理部、3014 ゲーム再始動部、3015 メール情報通知部、4011 ゲーム進行情報提示部、4012 ゲーム停止要求部、4013 精算処理要求部、4014 ゲーム再始動要求部、4015 アイテム提示部、4016 アイテム選択部、4017 メール送受信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲームを実行するゲームサーバと、前記ゲームサーバに通信回線を介して接続されたゲーム端末とを備え、前記ゲーム端末を操作することにより前記ゲームを進行させることが可能なゲームシステムであって、
前記ゲームサーバと前記通信回線を介して接続された携帯端末用サーバを備え、
前記携帯端末用サーバは、前記通信回線を介して携帯端末と接続可能であり、
前記携帯端末に、前記ゲームサーバから取得した前記ゲームの進行に関する情報を通知するゲーム進行情報提示部と、
前記携帯端末からゲーム停止要求を受信した場合に、前記ゲームサーバに前記ゲームの実行停止命令を通知するゲーム停止要求部と、
前記携帯端末から前記ゲームの精算要求を受信した場合に、前記ゲームサーバに精算処理の実行命令を通知する精算処理要求部と、を備え、
前記ゲームサーバは、
前記実行停止命令を受信したら、進行中の前記ゲームの実行を停止するゲーム停止部と、
前記精算処理の実行命令を受信したら、前記ゲームの精算処理を実行する精算処理部と、
を備えたことを特徴とするゲームシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のゲームシステムであって、
前記精算処理部は、前記精算処理の実行命令を受信して前記ゲームの精算処理を実行する場合には、前記ゲーム端末からの精算処理の実行命令は受け付けられないようにすることを特徴とするゲームシステム。
【請求項3】
請求項1に記載のゲームシステムであって、
前記携帯端末用サーバは、
前記携帯端末から停止した前記ゲームの再始動要求を受信した場合に、前記ゲームサーバに前記ゲームの再始動命令を通知するゲーム再始動要求部を備え、
前記ゲームサーバは、
前記再始動命令を受信したら、停止した前記ゲームを再始動するゲーム再始動部を備えたことを特徴とするゲームシステム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載のゲームシステムであって、
前記携帯端末用サーバは、
前記ユーザが保有する、前記ゲームの精算の際に利用可能なサービスアイテムを提示するアイテム提示部と、
前記アイテム提示部が提示したサービスアイテムの中から、前記ユーザが前記携帯端末の操作により選択したサービスアイテムを前記精算処理要求部に通知するアイテム選択部と、を備え、
前記精算処理要求部は、前記ゲームサーバに精算処理の実行命令と共に前記選択されたサービスアイテムを通知し、
前記精算処理部は、前記選択されたサービスアイテムを使用した精算処理を実行することを特徴とするゲームシステム。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載のゲームシステムであって、
前記ゲームサーバは、
前記ゲーム端末と前記ゲームサーバまたは他のゲーム端末との間で送受信されたメールの情報を前記携帯端末用サーバに通知するメール情報通知部を備え、
前記携帯端末用サーバは、
前記携帯端末から前記メールを閲覧可能にすると共に、前記ゲームサーバまたは前記他のゲーム端末へのメールの送信を可能とするメール送受信部を備えたことを特徴とするゲームシステム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載のゲームシステムであって、
前記ゲームはパチンコまたはパチスロのシミュレーションゲームであり、
前記ゲームサーバは、前記ゲームを自動で進行する機能を有することを特徴とするゲームシステム。
【請求項7】
ゲーム端末の操作に基づいてゲームを実行するゲームサーバ、及び携帯端末と通信回線を介して接続され、
前記携帯端末に、前記ゲームサーバから取得した前記ゲームの進行に関する情報を通知するゲーム進行情報提示部と、
前記携帯端末からゲーム停止要求を受信した場合に、前記ゲームサーバに前記ゲームの実行停止命令を通知するゲーム停止要求部と、
前記携帯端末から前記ゲームの精算要求を受信した場合に、前記ゲームサーバに精算処理の実行命令を通知する精算処理要求部と、を備えたことを特徴とする携帯端末用サーバ。
【請求項8】
ゲーム端末の操作に基づいてゲームを実行するゲームサーバであって、
携帯端末と通信回線を介して接続された携帯端末用サーバと、前記通信回線を介して接続され、
前記携帯端末用サーバから、前記携帯端末からのゲーム停止要求に基づいて通知される実行停止命令を受信したら、進行中の前記ゲームの実行を停止するゲーム停止部と、
前記携帯端末用サーバから、前記携帯端末からの精算要求に基づいて通知される精算処理の実行命令を受信したら、前記ゲームの精算処理を実行する精算処理部と、を備えたことを特徴とするゲームサーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図6】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−78634(P2011−78634A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−234381(P2009−234381)
【出願日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【出願人】(500265914)株式会社サミーネットワークス (17)
【Fターム(参考)】